JP5482231B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルスチルカメラや車両に搭載されるバックモニタカメラ等の車両搭載カメラなどに用いられる撮像装置に関する。
撮像光学系、CCDイメージセンサなどの固体撮像素子等が組み込まれた筐体から構成された撮像装置は、デジタルスチルカメラ等に用いられる他、近年ではバックモニタカメラ等の車両搭載カメラ等にも用いられている。
バックモニタカメラ等の車両搭載カメラ等に用いられる撮像装置は、一般に外装としての筐体に、撮像レンズ系を保持したレンズ保持枠部材と、撮像レンズ系の光軸上に配置したCCDイメージセンサなどの固体撮像素子を配置した基板が位置決めされて固定されている(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献1の撮像装置では、レンズ保持枠部材の後端側(基板側)の外周端面が基板の前面側端面に接着剤で固着されている。また、レンズ保持枠部材と基板は、それぞれ線膨張係数の異なる合成樹脂材で形成されている。
ところで、前記特許文献1のような撮像装置を車両搭載カメラとして、例えばバックモニタカメラとして用いる場合には、車両(自動車)の車体後部に配置されるので、車両(自動車)の使用環境温度の影響を大きく受ける。このため、基板の前面側端面に接着剤で固着されているレンズ保持枠部材に、環境温度の変動によって変形が生じると、撮像レンズ系を通して入射される被写体像が固体撮像素子の受光面上に精度よく結像するように工場出荷時に調整されていても、光軸方向に対してこの結像位置がずれ、ピントが合っていない状態(ピントがずれた状態)になる不具合が生じる。
特に、バックモニタカメラなどの車両搭載カメラは小型形状に形成されており、撮像レンズ系を保持したレンズ保持枠部材の後端側(固体撮像素子側)に接着剤によって固着されている基板との間の距離が非常に短いので、レンズ保持枠部材の環境温度の変動による変形の影響を大きく受ける。
そこで、本発明は、環境温度が変動した場合でもレンズ保持枠部材の変形を抑えることができる撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の撮像装置は、外装を構成する筐体と、前記筐体内で撮像光学系を保持した撮像光学系保持部材と、前記撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子を前面側に配置した基板と、前記撮像光学系保持部材の外周側であり前記筐体の内側に位置し、前記基板を前記撮像光学系保持部材の背面側後方に固定する基板固定部材とを備えた撮像装置であって、前記撮像光学系保持部材の少なくとも前記撮像素子側端部の外面と前記基板固定部材の内壁面との間がリブ部で一体に接続されていることを特徴としている。
請求項2に記載の撮像装置は、前記リブ部は、前記撮像光学系保持部材の前記撮像素子側端部から該撮像光学系保持部材の長手方向の中央部近傍まで位置するように形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の撮像装置は、前記リブ部は、前記撮像光学系保持部材の前記撮像素子側端部から該撮像光学系保持部材の長手方向に沿って前記撮像素子と反対側の端部近傍まで位置するように形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の撮像装置は、前記基板と前記基板固定部材は、接合中間部材を介して接着された間接接着構造と、両者の間に接着剤を充填して接着された充填接着構造とにより接合されていることを特徴としている。
請求項5に記載の撮像装置は、前記リブ部は、前記撮像光学系保持部材の周方向に対して所定間隔で複数設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の撮像装置は、複数のレンズで構成される撮像光学系を保持した撮像光学系保持部材と、前記撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子を前面側に配置した基板と、前記撮像光学系保持部材の外周側であり外装を構成する筐体の内側に位置し、前記基板を固定する基板固定部材とを備えた撮像装置であって、前記撮像光学系を構成する複数のレンズのうち、環境温度の影響を最も受けるレンズの位置に対応させて、前記撮像光学系保持部材の外面と前記基板固定部材との間をリブ部で一体に接続していることを特徴としている。
