JP5481211B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置における電源ノイズの低減技術に関し、特に、DVS(Dynamic Voltage Scaling)などによって電源電圧の電圧レベルが任意に可変される半導体集積回路装置における電源ノイズの低減に有効な技術に関する。
近年、モバイル機器等に用いられるシステムLSIに代表される半導体集積回路装置においては、低消費電力化の要求が非常に強くなっている。この種の半導体集積回路装置の低消費電力化技術として、たとえば、DVSが知られている。
DVSは、プロセッサなどの回路ブロックの処理能力要求に応じてその回路ブロックの電圧を動的に可変にする技術である。
また、この種の半導体集積回路装置における雑音低減技術としては、たとえば、オペアンプの負帰還によるミラー容量と仮想接地動作とをノイズ低減に利用するアクティブデカップリング(たとえば、非特許文献1参照)や静電容量を用いたデカップリング技術(たとえば、非特許文献2参照)などが知られている。
Jie Gu; Harjani, R.; Kim, C.H., "Design and Implementation of Active Decoupling Capacitor Circuits for Power Supply Regulation in Digital ICs", Very Large Scale Integration (VLSI) Systems, IEEE Transactions on Volume 17, Issue 2, Feb. 2009, PP. 292-301. Xiongfei Meng; Saleh, R., "An Improved Active Decoupling Capacitor for "Hot-Spot" Supply Noise Reduction in ASIC Designs", IEEE Journal of Solid-State Circuits (JSSC), Volume 44, Issue 2, PP. 584-593.
ところが、上記のようなDVSによる半導体集積回路装置における電源電圧の可変技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
すなわち、DVSにより、任意の回路ブロックに供給する電源電圧を変化させた際、あるいは、回路ブロックをスリープ(休止)状態からアクティブ(動作)状態に変化させた際などに、該電源電圧にある周期の電源共振雑音が発生してしまい、回路ブロックの動作に影響を与えるだけでなく、場合によっては、デバイスを破壊してしまう恐れが生じてしまうという問題がある。
また、回路ブロックが、スリープ状態から動作する際にも、急激な電流の変化などによる電源電圧のノイズが発生してしまい、そのノイズによって回路ブロックの動作に悪影響を与えてしまうことになる。
本発明の目的は、スリープ状態の論理回路ブロックにおける寄生容量を用いることにより、電源共振雑音などの電源電圧に発生するノイズを大幅に低減することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、電源電圧が供給される第1の電源線と、該第1の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第2の電源線と、該第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第3の電源線と、第1の電源線と第2の電源線との間に接続され、低消費電力制御の対象となる論理回路ブロックと、第2の電源線と第3の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、論理回路ブロックの低消費電力制御を行うスイッチ部と、第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルをモニタし、第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルの変動に応じて制御信号を出力する電源ノイズ測定部と、該電源ノイズ測定部から出力される制御信号、および論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号に基づいて、スイッチ部にスイッチ制御信号を出力するスイッチコントローラとを備え、電源ノイズ測定部は、第1の電源線に供給される電源電圧に電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電源変動が発生した際に、制御信号を出力し、スイッチコントローラは、電源ノイズ測定部から出力される制御信号に応じて、スリープ状態となった任意の論理回路ブロックに接続されているスイッチ部を動作させ、スリープ状態となっている論理回路ブロックに寄生する寄生容量を利用して電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動を抑制するものである。
また、本発明は、電源電圧が供給される第1の電源線と、該第1の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第2の電源線と、該第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第3の電源線と、第2の電源線と第3の電源線との間に接続され、低消費電力制御の対象となる論理回路ブロックと、第1の電源線と第2の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、論理回路ブロックの低消費電力制御を行うスイッチ部と、第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルをモニタし、第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルの変動に応じて制御信号を出力する電源ノイズ測定部と、該電源ノイズ測定部から出力される制御信号、および論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号に基づいて、スイッチ部にスイッチ制御信号を出力するスイッチコントローラとを備え、電源ノイズ測定部は、第1の電源線に供給される電源電圧に電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動が発生した際に、制御信号を出力し、スイッチコントローラは、電源ノイズ測定部から出力される制御信号に応じて、スリープ状態となった任意の論理回路ブロックに接続されているスイッチ部を動作させ、スリープ状態となっている論理回路ブロックに寄生する寄生容量を利用して電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動を抑制するものである。
