JP5482448B2 - ウェハー整列装置及びこれを用いたウェハーの製造方法 - Google Patents

ウェハー整列装置及びこれを用いたウェハーの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウェハー整列装置及びこれを用いたウェハーの製造方法に関し、特に、ウェハーとスペーサーとをウェハー固定治具内に交互に積み上げ、該ウェハー固定治具内に前記ウェハーを積み上げ整列させるウェハー整列装置及びこれを用いたウェハーの製造方法に関する。
従来から、半導体素子の材料である単結晶等の材料は、円柱状のインゴットから薄くスライスし、更に平面を研磨した後、端面の面取りを行うベベル加工を経て、エッジポリッシュと呼ばれるいわゆる端面研磨によって鏡面状に仕上げられる。このときの加工方法は、円盤を上下に有するウェハー保持治具の中に、ウェハーとウェハーよりも外径が小さい円筒をスライスしたスペーサーを交互に積み上げ、複数のウェハーがスペーサーを介して積み上げられて整列した状態で、上下の円盤でウェハーを挟み込んで固定し、側面から回転するバフを押し当てて研磨している。
図5は、従来のウェハー整列装置の一例を示した図である。図5(A)は、従来のウェハー整列装置の平面図であり、図5(B)は、従来のウェハー整列装置の側面図である。図5において、従来のウェハー整列装置は、ウェハー保持治具36を中央に載置し、片側にウェハー31を収納するウェハー収納ケース37、反対側にスペーサー32を供給するスペーサー供給部38を有する構成となっている。そして、ウェハー31を積み上げたウェハー収納ケース37内から最上部にあるウェハー31を吸着し、ウェハー保持治具36内に位置決めして載置した後、図示しないスペーサー切り出し部で1枚ずつセットされたスペーサー供給部38内のスペーサー32を吸着し、ウェハー保持治具36内のウェハー31上にウェハー31と同心として載置するという動作を繰り返し、ウェハー保持治具36内にウェハー31とスペーサー32を積み上げるように整列配置していた。
また、従来から、スライシングによって得られた半導体ウェハーの周辺部の角部を機械的に除去する機械的面取り工程を有する半導体ウェハーの製造方法において、機械的に面取り加工された複数枚の半導体ウェハーを耐腐食性のスペーサーを介在させて狭持積層し、エッチング液に浸漬し面取り部のみをエッチングする処理を行うようにした半導体ウェハーの製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる特許文献1に記載の半導体ウェハーの製造方法においては、複数枚の半導体ウェハーに、耐腐食性のスペーサーを密着状態で介在させて積層体とし、これを締め付け装置により締め付け、半導体ウェハーとスペーサーとが完全に密着した状態で容器内のエッチング液に浸漬する。ここで、特許文献1においては、半導体ウェハーと腐食性スペーサーとの積層体を形成するために、揃え治具を用いている。かかる揃え治具は、半導体ウェハーのオリフラ部に対応する平坦部の両側に、半導体ウェハーの外径と一致する内径を有する円弧状の部分が設けられ、腐食性スペーサーと半導体ウェハーとを揃えつつ順次積層してゆくことによって、積層体を形成することができるようになっている。
特開平2−15628号公報
しかしながら、上述の図5に示した従来技術のウェハー整列装置においては、ウェハー31とスペーサー32を交互に吸着してウェハー保持治具36まで搬送する動作、及びウェハー保持治具36上にウェハー31又はスペーサー32を載置する際の位置合わせ等に時間を要し、処理速度が不足するという問題があった。例えば、図5に示したウェハー整列装置の処理速度は、1サイクルに30秒を要し、市場の需要の増加に応えるには処理速度が不十分であるという問題があった。
また、特許文献1に記載の揃え治具においては、半導体ウェハーとスペーサーの大きさ及び形状が同一の用途の場合には、腐食性スペーサーと半導体ウェハーとの位置合わせを行うことができるが、図5で説明したように、ウェハー31よりも外径が小さいスペーサー32を用いる場合には、やはり中心の位置合わせが必要となるので、ウェハーの整列に時間を要してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、治具内にウェハーとスペーサーを交互に積み上げる動作速度を向上させ、生産性の高いウェハー整列装置及びこれを用いたウェハーの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るウェハー整列装置は、ウェハーとスペーサーとをウェハー固定治具内に交互に積み上げ、該ウェハー固定治具内に前記ウェハーを積み上げ整列させるウェハー整列装置であって、
前記スペーサーを供給するスペーサー供給部と、