本発明に係る撮像装置によれば、撮像光学系保持部材の少なくとも撮像素子側端部の外面と基板固定部材の内壁面との間がリブ部で一体に接続されているので、撮像光学系保持部材の撮像素子側端部付近の長手方向に沿った強度をより高めることができる。よって、環境温度が大きく変化した場合でも、撮像光学系保持部材に熱変形が生じることを低減することができるので、撮像光学系を通して入射される被写体像が撮像素子の受光面上に精度よく結像し、安定して良好な画像を得ることができる。
本発明の実施形態1に係る撮像装置の前面側外観を示す斜視図。 本発明の実施形態1に係る撮像装置の背面側外観を示す斜視図。 カバー及び接続コードを取り外した状態の撮像装置を示す図。 カバー及び接続コードを取り外した状態の撮像装置を示す縦断面図。 カバー及び接続コードを取り外した状態の撮像装置の背面側から見た斜視図。 レンズセルの基板が接合される背面側から見た斜視図。 接合中間部材を介して接着された間接接着構造を示す図。 接着剤を充填して接着された充填接着構造を示す図。 変形例におけるレンズセルの基板が接合される背面側から見た斜視図。 比較例におけるレンズセルの基板が接合される背面側から見た斜視図。 (a),(b),(c)は、本発明の実施形態2に係る撮像装置において、環境温度の影響を大きく受けるレンズの位置に対応させてレンズ保持枠体にリブ部を接続した状態を示す図。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の前面側外観を示す斜視図、図2は、この撮像装置の背面側外観を示す斜視図である。なお、本実施形態の撮像装置は、車両搭載カメラとして用いられるバックモニタカメラに適用した例である。バックモニタカメラは、例えば、車両(自動車)の車体後部のナンバープレート周辺等に設置され、車体後方側の下方領域を撮像して、撮像した画像(動画)が車室内に設置したモニタ装置に表示されるように構成されている。
これらの図に示すように、本実施形態に係る撮像装置(バックモニタカメラ)1は、撮像レンズ系(撮像光学系)10と、内周面側で撮像レンズ系10を保持したレンズセル20と、後述するイメージセンサ(固体撮像素子)41が設置されたプリント配線基板(以下、「基板」という)40等を収納したカバー30と、配線コード50を備えている。なお、本実施形態の撮像装置1において、撮像レンズ系10の光軸方向に沿って被写体側を前面側とし、基板側(イメージセンサ41側)を背面側とする。
撮像装置1の背面側(接続コード50側)には、車体にネジ留めするためのネジ穴60、62、及び接続コード50をカバー30にネジ留めするためのネジ穴64、66が形成されている。本実施形態では、レンズセル20の外表面とカバー30とで、撮像装置1の筐体(外装)が構成されている。
図3は、カバー30及び接続コード50を取り外した状態の撮像装置1を示す図であり、図4は、その縦断面図である。
これらの図に示すように、レンズセル20は樹脂成型によって一体に形成されており、撮像レンズ系10を構成する6枚の第1〜第6レンズ11〜16が内側に配置されている。レンズセル20の背面側には、イメージセンサ41を保持している基板40が接合されている(レンズセル20と基板40との接合の詳細については後述する)。イメージセンサ41は、CCDセンサやCMOSセンサを用いた固体撮像素子であり、撮像レンズ系10によって結像される被写体像を光電変換し、生成された画像信号が接続コード50を介して車室内のナビゲーション装置等のモニタ装置(不図示)に出力される。
図5は、カバー30及び接続コード50を取り外した状態の撮像装置1の背面側から見た図である。図4に示すように、基板40は略矩形に形成されており、その対角に位置する2箇所の隅部に、略円弧状の(凸状に張り出した円弧ではなく、凹状に形成された円弧である)欠損部40a、40bが形成されている。基板40には前記イメージセンサ41他、コンデンサや抵抗等の電子部品が実装されているが、欠損部40a、40b付近の所定領域には電子部品が実装されていない。
また、レンズセル20の背面部には、前記基板40側の欠損部40a、40bに対応して同様に欠損部20a、20bが形成されており、欠損部40a及び20a、欠損部40b及び20bでそれぞれ形成される側面切欠き部は、レンズセル20とカバー30を2本のネジ(不図示)で繋止する際にネジが貫通するための空間として用いられる。
図6は、レンズセル20の基板40が接合される背面側から見た斜視図であり、紙面の手前側が撮像装置1の背面側(基板40側)である。図6に示すように、レンズセル20内の中央部に形成された撮像レンズ系(図4参照)を保持する円筒状のレンズ保持枠部(撮像光学系保持部材)21の後部側(図6の手前側)の外周面には、径方向に延びる4つのリブ部22a,22b,22c,22dの基端側が一体に接続されるように形成されている。リブ部22a〜22dは90度の間隔で形成されている。なお、レンズ保持枠部21の前部側(図6の奥側)は、レンズセル20内の前面側に一体に接続されている。
