JP5484810B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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この発明は車両の制御装置に関する。
車両に搭載された駆動源の出力を変速してドライブシャフトを介して駆動輪に伝達する自動変速機としてベルト式の無段変速機を備えた車両において、駆動輪がスキッドしたと判定されるとき、ベルトを押圧するプーリ側圧を上げることが特許文献1で提案されている。
特開平4−277363号公報
無段変速機にあっては特許文献1記載の技術でスキッドによって生じた出力トルクの変動に起因するベルトのスリップを抑制できるが、有段変速機においてもスキッドによって生じる出力トルクの変動は変速ショックの一因となる。
さらに、変速機の種別に関わらず、スキッドの状態によっては、そもそも低摩擦路面でスリップしたのか、高摩擦路面でスリップしたのか判定できず、車両の走行速度も検出できない場合も生じ、車両の挙動が不安定となる場合があった。これは、前後輪がそれぞれ駆動される4輪駆動の車両において特に顕著となる。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、駆動輪がスキッドしたと判定されるとき、駆動源の出力トルクの変動を低減して車両の挙動を安定させるようにした車両の制御装置を提供することにある。
請求項に係る車両の制御装置にあっては、車両に搭載された内燃機関からなる駆動源の出力を変速してドライブシャフトを介して駆動輪に伝達する自動変速機を備えた車両において、前記駆動輪の回転速度を示す出力を生じる車輪速センサと、前記車輪速センサの出力に基づいて前記駆動輪の車両前後方向の滑り比と左右方向の滑り比のいずれかが所定範囲を超えるスキッドが発生したか否か判定するスキッド判定手段と、前記駆動輪のスキッドが発生したと判定されるとき、前記自動変速機から前記ドライブシャフトまでのドライブトレーンから出力される前記駆動源の出力トルクを算出し、少なくとも前記算出された出力トルクと変速比と車重から予想される前記車両の第1の走行加速度を算出すると共に、前記車輪速センサの出力に基づ前記駆動輪の回転速度の変化量から予想される前記車両の第2の走行加速度を算出する走行加速度算出手段と、前記算出された第1、第2の走行加速度に基づいて前記出力トルクの余剰走行加速度を算出し、前記算出された余剰走行加速度から余剰トルクを算出する余剰トルク算出手段と、前記算出された余剰トルクを除去する余剰トルク除去手段とを備え、前記自動変速機はベルト式無段変速機からなり、前記余剰トルク除去手段は、前記算出された余剰トルクに基づいて前記自動変速機の変速比を減少させる変速比変更量を算出すると共に、前記算出された変速比変更量が零となるように前記変速比を減少させて前記余剰トルクを除去する如く構成した。
請求項に係る車両の制御装置にあっては、前記車両は前記駆動源の出力によって前後輪をそれぞれ駆動するように構成される如く構成した。
請求項1に係る車両の制御装置にあっては、内燃機関からなる駆動輪の回転速度を示す出力を生じる車輪速センサの出力に基づいて駆動輪の車両前後方向の滑り比と左右方向の滑り比のいずれかが所定範囲を超えるスキッドが発生したか否か判定し、スキッドが発生したと判定されるとき、自動変速機からドライブシャフトまでのドライブトレーンから出力される駆動源の出力トルクを算出し、少なくとも算出された出力トルクと変速比と車重から予想される車両の第1の走行加速度を算出すると共に、車輪速センサの出力に基づ駆動輪の回転速度の変化量から予想される車両の第2の走行加速度を算出し、算出された第1、第2の走行加速度に基づいて出力トルクの余剰走行加速度を算出し、算出された余剰走行加速度から余剰トルクを算出し、算出された余剰トルクを除去する如く構成、即ち、出力トルクの変動を車両の走行加速度の余剰分として算出して除去する如く構成したので、出力トルクの変動を低減することができる。また、自動変速機はベルト式の無段変速機からなるので、ベルトのスリップを抑制できる
また、低摩擦路面と高摩擦路面のいずれでスリップしたのか判定できず、車両の走行速度も検出できない場合が生じ得たとしても、余剰トルクを算出して除去するように制御することで、車両の挙動を安定させることができる。