前記半導体ウェハーを積み重ねた状態で収容するウェハー収納部と、
前記スペーサー及び前記ウェハーを上から吸着する吸着部と、該吸着部を前記スペーサー供給部、前記ウェハー収納部及び前記ウェハー固定治具の間で移動させる移動機構とを備えた搬送手段とを有し、
該搬送手段は、前記吸着手段により前記スペーサー供給部で前記スペーサーを吸着してから前記ウェハー収納部に移動し、前記ウェハー収納部で前記スペーサーを介して前記ウェハーを吸着してから前記ウェハー固定治具に移動し、前記ウェハー固定治具内に前記スペーサー及び前記ウェハーを載置して前記ウェハーと前記スペーサーとを1組ずつ積み上げることを特徴とする。
これにより、スペーサーとウェハーとの位置合わせが終了した状態でウェハー固定治具内にスペーサーとウェハーを積み重ねることができ、積み上げ動作に要する時間を大幅に短縮することができる。
第2の発明は、第1の発明に係るウェハー整列装置において、
前記ウェハー供給部は、前記スペーサー供給部と前記ウェハー固定治具との間に設けられていることを特徴とする。
これにより、スペーサー及びウェハーのウェハー固定治具への搬送が一方向の移動で済み、搬送時間を短縮することができるので、ウェハー整列時間を更に短縮させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るウェハー整列装置において、
前記スペーサー供給部は、前記スペーサーを1枚ずつ供給することを特徴とする。
これにより、スペーサーの吸着時に、スペーサーを複数枚重ねて吸着することを防ぐことができ、スペーサーとウェハーを確実に交互に積み重ねることができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に係るウェハー整列装置において、
前記スペーサー供給部は、前記スペーサーの平面形状に適合する窪み状のスペーサー位置決めガイドを有することを特徴とする。
これにより、スペーサーの位置決めをガイドにより容易に行うことができ、位置決めを短時間で行うことができる。
第5の発明は、第4の発明に係るウェハー整列装置において、
前記ウェハー収納部は、前記ウェハーの平面形状に適合し、前記ウェハーを位置決め収納するウェハー位置決めガイドを有することを特徴とする。
これにより、ウェハーは位置決めがなされた状態でスペーサーを待機するので、スペーサーとウェハーとの位置合わせを特別に行うことなく、ウェハーを吸着する際に位置合わせを自動的に完了させることができ、迅速かつ容易にウェハーの位置合わせを行うことができる。
第6の発明は、第5の発明に係るウェハー整列装置において、
前記搬送手段は、前記スペーサーと前記ウェハーの中心を合わせるように前記吸着手段を移動させることを特徴とする。
これにより、吸着動作と位置合わせ動作を一体化させることができ、位置合わせのみに時間を費やすことなくウェハーの整列を行うことができる。
第7の発明は、第1〜6のいずれかの発明に係るウェハー整列装置において、
前記搬送手段は、前記吸着部を上下動させる上下機構を有し、該上下機構により前記吸着部が吸引しながら下降し、吸引圧力が所定の設定圧力となったときに前記スペーサー又は前記ウェハーを吸着したと判定することを特徴とする。
これにより、吸着動作を自動的かつ容易に行うことができ、吸着動作に余分な時間を費やすことを防止することができる。
第8の発明は、第1〜7のいずれかの発明に係るウェハー整列装置において、
前記スペーサー供給部、前記ウェハー収納部及び前記ウェハー固定治具は、直線状に配置されたことを特徴とする。
これにより、最短距離を通る直線的な順次移動でウェハー整列を行うことができ、効率的にウェハー整列を行うことができる。
第9の発明は、第1〜8のいずれかの発明に係るウェハー整列装置において、
前記スペーサーを切り出して1枚ずつ前記スペーサー供給部に供給するスペーサー切り出し部を更に有することを特徴とする。これにより、スペーサーを必要に応じて順次供給することができる。
第10の発明は、第1〜9のいずれかの発明に係るウェハー整列装置において、
前記スペーサーは、前記ウェハーと相似で、前記ウェハーよりも外周が小さいことを特徴とする。
これにより、ウェハーの端面を研磨するエッジポリッシュの用途等にウェハー整列装置を用いることができ、ウェハーの生産性の向上に寄与することができる。
第11の発明に係るウェハーの製造方法は、第1〜10いずれかの発明に係るウェハー整列装置を用いてウェハーをウェハー固定治具内に整列させる工程と、
前記ウェハー固定治具内に整列された前記ウェハーを側面から研磨して前記ウェハーの端面を研磨するエッジポリッシュ工程と、を有することを特徴とする。
これにより、エッジポリッシュ工程において、確実にウェハーの端面を鏡面研磨することができ、ウェハー製造の信頼性を高めることができる。
