JP2001342808A - コンバインドプラントおよびその起動方法 - Google Patents

コンバインドプラントおよびその起動方法

Info

Publication number
JP2001342808A
JP2001342808A JP2000163241A JP2000163241A JP2001342808A JP 2001342808 A JP2001342808 A JP 2001342808A JP 2000163241 A JP2000163241 A JP 2000163241A JP 2000163241 A JP2000163241 A JP 2000163241A JP 2001342808 A JP2001342808 A JP 2001342808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
opening
combined plant
turbine
closing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000163241A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tobishima
寛 飛島
Hirochika Komiyama
弘哉 込山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000163241A priority Critical patent/JP2001342808A/ja
Publication of JP2001342808A publication Critical patent/JP2001342808A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気タービンの寿命低下を防止することがで
きるコンバインドプラントおよびその起動方法を提供す
ること。 【解決手段】 ガスタービン10と、該ガスタービン1
0の排熱により生成された蒸気によって回転される高圧
用蒸気タービン12と、該蒸気タービン12に蒸気を供
給する蒸気管18と、該蒸気管18に介装され、該蒸気
管18を、全開状態、全閉状態、および該全開状態と全
閉状態との間の中間開度状態に選択的に切り換えるスト
ップバルブ(開閉手段)41と、前記蒸気管18の前記
ストップバルブ41下流側に介装され、前記蒸気の供給
量を調整するコントロールバルブ33とを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンと蒸
気タービンとを連結したコンバインドプラントおよびそ
の起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示したものは、従来の一軸型コン
バインドプラントの概略構成図である。一軸型コンバイ
ンドプラント1において、2はガスタービン部、3は蒸
気タービン部、4は発電機であり、互いに連結軸5で一
軸に連結されている。ガスタービン部2は、大気を吸入
して圧縮する圧縮機8,燃料が供給されると共に圧縮機
8から圧縮された空気が燃焼用空気として供給される燃
焼器9、および燃焼器9にて発生した燃焼ガスが導入さ
れることにより回転するガスタービン10を備えてい
る。蒸気タービン部3は、蒸気タービンとして、高圧タ
ービン12、中圧タービン13,低圧タービン14を備
えている。以上のガスタービン10,圧縮機8,高圧タ
ービン12、中圧タービン13,低圧タービン14、発
電機4が互いに連結軸5で連結されている。
【0003】高圧タービン12,中圧タービン13,低
圧タービン14の駆動源は、ボイラ16からの発生蒸気
である。ボイラ16は、ガスタービン10から排出され
る高温の排気ガスから熱を回収して蒸気を生成し、高
圧、中圧、低圧の蒸気をそれぞれ蒸気管18,19,2
0を介して高圧タービン12,中圧タービン13,低圧
タービン14に導入する装置である。符号23は復水器
であり、低圧タービン14から排出された蒸気が導入さ
れ、該蒸気を凝縮させてボイラ16に戻す装置である。
さて、蒸気管18,19,20には、それぞれ蒸気の供
給を開閉するストップバルブ30,31,32が介装さ
れている。各ストップバルブ30,31,32の下流側
には、蒸気の流量を調節するコントロールバルブ33,
34,35が介装されている。なお、以上の各装置は、
不図示の制御部により制御されている。
【0004】次に、上記一軸型コンバインドサイクルプ
ラント1の起動方法について、図5を用いて説明する。
まず、各ストップバルブ30,31,32を開とする
(符号A1)。このとき、各コントロールバルブ33,
34,35は全閉である。次に、ガスタービン10を不
図示の起動用モータで回転させる(符号A2)。なお、
ガスタービン10が回転すると、各蒸気タービン12,
13,14も連動して回転する。ガスタービン10が所
定の回転数にまで上昇した後、燃焼器9を着火し、その
後は燃焼器9から導入される燃焼ガスによってガスター
ビン10を回転させる。これにより、ガスタービン10
の排熱によってボイラー16で蒸気が発生し、該蒸気が
各コントロールバルブ33,34,35までの間の蒸気
管に供給されて該蒸気管が予め暖められるウォーミング
が行われる。
【0005】次に、低圧タービン14のコントロールバ
