JP5476682B2 - マイクロポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、振動体の振動を利用してカムを回転し、複数のフィンガーを蠕動駆動してチューブを圧閉、開放して流体を輸送するマイクロポンプに関する。
液体を低速で輸送する装置として蠕動駆動方式のポンプがある。蠕動駆動方式のポンプとしては、ステップモータを駆動源とし、複数のローラを備えたロータを回転させ、ロータが複数のローラを転動させながら柔軟なチューブに沿って回転して液体の吸い込み及び吐出をする構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特許第3177742号公報
このような特許文献1では、駆動源としてステップモータを採用しており、ステップモータと出力ギヤ機構と制御回路を含むモータモジュールと、チューブとローラを含むロータと連結要素を含むポンプモジュールとを積層装着して構成しているため、薄型化が困難である。
また、ステップモータを小型化すると駆動トルクが小さくなるため、減速比が大きい減速機構(減速ギヤ機構)を用いてロータの回転トルクを大きくする必要性がある。従って、多段の減速ギヤ機構を用いることになりサイズが大きくなる他、減速に伴う損失が大きくなるという課題を有する。
また、ステップモータは電磁ノイズを発生することが知られており、周囲の機器に悪影響を与えることが考えられる他、ステップモータ自身が周囲の機器の電磁ノイズの影響を受けることも考えられる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るマイクロポンプは、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、前記チューブの円弧形状の中心と回転軸が略一致するカムと、前記チューブの円弧形状部分と前記カムの間に介設されると共に、前記回転軸から放射状に配設される複数のフィンガーと、前記カムに回転力を伝達するロータと、圧電素子を有し、長手方向端部に前記ロータに当接する突起部を有する振動体と、が備えられ、前記圧電素子に交流電圧を印加することにより前記振動体が振動し、前記突起部から前記ロータに回転力を繰り返し加え、前記カムが前記複数のフィンガーを流体の流入側から流出側へ順次押圧して、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を輸送することを特徴とする。
本適用例によれば、カムの回転駆動源として振動体を用いてロータを回転する構造である。詳しくは実施の形態で説明するが、振動体で駆動されるロータは回転トルクが大きいことから、従来技術のように減速ギヤ機構を必要とせず、また、モータモジュールとポンプモジュールとの連結機構も不要となり構造が簡単になると共に、駆動源が振動体であるために小型、且つ薄型のマイクロポンプを実現できる。
また、振動体は圧電素子に交流電圧を印加することで振動し、ロータを回転させることから電磁ノイズを発生せず、周囲の機器に悪影響を与えることがなく、周囲の機器が発生する電磁ノイズの影響も受けない。従って、特に医療現場における電磁ノイズのリスクを回避することができる。
[適用例2]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記ロータが円盤形状をなし、前記突起部が、前記ロータの外周側面に当接するよう配設されていることが好ましい。
振動体の突起部をロータの外周面に当接することにより、同じ振動体を同じ条件で振動させたときにロータの回転トルクを大きくすることができるので安定駆動を継続できる。
[適用例3]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記ロータがリング形状をなし、前記突起部が、前記ロータのリング形状内周側面に当接するよう配設されていることが好ましい。
このようにすれば、振動体をロータの外径よりも内側に配設することから、より小型化を実現できる。
[適用例4]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記ロータの回転軸が、前記カムの回転軸と一致していることが好ましい。
このような構成では、カムとロータとを同軸上に設けているために、前述した従来技術のような連結機構が不要となり、マイクロポンプをより小型化することができる。
[適用例5]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記ロータが、前記カムの一方の平面に穿設された凹部の内部に形成され、前記突起部が、前記凹部の内周側面に当接するよう配設されていることが望ましい。
このような構成では、ロータをカムの内部にカムと一体形成することができる。従って、構造をより簡単にすることができ、また、小型化することができる。
