JP5481081B2 - 染料感応太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

染料感応太陽電池及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5481081B2
JP5481081B2 JP2009067219A JP2009067219A JP5481081B2 JP 5481081 B2 JP5481081 B2 JP 5481081B2 JP 2009067219 A JP2009067219 A JP 2009067219A JP 2009067219 A JP2009067219 A JP 2009067219A JP 5481081 B2 JP5481081 B2 JP 5481081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
glass frit
dye
solar cell
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009067219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009231284A (ja
Inventor
禎▲ひゅん▼ 孫
祥圭 李
漢福 朱
鍾大 朴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dongjin Semichem Co Ltd
Original Assignee
Dongjin Semichem Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dongjin Semichem Co Ltd filed Critical Dongjin Semichem Co Ltd
Publication of JP2009231284A publication Critical patent/JP2009231284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5481081B2 publication Critical patent/JP5481081B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/20Light-sensitive devices
    • H01G9/2027Light-sensitive devices comprising an oxide semiconductor electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/20Light-sensitive devices
    • H01G9/2004Light-sensitive devices characterised by the electrolyte, e.g. comprising an organic electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/20Light-sensitive devices
    • H01G9/2027Light-sensitive devices comprising an oxide semiconductor electrode
    • H01G9/2031Light-sensitive devices comprising an oxide semiconductor electrode comprising titanium oxide, e.g. TiO2
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/18Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment of these devices or of parts thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/542Dye sensitized solar cells

Description

本発明は染料感応太陽電池及びその製造方法に関するものであって、より詳しくは、苛酷な外部環境に曝されて使用される太陽電池の電解質が気密部位から揮発することを防止して耐久寿命を延長することができ、水分とガスに対する密封効果に優れ、低い温度で加工が容易であり、外部衝撃や損傷に対して抵抗性を有し、高い強度を有する気密を提供して太陽電池の寿命を延長し耐久性を高める効果を得ることができる染料感応太陽電池及びその製造方法に関するものである。
1991年度スイス国立ローザンヌ高等技術院(EPFL)のマイケルグラチェル(Michael Gratzel)研究チームによって染料感応ナノ粒子酸化チタン太陽電池が開発されて以来、この分野に関して多くの研究が行われている。染料感応太陽電池は既存のシリコン系太陽電池に比べて製造単価が顕著に低いため既存の非晶質シリコン太陽電池を代替できる可能性を有しており、シリコン太陽電池とは異なり、染料感応太陽電池は可視光線を吸収して電子−ホール対を生成できる染料分子と、生成された電子を伝達する遷移金属酸化物を主構成材料とする光電気化学的太陽電池である。
一般的な染料感応太陽電池の単位セル構造は、上下部透明な基板と、その透明基板の表面にそれぞれ形成される導電性透明電極を基本として、第1電極に該当する片側の導電性透明電極上にはその表面に染料が吸着された遷移金属酸化物多孔質層が形成され、第2電極に該当する他側の導電性透明電極上には触媒薄膜電極が形成され、前記遷移金属酸化物は例えばTiO2であり、多孔質電極と触媒薄膜電極の間には電解質が充填される構造を有する。
従って、このような第1電極と第2電極の間に充填される電解質を安定的に維持するために第1電極と第2電極の間に熱可塑性高分子フィルムを置き、加熱圧着工程によりこれらを接合し、前記第1電極と第2電極の間に電解質が注入されて保管される一定の空間を形成し維持する。