ルブ35を10%開とする(符号A3)。低圧タービン
14に蒸気を全く供給しないまま低圧タービン14を回
転させると、低圧タービン14は羽根が大きいために回
転による風損によって過熱する。このため、蒸気を連続
的に供給して過熱を防いでいる。そして、ガスタービン
10に負荷を与え(符号A4)、その後、各コントロー
ルバルブ33,34,35の開度を徐々に上げていく
(符号A5)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蒸気従来の
一軸型コンバインドサイクルプラントにおいては、以下
の問題点を有している。図4のコントロールバルブ33
には、コントロールバルブ33の開きはじめの制御を的
確に行うため、上流側と下流側との圧力差が開きすぎな
いよう、均圧用のバランスホール(不図示)が設けられ
ている。このため、コントロールバルブ33を全閉とし
ていても、高圧の蒸気圧が作用すると、バランスホール
を介して高圧蒸気が下流側に逃がされるようになってい
る。その結果、起動直後の低温の蒸気が蒸気タービン1
2に導入されやすく、蒸気タービン12が冷却される。
そして図5の符号A5に示すようにコントロールバルブ
33の開放を開始すると、高温の蒸気が冷却された蒸気
タービン12に吹き付けられることとなる。このため、
蒸気タービン12の羽根が熱応力によって変形し、この
繰り返しにより寿命が低下するという問題点があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、蒸気タービンの寿命低下を防止することができる
コンバインドプラントおよびその起動方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンバ
インドプラントは、ガスタービンと、該ガスタービンの
排熱により生成された蒸気によって回転される蒸気ター
ビンと、該蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気管と、該
蒸気管に介装され、該蒸気管を、全開状態、全閉状態、
および該全開状態と全閉状態との間の中間開度状態に選
択的に切り換える開閉手段と、前記蒸気管の前記開閉手
段下流側に介装され、前記蒸気の供給量を調整するコン
トロールバルブとを備えたことを特徴とする。
【0009】このコンバインドプラントにおいては、開
閉手段を全開状態と全閉状態との間の中間開度に保つこ
とにより、コントロールバルブを通過しない程度の圧力
の蒸気を下流側に供給してウォーミングを行うことがで
きる。中間開度としては、コントロールバルブを通過し
ない程度の開度(微開状態)であればよい。
【0010】請求項2に記載のコンバインドプラント
は、請求項1記載のコンバインドプラントにおいて、前
記中間開度状態における前記開閉手段の開度は、全開状
態の5%の開度であることを特徴とする。
【0011】このコンバインドプラントにおいては、コ
ントロールバルブを通過せず、かつ蒸気管をウォーミン
グするのに適切な流量の蒸気を供給することができる。
【0012】請求項3に記載のコンバインドプラントに
おいては、請求項1または2に記載のコンバインドプラ
ントにおいて、前記開閉手段は、一つのストップバルブ
であることを特徴とする。
【0013】このコンバインドプラントにおいては、ス
トップバルブの開度によって、蒸気管をウォーミングす
る蒸気の流量が調節される。
【0014】請求項4に記載のコンバインドプラントに
おいては、請求項1または2に記載のコンバインドプラ
ントにおいて、前記開閉手段は、並列に接続され、それ
ぞれ独立に前記蒸気管を開閉する2個のストップバルブ
により構成されていることを特徴とする。
【0015】このコンバインドプラントにおいては、2
個のストップバルブの開閉を組み合わせることにより、
全閉、全開と、前記中間開度とに選択的に切り換えるこ
とができる。すなわち、ストップバルブが双方とも閉じ
た状態を全閉状態、双方とも開いた状態を全開状態、一
方のみ開いた状態を中間開度状態とすることができる。
【0016】請求項5に記載のコンバインドプラントに
おいては、請求項1から4いずれかに記載のコンバイン
ドプラントにおいて、互いに一軸に連結された複数の蒸
気タービンを備え、これら複数の蒸気タービンのうち、
少なくとも高圧側の蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気
管に、前記開閉手段およびコントロールバルブが介装さ
れていることを特徴とする。
【0017】このコンバインドプラントにおいては、特
に高圧の蒸気が作用する高圧用蒸気タービンの蒸気管を
ウォーミングする際、適切な流量の蒸気を供給すること
ができる。
【0018】請求項6に記載のコンバインドプラントの
起動方法においては、ガスタービンと、該ガスタービン
の排熱により生成された蒸気によって回転される蒸気タ
ービンと、該蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気管と、
該蒸気管に介装され、前記蒸気の供給を開閉する開閉手
段と、前記蒸気管の前記開閉手段下流側に介装され、前
記蒸気の供給量を調整するコントロールバルブとを備え
た蒸気タービンの起動方法において、前記ガスタービン
を起動した後、前記コントロールバルブを全閉とした状