さらに、本発明は、電源電圧が供給される第1の電源線と、該第1の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第2の電源線と、該第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第3の電源線と、該第3の電源線に供給される電源電圧よりも高く第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第4の電源線と、第1の電源線と第2の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、論理回路ブロックの低消費電力制御を行う第1のスイッチ部と、第4の電源線と第3の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、論理回路ブロックの低消費電力制御を行う第2のスイッチ部と、該第2の電源線と第4の電源線との間に接続され、低消費電力制御の対象となる論理回路ブロックと、第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルをモニタし、電源電圧の電圧レベルの変動に応じて制御信号を出力する電源ノイズ測定部と、該電源ノイズ測定部から出力される制御信号、および論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号に基づいて、第1のスイッチ部、または第2のスイッチ部に制御信号を出力するスイッチコントローラとを備え、電源ノイズ測定部は、第1の電源線に供給される電源電圧に電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動が発生した際に、制御信号を出力し、スイッチコントローラは、電源ノイズ測定部から出力される制御信号に応じて、スリープ状態となった任意の論理回路ブロックにおける第1のスイッチ部、または第2のスイッチ部を動作させ、スリープ状態となっている論理回路ブロックに寄生する寄生容量を利用して電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動を抑制するものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明は、前記電源ノイズ測定部が、第1の電源線に供給される電源電圧としきい値電圧とを比較し、電源電圧がしきい値電圧よりも低くなった際、または電源電圧がしきい値電圧よりも高くなった際に制御信号を出力し、前記スイッチコントローラは、電源ノイズ測定部が、第1の電源線に供給される電源電圧が第1のしきい値電圧よりも高くなった際に出力する制御信号を受け取ると、第2の電源線に蓄積された電荷を第3の電源線に放出し、電源ノイズ測定部が、第1の電源線に供給される電源電圧が第1のしきい値電圧よりも低くなった際に出力する制御信号を受け取ると、第3の電源線に蓄積された電荷を第2の電源線に放出するように、スリープ状態の論理回路ブロックが接続される前記スイッチ部を制御するものである。
また、本発明は、前記スイッチコントローラが、第2の電源線に蓄積された電荷を放出してから任意の期間が経過すると、第2の電源線に電荷を蓄積するように、スリープ状態の論理回路ブロックが接続されるスイッチ部を制御するものである。
さらに、本発明は、前記電源ノイズ測定部が、第1の電源線に供給される電源電圧としきい値電圧とを比較し、電源電圧がしきい値電圧よりも低くなった際、または電源電圧がしきい値電圧よりも高くなった際に制御信号を出力し、前記スイッチコントローラは、電源ノイズ測定部が、第1の電源線に供給される電源電圧がしきい値電圧よりも高くなった際に出力する制御信号を受け取ると、第2の電源線に蓄積された電荷を放出し、電源ノイズ測定部が、第1の電源線に供給される電源電圧がしきい値電圧よりも低くなった際に出力する制御信号を受け取ると、第3の電源線に蓄積された電荷を第2の電源線に放出するように、スリープ状態の論理回路ブロックが接続される第1のスイッチ部を制御し、第4の電源線に蓄積された電荷を放出するように、スリープ状態の論理回路ブロックが接続される第2のスイッチ部を制御するものである。
また、本発明は、前記スイッチコントローラが、第2の電源線、および第4の電源線に蓄積された電荷を放出してから任意の期間が経過すると、第2の電源線、および第4の電源線に電荷を蓄積するように、スリープ状態の論理回路ブロックが接続される第1、および第2のスイッチ部をそれぞれ制御するものである。
さらに、本発明は、カウンタから出力されるカウント値とレジスタ部に格納されたタイミング情報とを比較し、カウンタのカウント値とレジスタ部のタイミング情報とが一致した際に、第1、および第2のスイッチ部をオン、またはオフするスイッチ制御信号を出力するスイッチ制御部とを備えたものである。
また、本発明は、前記スイッチコントローラが、アクティブ状態の論理回路ブロックの動作状態に応じて、使用するスリープ状態となった論理回路ブロックの数を可変するようにスイッチ部を動作させるものである。
さらに、本発明は、前記スイッチコントローラが、アクティブ状態の論理回路ブロックの動作状態に応じて、使用するスリープ状態となった論理回路ブロックにおけるスイッチ部のオン導通強度を可変するものである。
また、本発明は、前記スイッチ部の各々は、スイッチを含み、スイッチコントローラは、アクティブ状態の論理回路ブロックの動作状態に応じて、動作させる複数のスイッチの数を可変するように制御するものである。なお、前記スイッチ部が、1つのスイッチで構成されてもよい。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)スリープ状態の論理回路ブロックにおける寄生抵抗を利用することにより、簡単な回路構成で電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動を大幅に低減することができる。
(2)上記(1)により、チップ面積の増加を抑制すると共に、半導体集積回路装置の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による半導体集積回路装置の一例を示すブロック図である。 図1の半導体集積回路装置に設けられた電源雑音抑制部による電源共振雑音の抑制動作の説明図である。 図2に続く説明図である。 図3に続く説明図である。 図4に続く説明図である。 図5に続く説明図である。 図6に続く説明図である。 図1の半導体集積回路装置に設けられた電源ノイズ測定回路の一例を示したブロック図である。 図1の半導体集積回路装置に設けられたスイッチコントローラの一例を示すブロック図である。 図9のスイッチコントローラによるスイッチ制御信号の生成技術の一例を示したタイミングチャートである。 図1の半導体集積回路装置に設けられたスイッチコントローラ、および電源ノイズ測定回路における詳細な動作の一例を示すタイミングチャートである。 DVSによって電源電圧VDDを1.8V程度から1.4V程度に変化させた際の電源共振雑音キャンセルによる電源電圧波形の一例を示すシミュレーション図である。 DVSによって電源電圧VDDを1.4V程度から1.8V程度に変化させた際の電源共振雑音キャンセルによる電源電圧波形の一例を示すシミュレーション図である。 電源電圧VDDを変化させず、論理回路ブロックがスリープ状態からアクティブ状態に遷移した際の電源電圧波形の一例を示すシミュレーション図である。 