JP5477732B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機、PDA、ゲーム機等の携帯電子機器に関する。
携帯電子機器の筐体内部への水分の侵入を抑制するためにパッキンを用いる技術が知られている(例えば特許文献1)。また、開口部と、開口部を囲む溝部とを有するケースに対して、開口部を塞ぐ閉塞部と、当該閉塞部の外周に沿って延びるパッキン部とを有する閉塞部材を取り付ける技術が知られている。この技術では、パッキン部が溝部に圧入されることにより、閉塞部材がケースに取り付けられるとともに、開口部からの水分の侵入が抑制される。
特開平6−213326号公報
上述のような、パッキン部を溝部に挿入する技術においては、パッキン部は、作業性の向上等の観点からは、溝部への挿入性が良好であることが好ましい。また、パッキン部は、防水性の向上等の観点からは、パッキン部と溝部の内壁との面圧が大きいことが好ましい。
ここで、挿入性の向上と、面圧の確保とは、トレードオフの関係にある。すなわち、パッキン部の幅を小さくし、挿入性を向上させると、面圧が低下し、逆に、パッキン部の幅を大きくし、面圧を大きくすると、挿入性が低下する。従って、パッキン部の幅は、挿入性の向上と面圧の確保とを適切にバランスさせるように設定される必要がある。
しかし、挿入性の向上と面圧の確保とをバランスさせることは必ずしも容易ではない。例えば、携帯電子機器に取り付けられる小型のパッキン部は、潰し代が小さいことから、面圧を確保することが難しい。しかし、面圧を確保するためにパッキン部の幅を大きくしようとすると、微小な寸法の変更により、面圧が急激に増加するとともに挿入性が急激に低下することがある。また、小型のパッキン部では、寸法の調整に及ぼす公差の影響も大きい。
本発明の目的は、パッキンの挿入性を向上しつつ面圧を確保することが容易な携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、開口部と、前記開口部を囲む溝部とが形成されたケースと、前記開口部を塞ぐ閉塞部と、前記閉塞部の外周に沿って延び、前記溝部に圧入されるパッキン部とを有する閉塞部材と、を有し、前記パッキン部は、圧入方向の先端面に、当該パッキン部に沿って延びる凹部が形成されている。
好適には、前記パッキン部は、先窄みになっている。
好適には、前記パッキン部は、外周側に突出する突出部が形成されている。
好適には、前記パッキン部の内周側の面は、前記閉塞部に直交する面により構成されている。
好適には、前記パッキン部の、前記凹部を境界とする内周側部及び外周側部において、前記外周側部は前記内周側部よりも前記凹部側への曲げ剛性が小さい。
好適には、前記凹部の内周側の内面と外周側の内面とは、前記パッキン部が前記溝部に圧入された状態において互いに離間している。
好適には、前記溝部は、前記ケースを貫通する抜け穴により構成されている。
好適には、前記閉塞部及び前記パッキン部は弾性部材により一体成形されており、前記開口部のケース内部側には、前記閉塞部によって押圧可能なスイッチが設けられている。
本発明によれば、パッキンの挿入性を向上しつつ面圧を確保することが容易な携帯電子機器を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を閉状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開状態と閉状態との間で互いに回動可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を有している。図1は、第1筐体3及び第2筐体5が重ね合わされる閉状態を示している。
第2筐体5の、第1筐体3とは反対側には、ユーザの押圧操作を受け付けるキー7及び所定の画像を表示する表示部9が設けられている。表示部9は、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置を含んで構成されている。
図2は、図1のII−II線における断面図である。ただし、第2筐体5の、第1筐体3とは反対側の表面側部分のみを示している。
第2筐体5は、第1筐体3と対向する部分を構成する不図示のフロントケースと、第1筐体3とは反対側部分を構成するリアケース11(図3も参照)とを有している。フロントケース及びリアケース11はネジ等により互いに固定され、フロントケース及びリアケース11の間に形成された空間に種々の電子部品を収容する。フロントケース及びリアケースは、例えば、樹脂により形成されている。
キー7は、リアケース11に形成された開口部11aから露出されている。キー7の筐体内部側には、リアケース11の内側面に対向するように配置された回路基板13と、回路基板13に実装された押圧式のスイッチ15とが設けられている。スイッチ15は、例えば、固定接点17と、ドーム状の板金により構成され、固定接点17を覆う可動接点19とを有している。可動接点19は、筐体外部側からキー7を介して押圧されると弾性変形して反転し、クリック感を生じつつ固定接点17に当接する。