しかし、前記熱可塑性高分子フィルムの場合、その構造が緻密でなく、高温、強烈な陽光、熱サイクリングなどによって劣化し、電解質が夜/昼間または冬/夏などの熱サイクリングを通じて揮発して太陽電池の効率を低下させ、ついには寿命を終えるようにする要因になり、高分子フィルムの有する機械的強度の限界のため外部の衝撃などによってよく損傷が発生する問題点があり、このような問題は太陽電池の寿命を短縮させ、耐久性に致命的な問題となっているのが実情である。
本発明は、このような従来の技術の問題点を解決するためのものであって、苛酷な外部環境に曝されて使用される太陽電池の電解質が気密部位から揮発することを防止して耐久寿命を延長することができ、水分とガスに対する密封効果に優れ、低い温度で加工が容易であり、外部衝撃や損傷に対して抵抗性を有し、高い強度を有する気密を提供して太陽電池の寿命を延長し耐久性を向上させることができる効果を得ることができる染料感応太陽電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を実現するため、本発明は、染料を含む多孔質膜を片側に有する透光板からなる第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とからなり、これら電極の間に電解質を含む染料感応太陽電池において、前記電解質が前記第1電極と第2電極を一定の間隔で離隔して気密するガラスフリット焼成体によって形成される空間に充填され、前記ガラスフリット焼成体がP25 0〜30モル%;V25 0〜50モル%;ZnO 0〜20モル%;BaO 0〜15モル%;As23 0〜20モル%;Sb23 0〜20モル%;In23 0〜5モル%;Fe23 0〜10モル%;Al23 0〜5モル%;B23 0〜20モル%;Bi23 0〜10モル%;及びTiO2 0〜10モル%を含有するガラスフリットを塗布して焼成したことを特徴とする染料感応太陽電池を提供する。
また、本発明は、染料を含む多孔質膜を片側に有する透光板からなる第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とからなり、これら電極の間に電解質を含む染料感応太陽電池の製造方法において、前記第1電極と第2電極の間の結合面にP25 0〜30モル%;V25 0〜50モル%;ZnO 0〜20モル%;BaO 0〜15モル%;As23 0〜20モル%;Sb23 0〜20モル%;In23 0〜5モル%;Fe23 0〜10モル%;Al23 0〜5モル%;B23 0〜20モル%;Bi23 0〜10モル%;及びTiO2 0〜10モル%を含有するガラスフリットを塗布し、これを焼成して前記第1電極と第2電極を一定の間隔で離隔して気密する工程を含むことを特徴とする染料感応太陽電池の製造方法を提供する。
本発明の染料感応太陽電池及びその製造方法によれば、ガラスフリット焼成体による気密によって電解質の損失を防止し、機械的強度を確保することができるので、苛酷な外部環境に曝されて使用される太陽電池の電解質が気密部位から揮発することを防止して寿命を延長することができ、水分とガスに対する密封効果に優れ、低い温度で加工が容易であり、太陽電池に加えられる外部衝撃や損傷に対して抵抗性を有し、高い強度を有する気密を提供して太陽電池の寿命を延長し耐久性を高めることができる効果がある。
本発明の染料感応太陽電池の第1実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の第2実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の第3実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の第4実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の第5実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の第6実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の第7実施例の断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の実施例において電解質注入口の気密を示す断面図である。 本発明の染料感応太陽電池の連結線処理に関する実施例を示す断面図である。
以下、本発明について図面を参照して詳しく説明する。
本発明は染料感応太陽電池に関するものであって、染料を含む多孔質膜(13)を片側に有する透光板(11)からなる第1電極(10)と、前記第1電極(10)に対向して配置される第2電極(20)とからなり、これら電極の間に電解質(30)を含む染料感応太陽電池において、前記電解質(30)が前記第1電極(10)と第2電極(20)を一定の間隔で離隔して気密するガラスフリット焼成体(40)によって形成される空間に充填され、前記ガラスフリット焼成体がP25 0〜30モル%;V25 0〜50モル%;ZnO 0〜20モル%;BaO 0〜15モル%;As23 0〜20モル%;Sb23 0〜20モル%;In23 0〜5モル%;Fe23 0〜10モル%;Al23 0〜5モル%;B23 0〜20モル%;Bi23 0〜10モル%;及びTiO2 0〜10モル%を含有するガラスフリットを塗布して焼成したもので構成される。
一般的な染料感応太陽電池は、前述のように染料を含む多孔質膜(13)を片側に有する透光板(11)からなる第1電極(10)と、前記第1電極(10)に対向して配置される第2電極(20)と、これら電極の間に電解質(30)を含んで構成される。本発明の場合は、このような第1電極と第2電極の間に電解質を長期間安定的に保管するようにするために第1電極と第2電極を離隔して配置し、これらの間の空間を低温焼成が可能で、気密密封の可能な特定のガラスフリット焼成体によって気密し、このように形成された気密空間に電解質が満たされるようにする。これに関する具体的な例は図1〜図9に示した通りであり、具体的な例に関する詳細な説明を以下に記述する。
