JP2004068652A - コンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】補助ボイラを要することなく補助蒸気を発生させることが可能なコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法を提供する。
【解決手段】排熱回収ボイラ30に設けたドリフトバーナ45に着火して排熱回収ボイラ30内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、続いて排熱回収ボイラ30に設けた第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火して蒸気を発生させた後、これら補助燃焼バーナ46,47,48,49の熱で発生させた蒸気の圧力を利用してガスタービン10を起動する。
【選択図】 図1
【解決手段】排熱回収ボイラ30に設けたドリフトバーナ45に着火して排熱回収ボイラ30内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、続いて排熱回収ボイラ30に設けた第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火して蒸気を発生させた後、これら補助燃焼バーナ46,47,48,49の熱で発生させた蒸気の圧力を利用してガスタービン10を起動する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排熱回収方式を採用したコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインドサイクル発電プラントの発電方式としては、ガスタービンで仕事をした後の排ガスを排熱回収ボイラ(H.R.S.G.)に導き、その排熱を利用して蒸気を発生させ、その蒸気を利用して蒸気タービンを駆動する、いわゆる排熱回収方式が一般的であり、実際の導入例も数多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のコンバインドサイクル発電プラントにおいては、プラント起動前および停止中に、蒸気タービンのグランドシール用、復水器の真空上昇もしくは真空保持用として必要な蒸気を発生させる補助ボイラを設けるのが一般的である。ただし、補助ボイラとはいえ、大規模発電用のプラントにおいてはそれに比例して大型のものが必要となり、設備の建設にかかるコストは安価とはいい難い。
【0004】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、補助ボイラを要することなく補助蒸気を発生させることが可能なコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために次のような構成のコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法を採用する。
すなわち本発明の請求項1に記載したコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンの排ガスが保有する熱を利用して蒸気タービン駆動用の蒸気を発生させる排熱回収ボイラを備えるコンバインドサイクル発電プラントであって、
前記排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成する空気流形成用バーナと、前記排ガス流路を流れる気体を加熱する補助燃焼バーナとを備えることを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2に記載したコンバインドサイクル発電プラントの起動方法は、排熱回収ボイラに設けた空気流形成用バーナに着火して前記排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、続いて前記排熱回収ボイラに設けた補助燃焼バーナに着火することにより、プラント起動時に必要な蒸気を発生させることを特徴とする
。
【0007】
本発明の請求項3に記載したコンバインドサイクル発電プラントの起動方法は、請求項2に記載したコンバインドサイクル発電プラントの起動方法において、前記補助燃焼バーナの熱で発生させた蒸気を前記蒸気タービンに導いて前記ガスタービンを起動することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のコンバインドサイクル発電プラントの実施の形態について図1を参照して説明する。
図1には、排熱回収方式を採用した1軸型のコンバインドサイクル発電プラントを示す。図に示すように、この1軸型のコンバインドサイクル発電プラントは、主要な構成要素として、発電機1と、ガスタービン10と、蒸気タービン20と、排熱回収ボイラ30と、復水器60とを備えている。
【0009】
