JP5478673B2 - 着脱ルーフ付き車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体のルーフにルーフ開口部が設けられ、ルーフ開口部に着脱自在に着脱ルーフが設けられ、着脱ルーフのソフトトップでルーフ開口部を覆う着脱ルーフ付き車体構造に関する。
着脱ルーフ付き車体構造として、車体のルーフ開口部に着脱ルーフが着脱自在に取り付けられ、ルーフ開口部から取り外した着脱ルーフを折畳み可能に構成したものが知られている。
この着脱ルーフは、骨格部材(フロントアーム、リアアーム)で幌布などのソフトトップを支持することにより形成された着脱可能なルーフである。フロントアームおよびリアアームを折畳み可能な可動式に形成することにより着脱ルーフを畳むことができる。
よって、畳んだ着脱ルーフの格納空間を小さく抑えることが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3517929号公報
しかし、特許文献1の着脱ルーフでは、着脱ルーフを畳んで収納するために、可動式のフロントアームおよびリアアームが設けられている。このため、フロントアームやリアアームで構成される骨格部材の構成が複雑になる。
骨格部材の構成を簡素にする手段として、フロントアームやリアアームに代えて可撓性を有するワイヤ部材を設けることが考えられる。ワイヤ部材を弾性変形させることにより着脱ルーフを畳むことが可能である。
ここで、着脱ルーフにワイヤ部材を設けた場合、ルーフ開口部および着脱ルーフ間の密封性(シール性)を保つためにワイヤ部材に下向きの押付力を発生させることが要求される。ワイヤ部材の下向き押付力を利用してルーフ開口部側のシール部材にソフトトップを好適に当接できるので、ルーフ開口部および着脱ルーフ間の密封性(シール性)を保つことが可能である。
しかし、ワイヤ部材の押付力を利用してルーフ開口部側のシール部材にソフトトップを好適に当接させた場合、ソフトトップがシール部材で上方に押し上げられ、着脱ルーフの外観性を良好に維持する工夫が要求される。
本発明は、着脱ルーフの外観性を良好に維持できる着脱ルーフ付き車体構造を提供することを課題とする。
請求項1は、車体のルーフに設けられたルーフ開口部と、前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、前記ソフトトップに設けられ、前記ルーフ開口部に沿う前記ソフトトップの縁部を下方に押し付けるワイヤ部材と、前記ルーフ開口部の開口縁部に設けられ、前記ソフトトップの縁部に当接するシール部材と、を備え、前記ソフトトップは、前記ルーフ開口部の上方に露出する上部シートと、該上部シートの縁部の室内側に設けられ、前記シール部材に当接可能な下部シートと、を備え、前記下部シートが前記ワイヤ部材で室内側に引っ張られることにより、前記下部シートが前記シール部材に当接し、前記ソフトトップは、前記上部シートと前記下部シートとの間に設けられ、前記下部シートよりも剛性が高く、かつ可撓性を有する補強部材を備え、前記補強部材は、前記ソフトトップの縁部に沿う第1接合部と、該第1接合部から所定距離だけ離間して該第1接合部と平行に延びる第2接合部とを有し、前記下部シートは、前記上部シートに対して交差する方向に延在され、前記シール部材に当接するシール壁部を備えていると共に、前記第1接合部に接合される第1シート接合部と、前記第2接合部に接合される第2シート接合部とを有し、前記第1シート接合部および前記第2シート接合部間の幅寸法が前記所定距離よりも大きく形成され、前記補強部材および前記下部シートの間で、かつ前記第1接合部および前記第2接合部の間に前記ワイヤ部材が配置され、前記第1接合部および前記第2接合部間の前記下部シートに前記シール壁部が形成され、前記上部シートは、前記第1接合部および前記第2接合部のうち、前記第2接合部を除いて前記第1接合部に接合されたことを特徴とする着脱ルーフ付き車体構造。
請求項は、前記シール壁部は、前記下部シートの前記ワイヤ部材に当接する箇所から前記第2接合部まで延ばされた部位で形成された内側壁部を備え、前記シール部材は、前記内側壁部が当接する第1シール部を備えたことを特徴とする。
請求項は、前記シール壁部は、前記下部シートの前記ワイヤ部材に当接する箇所から前記第1接合部まで延ばされた部位で形成された外側壁部を備え、前記シール部材は、前記外側壁部が当接する第2シール部を備えたことを特徴とする。
請求項は、前記補強部材および前記下部シートの間に、可撓性を有する充填部材が設けられたことを特徴とする。
請求項は、車体のルーフに設けられたルーフ開口部と、前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、前記ソフトトップに設けられ、前記ルーフ開口部に沿う前記ソフトトップの縁部を下方に押し付けるワイヤ部材と、前記ルーフ開口部の開口縁部に設けられ、前記ソフトトップの縁部に当接するシール部材と、を備え、前記ソフトトップは、前記ルーフ開口部の上方に露出する上部シートと、該上部シートの縁部の室内側に設けられ、前記シール部材に当接可能な下部シートと、を備え、前記下部シートが前記ワイヤ部材で室内側に引っ張られることにより、前記下部シートが前記シール部材に当接し、前記ルーフ開口部の開口縁部は車幅方向の中央部が車体外方に向けて膨出するように湾曲状に形成され、前記ルーフ開口部の開口縁部のうち車幅方向の中央部に設けられ、前記ワイヤ部材を車体外方で、かつ、下方に向けて案内するワイヤ案内部を備え、前記ワイヤ案内部で前記ワイヤ部材を案内することにより、前記ワイヤ部材を前記ルーフ開口部の開口縁部に沿わせて配置することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ソフトトップに上部シートと下部シートとを備えた。さらに、下部シートをワイヤ部材で室内側に押し付ける(押圧する)ことにより下部シートをシール部材に当接するようにした。
下部シートをシール部材に当接することにより、ルーフ開口部およびソフトトップ間の密封性(シール性)を保つことができる。
さらに、下部シートをシール部材に当接させることにより、上部シートをシール部材に当接させる必要がない。これにより、上部シートがシール部材で上方に押し上げられることを防止できるので、着脱ルーフの外観性を良好に維持できる。
加えて、請求項に係る発明では、下部シートのシール壁部を上部シートに対して交差する方向に延在し、このシール壁部をシール部材に当接するようにした。
上部シートに対して交差させてシール壁部を配置することにより、シール部材がシール壁部に当接する方向(すなわち、シール部材の当接方向)を上部シートに対して傾斜させることができる。
これにより、シール部材の当接方向を上部シートに対して直交させた場合と比べて、シール部材で上部シートが上方に押し上げられることを一層良好に防止できる。
加えて、請求項に係る発明では、下部シートの第1シート接合部および第2シート接合部間の幅寸法を、補強部材の第1接合部および第2接合部間の所定距離よりも大きく形成した。さらに、補強部材および下部シートの間で、かつ第1接合部および第2接合部の間にワイヤ部材を配置した。
よって、下部シートをワイヤ部材で室内側に付勢することにより、下部シートを室内側に向けて略V字状に突出させることができる。これにより、下部シートを上部シートに対して交差させることが可能になり、下部シートで略V字状のシール壁部を簡単に形成することができる。
加えて、請求項に係る発明では、第1接合部および第2接合部のうち第1接合部に上部シートを接合した。第1接合部はソフトトップの縁部に沿って設けられている。
よって、上部シートは、ソフトトップの縁部に沿わせて設けられ、ソフトトップの縁部よりも内側の第2接合部に接合されていない。
これにより、上部シートを第2接合部や下部シートから上方に離間させる(逃がす)ことができるので、上部シートがシール部材で上方に押し上げられることを一層良好に防止できる。