本発明によれば、ウェハーを短時間で積み上げて整列させることができる。
本発明の実施形態に係るウェハー整列装置の全体構成の一例を示した図である。図1(A)は、本実施形態に係るウェハー整列装置の平面図である。図1(B)は、本実施形態に係るウェハー整列装置の正面図である。図1(C)は、本実施形態に係るウェハー整列装置を左側から見た側面図である。 ウェハー1上にスペーサー2が重ね合わせられた状態の一例を示した図である。 本実施形態に係るウェハー整列装置の動作の一例を示した図である。図3(A)は、吸着開始状態の一例を示した図である。図3(B)は、スペーサー吸着状態の一例を示した図である。図3(C)は、移動機構14のウェハー収納部7までの移動状態の一例を示した図である。図3(D)は、ウェハー吸着状態の一例を示した図である。図3(E)は、移動機構14のウェハー固定治具6までの移動状態の一例を示した図である。図3(F)は、ウェハー固定治具6にウェハー1をセットする状態の一例を示した図である。図3(G)は、吸着プレート上昇状態の一例を示した図である。 本発明のウェハー製造方法におけるエッジポリッシュ工程の一例を示した図である。図4(A)は、エッジポリッシュ工程の一例を示した側面図である。図4(B)は、エッジとバフの界面の拡大図である。 従来のウェハー整列装置の一例を示した図である。図5(A)は、従来のウェハー整列装置の平面図である。図5(B)は、従来のウェハー整列装置の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施形態に係るウェハー整列装置の全体構成の一例を示した図である。図1(A)は、本実施形態に係るウェハー整列装置の平面図であり、図1(B)は、本実施形態に係るウェハー整列装置の正面図であり、図1(C)は、本実施形態に係るウェハー整列装置を左側(矢印Sで示す)から見た側面図である。
図1(A)において、本実施形態に係るウェハー整列装置は、ウェハー固定治具6と、ウェハー収納部7と、スペーサー供給部8と、搬送装置16と、レール17と、制御部18と、真空ポンプ19と、スペーサー切り出し部20と、基台21とを備える。また、本実施形態に係るウェハー整列装置の関連構成要素として、ウェハー収納部7には、ウェハー1が載置されて収納され、スペーサー供給部8には、スペーサー2が収納されている。
ウェハー収納部7は、両側のウェハー固定治具6とスペーサー供給部8との間に挟まれるように配置されて設けられている。そして、ウェハー固定治具6、ウェハー収納部7及びスペーサー供給部8は、基台21上に横方向(X方向)に直線状に配置されている。レール17は、ウェハー固定治具6、ウェハー収納部7及びスペーサー供給部8の配列方向に平行に横方向に延在する移動レール17aと、移動レール17aからスペーサー供給部8、ウェハー収納部7及びウェハー固定治具6に向かって縦方向(Y方向)に延在するアクセスレール17b、17c、17dとが設けられている。そして、レール17上に、縦方向及び横方向に移動可能に、搬送装置16が設けられている。搬送装置16には、制御部18及び真空ポンプ19が接続されている。更に、スペーサー8の縦方向の隣には、スペーサー切り出し部20が設けられている。
なお、ウェハー収納部7は、図1(A)においては、スペーサー供給部8と、ウェハー固定治具6との間に設けられた配置となっているが、用途に応じて、種々の配置構成としてもよい。搬送装置16によるアクセスが非効率とならなければ、ウェハー固定治具6、ウェハー収納部7及びスペーサー供給部8は、種々の配置が可能であり、例えば、真ん中に搬送装置16が配置され、その周囲を取り囲むようにウェハー固定治具6、ウェハー収納部7及びスペーサー供給部8が配置された構成であってもよい。
ウェハー1は、半導体素子の材料となる半導体基板であり、単結晶のインゴットからスライスして切り出された半導体基板が用いられる。よって、表面上にチップ等の半導体素子が形成されていないウェハー1が用いられてよい。但し、本実施形態に係るウェハー整列装置は、ウェハー1上にチップが形成されていても用いることができるので、ウェハー1の加工状態は問わない。ウェハー1は、概略円形であるが、平面的な位置を特定するために、オリエンテーション・フラット1aが形成されたウェハー1が用いられてもよい。なお、オリエンテーション・フラット1aの他、ノッチ(刻み目)が形成されたウェハー1を用いるようにしてもよい。
スペーサー2は、積み上げられた各ウェハー1の間に挟まれて、ウェハー1が積み上げられたときの高さ方向のウェハー1同士の隙間を保つとともに、ウェハー1の表面に傷が生じるのを防ぐための部材である。ウェハー固定治具6内で積み重ねられたウェハー1は、上下方向から圧力が加えられて挟み込まれるため、直接ウェハー1同士を重ねると、表面に傷がついてしまう。よって、クッション的な役割を果たすべく、スペーサー2がウェハー1間に挿入される。
