JP5485115B2 - 覚醒装置及び軌道系車両 - Google Patents

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本発明は、座席に着座して操作部の操作を行う使用者を覚醒させる覚醒装置、及び当該覚醒装置を搭載する軌道系車両に関する。
線路などの鉄道設備の保守点検作業を行う場合、保守作業員は、保守用車を運転して作業箇所へ移動し、当該作業箇所において保守作業を行う。保守用車の待機場所から作業箇所までの距離は比較的長いため、保守作業員(運転士)に眠気を感じさせないようにすることが望まれる。
特許文献1には、運転士の居眠りを防止する技術が開示されている。特許文献1によれば、一定時間毎に運転士からの入力信号がない場合に圧縮エアを運転士に吹き付けることで運転士に注意を喚起する。
また、圧縮エアによる注意喚起以外にも、照明を変更する方法、音声を出力する方法、香りを放出する方法、シートベルトの張力を変化させる方法、ハンドルを揺動させる方法、座席を振動させる方法、座席を揺動させる方法などがある。
特開平10−129473号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように圧縮エアを運転士に吹き付けることで注意を喚起する方法を用いる場合、運転室の環境によって効果が変動するという問題がある。具体的には、運転室の窓や扉が開いている場合、窓からの空気の流れが発生するため、運転士が圧縮エアによる注意喚起に気づかない惧れがある。
また、照明を変更する方法を用いる場合、昼夜で運転室の明るさが異なるため、例えば昼など周囲が明るい時間には、運転士が照明の変更に気づかない惧れがある。また、音声を出力する方法を用いる場合、運転室の窓や扉が開いているときに、音声がエンジン音や作業音にかき消されて運転士に気づかれない惧れがある。また、香りを放出する方法を用いる場合、運転室の窓や扉が開いているときに、窓からの空気の流れが発生するため、香りが流され、運転士に気づかれない惧れがある。
また、シートベルトの張力を変化させる方法や、ハンドルを揺動させる方法は、保守用車のようなシートベルトやハンドルが設けられていない車両に適用することができない。また、座席を振動させる方法は、雨合羽などの着用や座席に座布団が敷いてある場合に、雨合羽や座布団によって振動が吸収されてしまい、運転士に気づかれない惧れがある。また、座席を揺動させる方法は、人の重量全体を揺動させる必要があるため、大きな動力が必要となるという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、座席に着座して操作部の操作を行う使用者を覚醒させる覚醒装置であって、前記座席前方の床に設けられた足置きパネルと、前記使用者による前記足置きパネルの踏下を検知するセンサと、前記足置きパネルを動作させる動力源と、前記センサによる前記足置きパネルの踏下が検知されている間、前記操作部の操作によって発生する信号を取得し、取得した信号に基づいて前記動力源の動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。本構成によれば、操作部の操作によって発生した信号に基づいて、座席前方の床に設けられた足置きパネルが運動する。これにより、座席の前方の床に設けられた足置きパネルの運動によって運転士を覚醒させることができる。また、本構成によれば、足置きパネルの踏下によって、運転士の存在を検知する。これにより、運転士の有無を誤検知する可能性を低減させることができる。
また、本発明においては、前記制御部は、前記センサによる前記足置きパネルの踏下が検知されていない場合、前記動力源を駆動させない。
また、本発明においては、前記足置きパネルは、回転軸回りに回動可能に支持され、前記動力源は、前記足置きパネルを前記回転軸回りに回動させることが好ましい。本構成によれば、足置きパネルが回動することにより運転士への注意喚起を行う。これにより、運転士が振動を吸収する物体を介して足置きパネルを踏下している場合にも、一定の注意喚起能力を担保することができる。
また、本発明においては、前記足置きパネルの少なくとも一部が所定の位置から上方向に移動するように前記足置きパネルを付勢する付勢手段を備え、前記センサは、前記足置きパネルが所定の位置に存在する場合に前記足置きパネルの踏下を検知することが好ましい。本構成によれば、運転士が足置きパネルの上に足を置くことで、センサに踏下を検知させることができる。これにより、運転士に特別な所作を実行させることなく、センサに足置きパネルの踏下を検知させることができる。
また、本発明においては、前記動力源は、前記足置きパネルを座席方向に起伏させることが好ましい。これにより、足置きパネルを踏下している足が座席方向に押し返されることとなるため、効果的に運転士に注意喚起することができる。