請求項に係る発明では、シール壁部の内側壁部を、ワイヤ部材に当接する箇所から第2接合部まで延びるように形成した。
ここで、走行風などで上部シートに上方への引上げ力が作用した際に、上部シートの引上げ力が第1接合部に入力する。第1接合部に引上げ力が入力することにより、第1接合部とともに下部シートの前縁部に引上げ力が入力する。
よって、下部シートがワイヤ部材を軸にして第2接合部を室内側に移動する方向に回転し、内側壁部がシール部材に押し付けられる。これにより、走行風などで上部シールに引上げ力が作用した場合でも、ルーフ開口部およびソフトトップ間の密封性を保つことができる。
請求項に係る発明では、シール壁部の外側壁部を、ワイヤ部材に当接する箇所から第1接合部まで延びる部位で形成した。よって、下部シートをワイヤ部材で室内側に付勢することにより、内側壁部および外側壁部の2つの壁部を形成することができる。
これにより、内側壁部および外側壁部の2つの壁部に、それぞれ第1シール部および第2シール部を当接でき、ルーフ開口部およびソフトトップ間の密封性を保つことができる。
請求項に係る発明では、補強部材および下部シートの間に可撓性を有する充填部材を設けた。よって、下部シートのシール壁部にシール部材を当接した際に、シール壁部がシール部材の反対側に凹むことを充填部材で防止できる。
これにより、シール壁部およびシール部材間の密封性を一層好適に保つことができる。
さらに、充填部材は可撓性を有する部材であり、折畳みが可能である。これにより、充填部材を折り畳むことによりソフトトップを容易に畳むことができる。
請求項に係る発明では、ルーフ開口部の開口縁部のうち中央部にワイヤ案内部を設け、ワイヤ案内部でワイヤ部材を車体外方で、かつ、下方に向けて案内するようにした。よって、ワイヤ案内部でワイヤ部材を案内することにより、湾曲状に形成されたルーフ開口部の開口縁部に沿わせてワイヤ部材を配置できる。
これにより、湾曲状に形成されたルーフ開口部の開口縁部とソフトトップの縁部との間の間隙を一定に確保でき、ルーフ開口部およびソフトトップ間の密封性を保つことができる。
本発明に係る実施例1の着脱ルーフ付き車体構造を示す斜視図である。 図1の着脱ルーフ付き車体構造から着脱ルーフを外した状態を示す分解斜視図である。 図1の3矢視図である。 図2の着脱ルーフ付き車体構造を車体後方から見た状態を示す斜視図である。 実施例1の着脱ルーフ付き車体構造の前シール部材とソフトトップの関係を示す分解斜視図である。 図2の着脱ルーフを示す斜視図である。 実施例1の左ロック部を示す断面図である。 図7の8−8線断面図である。 実施例1の前係合部および前ロックピンを分解した状態を示す断面図である。 図7の前ロックピンをロック解除位置に向けて移動する状態を示す断面図である。 (a)は図10の11−11線断面図、(b)は図11(a)の11b部拡大図である。 図10の前ロックピンをロック解除位置まで移動した状態を示す断面図である。 図12の13−13線断面図である。 図1の14−14線断面図である。 図14の着脱ルーフ付き車体構造から着脱ルーフを外した状態を示す断面図である。 図1の16−16線断面図である。 図16の着脱ルーフ付き車体構造から着脱ルーフを外した状態を示す断面図である。 図6の着脱ルーフを畳んだ状態を示す斜視図である。 本発明に係る前ロックピンをロック位置からロック解除位置に向けて移動する例を説明する図である。 本発明に係る前ロックピンのガイド部が被ガイド部に係合した例を説明する図である。 本発明に係る前ロックピンがロック解除位置まで移動した例を説明する図である。 本発明に係るルーフ開口部から着脱ルーフを外す例を説明する図である。 本発明に係るルーフ開口部およびソフトトップ間の密封性を保つ例を説明する図である。 本発明に係る実施例2の着脱ルーフ付き車体構造を示す斜視図である。 本発明に係る実施例3の着脱ルーフ付き車体構造を示す断面図である。 本発明に係る実施例4の着脱ルーフ付き車体構造を示す断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例1に係る着脱ルーフ付き車体構造10について説明する。
図1、図2に示すように、着脱ルーフ付き車体構造10は、車体11の前両側部11aから車体後方に向けて傾斜状に延出された左右のフロントピラー12と、左右のフロントピラー12間に架け渡されたフロントルーフレール(一対の車体側ルーフレールの一方)14と、車体11の後両側部11bに設けられたロールバー15と、左フロントピラー12およびロールバー15間に設けられた左サイドドア21と、右フロントピラー12およびロールバー15間に設けられた右サイドドア21(図3参照)とを備えている。
さらに、着脱ルーフ付き車体構造10は、フロントルーフレール14およびロールバー15のリアルーフレール(一対の車体側ルーフレールの他方)16で形成されたルーフ開口部23と、ルーフ開口部23に設けられたシール手段26と、ルーフ開口部23に着脱自在に設けられた着脱ルーフ30とを備えている。
ルーフ開口部23は、フロントルーフレール14およびリアルーフレール16が所定間隔をおいて設けられることにより、フロントルーフレール14およびリアルーフレール16で車体11のルーフに形成されている。
フロントルーフレール14に、ルーフ開口部23の前開口縁部(一対の開口縁部の一方)24が形成されている。また、リアルーフレール16に、ルーフ開口部23の後開口縁部(一対の開口縁部の他方)25が形成されている。
図3に示すように、前開口縁部24および後開口縁部25は車幅方向に延在され、互いに対向するように設けられている。
前開口縁部24は、車幅方向の中央部24aが車体前方(車体外方)に向けて膨出するように湾曲状に形成されている。
図4に示すように、フロントルーフレール14は、左端部14aの係合部32(図3、図7も参照)に設けられた左側の前係合孔(車体側係合孔)33と、右端部14bの係合部32に設けられた右側の前係合孔(車体側係合孔)33とを備えている。
左右側の前係合孔33は、フロントルーフレール14と交差する方向(すなわち、車体前後方向)に向けて形成(開口)されている。
図2に示すように、リアルーフレール16は、左端部16aに設けられた左側の後係合孔35(車体側係合孔)と、右端部16bに設けられた右側の後係合孔35(車体側係合孔)とを備えている。
左右側の後係合孔35は、リアルーフレール16と交差する方向(すなわち、車体前後方向)に向けて形成(開口)されている。
なお、左右側の前係合孔33および左右側の後係合孔35は同様の役割を果たす孔であり、以下、左側の前係合孔33について説明して右側の前係合孔33や左右側の後係合孔35の説明を省略する。
図4、図5に示すように、ルーフ開口部23にシール手段26が設けられている。
シール手段26は、前開口縁部24に設けられた前シール部材27と、後開口縁部25に設けられた後シール部材28(図2参照)とを備えている。
前シール部材27は、着脱ルーフ30の前縁部に当接することにより前縁部との密封性を確保可能に形成されている。
後シール部材28は、着脱ルーフ30の後縁部に当接することにより後縁部との密封性を確保可能に形成されている。
なお、前シール部材27および後シール部材28は類似部材であり、以下、前シール部材27について説明して後シール部材28の説明を省略する。
図1、図2に示すように、ルーフ開口部23に着脱ルーフ30が着脱自在に設けられている。ルーフ開口部23に着脱ルーフ30を取り付けることにより、着脱ルーフ30でルーフ開口部23が覆われる。
ルーフ開口部23から着脱ルーフ30を外すことにより、ルーフ開口部23が開放状態に保たれる。
図2、図6に示すように、着脱ルーフ30は、フロントルーフレール14およびリアルーフレール16間に着脱可能に取り付けられた左右のサイドレール(一対の着脱式レール)41と、左右のサイドレール41をルーフ開口部23に取り付けるロック手段42と、左右のサイドレール41に設けられたソフトトップ43と、ソフトトップ43の前部に設けられた前ワイヤ部材(ワイヤ部材)44と、ソフトトップ43の後部に設けられた後ワイヤ部材(ワイヤ部材)45とを備えている。