スペーサー2は、ウェハー1と相似形の平面形状を有する。よって、図1(A)に示すように、スペーサー2も、ウェハー1がオリエンテーション・フラット1aを有する場合には、オリエンテーション・フラット1aに対応する平坦部2aを有することになる。また、ウェハー1にノッチが形成されている場合には、スペーサー2にもノッチが形成されることになる。
スペーサー2は、ウェハー1の外周よりも小さい外周を有する。例えば、スペーサー2の円形部分の外径は、ウェハー1の外径よりも、0.5〜1.0mm小さいものが用いられる。これにより、ウェハー1を積み上げても、ウェハー1の端面を確実に外側に露出させることができ、端面を研磨するのが容易な状態でウェハー1を整列させることができる。
スペーサー2は、種々の材料を用いてよいが、例えば、高分子ポリマーから構成されてもよい。例えば、スペーサー2は、ウェハー1と相似で外周がウェハー1よりも小さい断面形状を有するかまぼこ状の高分子ポリマーが、1枚ずつ切り出された状態で用いられてよい。この場合、スペーサー2の厚さは、例えば、0.3〜0.5mm程度にスライスされて用いられてよい。
図2は、ウェハー1上にスペーサー2が重ね合わせられた状態の一例を示した図である。図2に示すように、高分子ポリマーで形成されたスペーサー2は、多数の気孔2bを有する多孔体である。これにより、スペーサー2を吸着した状態で、更にスペーサー2を介してウェハー1を吸着することが可能となる。
図2に示すように、スペーサー2は、ウェハー1と相似形を有し、かつ、外周がウェハー1より小さく、ウェハー1内に収まる平面形状となっている。本実施形態に係るウェハー整列装置においては、図2に示すような、スペーサー2がウェハー1内に平面的に包含されている状態で、迅速にウェハー1とスペーサー2を交互に積み上げて整列させる。
図1に戻る。ウェハー固定治具6は、ウェハー1を、スペーサー2を介して積み重ねた状態で固定保持するための整列固定治具である。図1(B)に示すように、ウェハー固定治具6は、ターンテーブル3と、ターンプレート4と、ノブ5と、フレーム6aとを有する。ターンテーブル3は、回転可能なウェハー1の載置台である。ターンプレート5は、回転可能であり、ウェハー1を上方から押圧して固定するための押圧板である。ノブ5は、ターンプレート5を下方に押し下げるためのネジである。ノブ5を回転させることにより、ターンプレート5を上下に移動させることできる。フレーム6aは、ウェハー固定治具6の外枠を構成する。
ウェハー収納部7は、ウェハー1を載置して収納するウェハー収納ケースである。ウェハー収納部7は、ウェハー1を位置決めするため、ウェハー1の平面形状に適合するウェハーガイド7aを有する。ウェハーガイド7aは、例えば、オリエンテーション・フラット1aを含むウェハー1の平面形状と相似で、ウェハー1の外周よりも大きい内周を有する溝又は壁面として構成されてよい。なお、ウェハー収納部7は、図1(B)に示すように、複数のウェハー1を積み重ねて収容できるように、ある程度の深さを有して構成される。
スペーサー供給部8は、搬送手段16が吸着し易い状態でスペーサー2を載置して供給する手段である。スペーサー供給部8aは、スペーサー2を位置決めするため、スペーサー2の平面形状に適合する溝状のスペーサーガイド8aを有する。スペーサーガイド8aは、スペーサー2の平面形状と相似で、溝の内周がスペーサー2の外周よりもやや広く構成される。
スペーサー供給部8は、スペーサー2を1枚ずつ供給することが好ましい。搬送手段16は、スペーサー2を吸着により取り出し、搬送するが、複数枚多孔体のスペーサー2が積み上げられた状態から、吸引力が大きくなり過ぎないように微妙に制御して、1枚のスペーサー2のみ吸着することは、相当に困難である。一方、スペーサー2を1枚だけ供給するようにすれば、吸引力が多少強くても、複数枚のスペーサー2を吸着してしまうおそれは無くなる。よって、スペーサー供給部8は、1枚ずつスペーサー2を供給するようにしてよい。
スペーサー供給部8の周辺には、必要に応じて、スペーサー切り出し部20が設けられる。上述のように、スペーサー供給部8には、1枚ずつスペーサー2が供給されることが好ましいが、例えば、スペーサー切り出し部20を設け、かまぼこ状の高分子ポリマーをスペーサー切り出し部20で1枚ずつスライスしてスペーサー2とし、スペーサー供給部8に1枚ずつ供給するようにしてもよい。よって、スペーサー切り出し部20は、スペーサー2の材料である高分子ポリマーを薄く切断する切断手段と、切断したスペーサー2をスペーサー供給手段8に移送して供給する移送手段を備える。