また、本発明においては、前記制御装置は、前記センサによって前記足置きパネルの踏下が検知されており、かつ前記操作部の操作によって発生する信号を一定期間取得していない場合に、前記動力源を動作させることが好ましい。操作部の操作が一定時間なされていない場合は、運転手が眠気を感じている可能性が高いため、本構成によれば、覚醒装置は、運転手が眠気を感じたときに注意喚起することができる。
また、本発明は、上記覚醒装置を搭載することを特徴とする軌道系車両である。
本発明によれば、座席の前方の床に設けられた足置きパネルの運動によって運転士を覚醒させる。つまり、視覚、聴覚、嗅覚を用いず、触覚により運転士に注意喚起を行うため、また圧縮エアのように運転室内の空気を媒介とせず、足置きパネルの運動を用いることで運転士に直接注意喚起を行うことができるため、運転室内の環境に左右されず、一定の注意喚起能力を担保することができる。また、足置きパネルの運動を用いて注意喚起を行うため、運転士の衣類によって衝撃が吸収されてしまう惧れがなく、座席の揺動と比較して小さな動力で運転士に注意喚起することができる。
覚醒装置を設置した軌道系車両の運転室の側面図である。 覚醒装置の構成を示す側面図である。 覚醒装置の作用を示す図である。 制御部の構成を示す概略ブロック図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 第1の変形例による覚醒装置の構成を示す側面図である。 第2の変形例による覚醒装置の構成を示す側面図である。 第3の変形例による覚醒装置の構成を示す側面図である。 第4の変形例による覚醒装置の構成を示す側面図である。 第5の変形例による覚醒装置の構成を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について詳しく説明する。
図1は、覚醒装置3を設置した軌道系車両の運転室の側面図である。
軌道系車両の運転室には、軌道系車両を操作する運転台1と、運転士が着座する座席2と、運転士を覚醒させる覚醒装置3とを備える。
運転台1には、軌道系車両の運転に用いるレバー・ボタン等の操作部11、及び軌道系車両の運転に供しないが覚醒装置3の挙動をリセットさせるリセットボタン12が設けられている。
座席2は、運転士が着座した場合に運転士が運転台1の操作部11に相対するように設けられる。
覚醒装置3は、座席2の前方(車両進行方向前方)かつ運転台1の後方(車両進行方向後方)の床に設けられる。また、覚醒装置3の上面には足置きパネル101が設けられており、運転士が座席2に着座したときに運転士の足によって足置きパネル101が踏下される。
図2は、覚醒装置3の構成を示す側面図である。
覚醒装置3が設置される床には、凹部4が設けられており、覚醒装置3の足置きパネル101は、ヒンジ102によって凹部4の座席2側の部分に、足置きパネル101の幅方向の回転軸回りに回動可能に支持される。
また、覚醒装置3は、復元バネ103(付勢手段)を備え、復元バネ103は、足置きパネル101の運転台1側の端が上方向に移動するように、足置きパネル101を付勢する。具体的には、復元バネ103は、足置きパネル101の上面のうちヒンジ102より座席2側の部分と、床面の下面のうちヒンジ102より座席2側の部分との間に設けられ、足置きパネル101の座席2側の端を下方向に付勢することにより、足置きパネル101の運転台1側の端を上方向に付勢する。
また、覚醒装置3は、凹部4の運転台1側の端に、足置きパネル101の踏下を検知する変位センサ104を備える。具体的には、変位センサ104は、リミットスイッチであり、作動体104aの鉛直方向の位置が床面と同じ位置になったときにONを示す信号を出力し、作動体104aの鉛直方向の位置が床面より高いときにOFFを示す信号を出力する。
また、覚醒装置3は、空気を作動流体としてその空圧で作動し、足置きパネル101を回動させるエアシリンダ105(動力源)を備える。エアシリンダ105は、シリンダ本体105aと、シリンダ本体105aの内周壁に密接しながらその長手方向に摺動可能に収容されたピストン105bと、ピストン105bに固着されシリンダ本体105aの外側に向けて突出するように設けられたロッド105cとによって構成される。ピストン105bの両端には、ピストン105bによってロッド側シリンダ室105dとヘッド側シリンダ室105eが区画形成される。また、シリンダ本体105aの外面には、ピストン105bの位置を検知するためのシリンダセンサ106が設けられている。具体的には、シリンダセンサ106は磁気センサであり、帯磁したピストン105bが近接するほど大きい電流を出力することでピストン105bの位置を検知する。
なお、ロッド105cは、ヒンジ107によって、足置きパネル101の下面のうちヒンジ102より運転台1側の部分に、足置きパネル101の幅方向の回転軸回りに回動可能に支持される。また、エアシリンダ105のヘッドは、ヒンジ108によって凹部4の底部に、足置きパネル101の幅方向の回転軸回りに回動可能に支持される。