さらに、着脱ルーフ30は、ソフトトップ43を補強する複数の補強バー46が着脱自在に取り付けられている。
前ワイヤ部材44は、ソフトトップ43の前縁部(縁部)43cを前開口縁部24(具体的には、前シール部材27(図4参照))に向けて下方に押圧する(押し付ける)部材である。
後ワイヤ部材45は、ソフトトップ43の後縁部43dを後開口縁部25(具体的には、後シール部材28)に向けて下方に押圧する(押し付ける)部材である。
よって、左右のサイドレール41がルーフ開口部23に設けられることにより、前開口縁部24に沿って前縁部43cが配置され、かつ、後開口縁部25に沿って後縁部43dが配置される。
この状態において、ルーフ開口部23がソフトトップ43で上方から覆われる(図1参照)。
左サイドレール41は、前開口縁部24の左端部24bおよび後開口縁部25の左端部25a間に架け渡されることにより、前後の左端部24b,25a間に左レール縁部(縁部)47を形成する骨格材である。
右サイドレール41は、前開口縁部24の右端部24cおよび後開口縁部25の右端部25b間に架け渡されることにより、前後の右端部24c,25b間に右レール縁部(縁部)47を形成する骨格材である。
なお、左右のサイドレール41は類似部材であり、以下、左サイドレール41について説明して右サイドレール41の説明を省略する。
左右のサイドレール41にロック手段42が備えられている。
ロック手段42は、左サイドレール41に設けられた左ロック部61と、右サイドレール41に設けられた右ロック部62とを備えている。
左ロック部61は、前開口縁部24の左端部24bおよび後開口縁部25の左端部25aに左サイドレール41を係止する機能を備えている。
右ロック部62は、前開口縁部24の右端部24cおよび後開口縁部25の右端部25bに右サイドレール41を係止する機能を備えている。
なお、左右のロック部61,62は左右対称の部材であり、以下、左ロック部61について説明して右ロック部62の説明を省略する。
図7、図8に示すように、左ロック部61は、左サイドレール41に支持軸64を介して回動自在に支持されたロック操作部65と、ロック操作部65の上アーム66に連結された前ロッド71と、前ロッド71の前端部71aに連結された前ロックピン(ロックピン)72と、前ロックピン72を移動可能(スライド可能)に支持する前サイド部材74とを備えている。
前サイド部材74は左サイドレール41に設けられている。
前サイド部材74に前係合部(着脱式レール側係合部)75が形成され、前係合部75に前ロックピン72が移動可能(スライド可能)に挿通されている。
さらに、左ロック部61は、図6に示すように、ロック操作部65の下アーム67に連結された後ロッド76と、後ロッド76の後端部に連結された後ロックピン(ロックピン)77と、後ロックピン77が移動可能(スライド可能)に支持する後サイド部材78とを備えている。
後サイド部材78に後係合部(着脱式レール側係合部)79が形成され、後係合部79に後ロックピン77が移動可能(スライド可能)に挿通されている。
左ロック部61によれば、図7に示すロック操作部65の操作レバー68を操作することにより、ロック操作部65が支持軸64を軸にして回動する。ロック操作部65が回動することにより前後のロックピン72,77が車体前後方向(左サイドレール41の長手方向)に向けて矢印Aの如く移動する。
なお、後ロックピン77および後係合部78は、前ロックピン72および前係合部75と同様の構成であり、以下、前ロックピン72および前係合部75について説明して後ロックピン77および後係合部78の説明を省略する。
具体的には、図7、図8に示すように、ロック操作部65を操作することにより、前ロックピン72がロック位置P1に保持される。
また、図10、図11に示すように、ロック操作部65を操作することにより、前ロックピン72がロック位置P1およびロック解除位置P2間に配置される。
さらに、図12、図13に示すように、ロック操作部65を操作することにより、前ロックピン72がロック解除位置P2に保持される。
すなわち、前ロックピン72は、図7、図8に示すように、ロック位置P1およびロック解除位置P2(図13も参照)間で車体前後方向(フロントルーフレール14と交差(略直交)する方向)に移動可能なピンである。
前ロックピン72は、同一外径で断面円形に形成された後部81、中央傾斜部82および前部83が平面視で略クランク状に形成されている。後部81の後端部81aが前ロッド71の前端部71aに連結されている。
図9に示すように、前ロックピン72は、後部81の外表面に形成された停止部85と、中央傾斜部82の外表面に形成されたガイド部86と、前部83の外表面に形成された係止部87とを有する。
前ロックピン72の外表面を利用して停止部85、ガイド部86および係止部87を形成することにより、停止部85、ガイド部86および係止部87を簡単な構成で形成できるので構成の簡略化を図ることができる。
ロック位置P1は、図8に示すように、前ロックピン72の係止部87が、係合部32の前係合孔33に係合する位置である。
ロック解除位置P2は、図13に示すように、前ロックピン72の係止部87が係合部32の前係合孔33から解放される位置である。
図9に示すように、停止部85は、前ロックピン72のうち後部81の外表面において全周に設けられている。停止部85は、ガイド部86よりも係合部32とは反対側において前ロックピン72の移動方向(矢印A方向)と平行に延出されている。
この停止部85は、図8に示すように、前ロックピン72がロック位置P1に配置された状態において被停止部92に係合するように形成されている。
図9に示すように、ガイド部86は、前ロックピン72のうち中央傾斜部82の外表面において全周に設けられている。このガイド部86は、停止部85の前端85aから係合部32に向かうにつれて右サイドレール41(図6参照)側に向かって傾斜されている。
さらに、図11に示すように、ガイド部86は、前ロックピン72がロック位置P1からロック解除位置P2まで移動する間に被ガイド部91に係合するように形成されている。
図9に示すように、係止部87は、前ロックピン72のうち前部83の外表面において全周に設けられている。この係止部87は、ガイド部86の前端86aから車体前方に向けて前ロックピン72の移動方向(矢印A方向)と平行に延出されている。
さらに、係止部87は、図8に示すロック位置P1において前係合孔33に係合(挿通)され、図12に示すロック解除位置P2において前係合孔33から解放されるように形成されている。
図8に示すように、ロック位置P1において係止部87が前係合孔33に係合した状態において、左サイドレール41が車幅方向外側(矢印B方向)に移動される。
左サイドレール41が移動されることにより、ソフトトップ43(図6参照)が張った状態に保持される。
ここで、左サイドレール41が車幅方向外側(矢印B方向)に移動することにより支持軸64(図7参照)が車幅方向に移動する。一方、係止部87(すなわち、前ロックピン72)は前係合孔33に係合されている。よって、前ロックピン72と支持軸64(図7参照)とに車幅方向のずれが生じる。
ところで、前ロッド71は、図7に示すように、比較的長尺なロッドであり、ある程度の弾性変形が許容される。
これにより、前ロックピン72と支持軸64との車幅方向のずれを前ロッド71の弾性変形で許容することができる。
前係合部75は、左サイドレール41の前サイド部材74に設けられ、前ロックピン72が挿通された状態で移動可能に係合される挿通孔である。
この前係合部75は、内周面(すなわち、挿通孔の内周面)に形成された被ガイド部91および被停止部92を備えている。
このように、前係合部75を挿通孔として、挿通孔の内周面を利用して被ガイド部91および被停止部92を形成することにより、被ガイド部91および被停止部92を簡単な構成で形成できるので構成の簡略化を図ることができる。
