JP5483181B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
従来より、黒色を含む複数色の画像をそれぞれの色に対応した像担持体上に形成する複数の画像形成部が設けられた画像形成装置が知られている(特許文献1など)。
特許文献1に記載の画像形成装置には、黒色の画像形成部で形成した黒色画像を記録媒体上に直接転写する直接転写位置と、残りの他色の画像形成部から中間転写ベルト上に一次転写された他色画像を中間転写ベルト上から記録媒体上に二次転写する二次転写位置とがある。この二次転写位置は前記直接転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側に位置している。中間転写ベルトは複数のローラ部材によって回転可能に張架されており、前記複数のローラ部材の1つである駆動ローラによって中間転写ベルトを回転させる。また、前記直接転写位置と前記二次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された記録媒体搬送ベルトが設けられている。特許文献1に記載の画像形成装置では、前記記録媒体搬送ベルトによって記録媒体を前記直接転写位置と前記二次転写位置とを通過させて、前記二次転写位置から記録媒体上に転写された他色画像と前記直接転写位置から記録媒体上に転写された黒色画像とを記録媒体上で重ね合わせて記録媒体上にフルカラー画像を形成する。また、前記記録媒体搬送ベルトによって記録媒体を担持搬送することで、前記直接転写位置と前記二次転写位置との間の記録媒体搬送経路の変動が抑えられ、前記直接転写位置と前記二次転写位置との間で記録媒体を安定して搬送することができる。
特許文献1に記載の画像形成装置においては、複数の像担持体、中間転写ベルト、及び、記録媒体搬送ベルトを、駆動源たるモータで駆動するようになっている。かかる構成において、全ての駆動対象をそれぞれ異なるモータで駆動するようにすると、相当数のモータが必要になってコスト高や画像形成装置の大型化を招いてしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、低コスト化や小型化を図ることができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転可能に複数のローラ部材に張架された中間転写ベルトと、該中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された第一の像担持体と、該第一の像担持体上に画像を形成する第一の画像形成手段と、該第一の像担持体上に形成された画像を該中間転写ベルト上に一次転写する一次転写手段と、該中間転写ベルト上に転写された画像を記録媒体上に二次転写する二次転写手段と、該中間転写ベルト上から記録媒体上に画像が二次転写される二次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第二の像担持体と、該第二の像担持体上に画像を形成する第二の画像形成手段と、該第二の像担持体上に形成された画像を記録媒体上に直接転写する直接転写手段と、前記第二の像担持体上から記録媒体上に画像が直接転写される直接転写位置と前記二次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された記録媒体搬送ベルトと、を備える画像形成装置において、前記第一の像担持体と前記中間転写ベルトとの駆動源が同一であるか、前記第二の像担持体と前記記録媒体搬送ベルトとの駆動源が同一であるか、の少なくとも一方であり、前記第一の像担持体と前記中間転写ベルトとを駆動する第一駆動源と、前記第一の像担持体の回転方向の基準位置を検知する第一の像担持体基準位置検知手段と、前記第一の像担持体の速度を検知する第一の像担持体速度検知手段と、前記第一駆動源に対して速度制御を行なう第一駆動源速度制御手段とを有し、前記第一駆動源速度制御手段は、前記第一の像担持体基準位置検知手段によって検知された前記第一の像担持体の基準位置の検知タイミングと前記第一の像担持体速度検知手段の情報より得た前記第一の像担持体の周期的な速度変動とを関連付けて、前記第一の像担持体の周期的な速度変動を打ち消すように前記第一駆動源の速度制御を行なうものであり、前記第一の像担持体上に形成された画像を前記中間転写ベルト上に一次転写する一次転写位置と前記二次転写位置との中間転写ベルト回転方向における間隔が、前記第一の像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記中間転写ベルトに中間転写させる第一の像担持体以外の像担持体を有し、前記中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された、前記第一の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各一次転写位置の間隔が、前記第一像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、回転可能に複数のローラ部材に張架された中間転写ベルトと、該中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された第一の像担持体と、該第一の像担持体上に画像を形成する第一の画像形成手段と、該第一の像担持体上に形成された画像を該中間転写ベルト上に一次転写する一次転写手段と、該中間転写ベルト上に転写された画像を記録媒体上に二次転写する二次転写手段と、該中間転写ベルト上から記録媒体上に画像が二次転写される二次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第二の像担持体と、該第二の像担持体上に画像を形成する第二の画像形成手段と、該第二の像担持体上に形成された画像を記録媒体上に直接転写する直接転写手段と、前記第二の像担持体上から記録媒体上に画像が直接転写される直接転写位置と前記二次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された記録媒体搬送ベルトと、を備える画像形成装置において、前記第一の像担持体と前記中間転写ベルトとの駆動源が同一であるか、前記第二の像担持体と前記記録媒体搬送ベルトとの駆動源が同一であるか、の少なくとも一方であり、前記第二の像担持体と前記記録媒体搬送ベルトとを駆動する第二駆動源と、前記第二の像担持体の回転方向の基準位置を検知する第二の像担持体基準位置検知手段と、前記第二の像担持体の速度を検知する第二の像担持体速度検知手段と、前記第二駆動源に対して速度制御を行なう第二駆動源速度制御手段とを有し、前記第二駆動源速度制御手段は、前記第二の像担持体基準位置検知手段によって検知された前記第二の像担持体の基準位置の検知タイミングと前記第二の像担持体速度検知手段の情報より得た前記第二の像担持体の周期的な速度変動とを関連付けて、前記第二の像担持体の周期的な速度変動を打ち消すように前記第二駆動源の速度制御を行なうものであり、前記直接転写位置と前記二次転写位置との間隔が、前記第二の像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記第二の像担持体速度検出手段は、上記第二の像担持体上から上記記録媒体搬送ベルト上に転写されたパターン画像を検知する第二のパターン画像検知手段を有し、前記記録媒体搬送ベルトの表面上での上記直接転写位置から前記第二のパターン画像検知手段によるパターン画像検知位置までの距離が、前記第二の像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3またはの画像形成装置において、上記直接転写位置と上記二次転写位置との間隔が、上記記録媒体搬送ベルトを張架する複数のローラ部材の1つであり該記録媒体搬送ベルトを回転駆動させる記録媒体搬送ベルト駆動ローラの円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4またはの画像形成装置において、中間転写ベルト回転方向における上記一次転写位置と上記二次転写位置との間隔が、上記中間転写ベルトを張架する複数のローラ部材の1つであり該中間転写ベルトを回転駆動させる中間転写ベルト駆動ローラの円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4、5またはの画像形成装置において、上記中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された、上記第一の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各一次転写位置の間隔が、前記中間転写ベルトを張架する複数のローラ部材の1つであり該中間転写ベルトを回転駆動させる中間転写ベルト駆動ローラの円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