リブ部22a〜22dの先端側は、レンズセル20の内壁面付近から背面側(基板側)に突出するように形成した4つの基板固定部23の内壁面に一体に接続されるように形成されている。また、リブ部22a〜22dのレンズ保持枠部21の長手方向(撮像レンズ系10の光軸方向)は、レンズ保持枠部21の後端部(イメージセンサ41(基板40)と近接する側の端部)から中央部付近(撮像レンズ系10の第4レンズ14付近)まで位置するように形成されている。よって、リブ部22a〜22dは、レンズ保持枠部21の後端部から中央部付近に位置する短い長さで形成されている。
なお、図6に示したレンズ保持枠部21の奥側に撮像レンズ系10の最前面側の第1レンズ11(図4参照)が保持され、手前側に撮像レンズ系10の最後面側の第6レンズ16(図4参照)が保持される。
4つの基板接合部23の先端部に形成された接合端面23aに、基板40の前面側縁部が接着剤によって接合される。即ち、各接合端面23aと基板40との間に熱硬化性接着剤を充填することによって、各基板接合部23の接合端面23aに基板40の前面側縁部を接合している。
更に、本実施形態では、図7に示すように、レンズセル20内の対向する2つの前記基板固定部23の外側壁面に形成した凹状の接合側面24と基板40の前面側縁部付近とを、接着剤Aが塗布された逆L字型の接合中間部材25を介して接合している。前記接着剤Aとしては、例えば紫外線硬化性接着剤を好適に用いることができる。これらの接着剤による各接合端面23aと基板40間の接合によって、図5に示したように、レンズセル20の背面側に基板40が接合される。
このように、本実施形態では、図6に示した2つの基板接合部23の外側壁面に形成された接合側面24に接合中間部材25の一方側が接着剤(紫外線硬化性接着剤)で接合され、接合中間部材25の他方側が基板40の前面側の縁部付近に接着剤(紫外線硬化性接着剤)で接合される。接合中間部材25は、紫外線を透過する材質によって形成される。
更に、レンズセル20内の4つの基板固定部23の接合端面23aと基板40の前面側縁部との間に熱硬化性接着剤を充填させて、この両者の接合面を熱硬化性接着剤によって接合している(図8に示した基板固定部23の接合端面23aと基板40の前面側縁部との間の接合領域B)。なお、基板固定部23の接合端面23aと基板40の前面側の縁部付近との間の接合に紫外線硬化性接着剤ではなく熱硬化性接着剤を用いたのは、この両者の接触面が前記接合側面24よりも紫外線が届きにくい位置にあるので、十分な接続強度を得るためである。なお、ネジ留め等を行なわずに接着剤を用いるのは、サイズや重量を増加させないためである。
また、図6に示したリブ部22a〜22dは、レンズ保持枠部21の長手方向の長さがレンズ保持枠部21の後端部から中央部付近まで位置する短いものであったが、図9に示すように、リブ部22a〜22dのレンズ保持枠部21の長手方向(撮像レンズ系10の光軸方向)に沿った長さが、レンズ保持枠部21の後端部(イメージセンサ41(基板40)と近接する側の端部)から前部側付近(撮像レンズ系10の第2レンズ12付近)まで位置するように形成してもよい。この場合には、リブ部22a〜22dは、レンズ保持枠部21の後端部から前部側付近まで位置する長い長さで形成される。
次に、前記した本実施形態における、図6に示したレンズ保持枠部21の後端部から中央部付近まで位置する短い長さのリブ部22a〜22dを接続した場合と、図9に示したレンズ保持枠部21の後端部から前部側まで位置する長い長さのリブ部22a〜22dを接続した場合での、環境温度の変化に対するレンズ保持枠部21の長手方向における変形を評価した。
なお、比較例として、図10に示すように、リブ部22のレンズ保持枠部21の長手方向(撮像レンズ系10の光軸方向)に沿った長さが、レンズ保持枠部21の前部側付近(撮レンズ系10の第2レンズ12付近)のみに位置するように形成したレンズセル20を用意した。他の構成は前記実施形態と同様である。

この評価を行ったときの撮像装置(バックモニタカメラ)1の各部位(レンズセル、基板、イメージセンサ、撮像レンズ系の第1〜第6のレンズ(レンズ1〜6)、接合中間部材、接着剤)の材質、ヤング率、線膨張係数は、下記の表1のとおりである。なお、表1中の接着剤(間接)は、基板固定部23の接合側面24と基板40とを接合中間部材25を介して接合するときの接着剤、接着剤(充填)は、基板固定部23の接合側面24と基板40とを接合するときの接着剤である。
Figure 0005482231