ガスタービン10には、空気圧縮機11と、燃焼器12と、タービン13とが具備されている。蒸気タービン20には、高圧、中圧、低圧の3つのタービン21,22,23が具備されている。ガスタービン10と蒸気タービン20とは、発電機1に接続された主軸2を共有し、ガスタービン10においては燃焼ガスがタービン13に対してなす仕事、蒸気タービン20においては蒸気が各タービン21,22,23に対してなす仕事をともに主軸2の回転力として取り出して空気圧縮機11および発電機1を駆動するしくみとなっている。
【0010】
排熱回収ボイラ30には、ガスタービン10において発生した排ガスの流路をなす筐体30aの内部に、高圧、中圧、低圧の3つの蒸発器31,32,33が、排ガスの流れる方向に沿って順に設置されている。各蒸発器31,32,33には、それぞれ高圧、中圧、低圧の3つのドラム34,35,36が併設されている。
【0011】
高圧蒸発器31よりも排ガスの流れ方向の上流側には、高圧ドラム34から導出される高圧蒸気を過熱する一次、二次の2つの高圧過熱器37a,37bと、高圧タービン21に対して仕事をした蒸気を再加熱する一次、二次の2つの再熱器38a,38bとが設置されている。
【0012】
高圧蒸発器31と中圧蒸発器32との間には、中圧ドラム35から導出される中圧蒸気を過熱する中圧過熱器39と、低圧ドラム36から導出される低圧蒸気を過熱する低圧過熱器40とが設置されている。
【0013】
排熱回収ボイラ30には、低圧蒸発器33よりも排ガスの流れ方向の下流側に、筐体30aの内部に構成される排ガス流路に空気の流れを形成するドリフトバーナ(空気流形成用バーナ)45が設置されている。
【0014】
一次、二次の高圧過熱器37a,37bおよび一次、二次の再熱器38a,38bよりも排ガスの流れ方向の上流側には、排ガス流路を流れる気体を加熱する第1の補助燃焼バーナ46が設けられている。さらに、高圧蒸発器31よりも上流側には第2の補助燃焼バーナ47が、中圧蒸発器32よりも上流側には第3の補助燃焼バーナ48が、低圧蒸発器33よりも上流側には第4の補助燃焼バーナ49がそれぞれ設けられている。
【0015】
一次、二次の高圧過熱器37a,37bにおいて過熱された蒸気を高圧タービン21に供給する蒸気経路50には、蒸気の一部を中圧ドラム35に供給する分岐蒸気経路51が設けられている。また、一次、二次の再熱器38a,38bにおいて再加熱された蒸気を中圧タービン32に供給する蒸気経路52には、再加熱された蒸気の一部を低圧ドラム36に供給する分岐蒸気経路53が設けられている。
【0016】
続いて、上記のような構成のコンバインドサイクル発電プラントにおける起動の仕方、および定常な状態からの停止の仕方について説明する。
まず、主軸2がターニング回転(2〜3rev/min)している状態から、ドリフトバーナ41に着火する。ドリフトバーナ45に着火すると、煙突効果によって排熱回収ボイラ30内部の排ガス流路に空気の流れが生じる。また、ドリフトバーナ45の着火に前後して給水ポンプ61を起動させ、復水器60から排熱回収ボイラ30の高圧、中圧、低圧の各ドラム34,35,36に給水を開始する。
【0017】
排熱回収ボイラ30内部に空気の流れが生じたことを確認したら、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火する。各補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火したことで排熱回収ボイラ30内部を流れる空気(燃焼ガス)の温度が上昇したら、ドリフトバーナ45の火力を徐々に弱めて停止させる。
【0018】
排熱回収ボイラ30内部を流れる空気(燃焼ガス)の温度が上昇することで、高圧、中圧、低圧の各ドラム34,35,36のそれぞれに併設された高圧、中圧、低圧の各蒸発器31,32,33において蒸気が発生する。
高圧蒸発器31において発生した蒸気は、高圧ドラム34から押し出され、一次、二次の高圧過熱器37a,37bにおいて過熱された後、一部を除いて高圧タービン21に配送されるが、この時点では蒸気タービン20を起動させていないので、高圧タービンバイパス弁64を開くことによって高圧タービン21をバイパスし、排熱回収ボイラ30に戻される。高圧タービン21に配送されなかった蒸気は、分岐蒸気経路51を通じて中圧ドラム35に戻され、中圧ドラム35内部で生成される蒸気の昇圧に寄与する。
【0019】
中圧蒸発器32において発生した蒸気は、中圧ドラム35から押し出され、中圧過熱器39において過熱された後、高圧タービン21をバイパスして排熱回収ボイラ30に戻された蒸気とともに一次、二次の再熱器38a,38bにおいて再加熱される。一次、二次の再熱器38a,38bにおいて再加熱された蒸気は、一部を除いて中圧タービン22に配送されるが、やはりこの時点では蒸気タービン20を起動させていないので、中圧タービンバイパス弁65を開くことによって中圧タービン22をバイパスされ、復水器60に戻される。中圧タービン22に配送されなかった蒸気は、分岐蒸気経路53を通じて低圧ドラム36に戻され、低圧ドラム36内部で生成される蒸気の昇圧に寄与する。