リアケース11の表面には、第1外装部材21及び第2外装部材23が設けられている。第1外装部材21は、表示部9を構成する液晶表示装置等の不図示の表示装置の画面を保護する透光性の部材である。第1外装部材21は、例えば、樹脂により形成されている。第2外装部材23は、例えば、第1外装部材21と同様の材料により構成されている。第1外装部材21及び第2外装部材23は、例えば、リアケース11に形成された凹部に嵌合されるとともに接着剤や両面テープ等の固着部材によりリアケース11に固定されている。
図3は、リアケース11及びキー7を筐体内側から見た分解斜視図である。図2及び図3に示すように、キー7は、リアケース11の内側面からリアケース11に取り付けられる。
図4(a)は、キー7を筐体外部側から見た斜視図である。図4(b)は、キー7及びリアケース11の開口部11a周辺部分を筐体内部側から見た分解斜視図である。
図2及び図4に示すように、キー7は、筐体外部に露出するキートップ25と、キートップ25を支持するキーシート27とを有している。
キートップ25は、例えば樹脂により構成されている。キートップ25の形状及び大きさは適宜に設定されてよい。本実施形態は、概ね矩形状の平板状に形成されたキートップ25を例示している。キートップ25は、接着剤や両面テープ等の固着部材によりキーシート27に固定されている。
キーシート27は、ゴム等の水を透過させない弾性部材により構成されている。キーシート27は、シート部29と、シート部29の周縁に形成されたパッキン部31とを有している。シート部29及びパッキン部31の平面形状(筐体外部側から見た形状)は、適宜に設定されてよいが、本実施形態では、矩形状に形成された場合を例示している。
シート部29は、キートップ25が固定される台座部33と、スイッチ15の可動接点19に当接する押し子35と、台座部33を支持する支持部37を有している。台座部33は、シート部29の中央側部分に形成され、シート部29の外周部分(支持部37)に対して筐体外部側へ一段高くなっている。なお、台座部33は、筐体外部側においては凸となっているが、筐体内部側においては凹となっている。押し子35は、台座部33の筐体内部側の中央に設けられ、筐体内部側へ突出している。
図2に示すように、支持部37は、回路基板13に支持され、台座部33を回路基板13から離間した状態で保持している。押し子35は、可動接点19の中央に当接している。キー7が筐体外部側から押圧されると、台座部33と支持部37との間の傾斜部分が弾性変形して、台座部33は回路基板13側へ移動する。そして、押し子35が可動接点19の中央を押圧し、スイッチ15はオンされる。
図4に示すように、パッキン部31は、支持部37の外周縁に沿って延びるように形成されている。従って、パッキン部31はリング状に形成されてシート部29を囲んでいる。パッキン部31は、支持部37から筐体外部側へ突出している。
リアケース11には、開口部11aを囲む溝部11bが形成されている。溝部11bの平面形状(筐体外部側から見た形状)は、パッキン部31と概ね同様の形状となっている。溝部11bは、一部を除いて、リアケース11を貫通する抜け穴状に形成されている。
図2及び図4(b)に示すように、キーシート27は、パッキン部31が溝部11bに圧入されることにより、リアケース11に取り付けられる。また、図2に示すように、キーシート27は、支持部37がリアケース11と回路基板13とに挟持される。パッキン部31は、シート部29とともに、開口部11aからの水分の侵入を抑制する。また、パッキン部31は、溝部11bからの水分の侵入も抑制する。
なお、溝部11bは、第1外装部材21及び第2外装部材23によって筐体外部側から覆われる。第1外装部材21及び第2外装部材23は、溝部11bと重なる部分においては、塗装膜や金属膜が形成されている。従って、溝部11bは、外部へは露出しない。
図5(a)は、パッキン部31の断面図である。図5(b)は、溝部11bの断面図である。なお、パッキン部31及び溝部11bの断面形状は、パッキン部31及び溝部11bの延びる方向(周方向)の全体に亘って概ね一様である。
パッキン部31は、シート部29側の根元部41と、根元部41の先端側に設けられた圧入部43とを有している。
根元部41は、例えば、一定の幅でシート部29から突出している。根元部41の幅W41は、溝部11bの幅W11bよりも小さい。
圧入部43は、根元部41の幅W41よりも大きい幅W43を有している。幅W43は、溝部11bの幅W11bよりも大きい。従って、キーシート27は、圧入部43が溝部11bに圧入されることにより、リアケース11に取り付けられる。圧入部43の高さH43は、パッキン部31全体の高さが溝部11bの高さH11bと概ね同等になるように、H11bよりも若干小さく設定されている。