[適用例6]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記ロータの前記突起部との当接面に回転方向に沿った溝が設けられ、前記突起部が、前記溝の内側側面に当接するよう配設されていることが好ましい。
このようにロータに溝を設けることにより、薄板状の振動体が外部からの振動等により当接面から外れてしまうことを防止することができる。
[適用例7]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記圧電素子に交流電圧を入力する制御回路部と、前記制御回路部に電力を供給する電源部とが、さらに備えられていることが好ましい。
なお、電源部としては、例えば、マイクロポンプの小型化に対して小型ボタン型電池を採用することが望ましい。
制御回路部と電源部とは、マイクロポンプの外部に設けリード配線することも可能であるが、これらを内蔵することによりマイクロポンプとして一体化して、例えば生体内または生体表面に装着することがより容易に行えるという効果がある。
[適用例8]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記制御回路部と前記電源部のそれぞれが、前記チューブ及び前記カム及び前記複数のフィンガーと平面的に重ならない位置に分散配設されていることが好ましい。
このようにすれば、制御回路部と電源部とがチューブ及びカム及びフィンガーと平面的に重ならないため、マイクロポンプをより薄型化することができる。
[適用例9]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記振動体が、前記複数のフィンガーと前記チューブに対して平面位置が重ならない位置に配設されていることが望ましい。
このようにすれば、小サイズの振動体を複数のフィンガー及びチューブと分散配設することから組立性を向上させることができる。
[適用例10]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記電源部が単独で着脱可能であることが望ましい。
上記適用例に係るマイクロポンプは、駆動源として圧電素子を含む振動体を用いることにより、耐久性に優れ長時間にわたって使用することを可能にする。しかしその際、電源部として小型電池を用いる場合に、使用期間途中で電池容量が不足することが予想される。そこで、電源部を単独で容易に交換できる構成とすれば長時間にわたってマイクロポンプを継続使用することができる。
また、マイクロポンプを分解して電源部を交換する煩わしさを排除すると共に、交換時に電源部周辺の他の部材に傷をつけてしまうというような問題を排除できる。
[適用例11]上記適用例に係るマイクロポンプは、前記ロータと前記カムとの間に、減速機構または増速機構がさらに設けられていることが望ましい。
このように、減速機構または増速機構を設けることにより、カムの回転速度を変えることができる。つまり、流体の流動量を適宜調整することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は実施形態1に係るマイクロポンプを示し、図7,8は実施形態2、図9は実施形態3、図10は実施形態4を示している。
なお、以下の説明で参照する図は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。また、流体を液体と表し説明する。
(実施形態1)
まず、本発明のマイクロポンプの全体構成について説明する。
図1は、実施形態1に係るマイクロポンプを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。図1において、マイクロポンプ1は、駆動部10と液体を収容するリザーバ11とから構成されている。
駆動部10は、第1機枠14とチューブ案内枠15と第2機枠16とが積層装着され構成されている。図示は省略するが、これらによって構成される内部の空間には、カム、ロータ、振動体、複数のフィンガー、弾性を有するチューブ、制御回路部、電源部としての小型ボタン電池(以降、単に電池と表す)が備えられている。
第1機枠14とチューブ案内枠15と第2機枠16とは、固定螺子91によって積層され密着固定される。従って、前述した空間内は密閉され防水性が確保されている。
また、第2機枠16の上部には電池蓋17が設けられており、電池蓋17と第2機枠16とは羅着固定されている。従って、電池蓋17を回転して外し内部から電池を取り出したり、装着することが可能である。
リザーバ11は、第1機枠14の上面側に設けられる凹部内に載置され、チューブ50によって駆動部10と接続されている。なお、リザーバ11は柔軟性を有する材料から構成されており、内部の液体が流出する際に外部の大気圧により変形し、リザーバ11の内部圧力が一定に保たれる。