本発明においては、第一の像担持体と中間転写ベルトとを駆動する駆動源が同一であることで、第一の像担持体と中間転写ベルトそれぞれに対して別個に駆動源を設ける場合よりも画像形成装置内に設けられる駆動源の数を減らすことができる。一方、第二の像担持体と記録媒体搬送ベルトとを駆動する駆動源が同一であることで、第二の像担持体と記録媒体搬送ベルトそれぞれに対して別個に駆動源を設ける場合よりも、画像形成装置内に設けられる駆動源の数を減らすことができる。よって、第一の像担持体、第二の像担持体、中間転写ベルト、及び、記録媒体搬送ベルトそれぞれに対して別個で駆動源を設ける場合よりも、画像形成装置内に設けられる駆動源の数を減らすことができ、その分、画像形成装置の低コスト化や小型化を図ることができる。
以上、本発明によれば、画像形成装置の低コスト化や小型化を図ることができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 直接転写ユニットと中間転写ユニットとの概略構成図。 駆動系が示された直接転写ユニットと中間転写ユニットとの概略構成図。 直接転写ユニットと中間転写ユニットとの駆動系を示した模式図。 感光体駆動系を示した図。 記録紙搬送ベルト上のパターンを示した図その1。 記録紙搬送ベルト上のパターンを示した図その2。 振幅制御前の位相センサ出力と感光体の位置ずれ波形をプロットした図。 振幅制御後の位相センサ出力と感光体の位置ずれ波形をプロットした図。 記録紙搬送ベルトの速度変動の位相を合わせない場合のブラックとカラーの位置ずれ波形。 記録紙搬送ベルトの速度変動の位相を合わる場合のブラックとカラーの位置ずれ波形。 B用の直接転写ニップを二次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置した場合のプリンタの概略構成図。 感光体11C,M,Yを中間転写ベルトの下方に配置した場合のプリンタの概略構成図。 中間転写ベルトに対向した画像形成ユニットが単数の場合のプリンタの概略構成図。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した第一の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、プリンタは、プリンタ部を備えている。
プリンタ部は、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラック(以下、C,M,Y,Bと記す)のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット1C,M,Y,Bを有している。また、プリンタ部の中間転写ユニット6は、ベルトループ内側に配設された駆動ローラ8、テンションローラ15、及び、3つの一次転写ローラ26C,M,Y,Bによって水平方向に延在する姿勢で張架された中間転写ベルト12を有している。テンションローラ15は揺動可能に軸支されており、中間転写ベルト内側から外側に向かってスプリング61により付勢されることで中間転写ベルト12に張力を与えている。像担持体としての中間転写ベルト12は、駆動ローラ8の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめられる。3つの画像形成ユニット1C,M,Yは、中間転写ベルト12の張架面に沿って並ぶように配設されている。
画像形成ユニット1C,M,Y,Bは、ドラム状の感光体11C,M,Y,B、帯電装置(図示省略)、現像装置(図示省略)、及び、ドラムクリーニング装置(図示省略)を1つのユニットとして共通の保持体で保持した状態で、プリンタ部の筐体に対してそれらが一体的に着脱されるようになっている。上記帯電装置は、図示しない駆動手段によって回転駆動される感光体11C,M,Y,Bの周面を、暗中にて、トナーの帯電極性とは逆極性に一様帯電せしめるものである。
画像形成ユニット1C,M,Yの上方や画像形成ユニット1Bの左側方には、光書込ユニット2C,M,Y,Bが配設されている。図示しない外部のパーソナルコンピュータから送られてくるカラー画像情報は、図示しない画像処理部でC,M,Y,Bの情報に分解された後、プリンタ部内で処理される。光書込ユニット2は、C,M,Y,Bの色分解画像情報に基づいて、周知の技術によって図示しないC,M,Y,B用の光源を駆動して、C,M,Y,B用の書込光を生成する。そして、上記帯電装置によって一様帯電せしめられた感光体11C,M,Y,Bの周面を、C,M,Y,B用の書込光で走査する。これにより、感光体11C,M,Y,Bの周面には、C,M,Y,B用の静電潜像が形成される。書込光の光源としては、レーザーダイオードやLEDなどを例示することができる。
感光体11C,M,Y,Bの周面に形成された静電潜像は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いる周知の2成分現像方式を採用した現像装置によって現像されてC,M,Y,Bトナー像となる。なお、現像装置として、トナーからなる1成分現像剤を用いる周知の1成分現像方式を採用したものを用いてもよい。
4つの感光体のうち、C,M,Y用の感光体11C,M,Yは、中間転写ベルト12に当接してC,M,Y用の一次転写ニップを形成している。また、中間転写ベルト12のループ内側には、中間転写ベルト12をC,M,Y用の感光体11C,M,Yに向けて押圧する一次転写ローラ26C,M,Yが配設されている。一次転写ローラ26C,M,Yには、それぞれ一次転写バイアスが印加されており、これにより、C,M,Y用の一次転写ニップ内に転写電界が形成される。感光体11C,M,Yの周面に形成されたC,M,Yトナー像は、転写電界やニップ圧の作用によってC,M,Y用の一次転写ニップで中間転写ベルト12のおもて面(ループ外側面)に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト12のおもて面には、3色重ね合わせトナー像が形成される。
中間転写ベルト12の図中右側方には、直接転写ユニット7が配設されている。この直接転写ユニット7は、無端状の記録紙搬送ベルト13を有している。記録紙搬送ベルト13は、二次転写ローラ9、駆動ローラ14、テンションローラ16、及び、B用の転写ローラ36Bによって縦長の姿勢で張架されながら、駆動ローラ14の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。テンションローラ16は揺動可能に軸支されており、記録紙搬送ベルト内側から外側に向かってスプリング62により付勢されることで記録紙搬送ベルト13に張力を与えている。また、記録紙搬送ベルト13の二次転写ローラ9に対する掛け回し箇所を、中間転写ベルト12における駆動ローラ8に対する駆け回り箇所に当接させて二次転写ニップを形成している。二次転写ローラ9には、二次転写バイアスが印加されており、これにより二次転写ニップ内に転写電界が形成される。また、記録紙搬送ベルト13のB用の転写ローラ36Bに対する掛け回し箇所をB用の感光体11Bに当接させて、B用の直接転写ニップも形成している。転写ローラ36Bにも一次転写ローラ26C,M,Yと同様に転写バイアスが印加されており、これによりB用の直接転写ニップ内に転写電界が形成される。