態で前記開閉手段を全開と全閉との間の所定開度とし、
その状態を所定時間保った後、該開閉手段を全開とする
ことを特徴とする。
【0019】このコンバインドプラントの起動方法にお
いては、開閉手段を全開と全閉との間の所定開度にする
ことで、適切な蒸気の流量で蒸気管をウォーミングする
ことができる。その後、コントロールバルブの開動作を
始めるときに開閉手段を全開すればよい。
【0020】請求項7に記載のコンバインドプラントの
起動方法は、請求項6に記載のコンバインドプラントの
起動方法において、前記ガスタービンに負荷を与えてか
ら5分以上経過した後に、前記開閉手段を全閉から前記
所定開度に開くことを特徴とする。
【0021】このコンバインドプラントの起動方法にお
いては、十分に高温となった蒸気がコントロールバルブ
に供給されるので、コントロールバルブに温度の低い蒸
気が供給されてコントロールバルブが冷却されてしまう
ことが防止される。
【0022】請求項8に記載のコンバインドプラントの
起動方法は、請求項6または7に記載のコンバインドプ
ラントの起動方法において、前記開閉手段の前記所定開
度は、全開状態の5%であることを特徴とする。
【0023】このコンバインドプラントの起動方法にお
いては、コントロールバルブを通過せず、かつ蒸気管を
ウォーミングするのに適切な流量の蒸気を供給すること
ができる。
【0024】請求項9に記載のコンバインドプラントの
起動方法は、請求項6から8いずれかに記載のコンバイ
ンドプラントの起動方法において、前記コンバインドプ
ラントは、互いに一軸に連結された複数の蒸気タービン
を備え、これら複数の蒸気タービンのうち、少なくとも
高圧側の蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気管に介装さ
れた前記開閉手段及びコントロールバルブについて、上
記起動方法が適用されていることを特徴とする。
【0025】このコンバインドプラントの起動方法にお
いては、特に高圧の蒸気が作用する高圧用蒸気タービン
の蒸気管をウォーミングする際、適切な流量の蒸気を供
給することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1に示したものは、本
例にかかる一軸型コンバインドプラントの概略構成図で
ある。なお、従来と同一の構成については、同一の符号
を用いて説明する。図1の一軸型コンバインドサイクル
プラント40において、2はガスタービン部、3は蒸気
タービン部、4は発電機であり、互いに連結軸5で一軸
に連結されている。ガスタービン部2は、大気を吸入し
て圧縮する圧縮機8,燃料が供給されると共に圧縮機8
から圧縮された空気が燃焼用空気として供給される燃焼
器9、燃焼器9にて発生した燃焼ガスが導入されること
により回転するガスタービン10を備えている。蒸気タ
ービン部3は、高圧タービン(高圧用蒸気タービン)1
2、中圧タービン(中圧用蒸気タービン)13,低圧タ
ービン(低圧用蒸気タービン)14とにより構成されて
いる。以上のガスタービン10,圧縮機8,高圧タービ
ン12、中圧タービン13,低圧タービン14、発電機
4が互いに連結軸5で連結されている。
【0027】高圧タービン12,中圧タービン13,低
圧タービン14の駆動源は、ボイラ16からの発生蒸気
である。ボイラ16は、ガスタービン10から排出され
る高温の排気ガスから熱を回収して蒸気を生成し、高
圧、中圧、低圧の蒸気をそれぞれ蒸気管18,19,2
0を介して低圧タービン14に導入する装置である。符
号23は復水器であり、高圧タービン12,中圧タービ
ン13,低圧タービン14から排出された蒸気が導入さ
れ、該蒸気を凝縮させてボイラ16に戻す装置である。
【0028】さて、蒸気管18,19,20には、それ
ぞれ蒸気の流動を開閉するストップバルブ41,31,
32が介装されている。各ストップバルブ41,31,
32の下流側には、蒸気の流量を調節するコントロール
バルブ33,34,35が介装されている。中圧及び低
圧タービン13,14用のストップバルブ31,32
は、蒸気を100%通過させる開状態と、全く通過させ
ない閉状態とに切り換えるようになっている。高圧ター
ビン12用のストップバルブ(開閉手段)41は、蒸気
を100%通過させる全開状態と、全く通過させない全
閉状態と、全開時の5%の蒸気を通過させるウォーミン
グ状態(中間開度状態)とに選択的に切り替えができる
ようになっている。なお、以上の各装置は、不図示の制
御部により制御されている。
【0029】次に、上記一軸型コンバインドサイクルプ
ラント1の起動方法について、図2を用いて説明する。
まず、ストップバルブ31,32を開とする(符号B
1)。このとき、各コントロールバルブ33,34,3
5は全閉である。また、高圧タービン用のストップバル
ブ30は閉状態である。次に、ガスタービン10を不図
示の起動用モータで回転させる(符号B2)。ガスター
ビン10が所定の回転数にまで上昇した後、燃焼器9を
着火し、その後は燃焼器9から導入される燃焼ガスによ
ってガスタービン10を回転させる。次に、低圧タービ
ン14のコントロールバルブ35を10%開とする(符
号B3)。低圧タービン14に蒸気を全く供給しないま
ま低圧タービン14を回転させると、低圧タービン14
は羽根が大きいために回転による風損によって過熱す