なお、スペーサー切り出し部20の代わりに、既に切り出された複数のスペーサーを収容するスペーサー収容部を設けるようにしてもよい。その場合には、切断手段は必要なく、移送手段のみ備えていればよい。
搬送手段16は、ウェハー1及びスペーサー2を吸着して保持し、ウェハー固定治具6まで搬送するための手段である。搬送手段16は、図1(B)、(C)に示すように、吸着プレート9と、上下機構10と、スプリング11と、吸着検出センサー12と、エアーチューブ13と、移動機構14と、真空スイッチ15とを有する。
吸着プレート9は、ウェハー1及びスペーサー2に上方から接触し、ウェハー1及びスペーサー2を吸着保持する手段である。吸着プレート9は、先端付近に、吸着穴9aを有する。吸着プレート9は、真空ポンプ19にエアーチューブ13で接続され、真空ポンプ19で真空排気することにより、吸着穴9aから真空吸着が可能に構成されている。エアーチューブ13は、真空ポンプ19と吸着プレート9とを接続する排気管である。
上下機構10は、吸着プレート9を上下に移動可能とする上下移動機構である。上下機構10は、吸着プレート9を上下に移動させることができれば、種々の構成をとりうるが、例えば、スライド式の移動機構であってもよい。また、スプリング11は、吸着プレート9を下方に押しつけるための付勢手段である。
吸着検出センサー12は、吸着プレート9がウェハー1又はスペーサー2を吸着したか否か検出するための検出手段である。位置検出センサー12は、種々の方法により吸着プレート9による吸着状態を検出するものであってよいが、例えば、真空排気経路9bの圧力を監視し、ウェハー1又はスペーサー2を吸着したときの圧力変化を検出することにより、吸着状態を検出してもよい。つまり、真空ポンプ19と吸着プレート9との間の真空排気経路となるエアーチューブ13は、吸着プレート9が何も吸着していない場合には、吸着穴9aにより、端部が開放した系であるので、低い圧力となる。一方、吸着プレート9がウェハー1又はスペーサー2等の吸着対象物を吸着した場合には、吸着穴9aが吸着対象物によって塞がれ、真空排気経路のエアーチューブ13が閉じた系となるので、真空排気経路内は圧力が上昇して高くなる。ここで、スペーサー2とウェハー1の各々について、吸着時に真空排気経路9b内の圧力がどの程度であるかを予め知っていれば、吸着時であることを示す所定の設定圧力を定めることができる。つまり、エアーチューブ13内の圧力が、所定の設定圧力以上であるときに、スペーサー2又はウェハー1を吸着している状態であると判定し、吸着状態を検出することができる。
なお、所定の設定圧力は、スペーサー2は多孔体であるのに対し、ウェハー1は多孔体ではない板状の固体であるので、スペーサー2を吸着したときの設定圧力絶対値よりも、ウェハー1を吸着したときの設定圧力絶対値の方が大きくなる。具体的な設定圧力は、用途に応じて適切に定められてよいが、例えば、一例として、スペーサー2の吸着を判定する所定の設定圧力が−5kPaに設定され、ウェハー1の吸着を判定する所定の設定圧力が−40kPaに設定されてもよい。
なお、上述の吸着プレート9と、上下機構10と、スプリング11と、吸着検出センサー12と、エアーチューブ13は、全体で吸着部を構成する。狭義の意味では、ウェハー11及びスペーサー12と接触して吸着を行う吸着プレート9が吸着部であるが、吸着機能と移動機構で大きく分けて考えた場合には、今まで説明した構成要素が、吸着に関連する構成要素である。
移動機構14は、吸着部をX、Y、Z方向に移動させるための手段である。移動機構は、水平方向、つまりX、Y方向には、レール17の上を移動する。よって、移動機構14は、レール17の上を走行するレール走行機構を底面に備える。
レール17は、移動機構14のX方向への移動を可能にする移動用レール17aと、Y方向への移動を可能にするアクセスレール17b〜17cとを備える。移動用レール17aは、移動機構14がスペーサー供給部8と、ウェハー収納部7と、ウェハー固定治具6の正面を自由に移動できるように、これらの配列に平行に配置されている。アクセスレール17b〜17cは、移動機構14のスペーサー供給部8へのアクセスを可能にするアクセスレール17b、ウェハー収納部7へのアクセスを可能にするアクセスレール17c及びウェハー固定治具6へのアクセスを可能にするアクセスレール17dを含む。これらのアクセスレール17b〜17cによって、移動機構14がスペーサー供給部8、ウェハー収納部7及びウェハー固定治具6に接近でき、吸着プレート9がスペーサー2又はウェハー1に上方から接触できる位置まで接近することができる。