リザーバ11に収容されている液体は、駆動部10の蠕動運動によりチューブ50を圧閉と開放を繰り返すことにより流出口部53から吐出される。
続いて、駆動部10の構成について図面を参照して説明する。
図2は駆動部の構成を示す平面図、図3は、図2のA−P−B切断面を示す断面図である。なお、図2は、第2機枠16の図示を省略して表している。
まず、図2を参照して平面構成について説明する。本実施形態の駆動部10は、一部が平面視して円弧形状に配設される弾性を有するチューブ50と、チューブ50の円弧形状の中心と回転軸Pが略一致するカム20と、チューブ50の円弧形状部分とカム20の間に介設されると共に、回転軸Pから放射状にそれぞれ等間隔に配設される複数のフィンガー40〜46と、カム20に回転力を伝達する円盤形状のロータ70、ロータ70の外周部に突起部81aが当接するよう配設される振動体80と、制御回路部60と、電池61とから構成されている。
カム20とロータ70とはカム軸75に軸止されている。従って、カム20とロータ70は回転軸を同一として一体で回転するよう構成される。
なお、制御回路部60と電池61と振動体80のそれぞれは、チューブ50及びカム20及びフィンガー40〜46と平面的に重ならない位置に分散配設されている。
カム20は、外周方向に凹凸を有し、最外周部にフィンガー押圧面21a〜21dが形成されている。フィンガー押圧面21a〜21dは、回転軸Pから等距離の同心円上に形成される。
また、フィンガー押圧面21aとフィンガー押圧面21b、フィンガー押圧面21bとフィンガー押圧面21c、フィンガー押圧面21cとフィンガー押圧面21d、及びフィンガー押圧面21dとフィンガー押圧面21a、の周方向ピッチと外形形状は等しく形成されている。また、各フィンガー押圧面間のピッチは等しい。
フィンガー押圧面21a〜21dそれぞれは、フィンガー押圧斜面22と回転軸Pとを中心とする同心円上の円弧部23とが連続して形成されている。この円弧部23は、フィンガー40〜46を押圧しない位置に設けられる。
また、フィンガー押圧面21a,21b,21c,21dそれぞれの一方の端部と円弧部23とは、回転軸Pから延長した直線部24で結ばれている。
チューブ50は、チューブ案内枠15に形成されたチューブ案内溝15c内に装着され、一方の端部は、液体を外部に吐出する流出口部53であり、マイクロポンプ1の外部に突出している。他方の端部は液体を流入する流入口部52であり、液体を収容するリザーバ11に接続され、液体流動部51がリザーバ11内に連通されている。
チューブ50は、フィンガー40〜46によって押圧される範囲が、回転軸Pに対して同心円となるように形成されたチューブ案内溝15c内に装着されている。なお、フィンガー40〜46は、それぞれ同じ形状で形成されているのでフィンガー41を例示して説明する。フィンガー41は、円柱状の軸部41aと、軸部41aの一方の端部に設けられる鍔形状のチューブ押圧部41cと、他方の端部が半球状に丸められたカム当接部41bと、から構成されている。
フィンガー40〜46は、フィンガー案内溝15bに沿って進退可能であり、カム20によって外側方向に押圧され、チューブ50を圧閉して液体流動部51を閉塞する。なお、フィンガー40〜46の断面方向の中心位置は、チューブ50の中心とほぼ一致している。
次に、図3を参照して駆動部10の断面構成について説明する。第1機枠14とチューブ案内枠15と第2機枠16は、互いに積層されて周縁部を複数の固定螺子91(図示は省略)によって密着固定されている。
第1機枠14とチューブ案内枠15と第2機枠16とが固定された状態で、内部に空間30が形成され、この空間30内にカム20、ロータ70、振動体80、制御回路部60、電池61が配設されている。
カム20とロータ70とは、カム軸75に重ねて軸止されている。従って、カム20とロータ70とはカム軸75を回転軸として一体で回転可能である。また、カム軸75は両端部に軸部75a,75bを有している。
軸部75aは第2機枠16に設けられる軸受92の軸穴92aに挿入され、軸部75bは第1機枠14に設けられる軸受93の軸穴93aに挿入され、軸受92,93によって軸支されている。軸穴92a,93aは貫通していない。
ロータ70の外周部には回転方向に沿って溝71が形成されており、溝71の内部側面が、振動体80との当接面72である。
振動体80は、ロータ70の溝71の断面方向のほぼ中央に配設されると共に、振動体固定軸90に固定螺子98によって固定されている。なお、振動体80については、図4〜図6を参照して後述する。
第1機枠14の内面には回路基板63が設けられており、電池61の下面から振動体80の下方まで延在され、その表面には接続パターンが形成されている。回路基板63の上面には制御回路部60と電池61とが載置または接続されている。