る。このため、蒸気を連続的に供給して過熱を防いでい
る。
【0030】そして、ガスタービン10の回転数が定格
状態まで達した後、発電機4を系統につないでガスター
ビン10に負荷を与える(符号B4)。ガスタービン1
0に負荷を与え始めてから5分後、すなわちボイラー1
6にて生成される蒸気が十分に高温になってから、高圧
タービン用のストップバルブ30を5%だけ開放し、ウ
ォーミング状態とする(符号B5)。この状態ではコン
トロールバルブ33はまだ全閉であるから、ストップバ
ルブ30とコントロールバルブ33との間の蒸気管に高
温の蒸気が導入され、ウォーミングが行われる。このと
きストップバルブ30が5%だけ開放されているので、
コントロールバルブ33には大きな蒸気圧は作用しな
い。したがって、この蒸気はコントロールバルブ33を
通過せず、高圧タービン12にはこの蒸気が導入されな
い。その後、各コントロールバルブ33,34,35の
開度を徐々に上げていく(符号B6)。
【0031】以上のように、本例の一軸型コンバインド
プラント40においては、高圧タービン12に低温蒸気
を導入することなく、コントロールバルブ33までの蒸
気管のウォーミングを実現する。したがって、高圧ター
ビン12の寿命低下を防止することができる。
【0032】なお、本発明は図3に示す形態としても良
い。図3にて示した一軸型コンバインドプラント50に
おいては、図1の一軸型コンバインドプラント40と比
較し、開閉手段としてストップバルブ41の代わりに二
つのストップバルブ42,43が並列に蒸気管18に介
装されている。他の構成は図1に示した一軸型コンバイ
ンドプラント40と同様であるから、同じ符号を用いて
その説明を省略することとする。各ストップバルブ4
2,43は、それぞれ独立に開閉して蒸気管18を全開
と全閉との間で切り換えるようになっている。ストップ
バルブ42を閉、ストップバルブ43を開とした状態に
あっては、双方とも開とした状態と比べて、5%の流量
が下流側のコントロールバルブ33側に供給されるよう
になっている。すなわち、ストップバルブ42,43が
双方とも閉じた状態が全閉状態、双方とも開いた状態が
全開状態、ストップバルブ43のみ開いた状態がウォー
ミング状態(中間開度状態)となっている。
【0033】したがって、この一軸型コンバインドプラ
ント50においても、ストップバルブ42を閉とし、ス
トップバルブ43を開とすることで、コントロールバル
ブ33に高圧の蒸気が供給されることを防ぐ。すなわ
ち、上記の例と同様に、図2で示された起動を行うこと
ができ、高圧タービン12に低温蒸気を導入することな
く、コントロールバルブ33までの蒸気管のウォーミン
グを実現する。したがって、高圧タービン12の寿命低
下を防止することができる。
【0034】なお、中圧タービン31,低圧タービン3
2に対して、上記高圧タービン33のストップバルブ4
1、または、ストップバルブ42および43を適用して
も良い。また、上記の例では蒸気タービンを3段とした
が、その数は問わない。1段、2段でも良いし、4段以
上であっても良い。また、そのいずれに上記ストップバ
ルブ41、またはストップバルブ42および43を適用
してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンバイ
ンドプラントおよびその起動方法においては、開閉手段
を中間開度状態とすることでコントロールバルブに高圧
の蒸気が供給されることを防ぎ、蒸気タービンに低温蒸
気を導入することなく蒸気管のウォーミングを実現す
る。したがって、蒸気タービンの寿命低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるコンバインドプ
ラントの概略構成図である。
【図2】 同コンバインドプラントの起動曲線を示す図
である。
【図3】 本発明の変形例として示したコンバインドプ
ラントの概略構成図である。
【図4】 従来のコンバインドプラントの概略構成図で
ある。
【図5】 同コンバインドプラントの起動曲線を示す図
である。
【符号の説明】
10 ガスタービン 12 高圧タービン(高圧用蒸気タービン) 13 中圧タービン(中圧用蒸気タービン) 14 低圧タービン(低圧用蒸気タービン) 18 蒸気管 33 コントロールバルブ 41 ストップバルブ(開閉手段) 42,43 ストップバルブ(開閉手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月19日(2000.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】高圧タービン12,中圧タービン13,低
圧タービン14の駆動源は、ボイラ16からの発生蒸気
である。ボイラ16は、ガスタービン10から排出され
る高温の排気ガスから熱を回収して蒸気を生成し、高
圧、中圧、低圧の蒸気をそれぞれ蒸気管18,19,2
0を介して高圧タービン12,中圧タービン13,低圧
タービン14に導入する装置である。符号23は復水器
であり、低圧タービン14から排出された蒸気が導入さ
れ、該蒸気を凝縮させてボイラ16に戻す装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G071 AB01 BA21 BA26 CA01 DA05 FA06 GA01 HA05 3G081 BA02 BA11 BB00 BC07 BD00 DA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンと、該ガスタービンの排熱