移動機構14は、スペーサー2及びウェハー1を吸着する又は吸着を解除するときには、アクセスレール17b〜17cを用いてスペーサー供給部8、ウェハー供給部7及びウェハー固定治具6に接近する。そして、吸着したスペーサー2及びウェハー1をスペーサー供給部8、ウェハー供給部7及びウェハー固定治具6間で移動させる場合には、移動用レール17aを用いて移動を行う。また、移動起動14は、吸着部のZ方向への移動は、上下機構10と協働して行うようにしてよい。
真空スイッチ15は、真空ポンプ19を起動させるためのスイッチである。吸着時は、真空ポンプ19を起動させる。また、吸着を解除してウェハー固定治具6上にウェハー1を載置して積み上げる場合には、真空ポンプ19を停止させる。
以上の通り、搬送手段16は、吸着部と移動機構14を有し、ウェハー1やスペーサー2を吸着して保持した状態で搬送する。
制御部18は、搬送手段16の動作を、吸着を含めて制御するための手段である。よって、移動機構14を駆動して搬送手段16を移動させ、所定のタイミングで吸着動作及び吸着解除動作を行わせるような制御を行う。本実施形態に係るウェハー整列装置においては、フィードバック制御等は行っておらず、定められた順序で行うシーケンス制御で全体の制御動作が構成されている。よって、制御部18も、シーケンス制御を行うことができる制御手段であれば、種々の制御手段を用いることができる。
真空ポンプ19は、空気を排気して真空を発生させるための排気手段であり、ドライポンプ等の真空排気可能な排気手段が種々用いられてよい。本実施形態に係るウェハー整列装置においては、吸着プレート9にエアーチューブ13を介して接続され、吸着手段として用いる。
次に、図3を用いて、本実施形態に係るウェハー整列装置の動作を説明する。図3は、本実施形態に係るウェハー整列装置の動作の一例を示した図である。なお、図3において、図1において説明した構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
まず、本実施形態に係るウェハー整列装置が動作する前に、ウェハー収納部7には、所定枚数のウェハー1が収納される。この状態で、操作盤(図示せず)のスタートボタンが作業者により押下されることにより、本実施形態に係るウェハー整列装置の動作が開始する。操作盤のスタートボタンが押下されると、スペーサー切り出し部20から、1枚のスペーサー2がスペーサー供給部8に供給され、スペーサーガイド8aにより位置決めされてセットされる。
図3(A)は、吸着開始状態の一例を示した図である。スペーサー2がスペーサー供給部8に供給されると、搬送手段16の移動機構14が、吸着プレート9の吸着穴9aがスペーサー2の中央に来るように移動する。すると、真空スイッチ15がオンとなり、真空ポンプ19が起動して、図3(A)に示すように、吸着プレート9からの吸着が開始される。なお、移動機構14の移動は、制御手段18により制御駆動されてよい。
図3(B)は、スペーサー吸着状態の一例を示した図である。図3(B)に示すように、吸着プレート9が、エアーを吸引しながら上下機構10を用いて下降し、スペーサー供給部8内にセットされたスペーサー2に上方から接触する。このとき、吸着プレート9の吸着穴9aからは、吸引が行われているので、スペーサー2は吸着プレート9に吸着される。ここで、吸着検出センサー12は、エアーチューブ13の圧力を検出し続け、スペーサー吸着を示す所定の設定圧力以上となったら、吸着プレート9の下降が停止する。次いで、吸着プレート9が上昇し、吸着プレート9にスペーサー2が吸着された状態となる。
図3(C)は、移動機構14のウェハー収納部7までの移動状態の一例を示した図である。図3(C)に示すように、吸着プレート9がスペーサー2を吸着した状態で、吸着プレート9は、移動機構14により、左側に移動してウェハー収納部7の正面に移動し、吸着プレート9がウェハー収納部7の上方に来るまで移動が行われる。
図3(D)は、ウェハー吸着状態の一例を示した図である。スペーサー2を吸着した吸着プレート9がウェハー収納部7の上方に来て、更に吸着プレート9がウェハー1の中心に来ると、吸着プレート9が下降する。なお、ウェハー1の中心は、予めウェハー収納部7のウェハーガイド7aによる座標が定まっているので、移動機構14は、制御部18の指示により、所定の座標まで移動するだけで、位置合わせが自然に行われることになる。
次いで、吸着検出センサー12が、ウェハー1の吸着を検出するまで吸着プレート9は下降し、吸着検出センサー12がウェハー1に接触して、更にウェハー吸着時の所定の設定圧力以上の圧力を検出したときに、下降が停止する。このとき、ウェハー1は、スペーサー2の下面に吸着される。つまり、多孔体であるスペーサー2の気孔2bを介して伝達される吸引力により、ウェハー1はスペーサー2の下面に吸着されることになる。なお、ウェハー1の吸着時の設定圧力は、図1において説明したように、スペーサー2の吸着時の設定圧力より大きい値となる。ウェハー1を吸着したら、吸着プレート9が上昇し、ウェハー1上にスペーサー2が重なった状態で吸着保持される。