また、覚醒装置3は、エアシリンダ105へのエアの供給方向を切り替える電磁弁109を備える。電磁弁109とロッド側シリンダ室105dとは、エアの供給・排出をする第1給排経路110で接続されている。また、電磁弁109とヘッド側シリンダ室105eとは、エアを供給・排出をする第2給排経路111に接続されている。そして、電磁弁109は、任意の一方の給排経路にエア源(図示せず)から供給されるエアを供給し、他方の給排経路からのエアを、消音器112を介して外部に開放する。具体的には、電磁弁109の非励磁状態において、エア源から供給されるエアは第1給排経路110を介してロッド側シリンダ室105dに供給され、ヘッド側シリンダ室105eのエアは第2給排経路111及び消音器112を介して外部に開放される。これにより、ロッド側シリンダ室105dの容積が増大し、ピストン105bはヘッド側シリンダ室105e方向に移動する。ロッド105cはピストン105bの移動に伴い、シリンダ本体105aの内方向へ収縮する。他方、電磁弁109の励磁状態において、エア源から供給されるエアは第2給排経路111を介してエアシリンダ105のヘッド側シリンダ室105eに供給され、エアシリンダ105のロッド側シリンダ室105dのエアは第1給排経路110及び消音器112を介して外部に開放される。これにより、ヘッド側シリンダ室105eの容積が増大し、ピストン105bはロッド側シリンダ室105d方向に移動する。ロッド105cはピストン105bの移動に伴い、シリンダ本体105aの外方向へ伸張する。
また、覚醒装置3は、電磁弁109の励磁・非励磁を切り替える制御部113を備える。制御部113は、変位センサ104、シリンダセンサ106、及び操作部11からの入力に基づいて電磁弁109の励磁・非励磁を制御する。具体的には、変位センサ104がOFFを出力しているとき、及び変位センサ104がONを出力している場合において操作部11が信号を所定時間の間に出力しているとき、制御部113は、電磁弁109を非励磁状態に切り替える。
また、変位センサ104がONを出力している場合において操作部11から信号が所定時間の間に出力されないとき、制御部113は、ピストン105bの位置を所定の位置へ移動させるために電磁弁109の励磁・非励磁の切り替えを行う。なお、制御部113は、シリンダセンサ106の出力に基づいてピストン105bの位置を認識する。
次に、本実施形態による覚醒装置3の作用について説明する。
図3は、覚醒装置3の作用を示す図である。
運転士による足置きパネル101の踏下がない状態では、復元バネ103が足置きパネル101の座席2側の端を下方向に付勢することで、足置きパネル101の運転台1側の端を上方向へ移動させる力が発生する。また、初期状態において電磁弁109は非励磁状態であるため、エアがロッド側シリンダ室105dに供給されることで、ロッド側シリンダ室105dに充填されたエアによってピストン105bは、ヘッド方向に押される。なお、このときロッド側シリンダ室105dの圧力は、エア源の圧力と等しい。ロッド105cの一端はピストン105bに固着され、他端はヒンジ107によって足置きパネル101に支持されるため、足置きパネル101の運転台1側の端を下方向へ移動させる力が発生する。復元バネ103は、長さが短くなるほど復元力が強くなるため、復元バネ103の復元力とロッド側シリンダ室105dに充填されたエアがピストン105bを押す力とが釣り合う位置で、足置きパネル101の姿勢が維持される。なお、このとき足置きパネル101の運転台1側の端の高さは、図3(A)に示すように、床面より高い位置となるため、変位センサ104の出力はOFFを示す。
運転士によって足置きパネル101が踏下された状態では、ロッド側シリンダ室105dに充填されたエアがピストン105bを押す力に運転士の足が足置きパネル101の運転台1側の端を下方向へ押す力が加わることで、復元バネ103が押し縮められ、足置きパネル101の運転台1側の端の高さは、図3(B)に示すように、床面と同じ位置となる。これにより、変位センサ104の出力はONを示す。
なお、このとき足置きパネル101の踏下によりピストン105bがヘッド方向に移動するため、ロッド側シリンダ室105dに充填されるエアの量は、運転士による足置きパネル101の踏下がない状態より多くなる。この時点で、運転士が足置きパネル101から足を離すと、ロッド側シリンダ室105dの圧力とエア源の圧力とが一定になるように充填されたエアがエア源へ排出されることとなる。そのため、運転士が足置きパネル101から足を離すと、図3(A)に示すように復元バネ103の復元力とロッド側シリンダ室105dに充填されたエアがピストン105bを押す力とが釣り合う位置で、足置きパネル101の姿勢が維持される。
また、変位センサ104がONを出力している場合において操作部11から信号が所定時間の間に出力されない場合、制御部113は、電磁弁109を励磁状態に切り替える。電磁弁109が励磁状態となると、エアがヘッド側シリンダ室105eに供給されることで、ピストン105bがヘッド側シリンダ室105eに充填されたエアによってロッド105cを押し上げるため、足置きパネル101の運転台1側の端を上方向へ移動させる力が発生する。これにより、復元バネ103の復元力とヘッド側シリンダ室105eに充填されたエアがピストン105bを押す力との合力で、足置きパネル101の運転台1側の端は上方向へ移動する。なお、復元バネ103の復元力とヘッド側シリンダ室105eに充填されたエアがピストン105bを押す力との合力は、運転士の足が足置きパネル101を踏下する力より十分に大きいものとする。