    により生成された蒸気によって回転される蒸気タービン
    と、該蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気管と、該蒸気
    管に介装され、該蒸気管を、全開状態、全閉状態、およ
    び該全開状態と全閉状態との間の中間開度状態に選択的
    に切り換える開閉手段と、前記蒸気管の前記開閉手段下
    流側に介装され、前記蒸気の供給量を調整するコントロ
    ールバルブとを備えたことを特徴とするコンバインドプ
    ラント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバインドプラントに
    おいて、 前記中間開度状態における前記開閉手段の開度は、全開
    状態の5%の開度であることを特徴とするコンバインド
    プラント。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のコンバインド
    プラントにおいて、 前記開閉手段は、1つのストップバルブであることを特
    徴とするコンバインドプラント。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のコンバインド
    プラントにおいて、 前記開閉手段は、並列に接続され、それぞれ独立に前記
    蒸気管を開閉する2個のストップバルブにより構成され
    ていることを特徴とするコンバインドプラント。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれかに記載のコンバ
    インドプラントにおいて、 互いに一軸に連結された複数の蒸気タービンを備え、こ
    れら複数の蒸気タービンのうち、少なくとも高圧側の蒸
    気タービンに蒸気を供給する蒸気管に、前記開閉手段お
    よびコントロールバルブが介装されていることを特徴と
    するコンバインドプラント。
  6. 【請求項6】 ガスタービンと、該ガスタービンの排熱
    により生成された蒸気によって回転される蒸気タービン
    と、該蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気管と、該蒸気
    管に介装され、前記蒸気の供給を開閉する開閉手段と、
    前記蒸気管の前記開閉手段下流側に介装され、前記蒸気
    の供給量を調整するコントロールバルブとを備えたコン
    バインドプラントの起動方法において、 前記ガスタービンを起動した後、前記コントロールバル
    ブを全閉とした状態で前記開閉手段を全開と全閉との間
    の所定開度とし、その状態を所定時間保った後、該開閉
    手段を全開とすることを特徴とするコンバインドプラン
    トの起動方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のコンバインドプラント
    の起動方法において、 前記ガスタービンに負荷を与えてから5分以上経過した
    後に、前記開閉手段を全閉から前記所定開度に開くこと
    を特徴とするコンバインドプラントの起動方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のコンバインド
    プラントの起動方法において、 前記開閉手段の前記所定開度は、全開状態の5%である
    ことを特徴とするコンバインドプラントの起動方法。
  9. 【請求項9】 請求項6から8いずれかに記載のコンバ
    インドプラントの起動方法において、 前記コンバインドプラントは、互いに一軸に連結された
    複数の蒸気タービンを備え、これら複数の蒸気タービン
    のうち、少なくとも高圧側の蒸気タービンに蒸気を供給
    する蒸気管に介装された前記開閉手段及びコントロール
    バルブについて、上記起動方法が適用されていることを
    特徴とするコンバインドプラントの起動方法。
JP2000163241A 2000-05-31 2000-05-31 コンバインドプラントおよびその起動方法 Withdrawn JP2001342808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163241A JP2001342808A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 コンバインドプラントおよびその起動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163241A JP2001342808A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 コンバインドプラントおよびその起動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001342808A true JP2001342808A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18667029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163241A Withdrawn JP2001342808A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 コンバインドプラントおよびその起動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001342808A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012567A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法及びその装置