【0020】
低圧蒸発器33において発生した蒸気は、低圧ドラム36から押し出され、低圧過熱器40において過熱され、低圧タービン23に配送されるが、やはりこの時点では蒸気タービン20を起動させていないので、低圧タービンバイパス弁66を開くことによって低圧タービン23をバイパスし、復水器60に戻される。
【0021】
復水器60と排熱回収ボイラ30との間で給水/復水系統が確立し、中圧ドラム35、低圧ドラム36のそれぞれにおいて十分な蒸気圧力が確保できたら、高圧タービン21をバイパスした蒸気の一部を抽出し、これを補助蒸気として利用して蒸気タービン20のグランドシールを開始し、次いで復水器60の真空上昇を開始する。真空上昇を進める間に、各部の予熱を行う。
【0022】
復水器60の真空上昇が完了したら、中圧タービン加減弁70を開き、中圧タービンバイパス弁65を調整して中圧タービン22に蒸気を供給することによって主軸2に回転力を与え、ガスタービン10を着火させることが可能な回転速度にまで昇速する。ところで、主軸2の回転数を高めるとガスタービン10の空気圧縮機11およびタービン13が空気を搬送する作用を生み、排熱回収ボイラ30内部を流れる空気の流量が増加し、排熱回収ボイラ30内部の温度が低下して蒸気の生成量が低下する可能性がある。これに対しては、高圧、中圧の2つのドラム34,35の設定圧力および排熱回収ボイラ30自体の保有熱量を高くすることで回避可能である。
【0023】
主軸2の回転速度が、ガスタービン10を着火させるに足る速度にまで達したら、中圧タービン加減弁70を全閉として中圧タービンへの蒸気の供給を断ち、ガスタービン10のパージを行ってから燃焼器12に着火してガスタービン10の着火操作を実行する。なお、ガスタービン10の昇速、着火前にドリフトバーナ45および第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49によりガスタービン10の燃焼器12およびタービン13には十分な量の空気が流れているので、上記のパージ操作は省略することも可能である。
【0024】
ガスタービン10の着火が完了したら、排熱回収ボイラ30がガスタービン10の起動に必要な蒸気を発生できるよう、ガスタービン10の排ガス温度を定格温度近くにまで昇温制御する。また、各タービンバイパス弁64,65、66、分岐経路弁67,68、および各タービン加減弁69,70,71等を操作し、蒸気タービン20に供給する蒸気を調整する。なお、ガスタービン10の着火速度からの昇速には起動装置の助けが必要であるが、この場合は蒸気タービン20(主に中圧タービン22および低圧タービン23)が起動装置の役割を担うこととなる。
【0025】
ガスタービン10の排ガス温度が昇温したら、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49を順次停止させる。以上で一軸を共有するガスタービン10および蒸気タービン20は定格速度に到達する。この後の発電機の系統併入、負荷増加等の操作は基本的に従来のコンバインドサイクル発電プラントと変わるところはない。
【0026】
コンバインドサイクル発電プラントを停止させるには、燃焼器12への燃料投入を停止するのに前後して、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火する。第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火することで、ガスタービン10が停止して高温の排ガスが排熱回収ボイラ30に供給されなくなっても、排熱回収ボイラ30内部を流れる空気(燃焼ガス)の温度が急激に低下することはない。したがって、排熱回収ボイラ30は、ガスタービン10が停止してもしばらくの間は蒸気を発生させることが可能であり、燃焼器12等への冷却用蒸気の供給断や、蒸気タービン20の蒸気によるグランドシールが維持される。
【0027】
排熱回収ボイラ30にドリフトバーナ45、および第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49を設け、上記の手順に従って蒸気を発生させることにより、従来のような補助ボイラがなくても補助蒸気を得てコンバインドサイクル発電プラントを起動させることが可能になるので、その分設備コストを安価に抑えることができる。
【0028】
しかも、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49の熱で発生させた蒸気を蒸気タービン20に供給して主軸2に回転力を与えることにより、従来のような起動装置がなくても蒸気タービン20がその役割を担い、ガスタービン10を起動させることが可能になるので、これによっても設備コストが安価に抑えられる。
また、補助ボイラや起動装置をもたないので、プラント自体のメインテナンス性、安全性が向上する。
【0029】