また算出された余剰トルクに基づいて自動変速機の変速比を減少させる変速比変更量を算出し、算出された変速比変更量が零となるように変速比を減少させて余剰トルクを除去する如く構成したので、上記した効果に加え、同様に余剰トルクを徐々に減少させるなどして適切に除去することができる。
請求項に係る車両の制御装置にあっては、車両は駆動源の出力によって前後輪をそれぞれ駆動するように構成、即ち、4輪駆動の車両として構成される如く構成したので、請求項1で述べた効果に加え、特に4輪駆動の車両において4輪の全てあるいは過半がスリップして低摩擦路面と高摩擦路面のいずれでスリップしたのか判定できず、車両の走行速度も検出できない場合が生じたとしても、余剰トルクを算出して除去するように制御することで車両の挙動を安定させることができる。
この発明の第1実施例に係る車両の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す車両の制御装置の動作を示すフロー・チャートである。 図2に示すフロー・チャートの処理を示すタイム・チャートである。 この発明の第2実施例に係る車両の制御装置の動作を示す、図2と同様なフロー・チャートである。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両の制御装置を実施するための形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る車両の制御装置を全体的に示す概略図である。
図1において符号10は車両を示し、車両10には水冷式のガソリンを燃料とする内燃機関(駆動源。以下「エンジン」という)12が搭載される。図示は省略するが、エンジン12においてスロットルバルブはアクセルペダルとの機械的な連結が断たれ、電動モータなどのアクチュエータで駆動されるDBW機構によって駆動される。
エンジン12の出力はCVT(Continuous Variable Transmission。自動変速機)14に入力される。
CVT14は、メインシャフトMSに配置されたドライブプーリ14aと、カウンタシャフトCSに配置されたドリブンプーリ14bと、その間に掛け回される金属製のベルト14cと、それに作動油を供給する油圧機構(図示せず)とからなり、トルクコンバータ16とフォワードクラッチ20を介してメインシャフトMSから入力されたエンジン12の出力を無段階の変速比で変速する。
CVT14で変速されたエンジン12の出力はカウンタシャフトCSから減速ギヤ22を介してトランスファ24に入力され、そこで前輪側と後輪側に分配される。前輪側の出力は、フロントディファレンシャル機構26とフロントドライブシャフト30を介して前輪(駆動輪)32に伝達される。
後輪側の出力はプロペラシャフト34でリアディファレンシャル機構36に送られ、リアドライブシャフト40を介して後輪(駆動輪)42に伝達される。このように車両10はCVT14からドライブシャフト30,40までのドライブトレーンを備え、エンジン12の出力をCVT14で変速して前輪32と後輪42をそれぞれ駆動する、4輪駆動4WD型の車両として構成される。
プロペラシャフト34上には、ビスカスカップリング44が介挿される。ビスカスカップリング44は、容器の中に多数のクラッチプレートが収納されると共に、高粘度のシリコンオイル(流体)が封入されており、プレート間に発生する回転差によって発生する剪断力によって動力を伝達する。
CVT14においてドライブプーリの付近にはNDRセンサ50が設けられてCVT14の入力回転数に応じた出力を生じると共に、ドリブンプーリの付近にはNDNセンサ52が設けられてCVT14の出力回転数に応じた出力を生じる。
左右の前輪32のフロントドライブシャフト30と後輪42のリアドライブシャフト40の付近には車輪速センサ54がそれぞれ設けられ、計4個の車輪速センサ54は左右の前後輪の回転速度に応じた出力を生じる。
車両10の運転席床面のアクセルペダル(図示せず)の付近にはアクセル開度センサ56が設けられてアクセル開度(運転者によるアクセルペダル踏み込み量)APに応じた出力を生じると共に、ブレーキペダル(図示せず)の付近にはブレーキ(BRK)スイッチ60が設けられ、運転者によってブレーキペダルが操作されるとき、オン信号を出力する。