本発明の実施の形態2による半導体集積回路装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による半導体集積回路装置の構成の他の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による半導体集積回路装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による半導体集積回路装置の構成の他の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による半導体集積回路装置の構成のさらに他の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による半導体集積回路装置の一例を示すブロック図、図2は、図1の半導体集積回路装置に設けられた電源雑音抑制部による電源共振雑音の抑制動作の説明図、図3は、図2に続く説明図、図4は、図3に続く説明図、図5は、図4に続く説明図、図6は、図5に続く説明図、図7は、図6に続く説明図、図8は、図1の半導体集積回路装置に設けられた電源ノイズ測定回路の一例を示したブロック図、図9は、図1の半導体集積回路装置に設けられたスイッチコントローラの一例を示すブロック図、図10は、図9のスイッチコントローラによるスイッチ制御信号の生成技術の一例を示したタイミングチャート、図11は、図1の半導体集積回路装置に設けられたスイッチコントローラ、および電源ノイズ測定回路における詳細な動作の一例を示すタイミングチャート、図12は、DVSによって電源電圧VDDを1.8V程度から1.4V程度に変化させた際の電源共振雑音キャンセルによる電源電圧波形の一例を示すシミュレーション図、図13は、DVSによって電源電圧VDDを1.4V程度から1.8V程度に変化させた際の電源共振雑音キャンセルによる電源電圧波形の一例を示すシミュレーション図、図14は、電源電圧VDDを変化させず、論理回路ブロックがスリープ状態からアクティブ状態に遷移した際の電源電圧波形の一例を示すシミュレーション図である。
本実施の形態1において、半導体集積回路装置1には、図1に示すように、論理回路ブロック2〜5が設けられている。半導体集積回路装置1は、特に制限されないが、公知のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の製造プロセスによってシリコンなどの半導体基板に形成される。
この論理回路ブロック2〜5は、複数のCMOS論理回路によって構成された中央処理装置(CPU)、複数のCMOS論理回路によって構成された画像処理回路、複数のCMOS論理回路によって構成されたデータ転送回路などのダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)、割り込み制御回路などのシステム制御回路、複数のCMOS論理回路によって構成された音声処理回路、複数のCMOS論理回路によって構成された割り込み制御回路、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと複数のCMOS回路から構成されたメモリ周辺回路(例えば、アドレスデコーダなど)とを含む内蔵メモリ回路などを含む。メモリ回路は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)などの揮発性メモリやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリとされる。論理回路ブロック2〜5は、上記中央処理装置(CPU)、画像処理回路、音声処理回路、システム制御回路、内蔵メモリ回路をどのように対応させるかは、半導体集積回路装置1の設計思想によって種々の形態が考えられる。
これら論理回路ブロック2〜5には、DVS(Dynamic Voltage Scaling)によって動的に可変される電源電圧VDDが電源配線(第1の電源線)VDDLを介して供給される。
また、論理回路ブロック2,3には、低消費電力化のため設けられ、電源を遮断するためにも利用されるスイッチ部6,7がそれぞれ接続されている。
すなわち、スイッチ部6,7は、論理回路ブロック2,3の電源遮断のための機能として利用されるが、本発明では、さらに、スイッチ部6,7は、電源共振雑音などの電源雑音や不所望な電位変動を回避するためにも利用される。
スイッチ部6は、論理回路ブロック2と電源電圧VDDよりも低い電圧レベルの電源電圧又は基準電位とされる基準電位VSSが供給される電源配線(第3の電源線)との間に接続されており、スイッチ部7は、論理回路ブロック3と基準電位VSSが供給される電源配線(第3の電源線)との間に接続されている。なお、論理回路ブロック2とスイッチ部6との間は、仮想基準電位VSSAとされる電源配線(第2の電源線)VSSL1が設けられる。
同様に、論理回路ブロック3とスイッチ部7との間は、仮想基準電位VSSAとされる電源配線(第2の電源線)VSSL2が設けられる。仮想基準電位VSSAの電位は、電源電圧VDDよりも低く、基準電位VSSより高くされる。よって、VDD>VSSA>VSSの電位関係とされる。
これらスイッチ部6,7には、スイッチコントローラ8がそれぞれ接続されており、該スイッチコントローラ8には、電源ノイズ測定部となる電源ノイズ測定回路9が接続されている。電源ノイズ測定回路9は、電源電圧VDDのノイズを測定し、その測定結果が任意のレベルになると制御信号CONをスイッチコントローラ8に出力する。スイッチコントローラ8は、電源ノイズ測定回路9から出力された制御信号CON、または外部入力される各論理回路ブロック2〜5の動作状態を示す状態信号JSを受けて、スイッチ制御信号SWCを出力し、スイッチ部6,7のON/OFF制御をそれぞれ行う。
すなわち、スイッチコントローラ8は、論理回路ブロック2、および論理回路ブロック3のスリープ状態(休止状態)、ならびにアクティブ状態(活性化状態、動作状態)を制御するための第1制御回路と、本発明に関係する第2制御回路(後述される図9の構成)を含むとみなされる。
スイッチ部6は、半導体素子、たとえば、NチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)からなるトランジスタ10,11から構成されている。トランジスタ10,11の一方の接続部には、論理回路ブロック2が接続されており、これらトランジスタ10,11の他方の接続部には、基準電位VSSが接続されている。
また、トランジスタ10,11のゲートには、スイッチコントローラ8から出力されるスイッチ制御信号SWCが入力されるようにそれぞれ接続されている。ここで、トランジスタ10のゲートサイズ(ゲート幅)は、トランジスタ11のゲートサイズ(ゲート幅)よりも大きくなるように形成されている。
さらに、スイッチ部7は、半導体素子、たとえば、NチャネルMOSからなるトランジスタ12,13から構成されており、接続構成については、スイッチ部6と同様となっているので、説明は省略する。
これらスイッチ部6,7、スイッチコントローラ8、ならびに電源ノイズ測定回路9により、電源雑音抑制部が構成されている。電源雑音抑制部は、DVSによる電圧の変化やスイッチ部6,7のON/OFFによる急激な電源電圧/電流の変化などにより、電源ラインのインダクタンスとキャパシタンスの共振周波数帯域(たとえば、50MHz程度〜200MHz程度)で発生する電源共振雑音をスリープ状態となっている論理回路ブロックを構成する複数のCMOS回路に寄生する寄生容量(すなわち、CMOS回路を構成するNチャネルMOSトランジスタやPチャネルMOSトランジスタなどの各MOSトランジスタの寄生容量)を利用して抑制する。
次に、本実施の形態における半導体集積回路装置1に設けられた電源雑音抑制部による電源共振雑音の抑制について、図2〜図7を用いて説明する。
ここで、図2〜図7においては、点線の右側が半導体集積回路装置1内部を示しており、点線の左側は、半導体集積回路装置1の外部を示している。また、図2〜図7において、論理回路ブロック2がスリープ状態となっており、論理回路ブロック3がアクティブ状態(トランジスタ12がON)となっており、論理回路ブロック3に供給される電源電圧VDDが、DVSによって、たとえば、1.6V程度から1.8V程度に変化するものとする。
まず、図2において、スイッチコントローラ8は、電源電圧VDDが、1.6V程度から1.8V程度に変化する前に、スイッチ部6のトランジスタ11をONするようにスイッチ制御信号SWCを出力する。