さらに今後の可能性として、このようにしてガスタービン10の起動力が得られれば、プラント起動時に外部から大電力の供給を受けなくても、自家発電程度の小電力だけでコンバインドサイクル発電プラントを起動させることが可能になる。
【0030】
なお、本実施形態においては、排熱回収ボイラ30内部の低圧蒸発器33よりも排ガスの流れ方向の下流側にドリフトバーナ45を配置したが、本発明においては、排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成することが可能であれば、空気流形成用バーナの配置は上記位置に限らない。
【0031】
また、本実施形態においては、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49を設けたが、本発明においては、排ガス流路を流れる気体を加熱するのに必要十分な火力を得ることが可能であれば、これら4つの補助燃焼バーナすべてを備える必要はない。
【0032】
本実施形態においては、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49の熱で発生させた蒸気を蒸気タービン20に供給して主軸2に回転力を与えることによってガスタービン10を起動させているが、従来のように起動装置を設けてガスタービン10を起動させてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、排熱回収ボイラに設けた空気流形成用バーナに着火して排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、続いて排熱回収ボイラに設けた補助燃焼バーナに着火して蒸気を発生させた後、ガスタービンの回転を開始することにより、従来のような補助ボイラがなくても補助蒸気を得てコンバインドサイクル発電プラントを起動させることが可能になるので、その分設備コストを安価に抑えることができる。
【0034】
本発明によれば、補助燃焼バーナの熱で発生させた蒸気の圧力を利用してガスタービンを起動することにより、従来のような起動装置がなくてもガスタービンを起動させることが可能になるので、これによっても設備コストが安価に抑えられる。
【0035】
また、本発明によれば、補助ボイラや起動装置をもたないので、プラント自体のメインテナンス性、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図であって、排熱回収方式を採用した1軸型のコンバインドサイクル発電プラントを示す概要図である。
【符号の説明】
1 発電機
2 主軸
10 ガスタービン
20 蒸気タービン
30 排熱回収ボイラ
45 ドリフトバーナ(空気流形成用バーナ)
46,47,48,49 第1から第4の補助燃焼バーナ
60 復水器
【発明の属する技術分野】
本発明は排熱回収方式を採用したコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインドサイクル発電プラントの発電方式としては、ガスタービンで仕事をした後の排ガスを排熱回収ボイラ(H.R.S.G.)に導き、その排熱を利用して蒸気を発生させ、その蒸気を利用して蒸気タービンを駆動する、いわゆる排熱回収方式が一般的であり、実際の導入例も数多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のコンバインドサイクル発電プラントにおいては、プラント起動前および停止中に、蒸気タービンのグランドシール用、復水器の真空上昇もしくは真空保持用として必要な蒸気を発生させる補助ボイラを設けるのが一般的である。ただし、補助ボイラとはいえ、大規模発電用のプラントにおいてはそれに比例して大型のものが必要となり、設備の建設にかかるコストは安価とはいい難い。
【0004】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、補助ボイラを要することなく補助蒸気を発生させることが可能なコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために次のような構成のコンバインドサイクル発電プラントおよびその起動方法を採用する。
すなわち本発明の請求項1に記載したコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンの排ガスが保有する熱を利用して蒸気タービン駆動用の蒸気を発生させる排熱回収ボイラを備えるコンバインドサイクル発電プラントであって、
前記排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成する空気流形成用バーナと、前記排ガス流路を流れる気体を加熱する補助燃焼バーナとを備えることを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2に記載したコンバインドサイクル発電プラントの起動方法は、排熱回収ボイラに設けた空気流形成用バーナに着火して前記排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、続いて前記排熱回収ボイラに設けた補助燃焼バーナに着火することにより、プラント起動時に必要な蒸気を発生させることを特徴とする