図9、図11に示すように、被ガイド部91は、前ロックピン72のガイド部86と同じ方向に傾斜され、かつガイド部86と係合する面である。この被ガイド部91は、第1被ガイド部91aと、第2被ガイド部91bとを備えている。
第1被ガイド部91aは、前係合部75(すなわち、挿通孔)のうち右サイドレール41(図6参照)側で、かつ、係合部32側に設けられている。
第2被ガイド部91bは、前係合部(挿通孔)75のうち右サイドレール41とは反対側で、かつ係合部32とは反対側に設けられている。
被ガイド部91として第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91bが備えられている。第1被ガイド部91aはガイド部86の部位86bを案内でき、第2被ガイド部91bは部位86cを案内できる。
部位86bは、ガイド部86のうち右サイドレール41(図6参照)側で、かつ係合部32側の部位である。
部位86cは、ガイド部86のうち右サイドレール41とは反対側で、かつ係合部32とは反対側(すなわち、左サイドレール41側)の部位である。
これにより、第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91bでガイド部86の両部位(両側部)86b,86cを案内できるので、ガイド部86(すなわち、前ロックピン72)をより円滑に案内することができる。
さらに、第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91bは平行に延出されている。
よって、第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91bでガイド部86を同じ方向に支えることにより、ガイド部86が被ガイド部91に対して傾くことを防止できる。
これにより、被ガイド部91(第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91b)でガイド部86を一層円滑に案内することができる。
加えて、第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91b間のガイド距離(距離)がD1に設定されている。
ガイド距離D1は、第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91bにロックピン72を接触させた状態で挿通可能となるように前ロックピン72の外径と同等に設定されている。
ガイド距離D1は、ガイド部86の移動方向(矢印C方向)に対して直交する方向の距離である。
これにより、第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91bでガイド部86を良好に支えることにより、ガイド部86が第1、第2の被ガイド部91a,91bに対して傾くことを防止できる。
これにより、被ガイド部91(第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91b)でガイド部86を一層円滑に案内することができる。
図8、図9に示すように、被停止部92は、前ロックピン72の移動方向(矢印A方向)と平行に延び、かつ前ロックピン72の停止部85と係合する面である。
この被停止部92は、第1被停止部92aと、第2被停止部92bとを備えている。
第1被停止部92aは、前係合部75(すなわち、挿通孔)のうち右サイドレール41(図6参照)側で、かつ第1被ガイド部91aよりも係合部32とは反対側に設けられている。
第2被停止部92bは、前係合部(挿通孔)75のうち右サイドレール41とは反対側で、かつ第2被ガイド部91bよりも係合部32側に設けられている。
このように、被停止部92として第1被停止部92aおよび第2被停止部92bが備えられている。第1被停止部92aは部位85bを保持でき、第2被停止部92bは部位85cを保持できる。
部位85bは、停止部85のうち右サイドレール41(図6参照)側で、かつ第1被ガイド部91aよりも係合部32とは反対側(すなわち、左サイドレール41側)に設けられた部位である。
部位85cは、停止部85のうち右サイドレール41とは反対側で、かつ第2被ガイド部91bよりも係合部32側に設けられた部位である。
これにより、第1被停止部92aおよび第2被停止部92bで停止部85の両部位(両側部)85b,85cを保持できるので、停止部85(すなわち、前ロックピン72)をロック位置P1に安定させて一層確実に保持できる。
さらに、第1被停止部92aおよび第2被停止部92bは平行に延出されている。
よって、第1被停止部92aおよび第2被停止部92bで停止部85を同じ方向に支えることにより、停止部85が被停止部92に対して傾くことを防止できる。
これにより、被停止部92(第1被停止部92aおよび第2被停止部92b)で停止部85を一層円滑に案内することができる。
加えて、第1被停止部92aおよび第2被停止部92b間の停止距離(距離)はD2に設定されている。
停止距離D2は、停止部85を第1被停止部92aおよび第2被停止部92bに接触させた状態で挿通可能となるように前ロックピン72の外径と同等に設定されている。
停止距離D2は、停止部85の移動方向(矢印A方向)に対して直交する方向の距離であり、ガイド距離D1と同一である。
よって、第1被停止部92aおよび第2被停止部92bで停止部85を良好に支えることにより、停止部85が第1、第2の被停止部92a,92bに対して傾くことを防止できる。
これにより、被停止部92(第1被停止部92aおよび第2被停止部92b)で停止部85を一層円滑に案内することができる。
また、第1被停止部92aは、前係合部(挿通孔)75のうち右サイドレール41(図6参照)側で、かつ第1被ガイド部91aよりも係合部32とは反対側に設けられている。
さらに、第2被停止部92bは、前係合部(挿通孔)75のうち右サイドレール41とは反対側で、かつ第2被ガイド部91bよりも係合部32側に設けた。
よって、ガイド部86が被ガイド部91(第1被ガイド部91aおよび第2被ガイド部91b)に係合しているときに、ガイド部86が被停止部92(第1被停止部92aおよび第2被停止部92b)に係合することを防止できる。
これにより、ガイド部86の移動を被停止部92で抑える虞がなく、ガイド部86(すなわち、前ロックピン72)を円滑に案内することができる。
以上説明したように、前ロックピン72のガイド部86を傾斜させ、ガイド部86を前サイド部材74の前係合部75に係合させるようにした。
よって、前ロックピン72をロック解除位置P2(図13参照)からロック位置P1まで移動する間に、図11に示すように、ガイド部86を前係合部75に係合させることができる。
前係合部75にガイド部86を係合させることにより、左サイドレール41をガイド部86で車体外側に移動させることができる。
これにより、前ロックピン72を移動することにより、左サイドレール41でソフトトップ43(図6参照)や前後のワイヤ部材44,45を張ることができるので、ソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45を張るための作業性を向上させることができる。
図8に示すように、前ロックピン72をロック位置P1に配置した状態で、ソフトトップ43による引張力Fが左サイドレール41(前サイド部材74)に作用する。
この状態で、前ロックピン72をロック位置P1からロック解除位置P2に移動する間に、第2被ガイド部91bにガイド部86が係合する(図11参照)。
ここで、前係合部(挿通孔)75の第2被ガイド部91bがガイド部86と同じ方向に傾斜されている。
よって、図11に示すように、引張力Fの分力Fが第2被ガイド部91bからガイド部86に作用することにより、分力Fでガイド部86がロック解除位置P2に向けて押圧される。