トランジスタ11がONすることにより、論理回路ブロック2の寄生容量によるカップリングによって、電源電圧VDDまで上昇している論理回路ブロック2とスイッチ部6との接続点(以下、仮想基準電位VSSAという)の電圧レベルを、基準電位VSSと同じ程度の電位にする。上記寄生容量は、論理回路ブロック2に含まれる複数のCMOS論理回路によって構成され寄生容量とみなされる。
トランジスタサイズ(ゲート幅)の小さいトランジスタ11によって電荷を抜くのは、基準電位VSS、および電源電圧VDDに与える影響を最少にするためである。続いて、スイッチコントローラ8は、(DVSにより、電源電圧VDDが変化する直前に)トランジスタ11をOFFするように制御を行い、仮想基準電位VSSAをフローティング状態にする。
その後、図3に示すように、DVSが実行され、電源電圧VDDが、1.6V程度から1.8V程度に変化すると、それに伴い、電源雑音が発生する。この電源雑音による電源電圧VDDの雑音波形(図3の上方に示す波形)と基準電位VSSの雑音波形(図3の下方に示す波形)とは、逆位相となり、仮想基準電位VSSAにおける雑音波形(図3の下方に示す波形)は、フローティング状態であるために電源電圧VDDの雑音波形と同じ位相となり、基準電位VSSと仮想基準電位VSSAとの間に電位差が発生する。
続いて、図4において、電源電圧VDDが、電源共振雑音によって1.8V程度よりも大きい任意の電圧レベルとなると、電源ノイズ測定回路9は、制御信号CONを出力し、該制御信号CONを受けて、スイッチコントローラ8がトランジスタ10をONするようにスイッチ制御信号SWCを出力する。
これにより、トランジスタ10がONすると、仮想基準電位VSSAと基準電位VSSとが短絡状態となり、仮想基準電位VSSAの電位は、基準電位VSSの電位よりも高いために、仮想基準電位VSSAから基準電位VSSに電流が流れる。
これによって、基準電位VSSの電位が上昇するとともに、電源電圧VDDの電位が下降することとなり、電源電圧VDDの雑音が低減されることになる。スイッチコントローラ8は、トランジスタ10を任意の期間ONさせた後、再び、トランジスタ10をOFFするように制御し、仮想基準電位VSSAをフローティング状態とする。
これにより、仮想基準電位VSSAの電圧波形は、電源電圧VDDと同じ位相の波形となり、仮想基準電位VSSAと基準電位VSSとの間に電位差が発生する。
そして、図5において、スイッチコントローラ8は、トランジスタ10をONするように制御を行い、仮想基準電位VSSAと基準電位VSSとを短絡状態とする。トランジスタ10がONすると、基準電位VSSの電位は、仮想基準電位VSSAの電位よりも高いために、基準電位VSSから仮想基準電位VSSAに電流が流れ、仮想基準電位VSSAに電荷が補充され、論理回路ブロック2に寄生する寄生容量にたまっている電荷を持ち上げる。
これによって、図7に示すように、基準電位VSSの電位が下降し、電源電圧VDDの電位が上昇することとなり、電源電圧VDDの雑音が低減されることになる。その後、再び、トランジスタ10をOFFするように制御し、仮想基準電位VSSAをフローティング状態とする。
以上の処理を電源雑音が略なくなるまで繰り返し実行し、電源雑音が略なくなると、図6において、スイッチコントローラ8は、スイッチ部6のトランジスタ10,11をいずれもOFFするように制御を行う。
トランジスタ10,11がOFFすると、仮想基準電位VSSAは、再び電源電圧VDDの電圧レベルまで上昇する。これにより、論理回路ブロック2は、電源ラインから遮断されるので、消費電力をより低減することができる。
図8は、電源ノイズ測定回路9の一例を示したブロック図である。
電源ノイズ測定回路9は、図示するように、コンパレータ(比較回路)14、ディレイ部(遅延回路部)15、ならびに排他的論理和回路16から構成されている。コンパレータ14の一方の入力部には、電源電圧VDDが入力されるように接続されており、該コンパレータ14の他方の入力部には、基準電圧VREFが入力されるように接続されている。
コンパレータ14の出力部には、ディレイ部15の入力部、および排他的論理和回路16の一方の入力部がそれぞれ接続されている。ディレイ部15の出力部には、排他的論理和回路16の他方の入力部が接続されている。
ディレイ部15は、たとえば、複数のインバータが直列接続された構成からなる。コンパレータ14は、電源電圧VDDと基準電圧VREFとを比較し、比較結果の信号を出力する。
コンパレータ14から出力された比較結果の信号は、ディレイ部15、および排他的論理和回路16によって1ショットパルスとなり、該排他的論理和回路16から制御信号CONとして出力される。
図9は、スイッチコントローラ8の一例、すなわち、前述の本発明に関係する第2制御回路を示すブロック図である。
スイッチコントローラ8は、図示するように、カウンタ17、マッチオン回路18、マッチオフ回路19、フリップフロップ20、レジスタ21,22、セレクタ23,24、ストップカウンタ25、およびスイッチ26から構成されている、また、スイッチコントローラ8におけるマッチオン回路18、マッチオフ回路19、フリップフロップ20によって、スイッチ制御部が構成されている。
カウンタ17には、クロック信号CLK、および電源ノイズ測定回路9から出力される制御信号CONがそれぞれ入力されるように接続されている。また、カウンタ17の出力部には、ストップカウンタ25の入力部、マッチオン回路18の一方の入力部、ならびにマッチオフ回路19の一方の入力部がそれぞれ接続されている。
また、レジスタ21には、マッチオン回路18の他方の入力部が接続されており、レジスタ22には、マッチオフ回路19の他方の入力部が接続されている。マッチオン回路18の出力部には、スイッチ26の一方の接続部が接続されており、該スイッチ26の他方の接続部には、フリップフロップ20のセット端子が接続されている。
このスイッチ26は、ストップカウンタ25から出力される信号に基づいて、ON/OFFが制御される。マッチオフ回路19の出力部には、フリップフロップ20のリセット端子が接続されており、該フリップフロップ20の出力端子には、セレクタ24の入力部が接続されている。また、セレクタ23の入力部には、各論理回路ブロック2〜5の動作状態を示す状態信号JSが入力されるように接続されている。
また、状態信号JSは、セレクタ23,24の制御端子にも入力されるように接続されており、該セレクタ23,24は、論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号JSにより、スリープ状態の論理回路ブロックのスイッチ部を選択するように接続先を切り替える。
カウンタ17は、電源ノイズ測定回路9の制御信号CONが入力されると、クロック信号CLKのカウントを開始する。レジスタ21には、寄生容量を利用するスリープ状態の論理回路ブロック(図2〜図7では論理回路ブロック2)に接続されているスイッチ部(図2〜図7ではスイッチ部6)をON制御するタイミング情報が格納されている。
レジスタ22には、寄生容量を利用するスリープ状態の論理回路ブロック(図2〜図7では論理回路ブロック2)に接続されているスイッチ部(図2〜図7ではスイッチ部6)をOFF制御するタイミング情報が格納されている。
マッチオン回路18は、レジスタ21のタイミング情報とカウンタ17から出力されるカウント値(たとえば、5ビット)とを照合し、任意のカウント値になると信号を出力する。マッチオフ回路9は、レジスタ22のタイミング情報とカウンタ17から出力されるカウント値とを照合し、任意のカウント値になると信号を出力する。