。
【0007】
本発明の請求項3に記載したコンバインドサイクル発電プラントの起動方法は、請求項2に記載したコンバインドサイクル発電プラントの起動方法において、前記補助燃焼バーナの熱で発生させた蒸気を前記蒸気タービンに導いて前記ガスタービンを起動することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のコンバインドサイクル発電プラントの実施の形態について図1を参照して説明する。
図1には、排熱回収方式を採用した1軸型のコンバインドサイクル発電プラントを示す。図に示すように、この1軸型のコンバインドサイクル発電プラントは、主要な構成要素として、発電機1と、ガスタービン10と、蒸気タービン20と、排熱回収ボイラ30と、復水器60とを備えている。
【0009】
ガスタービン10には、空気圧縮機11と、燃焼器12と、タービン13とが具備されている。蒸気タービン20には、高圧、中圧、低圧の3つのタービン21,22,23が具備されている。ガスタービン10と蒸気タービン20とは、発電機1に接続された主軸2を共有し、ガスタービン10においては燃焼ガスがタービン13に対してなす仕事、蒸気タービン20においては蒸気が各タービン21,22,23に対してなす仕事をともに主軸2の回転力として取り出して空気圧縮機11および発電機1を駆動するしくみとなっている。
【0010】
排熱回収ボイラ30には、ガスタービン10において発生した排ガスの流路をなす筐体30aの内部に、高圧、中圧、低圧の3つの蒸発器31,32,33が、排ガスの流れる方向に沿って順に設置されている。各蒸発器31,32,33には、それぞれ高圧、中圧、低圧の3つのドラム34,35,36が併設されている。
【0011】
高圧蒸発器31よりも排ガスの流れ方向の上流側には、高圧ドラム34から導出される高圧蒸気を過熱する一次、二次の2つの高圧過熱器37a,37bと、高圧タービン21に対して仕事をした蒸気を再加熱する一次、二次の2つの再熱器38a,38bとが設置されている。
【0012】
高圧蒸発器31と中圧蒸発器32との間には、中圧ドラム35から導出される中圧蒸気を過熱する中圧過熱器39と、低圧ドラム36から導出される低圧蒸気を過熱する低圧過熱器40とが設置されている。
【0013】
排熱回収ボイラ30には、低圧蒸発器33よりも排ガスの流れ方向の下流側に、筐体30aの内部に構成される排ガス流路に空気の流れを形成するドリフトバーナ(空気流形成用バーナ)45が設置されている。
【0014】
一次、二次の高圧過熱器37a,37bおよび一次、二次の再熱器38a,38bよりも排ガスの流れ方向の上流側には、排ガス流路を流れる気体を加熱する第1の補助燃焼バーナ46が設けられている。さらに、高圧蒸発器31よりも上流側には第2の補助燃焼バーナ47が、中圧蒸発器32よりも上流側には第3の補助燃焼バーナ48が、低圧蒸発器33よりも上流側には第4の補助燃焼バーナ49がそれぞれ設けられている。
【0015】
一次、二次の高圧過熱器37a,37bにおいて過熱された蒸気を高圧タービン21に供給する蒸気経路50には、蒸気の一部を中圧ドラム35に供給する分岐蒸気経路51が設けられている。また、一次、二次の再熱器38a,38bにおいて再加熱された蒸気を中圧タービン32に供給する蒸気経路52には、再加熱された蒸気の一部を低圧ドラム36に供給する分岐蒸気経路53が設けられている。
【0016】
続いて、上記のような構成のコンバインドサイクル発電プラントにおける起動の仕方、および定常な状態からの停止の仕方について説明する。
まず、主軸2がターニング回転(2〜3rev/min)している状態から、ドリフトバーナ41に着火する。ドリフトバーナ45に着火すると、煙突効果によって排熱回収ボイラ30内部の排ガス流路に空気の流れが生じる。また、ドリフトバーナ45の着火に前後して給水ポンプ61を起動させ、復水器60から排熱回収ボイラ30の高圧、中圧、低圧の各ドラム34,35,36に給水を開始する。
【0017】
排熱回収ボイラ30内部に空気の流れが生じたことを確認したら、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火する。各補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火したことで排熱回収ボイラ30内部を流れる空気(燃焼ガス)の温度が上昇したら、ドリフトバーナ45の火力を徐々に弱めて停止させる。
【0018】
排熱回収ボイラ30内部を流れる空気(燃焼ガス)の温度が上昇することで、高圧、中圧、低圧の各ドラム34,35,36のそれぞれに併設された高圧、中圧、低圧の各蒸発器31,32,33において蒸気が発生する。