制御回路部60には電源回路や発振回路等(共に図示せず)が含まれる。電源回路は電池61の電極と接続され、発振回路は振動体80の複数の電極と接続されている。
電池61は、下方がマイナス電極であり、側面がプラス電極であって、マイナス電極が回路パターンと直接に接触接続される。また、プラス電極は電池端子62を介して対応する回路パターンに接続される。
電池61は、外周の2/3程度がチューブ案内枠15によって案内されて保持されている。一方、電池61の上方には電池蓋17が設けられている。電池蓋17には雄螺子18が形成されており、第2機枠16に形成される雌螺子と羅着される。
電池蓋17の上面には開閉溝17aが形成されており、この開閉溝17aにドライバやコイン等を挿入して回転することで電池蓋17を開閉することが可能である。つまり、電池蓋17を外して電池61を取り出し、電池61を装着して電池蓋17を締め付けることにより、電池61を回路基板63に圧設する。この際、電池蓋17と第2機枠16との間は密着され、この部分も空間30を密閉している。
なお、電池蓋17の開閉構造としては、螺着固定の他にバヨネット構造、圧入構造、固定螺子による構造等から選択することが可能である。
また、チューブ50及びフィンガー40〜46は、それぞれチューブ案内枠15に設けられる断面形状が略U字型のフィンガー案内溝15b及びチューブ案内溝15cに挿着した後、開放面を第2機枠16で蓋をすることにより保持される。
チューブ案内溝15cの外側方向にはチューブ案内壁15dが設けられ、フィンガー40〜46によるチューブ圧閉の際にチューブ50の移動を規制する。
続いて、振動体80について図面を参照して説明する。
図4は振動体の構成を示す斜視図である。振動体80は、図4に示すように、ほぼ長方形の薄板形状をしている。振動体80は、補強板81の表面に板状の圧電素子82、圧電素子82の表面に電極84を積層し、裏面に板状の圧電素子83、圧電素子83の表面に電極85が積層されて構成されている。
圧電素子82,83はそれぞれ長方形をなし、交流電圧を印加することにより、長手方向に伸張・収縮する。圧電素子82,83の材料としては特に限定されず、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリ弗化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等を用いることができる。
補強板81は、振動体80の全体を補強する機能を有しており、振動体80が過振幅または外力等によって損傷することを防止する。補強板81の材料としては特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金、銅または銅系合金等の金属材料であることが望ましい。
圧電素子82,83は、補強板81よりも厚さが薄いものであることが好ましい。これにより、振動体80をより高い効率で振動させることができる。
補強板81は、圧電素子82,83に対する共通の電極としての機能をも有している。すなわち、圧電素子82には電極84と補強板81とによって交流電圧が印加され、圧電素子83には電極85と補強板81とによって交流電圧が印加される。
圧電素子82,83は、交流電圧が印加されると長手方向に繰り返し伸縮し、これに伴って、補強板81も長手方向に繰り返し伸縮する。すなわち、圧電素子82,83に交流電圧を印加すると、振動体80は図4の矢印で示すように長手方向に微小な振幅で振動する。
補強板81の両端部には、それぞれ突起部81a,81bが一体的に形成されている。図2及び図3に示すように、振動体80は突起部81aがロータ70の外周側面(当接面72)に当接するように配設されている。
次に、振動体80の作用について図面を参照して説明する。
図5は振動体の作用を模式的に示す部分平面図、図6は突起部の動きを模式的に示す説明図である。図5において、突起部81aは、補強板81の中央部(中心線G)からずれた位置(図示の構成では角部)に設けられている。
また、図示の構成では、反対側の角部に突起部81aとは対称的に同様な突起部81bが設けられているが、本実施形態で使用されていない。
また、補強板81の長手方向のほぼ中央からは、腕部81cが突設されている。この腕部81cの先端部には固定用孔81dが開設されており、この固定用孔81dに固定螺子98(図3、参照)が挿通される。
図3に示すように、振動体80は、腕部81cにおいて第1機枠14に植立される振動体固定軸90に固定螺子98により固定される。つまり、振動体80は、腕部81cによって支持されている。これにより、振動体80は自由に振動することができ、比較的大きい振幅で振動する。
なお、振動体80は腕部81cの弾性によって、突起部81aがロータ70の外周側面の当接面72に圧接された状態で配設されている。
また、振動体80は、ロータ70と断面方向においてほぼ平行な姿勢で配設されると共に、ロータ70の厚さよりも薄い。また、振動体80の厚さは、ロータ70の外周面に形成される溝71の断面方向の幅よりも薄くすることがより好ましい。