前記多孔質膜は染料が結合(吸着)される公知の多様な多孔質膜がこれに該当し、これに関する具体的な例としては、遷移金属酸化物多孔質、例えば、10〜15nmの大きさのTiO2を塗布し、これを焼成して得られる多孔質膜を挙げることができる。前記多孔質膜が形成される透光板は必ずしも平板に限定されるものではなく、屈曲面を有する板もこれに含まれ、可視光線またはこれを外れる一定の波長帯のウェーブ(光波)を透過させる物質、例えば、ガラスからなる板などを含む太陽電池に適用される公知の多様な透光板がこれに含まれる。伝導性を有するものが電極として役割を果たすために好ましい。これに関する具体的な例として、前記透光板は公知の透光ガラス、透光樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ITO(酸化インジウムスズ)またはFTO(フッ素ドープ酸化スズ)などがこれに該当し、伝導性を有するようにするために前記材質に追加して、前記多孔質膜と板の間に選択的に伝導性フィルムまたはコーティング層(ITO、FTOまたは伝導性高分子)を追加的にさらに含むように構成することができる。前記第1電極の反対側に対をなして対向して配置される第2電極としては、公知の太陽電池第2電極として適用される板がこれに含まれ、必ずしも平板に限定されるものではなく、屈曲面を有する板もこれに含まれ、可視光線またはこれを外れる一定の波長帯のウェーブを透過させる物質からなるものが良い。このために公知の透光ガラス、透光樹脂、PET、ITOまたはFTOなどの材質で構成することができ、好ましくは伝導性を有するようにするために前記材質に選択的に伝導性フィルムまたはコーティング層(ITO、FTOまたは伝導性高分子)を追加的にさらに含むように構成することができ、太陽光の吸収効率を高め、反応の活性化のために白金などの触媒金属層を第1電極側最外郭面にさらに含むようにすることができる。
また、前記ガラスフリット焼成体は、基板の間にガラスフリットを含有するガラスフリットペーストを周縁に沿って塗布し、これを焼成して気密が行われる固形体に形成したものであって、前記ガラスフリットは、P25 0〜30モル%;V25 0〜50モル%;ZnO 0〜20モル%;BaO 0〜15モル%;As23 0〜20モル%;Sb23 0〜20モル%;In23 0〜5モル%;Fe23 0〜10モル%;Al23 0〜5モル%;B23 0〜20モル%;Bi23 0〜10モル%;及びTiO2 0〜10モル%を含有することを特徴とする。
前記ガラスフリットペースト組成物は、(a)前記ガラスフリット、(b)有機バインダー、及び(c)有機溶媒を含むことができる。好ましくは、(a)前記ガラスフリット60〜90質量部、(b)有機バインダー0.1〜5質量部、(c)有機溶媒5〜35質量部を含むのが良い。
前記ガラスフリットは、P25 10〜25モル%;V25 40〜50モル%;ZnO 10〜20モル%;BaO 1〜15モル%;Sb23 1〜10モル%;Fe23 1〜10モル%;Al23 0.1〜5モル%;B23 0.1〜5モル%;Bi23 1〜10モル%;及びTiO2 0.1〜5モル%を含有するのが良く、さらに好ましくは、P25 15〜20モル%;V25 40〜50モル%;ZnO 10〜20モル%;BaO 5〜10モル%;Sb23 3〜7モル%;Fe23 5〜10モル%;Al23 0.1〜5モル%;B23 0.1〜5モル%;Bi23 1〜5モル%;及びTiO2 0.1〜5モル%を含むのが良い。
本発明を構成するガラスフリット成分の含量が、前記範囲を外れる場合、ガラス化が行われなかったり、耐水性が顕著に低下したり、レーザー焼成が行われない傾向がある。
特に、前記ZnOの含量が20モル%を超える場合には結晶が析出して封着が難しくなる問題があり、前記BaOの含量が15モル%を超える場合にはガラスが不安定で失透が発生することがある。
また、前記フリット中のAl23が5モル%を超える場合にはガラスが不安定になり、前記B23の含量が20モル%を超過する場合には軟化温度が500℃を超えるようになって低温封着が難しくなることがある。
また、前記Bi23 の含量が10モル%を超える場合には熱膨張係数が高くなって封着が困難になり、前記TiO2 の含量が10モル%を超える場合には熱膨張係数が高くなって低温封着が難しくなることがある。
好ましくは、このような成分を含有する本発明のガラスフリットは、ガラス転移温度
(Tg)が300〜400℃であり、軟化温度(Tdsp)が300〜400℃であるのが良い。前記範囲内である場合、低温で優れた焼成安定性を示す。
このような成分を含有する本発明のガラスフリットは、粒子が0.1〜20μmの大きさを有するのが良い。前記範囲内である場合、低温加工が可能で熱に弱い素子の気密密封に適し、レーザーで加工が可能で、電気素子の密封効率を高めることができる。
また、本発明のガラスフリットペースト組成物で、前記(a)ガラスフリットは前述の通りであり、前記(b)有機バインダーは通常市販される有機バインダーを使用することができる。有機バインダーの具体的例としては、エチルセルロース系またはアクリル系共重合体を使用することができる。また、前記(c)有機溶媒は本発明のガラスフリットペースト組成物に使用される有機バインダーと相溶可能な有機溶媒を使用することができるのはもちろんであり、具体的例として有機バインダーがエチルセルロース系である場合、ブチルカルビトールアセテート(BCA)、テルピネオール(TPN)、ジブチルフタレート(DBP)を単独または2種以上混合して使用することができる。好ましくは、前記使用される有機溶媒100質量部中の30〜70質量部の有機溶媒に有機バインダーを先ず混合してビヒクルを製造した後、製造されたビヒクルに残量の有機溶媒とガラスフリットを混合してガラスフリットペースト組成物を製造するのが良い。この場合、ガラスフリットペースト組成物の分散性をさらに向上させることができる。さらに好ましくは、前記ビヒクルの製造時、30〜70質量部の有機溶媒はBCA20〜55質量部、TPN3〜10質量部、DBP1〜5質量部を含有するのが良く、ガラスフリットと混合時に使用する溶媒はBCAを使用するのが良い。
また、本発明のガラスフリットペースト組成物は熱膨張係数の調節のためにフィラーをさらに含むことができる。前記フィラーの具体的な例としては、0.1〜20μmのコージライト(cordierite)を使用することができ、その含量は0.1〜30質量部であるのが良い。
また、本発明のガラスフリットペースト組成物は粘度が500〜50000cpsであることが好ましい。さらに好ましくは、2000〜35000cpsである。前記範囲内の粘度を有する場合、スクリーンプリンティング法による塗布を可能にして作業性をさらに向上させることができる。