プリンタ部の筺体の下部には、第一給紙カセット3と第二給紙カセット4とが鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセットは、内部に収容している記録紙Pを紙搬送路に送り出す。送り出された記録紙Pは、プリンタ部内を鉛直方向に沿って延びる紙搬送路内に配設されたレジストローラ対111に突き当たってスキューが補正された後、レジストローラ対111のローラ間に挟み込まれる。そして、レジストローラ対111により、所定のタイミングで更に上方に向けて送り出される。
レジストローラ対111から送り出された記録紙Pは、紙搬送路内に形成された、上述のB用の直接転写ニップとC,M,Y用の二次転写ニップとを順次通過する。B用の直接転写ニップを記録紙Pが通過する際に、感光体11Bの周面上のBトナー像が転写電界やニップ圧の作用を受けて記録紙P上に転写せしめられる。更に、その後、記録紙Pが二次転写ニップを通過する際に、記録紙P上に転写されたBトナー像の上に対して、中間転写ベルト12上の3色(C,M,Y)重ね合わせトナー像が転写電界やニップ圧の作用を受けて一括二次転写される。これにより、記録紙Pの表面には、C,M,Y,Bの4色重ね合わせトナー像であるフルカラー画像が形成される。
C,M,Y用の一次転写ニップやB用の直接転写ニップを通過した後の感光体11C,M,Y,Bの表面に付着している転写残トナーは、上記ドラムクリーニング装置によって除去される。なお、C,M,Y,B用のドラムクリーニング装置としては、クリーニングブレードによってトナーを掻き取る方式のものでもよいし、ファーブラシローラによってトナーを掻き取る方式や、磁気ブラシクリーニング方式などのものを用いてもよい。
二次転写ニップの上方には、加熱ローラと加圧ローラとの当接によって定着ニップを形成している定着装置10が配設されている。二次転写ニップを通過した記録紙Pは、定着装置10内の定着ニップに送られて、熱と圧力により記録紙P上にフルカラー画像を定着させる定着処理が施される。この後、記録紙Pは排紙路を通り排紙ローラ対30を経由して、プリンタ部筺体の上面に設けられた排紙トレイ31に排出されてスタックされる。
本プリンタにおいて、モノクロ画像を形成するモノクロモードでは、図示しない外部のパーソナルコンピュータなどから送られてくるモノクロの画像データに基づいて、光書込ユニット2BによってB用の感光体11Bが光走査され、これによって形成されたB用の静電潜像がB用の現像装置によってBトナー像に現像される。このBトナー像は、B用の直接転写ニップで記録紙P上に直接転写された後、定着装置10で記録紙Pに定着される。
モノクロモードにおいては、記録紙搬送ベルト13のループ内の二次転写ローラ9を中間転写ベルト12から遠ざける方向に移動させて、記録紙搬送ベルト13を中間転写ベルト12から離間させる。そして、C,M,Y用の画像形成ユニット1C,M,Y及び中間転写ベルト12の駆動を停止させた状態で、モノクロ画像を形成することで、無駄な駆動による、C,M,Y用の画像形成ユニット1C,M,Yや中間転写ベルト12などの消耗を回避し長寿命化を図ることができる。
また、中間転写ベルト12を支持する駆動ローラ8を図示しない手段によって変位させ、中間転写ベルト12を記録紙搬送ベルト13に対して接離させる構成としてもよい。この場合、記録紙Pの搬送姿勢を変化させることがないので、記録紙搬送ベルト13と定着装置10との間における記録紙Pの挙動を安定化させることができる。このため、定着装置10から排出された後の記録紙Pにシワや画像の乱れが発生するのを抑制することができる。
モノクロモードにおいては、レジストローラ対111からB用の直接転写ニップに送り込まれた記録紙Pに画像形成ユニット1BからBトナー像を直接転写するので、画像形成ユニット1C,M,Yに加えて画像形成ユニット1Bも、中間転写ベルト12の張架面に沿って並ぶように配設され、中間転写ベルト12を介してBトナー像が二次転写ニップで記録紙P上に転写されるような構成よりも、高速プリントを実現することができる。
図2は作像の概略構成図である。図4は作像駆動部の概略構成図である。図3は、図2と図4とを重ね合わせた概略図である。
上述したように中間転写ベルト12は駆動ローラ8やテンションローラ15などによって張架されており、記録紙搬送ベルト13は二次転写ローラ9、駆動ローラ14及びテンションローラ16などによって張架されている。駆動ローラ14はプリンタ本体に設けられた駆動モータ80を駆動源として、モータ出力軸81から、アイドラギヤ83とアイドラギヤ84とアイドラギヤ85とからなるアイドラギヤ群へ駆動が伝達され、そのアイドラギヤ群のアイドラギヤ85から、駆動ローラ14と同軸上の記録紙搬送ベルト駆動ギヤ86に駆動が伝達され、記録紙搬送ベルト駆動ギヤ86から駆動ローラ14に図示しないカップリングによって駆動が伝達される。
二次転写ローラ9及びテンションローラ16は、駆動ローラ14によって回転駆動される記録紙搬送ベルト13の回転に従動して回転する。また、記録紙搬送ベルト13を介してテンションローラ16の対向位置には、図示しない電源から所定電圧が印加され記録紙Pを記録紙搬送ベルト13上に静電的な力によって吸着させる紙吸着ローラ17が配設されている。この紙吸着ローラ17は記録紙搬送ベルト13のおもて面(ループ外側面)に接触しており、記録紙搬送ベルト13の回転に従動して紙吸着ローラ17も回転する。
一方、感光体11Bも駆動モータ80を駆動源として、モータ出力軸81より、感光体11Bと同軸上のブラック感光体駆動ギヤ82Bに駆動伝達され、ブラック感光体駆動ギヤ82Bと感光体11Bとは図示しないカップリングによって駆動伝達される。
なお、駆動ローラ14とテンションローラ16との配置位置を替えて、記録紙搬送ベルト13を介して紙吸着ローラ17と対向する位置に駆動ローラ14を配置する構成を採用しても良い。これにより、感光体11Bと駆動ローラ14との距離が縮まり、上述したようなアイドラギヤ群を省いて、駆動モータ80の駆動をモータ出力軸81から感光体駆動ギヤ83Bと記録紙搬送ベルト駆動ギヤ86とに伝達することが可能となり、装置構成を簡略化することができる。また、記録紙搬送ベルト13と紙吸着ローラ17との間に記録紙Pが送り込まれたときの記録紙Pの衝撃に起因する所謂ショックジターの対策も、紙吸着ローラ17の対向位置に設けられた駆動ローラ14の駆動を制御することで行なうことができる。
また、本実施形態のように、感光体11Bと記録紙送ベルト13とを駆動する駆動源が同一の駆動モータ80であることで、感光体11Bと記録紙搬送ベルト13それぞれに対して別個に駆動源となる駆動モータを設ける場合よりも、画像形成装置内に設けられる駆動モータの数を減らすことができ、その分、画像形成装置の低コスト化や小型化を図ることができる。
次に、中間転写ベルトの駆動に関して説明する。駆動モータ90を駆動源として、モータ出力軸91より、アイドラギヤ93と駆動伝達され、アイドラギヤ93が駆動ローラ8と同軸上の中間転写ベルト駆動ギヤ94に駆動伝達され、中間転写ベルト駆動ギヤ94と駆動ローラ8は図示しないカップリングによって駆動伝達される。
一方、感光体11Cも駆動モータ90を駆動源として、モータ出力軸91より、感光体11Cと同軸上のシアン感光体駆動ギヤ82Cに駆動伝達され、ギヤ82Cの先端には、図5のように、ジョイント部121を形成し、図示しないシアン感光体11C側ジョイントと嵌合し、駆動伝達される。
このように、感光体11Cと中間転写ベルト12とを駆動する駆動源が同一の駆動モータ90であることで、感光体11Cと中間転写ベルト12それぞれに対して別個に駆動源となる駆動モータを設ける場合よりも、画像形成装置内に設けられる駆動モータの数を減らすことができ、その分、画像形成装置の低コスト化や小型化を図ることができる。