圧入部43は、具体的には、その外周面が根元部41の外周面(シート部29の外縁)よりも突出することにより、根元部41よりも幅が大きくなるように形成されている。換言すれば、パッキン部31は、先端側に外周側に突出する突出部45が形成されている。突出部45の、根元部41の外周面(シート部29の外縁)からの突出量(W43−W41)は、適宜に設定されてよい。突出部45(圧入部43)は、溝部11b内において、根元側及び先端側よりも、その間の部分が外周側へ突出する形状となっている。なお、圧入部43の内周面は、根元部41と面一になっている。換言すれば、パッキン部31の内周面は、シート部29に対して直交する面により構成されている。
圧入部43は、先窄みになっている。すなわち、圧入部43は、先端側の幅ほど、根元側の幅よりも小さくなっている。圧入部43の先端の幅W47は、溝部11bの幅W11bよりも小さい。
圧入部43の先端面には、凹部47が形成されている。凹部47は、パッキン部31の幅方向において、先端面の中央に設けられている。従って、凹部47を基準とする、パッキン部31の内周側部31iと、外周側部31oとは、先端側においては同一の幅となっている。ただし、外周側部31oは、突出部45を含んで構成されていることから、根元側(根元部41)においては、突出部45の突出量の減少に伴って、内周側部31iよりも幅が小さくなっている。
凹部47は、開口側(圧入部43の先端側)ほど拡幅するように形成されている。凹部47は、開口縁部が圧入部43の先端面の縁部と一致しており、凹部47の開口の幅は、先端面の幅W47と一致している。凹部47の深さD47は、例えば、圧入部43の先窄みしている部分の高さよりも若干大きく、また、突出部45の高さの半分以下に設定されている。
なお、凹部47の底部、凹部47の開口縁部(圧入部43の先端面の縁部)、突出部45の根元部41に対する段差部分等の角部は、適宜な大きさで曲面に面取りされており、応力集中の発生が抑制されている。
溝部11bは、開口縁部が面取り面11cにより面取りされることにより、開口が大きくなっている。なお、図2の紙面左側において示すように、溝部11bは、一部においては面取りされていない。面取りされた開口の幅W11cは、圧入部43の先端面の幅W47よりも広い。幅W11cは、圧入部43の幅W43よりも大きくても小さくてもよい。
図6は、パッキン部31を溝部11bに圧入する様子を説明する断面図である。
まず、パッキン部31は、図6(a)に示すように、先窄みに形成された先端部が溝部11bに挿入される。その後、パッキン部31が溝部11bに押し込まれると、図6(b)及び図6(c)に示すように、パッキン部31は、溝部11bの内壁から受ける反力によって弾性変形しつつ溝部11bの内壁を摺動する。そして、図6(c)に示すように、パッキン部31は、溝部11bの底部に近接又は到達する。
パッキン部31の圧入の際には、圧入部43は、外周面及び内周面から圧縮力を受け、凹部47が小さくなる弾性変形を生じる。すなわち、内周側部31i及び外周側部31oは、凹部47側への曲げ変形を生じる。パッキン部31の外周面及び内周面には、概ね等しい力が加えられる。しかし、外周側部31oは、内周側部31iよりも根元側の幅が小さく、曲げ剛性が小さいことから、パッキン部31は、主として外周側部31oにおいて曲げ変形を生じる。
以上の実施形態では、携帯電話機1は、開口部11aと、開口部11aを囲む溝部11bとが形成されたリアケース11を有する。また、携帯電話機1は、開口部11aを塞ぐシート部29と、シート部29の外周に沿って延び、溝部11bに圧入されるパッキン部31とが設けられたキーシート27を有する。パッキン部31は、圧入方向の先端面にパッキン部31に沿って延びる凹部47が形成されている。従って、パッキン部31は、凹部47を縮小する方向への曲げ変形を生じつつ、溝部11bに圧入される。その結果、パッキン部に圧縮変形のみを生じさせてパッキン部を圧入する場合に比較して、実質的に潰し代を大きくすることができる。そして、微小な寸法の調整により、面圧の急激な増加や挿入性の急激な低下を招くことが抑制され、挿入性を向上しつつ面圧を確保することが容易になる。さらに、凹部47が形成されない場合に比較して、溝部11bの容積に対する、パッキン部31の溝部11bに圧入された体積(充填率)が低くなる。その結果、パッキン部31が溝部11bからはみ出すことが抑制される。そして、例えば、第1外装部材21及び第2外装部材23の取り付け性が向上する。
パッキン部31は、先窄みになっていることから、溝部11bに挿入しやすい。さらに、その先窄みによって先端面の幅W47は、溝部11bの開口の幅(幅W11c又は幅W11b)よりも小さいことから、挿入性が一層向上する。