本発明の染料感応太陽電池の好ましい例としては、前記第1電極(10)が透光性物質からなる透光板(11)、前記透光板(11)の一面に周縁(12)から内部に一定の間隔離隔して形成された多孔質膜(13)、前記多孔質膜(13)に吸着された染料を含んで構成され、前記第2電極(20)が支持板(21)及び前記支持板(21)の一面全体またはその周縁(22)から内部に一定の間隔離隔して形成された触媒金属層(23)を含んで構成され、前記第1電極(10)と第2電極(20)は多孔質膜(13)と触媒金属層(23)が対向するように配置され、前記ガラスフリット焼成体(40)が前記透光板(11)の多孔質膜(13)が形成されていない周縁(12)と前記支持板(21)の触媒金属層(23)または触媒金属層が形成されていない周縁(22)の間に形成されて前記第1電極(10)と第2電極(20)の間を気密する形態に構成される。
前記透光板(11)としては、前述のように公知の多様な透光板がこれに適用され、これに関する具体的な例は、図1、図2または図7に示したようにITOまたはFTOからなる伝導性透光物質単独で形成されることもでき、図3〜図6に示したように伝導性フィルム15、例えば、ITOまたはFTOコーティング層や透光性伝導性高分子塗布層などがガラス板(またはPETなどの透光性高分子)の上面に形成された形態に提供されることもできる。このような伝導性フィルムはガラスフリット焼成体との結合関係で図3、図4、図6のように伝導性フィルムの上部にガラスフリット焼成体が結合する形態に気密が行われることもでき、図5のように伝導性フィルムも多孔質膜のようにガラス板一面の周縁から内部に一定の間隔離隔してこれを形成しガラスフリット焼成体がガラス板と直接結合するように構成することもできる。この場合には前記伝導性フイルムから電気的連結が行われた連結線が外部に引出されなければならないのはもちろんである。
また、前記透光板に形成された多孔質膜は前述の多様な公知の多孔質膜が染料が吸着されて透光板の一面を構成する。ここで、前記多孔質膜(13)は図示したように前記透光板(11)の一面に周縁(12)から内部に一定の間隔離隔して形成されるのが好ましく、これによって多孔質膜を通した電解質の漏出を防止することができる。
また、前記染料は染料感応太陽電池に適用される公知の多様な染料がこれに含まれ、染料を多孔質膜に吸着する方法も公知の多様な方法をこれに適用することができる。
また、前記第1電極は好ましくは図7に示したように前記多孔質膜の上部に追加的な遷移金属酸化物のバルク層をさらに含むこともできる。つまり、400〜500nmのTiO2を塗布し、これを焼成して得られたバルク層を追加することができ、これを通じて太陽光の吸収効率を高めることができる。
また、第2電極の支持板(21)としても公知の多様な支持板がこれに適用され、好ましくは透光板がこれに適用され、これに関する具体的な例は、図1、図2または図7に示したようにITOまたはFTOからなる伝導性透光物質単独で形成されることもでき、図3〜図6に示したように伝導性フィルム(26)、例えば、ITOまたはFTOコーティング層や透光性伝導性高分子塗布層などがガラス板(またはPETなどの透光性高分子)の上面に形成された形態に提供されることもできる。このような伝導性フィルムはガラスフリット焼成体との結合関係で図4のように伝導性フィルムの上部にガラスフリット焼成体が結合する形態に気密が行われることもでき、図5のように伝導性フィルムも第1電極の多孔質膜のようにガラス板一面の周縁から内部に一定の間隔離隔してこれを形成しガラスフリット焼成体がガラス板またはITO/FTO板と直接結合するように構成することもできる。この場合には前記伝導性フイルムから電気的連結が行われた連結線を外部に引出することができる。
第2電極の場合は前記支持板(21)に追加して、触媒金属層(23)をさらに含むことができ、前記触媒金属層は図示したように(i)前記支持板の一面全体に形成(塗布またはコーティング)することもでき、または(ii)周縁から内部に一定の間隔離隔して形成することもある。図1及び図3の場合は一面全体に形成し、図2及び、図4〜図7の場合は支持板の周縁から内部に一定の間隔離隔して形成した場合を示している。
これを通じて、ガラスフリット焼成体は第2電極の触媒金属層(図1、図3)に結合したり、ガラス板(図5)またはITO/FTO板(図2、図6、図7)または伝導性フィルム層(図4)に選択的に結合する形態を有することができる。
つまり、前記第1電極と第2電極は多孔質膜と触媒金属層が対向するように配置され、前記ガラスフリット焼成体(40)は前記透光板の多孔質膜が形成されていない周縁と(i)前記支持板の触媒金属層または(ii)触媒金属層が形成されていない周縁の間に形成されて前記第1電極と第2電極の間を気密するようにする。
これに追加して、前述の本発明の染料感応太陽電池は前記電解質(30)を注入するための電解質注入口を有し、好ましくは前記第2電極(20)が電解質注入のための注入口(25)をさらに含み、前記電解質注入口(25)はガラスフリット焼成体(50)によって気密されるのが良い。これに関する好ましい実施例は図8に示した通りであり、これによって注入口を通した電解質の漏出を防止できるので太陽電池の耐久性を確保するのに良い。
また、これに追加して、前述の本発明の染料感応太陽電池の前記第1電極(10)または第2電極(20)はこれから単位セル外部に引出される連結線(60)をさらに含み、前記連結線(60)は選択的に太陽電池側面にガラスフリット焼成体(70)に埋込まれて付着されることが好ましい。つまり、太陽電池の単位セルとは図1〜図9に示したように一つのユニットを表すものであって、それぞれの単位セルはこれらを連結したりこれらから得られた電気を外部装置に伝達するための連結線を有し、このような連結線が外部に露出される場合には短絡や放電などの問題が発生することがあるので、これを防止するために絶縁体である前記ガラスフリットを使用して連結線の外部を塗布し、このような連結線の外部衝撃による損傷を防止するためにこれを太陽電池側面に結合することが好ましいので、前記連結線(60)が太陽電池側面に引出される場合にはこれを選択的に太陽電池側面に付着されるようにガラスフリットを塗布しこれを焼成してガラスフリット焼成体(70)に前記連結線が埋込まれて付着されるようにすることができる。