感光体11Mは、駆動モータ95を駆動源として、モータ出力軸96より、感光体11Mと同軸上のマゼンダ感光体駆動ギヤ82Mに駆動伝達され、ギヤ82Mは、ギヤ82Cと同一形状であり、シアン同様にジョイント嵌合する。
感光体11Yは、駆動モータ98を駆動源として、モータ出力軸99より、感光体11Yと同軸上のイエロー感光体駆動ギヤ82Yに駆動伝達され、ギヤ82Yは、ギヤ82Cと同一形状であり、シアン同様にジョイント嵌合する。
図5(b)に示すように、感光体11Cと同軸上のギヤ82Cには、感光体11Cの基準位置となるフィラー92Cがあり、フィラー92Cはギヤ82Cの半周分だけ、言い換えれば、感光体11Cの半周分だけ凸形状で形成されている。また、そのフィラー92を検出する位相センサ97が設けられており、駆動時に感光体11の回転方向の位相情報を得ている。なお、位相センサ97としては、所定間隔を空けて対向するように設けられた発光素子と受光素子とからなる光学センサを用いて、発光素子から受光素子に照射された光が、ギヤ82Cの回転によって発光素子と受光素子との間を通過し得るフィラー92Cによって遮断されているか否かを検知して感光体11の回転方向の位相情報を得る構成を採用することができる。
次に、感光体11の回転速度を検出する回転速度検出手段について図6、図7を用いて説明する。なお、回転速度検知手段は、後述する検知用パターン132を形成する画像形成ユニット1や、検知用パターン132が最終的に転写される記録紙搬送ベルト13や、検知用パターン132を検知するパターン検知手段131などによって構成されている。
本実施形態においては、感光体11の周期的な速度変動を示すパターン間隔変動を検出するために画像形成ユニットによって記録紙搬送ベルト13上に形成された検出用パターン132a,132bを検出するパターン検出手段131a,131bが、記録紙搬送ベルト13の幅方向の両端に各々1組ずつ配置されている。
上記変動成分の検出用パターン132としては、例えば、図7に示すように、ブラック、マゼンダ、シアン、イエローのうち1色のトナー像であるブラックのトナー像を記録紙搬送ベルト13の搬送方向に垂直となる所定のピッチPsで並列させたパターン群を形成し、記録紙搬送ベルト13の移動に応じて任意の基準タイミングからの検出時間を読み取っていく。
ここでは、形成されたパターン順に任意の基準タイミングからの検出時間をtb01、tb02、tb03、tb04、tb05、tb06として認識する。これにより、パターン検知手段131により検知用パターン132を検知して得た検出時間の検知データから、感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形の振幅及び位相を求めることができる。また、単一色のパターンを密に形成することで、より高精度にパターン間隔変動成分を検知することが可能となる。
パターン群の各パターン間のピッチPsは、感光体11の周長の整数分の1にすることで、後述する感光体11の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれ制御のデータ処理を行い易くすることができる。また、図7に示す記録紙搬送ベルト13の表面移動方向における検出用パターンの長さPaを、感光体11の周長の整数倍の長さに設定することで、感光体11の周期的な速度変動を示すパターン間隔変動を適切に検知することができる。
なお、本実施形態では、記録紙搬送ベルト13上に左右両端2ヶ所にそれぞれ、ブラックとマゼンダパターン群を形成することで、同時に2つの感光体11の変動成分の検出を行っている。後にシアンとイエローでもう1度同じ動作を繰り返せば、すべての色を検出できる。
また、パターン検出手段131は、記録紙搬送ベルト13の幅方向の両端に各々1組ずつ配置しているが、記録搬送ベルト13上の如何なる箇所に1つでも問題はない。この場合、色の数と同数回同じ動作を繰り返せば、4色分のプロファイルを検出できる。また、パターン検知手段131を記録紙搬送ベルト13の幅方向で4つ配置し、記録紙搬送ベルト13上に幅方向で4ヶ所に4色それぞれの各色パターン群を形成し、それらを一度の動作で各パターン検知手段131によって検知するような構成を採用しても良い。これにより、感光体11C,M,Y,B全ての変動成分の検出を短時間で行なうことができる。
上記パターンを読み取り、感光体11C,M,Y,Bそれぞれの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分を抽出する。図8の波形1は感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形のであり、波形2は位相センサ97Bのセンサ出力の波形である。図8に示すように位相センサ97のセンサ出力も感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の抽出と同時にサンプリングすれば、位相センサ97のセンサ出力と感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形との関連づけが可能となる。具体的には、位相センサ97のセンサ出力の立ち上がり部を基準とするとともに、感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形の位相のピークを基準とすれば、位相センサ97Bのセンサ出力と感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形との角度関係の情報が得られる。
以上のように、位相センサ97のセンサ出力から得られる感光体11の基準位置となるフィラー92の検知タイミングと、パターン検知手段131の検知結果により得た感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形とを関連付け、感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形の振幅及び位相に基づいて、感光体11の周期的な速度変動を打ち消すように、駆動モータ80の速度制御を行なう。すなわち、感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形の振幅Xbを0に近づけるような補正がなされるように駆動モータ80に与えるクロックを変動させる。これにより、図9に示す波形3のように、感光体11Bの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形がほぼ真っ直ぐな直線として得られ、感光体11Bの周期的な速度変動を抑制することができる。よって、感光体11Bの1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
一方、シアン、マゼンタ、イエローの方もブラックと同様に、感光体11C,M,Yそれぞれの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分をそれぞれ抽出するとともに、感光体11C,M,Yそれぞれに設けられた位相センサ97C,M,Yのセンサ出力も同時にサンプリングすれば、位相センサ97C,M,Yのセンサ出力から得られる感光体11C,M,Yの基準位置となるフィラー92C,M,Yの検知タイミングと、パターン検知手段131の検知結果により得た感光体11C,M,Yの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形とを関連付けることができる。そして、感光体11C,M,Yの周期的な速度変動を示すパターン間隔変動成分の波形の振幅及び位相に基づいて、感光体11C,M,Yの周期的な速度変動を打ち消すように、駆動モータ90,駆動モータ95,駆動モータ98の速度制御を行なう。これにより、感光体11C,M,Yの周期的な速度変動を抑制することができ、感光体11C,M,Yの1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