フリップフロップ20は、マッチオン回路18、およびマッチオフ回路9から出力される信号に基づいて、スイッチ制御信号SWCを出力する。セレクタ23は、キャンセルブロック選択信号に基づいて、寄生容量を利用するスリープ状態の論理回路ブロックに接続されているスイッチ部を選択し、状態信号JSをスイッチ制御信号SWCとして出力する。
また、 セレクタ24は、キャンセルブロック選択信号に基づいて、寄生容量を利用するスリープ状態の論理回路ブロックに接続されているスイッチ部を選択し、フリップフロップ20から出力される信号をスイッチ制御信号SWCとして出力する。
図10は、スイッチコントローラ8によるスイッチ制御信号SWCの生成技術の一例を示したタイミングチャートである。
図10において、上方から下方にかけては、電源電圧VDDと基準電圧VREFの電圧波形、およびカウンタ17のカウンタ値とレジスタ21,22に格納されているタイミング情報をそれぞれ示している。また、図10の電源電圧VDDにおいては、点線で示す波形が電源共振雑音を示しており、実線で示す波形が電源雑音抑制部により電源共振雑音を抑制した場合を示している。
まず、電源電圧VDDの電圧レベルが基準電圧VREFを超えると、電源ノイズ測定回路9から制御信号CONが出力され、カウンタ17のカウントが開始される。ここでは、レジスタ21のタイミング情報がカウント値’00010’になった際に、トランジスタ10がONとなるように設定されており、レジスタ21のタイミング情報は、カウント値’00111’になった際に、トランジスタ10がOFFとなるように設定されている。
よって、マッチオン回路18は、カウンタ17がカウントするカウント値が’00010’となる毎にトランジスタ10をONする信号を出力し。マッチオン回路18は、カウント値’00010’となる毎にトランジスタ10をOFFする信号を出力する。
よって、マッチオン回路18は、カウンタ17がカウントするカウント値が’00010’となる毎にトランジスタ10をONする信号を出力し、マッチオン回路18は、カウント値’00010’となる毎にトランジスタ10をOFFする信号を出力する。
続いて、電源電圧VDDの電圧レベルが基準電圧VREFよりも低くなると、再び電源ノイズ測定回路9から制御信号CONが出力され、カウンタ17がリセットされた後、再び該カウンタ17のカウントが開始される。
ここでも、マッチオン回路18は、カウンタ17がカウントするカウント値が’00010’となる毎にトランジスタ10をONする信号を出力し、マッチオン回路18は、カウント値’00010’となる毎にトランジスタ10をOFFする信号を出力する。
このように、レジスタ21,22にタイミング情報を格納することにより、電源共振雑音の周期毎に、ノイズ抑制に最適なトランジスタ10のON/OFFのタイミングを設定することができる。
図11は、スイッチコントローラ8、および電源ノイズ測定回路9における詳細な動作の一例を示すタイミングチャートである。
図11において、上方から下方にかけては、電源電圧VDDと基準電圧VREFの電圧波形、論理回路ブロック2〜5の各動作状態を示す状態信号JS、コンパレータ14から出力される比較結果の出力信号、電源ノイズ測定回路9から出力される制御信号CON、カウンタ17から出力されるカウント出力値COUT0〜COUT4、フリップフロップ20のセット端子とリセット端子にそれぞれ入力される入力信号(セット端子に入力される信号は実線で示し、リセット端子に入力される信号は点線で示す)、ならびにフリップフロップ20から出力されるスイッチ制御信号SWCの信号タイミングをそれぞれ示している。ここでは、図2と同様に、論理回路ブロック2がスリープ状態で、論理回路ブロック3がアクティブ状態となっており、該論理回路ブロック3が、電源電圧VDDが、1.6V程度から1.8V程度に変化する際の雑音キャンセル動作について説明する。
まず、電源電圧VDDが、1.6V程度から1.8V程度に変化する前に外部から入力された状態信号JSが、スイッチコントローラ8を介してスイッチ部6のトランジスタ11に出力される。これにより、トランジスタ11がONし、仮想基準電位VSSAの電圧レベルを、基準電位VSSと同じ程度の電位にする。
その後、電源電圧VDDが、1.6V程度から1.8V程度に変化して電源共振雑音が発生した際に、電源電圧VDDが基準電圧VREFよりも大きくなると電源ノイズ測定回路9のコンパレータ14は、Hi信号の信号を出力する。
この信号は、電源ノイズ測定回路9のディレイ部15、ならびに排他的論理和回路16によってワンショットパルスを生成し、制御信号CONとして出力する。この制御信号CONによって、カウンタ17がリセットされ、該カウンタ17は、カウンタ出力COUT4〜COUT0を’000001’にした後、クロック信号CLKのカウントを開始する。
マッチオン回路18は、カウンタ17から出力されるカウント値とレジスタ21に格納されているタイミング情報(’00010’)とを比較し、一致した際にフリップフロップ20のセット端子に信号を出力する。
同様に、マッチオフ回路19は、カウンタ17から出力されるカウント値とレジスタ22に格納されているタイミング情報(’00111’)とを比較し、一致した際にフリップフロップ20のリセット端子に信号を出力する。
フリップフロップ20は、セット端子に入力される信号が’Hi(1)’でリセット端子に入力される信号が’Lo(0)’の場合には、トランジスタ10をONさせるスイッチ制御信号SWCを出力し、セット端子に入力される信号が’Lo(0)’でリセット端子に入力される信号が’Hi(1)’の場合には、トランジスタ10をOFFさせるスイッチ制御信号SWCを出力する。また、セット端子に入力される信号、およびリセット端子に入力される信号がそれぞれ’Lo(0)’の場合には、前の状態を維持する。
そして、電源共振雑音がキャンセルされると、電源ノイズ測定回路9は、カウンタリセットを行う制御信号CONを生成しない。これにより、カウンタ17がリセットされず、カウント出力値COUT4〜COUT0が’1111’になると、次回、制御信号CONが電源ノイズ測定回路9から出力されるまで、フリップフロップ20のセット端子が’Lo(0)’に固定される。
また、電源共振雑音のキャンセル量を制御するには、スリープ状態となった論理回路ブロックの使用数、スイッチ部に用いられるトランジスタの数、またはスイッチ部に用いられるトランジスタに供給するゲート電圧などを変更することによって、調整することができる。
図12〜図14は、本実施の形態1の電源雑音抑制部を適用した際の電源共振雑音キャンセルの一例を示すシミュレーション図である。
まず、図12は、DVSにより、アクティブ状態の論理回路ブロックにおける電源電圧VDDを1.8V程度から1.4V程度に変化させた場合であり、実線は、電源雑音抑制部による電源共振雑音のキャンセル動作を行わない場合の電源電圧VDDのシミュレーション波形を示し、点線は、スリープ状態の論理回路ブロックを1つ用いて電源共振雑音のキャンセルした際の電源電圧VDDのシミュレーション波形を示しており、一点鎖線は、スリープ状態の論理回路ブロックを2つ用いて電源共振雑音のキャンセルした際の電源電圧VDDのシミュレーション波形を示している。
図示するように、電源電圧VDDを1.8V程度から1.4V程度に変化した際に、雑音キャンセル動作を行っていない場合には、任意の周期の電源共振雑音が発生しているが、電源雑音抑制部がスリープ状態の論理回路ブロックを1つ、または2つ用いて電源共振雑音をキャンセルした際には、電源共振雑音が大幅に低減していることが分かる。