高圧蒸発器31において発生した蒸気は、高圧ドラム34から押し出され、一次、二次の高圧過熱器37a,37bにおいて過熱された後、一部を除いて高圧タービン21に配送されるが、この時点では蒸気タービン20を起動させていないので、高圧タービンバイパス弁64を開くことによって高圧タービン21をバイパスし、排熱回収ボイラ30に戻される。高圧タービン21に配送されなかった蒸気は、分岐蒸気経路51を通じて中圧ドラム35に戻され、中圧ドラム35内部で生成される蒸気の昇圧に寄与する。
【0019】
中圧蒸発器32において発生した蒸気は、中圧ドラム35から押し出され、中圧過熱器39において過熱された後、高圧タービン21をバイパスして排熱回収ボイラ30に戻された蒸気とともに一次、二次の再熱器38a,38bにおいて再加熱される。一次、二次の再熱器38a,38bにおいて再加熱された蒸気は、一部を除いて中圧タービン22に配送されるが、やはりこの時点では蒸気タービン20を起動させていないので、中圧タービンバイパス弁65を開くことによって中圧タービン22をバイパスされ、復水器60に戻される。中圧タービン22に配送されなかった蒸気は、分岐蒸気経路53を通じて低圧ドラム36に戻され、低圧ドラム36内部で生成される蒸気の昇圧に寄与する。
【0020】
低圧蒸発器33において発生した蒸気は、低圧ドラム36から押し出され、低圧過熱器40において過熱され、低圧タービン23に配送されるが、やはりこの時点では蒸気タービン20を起動させていないので、低圧タービンバイパス弁66を開くことによって低圧タービン23をバイパスし、復水器60に戻される。
【0021】
復水器60と排熱回収ボイラ30との間で給水/復水系統が確立し、中圧ドラム35、低圧ドラム36のそれぞれにおいて十分な蒸気圧力が確保できたら、高圧タービン21をバイパスした蒸気の一部を抽出し、これを補助蒸気として利用して蒸気タービン20のグランドシールを開始し、次いで復水器60の真空上昇を開始する。真空上昇を進める間に、各部の予熱を行う。
【0022】
復水器60の真空上昇が完了したら、中圧タービン加減弁70を開き、中圧タービンバイパス弁65を調整して中圧タービン22に蒸気を供給することによって主軸2に回転力を与え、ガスタービン10を着火させることが可能な回転速度にまで昇速する。ところで、主軸2の回転数を高めるとガスタービン10の空気圧縮機11およびタービン13が空気を搬送する作用を生み、排熱回収ボイラ30内部を流れる空気の流量が増加し、排熱回収ボイラ30内部の温度が低下して蒸気の生成量が低下する可能性がある。これに対しては、高圧、中圧の2つのドラム34,35の設定圧力および排熱回収ボイラ30自体の保有熱量を高くすることで回避可能である。
【0023】
主軸2の回転速度が、ガスタービン10を着火させるに足る速度にまで達したら、中圧タービン加減弁70を全閉として中圧タービンへの蒸気の供給を断ち、ガスタービン10のパージを行ってから燃焼器12に着火してガスタービン10の着火操作を実行する。なお、ガスタービン10の昇速、着火前にドリフトバーナ45および第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49によりガスタービン10の燃焼器12およびタービン13には十分な量の空気が流れているので、上記のパージ操作は省略することも可能である。
【0024】
ガスタービン10の着火が完了したら、排熱回収ボイラ30がガスタービン10の起動に必要な蒸気を発生できるよう、ガスタービン10の排ガス温度を定格温度近くにまで昇温制御する。また、各タービンバイパス弁64,65、66、分岐経路弁67,68、および各タービン加減弁69,70,71等を操作し、蒸気タービン20に供給する蒸気を調整する。なお、ガスタービン10の着火速度からの昇速には起動装置の助けが必要であるが、この場合は蒸気タービン20(主に中圧タービン22および低圧タービン23)が起動装置の役割を担うこととなる。
【0025】
ガスタービン10の排ガス温度が昇温したら、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49を順次停止させる。以上で一軸を共有するガスタービン10および蒸気タービン20は定格速度に到達する。この後の発電機の系統併入、負荷増加等の操作は基本的に従来のコンバインドサイクル発電プラントと変わるところはない。
【0026】
コンバインドサイクル発電プラントを停止させるには、燃焼器12への燃料投入を停止するのに前後して、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火する。第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49に着火することで、ガスタービン10が停止して高温の排ガスが排熱回収ボイラ30に供給されなくなっても、排熱回収ボイラ30内部を流れる空気(燃焼ガス)の温度が急激に低下することはない。したがって、排熱回収ボイラ30は、ガスタービン10が停止してもしばらくの間は蒸気を発生させることが可能であり、燃焼器12等への冷却用蒸気の供給断や、蒸気タービン20の蒸気によるグランドシールが維持される。