図3(E)は、移動機構14のウェハー固定治具6までの移動状態の一例を示した図である。移動機構14は、制御部18の制御により、ウェハー収納部7から、ウェハー固定治具6の正面に移動し、ウェハー固定治具6の上に吸着プレート9が来るまで接近する。ウェハー1とスペーサー2を別々に搬送するのではなく、1枚のウェハー1と1枚のスペーサー2が重なり合った状態で、1組となって1度に搬送されるので、移動時間を大幅に短縮することができる。また、移動機構14は、左右交互に移動することなく、1方向への移動でウェハー1及びスペーサー2の搬送を済ますことができ、移動時間を更に短縮することができる。これは、スペーサー供給部8、ウェハー収納部7及びウェハー固定治具6が、順序よく、かつ直線的に配列されているからである。更に、ウェハー1とスペーサー2は、既に中心の位置合わせがなされた状態で搬送されているので、位置合わせを別個に行う必要を無くすことができ、ウェハー1とスペーサー2の整列時間を更に短縮することができる。
図3(F)は、ウェハー固定治具6にウェハー1をセットする状態の一例を示した図である。吸着プレート9がウェハー固定治具6に接近し、ウェハー1及びスペーサー2の中心をターンテーブル3の中心と一致させたら、吸着プレート9は下降を開始し、吸着検出センサー12が、ウェハー1が固定位置に載置された状態の所定の設定圧力以上であることを検出したら、下降を停止させる。この状態で、真空スイッチ15により、真空ポンプ19をオフさせ、ウェハー1とスペーサー2の吸着を解除する。これにより、ウェハー1及びスペーサー2は、中心位置が揃った状態で、ウェハー固定治具6に載置される。
なお、ウェハー固定治具6とウェハー1及びスペーサー2との位置合わせも、予め定められた目標とする座標に、移動機構14が移動することにより行われてよく、この制御は、制御部18により行われてよい。
このように、搬送手段16が、スペーサー供給部8、ウェハー収納部7及びウェハー固定治具6と、横方向に順次移動してアクセスし、吸着動作と吸着解除動作を行うだけで、流れ作業的に短時間に容易にウェハー1とスペーサー2を積み重ねて載置することができる。
図3(G)は、吸着プレート上昇状態の一例を示した図である。ウェハー1及びスペーサー2が、ウェハー固定治具6内にセットされたら、吸着プレート9は上昇し、再びスペーサー供給部8に向かって移動する。そして、図3(A)からの一連の動作を繰り返す。なお、上述の移動機構14の移動動作、吸着動作は、制御部18により制御されて行われてよい。
そして、図3(A)〜図3(G)の動作を繰り返し、ウェハー1とスペーサー2が所定の設定重量に達すると、本実施形態に係るウェハー整列装置の動作は停止する。その後、作業者がウェハー固定治具6のノブ5を回転させ、ターンプレート4を押し下げることによって、ウェハー1はスペーサー2の間に押さえつけられ、挟時されることになる。
かかる動作により、従来のウェハー整列装置では、1サイクルごとの作業時間は30分要したのが、本実施形態に係るウェハー整列装置では、22分に短縮された。
このように、本実施形態に係るウェハー整列装置によれば、エッジポリッシュのためのウェハー1とスペーサー2をウェハー固定治具1内にセットする時間を大幅に減少させ、生産性を向上させることができる。また、これにより、ウェハー整列装置の設置台数を減少させることができ、価格を低減させることが可能となる。
次に、本実施形態に係るウェハー整列装置を用いて整列させたウェハー1について、エッジポリッシュを行い、ウェハーを製造するウェハー製造方法について説明する。
図4は、本発明のウェハー製造方法におけるエッジポリッシュ工程の一例を示した図である。図4(A)は、エッジポリッシュ工程の一例を示した側面図であり、図4(B)は、エッジとバフの界面の拡大図である。
図4(A)において、ウェハー固定治具6内に、ウェハー1とスペーサー2が交互に積み重ねられて整列されている。ウェハー1及びスペーサー2は、ターンテーブル3上に積み重ねられて載置され、タープレート4により上から押圧されている。ノブ5は、ネジ機構によりターンプレート4を下方に押しつけている。かかるウェハー1の保持状態においては、ウェハー1の側面が揃った状態で露出している。よって、バフ22を側面から回転させてウェハー1の側面に押し当てることにより、ウェハー1の端面が研磨される。
図4(B)において、ウェハー1の端面1bが、バフ22により側面から研磨されている状態が示されている。ウェハー1とスペーサー2は、中心位置が揃っており、ウェハー1の側面が外側にあるので、ウェハー1の端面を適切に鏡面研磨することができる。
この後、必要な洗浄等の工程を行うことにより、エッジポリッシュが施された、製品としてのウェハー1を製造することができる。