そして、制御部113は、シリンダセンサ106の出力に基づいてピストン105bの位置を認識し、ピストン105bが所定の位置まで移動したとき、すなわち図3(C)に示すように足置きパネル101の運転台1側の端の高さが所定の高さになったときに、電磁弁109を非励磁状態に切り替える。電磁弁109が非励磁状態となると、エアがロッド側シリンダ室105dに供給されることで、ピストン105bがロッド側シリンダ室105dに充填されたエアによってロッド105cを押し下げるため、足置きパネル101の運転台1側の端を下方向へ移動させる力が発生する。以降、制御部113は、足置きパネル101の運転台1側の端の高さが床面と同じ高さになったときに電磁弁109を励磁状態に切り替え、足置きパネル101の運転台1側の端の高さが所定の高さになったときに電磁弁109を非励磁状態に切り替えることで、足置きパネル101を所定の高さ以内で回動させる。これにより、制御部113は、運転士に注意を喚起する注意喚起パターンで足置きパネル101を回動させることができる。
また、足置きパネル101を回動させてから所定の時間が経過しても操作部11から信号が出力されない場合、制御部113は、足置きパネル101の運転台1側の端の高さが床面と同じ高さになったときに電磁弁109を励磁状態に切り替える。そして、制御部113は、足置きパネル101の運転台1側の端の高さが、図3(D)に示すように注意喚起パターンで制御した高さより高い所定の高さになったときに電磁弁109を非励磁状態に切り替える。これにより、制御部113は、運転士を覚醒させる覚醒パターンで足置きパネル101を回動させることができる。
次に、覚醒装置3の制御部113の構成について説明する。
図4は、制御部113の構成を示す概略ブロック図である。
制御部113は、変位センサ入力部301、計時部302、操作信号入力部303、リセット信号入力部304、リセット部305、注意喚起判定部306、覚醒判定部307、励磁パターン記憶部308、シリンダセンサ入力部309、励磁制御部310、ブレーキ制御部311を備える。
変位センサ入力部301は、変位センサ104から足置きパネル101の踏下の有無を示す信号を入力する。
計時部302は、変位センサ入力部301に足置きパネル101が踏下されたことを示す信号が入力された後に軌道系車両が運行を開始した時刻からの経過時間を計時する。
操作信号入力部303は、操作部11の操作によって発生する信号を入力する。
リセット信号入力部304は、リセットボタン12の押下によって発生する信号を入力する。
リセット部305は、操作部11の操作またはリセットボタン12の押下があった場合に、計時部302が計時する経過時間を0にリセットする。
注意喚起判定部306は、計時部302が計時する経過時間が所定の注意喚起時間(例えば、25秒)に達しているか否かを判定する。また、注意喚起判定部306は、経過時間が注意喚起時間に達した回数を計数し、注意喚起回数として内部メモリに記憶する。
覚醒判定部307は、計時部302が計時する経過時間が所定の覚醒時間(例えば、30秒)に達しているか否かを判定する。また、覚醒判定部307は、経過時間が覚醒時間に達した回数を計数し、覚醒制御回数として内部メモリに記憶する。
励磁パターン記憶部308は、励磁制御部310による電磁弁109の制御パターンを記憶する。具体的には、注意喚起回数が1回のときの制御パターン、注意喚起回数が2回のときの制御パターン、注意喚起回数が3回以上のときの制御パターン、覚醒制御回数が1回のときの制御パターン、覚醒制御回数が2回のときの制御パターン、覚醒制御回数が3回以上のときの制御パターンを記憶する。なお、制御パターンは、注意喚起回数・覚醒制御回数が多いほど動作の周期が短いことが好ましい。また、覚醒させる際の制御パターンは、注意喚起の制御パターンより足置きパネル101の回動の幅が大きいことが好ましい。
シリンダセンサ入力部309は、シリンダセンサ106からピストン105bの位置を示す信号を入力する。
励磁制御部310は、注意喚起判定部306または覚醒判定部307によって経過時間が所定の時間を経過していると判定された場合に、励磁パターン記憶部308から注意喚起パターンを読み出し、シリンダセンサ入力部309が入力した信号に基づいて、電磁弁109の励磁・非励磁を制御する。
ブレーキ制御部311は、計時部302が計時する経過時間が所定の停止制御時間(例えば、35秒)を超えた場合に、軌道系車両を停止させる。
次に、制御部113による覚醒装置3の制御動作を説明する。
図5は、制御部113の動作を示すフローチャートである。