CN103573305A (zh) * 2012-07-31 2014-02-12 株式会社东芝 蒸汽轮机设备及其控制方法和控制系统
CN114622958A (zh) * 2020-12-11 2022-06-14 上海电气电站设备有限公司 一种用于汽轮机启动的进汽阀协调启动方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012567A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気タービンのウォーミング用弁制御方法及びその装置
CN103573305A (zh) * 2012-07-31 2014-02-12 株式会社东芝 蒸汽轮机设备及其控制方法和控制系统
CN114622958A (zh) * 2020-12-11 2022-06-14 上海电气电站设备有限公司 一种用于汽轮机启动的进汽阀协调启动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5734792B2 (ja) 蒸気タービンプラントおよびその運転方法
JP4754090B2 (ja) ガスタービン発電設備における圧縮機吐出ブリード空気回路及び関連の方法
US20220223887A1 (en) Pressurized air supply system, fuel cell system comprising the pressurized air supply system, and starting method of the pressurized air supply system
CN107849945B (zh) 由orc废热回收单元驱动的压缩机和控制方法
KR101322359B1 (ko) 가스 및 증기 터빈 시스템의 시동 방법
EP3450705B1 (en) Gas turbine combined cycle system equipped with control device and its control method
JP2010261389A (ja) 一軸型複合サイクル発電プラントの起動方法および一軸型複合サイクル発電プラント
WO2015141458A1 (ja) コンバインドサイクルプラント、その制御方法、及びその制御装置
US10196942B2 (en) Multi-shaft combined cycle plant, and control device and operation method thereof
US11879365B2 (en) Steam turbine plant and operation method, combined cycle plant and operation method
JP4229579B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラントおよびコンバインドサイクル発電プラントの暖・冷用蒸気供給方法
JP3919966B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラントの運転方法
JP2001342808A (ja) コンバインドプラントおよびその起動方法
US8534038B2 (en) Combined power plant
JPH0763010A (ja) 一軸型コンバインドサイクル発電設備の起動方法
JP5734117B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラント及びその運転方法
JP2004027886A (ja) 多軸型コンバインドサイクルプラントの起動方法
JP2004245184A (ja) 再熱蒸気タービンプラントとその起動方法
JP2602951B2 (ja) コンバインドサイクルプラントの起動方法
JP4295415B2 (ja) 一軸式コンバインドタービン設備
JP4208993B2 (ja) 一軸コンバインドプラント起動システム
JP2004068652A (ja) コンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法
JP2667699B2 (ja) 一軸型コンバインドプラント及びその起動方法
JPH08189308A (ja) 一軸型コンバインドサイクル発電プラント
JP2003020911A (ja) コンバインドプラントの運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807