そして、環境温度を変化させた場合(この評価では、常温(20℃)から80℃に上昇させた場合と、常温(20℃)から−30℃に低下させた場合)における、レンズ保持枠部21の長手方向における変形の評価結果は、下記の表2のとおりである。なお、表2では、レンズ保持枠部21の長手方向における変形の量を、レンズ保持枠部21の後端部(イメージセンサ41(基板40)と近接する側の端部)とイメージセンサ41表面との間の距離変動量として示した。また、表2中の、比較例は図10に示したリブ部の構造、後端側リブ部は図6に示したリブ部の構造、長手全域リブ部は図9に示したリブ部の構造である。
Figure 0005482231

この表2の評価では、環境温度を変化させた場合(常温(20℃)から80℃に上昇させた場合と、常温(20℃)から−30℃に低下させた場合)の、レンズ保持枠部21の後端部とイメージセンサ41表面との間の距離変動量の総和は、図10の比較例のリブ部の構造では20.2(=|−10.1|+10.1)μm、図6に示したリブ部(後端側リブ部)の構造では19.8(=|−9.9|+9.9)μm、図9に示したリブ部(長手全域リブ部)の構造では17.0(=|−8.5|+8.5)μmであった。
この表2の評価結果から明らかなように、環境温度を変化させた場合の、レンズ保持枠部21の後端部とイメージセンサ41表面との間の距離変動量を、図10の比較例のリブ部の構造(リブ部をレンズ保持枠部の前部側付近のみに位置するように形成した構造)に対して、図6に示したリブ部の構造(レンズ保持枠部の後端部から中央部付近まで位置する短い長さのリブ部の構造)では、2(=19.8/20.2×100)%の改善率を得ることができた。
また、環境温度を変化させた場合の、レンズ保持枠部21の後端部とイメージセンサ41表面との間の距離変動量を、図10の比較例のリブ部の構造(リブ部をレンズ保持枠部の前部側付近のみに位置するように形成した構造)に対して、図9に示したリブ部の構造(レンズ保持枠部の後端部から前部側付近まで位置する長い長さのリブ部の構造)では、16(=17.0/20.2×100)%の大幅な改善率を得ることができた。
このように、本実施形態の撮像装置1によれば、図6の場合では、リブ部22a〜22dを、レンズ保持枠部21の後端部から中央部付近まで位置するように形成し、また、図9の場合では、リブ部22a〜22dを、レンズ保持枠部21の後端部から前部側付近まで位置するように形成したことにより、レンズ保持枠部21の後端部側のレンズ保持枠部21の長手方向に沿った強度をより高めることができる。
よって、特に、前記した本実施形態のバックモニタカメラ(撮像装置1)のように、環境温度が大きい車体後部に配置したした場合でも、レンズ保持枠部21に長手方向に沿った変形が生じることを低減することが可能となる。このため、環境温度が変化した場合でも、レンズセル20内のレンズ保持枠部21に保持される撮像レンズ系10を通して入射される被写体像がイメージセンサ41の受光面上に精度よく結像し、安定して良好な画像を得ることができる。
更に、本実施形態の撮像装置1では、レンズ保持枠部21の外周面と基板固定部23の内壁面との間に等間隔で4つのリブ部22a〜22dを設けているので、環境温度が変化した場合でもレンズ保持枠部21に偏った変形が生じることがなく、常に安定して撮像レンズ系を保持することができる。
なお、前記実施形態では、撮像装置としてバックモニタカメラの例について説明したが、これ以外にも、例えば、バックモニタカメラ以外のサイドモニタカメラ等の車載搭載カメラや、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付携帯電話機、更には監視カメラなどの撮像装置においても、同様に本発明を適用することができる。
〈実施形態2〉
図11(a),(b),(c)に示すように、本実施形態に係る撮像装置は、撮像レンズ系として3枚のレンズ71、72、73を保持したレンズ保持枠体74と、イメージセンサ(固体撮像素子)75を前面に配置した基板76を固定する基板固定部材77a,77bと、レンズ保持枠体74の外面と基板固定部材77a,77bとの間を一体に接続するリブ部78a,78bを有している。
本実施形態における3枚のレンズ71、72、73のちの少なくとも1枚以上は、環境温度の影響を受け易い透明樹脂材で形成されたプラスチックレンズである。撮像レンズ系が複数枚のレンズで構成される場合、レンズ特性等によって環境温度の影響を受けやすいレンズと影響が小さいレンズがある。これは光学設計で決まるものである。
そして、図11(a)に示す撮像装置のように、3枚のレンズ71、72、73のうち中央のレンズ72が他のレンズ71、73よりも環境温度の影響を大きく受ける構成の場合、リブ部78a,78bのレンズ保持枠体74側を、中央のレンズ72の位置に対応させて接続する。
