JP5485720B2 - 難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープ - Google Patents

難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープ Download PDF

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Description

本発明は、難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープに関し、特に、優れた難燃性と粘着特性を両立することができ、電気・電子部品、OA機器、家電、車両、航空機、船舶、建材等の各分野における部品の接合や接着用途に有用である難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープ類に関する。
近年、電気・電子部品の業界において使用される電気・電子部品には従前よりもより高い難燃性が要求されている。これは、電気・電子機器の高集積化や高性能化に伴い、機器内部の蓄熱量が増加し火災の未然防止を図る必要が生じているからである。具体的には、これまで電気絶縁用粘着テープの難燃性規格としては、基材面に接炎することにより評価されるUL510規格に適合することが求められていたが、昨今では、粘着層面に接炎することにより評価されるUL94規格に適合することが求められている。この高い難燃性を実現するためにベースポリマーにハロゲン系難燃剤のみを添加する方法、ハロゲン系難燃剤と酸化アンチモンを併用する方法、ベースポリマーに官能基としてハロゲン基を導入する方法等により行われていることが一般的であった。
しかし、ハロゲン系難燃剤や酸化アンチモンを使用した場合には燃焼時にハロゲン化水素やハロゲン化アンチモン等の毒性の高いガスが発生することが知られており、環境保護の観点からRoHS指令、WEEE指令等において、ハロゲン系難燃剤や酸化アンチモン等に関し規制がなされている。このため、いわゆるノンハロゲン化やノンアンチモン化と呼ばれる難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を使用した難燃性粘着テープの開発が盛んに行われている。
このような状況下で、リン酸エステル系難燃剤を使用した難燃性粘着剤組成物やこの組成物を用いた難燃性粘着テープが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一般にリン酸エステル系難燃剤のみを使用してハロゲン系難燃剤と同程度の難燃性を得るためには、ハロゲン系難燃剤よりも多量に配合する必要がある。しかしリン酸エステル系難燃剤の含有量を多くするとリン酸エステル系難燃剤が粘着層表面に析出してくるため、粘着特性や機械的特性を損なうという問題が生じている。
リン酸エステル系難燃剤の粘着層表面への析出を防止するための方法として、アクリル系粘着剤とリン酸エステル系難燃剤の双方に対して相溶性を有する芳香族粘着付与樹脂を添加する方法(特許文献2参照)、特定の窒素含有リン酸塩化合物を添加する方法(特許文献3参照)等を挙げることができる。
しかしながら前者においては、粘着シートに加工した直後は確かにリン酸エステル系難燃剤の粘着層表面への析出を防止する効果は見られるものの、経時(例えば、40℃の温度雰囲気下で1ヶ月)により粘着層表面にリン酸エステル系難燃剤が析出し、粘着特性を維持できないという欠点がある。このため、粘着特性を維持するためには、リン酸エステル系難燃剤の配合量を減らさざるを得ず得られる難燃性としてはUL510の規格には適合するものの、UL94規格に適合できないという欠点がある。
後者においては、イオン性化合物であるリン酸塩化合物を添加するため電気絶縁性が低下するという欠点がある。
一方、ハロゲン系難燃剤や酸化アンチモンを使用しない別の方法として、ホスファゼン系難燃剤を使用した難燃性粘着樹脂組成物やこの組成物を用いた難燃性粘着テープも提案されている(特許文献4参照)。
この場合においても、ホスファゼン系難燃剤のみを難燃剤として使用した場合には、リン酸エステル系難燃剤のみを使用した場合と同様の欠点を有する。このため、粘着特性を維持した状態では満足しうる難燃性としてはUL510の規格には適合できるものの、UL94規格に適合できないという欠点がある。
特開2001−271044号公報 特開2006−219565号公報 特開2006−219564号公報 特開2002−338906号公報
したがって、本発明の課題とするところは、環境保護の観点からハロゲン系難燃剤や酸化アンチモンを使用することなく、テープ状に加工した際に粘着特性を維持しつつ、UL510規格のみならずUL94規格にも適合し得る難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープを提供することにある。