また、本発明は前記染料感応太陽電池だけでなくこれを製造する方法を提供し、染料を含む多孔質膜(13)を片側に有する透光板(11)からなる第1電極(10)と、前記第1電極(10)に対向して配置される第2電極(20)とからなり、これら電極の間に電解質(30)を含む染料感応太陽電池の製造方法において、前記第1電極(10)と第2電極(20)の間の結合面にP25 0〜30モル%;V25 0〜50モル%;ZnO 0〜20モル%;BaO 0〜15モル%;As23 0〜20モル%;Sb23 0〜20モル%;In23 0〜5モル%;Fe23 0〜10モル%;Al23 0〜5モル%;B23 0〜20モル%;Bi23 0〜10モル%;及びTiO2 0〜10モル%を含有するガラスフリットを塗布し、これを焼成して前記第1電極と第2電極を一定の間隔で離隔して気密する工程を含むことを特徴とする染料感応太陽電池の製造方法を提供する。
すなわち、前述の多様な構造の染料感応太陽電池の製造方法において、第1電極と第2電極の間の気密が前記特定のガラスフリット焼成体によって行われるようにこれらの間に特定のガラスフリットを塗布しこれを焼成する工程を含むことを特徴とする。
前記ガラスフリットの塗布方法は公知の多様な方法をこれに適用することができ、好ましくは第1電極と第2電極の周縁に沿って前述の前記ガラスフリットを含有するペーストを塗布することができ、焼成は公知の焼成方法だけでなく前記ガラスフリットを塗布した部分のみをレーザーで加熱してこれを焼成する方法を適用することもできる。これによって局部的な加熱のみを行って他の部分の熱衝撃を最少化することができる。
また、前記本発明の染料感応太陽電池の製造方法は、好ましくは第1電極用透光性物質からなる透光板を準備する工程、前記透光板の一面に周縁から内部に一定の間隔離隔して多孔質膜を形成する工程、前記多孔質膜に染料を吸着する工程、第2電極用支持板を準備する工程、前記支持板の一面全体またはその周縁から内部に一定の間隔離隔して触媒金属層を形成する工程、前記透光板の多孔質膜が形成されていない周縁と前記支持板の触媒金属層または触媒金属層が形成されていない周縁の間に前記ガラスフリットペーストを塗布する工程及び、前記のように準備された第1電極と第2電極を多孔質膜と触媒金属層が対向するように結合し前記塗布されたガラスフリットペーストを焼成して前記第1電極と第2電極の間を気密する工程を含んで構成される。
前記透光板は前述のような公知の透光板、具体的にはITO、FTOやガラス板またはPETなどの絶縁体に伝導性フィルムをさらに有する形態に構成することができ、前記多孔質膜も前述のような公知の多孔質膜を適用することができ、好ましくは10〜15nm大きさのTiO2を塗布しこれを焼成して得る多孔質膜を適用することができ、前記多孔質膜に染料を吸着することは公知の方法が適用され、好ましくはこのような多孔質膜が形成された基板を染料が溶解された混合溶液に含浸させて染料が吸着されるようにすることができる。前記染料吸着工程は必ずしもこの工程に行われなければならないのではなくて、図7に示したようなバルク層を形成した以降に吸着工程を行ってもよく、第1電極と第2電極を結合し電解質を満たす前(後述する電解質注入口を通して混合溶液を注入して)にこの工程を行っても関係がない。これはただ多孔質膜に染料を吸着させることができる状態であればその順序に関係なく進行できる工程である。また、前述のように前記多孔質膜の上部にはこれに追加してバルク層をさらに形成することもできる。
その次に、第2電極は前述のような支持板を準備し、ここに触媒金属層を例えば、メッキ、スパッタリングなどのコーティング方法を通して形成する。
ここで、前記多孔質膜は好ましくは前記透光板の一面に周縁から内部に一定の間隔離隔して形成し、前記触媒金属層は前記支持板の一面に周縁から内部に一定の間隔離隔して形成することもできるが、必ずしもこれに限定されるのではなく、前記支持板の一面全体に形成することもできる。
このように製造された第1電極と第2電極は、図1〜図9に示したように、多様な構成でガラスフリットペーストを塗布しこれを焼成(レーザー加熱焼成を含む)して気密が行われるようにする。
また、これに追加して、前記第2電極に電解質注入のための注入口を形成する工程、前記注入口に電解質を注入する工程及び、前記注入口の上に前記ガラスフリットペーストを塗布し焼成して注入口を気密する工程をさらに含むようにすることができ、前記電解質注入口を形成する工程は電解質を注入する工程以前の何れの工程でも可能であり、そのために前記電解質注入口を形成する工程は前記支持板を準備する工程前または後に行うこともでき、触媒金属層を形成する工程以降に行うこともでき、第1電極と第2電極を結合した以後に行うこともできる。
このように形成された電解質注入口を通して染料感応太陽電池製造に必要な電解質を注入し、その上部に前記ガラスフリットペーストを塗布し、焼成して注入口を図8に示したように密封することができる。
また、これに追加して、前述のような図9の構成を得るために前記第1電極または第2電極から単位セル外部に引出される連結線を結合する工程及び前記連結線を選択的に太陽電池側面に引出して連結線及び太陽電池側面の周囲に前記ガラスフリットペーストを塗布し焼成して前記連結線が太陽電池側面に付着されるようにする工程をさらに含むように構成することができる。前記連結線を結合する工程は第1電極及び第2電極から電子の移動が可能に連結線を引出することができるように前記製造方法の適切な工程でこれを行ったり公知の追加的な加工を通してこれを遂行することができる。一般的な太陽電池は必ず連結線を必要とするのでこのような連結線引出は公知の技術に該当する。
その次に、前記のように引出された連結線の絶縁及び太陽電池側面への付着は必ずしも太陽電池の製造が完了した以降に実施しなければならないのではなく、第1電極と第2電極が結合されてそれ以上太陽電池側面形状の変更が発生しない場合にはいつでも前記工程を行うことができる。前記ガラスフリットの焼成は、一般的な焼成過程だけでなく、ガラスフリット塗布部分のみをレーザーで加熱して行われることができるのは前述の通りである。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示するが、下記の実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範囲が下記の実施例に限定されるのではない。
