JP5478961B2 - 蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法及びその装置 - Google Patents
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Description
そして、この種の排熱回収方式を採用したガスタービン・コンバインドサイクルプラント(GTCC)として、特許文献1に示されるコンパインドサイクル発電プラントが知られている。この発電プラントは、図5に示されるように、発電機1、ガスタービン2、蒸気タービン3、排熱回収ボイラー4、復水器5、復水ポンプ6を主な構成要素とする。
そして、ガスタービン2においては、燃焼ガスがタービン12を作動させることにより生じる主軸20の回転力、また、蒸気タービン3においては、蒸気がタービン13〜15を作動させることにより生じる主軸20の回転力によって、圧縮機10及び発電機1を駆動する。
この図6において、符号51で示すものは蒸気系配管50の途中でありかつ上流側に設けられた蒸気止め弁、符号52で示すものは蒸気系配管50の途中でありかつ該蒸気止め弁51の下流に設けられた蒸気加減弁、符号53で示すものは、蒸気加減弁52に接続されたドレン管54に設けられたドレン弁である。
そして、このような構成において、まず、蒸気止め弁51、蒸気加減弁52、ドレン弁53を全閉にした状態(図6(a)参照)から、ドレン弁53のみを開とし(図6(b)参照)、続いて、蒸気止め弁51を開とする(図6(c)参照)。これによって蒸気止め弁51、蒸気加減弁52を経て供給された蒸気は、ドレン管54を通じてドレン弁53へ導かれた後、外部に排出される。このとき、蒸気が蒸気加減弁52を経ることにより、該蒸気加減弁52のウォーミングを実施する。
なお、図6において、符号55で示すものは、蒸気加減弁52と蒸気タービン3との間に設けられたドレン管、符号56で示すものはドレン管55に設けられたドレン弁であって、蒸気加減弁52と蒸気タービン3との間にドレンが発生した場合に、該ドレン弁56を開にして該ドレンを外部に排出する。
本発明の蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法及びその装置では、ガスタービンの排ガスが保有する熱を利用して、排熱回収ボイラーにて蒸気を発生させた後、上流弁及び下流弁を順次装備する蒸気系配管を通じて該蒸気を蒸気タービンに供給するものであって同一軸に前記蒸気タービンと前記ガスタービンが装備された一軸コンバインドサイクルプラントにおいて、前記排熱回収ボイラーにて蒸気を発生させた後に、最初に前記下流弁を全開とし、次いで前記上流弁を微開又は中間開度にすると共に、前記下流弁よりも下流側であって前記蒸気タービンよりも上流側のドレン弁を開け、ウォーミング終了後、前記下流弁を全閉または微開とし、次いで前記上流弁を全開にすると共に前記ドレン弁を閉じた後に、前記下流弁を通常の運転制御とすることを特徴とする。
また、下流弁内を流れる蒸気の流速及び流量は、上流弁の開度によって調節できることから、下流弁の高速のウォーミングも可能となる。
また、上流弁と下流弁の開度調整により該下流弁のウォーミングが可能となるので、従来のようなドレン弁も不要となり、全体構成の簡素化にも貢献することができる。
本発明の一実施例について、図1の配管図、図2のコントローラCによる制御フローチャート、図3のタイムチャートを参照して説明する。
図1において符号50で示すものは、前述したように排熱回収ボイラー4で生成した蒸気を蒸気タービン3に供給するための蒸気系配管であって、この蒸気系配管50の途中には、上流弁となる蒸気止め弁100、及び下流弁となる蒸気加減弁101が蒸気の流れ方向に沿って直列的に設けられている。蒸気加減弁101と蒸気タービン3との間にはドレン管102があり、該ドレン管102にはドレン弁103が設けられている。
また、これら蒸気止め弁100、及び蒸気加減弁101は、図1(a)に示されるコントローラCからの制御信号により開閉制御される。
(1)まず、ウォーミング開始前には、図1(a)で示すように蒸気止め弁100及び蒸気加減弁101は共に全閉としておく(図2のSP1)。