上述したように、圧電素子82,83に交流電圧を印加すると振動体80が伸縮し、突起部81aは、図6の矢印rに示すような楕円運動を繰り返す。
そこで、突起部81aがロータ70の当接面72に当接された状態で、圧電素子82,83に交流電圧を印加して振動体80を振動させると、振動体80が伸張するときに突起部81aから摩擦力(押圧力)を受け、この押圧力の繰り返しでロータ70が時計周り方向(矢印R)方向に回転する。
圧電素子82,83に印加する周波数は特に限定されないが、振動体80の振動(縦振動)の共振周波数とほぼ同程度であることが好ましい。これにより、振動体80の振幅が大きくなり、高い効率でロータ70を回転駆動することができる。
なお、振動体80は、主に長手方向に縦振動するが、縦振動と屈曲振動とを共振させ、突起部81aを楕円振動させることがより好ましい。これにより、より高い効率でロータ70を回転駆動させることができる。以下、この点について説明する。
図5に示すように、振動体80がロータ70を回転駆動するとき、突起部81aは、ロータ70から図5中の矢印で表す反力fを受ける。本実施形態では、突起部81aが振動体80の中心線Gからずれた位置に設けられている。従って、振動体80は、この反力fによって図5に示すように面内方向に屈曲するように変形、振動する。なお、図5では、振動体80の変形を誇張して表している。
印加電圧の周波数、振動体80の形状・大きさ・突起部81aの位置等を適宜選択することで、この屈曲振動の周波数と縦振動の周波数とが共振し、振幅が大きくなると共に、突起部81aは、図6中の矢印rにて表すように、ほぼ楕円に沿って変位(楕円振動)する。
これにより、振動体80の1回の振幅において、突起部81aがロータ70を回転方向に送るときには、突起部81aがロータ70により強い力で圧接され、突起部81aが戻るときには、ロータ70との摩擦力を低減または消滅させることができるため、振動体80の振動をロータ70の回転より高い効率で変換することができる。
続いて、本実施形態による液体の輸送に係る作用について図2を参照して説明する。カム20は、振動体80からロータ70を介して回転される(図示、矢印R方向)。カム20のフィンガー押圧面21dでフィンガー44を押圧する。
フィンガー45はフィンガー押圧面21dとフィンガー押圧斜面22との接合部に当接しており、チューブ50を圧閉している。また、フィンガー46はフィンガー押圧斜面22上でチューブ50を押圧しているが、フィンガー46はフィンガー44の押圧量より小さく、チューブ50を完全には圧閉していない。
フィンガー41〜43は、カム20の円弧部23の範囲にあり、押圧しない初期位置にある。また、フィンガー40はカム20のフィンガー押圧斜面22に当接しているが、この位置では、まだチューブ50を圧閉していない。
この位置から、さらにカム20を矢印R方向に回転すると、カム20のフィンガー押圧面21dによって、フィンガー45,46の順で押圧してチューブ50を圧閉していく。フィンガー44はフィンガー押圧面21dから解除されチューブ50は開放される。チューブ50のフィンガーから圧閉が開放される位置または、まだ圧閉されていない位置には、液体流動部51に液体が流入している。
カム20を振動体80によりさらに回転すると、フィンガー押圧斜面22が、フィンガー40,41,42,43の順に順次押圧していき、フィンガー押圧面21cに達したときにチューブ50を圧閉する。
このような動作を繰り返すことにより、液体を流入口部52側から流出口部53側に向けて流動し、流出口部53から吐出する。
この際、カム20のフィンガー押圧面には、複数のフィンガーのうちの2本が当接し、次のフィンガーを押圧する位置に移動するときには、フィンガーのうちの1本を押圧する。このように、フィンガーを2本押圧する状態と、1本を押圧する状態と、を繰り返すことにより、少なくとも1本のフィンガーがチューブ50を常時圧閉している状態を形成する。このような複数のフィンガーの運動によるマイクロポンプの構造は蠕動駆動方式と呼ばれる。
上述した本実施形態のマイクロポンプ1は、平板状の振動体80を用いてロータ70を回転し、カム20を回転する構造であり、摩擦力(押圧力)によってロータ70を駆動することから、従来技術のステップモータのように磁力で駆動する場合と異なり、駆動力が高い。従って、従来技術のように減速ギヤ機構を必要とせず、また、モータモジュールとポンプモジュールとの連結機構も不要となり構造が簡単になると共に、小型、且つ薄型のマイクロポンプを実現できる。
また、構造を前述した従来技術に比べて極めて簡単にすることができ、製造コストを低減することができる。
また、振動体80の面内振動をロータ70の回転に直接変換すること、ロータ70の回転軸に対して垂直方向に回転力を加えること、により、エネルギーロスが小さく、ロータ70を高い効率で回転駆動することができる。