本実施形態に係るプリンタは、感光体11M,C,Yの半径をr1、感光体11Bの半径をr2、B用の直接転写ニップから二次転写ニップまでの距離をx、C用の一次転写ニップから中間転写ベルト回転方向下流側に中間転写ベルト12に沿った経路における二次転写ニップまでの距離をy、B用の直接転写ニップからパターン検知手段131によるパターンの検知位置までの距離をz、C用の一次転写ニップとM用の一次転写ニップとの間の最短距離、及び、M用の一次転写ニップとY用の一次転写ニップとの間の最短距離、言い換えれば、画像形成ユニット1C,M,Yの隣り合う画像形成ユニット1間の距離であるステーションピッチをwとした場合、以下に示す数1、数2、数3、数4の関係を満たすように構成されている。
なお、数1中のn1は自然数であり、本実施形態においてはn1=1である。また、数2中のn2も自然数であり、本実施形態においてはn2=5である。さらに、数3中のn3も自然数であり、本実施形態においてはn3=2である。なお、各ニップ間の距離はそれぞれのニップの中心位置とすればよい。
Figure 0005483181
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記録紙搬送ベルト13の搬送速度は、前述したように駆動源である駆動モータ80が感光体11Bの1回転の振幅制御を実行しているため、感光体11Bの1回転周期の速度変動を持っている。記録紙搬送ベルト13の狙いの速度をV0とすると、(2πr2)/V0周期で速度変動が起こる。このため、図10に示すように、記録紙搬送ベルト13の感光体11Bの1回転周期の搬送速度変動により、感光体11Bから記録紙搬送ベルト13に転写されたBトナー像は、直接転写位置での変動を受け感光体11Bの一回転周期で位置ずれを引き起こす。同様に、感光体11M,C,Yは、二次転写位置で変動を受け、感光体11Bの一回転周期で位置ずれを引き起こす。
これに対し本実施形態においては、上記数1に示すように、感光体11Bの円周長(1回転ピッチ)と、B用の直接転写ニップから二次転写ニップまでの距離とが同じ長さに設定されているので、直接転写ニップにおける記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相と二次転写ニップにおける記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相とを合わせることができ、図11に示すように、感光体11Bの1回転周期の位置変動の位相が、直接転写ニップにおけるBトナー像の直接転写時と二次転写ニップにおけるC,M,Yトナー像の二次転写時とで同じになる。したがって、記録紙P上に転写されたC,M,Y,Bトナー像間で感光体11Bの1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
中間転写ベルト12の搬送速度は、前述したように駆動源であるモータ90が感光体11Cの1回転の振幅制御を実行しているため、感光体11Cの1回転周期の速度変動を持っている。中間転写ベルト12の狙いの速度をV1とすると、(2πr1)/V1周期で速度変動が起こる。このため、感光体11M,C,Yから中間転写ベルト12に一次転写されたM,C,Yのトナー像には、感光体11Cの1回転周期の速度変動によって位置ずれが生じる。
ここで、中間転写ベルト12のC用の一次転写ニップでの速度と二次転写ニップでの速度とが異なっていた場合、記録紙上でCトナー像の伸縮が発生する。そのため、C用の一次転写ニップから中間転写ベルト回転方向下流側に中間転写ベルト12に沿った経路における二次転写ニップまでの距離yに関して、上記数2の関係を満たすことで、C用の一次転写ニップと二次転写ニップとの中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。言い換えれば、上記数2の関係を満たすことで、中間転写ベルト12上での感光体11Cの1回転周期の位置ずれ成分をスリップトランスファーの作用により、二次転写時にキャンセルすることができる。
また、上記数4に示すように、ステーションピッチwが感光体11Cの1回転周期(円周長)の自然数倍に設定されているため、C,M,Y用の一次転写ニップそれぞれにおける中間転写ベルト12の速度変動は、常時同位相での速度変動となる。これにより、中間転写ベルト12に一次転写されたC,M,Yのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。また、上記数2と上記数4との関係を満たすことで、感光体11M,11Yから中間転写ベルト12上に転写されたM,Yトナー像に関しても、スリップトランスファーの作用により、感光体11Cの1回転周期の位置ずれ成分を二次転写時にキャンセルすることができる。
また、記録紙搬送ベルト13の回転速度に、感光体11Bの1回転周期の速度変動が生じ、直接転写ニップとパターン検知手段131によるパターンの検知位置とで記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相が異なっていると、直接転写ニップで感光体11Bから記録紙搬送ベルト13上に直接転写されたBのパターン画像が、直接転写されたときよりも検知位置で伸縮しているかのようにパターン検知手段131によって誤検知されてしまう。
これに対し、上記数3に示すように、直接転写ベルト回転方向における直接転写ニップと検知位置との間隔zを、感光体ドラム11の円周長の自然数倍となるように構成することで、感光体11Bの1回転周期で生じる記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相を、直接転写ニップと検知位置とで合わせることができる。よって、直接転写ニップと検知位置とにおける記録紙搬送ベルト13の回転速度に対して、感光体11Bの1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。したがって、感光体11Bの1回転周期で生じる記録紙搬送ベルト13の速度変動に起因して、直接転写ニップで感光体11Bから記録紙搬送ベルト13上に直接転写されたBのパターン画像が、直接転写されたときよりも検知位置で伸縮しているかのように誤検知されるのを抑制することができる。
ここで、本実施形態に係るプリンタに対して、記録紙搬送ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径をr3、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の半径をr4、とした場合、以下に示す数5、数6、7及び数8の関係を満たすように構成しても良い。なお、数5、数6、数7及び数8のn5、n6、n7及びn8は自然数である。
Figure 0005483181
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中間転写ベルト12の搬送速度は、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の偏心等によって駆動ローラ8の1回転周期の速度変動を持る場合がある。中間転写ベルト12の狙いの速度をV1とすると、(2πr4)/V1周期で速度変動が起こり得る。このため、感光体11C,M,Yから中間転写ベルト12に一次転写されたC,M,Yのトナー像は、駆動ローラ8の1回転周期で画像位置ずれを引き起こす場合がある。
これに対し上記数8に示すように、ステーションピッチwと駆動ローラ8の円周長(1回転ピッチ)とが同じ長さに設定されているため、C,M,Y用の一次転写ニップそれぞれは常時同位相での画像位置となる。これにより、中間転写ベルト12に一次転写されたC,M,Yのトナー像に駆動ローラ8の1回転周期の速度変動に起因する色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、C,M,Y用の一次転写ニップそれぞれでC,M、Yトナー像を順次転写された中間転写ベルト12が、駆動ローラ8の1回転周期の速度変動をもって回転駆動し、3色が重ね合わされた画像がC用の一次転写ニップから二次転写ニップまで搬送された場合に、中間転写ベルト12のC用の一次転写ニップでの速度と二次転写ニップでの速度とが異なっていると、二次転写ニップで中間転写ベルト12上から記録紙P上に転写された3色の重ね合わせ画像には色ずれは発生しないが、記録紙P上で画像の伸縮が発生する。