さらに、引張力Fの分力Fは引張力Fより小さい。よって、第2被ガイド部91bおよびガイド部86間の摩擦力が低減する。
このように、分力Fでガイド部86を押圧し、さらに、第2被ガイド部91bおよびガイド部86間の摩擦力を低減することにより、前ロックピン72を比較的小さな操作力でロック解除位置P2方向に移動させることができるので操作力を軽減できる。
一方、図8に示すように、前ロックピン72をロック位置P1に配置した状態で、被停止部92の第1被停止部92aおよび第2被停止部92bに、前ロックピン72の停止部85が係合される。
ここで、被停止部92は、前ロックピン72の停止部85と同様に前ロックピン72の移動方向に延出されている。
すなわち、被停止部92(第1被停止部92aおよび第2被停止部92b)や前ロックピン72の停止部85は引張力Fに対して直交する方向に向いて設けられている。
よって、ソフトトップ43による引張力Fの分力F(図11参照)が前ロックピン72の移動方向へ向けて停止部に作用することを防止できる。
これにより、ソフトトップ43による引張力Fで前ロックピン72がロック解除位置P2に向けて変位することを防いで、前ロックピン72がロック位置P1に安定した状態に保持される。
図2、図6に示すように、左右のサイドレール41にソフトトップ43が設けられている。
ソフトトップ43は、可撓性を有する幌布で平面視において略矩形状に形成されている。
このソフトトップ43は、左サイドレール41に左縁部43aが設けられ、右サイドレール41に右縁部43bが設けられ、前開口縁部24に沿って前縁部43cが配置可能に形成され、後開口縁部25に沿って後縁部43dが配置可能に形成されている。
図5、図14に示すように、ソフトトップ43は、ルーフ開口部23(図2参照)の上方に露出する上部シート101と、上部シート101の前縁部101aに設けられた下部シート103と、上部シート101および下部シート103間に設けられた補強部材105とを備えている。
ソフトトップ43は、上部シート101の前縁部101a、補強部材105の第1接合部105aおよび下部シート103の前縁部(第1シート接合部)103aが重ね合わされた状態で接合(縫合)されている。さらに、ソフトトップ43は、接合された前縁部101a、第1接合部105aおよび前縁部103aが玉縁107で覆われている。
上部シート101は、平面視において略矩形状に形成された可撓性を有する幌布である(図6参照)。
この上部シート101は、前縁部101aが車幅方向に沿って延出され、かつ車体前方に向けて湾曲状に膨出するように形成されている。
図14、図15に示すように、補強部材105は、ソフトトップ43の前縁部43cに沿って設けられ、下部シート103よりも剛性が高く、かつ可撓性を備えた帯状の部材である。
この補強部材105は、前縁部で第1接合部105aが形成され、後縁部で第2接合部105bが形成されている。
第1接合部105aは、ソフトトップ43の前縁部43cに沿うように車幅方向に向けて延出され、かつ車体前方に向けて湾曲状に膨出するように形成されている。
第1接合部105aの上面が上部シート101の前縁部101aに接合(縫合)されている。
具体的には、上部シート101は、第1接合部105aおよび第2接合部105bのうち、第2接合部105bを除いて第1接合部105aに接合(縫合)されている。
さらに、第1接合部105aの下面が下部シート103の前縁部103aに接合(縫合)されている。
第2接合部105bは、第1接合部105aから車体後方に所定距離L1だけ離間して設けられている。この第2接合部105bは、第1接合部105aに対して平行になるように車幅方向に向けて湾曲状に延出されている。
第2接合部105bの下面が下部シート103の後縁部(第2シート接合部)103bに接合(縫合)されている。
すなわち、補強部材105の第1接合部105aおよび第2接合部105bが下部シート103に接合(縫合)されている。
この状態で、補強部材105および下部シート103で閉断面が形成される。さらに、補強部材105および下部シート103の間で、かつ第1接合部105aおよび第2接合部105bの間に前ワイヤ部材44が配置(収容)されている。
前ワイヤ部材44の押付力で下部シート103が室内109側に押圧されることにより、下部シート103が断面略V字状に形成されている。一方、補強部材105が断面直線状に形成されている。
よって、下部シート103は、前縁部103aおよび後縁部103b間の幅寸法(長さ寸法)L2が、第1接合部105aおよび第2接合部105b間の所定距離L1よりも大きく形成されている。
下部シート103は、前ワイヤ部材44の押付力で室内109側に押圧されることにより、前シール部材27に当接可能に幌布で形成されている。
この下部シート103は、補強部材105の第1接合部105aに接合する前縁部103aと、補強部材105の第2接合部105bに接合する後縁部103bと、前縁部103aおよび後縁部103b間に設けられたシール壁部104とを備えている。
シール壁部104は、前ワイヤ部材44の押付力で室内109側に押圧されることにより、第1接合部105aおよび第2接合部105b間に断面略V字状に形成される。
このシール壁部104は、断面略V字状に形成されることにより、上部シート101に対して交差する方向に延在される内側壁部104aおよび外側壁部104bを備える。
内側壁部104aは、シール壁部104のうち前ワイヤ部材44に当接する箇所から後縁部103bまで延出されている。
この内側壁部104aは、前ワイヤ部材44の押付力で室内109側に押圧されることにより、前シール部材27の第1シール部111に当接するように保持されている。
外側壁部104bは、シール壁部104のうち前ワイヤ部材44に当接する箇所から前縁部103aまで延ばされた部位で形成されている。
この外側壁部104bは、下部シート103が前ワイヤ部材44の押付力で室内109側に押圧されることにより、前シール部材27の第2シール部112に当接するように保持されている。
すなわち、シール壁部104は、下部シート103が前ワイヤ部材44の押付力で室内109側に押圧されることにより、前シール部材27に当接するように保持されている。
ここで、下部シート103の幅寸法L2が補強部材105の所定距離L1よりも大きく形成されている。さらに、補強部材105および下部シート103の間で、かつ第1接合部105aおよび第2接合部105bの間に前ワイヤ部材44が配置されている。
よって、下部シート103を前ワイヤ部材44で室内109側に付勢することにより、下部シート103を室内109側に向けて略V字状に突出させることができる。
これにより、下部シート103を上部シート101に対して交差させることが可能になり、下部シート103で略V字状のシール壁部104を簡単に形成することができる。
前シール部材27は、前開口縁部24に設けられ、車体後方側に設けられた第1シール部111と、第1シール部111より車体前方に設けられた第2シール部112とを備えている。
第1シール部111は、内側壁部104aに接触するように形成されている。また、第2シール部112は、外側壁部104bに接触するように形成されている。
このように、下部シート103を前ワイヤ部材44の押付力で室内109側に押圧することにより下部シート103を前シール部材27に当接させることができる。
下部シート103の内側壁部104aを前シール部材27の第1シール部111に当接させることにより、内側壁部104aおよび第1シール部111間の密封性(シール性)を保つことができる。さらに、下部シート103の外側壁部104bを前シール部材27の第2シール部112に当接させることにより、外側壁部104bおよび第2シール部112間の密封性(シール性)を保つことができる。
これにより、ルーフ開口部23の前開口縁部24およびソフトトップ43間の密封性(シール性)を保つことができる。