計時部302は、変位センサ入力部301からの入力を監視し、足置きパネル101が踏下されているか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、計時部302は、変位センサ入力部301が入力した信号がONを示すか否かを判定する。変位センサ入力部301が入力した信号がOFFである場合(ステップS1:NO)、ステップS1の判定処理を繰り返す。
他方、変位センサ入力部301が入力した信号がONである場合(ステップS1:YES)、計時部302は、操作信号入力部303からの入力を監視し、軌道系車両の操作が開始されたか否かを判定する(ステップS2)。操作信号入力部303に操作信号が入力されていない場合(ステップS2:NO)、ステップS1に戻る。他方、操作信号入力部303に操作信号が入力された場合(ステップS2:YES)、計時部302は、現在時刻からの経過時間の計時を開始する(ステップS3)。
次に、計時部302は、変位センサ入力部301からの入力を監視し、足置きパネル101が踏下されているか否かを判定する(ステップS4)。足置きパネル101が踏下されている場合(ステップS4:YES)、リセット部305は、操作信号入力部303が操作信号を入力したか、またはリセット信号入力部304がリセットボタン12の押下によって生成されるリセット信号を入力したか、いずれの信号も入力されなかったかを判定する(ステップS5)。
操作信号入力部303及びリセット信号入力部304の何れにも信号が入力されなかった場合(ステップS5:NO)、注意喚起判定部306は、計時部302が計時する経過時間が、所定の注意喚起時間(例えば、25秒)を超えたか否かを判定する(ステップS6)。経過時間が注意喚起時間を超えていない場合(ステップS6:NO)、ステップS4に戻り、足置きペダルが踏下されているか否かの判定を行う。他方、経過時間が注意喚起時間を超えた場合(ステップS6:YES)、注意喚起判定部306は、内部メモリに記憶する注意喚起回数に1を加算する。次に、励磁制御部310は、注意喚起判定部306が計数する注意喚起回数に応じた制御パターンを励磁パターン記憶部308から読み出し、当該制御パターンで電磁弁109の励磁・非励磁を制御する(ステップS7)。
次に、リセット部305は、操作信号入力部303が操作信号を入力したか、またはリセット信号入力部304がリセットボタン12の押下によって生成されるリセット信号を入力したか、いずれの信号も入力されなかったかを判定する(ステップS8)。
操作信号入力部303及びリセット信号入力部304の何れにも信号が入力されなかった場合(ステップS8:NO)、覚醒判定部307は、計時部302が計時する経過時間が、所定の覚醒時間(例えば、30秒)を超えたか否かを判定する(ステップS9)。経過時間が覚醒時間を超えていない場合(ステップS9:NO)、ステップS8に戻り、操作信号またはリセット信号の入力の有無の判定を行う。他方、経過時間が覚醒時間を超えた場合(ステップS9:YES)、覚醒判定部307は、内部メモリに記憶する覚醒制御回数に1を加算する。次に、励磁制御部310は、覚醒判定部307が計数する覚醒制御回数に応じた制御パターンを励磁パターン記憶部308から読み出し、当該制御パターンで電磁弁109の励磁・非励磁を制御する(ステップS10)。
次に、リセット部305は、操作信号入力部303が操作信号を入力したか、またはリセット信号入力部304がリセットボタン12の押下によって生成されるリセット信号を入力したか、いずれの信号も入力されなかったかを判定する(ステップS11)。
操作信号入力部303及びリセット信号入力部304の何れにも信号が入力されなかった場合(ステップS11:NO)、ブレーキ制御部311は、計時部302が計時する経過時間が、所定の停止制御時間(例えば、35秒)を超えたか否かを判定する(ステップS12)。経過時間が停止制御時間を超えていない場合(ステップS12:NO)、ステップS11に戻り、操作信号またはリセット信号の入力の有無の判定を行う。他方、経過時間が停止制御時間を超えた場合(ステップS12:YES)、ブレーキ制御部311は、操作部11に非常ブレーキの作動命令を出力する(ステップS13)。
次に、リセット部305は、操作信号入力部303が非常ブレーキのリセット操作を行う操作信号を入力したか否かを判定する(ステップS14)。非常ブレーキのリセット操作としては、例えばアクセルをゼロにする操作、変速をニュートラルに切り替える操作、駐車ブレーキを作動させる操作などが挙げられる。非常ブレーキのリセット操作がなされていない場合(ステップS14:NO)、リセット操作がなされるまでステップS14の判定を繰り返す。
他方、ステップS5、S8、S11で操作信号入力部303またはリセット信号入力部304の何れかに信号が入力された場合(ステップS5、S8、S11:YES)、またはステップS14で非常ブレーキのリセット操作がなされた場合(ステップS14:YES)、リセット部305は、計時部302が計時する経過時間を0にリセットする(ステップS15)。そして、ステップS3に戻り、計時部302は、現在時刻からの経過時間の計時を開始する。