これに対し上記数6に示すように、C用の一次転写ニップから二次転写ニップまでの距離yが駆動ローラ8の円周長(1回転ピッチ)の自然数倍の距離となっていることで、C用の一次転写ニップと二次転写ニップとの中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
一方、記録紙搬送ベルト13を介してテンションローラ16と紙吸着ローラ17とで形成されたニップに進入してきた記録紙Pは、記録紙搬送ベルト13に吸着して担持搬送されるので、記録紙Pの搬送速度は記録紙搬送ベルト13の回転速度にならった速度変動をもつ場合がある。この場合、記録紙搬送ベルト13を介してテンションローラ16と紙吸着ローラ17とで形成されたニップに進入し記録紙搬送ベルト13に担持された後の記録紙Pの搬送速度には、記録紙搬送ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の1回転周期の速度変動が生じ得る。このような速度変動が記録紙Pの搬送速度にあると、B用の直接転写ニップにおけるBトナー像の直接転写時と二次転写ニップにおけるC,M,Yトナー像の二次転写時とで記録紙Pの搬送速度が異なって、記録紙P上に転写されたC,M,Y,Bトナー像間で駆動ローラ14の1回転周期の色ずれが生じる虞がある。
これに対し本実施形態においては、上記数5に示すように、B用の直接転写ニップから二次転写ニップまでの距離が、駆動ローラ14の円周長(1回転ピッチ)の自然数倍の長さに設定されているので、直接転写ニップにおける記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相と二次転写ニップにおける記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相とを合わせることができる。したがって、記録紙P上に転写されたC,M,Y,Bトナー像間で駆動ローラ14の1回転周期の速度変動に起因する色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、記録紙搬送ベルト13の回転速度に、駆動ローラ14の1回転周期の速度変動が生じ、直接転写ニップとパターン検知手段131によるパターンの検知位置とで記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相が異なっていると、直接転写ニップで感光体11Bから記録紙搬送ベルト13上に直接転写されたBのパターン画像が、直接転写されたときよりも検知位置で伸縮しているかのようにパターン検知手段131によって誤検知されてしまう。
これに対し、上記数7に示すように、直接転写ベルト回転方向における直接転写ニップと検知位置との間隔zを、駆動ローラ14の円周長の自然数倍となるように構成することで、駆動ローラ14の1回転周期で生じる記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相を、直接転写ニップと検知位置とで合わせることができる。よって、直接転写ニップと検知位置とにおける記録紙搬送ベルト13の回転速度に対して、駆動ローラ14の1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。したがって、駆動ローラ14の1回転周期で生じる記録紙搬送ベルト13の速度変動に起因して、直接転写ニップで感光体11Bから記録紙搬送ベルト13上に直接転写されたBのパターン画像が、直接転写されたときよりも検知位置で伸縮しているかのように誤検知されるのを抑制することができる。
また、上記数1、上記数2、上記数3、上記数4、上記数5、上記数6、上記数7、上記数8の関係を満たす構成は全て、中間転写ユニット6内や直接転写ユニット7内で独立した幾何関係である。したがって、図12に示すようにB用の画像形成ユニット1B、言い換えれば、B用の直接転写ニップを二次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置しても、上述したのと同様に色ずれや画像伸縮などを抑制することができる。
ここで、本実施形態に係るプリンタにおいては、感光体11C,M,Y,Bの表面から上記ドラムクリーニング装置によって除去された転写残トナーを各色に対応した現像装置に回収して画像形成に再度利用する周知の構成を採用することもできる。
この際、図12に示すように、B用の画像形成ユニット1B言い換えればB用の直接転写ニップを二次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置すると、二次転写ニップで記録紙P上に転写されたC,M,Yトナー像の各色のトナーが、直接転写ニップにおけるBトナー像の転写時に記録紙P上から感光体11Bの表面に逆転写することがある。このように逆転写されたC,M,Yの各色のトナーが感光体11B上から除去されB用の現像装置に回収されるとB用の現像装置内で混色が生じ、その混色が生じたトナーを用いて画像形成ユニット1Bで形成された画像(Bトナー像)の色調が経時で変わってしまう。
これに対し、図1などに示すように、B用の画像形成ユニット1B言い換えればB用の直接転写ニップを二次転写ニップよりも記録紙搬送方向上流側に配置することで、二次転写ニップで記録紙P上に転写されたC,M,Yの各色のトナーが感光体11Bの表面に逆転写し得ないので、B用の現像装置内で混色が生じることがなく、画像形成ユニット1Bで形成された画像(Bトナー像)の色調が経時で変わってしまうのを抑制することができる。
本実施形態においては、直接転写ニップと二次転写ニップとを通過するように記録紙Pを記録紙搬送ベルト13によって担持搬送する。これにより、二次転写ニップに対し、直接転写ニップが記録紙搬送方向上流側または下流側のどちらに位置していても、記録紙Pを記録紙搬送ベルト13によって直接転写ニップと二次転写ニップとを通過させることができる。よって、例えば二次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に直接転写ニップを位置させなければならないといった、画像形成装置内のレイアウトの自由度の低下が生じない。
また、本実施形態に係るプリンタにおいては、感光体11C,M,Yが中間転写ベルト12よりも上方に位置していたが、図13に示すように感光体11C,M,Yを中間転写ベルト12の下方に位置させてもよい。
また、図14に示すように中間転写ベルト12に対向した画像形成ユニット1(感光体11)は単数であっても良い。図7においては、レッド(R)のトナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット1Rを中間転写ベルト12に対向して配設している。このような構成の場合、ステーションピッチwの項目はなくなるので、上記数3は無視できる。
以上より、直接転写方式と間接転写方式とを併せ持った画像形成装置に対して上述した構成を適用することで、色ずれ、画像ずれ及び画像伸縮の無い高画質な画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