本発明者らは、かかる課題を解決するために鋭意検討を行った結果、基材に塗布する難燃性粘着剤組成物中に所定の量を所定の配合比でリン酸エステル系難燃剤、ホスファゼン系難燃剤及び粘着性付与樹脂を併用した場合に特定のアクリル系粘着剤に対する相溶性が格段に向上し、経時での難燃剤の析出が抑制されることを見出し、本発明の難燃性粘着剤組成物を塗布した粘着テープは、UL94規格に適合する難燃性と、粘着特性が両立できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の難燃性粘着剤組成物に加え、この組成物を用いた難燃性粘着テープを提供するものである。
[1](A)主成分となる構成モノマーが炭素数1以上8未満のアルキル基がエステル結合されたアクリル酸又はメタクリル酸エステルモノマーである(メタ)アクリル酸エステル重合体、(B)ホスファゼン系難燃剤、(C)リン酸エステル系難燃剤、(D)架橋剤及び(E)粘着付与樹脂を含有し、該(A)成分100質量部に対して、該(B)成分と該(C)成分を合計したものの配合量が60質量部〜350質量部の範囲であり、かつ該(B)成分と該(C)成分の配合割合が質量比で25:75〜75:25の範囲であることを特徴とする難燃性粘着剤組成物。
[2]前記(E)成分の配合量が前記(A)成分100質量部に対し60〜250質量部であることを特徴とする[1]に記載の難燃性粘着剤組成物。
[3]前記(B)成分がフェノキシホスファゼンであることを特徴とする[1]に記載の難燃性粘着剤組成物。
[4]前記(C)成分が芳香族縮合リン酸エステルであることを特徴とする[1]に記載の難燃性粘着剤組成物。
[5]フィルム状ないしテープ状の基材を備え、その少なくとも一方の表面に、[1]〜[4]いずれかに記載の難燃性粘着剤組成物を含む粘着層を設けた難燃性粘着テープ。
本発明によれば、環境保護の観点からハロゲン系難燃剤や酸化アンチモンを使用せず、かつリン酸エステル系難燃剤とホスファゼン系難燃剤及び粘着付与樹脂を併用しているため、特定の(メタ)アクリル酸エステル重合体に対する相溶性が格段に向上し、テープ状に加工した際に粘着層表面に上記難燃剤が析出することもなく粘着特性を満足するので、UL94規格に適合するという高度な難燃性を有する難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープを提供することができる。
以下、本発明の難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープの実施形態について具体的に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいてこれらの実施形態に対し、適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に属するものである。
[1]難燃性粘着剤組成物
本発明の難燃性粘着剤組成物は、(A)主成分となる構成モノマーが炭素数1以上8未満のアルキル基がエステル結合されたアクリル酸又はメタクリル酸エステルモノマーである(メタ)アクリル酸エステル重合体、(B)ホスファゼン系難燃剤、(C)リン酸エステル系難燃剤、(D)架橋剤及び(E)粘着付与樹脂を必須成分として含有するものである。
[1−1](A)成分:
前記(A)成分は、前記炭素数1以上8未満のアルキル基がエステル結合された(メタ)アクリル酸エステルのみを重合して得ることができるが、1種以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用い、任意的な他のモノマー成分とともに重合することもできる。
(A)成分中のアルキル基の炭素数が8未満に限定しているのは、炭素数が8以上となると(B)成分と(C)成分に対する相溶性を十分に確保することができないという欠点を有するからである。
炭素数1以上8未満のアルキル基としては、メチル基、エチル基、1−プロピル基(n−プロピル基)、1−メチルエチル基(iso−プロピル基)、1−ブチル基(n−ブチル基)、2−メチルプロピル基(iso−ブチル基)、1−メチルプロピル基(sec−ブチル基)、1,1−ジメチルエチル基(tert−ブチル基)、n-ペンチル基(1-ペンチル基)、2-ペンチル基、3-ペンチル基、iso-ペンチル基(1-メチルブチル基)、2-メチルブチル基、3-メチルブチル基、n-ペンチル基(2,2-ジメチルプロピル基)、n−ペンチル基、iso-ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基、n−ヘプチル基、2−ヘプチル基、3−ヘプチル基、4−ヘプチル基等が挙げられる。従って、炭素数1以上8未満のアルキル基がエステル結合された(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、(メタ)アクリル酸のメチルエステル、エチルエステル、1−プロピルエステル(n−プロピルエステル)、1−メチルエチルエステル(iso−プロピルエステル)、1−ブチルエステル(n−ブチルエステル)、2−メチルプロピルエステル(iso−ブチルエステル)、1−メチルプロピルエステル(sec−ブチルエステル)、1,1−ジメチルエチルエステル(tert−ブチルエステル)等が挙げられる。