また、ステップS4で足置きパネル101が踏下されていないと判定された場合(ステップS4:NO)、運転士が軌道系車両の操作を終了したと判定し、制御部113は、覚醒装置3の制御を終了する。
このように、本発明によれば、座席2の前方の床に設けられた足置きパネル101の運動によって運転士を覚醒させる。つまり、視覚、聴覚、嗅覚を用いず、触覚により運転士に注意喚起を行うため、また圧縮エアのように運転室内の空気を媒介とせず、足置きパネル101の運動を用いることで運転士に直接注意喚起を行うことができるため、運転室内の環境に左右されず、一定の注意喚起能力を担保することができる。また、足置きパネル101の運動を用いて注意喚起を行うため、運転士の衣類によって衝撃が吸収されてしまう惧れがなく、座席の揺動と比較して小さな動力で運転士に注意喚起することができる。
従来は、赤外線センサ等の支障物センサによって座席2上に障害物が有ると判定された場合に、運転士が座席2に着座していると判定していた。しかしながら、保守用車両においては、座席2上に工具箱などの荷物を載置することが日常的に行われるため、支障物センサが座席2に置かれた荷物に反応して着座の誤認識がなされる惧れがあった。本発明によれば、足置きパネル101の踏下によって運転士の有無を検知するため、座席2上に載置された荷物の有無に左右されずに運転士を検出することができるため、運転士の誤検出を防ぐことができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、足置きパネル101の幅方向に伸びる軸回りに足置きパネル101を回動させる場合を説明したが、これに限られない。例えば、足置きパネル101の奥行き方向に伸びる軸回りに足置きパネル101を回動させるなど、水平方向に沿った軸回りに回動させることで、運転士を覚醒させる効果を得ることができる。
図6は、第1の変形例による覚醒装置3の構成を示す側面図である。
本実施形態では、足置きパネル101の踏下を検知するセンサに変位センサ104を用いる場合を説明したが、これに限られない。例えば、図6に示す第1の変形例のように、変位センサ104の代わりに、凹部4の運転台1側の端の上方における障害物までの距離を検知する光学センサ114を備えることで、足置きパネル101の踏下を検知するようにしても良い。この場合、制御部113は、障害物までの距離が所定の距離未満であると判定した場合に、足置きパネル101が踏下されたと判定する。
図7は、第2の変形例による覚醒装置3の構成を示す側面図である。
本実施形態では、足置きパネル101を回動させる動力源としてエアシリンダ105のようにアクチュエータを用いる場合を説明したが、これに限られず、他の動力源(モータやエンジンなど)を用いても良い。具体的には、図7に示す第2の変形例のように、エアシリンダ105による駆動機構の代わりに、歯車115、歯車116、モータ117による駆動機構を備え、変位センサ104の代わりにモータ117の回転数を計測するエンコーダ118を備えるようにしても良い。
具体的には、歯車115は、略半円状をなす部材であって、足置きパネル101の底面にヒンジ102と同軸に固定され、その外周面にはギア歯が形成されている。
歯車116は、略円盤状をなす部材であって、モータ117の回転軸に固定され、その外周面には、歯車115と嵌合するギア歯が形成されている。
エンコーダ118は、モータ117の回転数を計測することで、足置きパネル101の高さを検知する。
制御部113は、エンコーダ118及び操作部11からの入力に基づいてモータ117への電力の供給を制御する。具体的には、モータ117の回転数が所定数未満を示す場合(足置きパネル101が踏下されていると判定した場合)、及びモータ117の回転数が所定数以上を示す場合において操作部11が信号を所定時間の間に出力しているとき、制御部113は、モータ117への電力供給を行わない。
また、モータ117の回転数が所定数以上を示す場合において操作部11から信号が所定時間の間に出力されないとき、制御部113は、モータ117への電力供給を行い、足置きパネル101の回動の制御を行う。
また、本実施形態では、足置きパネル101をヒンジ102周りに回動させる場合を説明したが、これに限られない。例えば、覚醒装置3が足置きパネル101を上下方向に昇降させる構成を備えていても良い。以下に、足置きパネル101を上下方向に昇降させる構成を備える覚醒装置3の例(第3〜第5の変形例)を挙げる。
図8は、第3の変形例による覚醒装置3の構成を示す側面図である。