また、図11(b)に示す撮像装置のように、3枚のレンズ71、72、73のうち前面側のレンズ71が他のレンズ72、73よりも環境温度の影響を大きく受ける構成の場合、リブ部78a,78bのレンズ保持枠体74側を、前面側のレンズ71の位置に対応させて接続する。
また、図11(c)に示す撮像装置のように、3枚のレンズ71、72、73のうち背面側のレンズ73が他のレンズ71、72よりも環境温度の影響を大きく受ける構成の場合、リブ部78a,78bのレンズ保持枠体74側を、背面側のレンズ73の位置に対応させて接続する。
前記したように、環境温度の影響を大きく受けるレンズの位置に対応させて、リブ部78a,78bをレンズ保持枠体74に接続することにより、図11(a)の場合では、環境温度の影響によって中央のレンズ72に位置変動が生じた場合でも、レンズ保持枠体74の中央のレンズ72の位置に対応してリブ部78a,78bで接続して、レンズ72の位置変動を外側から抑えるようにしているので、レンズ72の位置変動を小さくすることができる。
また、図11(b)の場合では、環境温度の影響によって前面側のレンズ71に位置変動が生じた場合でも、レンズ保持枠体74の前面側のレンズ71の位置に対応してリブ部78a,78bで接続して、レンズ72の位置変動を外側から抑えるようにしているので、レンズ71の位置変動を小さくすることができる。更に、図11(c)の場合では、環境温度の影響によって背面側のレンズ73に位置変動が生じた場合でも、レンズ保持枠体74の背面側のレンズ73の位置に対応してリブ部78a,78bで接続して、レンズ72の位置変動を外側から抑えるようにしているので、レンズ73の位置変動を小さくすることができる。
なお、前記実施形態では、撮像レンズ系として3枚のレンズを有している構成であったが、レンズ枚数が2枚あるいは4枚以上の場合でも、同様に環境温度の影響を大きく受けるレンズの位置に対応させて、レンズ保持枠体にリブ部を接続する。
また、前記実施形態では、レンズ保持枠体の外面に2つのリブ部を接合する構成であったが、3つ以上のリブ部を接合するようにしてもよい。
1 バックモニタカメラ
10 撮像レンズ系
20 レンズセル
21 レンズ保持枠部
22a,22b,22c,22d リブ部
23 基板固定部
30 カバー
40 基板
41 イメージセンサ
特開2006−80667号公報

Claims (6)

  1. 外装を構成する筐体と、
    前記筐体内で撮像光学系を保持した撮像光学系保持部材と、前記撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子を前面側に配置した基板と、
    前記撮像光学系保持部材の外周側であり前記筐体の内側に位置し、前記基板を前記撮像光学系保持部材の背面側後方に固定する基板固定部材とを備えた撮像装置であって、
    前記撮像光学系保持部材の少なくとも前記撮像素子側端部の外面と前記基板固定部材の内壁面との間がリブ部で一体に接続されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記リブ部は、前記撮像光学系保持部材の前記撮像素子側端部から該撮像光学系保持部材の長手方向の中央部近傍まで位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記リブ部は、前記撮像光学系保持部材の前記撮像素子側端部から該撮像光学系保持部材の長手方向に沿って前記撮像素子と反対側の端部近傍まで位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記基板と前記基板固定部材は、接合中間部材を介して接着された間接接着構造と、両者の間に接着剤を充填して接着された充填接着構造とにより接合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記リブ部は、前記撮像光学系保持部材の周方向に対して所定間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 複数のレンズで構成される撮像光学系を保持した撮像光学系保持部材と、
    前記撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子を前面側に配置した基板と、
    前記撮像光学系保持部材の外周側であり外装を構成する筐体の内側に位置し、前記基板を固定する基板固定部材とを備えた撮像装置であって、
    前記撮像光学系を構成する複数のレンズのうち、環境温度の影響を最も受けるレンズの位置に対応させて、前記撮像光学系保持部材の外面と前記基板固定部材との間をリブ部で一体に接続していることを特徴とする撮像装置。
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