以上、本実施形態によれば、回転可能に複数のローラ部材に張架された中間転写ベルト12と、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された第一の像担持体である感光体11C,M,Yと、感光体11C,M,Y上に画像を形成する第一の画像形成手段である画像形成ユニット1C,M,Yと、感光体11C,M,Y上に形成された画像を中間転写ベルト12上に一次転写する一次転写手段である一次転写ローラ26C,M,Yと、中間転写ベルト12上に転写された画像を記録媒体である記録紙P上に二次転写する二次転写手段である二次転写ローラ9と、中間転写ベルト12上から記録紙P上に画像が二次転写される二次転写位置よりも記録紙搬送方向上流側または下流側に設けられた第二の像担持体である感光体11Bと、感光体11B上に画像を形成する第二の画像形成手段である画像形成ユニット1Bと、感光体11B上に形成された画像を記録紙P上に直接転写する直接転写手段である転写ローラ36Bと、感光体11B上から記録紙P上に画像が直接転写される直接転写位置と前記二次転写位置とを通過するように記録紙Pを担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架されたである記録紙搬送ベルト13と、を有する画像形成装置において、感光体11Cと中間転写ベルト12との駆動源が同一であるか、感光体11Bと記録紙搬送ベルト13との駆動源が同一であるか、の少なくとも一方である。これにより、感光体11C、感光体11B、中間転写ベルト12、及び、記録媒紙搬送ベルト13それぞれに対して別個で駆動源を設ける場合よりも、画像形成装置内に設けられる駆動源の数を減らすことができ、その分、画像形成装置の低コスト化や小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、感光体11Cと中間転写ベルト12とを駆動する第一駆動源である駆動モータ90と、感光体11Cの回転方向の基準位置を検知する第一の像担持体基準位置検知手段である位相センサ97Cと、感光体11Cの速度を検知する第一の像担持体速度検知手段と、駆動モータ90に対して速度制御を行なう第一駆動源速度制御手段とを有し、前記第一駆動源速度制御手段は、位相センサ97Cによって検知された感光体11Cの基準位置の検知タイミングと前記第一の像担持体速度検知手段の情報より得た感光体11Cの周期的な速度変動とを関連付けて、感光体11Cの周期的な速度変動を打ち消すように駆動モータ90の速度制御を行なうものであり、感光体11C上に形成された画像を中間転写ベルト12上に一次転写する一次転写位置と上記二次転写位置との中間転写ベルト回転方向における間隔が、感光体11Cの円周長の自然数倍である。これにより、感光体11Cの周期的な速度変動を抑制することができ、感光体11C,M,Yの1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。さらに、前記一次転写位置と二次転写位置との中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された感光体11C,M,Yの隣り合う感光体11における各一次転写位置の間隔が、感光体11C,M,Yの円周長の自然数倍である。これにより、C,M,Y用の一次転写位置それぞれにおける中間転写ベルト12の速度変動は、常時同位相での速度変動となる。よって、中間転写ベルト12に一次転写されたC,M,Yのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、感光体11Bと記録紙搬送ベルト13とを駆動する第二駆動源である駆動モータ80と、感光体11Bの回転方向の基準位置を検知する第二の像担持体基準位置検知手段である位相センサ97Bと、感光体11Bの速度を検知する第二の像担持体速度検知手段と、駆動モータ80に対して速度制御を行なう第二駆動源速度制御手段とを有し、前記第二駆動源速度制御手段は、前記第二の像担持体基準位置検知手段によって検知された感光体11Bの基準位置の検知タイミングと前記第二の像担持体速度検知手段の情報より得た感光体11Bの周期的な速度変動とを関連付けて、感光体11Bの周期的な速度変動を打ち消すように駆動モータ80の速度制御を行なうものであり、前記直接転写位置と前記二次転写位置との間隔が、感光体11Bの円周長の自然数倍である。これにより、感光体11Bの周期的な速度変動を抑制することができ、感光体11Bの1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。さらに、直接転写位置における記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相と二次転写位置における記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相とを合わせることができ、感光体11Bの1回転周期の位置変動の位相が、直接転写ニップにおけるBトナー像の直接転写時と二次転写ニップにおけるC,M,Yトナー像の二次転写時とで同じになる。したがって、記録紙P上に転写されたC,M,Y,Bトナー像間で感光体11Bの1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上記第二の像担持体速度検出手段は、感光体11B上から記録紙搬送ベルト13上に転写されたパターン画像である検出用パターン132を検出する第二のパターン画像検知手段であるパターン検知手段131を有し、記録紙搬送ベルト13の表面上での上記直接転写位置からパターン検知手段131による検出用パターン132の検知位置までの距離が、感光体11Bの円周長の自然数倍である。感光体11Bの1回転周期で生じる記録紙搬送ベルト13の速度変動の位相を、直接転写ニップと検知位置とで合わせることができる。よって、直接転写ニップと検知位置とにおける記録紙搬送ベルト13の回転速度に対して、感光体11Bの1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。したがって、感光体11Bの1回転周期で生じる記録紙搬送ベルト13の速度変動に起因して、直接転写ニップで感光体11Bから記録紙搬送ベルト13上に直接転写されたブラックの検出用パターン132が、直接転写されたときよりも検知位置で伸縮しているかのように誤検知されるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、前記直接転写位置と前記二次転写位置との間隔が、記録紙搬送ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり記録紙搬送ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の円周長の自然数倍であることで、記録紙Pの搬送速度を直接転写位置と二次転写位置とで同じにすることができる。したがって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ14の1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト回転方向における前記一次転写位置と前記二次転写位置との間隔が、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の円周長の自然数倍であることで、前記一次転写位置と前記二次転写位置とにおける中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された、感光体11C,M,Yの隣り合う感光体11における各一次転写位置の間隔が、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12を回転駆動させる中間転写ベルト駆動ローラ8の円周長の自然数倍であることで、各一次転写位置それぞれは常時同位相での画像位置となる。よって、中間転写ベルト12に一次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
1 画像形成ユニット
2 光書込ユニット
3 第一給紙カセット
4 第二給紙カセット
6 中間転写ユニット
7 直接転写ユニット
8 駆動ローラ
9 二次転写ローラ
10 定着装置
11 感光体
12 中間転写ベルト
13 記録紙搬送ベルト
14 駆動ローラ
15 テンションローラ
16 テンションローラ
17 紙吸着ローラ
26 一次転写ローラ