また、ロータ70とカム20の回転軸が一致していることから前述した従来技術のような連結機構が不要となり、より一層小型のマイクロポンプを実現できる。
また、ロータ70には、回転方向に沿った溝71が設けられ、振動体80の突起部81aが、溝71の内側側面(当接面72)に当接するよう配設することにより、薄板状の振動体80が外部からの振動、衝撃等により当接面72から外れてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、制御回路部60と、制御回路部60に電力を供給する電池61が、さらに備えられているために、これらを別に備えるよりも、例えば、マイクロポンプ1を生体内または生体表面に装着することがより容易に行えるという効果がある。
また、制御回路部60と電池61及び振動体80のそれぞれが、チューブ50及びカム20及びフィンガー40〜46と平面的に重ならない位置に分散配設することにより、マイクロポンプをより薄型化することができ、さらに組立性が向上する。
さらに、駆動源として圧電素子82,83を含む振動体80を用いている。圧電素子82,83は駆動による劣化がほとんどないことにより、耐久性に優れ長時間にわたって使用することを可能にする。しかしその際、小型ボタン型電池を用いる場合に使用期間途中で電池容量が不足することが予想される。そこで、電池61を単独で容易に交換できる構成とすれば長時間にわたってマイクロポンプ1を継続使用することができる。
また、マイクロポンプを分解して電池を交換する煩わしさを排除すると共に、交換時に電池周辺の他の部材に傷をつけてしまうというような問題を排除できる。
(実施形態2)
続いて、実施形態2に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態2は、ロータをリング形状とし、振動体80の突起部81aがロータのリング形状内周側面に当接するよう配設されていることに特徴を有している。従って、実施形態1との相違個所を中心に説明する。
図7は、実施形態2に係る駆動部を示す部分断面図、図8はロータを示す平面図である。図7及び図8において、ロータ170は、図示下面方向から凹部を形成してリング形状をなしている。そして、この凹部内に振動体80が配設されている。
ロータ170のリング形状内周側面には溝171が形成されている。この溝171の内周側面は、振動体80に設けられる突起部81aが当接する当接面172である。
ロータ170は、実施形態1と同様にカム20と共にカム軸75に重ねて軸止され一体で回転するよう構成される。
また、振動体80は、腕部81c(図4、参照)の先端部において、第1機枠14に植立された振動体固定軸90に固定螺子98により固定されている。
なお、振動体80の構成及び駆動作用は実施形態1(図4〜図6、参照)と同じであるが、突起部81aはロータ170のリング形状内周側面の当接面172に当接し、ロータ170を時計回り方向(図中、矢印R方向)に回転させる。
従って、このような構成によれば、ロータ170をリング形状とし、振動体80の突起部81aをロータ170のリング形状内周側面の当接面172に当接するよう配設している。従って、振動体80はロータ170の外径よりも内側に配設することから、より小型化を実現でき、制御回路部60及び電池61(図3、参照)のレイアウト設計が容易になるという効果がある。
(実施形態3)
続いて、実施形態3に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態3は、前述した実施形態2の構造をさらに簡素化するもので、ロータが、カム20の一方の平面に穿設された凹部の内部に形成され、振動体80に設けられる突起部81aが、凹部の内周側面に当接するよう配設されていることに特徴を有している。従って、実施形態2との相違個所を中心に説明する。
図9は、実施形態3に係る駆動部を示す部分断面図である。図9において、カム20の下面(第1機枠14方向の面)には凹部が穿設され、この凹部内に振動体80が配設されている。
内周側面には溝171が形成され、この溝171の内側側面には、振動体80に設けられる突起部81aが当接する当接面172が形成される。つまり、ロータ機能がカム20に一体で形成されている。
また、振動体80は、腕部81cの先端部(図4、参照)において、第1機枠14に植立された振動体固定軸90に固定螺子98により固定されている(図8も参照)。
なお、振動体80の構成及び駆動作用は実施形態1(図4〜図6、参照)と同じであるが、実施形態2(図8、参照)と同様に、突起部81aはロータ170のリング形状内周側面の当接面172に当接し、ロータ170を時計回り方向(図中、矢印R方向)に回転させる。