(2)次に、排熱回収ボイラーからウォーミング可能な蒸気が発生しているか否かを判断し(図2のSP2)、YESの場合に、図1(b)で示すように、上流側の蒸気止め弁100は閉としたまま、下流側の蒸気加減弁101のみを全開とする(図2のSP3)。ここでドレンが発生した場合には、蒸気加減弁101と蒸気タービン3の間に設けられたドレン管102とドレン弁103を通じて排出される。
ウォーミングが完了したか否かの判断基準として、例えば、下記の測定結果を用いることができる。
・ 予め設定された規定時間の経過。この規定時間は、ウォーミングする蒸気の温度・圧力等により適宜可変に設定される。
・ 蒸気加減弁の本体メタル温度を測定し、予め設定された規定温度に達したらウォーミング完了とする。この規定温度は、ウォーミングする蒸気の圧力等により適宜可変に設定される。
すなわち、本実施例に示される蒸気タービン3の弁制御方法では、該蒸気加減弁101のウォーミングとともに、該蒸気加減弁101に対して一度に大量の蒸気が、高速で送り込まれることを防止できるので、該蒸気加減弁101内に残留するドレンの飛散によるエロージョンの発生を防止することが可能となる。
また、このような開度設定により、排熱回収ボイラー4から供給された蒸気を一部、蒸気加減弁101にて低い流速で流すことができるので、蒸気加減弁101内にドレンが残留していたとしても、該ドレンを蒸気加減弁101から徐々に排出することができ、蒸気加減弁101にてドレンが飛散することで生じるエロージョンを防止することができる。
すなわち、図3のタイムチャートでは、蒸気止め弁100及び蒸気加減弁101の開閉を瞬時に行うようにしているが、段階的に開閉するようにしても良い。
2 ガスタービン
3 蒸気タービン
4 排熱回収ボイラー
50 蒸気系配管
100 蒸気止め弁(上流弁)
101 蒸気加減弁(下流弁)
C コントローラ
Claims (6)
- ガスタービンの排ガスが保有する熱を利用して、排熱回収ボイラーにて蒸気を発生させた後、上流弁及び下流弁を順次装備する蒸気系配管を通じて該蒸気を蒸気タービンに供給するものであって同一軸に前記蒸気タービンと前記ガスタービンが装備された一軸コンバインドサイクルプラントにおいて、
前記排熱回収ボイラーにて蒸気を発生させた後に、最初に前記下流弁を全開とし、次いで前記上流弁を微開又は中間開度にすると共に、前記下流弁よりも下流側であって前記蒸気タービンよりも上流側のドレン弁を開け、ウォーミング終了後、前記下流弁を全閉または微開とし、次いで前記上流弁を全開にすると共に前記ドレン弁を閉じた後に、前記下流弁を通常の運転制御とすることを特徴とする蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法。 - 前記上流弁は蒸気止め弁であり、前記下流弁は蒸気加減弁であることを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法。
- 前記上流弁を全開とした後は、蒸気タービンの運転状況に応じて前記下流弁の開度を調整することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法。
- ガスタービンの排ガスが保有する熱を利用して、排熱回収ボイラーにて蒸気を発生させた後、上流弁及び下流弁を順次装備する蒸気系配管を通じて該蒸気を蒸気タービンに供給するものであって同一軸に前記蒸気タービンと前記ガスタービンが装備された一軸コンバインドサイクルプラントにおいて、
前記排熱回収ボイラーにて蒸気を発生させた後に、最初に前記下流弁を全開とし、次いで前記上流弁を微開又は中間開度にすると共に、前記下流弁よりも下流側であって前記蒸気タービンよりも上流側のドレン弁を開け、ウォーミング終了後、前記下流弁を全閉または微開とし、次いで前記上流弁を全開にすると共に前記ドレン弁を閉じた後に、前記下流弁を通常の運転制御とするコントローラを具備することを特徴とする蒸気タービンのウォーミング用弁制御装置。 - 前記上流弁は蒸気止め弁であり、前記下流弁は蒸気加減弁であることを特徴とする請求項4に記載の蒸気タービンのウォーミング用弁制御装置。
- 前記上流弁を全開とした後は、蒸気タービンの運転状況に応じて前記下流弁の開度を調整することを特徴とする請求項4又は5のいずれか1項に記載の蒸気タービンのウォーミング用弁制御装置。
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