30 排紙ローラ対
31 排紙トレイ
36 転写ローラ
61 スプリング
62 スプリング
80 駆動モータ
81 モータ出力軸
82 感光体駆動ギヤ
83 アイドラギヤ
84 アイドラギヤ
85 アイドラギヤ
86 記録紙搬送ベルト駆動ギヤ
90 駆動モータ
91 モータ出力軸
92 フィラー
93 アイドラギヤ
94 中間転写ベルト駆動ギヤ
95 駆動モータ
96 モータ出力軸
97 位相センサ
98 駆動モータ
99 モータ出力軸
111 レジストローラ対
121 ジョイント部
131 パターン検出手段
132 検出用パターン
特開2006−201743号公報

Claims (7)

  1. 回転可能に複数のローラ部材に張架された中間転写ベルトと、
    該中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された第一の像担持体と、
    該第一の像担持体上に画像を形成する第一の画像形成手段と、
    該第一の像担持体上に形成された画像を該中間転写ベルト上に一次転写する一次転写手段と、
    該中間転写ベルト上に転写された画像を記録媒体上に二次転写する二次転写手段と、
    該中間転写ベルト上から記録媒体上に画像が二次転写される二次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第二の像担持体と、
    該第二の像担持体上に画像を形成する第二の画像形成手段と、
    該第二の像担持体上に形成された画像を記録媒体上に直接転写する直接転写手段と、
    前記第二の像担持体上から記録媒体上に画像が直接転写される直接転写位置と前記二次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された記録媒体搬送ベルトと、を備える画像形成装置において、
    前記第一の像担持体と前記中間転写ベルトとの駆動源が同一であるか、前記第二の像担持体と前記記録媒体搬送ベルトとの駆動源が同一であるか、の少なくとも一方であり、
    前記第一の像担持体と前記中間転写ベルトとを駆動する第一駆動源と、
    前記第一の像担持体の回転方向の基準位置を検知する第一の像担持体基準位置検知手段と、
    前記第一の像担持体の速度を検知する第一の像担持体速度検知手段と、
    前記第一駆動源に対して速度制御を行なう第一駆動源速度制御手段とを有し、
    前記第一駆動源速度制御手段は、前記第一の像担持体基準位置検知手段によって検知された前記第一の像担持体の基準位置の検知タイミングと前記第一の像担持体速度検知手段の情報より得た前記第一の像担持体の周期的な速度変動とを関連付けて、前記第一の像担持体の周期的な速度変動を打ち消すように前記第一駆動源の速度制御を行なうものであり、
    前記第一の像担持体上に形成された画像を前記中間転写ベルト上に一次転写する一次転写位置と前記二次転写位置との中間転写ベルト回転方向における間隔が、前記第一の像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項の画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトに中間転写させる第一の像担持体以外の像担持体を有し、
    前記中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された、前記第一の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各一次転写位置の間隔が、前記第一像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 回転可能に複数のローラ部材に張架された中間転写ベルトと、
    該中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された第一の像担持体と、
    該第一の像担持体上に画像を形成する第一の画像形成手段と、
    該第一の像担持体上に形成された画像を該中間転写ベルト上に一次転写する一次転写手段と、
    該中間転写ベルト上に転写された画像を記録媒体上に二次転写する二次転写手段と、
    該中間転写ベルト上から記録媒体上に画像が二次転写される二次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第二の像担持体と、
    該第二の像担持体上に画像を形成する第二の画像形成手段と、
    該第二の像担持体上に形成された画像を記録媒体上に直接転写する直接転写手段と、
    前記第二の像担持体上から記録媒体上に画像が直接転写される直接転写位置と前記二次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された記録媒体搬送ベルトと、を備える画像形成装置において、
    前記第一の像担持体と前記中間転写ベルトとの駆動源が同一であるか、前記第二の像担持体と前記記録媒体搬送ベルトとの駆動源が同一であるか、の少なくとも一方であり、
    前記第二の像担持体と前記記録媒体搬送ベルトとを駆動する第二駆動源と、
    前記第二の像担持体の回転方向の基準位置を検知する第二の像担持体基準位置検知手段と、
    前記第二の像担持体の速度を検知する第二の像担持体速度検知手段と、
    前記第二駆動源に対して速度制御を行なう第二駆動源速度制御手段とを有し、
    前記第二駆動源速度制御手段は、前記第二の像担持体基準位置検知手段によって検知された前記第二の像担持体の基準位置の検知タイミングと前記第二の像担持体速度検知手段の情報より得た前記第二の像担持体の周期的な速度変動とを関連付けて、前記第二の像担持体の周期的な速度変動を打ち消すように前記第二駆動源の速度制御を行なうものであり、
    前記直接転写位置と前記二次転写位置との間隔が、前記第二の像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項の画像形成装置において、
    上記第二の像担持体速度検出手段は、上記第二の像担持体上から上記記録媒体搬送ベルト上に転写されたパターン画像を検知する第二のパターン画像検知手段を有し、
    前記記録媒体搬送ベルトの表面上での上記直接転写位置から前記第二のパターン画像検知手段によるパターン画像検知位置までの距離が、前記第二の像担持体の円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3またはの画像形成装置において、
    上記直接転写位置と上記二次転写位置との間隔が、上記記録媒体搬送ベルトを張架する複数のローラ部材の1つであり該記録媒体搬送ベルトを回転駆動させる記録媒体搬送ベルト駆動ローラの円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4またはの画像形成装置において、
    中間転写ベルト回転方向における上記一次転写位置と上記二次転写位置との間隔が、上記中間転写ベルトを張架する複数のローラ部材の1つであり該中間転写ベルトを回転駆動させる中間転写ベルト駆動ローラの円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5またはの画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトのおもて面に対向して配設された、上記第一の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各一次転写位置の間隔が、前記中間転写ベルトを張架する複数のローラ部材の1つであり該中間転写ベルトを回転駆動させる中間転写ベルト駆動ローラの円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
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