前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な任意的な他のモノマー成分としては、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸、炭素数8以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等のアクリル系モノマーの他、スチレン、酢酸ビニル及びN−ビニルピロリドン等が挙げられる。また、この任意的な他のモノマー成分として、架橋剤と反応し得る官能基(以下、「反応性官能基」と記す)を有するものであることが好ましい。例えば、反応性官能基としては、カルボキシル基、水酸基、又はアミノ基等が知られている。これらを使用し架橋剤と反応させることにより、凝集力を所望の範囲内に制御しやすくなる。
モノマー成分中の炭素数1以上8未満のアルキル基がエステル結合された(メタ)アクリル酸アルキルエステルの割合は、50質量%以上であり、55質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることが更に好ましい。モノマー成分中の他のモノマー成分の配合割合は、50質量%未満、45質量%以下であることが好ましく、30質量%以下であることが更に好ましい。
前記(A)成分は、単量体成分をラジカル共重合させることによって得ることができる。この場合の共重合法は従来公知の方法を用いることができ、例えば、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、光重合法等を挙げることができる。
前記(A)成分のガラス転移温度は、−60〜20℃であることが好ましい。
この範囲のガラス転移温度を有するアクリル樹脂を用いることで、被着体と粘着層との粘着性が向上する。他方、ガラス転移温度が20℃を超えた場合には、被着体と粘着層との粘着力が低下する傾向があり、ガラス転移温度が−60℃未満であると、凝集力が不足し耐熱性が低下する傾向があるため好ましくない。このように被着体と粘着層との粘着性及び耐熱性の面から、前記(A)成分のガラス転移温度は、−55℃〜10℃の範囲であることが好ましい。
[1−2](B)成分:
前記(B)成分は、下記一般式(1)又は(2)で表される環状又は直鎖状のホスファゼン化合物である。具体的にはSPB−100、SPS−100、SP−100、SPR−100、SA−100(何れも大塚化学社製)、ラビトルFP−100、ラビトルFP−110(何れも伏見製薬所社製)等を使用することができる。これらは1種単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
前記式(1)、(2)において、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、例えばアルキル基、アリール基、アルキル置換アリール基、アリールアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基及びヒドロキシ基等を挙げることができる。尚、前記アルコキシ基及びアリールオキシ基にはアルキル基、アリール基、アミノ基、ヒドロキシ基、ニトリル基(−CN)、ニトロ基(−NO)、OH基を有するアリール基などに置換されたものも含まれる。また、kは0〜10の整数であることを示す。
[1−3](C)成分:
前記(C)成分としては、従来公知のものを使用することができるが、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート等の脂肪族リン酸エステルや、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジル2,6キシレニルホスフェート、トリス(tert-ブチル化フェニル)ホスフェート、トリス(イソプロピル化フェニル)ホスフェート、リン酸トリアリールイソプロピル化物等の芳香族リン酸エステルや、レゾルシノールビスジフェニルホスフェート、ビスフェノールAビス(ジフェニルホスフェート)、レゾルシノールビスジキシレニルホスフェート等の芳香族縮合リン酸エステル等が挙げられる。