実施例1:ガラスフリットの製造
下記表1のような組成で実施例1〜7のガラスフリットを製造した。下記表1での単位はモル%である。
Figure 0005481081
実施例8:ガラスフリットペースト組成物の製造及び密封テスト
前記で製造した実施例1〜7のガラスフリットを利用してガラスフリットペースト組成物を製造した。前記ガラスフリットペースト組成物はエチルセルロース系有機バインダー5質量部を有機溶媒としてBCA:TPN:DBPが75:15:5の質量比で混合された混合溶媒に溶かしてビヒクルを製造した後、そのビヒクル17質量部を取って、有機溶媒としてBCA12質量部と前記で製造した実施例1〜7のガラスフリット71質量部を実施例別にそれぞれ均一に混合してガラスフリットペースト組成物を製造した。
前記製造されたガラスフリットペースト組成物を利用して太陽電池の密封テストを実施した。密封は前記実施例1〜7のガラスフリットペースト組成物をそれぞれスクリーン印刷した後、乾燥、プレ−焼成及びレーザー照射を実施して行った。レーザーは810nmを放射するTi:サファイアレーザーを使用し、基板は透明ガラス基材(三星コーニン社、製品名:Eagle2000)を使用した。密封の間にガラスプレートではいかなる分別し得る温度上昇やクラッキングは観察されなかった。前記実施例1〜7で製造されたガラスフリットペースト組成物を下記のように測定して、その結果を下記表2に示した。
1.ガラス転移温度(Tg)
DTA装置(DTG-60H Shimatz)により、10℃/minで昇温して測定した。
2.軟化温度(Tdsp)
DTA装置(DTG-60H Shimatz)により、10℃/minで昇温して測定した。
3.熱膨張係数(CTE(×10-7/℃))
TMA装置(TMA−Q400 TA instrument)により、5℃/minで昇温して測定した。
4.耐水性
前記密封されたOLED試片を80℃の純水で24時間浸漬後の質量を測定して、質量の増減率が0.5%未満である場合を○、0.5%以上である場合を×と示した。
5.レーザーシーリングテスト
前記ガラスフリットペーストをスクリーンプリンティング工程で印刷、乾燥、焼成工程を通して密封パターンを形成した後、レーザーを利用したシーリングテストを実施した。スペクトラフィジックス(Spectra-physics )社のintegra−MPにより13mm/secの条件でレーザーを照射してシーリングテストを実施し密封状態を判断した。
○:密封状態が良好である。×:密封状態が不良である。
Figure 0005481081
前記表2に示されているように、本発明のガラスフリットペースト組成物を使用した場合においては低温で加工が良好であり、耐水性及びレーザーシーリング状態が同時に優れていることを確認することができた。
以上で説明した本発明は前述の実施例及び添付した図面によって限定されるのではなく、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で当該技術分野の当業者が多様に修正及び変更させたものも本発明の範囲内に含まれるのはもちろんである。
10 第1電極
11 透光板
12 (透光板の)周縁
13 多孔質膜(染料含む)
15 (第1電極側)伝導性フィルム
16 バルク層
20 第2電極
21 支持板
22 (支持板の)周縁
23 触媒金属層
25 (電解質)注入口
26 (第2電極側)伝導性フィルム
30 電解質
40 (電極間)ガラスフリット焼成体
50 (注入口用)ガラスフリット焼成体
60 連結線
70 (連結線用)ガラスフリット焼成体

Claims (12)

  1. 染料を含む多孔質膜を片側に有する透光板からなる第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とからなり、これら電極の間に電解質を含む染料感応太陽電池において、前記電解質が前記第1電極と第2電極を一定の間隔で離隔して気密するガラスフリット焼成体によって形成される空間に充填され、前記ガラスフリット焼成体が 2 5 10〜25モル%;V 2 5 40〜50モル%;ZnO 10〜20モル%;BaO 1〜15モル%;Sb 2 3 1〜10モル%;Fe 2 3 1〜10モル%;Al 2 3 0.1〜5モル%;B 2 3 0.1〜5モル%;Bi 2 3 1〜10モル%;及びTiO 2 0.1〜5モル%を含有するガラスフリットを塗布して焼成したものであることを特徴とする染料感応太陽電池。
  2. 前記ガラスフリット焼成体が、(a)前記ガラスフリット;(b)有機バインダー;及び(c)有機溶媒を含むガラスフリットペースト組成物を塗布して焼成したものである請求項1に記載の染料感応太陽電池。
  3. 前記ガラスフリット焼成体が、(a)前記ガラスフリット60〜90質量部;(b)有機バインダー0.1〜5質量部;及び(c)有機溶媒5〜35質量部を含むガラスフリットペースト組成物を塗布して焼成したものである請求項1に記載の染料感応太陽電池。
  4. 前記ガラスフリットペースト組成物が、フィラー0.1〜30質量部をさらに含む請求項3に記載の染料感応太陽電池。
  5. 前記第1電極が、透光性物質からなる透光板、前記透光板の一面に周縁から内部に一定の間隔離隔して形成された多孔質膜、前記多孔質膜に吸着された染料を含んで構成され、前記第2電極が、支持板及び前記支持板の一面全体またはその周縁から内部に一定の間隔離隔して形成された触媒金属層を含んで構成され、前記第1電極と第2電極が多孔質膜と触媒金属層が対向するように配置され、前記ガラスフリット焼成体が前記透光板の多孔質膜が形成されていない周縁と前記支持板の触媒金属層または触媒金属層が形成されていない周縁の間に形成されて前記第1電極と第2電極の間を気密する請求項1に記載の染料感応太陽電池。
  6. 前記第2電極が電解質注入のための注入口をさらに含み、前記電解質注入口がガラスフリット焼成体によって気密される請求項1に記載の染料感応太陽電池。
  7. 前記第1電極または第2電極が、そこから単位セル外部に引出される連結線をさらに含み、前記連結線が選択的に太陽電池側面にガラスフリット焼成体に埋込まれて付着されている請求項1に記載の染料感応太陽電池。