上記したセンサの出力はECU(Electronic Control Unit。電子制御装置)70に送られる。ECU70はCPU,ROM,EEPROM,RAMおよび入出力I/Oなどで構成されるマイクロコンピュータからなり、CVT14の動作を制御する。
ECU70は、CAN(Controller Area Network)72を介してエンジン12の動作を制御するECU74と、トラクション制御やアンチスキッド制御などを行うECU76などに接続され、それらと通信自在に構成される。
ECU74はクランク角センサ、絶対圧センサ、水温センサなど(図示せず)を備え、クランク角センサの出力の時間間隔をカウントしてエンジン回転数NEを検出すると共に、絶対圧センサの出力からスロットルバルブ下流の吸気管内絶対圧(エンジン負荷を示す)を検出し、水温センサからエンジン12の温度を検出する。ECU74はそれら検出値に基づき、エンジン12の動作を制御すると共に、DBW機構の動作を制御する。
次いで、この実施例に係る車両の制御装置の動作を説明する。
図2はその動作を示すフロー・チャートであり、ECU70によって所定時間、例えば10ms(msec)ごとに実行される。
以下説明すると、S10において駆動輪(前輪32、後輪42)がスキッド(滑り)しているか否か判断する。この判断は、4個の車輪速センサ54の出力から4個の車輪の車両前後方向の滑り比と左右方向の滑り比のいずれかが所定範囲の外にあるか否か判定することで行う。
S10で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS12に進み、フラグF(後述)のビットが1にセットされているか否か判断する。フラグFのビットの初期値は0であることからS12の判断は通常否定されてS14に進み、このフラグFのビットを1にセットする。
次いでS16に進み、クランク軸端トルクとCVT14で制御されているレシオ(変速比)と効率を乗じることでフロントドライブシャフト30(およびリアドライブシャフト40)上の駆動力を算出する。
クランク軸端トルクはエンジン12がそのクランク軸から出力するトルクであり、CAN72を通じてECU74から得たエンジン回転数と吸気管内絶対圧とから予め設定された特性を検索して算出する。効率はCVT14で制御されているレシオから予め設定された特性を検索して算出する(尚、効率は一定値としても良い)。
次いでS18に進み、S16で算出された駆動力と車重から予め設定された特性(マップ)を検索して予測される車両10の第1の走行加速度G1〔m/s〕を算出する。車重は一定値とする。ここで算出される走行加速度G1は車両10の前後方向の加速度であり、乾燥路面(高摩擦路面)上の基準値を意味する。
次いでS20に進み、駆動輪(前輪32、後輪42)の回転速度から予測される車両10の第2の走行加速度G2〔m/s〕を算出する。第2の駆動力G2は、車輪速センサ54の図2の今回プログラムのときの出力と前回プログラムループのときの出力の差分値を求め、求めた差分値で予め設定された適宜な特性を検索することで算出する。
次いでS22に進み、算出された第2の走行加速度G2から第1の走行加速度G1を減算して得た差が0を超えるか否か判断し、肯定されるときはS24に進み、第2の走行加速度G2から第1の走行加速度G1を減算して得た差から予め設定された適宜な特性を検索して余剰走行加速度を算出し、それから余剰トルクを算出する。
このように、余剰トルクは車両10のドライブシャフト30,40上の走行加速度を超える、駆動輪32,42の回転速度から予想されるタイヤ側の余剰の走行加速度を意味する。従って、S22で否定されるときは以降の処理をスキップする。
次いでS26に進み、算出された余剰トルクで予め設定された適宜な特性を検索してエンジン12のスロットル絞り量(スロットルバルブの開度の減少量)を算出し、S28に進み、スロットルバルブを絞る、即ち、算出されたスロットル絞り量に従ってECU74を介してDBW機構を通じてスロットルバルブを閉弁方向に所定量だけ(換言すればスロットル絞り量の全てではなく、その一部だけ)駆動する。