加えて、下部シート103を前シール部材27に当接させることにより、上部シート101を前シール部材27に当接させる必要がない。
これにより、上部シート101が前シール部材27で上方に押し上げられることを防止できるので、ソフトトップ43(すなわち、着脱ルーフ30)の外観性を良好に維持できる。
また、下部シート103のシール壁部104(内側壁部104aおよび外側壁部104b)が上部シート101に対して交差する方向に延在されている。
よって、内側壁部104aが第1シール部111に当接した状態において、第1シール部111が内側壁部104aに当接する方向(矢印T1方向)を上部シート101に対して傾斜させることができる。
さらに、外側壁部104bが第2シール部112に当接した状態において、第2シール部112が外側壁部104bに当接する方向(矢印T2方向)を上部シート101に対して傾斜させる(具体的には、略平行に向ける)ことができる。
これにより、第1シール部111や第2シール部112の当接方向を上部シート101に対して直交させた場合と比べて、第1シール部111や第2シール部112で上部シート101が上方に押し上げられることを一層良好に防止できる。
また、補強部材105の第1接合部105aに上部シート101(前縁部101a)を接合(縫合)し、第2接合部105bには上部シート101を接合(縫合)しないようにした。ここで、第1接合部105aはソフトトップ43の前縁部43cに沿って設けられている。
よって、上部シート101は、ソフトトップ43の前縁部43cに沿わせて接合(縫合)され、前縁部43cよりも内側の第2接合部105bに接合(縫合)されていない。
これにより、上部シート101を第2接合部105bや下部シート103から上方に離間させる(逃がす)ことができる。したがって、上部シート101がシール部材27(第1シール部111や第2シール部112)で上方に押し上げられることを一層良好に防止できる。
図4に示すように、前開口縁部24のうち車幅方向の中央部24aに一対のワイヤ案内部115が設けられている。
図5、図16に示すように、前開口縁部24の中央部24aに一対のスタッドボルト121が立設され、一対のスタッドボルト121にワイヤ案内部115のベース116がナット122で取り付けられている。
よって、第1シール部111および第2シール部112間にワイヤ案内部115が設けられている。
ワイヤ案内部115は、中央部24aに設けられたベース116と、ベース116に設けられた案内部117とを有する。
案内部117は、ベース116から上方に向けて立ち上げられた前案内部118と、前案内部118の下部から車体後方に向けて上り勾配で張り出された後案内部119とを有する。
案内部117は、前案内部118および後案内部119で略V字状に形成されている。
図17に示すように、後案内部119は、前端部(下端部)119aが第2シール部112の下方に配置され、後端部(上端部)119bが第1シール部111の下方に配置されている。
すなわち、後案内部119は、第1シール部111および第2シール部112の略全域にわたって設けられている。
ワイヤ案内部115に後案内部119を設けることにより、前ワイヤ部材44を車体前方(車体外方)で、かつ、下方に向けて矢印D方向に案内することができる。
ここで、後案内部119を第1シール部111および第2シール部112の略全域にわたって設けた理由について説明する。
すなわち、図3に示すように、前開口縁部24の車幅方向の中央部24aが車体前方に向けて膨出するように湾曲状に形成されている。
よって、図17に示すように、前ワイヤ部材44を張った場合、前ワイヤ部材44が第1シール部111および第2シール部112間の空間124のうち第1シール部111寄りに位置する。
そこで、第1シール部111および第2シール部112の略全域にわたって後案内部119を設けるようにした。よって、第1シール部111および第2シール部112間の空間124のうち第1シール部111寄りに位置する前ワイヤ部材44を後案内部119により車体前方で、かつ下方に向けて矢印D方向に案内することができる。
このように、ワイヤ案内部115で前ワイヤ部材44を案内することにより、前ワイヤ部材44を前開口縁部24に沿わせて配置することができる。
よって、図3に示すように、湾曲状に形成された前開口縁部24に沿わせてソフトトップ43の前縁部43cを保持することができる。
これにより、前開口縁部24およびソフトトップ43(前縁部43c)間の間隙を一定に確保でき、前開口縁部24および前縁部43c間の密封性を保つことができる。
図2、図18に示すように、ルーフ開口部23から着脱ルーフ30を外した後、着脱ルーフ30の前後のワイヤ部材44,45(後ワイヤ部材45は図6参照)を曲げるとともにソフトトップ43を折り畳む。
これにより、着脱ルーフ30を小さく畳むことができるので、畳んだ着脱ルーフの格納空間を小さく抑えることが可能になる。
つぎに、ルーフ開口部23から着脱ルーフ30を外す例を図19〜図22に基づいて説明する。ここで、図19〜図21においては、作動の理解を容易にするために前ロックピン72を平面から見た状態で示す。
なお、前後のロックピン72,77は同様に作動するので、前ロックピン72について説明して後ロックピン77の説明を省略する。
図19(a)に示すように、ルーフ開口部23に着脱ルーフ30が取り付けられている。前ロックピン72がロック位置P1(図19(b)参照)に保持されている。
図19(b)に示すように、ロック操作部65の操作レバー68を矢印Eの如く操作することにより、ロック操作部65が支持軸64を軸にして矢印Eの如く回動する。ロック操作部65が回動することにより前ロックピン72がロック位置P1から車体後方向に向けて矢印Fの如く移動する。
ここで、ソフトトップ43(図19(a)参照)が張られた状態に保たれているので、ソフトトップ43による引張力F1が左サイドレール41(前サイド部材74)に作用している。
図20(a)に示すように、ロック操作部65を継続して回動することにより前ロックピン72が車体後方向に向けて矢印Fの如く継続して移動する。
前ロックピン72のガイド部86が被ガイド部91の第1被ガイド部91aに係合する。この状態で、ガイド部86が被ガイド部91に沿って移動する。
図20(b)に示すように、ロック操作部65を継続して回動することにより前ロックピン72が車体後方向に向けて矢印Fの如く継続して移動する。
前ロックピン72のガイド部86が、被ガイド部91の第1被ガイド部91aに係合し、かつ、被ガイド部91の第2被ガイド部91bに係合する。
ここで、ソフトトップ43による引張力F1が左サイドレール41(前サイド部材74)の第2被ガイド部91bに作用している。さらに、ガイド部86が第2被ガイド部91bに接触されている。
よって、引張力F1の分力F2が第2被ガイド部91bからガイド部86に作用することにより、分力F2でガイド部86が矢印F方向に押圧される。
さらに、引張力F1の分力F2は引張力F1より小さい。よって、第2被ガイド部91bおよびガイド部86間の摩擦力が低減する。
このように、分力F2でガイド部86を押圧し、さらに、摩擦力を低減することにより、前ロックピン72を比較的小さな操作力で矢印F方向(すなわち、ロック解除位置P2方向)に移動させることができるので操作レバー68の操作力を軽減できる。
同時に、左サイドレール41(前サイド部材74)が矢印G方向に移動する。
ここで、左サイドレール41が矢印G方向(車幅方向)に移動することにより支持軸64が車幅方向に移動する。よって、前ロックピン72と支持軸64とに車幅方向のずれが生じる。前ロックピン72と支持軸64との車幅方向のずれは前ロッド71の弾性変形で許容される。
図21(a)に示すように、前ロックピン72が比較的小さな操作力で車体後方向に向けて矢印Fの如く継続して移動する。
この状態においても、引張力F1の分力F2が第2被ガイド部91bからガイド部86に作用し分力F2でガイド部86が矢印F方向に押圧される。