好ましくは、粘着剤層の凝集力を低下させることが少ない室温で固体の芳香族縮合型リン酸エステルである。これらは1種単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、前記(B)成分と前記(C)成分を合計したものの配合量は、前記(A)成分100質量部に対して、60質量部〜350質量部の範囲内であることが好ましい。60質量部未満であると例えば、UL94規格に適合するという所望の難燃性を達成できなくなるからである。350質量部を超えた場合には、凝集力を維持することができないからである。難燃性と凝集力の面から好ましい前記(B)成分と前記(C)成分を合計したものの配合量は80〜300質量部の範囲である。
本発明において、前記(B)成分と(C)成分の配合割合は、質量比で25:75〜75:25であることが好ましい。前記(B)成分と(C)成分の配合割合がこの範囲を外れた場合には(B)成分又は(C)成分の難燃剤の何れかが析出することとなり粘着特性が低下する結果となる。前記(B)成分又は(C)成分の析出防止と粘着特性の両立の面から好ましい(B)成分と(C)成分の配合割合は35:65〜65:35の範囲である。
本発明において、本発明の効果が達成できる範囲で、従来公知のノンハロゲン、ノンアンチモンの難燃剤、難燃助剤を併用することができる。これらのものとして、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、アルミン酸カルシウム等の金属水酸化物、酸化銅、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の金属酸化物類、硼酸、硼酸亜鉛化合物等の硼素含有化合物、硫酸メラミン、硝酸メラミン、硼酸メラミン、フタル酸メラミン、スルファミン酸メラミン、メラミンシアヌレート等のメラミン化合物等が挙げられる。
[1−4](D)成分:
前記(D)成分としては、前記(A)成分と架橋し得るものであれば特に制限はないが、例えばイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤等を使用することができる。
イソシアネート系架橋剤としては、従来公知のイソシアネート系架橋剤、例えば、多価イソシアネート化合物、及びそのオリゴマーやプレポリマー等を好適に用いることができる。多価イソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート、3−メチルジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−2,4’−ジイソシアネート、リジンイソシアネート等を挙げることができる。尚、これらのイソシアネート系架橋剤は、1種単独又は、2種以上を組み合わせて使用することができる。
エポキシ系架橋剤としては、従来公知のエポキシ系架橋剤、例えば、分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物なら特に制限されず、例えば、ソルビトールテトラグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、テトラグリシジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テトラグリシジル−m−キシレンジアミン、トリグリシジル−p−アミノフェノール、ヒドロキノンジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジルテレフタレート、トリグリシジルイソシアヌレートなどが挙げられる。尚、これらのエポキシ系架橋剤は、1種単独又は、2種以上を組み合わせて使用することができる。
[1−5](E)成分:
前記(E)成分としては、従来公知のものをその使用目的に応じて適宜使用することができる。中でも難燃性をより効果的に発揮できることから、例えば、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂、テルペン系樹脂、芳香族系石油樹脂、脂肪族芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂等の芳香族系粘着付与樹脂を使用することが好ましい。前記(E)成分は、1種単独又は、2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、前記(E)成分の配合量は、前記(A)成分100質量部に対して、60〜250質量部の範囲であることが好ましい。60質量部未満であると所望の粘着力を得ることができないし、250質量部を超えた場合には所望の保持力を維持できないからである。粘着力と保持力の面から好ましい(D)成分の配合量は100〜200質量部の範囲である。
[2]難燃性粘着テープ