第3の変形例による覚醒装置3が設置される床には、凹部4が設けられている。凹部4の壁面には、LM(Linear Motion)ガイドレール119aを鉛直方向に案内するLMガイドブロック119bが設けられる。LMガイドレール119aの上端には足置きパネル101が固着される。また、覚醒装置3は、復元バネ103を備え、復元バネ103は、凹部4の底部に固着され、足置きパネル101を上方向に付勢する。また、覚醒装置3は、LMガイドレール119aの下方に、足置きパネル101の踏下を検知する変位センサ104を備える。変位センサ104は、リミットスイッチであり、足置きパネル101の高さが床面と同じ高さになったときに足置きパネル101に固着されたLMガイドレール119aにより押下され、ONを示す信号を出力する。また、覚醒装置3は、空気を作動流体としてその空圧で作動し、足置きパネル101を昇降させるエアシリンダ105を備える。エアシリンダ105のロッド105cは、足置きパネル101の下面に固着される。また、エアシリンダ105のヘッド側の端は、凹部4の底部に固着される。また、覚醒装置3は、エアシリンダ105へのエアの供給方向を切り替える電磁弁109、及び電磁弁109の励磁・非励磁を切り替える制御部113を備える。
上記構成を備えることで、エアシリンダ105のロッド105cの伸縮に伴い、ロッド105cに固着される足置きパネル101に固着されるLMガイドレール119aが、LMガイドブロック119bによる案内により、上下方向に移動する。これにより、LMガイドレール119aに固着される足置きパネル101は、上下方向に昇降することとなる。
図9は、第4の変形例による覚醒装置3の構成を示す側面図である。
第4の変形例による覚醒装置3は、床に埋設されたラムシリンダ120を備える。ラムシリンダ120は、シリンダ本体120aと、柱状に形成され、延在方向の一端がシリンダ本体120aの外側に突出し、シリンダ本体120aの内周壁に密接しながらその長手方向に摺動可能に収容されたラム120bとによって構成される。なお、シリンダ本体120aは、ラム120bが鉛直上方向に突出するように埋設される。ラム120bの上端には、足置きパネル101が固着される。他方、ラム120bの下端には、シリンダ室120cが区画形成される。
また、覚醒装置3は、ラムシリンダ120へのエアの供給の有無を切り替える電磁弁109を備える。電磁弁109とシリンダ室120cとは、エアの供給・排出をする給排経路121で接続されている。電磁弁109の励磁状態において、エア源から供給されるエアは給排経路121を介してシリンダ室120cに供給される。これにより、シリンダ室120cの容積が増大し、ラム120bはシリンダ本体120aの外側に移動する。足置きパネル101はラム120bの移動に伴い、鉛直上方向に移動する。他方、電磁弁109の非励磁状態において、シリンダ室120cのエアは給排経路121及び消音器112を介して外部に開放される。これにより、シリンダ室120cの容積が減少し、ラム120bはシリンダ本体120aの内側に移動する。足置きパネル101はラム120bの移動に伴い、鉛直下方向に移動する。
また、シリンダ本体120aとラム120bとの間には、ラム120bをシリンダ本体120aの外側に付勢する復元バネ103が設けられる。
また、ラムシリンダ120の外面には、ラム120bの位置を検知するための近接センサ122が設けられている。具体的には、近接センサ122は静電容量センサであり、ラム120bが近接するほど大きい電流を出力することでラム120bの位置を検知する。近接センサ122は、ラム120bの位置を検知することにより、足置きパネル101の高さが床面と同じ高さになったか否かを判定することができる。また、覚醒装置3は、エアシリンダ105へのエアの供給方向を切り替える電磁弁109、及び電磁弁109の励磁・非励磁を切り替える制御部113を備える。
上記構成を備えることで、ラムシリンダ120のラム120bの移動に伴い、ラム120bに固着される足置きパネル101が上下方向に昇降することとなる。
図10は、第5の変形例による覚醒装置3の構成を示す側面図である。
第5の変形例による覚醒装置3が設置される床面には、凹部4が設けられている。
覚醒装置3は、棒状に形成される第1リンク部材123a及び第2リンク部材123bによって構成されるリンク123を備える。第1リンク部材123aと第2リンク部材123bとは、その中心においてヒンジ123cを介して回動可能に結合されている。第1リンク部材123aの下端は、ヒンジ124によって凹部4の壁面に水平軸まわりに回動可能に支持される。第1リンク部材123aの上端は、スライダ125によって足置きパネル101の下面に水平方向に摺動可能かつ回動可能に係合される。また、第2リンク部材123bの上端は、ヒンジ126によって足置きパネル101の下面に水平軸回りに回動可能に支持される。また、第2リンク部材123bの下端は、第2リンク部材123bの下端を水平方向に案内するレール127に摺動可能に嵌合される。
また、覚醒装置3は、復元バネ103を備え、復元バネ103は、足置きパネル101の運転台1側の端が上方向に移動するように、足置きパネル101を付勢する。具体的には、復元バネ103は、凹部4の壁面のうち、第1リンク部材123aの下端を支持するヒンジ124に対向する壁面に固設され、第2リンク部材123bの下端を第1リンク部材123aの下端に近接させる方向に付勢する。第1リンク部材123aと第2リンク部材123bとは、ヒンジ123cによって支持されるため、第2リンク部材123bの下端が第1リンク部材123aの下端へ近接することで、第2リンク部材123bの上端及び第1リンク部材123aの上端は、互いに近接しながら上方向に移動する。