  8. 染料を含む多孔質膜を片側に有する透光板からなる第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とからなり、これら電極の間に電解質を含む染料感応太陽電池の製造方法において、前記第1電極と第2電極の間の結合面に 2 5 10〜25モル%;V 2 5 40〜50モル%;ZnO 10〜20モル%;BaO 1〜15モル%;Sb 2 3 1〜10モル%;Fe 2 3 1〜10モル%;Al 2 3 0.1〜5モル%;B 2 3 0.1〜5モル%;Bi 2 3 1〜10モル%;及びTiO 2 0.1〜5モル%を含有するガラスフリットを塗布し、これを焼成して前記第1電極と第2電極を一定の間隔で離隔して気密する工程を含むことを特徴とする染料感応太陽電池の製造方法。
  9. 第1電極用透光性物質からなる透光板を準備する工程;前記透光板の片側に周縁から内部に一定の間隔離隔して多孔質膜を形成する工程;前記多孔質膜に染料を吸着する工程;第2電極用支持板を準備する工程;前記支持板の一面全体またはその周縁から内部に一定の間隔離隔して触媒金属層を形成する工程;前記透光板の多孔質膜が形成されていない周縁と前記支持板の触媒金属層または触媒金属層が形成されていない周縁の間に前記ガラスフリットを塗布する工程;及び前記準備された第1電極と第2電極を多孔質膜と触媒金属層が対向するように結合し、前記塗布されたガラスフリットを焼成して前記第1電極と第2電極の間を気密する工程を含む請求項に記載の染料感応太陽電池の製造方法。
  10. 前記第2電極に電解質注入のための注入口を形成する工程;前記注入口に電解質を注入する工程;及び前記注入口の上に前記ガラスフリットを塗布し焼成して注入口を気密する工程をさらに含む請求項に記載の染料感応太陽電池の製造方法。
  11. 前記第1電極または第2電極から単位セル外部に引出される連結線を結合する工程;及び前記連結線を選択的に太陽電池側面に引出して、連結線及び太陽電池側面の周囲に前記ガラスフリットを塗布し焼成して前記連結線が太陽電池側面に付着されるようにする工程をさらに含む請求項に記載の染料感応太陽電池の製造方法。
  12. 前記ガラスフリットの焼成が、ガラスフリット塗布部分のみをレーザーで加熱して行われる請求項に記載の染料感応太陽電池の製造方法。
JP2009067219A 2008-03-20 2009-03-19 染料感応太陽電池及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5481081B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020080025960A KR101510658B1 (ko) 2008-03-20 2008-03-20 염료감응 태양전지 및 그 제조방법
KR10-2008-0025960 2008-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009231284A JP2009231284A (ja) 2009-10-08
JP5481081B2 true JP5481081B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=41078827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009067219A Expired - Fee Related JP5481081B2 (ja) 2008-03-20 2009-03-19 染料感応太陽電池及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5481081B2 (ja)
KR (1) KR101510658B1 (ja)
CN (1) CN101540233B (ja)
DE (1) DE102009012544A1 (ja)
TW (1) TWI462369B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5713422B2 (ja) * 2009-10-16 2015-05-07 日本電気硝子株式会社 色素増感型太陽電池用ガラス組成物および色素増感型太陽電池用材料
JP5507954B2 (ja) * 2009-10-19 2014-05-28 三星エスディアイ株式会社 ガラスペースト組成物、電極基板とその製造方法、及び色素増感型太陽電池
KR101130614B1 (ko) * 2010-03-24 2012-04-02 주식회사 앰브로 염료감응형 태양전지
KR20120028494A (ko) * 2010-09-15 2012-03-23 주식회사 동진쎄미켐 효율이 개선된 염료감응 태양전지
KR20120040322A (ko) * 2010-10-19 2012-04-27 주식회사 동진쎄미켐 광산란층을 구비한 염료감응 태양전지모듈 및 그 제조 방법
KR101982852B1 (ko) * 2011-03-21 2019-05-29 서울시립대학교 산학협력단 격리판을 구비한 염료감응형 태양전지 및 그 제조방법
KR101976377B1 (ko) * 2011-03-23 2019-05-10 서울시립대학교 산학협력단 하이브리드 염료감응형 태양전지 및 그 제조방법
JP5118233B2 (ja) * 2011-06-08 2013-01-16 シャープ株式会社 光電変換素子および光電変換素子モジュール
US10916382B2 (en) 2011-06-08 2021-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion element and photoelectric conversion element module
KR101255779B1 (ko) * 2011-11-03 2013-04-22 주식회사 다이온 밀봉성 및 내구성이 우수한 염료감응 태양전지
KR101301482B1 (ko) * 2011-11-03 2013-08-29 주식회사 아이엠티에스 부식 방지 효과가 우수한 전극 보호용 조성물을 이용한 염료감응 태양전지
CN102385992A (zh) * 2011-11-18 2012-03-21 中国科学院等离子体物理研究所 染料敏化太阳电池电解液注入孔的密封方法及装置