まず、図13は、図12とは逆に、DVSにより電源電圧VDDを1.4V程度から1.8V程度に変化させた場合を示している。図13において、実線は、電源雑音抑制部による電源共振雑音のキャンセル動作を行わない場合の電源電圧VDDのシミュレーション波形を示し、点線は、スリープ状態の論理回路ブロックを1つ用いて電源共振雑音のキャンセルした際の電源電圧VDDのシミュレーション波形を示しており、一点鎖線は、スリープ状態の論理回路ブロックを2つ用いて電源共振雑音のキャンセルした際の電源電圧VDDのシミュレーション波形を示している。
この場合も、図12と同様に、電源雑音抑制部がスリープ状態の論理回路ブロックを1つ、または2つ用いて電源共振雑音をキャンセルした際には、電源共振雑音が大幅に低減していることが分かる。
図14は、電源電圧VDDが1.6V程度と変化せず、任意の1つの論理回路ブロックがアクティブ状態となっており、他の任意の1つの論理回路ブロックがスリープ状態からアクティブ状態に遷移した際のシミュレーションであり、実線は、電源雑音抑制部による電源共振雑音のキャンセル動作を行わない場合、点線は、スリープ状態の論理回路ブロックを1つ用いて電源共振雑音のキャンセルした場合、一点鎖線は、スリープ状態の論理回路ブロックを2つ用いて電源共振雑音のキャンセルした場合における電源電圧VDDのシミュレーション波形をそれぞれ示している。
図14に示すように、論理回路ブロックがスリープ状態からアクティブ状態に遷移した際に、電源雑音抑制部による電源共振雑音のキャンセル動作を行わないと、ラッシュ電流の影響で電源電圧VDDの電圧波形は、大きなアンダシュートが発生している。
一方、スリープ状態の論理回路ブロックを1つ用いて電源共振雑音のキャンセルした際には、実線の電源電圧VDDの波形に比べて、約19.7%の雑音を低下させることができ、スリープ状態の論理回路ブロックを2つ用いて電源共振雑音のキャンセルした際には、実線の電源電圧VDDの波形に比べて、約30.7%の雑音を低下することができる。
それにより、本実施の形態1によれば、スリープ状態の論理回路ブロックの寄生抵抗を利用して、DVSによる電源電圧VDDの電圧レベルが変化する際やスリープ状態の論理回路ブロックがアクティブ状態となる際に発生する電源共振雑音を大幅に低減することができ、安定した電源電圧VDDを各論理回路ブロックに供給することができる。
(実施の形態2)
図15は、本発明の実施の形態2による半導体集積回路装置の構成の一例を示すブロック図、図16は、本発明の実施の形態2による半導体集積回路装置の構成の他の例を示すブロック図である。
前記実施の形態1では、スイッチ部6,7を論理回路ブロック2,3と基準電位VSSとの間に接続した構成について説明したが、これらスイッチ部は、たとえば、電源電圧VDDと論理回路ブロックとの間に設けたり、あるいは、論理回路ブロックと基準電位VSSとの間、および電源電圧VDDと論理回路ブロックとそれぞれ設ける構成としてもよい。
図15は、スイッチ部を電源電圧VDDと論理回路ブロックとの間に設けた際の半導体集積回路装置1における一例を示すブロック図である。この場合、半導体集積回路装置1には、前記実施の形態1の図1と同様に、論理回路ブロック2〜5、スイッチ部6a,7a、スイッチコントローラ8、および電源ノイズ測定回路9が設けられている。
前記実施の形態1の図1と異なるところは、電源電圧VDDと論理回路ブロック2との間にスイッチ部6aが接続されており、電源電圧VDDと論理回路ブロック3との間にスイッチ部6aが接続されている点である。
図15の場合、電源電圧VDDが供給される配線は電源配線(第1の電源線)VDDLとされ、基準電位VSSが供給される配線は電源配線(第3の電源配線)VSSLとされ、論理回路ブロック2とスイッチ部6aの間は、仮想電源電圧VDDAとされる電源配線(第2の電源線)VDDAL1とされ、論理回路ブロック3とスイッチ部7aとの間は、仮想電源電圧VDDAとされる電源配線(第2の電源線)VDDAL2とされる。仮想電源電圧VDDAの電位は、電源電圧VDDよりも低く、基準電位VSSより高くされる。よって、VDD>VDDA>VSSの電位関係とされる。
また、スイッチ部6aは、たとえば、PチャネルMOSからなるトランジスタ10a,11aから構成されている。トランジスタ10a,11aの一方の接続部には、電源電圧VDDが供給されるように接続されている。
トランジスタ10a,11aの他方の接続部には、論理回路ブロック2が接続された構成からなる。トランジスタ10a,11aのゲートには、スイッチコントローラ8から出力されるスイッチ制御信号SWCが入力されるようにそれぞれ接続されている。また、トランジスタ10aのゲートサイズは、トランジスタ11aのゲートサイズよりも大きくなるように形成されている。
同様に、スイッチ部7aも、たとえば、PチャネルMOSからなるトランジスタ12a,13aから構成されている。トランジスタ12a,13aの一方の接続部には、電源電圧VDDが供給されるように接続されており、これらトランジスタ12a,13aの他方の接続部には、論理回路ブロック2が接続された構成からなる。
トランジスタ12a,13aのゲートには、スイッチコントローラ8から出力されるスイッチ制御信号SWCが入力されるようにそれぞれ接続されている。ここでも、トランジスタ12aのゲートサイズは、トランジスタ13aのゲートサイズよりも大きくなるように形成されている。
図15に示す半導体集積回路装置の場合、スイッチ部6a,7aによる電源遮断が基準電位VSSの遮断から、電源電圧VDDの遮断に変わることになるので、電源共振雑音をキャンセルする動作は、基準電位VSSの揺れに対して仮想電源電圧VDDA(たとえば、トランジスタ10a,10bと論理回路ブロック2との接続部)の揺れを検知して電源共振雑音をキャンセルする。
ここで、電源共振雑音のキャンセルは、仮想電源電圧VDDAだけでなく、たとえば、電源電圧VDD、基準電位VSS、あるいは仮想基準電位VSSAの揺れを検知するようにしてもよい。
図16は、スイッチ部を電源電圧VDDと論理回路ブロックとの間、および論理回路ブロックと基準電位VSSとの間にそれぞれ設けた際の半導体集積回路装置の一例を示すブロック図である。
この場合、半導体集積回路装置1は、図示するように、論理回路ブロック2〜5、スイッチ部6,6a,7,7a、スイッチコントローラ8、および電源ノイズ測定回路9が設けられている。
図16では、図1の構成に、図15のスイッチ部6a,7aがそれぞれ追加された構成となっている。また、論理回路ブロック2〜5、スイッチ部6,7、スイッチコントローラ8、および電源ノイズ測定回路9の接続構成は、図1と同様であり、スイッチ部6a,7aの接続構成は、図15と同様である。
図16に示されるように、電源電圧VDDが供給される配線は電源配線(第1の電源線)VDDLとされ、論理回路ブロック2とスイッチ部6aの間は、仮想電源電圧VDDAとされる電源配線(第2の電源線)VDDAL1とされ、論理回路ブロック2とスイッチ部7aとの間は、仮想電源電圧VDDAとされる電源配線(第2の電源線)VDDAL2とされる。
スイッチ部6は、論理回路ブロック2と電源電圧VDDよりも低い電圧レベルの電源電圧又は基準電位とされる基準電位VSSが供給される電源配線(第4の電源線)との間に接続されており、スイッチ部7は、論理回路ブロック3と基準電位VSSが供給される電源配線(第4の電源線)との間に接続されている。
なお、論理回路ブロック2とスイッチ部6との間は、仮想基準電位VSSAとされる電源配線(第3の電源線)VSSL1が設けられる。同様に、論理回路ブロック3とスイッチ部7との間は、仮想基準電位VSSAとされる電源配線(第3の電源線)VSSL2が設けられる。仮想基電源電圧VDDAの電位及び仮想基準電位VSSAの電位は、VDD>VDDA>VSSA>VSSの電位関係とされる。