【0027】
排熱回収ボイラ30にドリフトバーナ45、および第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49を設け、上記の手順に従って蒸気を発生させることにより、従来のような補助ボイラがなくても補助蒸気を得てコンバインドサイクル発電プラントを起動させることが可能になるので、その分設備コストを安価に抑えることができる。
【0028】
しかも、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49の熱で発生させた蒸気を蒸気タービン20に供給して主軸2に回転力を与えることにより、従来のような起動装置がなくても蒸気タービン20がその役割を担い、ガスタービン10を起動させることが可能になるので、これによっても設備コストが安価に抑えられる。
また、補助ボイラや起動装置をもたないので、プラント自体のメインテナンス性、安全性が向上する。
【0029】
さらに今後の可能性として、このようにしてガスタービン10の起動力が得られれば、プラント起動時に外部から大電力の供給を受けなくても、自家発電程度の小電力だけでコンバインドサイクル発電プラントを起動させることが可能になる。
【0030】
なお、本実施形態においては、排熱回収ボイラ30内部の低圧蒸発器33よりも排ガスの流れ方向の下流側にドリフトバーナ45を配置したが、本発明においては、排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成することが可能であれば、空気流形成用バーナの配置は上記位置に限らない。
【0031】
また、本実施形態においては、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49を設けたが、本発明においては、排ガス流路を流れる気体を加熱するのに必要十分な火力を得ることが可能であれば、これら4つの補助燃焼バーナすべてを備える必要はない。
【0032】
本実施形態においては、第1から第4の補助燃焼バーナ46,47,48,49の熱で発生させた蒸気を蒸気タービン20に供給して主軸2に回転力を与えることによってガスタービン10を起動させているが、従来のように起動装置を設けてガスタービン10を起動させてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、排熱回収ボイラに設けた空気流形成用バーナに着火して排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、続いて排熱回収ボイラに設けた補助燃焼バーナに着火して蒸気を発生させた後、ガスタービンの回転を開始することにより、従来のような補助ボイラがなくても補助蒸気を得てコンバインドサイクル発電プラントを起動させることが可能になるので、その分設備コストを安価に抑えることができる。
【0034】
本発明によれば、補助燃焼バーナの熱で発生させた蒸気の圧力を利用してガスタービンを起動することにより、従来のような起動装置がなくてもガスタービンを起動させることが可能になるので、これによっても設備コストが安価に抑えられる。
【0035】
また、本発明によれば、補助ボイラや起動装置をもたないので、プラント自体のメインテナンス性、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図であって、排熱回収方式を採用した1軸型のコンバインドサイクル発電プラントを示す概要図である。
【符号の説明】
1 発電機
2 主軸
10 ガスタービン
20 蒸気タービン
30 排熱回収ボイラ
45 ドリフトバーナ(空気流形成用バーナ)
46,47,48,49 第1から第4の補助燃焼バーナ
60 復水器
Claims (3)
- ガスタービンの排ガスが保有する熱を利用して蒸気タービン駆動用の蒸気を発生させる排熱回収ボイラを備えるコンバインドサイクル発電プラントであって、
前記排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成する空気流形成用バーナと、前記排ガス流路を流れる気体を加熱する補助燃焼バーナとを備えることを特徴とするコンバインドサイクル発電プラント。 - 排熱回収ボイラに設けた空気流形成用バーナに着火して前記排熱回収ボイラ内部の排ガス流路に空気の流れを形成し、
続いて前記排熱回収ボイラに設けた補助燃焼バーナに着火することにより、プラント起動時に必要な蒸気を発生させることを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動方法。 - 前記補助燃焼バーナの熱で発生させた蒸気を前記蒸気タービンに導いて前記ガスタービンを起動することを特徴とする請求項2記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動方法。
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