このように、本実施形態に係るウェハー整列装置を用いてウェハー1を短時間で効率的に積み上げ整列させた後、エッジポリッシュ工程を行うことにより、端面が鏡面研磨されたウェハー1を製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、ウェハーを積み上げて整列させるウェハー整列装置に利用することができ、特に、エッジポリッシュ等の端面のバッチ処理が必要なウェハー製造工程に好適に利用することができる。
1 ウェハー
1a オリエンテーション・フラット
1b 端面
2 スペーサー
2a 平坦部
3 ターンテーブル
4 ターンプレート
5 ノブ
6 ウェハー固定治具
7 ウェハー収納部
8 スペーサー供給部
9 吸着プレート
9a 吸着穴
10 上下機構
11 スプリング
12 吸着検出センサー
13 エアーチューブ
14 移動機構
15 真空スイッチ
16 搬送手段
17 レール
18 制御部
19 真空ポンプ
20 スペーサー切り出し部
21 基台
22 バフ

Claims (11)

  1. ウェハーとスペーサーとをウェハー固定治具内に交互に積み上げ、該ウェハー固定治具内に前記ウェハーを積み上げ整列させるウェハー整列装置であって、
    前記スペーサーを供給するスペーサー供給部と、
    前記半導体ウェハーを積み重ねた状態で収容するウェハー収納部と、
    前記スペーサー及び前記ウェハーを上から吸着する吸着部と、該吸着部を前記スペーサー供給部、前記ウェハー収納部及び前記ウェハー固定治具の間で移動させる移動機構とを備えた搬送手段とを有し、
    該搬送手段は、前記吸着手段により前記スペーサー供給部で前記スペーサーを吸着してから前記ウェハー収納部に移動し、前記ウェハー収納部で前記スペーサーを介して前記ウェハーを吸着してから前記ウェハー固定治具に移動し、前記ウェハー固定治具内に前記スペーサー及び前記ウェハーを載置して前記ウェハーと前記スペーサーとを1組ずつ積み上げることを特徴とするウェハー整列装置。
  2. 前記ウェハー供給部は、前記スペーサー供給部と前記ウェハー固定治具との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のウェハー整列装置。
  3. 前記スペーサー供給部は、前記スペーサーを1枚ずつ供給することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェハー整列装置。
  4. 前記スペーサー供給部は、前記スペーサーの平面形状に適合する窪み状のスペーサー位置決めガイドを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のウェハー整列装置。
  5. 前記ウェハー収納部は、前記ウェハーの平面形状に適合し、前記ウェハーを位置決め収納するウェハー位置決めガイドを有することを特徴とする請求項4に記載のウェハー整列装置。
  6. 前記搬送手段は、前記スペーサーと前記ウェハーの中心を合わせるように前記吸着手段を移動させることを特徴とする請求項5に記載のウェハー整列装置。
  7. 前記搬送手段は、前記吸着部を上下動させる上下機構を有し、該上下機構により前記吸着部が吸引しながら下降し、吸引圧力が所定の設定圧力となったときに前記スペーサー又は前記ウェハーを吸着したと判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のウェハー整列装置。
  8. 前記スペーサー供給部、前記ウェハー収納部及び前記ウェハー固定治具は、直線状に配置されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のウェハー整列装置。
  9. 前記スペーサーを切り出して1枚ずつ前記スペーサー供給部に供給するスペーサー切り出し部を更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のウェハー整列装置。
  10. 前記スペーサーは、前記ウェハーと相似で、前記ウェハーよりも外周が小さいことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のウェハー整列装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のウェハー整列装置を用いてウェハーをウェハー固定治具内に整列させる工程と、
    前記ウェハー固定治具内に整列された前記ウェハーを側面から研磨して前記ウェハーの端面を研磨するエッジポリッシュ工程と、を有することを特徴とするウェハーの製造方法。
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