たとえば、論理回路ブロック2がスリープ状態、論理回路ブロック3がアクティブ状態になっており、論理回路ブロック3に供給される電源電圧VDDが、DVSによって、たとえば、1.6V程度から1.8V程度に変化する際の電源共振雑音のキャンセルは、まず、スリープ状態の論理回路ブロック2におけるスイッチ部6のトランジスタ11をONさせ、仮想基準電位VSSAを上昇させ、仮想基準電圧VDDAを下降させる。
その後、スイッチ部6,6aの全てのトランジスタをOFFさせ、仮想基準電位VSSAという)の電圧レベルを、基準電位VSSと同じ程度の電位にする。このとき、トランジスタ11aをONし、仮想電源電圧VDDAの電圧レベルを電源電圧VDDの電圧レベルまで充電する。
その後、DVSによって電源電圧VDDが変化する前に、トランジスタ11、またはトランジスタ11aのいずれかをOFFにし、仮想基準電位VSSA、あるいは仮想電源電圧VDDAをフローティング状態にする。
トランジスタ11をOFFにした場合、その後の動作については前記した図3〜図7と同様であり、トランジスタ11aをOFFにした場合には、その後の動作が図15の構成と同様である。
(実施の形態3)
図17は、本発明の実施の形態3による半導体集積回路装置の構成の一例を示すブロック図、図18は、本発明の実施の形態3による半導体集積回路装置の構成の他の例を示すブロック図、図19は、本発明の実施の形態3による半導体集積回路装置の構成のさらに他の例を示すブロック図である。
本実施の形態3において、図17に示す半導体集積回路装置1は、前記実施の形態1の図1に示す半導体集積回路装置1におけるスイッチ部6,7から、トランジスタサイズが小さいトランジスタ11、およびトランジスタ13をそれぞれ削除した構成となっている。その他の構成、および接続は、図1と同様である。
また、図18に示す半導体集積回路装置1は、前記実施の形態2の図15に示す半導体集積回路装置1におけるスイッチ部6a,7aから、トランジスタサイズが小さいトランジスタ11a、およびトランジスタ13aをそれぞれ削除した構成となっている。その他の構成、および接続は、図15と同様である。
さらに、図19に示す半導体集積回路装置1は、前記実施の形態2の図16に示す半導体集積回路装置1におけるスイッチ部6,6a,7,7aから、トランジスタサイズが小さいトランジスタ11、トランジスタ11a、トランジスタ13、トランジスタ13aをそれぞれ削除した構成となっている。その他の構成、および接続は、図16と同様である。
これら図17〜図19のそれぞれの構成において、DVSが行われる論理回路ブロックが休止状態に、キャパシタとして用いたい論理回路ブロックをトランジスタサイズの大きいトランジスタ10、またはトランジスタ12,10a、またはトランジスタ12aで充電し、実施の形態1、あるいは実施の形態2と同様な手順でノイズキャンセルを行う。
サイズが大きなトランジスタで仮想基準電位VSSAの引き下げや、仮想電源電圧VDDAの引き上げを急激に行うので、電源電圧VDD、あるいは基準電位VSSにノイズを引き起こす可能性がある。そのため、この充電操作は他の論理回路ブロックの動作に影響がない休止状態の時に実施する必要がある。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
電源ノイズ測定回路9は、仮想電源電圧VDDAだけでなく、たとえば、電源電圧VDD、基準電位VSS、あるいは仮想基準電位VSSAの揺れを検知するようにしてもよい。この場合、図8のVDDの電位が、仮想電源電圧VDDA、基準電位VSS、あるいは仮想基準電位VSSAへ変更されるとともに、それに伴って、図8の基準電圧VREFが所望の値に設定されることになる。
本発明は、DVSにより電源電圧の電圧レベルが変化する半導体集積回路装置における電源安定化技術に適している。
1 半導体集積回路装置
2〜5 論理回路ブロック
6 スイッチ部
6a スイッチ部
7 スイッチ部
7a スイッチ部
8 スイッチコントローラ
9 電源ノイズ測定回路
10 トランジスタ
10a トランジスタ
11 トランジスタ
11a トランジスタ
12 トランジスタ
12a トランジスタ
13 トランジスタ
13a トランジスタ
14 コンパレータ
15 ディレイ部
16 排他的論理和回路
17 カウンタ
18 マッチオン回路
19 マッチオフ回路
20 フリップフロップ
21 レジスタ
22 レジスタ
23 セレクタ
24 セレクタ
25 ストップカウンタ
26 スイッチ

Claims (11)

  1. 電源電圧が供給される第1の電源線と、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第2の電源線と、
    前記第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第3の電源線と、
    前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に接続され、低消費電力制御の対象となる論理回路ブロックと、
    前記第2の電源線と前記第3の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、前記論理回路ブロックの低消費電力制御を行うスイッチ部と、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルをモニタし、前記電源電圧の電圧レベルの変動に応じて制御信号を出力する電源ノイズ測定部と、
    前記電源ノイズ測定部から出力される制御信号、および前記論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号に基づいて、前記スイッチ部にスイッチ制御信号を出力するスイッチコントローラとを備え、
    前記電源ノイズ測定部は、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧としきい値電圧とを比較し、前記電源電圧が前記しきい値電圧よりも低くなった際、または前記電源電圧が前記しきい値電圧よりも高くなった際に制御信号を出力し、
    前記スイッチコントローラは、
    前記電源ノイズ測定部が、前記第1の電源線に供給される電源電圧が前記しきい値電圧よりも高くなった際に出力する制御信号を受け取ると、前記第2の電源線に蓄積された電荷を前記第3の電源線に放出し、前記電源ノイズ測定部が、前記第1の電源線に供給される電源電圧が前記しきい値電圧よりも低くなった際に出力する制御信号を受け取ると、前記第3の電源線に蓄積された電荷を前記第2の電源線に放出するように、スリープ状態の前記論理回路ブロックが接続される前記スイッチ部を制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 電源電圧が供給される第1の電源線と、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第2の電源線と、
    前記第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第3の電源線と、
    前記第2の電源線と前記第3の電源線との間に接続され、低消費電力制御の対象となる論理回路ブロックと、
    前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、前記論理回路ブロックの低消費電力制御を行うスイッチ部と、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルをモニタし、前記電源電圧の電圧レベルの変動に応じて制御信号を出力する電源ノイズ測定部と、