本発明の難燃性粘着テープは、フィルム状ないしテープ状の基材を備え、その少なくとも一方の表面に、本発明の難燃性粘着剤組成物を粘着層として設けたテープの中で、被着体に対し室温もしくは作業環境下で粘着性を有するテープを指し示すものである。
本発明の難燃性粘着テープは、その構成要素として、基材と、粘着層とを備える。以下、構成要素ごとに説明する。
[2−1]基材:
本発明にいう基材とは、粘着層を支持するための部材であって、フィルム状ないしテープ状を呈するものである。本明細書においてフィルム状ないしテープ状というときは、薄膜状ないし薄板状の形状を意味し、通常は4〜250μmのものが用いられる。
基材の構成材料については、UL94規格に適合するという観点から、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン等の合成樹脂、不織布、織布、金属等の中から選択することが好ましい。尚、基材は透明であっても、着色せしめたものであってもよい。着色は、基材の構成材料に各種顔料や染料を配合する方法等により行うことができる。また、基材の表面は平滑であるものに限定されず、その表面がマット状に加工されているもの、プライマー処理されているもの、難燃処理されているものであってもよい。
基材は、その構成材料中に、従来公知の添加剤、具体的には、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤等を含有するものであってもよい。また、後述する粘着層との密着性を向上させることを目的として、表面処理を施したものを用いることが好ましい。表面処理としては、例えばコロナ放電処理・グロー放電処理等の放電処理、プラズマ処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理・電子線処理・放射線処理等の電離活性線処理、サンドマット処理・アンカー処理・ヘアライン処理、エンボス加工等の粗面化処理、化学薬品処理、易接着層塗布処理等を挙げることができる。
[2−2]粘着層
本発明にいう粘着層とは、基材の少なくとも一方の表面を被覆するように形成された層を示すものであり、被着体に対する粘着性を発揮する層を示すものである。
粘着層として、上記で説明した本発明の難燃性粘着剤組成物を用いているため、テープに加工後、所定の期間を経過した場合においてもUL94規格にも適合する高い難燃性と良好な粘着特性を両立し得る、従来のものと比較して有利な効果を奏する難燃性粘着テープとすることができる。
粘着層の厚さは特に限定されないが、2〜100μmとすることが好ましく、5〜60μmとすることが更に好ましく、10〜50μmとすることが特に好ましい。粘着層の厚さが2μm未満である場合には、粘着性を有する場合においても被着体に対する充分な粘着力が得られなくなる場合がある点において好ましくない。100μmを超える場合には乾燥不良となる場合がある点において好ましくない。
[2−3]難燃性粘着テープ
本発明の難燃性粘着テープは、例えば、上述した原料組成物を適当な溶剤に溶解し、或いは分散させて、固形分濃度を20〜50質量%程度の粘着層形成塗工液とし、この粘着層形成塗工液を常法に従って、基材の少なくとも一方の表面を被覆するように塗布し、これを乾燥する方法により得ることができる。
この際、粘着層形成塗工液には、従来慣用されている各種添加剤、例えば、架橋促進剤、酸化防止剤、安定剤、粘度調整剤、又は有機ないしは無機の充填剤等を添加してもよい。酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤等を、有機充填剤としては、アクリル系ないしウレタン系の球状微粒子等を、無機充填剤としては、シリカ、炭酸カルシウム、アルミナ等を好適に用いることができる。
塗布の方法については特に制限はなく、ワイヤーバー、アプリケーター、刷毛、スプレー、ローラー、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、コンマコーター、ナイフコーター、リバースコ−ター、スピンコーター等を用いた従来公知の塗布方法を利用することができる。尚、粘着層の形成には塗工液を基材に直接塗布、又は離型性を有するフィルムに塗布後基材に転写しても良い。また基材や離型性を有するフィルム(以下、適宜「基材等」と記す)の面には、必要に応じて予め表面処理を施しておいてもよい。
乾燥方法についても特に制限はなく、熱風乾燥、減圧乾燥等の従来公知の乾燥方法を利用することができる。乾燥条件については、アクリル樹脂の種類や塗工液で使用した溶剤の種類、粘着層の膜厚等に応じて適宜設定すればよいが、60〜180℃程度の温度で乾燥を行うことが一般的である。原料組成物が架橋し得る組成の場合には、この加熱により原料組成物を架橋させることができる。