次いでS30に進み、カウンタ(アップカウンタ)の値をリセットし、S32に進み、スロットル絞り量が零に達したか否か判断し、否定されるときはS34に進み、上記したカウンタの値を1つインクリメントしてプログラムを終了する。
次回以降のプログラムループにおいてS10の判断が肯定されるとき、S12に進み、そこでの判断も肯定されてS36に進み、カウンタの値が所定値Cn(例えば0.5s相当値)以上か否か判断する。
S36で否定されるときはS34に進み、カウンタの値をインクリメントしてプログラムを終了する一方、肯定されるときはS28に進み、スロットルバルブを閉弁方向に再び所定量だけ駆動する。
図3は図2の処理を説明するタイム・チャートである。
図示の如く、スキッドと判断され、余剰トルクが算出されると、時刻t1でスロットルバルブが閉弁方向に所定量だけ駆動される。次いで所定の時間(Cn相当値)が経過すると、スロットルバルブは閉弁方向に再び所定量だけ駆動され、以降、スロットル絞り量、換言すれば余剰トルクが零になるまで、それが繰り返される。
このようにスロットルバルブを徐々に閉弁させるのは、トルクの応答遅れを考慮してエンジン12の出力トルクから余剰分を可能な限り滑らかに除去するためである。
図2フロー・チャートの説明に戻ると、S32でスロットル絞り量が零に達したと判断されるときはS38に進み、フラグのビットを0にリセットすると共に、カウンタの値を零にリセットしてプログラムを終了する。
この実施例は上記のように余剰トルクを算出して除去するように構成したことで、エンジン12の出力トルクの変動を低減でき、CVT14のベルト14cのスリップを抑制することができる。また、低摩擦路面と高摩擦路面のいずれでスリップしたのか判定できず、車両10の走行速度も検出できない場合が生じ得たとしても、車両10の挙動を安定させることができる。
図4は、この発明の第2実施例に係る車両の制御装置の動作を示す、図2と同様のフロー・チャートである。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第2実施例にあってもS100からS114まで第1実施例のS10からS24と同様の処理を行った後、S116に進み、余剰トルクから適宜な特性を検索してCVT14のレシオのOD側への変更量を算出する。
次いでS118に進み、CVT14のレシオを変更、より具体的にはその変更量に向けて所定量だけ変更する。S120以降において所定の時間が経過するごとにレシオを変更量に向けて所定量ずつ徐々に変更することは、第1実施例のS30からS38の処理と異ならない。
第2実施例も上記のように余剰トルクを算出して除去するように構成したことで、エンジン12の出力トルクの変動を低減することができ、CVT14のベルト14cのスリップを抑制できると共に、車両10の挙動を安定させることができる。
以上述べた如く、第2実施例にあっては、車両10に搭載された内燃機関(エンジン)12からなる駆動源の出力を変速してドライブシャフト30,40を介して駆動輪32,42に伝達する自動変速機(CVT)14を備えた車両10において、前記駆動輪の回転速度を示す出力を生じる車輪速センサ54と、前記車輪速センサの出力に基づいて前記駆動輪の車両前後方向の滑り比と左右方向の滑り比のいずれかが所定範囲を超えるスキッドが発生したか否か判定するスキッド判定手段(ECU70,S10,100)と、前記駆動輪のスキッドが発生したと判定されるとき、前記自動変速機から前記ドライブシャフト30,40までのドライブトレーンから出力される前記駆動源の出力トルクを算出し、少なくとも前記算出された出力トルク、より正確には前記算出された出力トルクと変速比と車重とから予想される前記車両の第1の走行加速度G1を算出すると共に、前記車輪速センサ54の出力に基づ前記駆動輪32,42の回転速度の変化量から予想される前記車両の第2の走行加速度G2を算出する走行加速度算出手段(ECU70,S12からS20,S102からS110)と、前記算出された第1、第2の走行加速度G1,G2に基づいて前記出力トルクの余剰走行加速度を算出し、前記算出された余剰走行加速度から余剰トルクを算出する余剰トルク算出手段(ECU70,S22,S24,S112,S114)と、前記算出された余剰トルクを除去する余剰トルク除去手段(ECU70,S26からS38,S116からS128)とを備え、前記CVT14はベルト式のCVT(無段変速機)からなり、前記余剰トルク除去手段は、前記算出された余剰トルクに基づいて前記自動変速機の変速比を減少させる変速比変更量を算出すると共に、前記算出された変速比変更量が零となるように前記変速比を減少させて前記余剰トルクを除去する如く構成、即ち、出力トルクの変動を車両10の走行加速度Gnの余剰分として算出して除去する如く構成したので、出力トルクの変動を低減することができると共に、ベルトのスリップを抑制できる