    前記電源ノイズ測定部から出力される制御信号、および前記論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号に基づいて、前記スイッチ部にスイッチ制御信号を出力するスイッチコントローラとを備え、
    前記電源ノイズ測定部は、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧としきい値電圧とを比較し、前記電源電圧が前記しきい値電圧よりも低くなった際、または前記電源電圧が前記しきい値電圧よりも高くなった際に制御信号を出力し、
    前記スイッチコントローラは、
    前記電源ノイズ測定部が、前記第1の電源線に供給される電源電圧が前記しきい値電圧よりも高くなった際に出力する制御信号を受け取ると、前記第2の電源線に蓄積された電荷を前記第3の電源線に放出し、前記電源ノイズ測定部が、前記第1の電源線に供給される電源電圧が前記しきい値電圧よりも低くなった際に出力する制御信号を受け取ると、前記第3の電源線に蓄積された電荷を前記第2の電源線に放出するように、スリープ状態の前記論理回路ブロックが接続される前記スイッチ部を制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 電源電圧が供給される第1の電源線と、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第2の電源線と、
    前記第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第3の電源線と、
    前記第3の電源線に供給される電源電圧よりも高く前記第2の電源線に供給される電源電圧よりも低い電圧レベルの電源電圧が供給される第4の電源線と、
    前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、前記論理回路ブロックの低消費電力制御を行う第1のスイッチ部と、
    前記第4の電源線と前記第3の電源線との間に接続され、スイッチ制御信号に基づいて、前記論理回路ブロックの低消費電力制御を行う第2のスイッチ部と、
    前記第2の電源線と前記第4の電源線との間に接続され、低消費電力制御の対象となる論理回路ブロックと、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧の電圧レベルをモニタし、前記電源電圧の電圧レベルの変動に応じて制御信号を出力する電源ノイズ測定部と、
    前記電源ノイズ測定部から出力される制御信号、および前記論理回路ブロックの動作状態を示す状態信号に基づいて、前記第1のスイッチ部、または前記第2のスイッチ部に制御信号を出力するスイッチコントローラとを備え、
    前記電源ノイズ測定部は、
    前記第1の電源線に供給される電源電圧としきい値電圧とを比較し、前記電源電圧が前記しきい値電圧よりも低くなった際、または前記電源電圧が前記しきい値電圧よりも高くなった際に制御信号を出力し、
    前記スイッチコントローラは、
    前記電源ノイズ測定部が、前記第1の電源線に供給される電源電圧が前記しきい値電圧よりも高くなった際に出力する制御信号を受け取ると、前記第2の電源線に蓄積された電荷を放出し、前記電源ノイズ測定部が、前記第1の電源線に供給される電源電圧が前記しきい値電圧よりも低くなった際に出力する制御信号を受け取ると、前記第3の電源線に蓄積された電荷を前記第2の電源線に放出するように、スリープ状態の前記論理回路ブロックが接続される前記第1のスイッチ部を制御し、前記第4の電源線に蓄積された電荷を放出するように、スリープ状態の前記論理回路ブロックが接続される前記第2のスイッチ部を制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項1または2記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチコントローラは、
    前記第2の電源線に蓄積された電荷を放出してから任意の期間が経過すると、前記第2の電源線に電荷を蓄積するように、スリープ状態の前記論理回路ブロックが接続される前記スイッチ部を制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチコントローラは、
    前記第2の電源線、および前記第4の電源線に蓄積された電荷を放出してから任意の期間が経過すると、前記第2の電源線、および前記第4の電源線に電荷を蓄積するように、スリープ状態の前記論理回路ブロックが接続される前記第1、および前記第2のスイッチ部をそれぞれ制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項1、2、4のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチコントローラは、
    クロック信号をカウントするカウンタと、
    前記スイッチ部をオン、およびオフするタイミング情報が格納されたレジスタ部と、
    前記カウンタから出力されるカウント値と前記レジスタ部に格納されたタイミング情報とを比較し、前記カウンタのカウント値と前記レジスタ部のタイミング情報とが一致した際に、前記スイッチ部をオン、またはオフする前記スイッチ制御信号を出力するスイッチ制御部とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 請求項3または5記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチコントローラは、
    クロック信号をカウントするカウンタと、
    前記第1のスイッチ部、および第2のスイッチ部をそれぞれオン、およびオフするタイミング情報が格納されたレジスタ部と、
    前記カウンタから出力されるカウント値と前記レジスタ部に格納されたタイミング情報とを比較し、前記カウンタのカウント値と前記レジスタ部のタイミング情報とが一致した際に、前記第1のスイッチ部、および前記第2のスイッチ部をオン、またはオフする前記スイッチ制御信号を出力するスイッチ制御部とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチコントローラは、
    アクティブ状態の前記論理回路ブロックの動作状態に応じて、使用するスリープ状態となった前記論理回路ブロックの数を可変するように前記スイッチ部を動作させることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチコントローラは、
    アクティブ状態の前記論理回路ブロックの動作状態に応じて、使用するスリープ状態となった前記論理回路ブロックにおける前記スイッチ部のオン導通強度を可変することを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチ部の各々は、複数のスイッチを含み、
    前記スイッチコントローラは、アクティブ状態の前記論理回路ブロックの動作状態に応じて、動作させる前記複数のスイッチの数を可変するように制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記スイッチ部の各々は、1つのスイッチを含むことを特徴とする半導体集積回路装置。
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