尚、粘着層中に残存する揮発分の量(以下、「残存揮発分量」と記す)によっては、粘着層と基材等との密着性や冷却後の剥離性に悪影響を及ぼす場合がある。従って、粘着層中の残存揮発分量は、4質量%以下とすることが好ましく、2質量%以下とすることが更に好ましい。尚、所望とする残存揮発分量とするためには、粘着層形成塗工液を調製するための溶剤の量や、塗工後の乾燥時間等を調整すればよい。
以下、本発明の難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープにつき、実施例を用いて具体的に説明するが、本発明の難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープはこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。尚、実施例及び比較例の粘着テープを相溶性、難燃性、保持力、プローブタックにより評価した。比較例5においては、粘着テープ作製の際、粘着層形成塗工液に相溶性が見られないため、難燃性、保持力、粘着力の評価は行わなかった。
(相溶性)
製造後、40℃の温度条件下で1ヶ月間養生した実施例及び比較例の粘着テープの状態を目視にて以下の基準により評価した。尚、表1において「−」の表記は粘着テープ作製の際に粘着層形成塗工液に相溶性が見られないことを示す。
○:難燃剤の析出が粘着テープの作製時と1ヶ月養生した後の双方において観察されないもの
△:難燃剤の析出が粘着テープの作製時には見られないが、1ヶ月養生した後には端部にのみ観察されたもの
×:難燃剤の析出が粘着テープの作製時には見られないが、1ヶ月養生した後には全面に観察されたもの
(難燃性)
UL94VTM難燃性規格に準拠して、実施例及び比較例の粘着テープの難燃性を以下の基準により評価した。尚、被着体として、厚みが25μmであるポリイミドフィルムを使用した。
○:UL94VTM−0規格に適合したもの
×:UL94VTM−0規格に適合しないもの
(保持力)
製造後、40℃の温度条件下で1ヶ月間養生した実施例及び比較例の粘着テープの保持力をJIS Z 0237に準拠し、貼り合わせ面積:25mm×25mm、温度:80℃、加重:1000g、経過時間:60分の各条件で測定した。試験は3枚の試験片について行い、その平均値を求めた。
(プローブタック)
製造後、40℃の温度条件下で1ヶ月間養生した実施例及び比較例の粘着テープのプローブタック値を、ASTM D 2979に準拠し径5mmの円柱プローブを用いて、温度23℃、接触加重2N/cm2、接触時間10秒、引き離し速さ10mm/秒の各条件で測定した。試験は5枚の試験片について行い、その平均値を求めた。
実施例、及び比較例においては、以下に示す原材料を使用した。
(A1成分)
質量平均分子量27万、ガラス転移温度−31℃のアクリル系樹脂である。構成モノマーとして、アクリル酸ブチル、アクリル酸を含むものである。
(A2成分)
質量平均分子量130万、ガラス転移温度−40℃のアクリル系樹脂である。構成モノマーとして、アクリル酸ブチル、アクリル酸を含むものである。
(A3成分)
質量平均分子量80万、ガラス転移温度−64℃のアクリル系樹脂である。構成モノマーとしてアクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸を含むものである。
(B1成分)
環状ホスファゼン化合物(製品名:SPB-100、大塚化学社製)である。
(C1成分)
縮合リン酸エステル(PX−200、大八化学社製)である。
(D1成分)
脂環式エポキシ樹脂(商品名:TETRAD−C、三菱ガス化学社製)である。
(E1成分)
キシレンフェノールノボラック樹脂(軟化点80℃)である。
(E2成分)
キシレンフェノールノボラック樹脂である。(軟化点110℃)である。
(実施例1)
アクリル系粘着剤として、表1に記載のA1を表1に記載の部数で添加し、ホスファゼン系難燃剤として、表1に記載のB1を表1に記載の部数を添加し、リン酸エステル系難燃剤として、表1に記載のC1成分を表1の記載の部数で添加し、架橋剤として、表1に記載のD1成分を表1の記載の部数で添加し、粘着付与樹脂として表1に記載のE1成分を表1の記載の部数で添加し、更にメチルエチルケトンを固形分比が40%となるように添加して撹拌・混合し、粘着層形成塗工液を調製した。
次いで、粘着層形成塗工液を、基材となる厚さ25μmのポリイミドフィルム(商品名カプトン100V、東レ・デュポン社製)の表面に、乾燥後の膜厚25μmになるようにベーカー式アプリケーターにて塗布し、これを130℃で2分間加熱乾燥することによって粘着層を形成した。この粘着層の表面に厚さ50μmの片面シリコーン処理PET(商品名:MRF、三菱化学ポリエステルフィルム社製)フィルムのシリコーン処理面を剥離ライナーとして貼着し、40℃の温度条件下で1ヶ月間養生することによって、難燃性粘着テープを得た。このものの物性を表1に示す。