さらに、引張力F1の分力F2は引張力F1より小さい。よって、第2被ガイド部91bおよびガイド部86間の摩擦力が低減する。
これにより、前ロックピン72を比較的小さな操作力でロック解除方向P2に継続的に移動させることができる。
同時に、左サイドレール41(前サイド部材74)が矢印G方向に移動する。
図21(b)に示すように、前ロックピン72がロック解除位置P2まで移動する。
この状態で、ソフトトップ43の張り状態が解除される。
よって、前ロックピン72がロック解除位置P2に保持される。
図22に示すように、ルーフ開口部23から着脱ルーフ30を矢印Hの如く外す。
図19〜図22で説明したように、ソフトトップ43による引張力F1を利用することにより、前ロックピン72を比較的小さな操作力でロック解除方向P2に移動させることができる。これにより、着脱ルーフ30を取り外すための作業性を向上させることができる。
ついで、ルーフ開口部23の前開口縁部24およびソフトトップ43間の密封性を保つ例を図23に基づいて説明する。
図23(a)に示すように、シール壁部104の内側壁部104aが、前ワイヤ部材44に当接する箇所から後縁部103b(補強部材105の第2接合部105b)まで延びるように形成されている。
ここで、走行風が矢印Iの如く流れて上部シート101の上方に負圧が発生することにより、上部シート101に上方への引上げ力F3が作用する。
図23(b)に示すように、上部シート101に引上げ力F3が作用した際に、引上げ力F3が第1接合部105aに入力する。
第1接合部105aに引上げ力F3が入力することにより、第1接合部105aとともに下部シート103の前縁部103aに引上げ力F3が入力する。
よって、下部シート103が前ワイヤ部材44を軸にして矢印J方向に回転する。下部シート103が回転することにより、後縁部103b(第2接合部105b)が室内109側に移動し、内側壁部104aが第1シール部111に押し付けられる。
これにより、走行風などで上部シール101に引上げ力F3が作用した場合でも、前開口縁部24およびソフトトップ43(前縁部43c)間の密封性を保つことができる。
つぎに、実施例2〜実施例4の着脱ルーフ付き車体構造を図24〜図26に基づいて説明する。なお、実施例2〜実施例4の着脱ルーフ付き車体構造において実施例1の着脱ルーフ付き車体構造10と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
実施例2に係る着脱ルーフ付き車体構造130について説明する。
図24(a)に示すように、着脱ルーフ付き車体構造130は、実施例1のロック手段42をロック手段131に代え、前サイド部材74を前サイド部材141に代えたもので、その他の構成は実施例1の着脱ルーフ付き車体構造10と同様である。
前サイド部材141は、左サイドレール41に設けられ、係合長孔(前係合部)142を備えている。
ロック手段131は、左ロック部132を備えている。
左ロック部132は、前ロックピン(ロックピン)133および押圧手段135を備えたもので、その他の構成は実施例1の左ロック部61と同様である。
前ロックピン133は、略中央部にガイド突起部134を備えている。ガイド突起部134は、前端に前傾斜部(ガイド部)134aが設けられている。
また、押圧手段135は、前ロックピン133のうちガイド突起部134の反対側に当接された押圧部材136と、押圧部材136を前ロックピン133に向けて押圧する圧縮ばね137とを備えている。
押圧部材136を圧縮ばね137で押圧することにより、前ロックピン133が係合長孔142の外端部142aに当接されている。
さらに、押圧部材136を圧縮ばね137で押圧することにより、前ロックピン133がガイド突起部134の反対側に移動することを防止できる。
よって、前ロックピン133を矢印Kの如く移動することにより、ガイド突起部134の前傾斜部134aが係合長孔142の外端部142aに進入する。これにより、前サイド部材141(左サイドレール41)が車幅方向外側に向けて矢印Lの如く移動する。
図24(b)に示すように、前ロックピン133がロック位置P1まで移動する。よって、ガイド突起部134が係合長孔142の外端部142aに進入し、かつ、前ロックピン133が係合部32の前係合孔33に係合する。
これにより、前ロックピン133を移動することにより、左サイドレール41でソフトトップ43(図6参照)や前後のワイヤ部材44,45を張ることができるので、ソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45を張るための作業性を向上させることができる。
左サイドレール41でソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45を張ることにより、ソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45による引張力F4が左サイドレール41に作用している。
この状態で、前ロックピン133をロック位置P1からロック解除位置P2に向けて矢印Mの如く移動する。ガイド突起部134の前傾斜部134aが係合長孔142の外端部142aに到達する。
よって、引張力F4の分力F5が係合長孔142の外端部142aからガイド突起部134の前傾斜部134aに作用することにより、分力F5で前傾斜部134aが矢印M方向に押圧される。
これにより、前ロックピン133を比較的小さな操作力で矢印M方向(すなわち、ロック解除位置P2方向)に移動させることができるので前ロックピン133の操作力を軽減できる。
したがって、着脱ルーフ30(図6参照)を取り外すための作業性を向上させることができる。
実施例3に係る着脱ルーフ付き車体構造150について説明する。
図25(a)に示すように、着脱ルーフ付き車体構造150は、実施例1のロック手段42をロック手段151に代え、前サイド部材74を前サイド部材161に代えたもので、その他の構成は実施例1の着脱ルーフ付き車体構造10と同様である。
前サイド部材161は、左サイドレール41に設けられ、係合ピン(前係合部)162を備えている。
ロック手段151は、左ロック部152を備えている。
左ロック部152は、前ロックピン(ロックピン)153を備えたもので、その他の構成は実施例1の左ロック部61と同様である。
前ロックピン153は、略中央部にガイド溝部154を備えている。ガイド溝部154は、中央に傾斜部(ガイド部)155が設けられている。
よって、前ロックピン153を矢印Nの如く移動することにより、ガイド溝部154の傾斜部155が係合ピン162に嵌合する。これにより、左サイドレール41が車幅方向外側に向けて矢印Oの如く移動する。
図25(b)に示すように、前ロックピン153がロック位置P1まで移動する。よって、ガイド溝部154の後端部154aが係合ピン162に係合する。
これにより、前ロックピン153を移動することにより、左サイドレール41でソフトトップ43(図6参照)や前後のワイヤ部材44,45を張ることができるので、ソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45を張るための作業性を向上させることができる。
左サイドレール41でソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45を張ることにより、ソフトトップ43や前後のワイヤ部材44,45による引張力F6が左サイドレール41に作用している。
この状態で、前ロックピン153をロック位置P1からロック解除位置P2に向けて矢印Pの如く移動する。ガイド溝部154の傾斜部155が係合ピン162に嵌合する。
よって、引張力F6の分力F7が係合ピン162からガイド溝部154の傾斜部155に作用することにより、分力F7で傾斜部155が矢印P方向に押圧される。
これにより、前ロックピン153を比較的小さな操作力で矢印P方向(すなわち、ロック解除位置P2方向)に移動させることができるので前ロックピン153の操作力を軽減できる。