パッキン部31は、外周側に突出する突出部45が形成されている。従って、例えば、溝部11b内において、パッキン部31の根元側及び先端側よりも、その間の部分を外周側へ突出させて、充填率の増加を抑制しつつ、潰し代を大きくし、面圧を確保することが容易である。また、外周側部31oを内周側部31iよりも凹部47側へ曲げ変形させることが容易である。
また、パッキン部31の内周側の面が、シート部29に直交する面により構成されている場合には、突出部を外周面と内周面との双方に設ける場合に比較すると、アンダーカット部の数が少ない。すなわち、アンダーカット部は、1ヶ所である。従って、金型により形成するときの歩留りが抑制され、生産性が向上する。
パッキン部31の、凹部47を境界とする外周側部31o及び内周側部31iにおいて、外周側部31oは内周側部31iよりも凹部47側への曲げ剛性が小さい。従って、外周側部31oを内周側部31iよりも凹部47側へ弾性変形させることができる。その結果、パッキン部31の内周面間の寸法に及ぼす、パッキン部31の弾性変形の影響を低減し、パッキン部31の内周面間の寸法を概ね確定することができる。従って、パッキン部31の溝部11bへの圧入によってシート部29に皺がよらないように、パッキン部31及び溝部11bの寸法を決定することが容易になる。
凹部47の内周側の内面と外周側の内面とは、パッキン部31が溝部11bに圧入された状態において互いに離間している。従って、凹部47の底部における応力集中の発生の抑制や復元力の急激な増加が抑制される。
溝部11bは、リアケース11を貫通する抜け穴により構成されている。従って、パッキン部31の高さH43及び溝部11bの高さH11bを大きく確保しつつ、リアケース11を薄くすることができる。その結果、携帯電子機器の小型化が図られる。
シート部29及びパッキン部31は弾性部材により一体成形されており、開口部11aのケース内部側には、シート部29によって押圧可能なスイッチ15が設けられている。従って、防水性に優れたキーをリアケース11の任意の位置に設けることができる。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の携帯電子機器の一例であり、リアケース11は本発明のケースの一例であり、シート部29は本発明の閉塞部の一例であり、キーシート27は本発明の閉塞部材の一例である。リアケース11、第1外装部材21及び第2外装部材23の組み合わせを本発明のケースの一例として捉えてもよい。第2筐体5、又は、第1筐体3及び第2筐体5の組み合わせを本発明のケースの一例として捉えてもよい。シート部29のうち開口部11aに対向する部分のみ、又は、シート部29及びキートップ25の組み合わせを本発明の閉塞部と捉えてもよい。キーシート27及びキートップ25の組み合わせを本発明の閉塞部材と捉えてもよい。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。また、携帯電子機器の筐体は、折り畳み式のものに限定されない。筐体は、一体的に構成されたもの(1つのみの筐体)であってもよいし、2以上の筐体が折り畳み式以外の方式(スライド式等)により相対移動可能に連結されたものであってもよい。
閉塞部材は、キーシート又はキーに限定されない。図7(a)は、閉塞部材の変形例を示す断面図である。
携帯電子機器101の筐体108は、フロントケース110と、フロントケース110に固定されたリアケース111と、リアケース111に着脱されるリッド112とを有している。リッド112は、リアケース111への着脱により、リアケース111に形成された開口部111aを開閉する。開口部111aは、バッテリー114を筐体108内部に装脱するためのものである。
図7(b)は、図7(a)の領域VIIbの拡大図である。リッド112は、開口部111aを塞ぐリッド本体129と、パッキン部131とを有している。パッキン部131は、リッド本体129の外周に沿って延びている。リッド112は、開口部111aを囲むように形成された溝部111bに、パッキン部131が圧入されることによりリアケース111に取り付けられる。なお、リッド112は、パッキン部131の圧入に加えて、係合部等によりリアケース111に取り付けられてもよい。
パッキン部131は、実施形態のパッキン部31と同様の形状となっている。すなわち、パッキン部131の先端面には凹部147が形成されている。従って、パッキン部131は、実施形態のパッキン部31と同様の効果を奏することができる。以上の変形例において、リッド112は本発明の閉塞部材の一例であり、リッド本体129は本発明の閉塞部の一例である。
閉塞部材は、実施形態のキーシートのように、閉塞部とパッキン部とが一体成形されるものであってもよいし、図7の変形例のように、閉塞部とパッキン部とが別部材により形成されるものであってもよい。