(実施例2〜8)
表1に記載の各成分を表1に記載の部数で添加した以外は全て実施例1と同様にして粘着剤層形成塗工液及びこれを用いて難燃性粘着テープを作製した。このものの物性を表1に示す。
(比較例1〜10)
表2に記載の各成分を表2に記載の部数で添加した以外は全て実施例1と同様にして粘着剤層形成塗工液及びこれを用いて粘着テープを作製した。このものの物性を表2に示す。
[評価]
実施例1〜8においては、UL94VTM−0規格に適合する高度な難燃性を有しているにも係わらず、保持力の評価においては80℃の雰囲気下でもいずれも0.5mm以下という優れた特性を有していることがわかる。更に、プローブタックの評価においてもいずれも3以上の高い数値を有していることがわかる。この結果、粘着特性に優れていることがわかる。尚、実施例8においては、難燃性、粘着特性とも良好な結果を示しているものの、粘着付与樹脂の添加量が少量であるため相溶性がやや劣る結果となった。
表2に示す比較例1は実施例1の(C1)成分を(B1)成分に置き換え、更に(E1)成分を配合しなかったものである。このものは、実施例1に比べ、難燃性は得られるものの、相溶性、保持力が低下し、また、タックが全く見られないことがわかる。
表2に示す比較例2は実施例1の(B1)成分を(C1)成分に置き換え、更に(E1)成分を配合しなかったものである。このものは、比較例1と同様な結果を示していることが分かる。
表2に示す比較例3は実施例1の(C1)成分を(B1)成分に置き換えたものである。このものも、比較例1と同様な結果を示していることが分かる。
表2に示す比較例4は実施例1の(B1)成分を(C1)成分に置き換えたものである。このものも、比較例1と同様な結果を示していることが分かる。
表2に示す比較例5は実施例1の(A1)成分を(A3)成分に置き換えたものである。このものは著しく相溶性に劣るものであり、難燃性、保持力、プローブタックの各試験の評価に供することができないものであった。表中「−」は評価できなかったことを示している。
表2に示す比較例6、7は実施例1の(B1)成分、(C1)成分の配合比を変更したものである。このものも、比較例1と同様な結果を示していることが分かる。
表2に示す比較例8は実施例1と比較して(B1)成分、(C1)成分の配合量の総量が多い例である。実施例1と比較して保持力が低下していることがわかる。難燃剤を多量に配合したことにより凝集力が低下したことに基づくものと考えられる。
表2に示す比較例9は実施例1と比較して(B1)成分、(C1)成分の配合量の総量が少ない例である。実施例1と比較して難燃性が低下していることがわかる。
表2に示す比較例10は実施例1と比較して(B1)成分、(C1)成分の配合量の総量が多いとともに(E1)成分の配合量を増やした例である。実施例1と比較して保持力が低下していることがわかる。更に、比較例8と比較してもプローブタック値が低下していることもわかる。
本発明の難燃性粘着剤組成物はテープ状に加工した際に、UL94規格に適合する高度な難燃性と粘着特性を両立することができるため、従来より高機能化が求められる家電、電気・電子部品、航空機、船舶車両等の分野における部品の接合や接着を目的として使用される粘・接着テープに好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. (A)主成分となる構成モノマーが炭素数1以上8未満のアルキル基がエステル結合されたアクリル酸又はメタクリル酸エステルモノマーである(メタ)アクリル酸エステル重合体、(B)ホスファゼン系難燃剤、(C)リン酸エステル系難燃剤、(D)架橋剤及び(E)粘着付与樹脂を含有し、
    該(A)成分100質量部に対して、該(B)成分と該(C)成分を合計したものの配合量が60質量部〜350質量部の範囲であり、
    かつ該(B)成分と該(C)成分の配合割合が質量比で25:75〜75:25の範囲であることを特徴とする難燃性粘着剤組成物。
  2. 前記(E)成分の配合量が前記(A)成分100質量部に対し60〜250質量部であることを特徴とする請求項1に記載の難燃性粘着剤組成物。
  3. 前記(B)成分がフェノキシホスファゼンであることを特徴とする請求項1に記載の難燃性粘着剤組成物。
  4. 前記(C)成分が芳香族縮合リン酸エステルであることを特徴とする請求項1に記載の難燃性粘着剤組成物。
  5. フィルム状ないしテープ状の基材を備え、その少なくとも一方の表面に、請求項1〜4いずれかに記載の難燃性粘着剤組成物を含む粘着層を設けた難燃性粘着テープ。
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