従って、上述した構成によれば、ロータをカム20の内部にカムと一体形成していることになるので、構造をより簡単にすることができ、また、小型化することができる。
(実施形態4)
続いて、実施形態4に係るマイクロポンプについて図面を参照して説明する。実施形態4は、ロータ70とカム20との間に減速機構または増速機構が、さらに設けられていることに特徴を有する。なお、ここでは減速機構の1例を示して説明する。
図10は、実施形態4に係る駆動部を示す断面図である。図10において、本実施形態の減速機構は、カム20に設けられるカム歯車101と、ロータ70に設けられるロータ歯車105と、カム歯車101とロータ歯車105とに歯合する中間車102とから構成されている。
カム歯車101は、カム20と共にカム軸75に軸止され、軸受92,93により軸支されている。また、中間車102は中間歯車103を有し、第1機枠14に備えられる軸受94と、中間車受110に設けられる軸受95によって軸支されている。なお、中間車受110は、第1機枠14に固定螺子等で固定されている。
一方、ロータ歯車105は、ロータ70を軸止するロータ軸104に形成され、第1機枠14に設けられる軸受97と、第2機枠16に設けられる軸受96とによって軸支される。
また、振動体80は、腕部81cの先端部(図4、参照)において、第1機枠14に植立された振動体固定軸90に固定螺子98により固定されている。
ロータ70の外周部には回転方向に沿って溝71が形成されており、溝71の内部側面が振動体80との当接面72である。
振動体80は、ロータ70の溝71の断面方向のほぼ中央に配設されると共に、振動体固定軸90に固定螺子98によって固定されている。
なお、振動体80の構成及び作用は実施形態1(図4〜図6、参照)と同じであり、振動体80とロータ70との関係も実施形態1と同様なため、説明を省略する。
振動体80の振動によってロータ70が回転され、このロータ70の回転は、ロータ歯車105、中間歯車103、カム歯車101を介してカム20に伝達される。中間車102を設けることにより、カム20は、実施形態1(図2、参照)と同じ方向に回転する。
ここで、ロータ歯車105とカム歯車101との歯数比は減速比であって、減速比はロータ歯車105とカム歯車101との歯数比により適宜変更することができる。また、中間車102を大歯車と小歯車の構成にすれば減速比をさらに調整可能となる。なお、増速する場合は、各歯車の歯数比を増速ギヤ機構とすればよい。
従って、ロータ70とカム20との間に減速機構または増速機構をさらに設けることにより、カム20の回転速度を変えることができる。つまり、液体の吐出量を適宜調整することができる。
前述した実施形態1〜実施形態4によるマイクロポンプ1は、小型化、薄型化が可能で、微量流量を安定して連続的に流動することができるため、生体内または生体表面に装着し、新薬の開発やドラッグデリバリなどの医療用に好適である。また、様々な機械装置において、装置内、または装置外に搭載し、水や食塩水、薬液、油類、芳香液、インク、気体等の流体の輸送に利用することができる。さらに、マイクロポンプ単独で、前記流体の流動、供給に利用することができる。
実施形態1に係るマイクロポンプを示し、(a)は平面図、(b)は正面図。 実施形態1に係る駆動部の構成を示す平面図。 図2のA−P−B切断面を示す断面図。 実施形態1に係る振動体の構成を示す斜視図。 実施形態1に係る振動体の作用を模式的に示す部分平面図。 実施形態1に係る振動体の突起部の動きを模式的に示す説明図。 実施形態2に係る駆動部を示す部分断面図。 実施形態2に係るロータを示す平面図。 実施形態3に係る駆動部を示す部分断面図。 実施形態4に係る駆動部を示す断面図。
符号の説明
1…マイクロポンプ、20…カム、40〜46…フィンガー、50…チューブ、70…ロータ、80…振動体、81a…突起部、82,83…圧電素子。

Claims (1)

  1. 一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、
    前記チューブの円弧形状の中心と回転軸が略一致するカムと、
    前記チューブの円弧形状部分と前記カムの間に介設されると共に、前記回転軸から放射状に配設される複数のフィンガーと、
    圧電素子を有し、かつ長手方向端部に突起部を有する振動体と、
    前記カムに回転力を伝達するロータと、
    を備え
    前記突起部を前記ロータに当接するよう配設し、
    前記カムの周面は前記ロータの周面より小さくした、マイクロポンプであって、
    前記圧電素子に交流電圧を印加することにより前記振動体が振動し、前記突起部から前記ロータに回転力を加え、前記カムが前記複数のフィンガーを流体の流入側から流出側へ順次押圧して流体を輸送することを特徴とするマイクロポンプ。
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