また、覚醒装置3は、凹部4の端に、足置きパネル101の踏下を検知する変位センサ104、足置きパネル101を回動させるエアシリンダ105、エアシリンダ105へのエアの供給方向を切り替える電磁弁109、及び電磁弁109の励磁・非励磁を切り替える制御部113を備える。なお、エアシリンダ105のロッド105cは、ヒンジ107を介して第1リンク部材123aのヒンジ123cより上端側の部分に、水平軸回りに回動可能に支持され、エアシリンダ105のヘッドは、ヒンジ108を介して凹部4の底部に、水平軸回りに回動可能に支持される。
上記構成を備えることで、エアシリンダ105のロッド105cの伸張に伴い、ロッド105cに支持される第1リンク部材123aが上方向に移動する。このとき、第1リンク部材123aの下端はヒンジ124によって凹部4の壁面に支持されるため、第1リンク部材123aは、ヒンジ124を中心に、第1リンク部材123aの上端を上方向に移動させる方向に回動する。このとき、ヒンジ123cを介して第1リンク部材123aに支持される第2リンク部材123bは、第1リンク部材123aの回動に伴って移動する。第2リンク部材123bの下端は、レール127に嵌合されるため、レール127に沿って第1リンク部材123aの下端に近接する方向に移動する。これにより、第2リンク部材123bの上端に固着される足置きパネル101は、鉛直上方向に移動する。同様に、エアシリンダ105のロッド105cが縮小することで、足置きパネル101は、鉛直下方向に移動する。
上述の操作部11は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…運転台 2…座席 3…覚醒装置 4…凹部 11…操作部 12…リセットボタン 101…足置きパネル 102…ヒンジ 103…復元バネ 104…変位センサ 104a…作動体 105…エアシリンダ 105a…シリンダ本体 105b…ピストン 105c…ロッド 105d…ロッド側シリンダ室 105e…ヘッド側シリンダ室 106…シリンダセンサ 107…ヒンジ 108…ヒンジ 109…電磁弁 110…第1給排経路 111…第2給排経路 112…消音器 113…制御部 114…光学センサ 115…歯車 116…歯車 117…モータ 118…エンコーダ 119a…LMガイドレール 119b…LMガイドブロック 120…ラムシリンダ 120a…シリンダ本体 120b…ラム 120c…シリンダ室 121…給排経路 122…近接センサ 123…リンク 123a…第1リンク部材 123b…第2リンク部材 123c…ヒンジ 124…ヒンジ 125…スライダ 126…ヒンジ 127…レール

Claims (7)

  1. 座席に着座して操作部の操作を行う使用者を覚醒させる覚醒装置であって、
    前記座席前方の床に設けられた足置きパネルと、
    前記使用者による前記足置きパネルの踏下を検知するセンサと、
    前記足置きパネルを移動させる動力源と、
    前記センサによる前記足置きパネルの踏下が検知されている間、前記操作部の操作によって発生する信号を取得し、取得した信号に基づいて前記動力源の駆動を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする覚醒装置。
  2. 前記制御部は、前記センサによる前記足置きパネルの踏下が検知されていない場合、前記動力源を駆動させない
    ことを特徴とする請求項1に記載の覚醒装置。
  3. 前記足置きパネルは、水平方向に沿った回転軸回りに回動可能に支持され、
    前記動力源は、駆動によって前記足置きパネルを前記回転軸回りに回動させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の覚醒装置。
  4. 前記足置きパネルの少なくとも一部を所定の位置から上方向に移動させように前記足置きパネルを付勢する付勢手段を備え、
    前記センサは、前記足置きパネルが所定の位置に存在する場合に前記足置きパネルの踏下を検知する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の覚醒装置。
  5. 前記動力源は、前記足置きパネルを座席方向に起伏させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の覚醒装置。
  6. 前記制御装置は、前記センサによって前記足置きパネルの踏下が検知されており、かつ前記操作部の操作によって発生する信号を一定期間取得していない場合に、前記動力源を動作させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の覚醒装置。
  7. 請求項1に記載の覚醒装置を搭載することを特徴とする軌道系車両。
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