凹部の位置、形状、深さ、幅は適宜に設定されてよい。例えば、実施形態では、凹部47がパッキン部31の先端面の幅方向中央に配置される場合を例示したが、凹部47は、中央よりも外周側又は内周側に配置されてもよい。実施形態では、凹部47が開口側ほど拡径する場合を例示したが、凹部47は一定の幅であってもよい。凹部の開口側の幅は、先端面の幅と一致しなくてもよい。凹部は、パッキン部が溝部に圧入された状態において、内周側の内面と外周側の内面とが当接する大きさであってもよい。
パッキン部は、先窄みとなっていなくてもよい。先窄みとなっていなくても、圧入することは可能である。また、パッキン部が先窄みとなっていなくても、溝部の開口縁部を面取りして、溝部の開口をパッキン部の幅よりも大きくすることにより、挿入性を向上させることができる。パッキン部の突出部は、形成されなくてもよいし、外周側及び内周側の双方に形成されてもよいし、内周側にのみ形成されてもよい。パッキン部を、外周側部が内周側部よりも凹部側への曲げ剛性が小さくなるように形成する方法は、外周側部及び内周側部の幅の設定によるものに限定されない。例えば、パッキン部の外周側部と内周側部とを別の材料により形成してもよい。実施形態では、パッキン部31が、根元部41及び圧入部43を有する場合を例示したが、根元部41を省略し、圧入部43のみによりパッキン部31が構成されてもよい。
溝部は、実施形態のように抜け穴により構成されてもよいし、図7の変形例のように凹部により構成されてもよい。
閉塞部材によって構成されるキーは、キートップとキーシートとが別部材により構成されたものに限定されない。実施形態において、キートップ25を省略し、キーシート27のみにより、キー7が構成されてもよい。
本発明の実施形態の携帯電話機を閉状態で示す外観斜視図。 図1のII−II線の断面図。 図1の携帯電話機のリアケース及びキーを示す分解斜視図。 図3のキーを示す斜視図。 図3のキーのパッキン部及びパッキンが圧入される溝部の断面図。 図5のパッキン部を溝部に圧入する様子を説明する図。 本発明の変形例に係る携帯電子機器の断面図。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、11…リアケース(ケース)、11a…開口部、11b…溝部、27…キーシート(閉塞部材)、29…シート部(閉塞部)、31…パッキン部、37…凹部。

Claims (7)

  1. 開口部と、前記開口部を囲む溝部とが形成されたケースと、
    前記開口部を塞ぐ閉塞部と、前記閉塞部の外周に沿って延び、前記溝部に圧入されるパッキン部とを有する閉塞部材と、
    を有し、
    前記閉塞部及び前記パッキン部は弾性部材により一体成形されており、
    前記パッキン部は、根元部と、該根元部から延在されて圧入方向へ突出する2つの突出部と、該2つの突出部が形成されるように圧入方向の先端面にて当該パッキン部に沿って延びる凹部とを有し、
    前記2つの突出部は、それぞれ、自然状態において、先窄みするとともにその先窄みする部分が前記凹部側の面からその反対側の面にかけて凸状の曲線状を呈し
    前記2つの突出部のうち外周側に位置する突出部は外周側にも突出し、前記溝部の内面に当接しており、且つ前記根元部の外周側は前記溝部の内面に当接せず、
    前記2つの突出部のうち内周側に位置する他方の突出部及び前記根元部の内周側は、前記溝部の内面に当接する
    携帯電子機器。
  2. 前記凹部の底面は、凹状の曲線状を呈している
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記パッキン部の内周側の面は、前記閉塞部から先端に向かって延びる前記閉塞部に直交する面と、当該直交する面から先端に向かって延びる、前記2つの突出部のうち内周側に位置する突出部の当該突出部を先窄みさせる内周側の面とにより構成されている
    請求項に記載の携帯電子機器。
  4. 前記パッキン部の、前記凹部を境界とする内周側部及び外周側部において、前記外周側部は前記内周側部よりも前記凹部側への曲げ剛性が小さい
    請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記凹部の内周側の内面と外周側の内面とは、前記パッキン部が前記溝部に圧入された状態において互いに離間している
    請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記溝部は、前記ケースを貫通する抜け穴により構成されている
    請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 記開口部のケース内部側には、前記閉塞部によって押圧可能なスイッチが設けられている
    請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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