したがって、着脱ルーフ30(図6参照)を取り外すための作業性を向上させることができる。
実施例4に係る着脱ルーフ付き車体構造170について説明する。
図26に示すように、着脱ルーフ付き車体構造170は、補強部材105および下部シート103の間に充填部材172を備えたもので、その他の構成は実施例1の着脱ルーフ付き車体構造10と同様である。
充填部材172は、可撓性を有する断面略円形の部材であり、例えばウレタンスポンジなどが用いられる。
補強部材105および下部シート103の間に充填部材172を設けることにより、充填部材172が補強部材105および下部シート103(内側壁部104aおよび外側壁部104b)に当接されている。
よって、下部シート103のシール壁部104に前シール部材27を当接した際に、シール壁部104が前シール部材27の反対側に凹むことを充填部材172で防止できる。
具体的には、シール壁部104の内側壁部104aが前シール部材27の第1シール部111に当接して第1シール部111の反対側に凹むことを充填部材172で防止できる。
さらに、シール壁部104の外側壁部104bが前シール部材27の第2シール部112に当接して第2シール部112の反対側に凹むことを充填部材172で防止できる。
これにより、内側壁部104aおよび第1シール部111間の密封性を一層好適に保つことができ、かつ、外側壁部104bおよび第2シール部112間の密封性を一層好適に保つことができる。
さらに、充填部材172は可撓性を有する部材であり、ソフトトップ43に合わせて折り畳むことが可能である。
これにより、充填部材172を折り畳むことにより、ソフトトップ43を図18に示す収容状態に容易に畳むことができる。
なお、本発明に係る着脱ルーフ付き車体構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1〜実施例4では、ソフトトップ43の各部材を縫い合わせて接合する例について説明したが、これに限らないで、ソフトトップ43の各部材を接着剤やリベットなどの他の手段で接合することも可能である。
また、前記実施例1〜実施例4で示した着脱ルーフ付き車体構造、車体、ルーフ開口部、前後の開口縁部、前後のシール部材、ソフトトップ、前後のワイヤ部材、上部シート、下部シート、シール壁部、内側壁部、外側壁部、補強部材、第1シール部、第2シール部、ワイヤ案内部および充填部材などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車体のルーフ開口部に着脱自在に着脱ルーフを設け、着脱ルーフのソフトトップでルーフ開口部を覆う着脱ルーフ付き車体構造を備えた自動車への適用に好適である。
10,130,150,170…着脱ルーフ付き車体構造、11…車体、23…ルーフ開口部、24…前開口縁部(開口縁部)、24a…前開口縁部の中央部、25…後開口縁部(開口縁部)、27…前シール部材(シール部材)、28…後シール部材28(シール部材)、43…ソフトトップ、43c…ソフトトップの前縁部(縁部)、43d…ソフトトップの後縁部(縁部)、44…前ワイヤ部材(ワイヤ部材)、45…後ワイヤ部材(ワイヤ部材)、101…上部シート、101a…上部シートの前縁部(縁部)、103…下部シート、103a…下部シートの前縁部(第1シート接合部)、103b…下部シートの後縁部(第2シート接合部)、104…シール壁部、104a…内側壁部、104b…外側壁部、105…補強部材、105a…第1接合部、105b…第2接合部、109…室内、111…第1シール部、112…第2シール部、115…ワイヤ案内部、172…充填部材、L1…補強部材の所定距離L1、L2…下部シートの幅寸法。

Claims (5)

  1. 車体のルーフに設けられたルーフ開口部と、
    前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、
    前記ソフトトップに設けられ、前記ルーフ開口部に沿う前記ソフトトップの縁部を下方に押し付けるワイヤ部材と、
    前記ルーフ開口部の開口縁部に設けられ、前記ソフトトップの縁部に当接するシール部材と、を備え、
    前記ソフトトップは、
    前記ルーフ開口部の上方に露出する上部シートと、
    該上部シートの縁部の室内側に設けられ、前記シール部材に当接可能な下部シートと、を備え、
    前記下部シートが前記ワイヤ部材で室内側に引っ張られることにより、前記下部シートが前記シール部材に当接し、
    前記ソフトトップは、
    前記上部シートと前記下部シートとの間に設けられ、前記下部シートよりも剛性が高く、かつ可撓性を有する補強部材を備え、
    前記補強部材は、
    前記ソフトトップの縁部に沿う第1接合部と、該第1接合部から所定距離だけ離間して該第1接合部と平行に延びる第2接合部とを有し、
    前記下部シートは、
    前記上部シートに対して交差する方向に延在され、前記シール部材に当接するシール壁部を備えていると共に、
    前記第1接合部に接合される第1シート接合部と、前記第2接合部に接合される第2シート接合部とを有し、
    前記第1シート接合部および前記第2シート接合部間の幅寸法が前記所定距離よりも大きく形成され、
    前記補強部材および前記下部シートの間で、かつ前記第1接合部および前記第2接合部の間に前記ワイヤ部材が配置され、
    前記第1接合部および前記第2接合部間の前記下部シートに前記シール壁部が形成され、
    前記上部シートは、
    前記第1接合部および前記第2接合部のうち、前記第2接合部を除いて前記第1接合部に接合されたことを特徴とする着脱ルーフ付き車体構造。
  2. 前記シール壁部は、
    前記下部シートの前記ワイヤ部材に当接する箇所から前記第2接合部まで延ばされた部位で形成された内側壁部を備え、
    前記シール部材は、
    前記内側壁部が当接する第1シール部を備えたことを特徴とする請求項記載の着脱ルーフ付き車体構造。
  3. 前記シール壁部は、
    前記下部シートの前記ワイヤ部材に当接する箇所から前記第1接合部まで延ばされた部位で形成された外側壁部を備え、
    前記シール部材は、
    前記外側壁部が当接する第2シール部を備えたことを特徴とする請求項記載の着脱ルーフ付き車体構造。
  4. 前記補強部材および前記下部シートの間に、可撓性を有する充填部材が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の着脱ルーフ付き車体構造。
  5. 車体のルーフに設けられたルーフ開口部と、
    前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、
    前記ソフトトップに設けられ、前記ルーフ開口部に沿う前記ソフトトップの縁部を下方に押し付けるワイヤ部材と、
    前記ルーフ開口部の開口縁部に設けられ、前記ソフトトップの縁部に当接するシール部材と、を備え、
    前記ソフトトップは、
    前記ルーフ開口部の上方に露出する上部シートと、
    該上部シートの縁部の室内側に設けられ、前記シール部材に当接可能な下部シートと、を備え、
    前記下部シートが前記ワイヤ部材で室内側に引っ張られることにより、前記下部シートが前記シール部材に当接し、
    前記ルーフ開口部の開口縁部は車幅方向の中央部が車体外方に向けて膨出するように湾曲状に形成され、
    前記ルーフ開口部の開口縁部のうち車幅方向の中央部に設けられ、前記ワイヤ部材を車体外方で、かつ、下方に向けて案内するワイヤ案内部を備え、
    前記ワイヤ案内部で前記ワイヤ部材を案内することにより、前記ワイヤ部材を前記ルーフ開口部の開口縁部に沿わせて配することを特徴とする着脱ルーフ付き車体構造。
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