また、低摩擦路面と高摩擦路面のいずれでスリップしたのか判定できず、車両10の走行速度も検出できない場合が生じ得たとしても、余剰トルクを算出して除去するように制御することで車両10の挙動を安定させることができる。
また、前記車両10は前記駆動源(エンジン)12の出力によって前後輪32,42をそれぞれ駆動するように構成、即ち、4輪駆動の車両として構成される如く構成したので、上記した効果に加え、特に4輪駆動の車両において4輪の全てあるいは過半がスリップして低摩擦路面と高摩擦路面のいずれでスリップしたのか判定できず、車両10の走行速度も検出できない場合が生じたとしても、余剰トルクを算出して除去するように制御することで車両10の挙動を安定させることができる。
また、前記余剰トルク除去手段は、前記算出された余剰トルクに基づいて前記自動変速機の変速比を減少させる変速比変更量を算出すると共に、前記算出された変速比変更量が零となるように前記自動変速機の変速比を減少させて前記余剰トルクを除去する如く構成したので、上記した効果に加え、同様に余剰トルクを徐々に減少させるなどして適切に除去することができる。
また、第1、第2実施例にあっては、前記自動変速機が無段変速機(CVT)14からなる如く構成した構成したので、ベルト式の無段変速機(CVT)4においてベルト14cのスリップを抑制でき、ベルト14cの耐久性を向上させることができる。
10 車両、12 内燃機関(エンジン)、14 自動変速機(CVT)、24 トランスファ、30 フロントドライブシャフト、32 前輪、34 プロペラシャフト、40 リアドライブシャフト、42 後輪、44 ビスカスカップリング、54 車輪速センサ、56 アクセル開度センサ、60 ブレーキスイッチ、70 ECU(電子制御ユニット)

Claims (2)

  1. 車両に搭載された内燃機関からなる駆動源の出力を変速してドライブシャフトを介して駆動輪に伝達する自動変速機を備えた車両において、前記駆動輪の回転速度を示す出力を生じる車輪速センサと、前記車輪速センサの出力に基づいて前記駆動輪の車両前後方向の滑り比と左右方向の滑り比のいずれかが所定範囲を超えるスキッドが発生したか否か判定するスキッド判定手段と、前記駆動輪のスキッドが発生したと判定されるとき、前記自動変速機から前記ドライブシャフトまでのドライブトレーンから出力される前記駆動源の出力トルクを算出し、少なくとも前記算出された出力トルクと変速比と車重から予想される前記車両の第1の走行加速度を算出すると共に、前記車輪速センサの出力に基づ前記駆動輪の回転速度の変化量から予想される前記車両の第2の走行加速度を算出する走行加速度算出手段と、前記算出された第1、第2の走行加速度に基づいて前記出力トルクの余剰走行加速度を算出し、前記算出された余剰走行加速度から余剰トルクを算出する余剰トルク算出手段と、前記算出された余剰トルクを除去する余剰トルク除去手段とを備え、前記自動変速機はベルト式無段変速機からなり、前記余剰トルク除去手段は、前記算出された余剰トルクに基づいて前記自動変速機の変速比を減少させる変速比変更量を算出すると共に、前記算出された変速比変更量が零となるように前記変速比を減少させて前記余剰トルクを除去することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記車両は前記駆動源の出力によって前後輪をそれぞれ駆動するように構成されることを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
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