CN102709062B (zh) * 2012-06-05 2016-07-13 南昌航空大学 一种染料敏化太阳电池的密封方法
KR101797831B1 (ko) * 2012-10-23 2017-11-15 도쿄 유니버시티 오브 사이언스 에듀케이셔널 파운데이션 애드미니스트레이티브 오거니제이션 색소 증감 태양 전지용 광 전극 및 색소 증감 태양 전지
KR101445773B1 (ko) * 2013-04-10 2014-10-07 재단법인대구경북과학기술원 염료감응 태양전지 및 그 제조방법
KR101570740B1 (ko) 2014-05-21 2015-11-23 주식회사 오리온 대면적 염료감응형 태양전지 봉지용 유리 소재
KR101581798B1 (ko) 2014-05-27 2015-12-31 공주대학교 산학협력단 접착력이 강화된 오엘이디 디스플레이 패널 봉착용 프릿 조성물 및 상기 프릿 조성물을 포함하는 페이스트 조성물
KR101755550B1 (ko) 2015-07-24 2017-07-07 (주)세라 강화유리 패널 봉지재 조성물
KR101957743B1 (ko) * 2016-07-29 2019-03-14 공주대학교 산학협력단 티타니아와 동시 소성이 가능한 대면적 염료감응형 태양전지 봉지용 유리 조성물

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3885975A (en) * 1972-04-24 1975-05-27 Corning Glass Works Low melting vanadate glasses
US5346863A (en) * 1992-12-11 1994-09-13 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Low temperature sealing composition
JP4467879B2 (ja) * 2002-11-22 2010-05-26 株式会社フジクラ 色素増感太陽電池の製法
JP2004319197A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Fujikura Ltd 光電変換素子およびその製造方法
KR100685845B1 (ko) * 2005-10-21 2007-02-22 삼성에스디아이 주식회사 유기전계 발광표시장치 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN101540233B (zh) 2013-01-09
KR20090100649A (ko) 2009-09-24
KR101510658B1 (ko) 2015-05-06
TWI462369B (zh) 2014-11-21
JP2009231284A (ja) 2009-10-08
CN101540233A (zh) 2009-09-23
TW200947791A (en) 2009-11-16
DE102009012544A1 (de) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5481081B2 (ja) 染料感応太陽電池及びその製造方法
KR20080072425A (ko) 염료감응 태양전지 및 그 제조방법
JP5492433B2 (ja) 染料感応太陽電池の製造方法
JP5367817B2 (ja) 湿式太陽電池モジュール
EP2211418A1 (en) Dye-sensitized solar cell module
US20140227828A1 (en) Dye-sensitized solar cell and method for manufacturing the same
TW200914125A (en) Getter paste composition
JP2011222477A (ja) フレキシブル染料感応太陽電池及びその製造方法
JP2007220608A (ja) 色素増感型太陽電池の製造方法および色素増感型太陽電池
CN101983454B (zh) 染料敏化型太阳能电池用糊剂、染料敏化型太阳能电池用透明性绝缘膜、染料敏化型太阳能电池、以及染料敏化型太阳能电池的制造方法
CN103168367B (zh) 具备光散射层的染料敏化太阳能电池模组及其制造方法
JP2008177021A (ja) 集電用配線および色素増感型太陽電池
JP2009217970A (ja) 酸化物半導体電極用積層体、酸化物半導体電極、色素増感型太陽電池、および色素増感型太陽電池モジュール
WO2011125843A1 (ja) 電子機器及びその製造方法
JP2008226553A (ja) 色素増感型太陽電池の封止部および色素増感型太陽電池
CN103137337B (zh) 使用薄玻璃板基板的染料敏化太阳能电池模块及其制造方法
CN105793942A (zh) 光电转换元件
KR20130134564A (ko) 전기소자 패널 봉착용 프릿 조성물 및 상기 프릿 조성물로 봉착된 전기 소자
TW201222847A (en) Electronic device and method of manufacturing thereof
TW201424088A (zh) 電極基板及染料敏化太陽電池
KR101321645B1 (ko) 실란커플링 공흡착제를 구비한 염료감응 태양전지 및 이의 제조방법
JP2013211103A (ja) 作用極の製造方法および作用極並びに色素増感太陽電池の製造方法および色素増感太陽電池
KR101301482B1 (ko) 부식 방지 효과가 우수한 전극 보호용 조성물을 이용한 염료감응 태양전지
CN116454150A (zh) 一种钙钛矿太阳能电池封装结构及封装方法
KR20120043399A (ko) 염료감응 태양전지 모듈 및 그 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131205

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5481081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees