JP5470790B2 - グラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラム - Google Patents

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本発明は、グラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラムに関する。
従来、ディスプレイ上にグラフを表示する方法として、グラフの特徴点を検出し、これらの特徴点が含まれるように表示範囲を設定して、グラフを描画表示する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、グラフ関数電卓のような小型のグラフ表示制御装置においては、小さい表示エリア内でドットを用いてグラフを描画することとなる。
このとき、例えば、極大・極小が一定間隔で繰り返す三角関数などの周期関数を表示する場合には、まず、図8(a),(b)に示すように、表示エリアにおける各ドットの中心のx座標に対応する関数のy値を算出し、この値に最も近いドットを点灯ドットとして選択する。次に、図8(c)に示すように、各隣り合った点灯ドット間のy軸方向の隙間を埋めるようにして、関数の取る値に近いドットを点灯ドットとして選択する。そして、選択された点灯ドットを点灯させ、グラフを表現する。なお、この図8や、後述の図9においては、白塗りまたは黒塗りの四角でドットを表している。
以上のグラフ描画方法によれば、描きたい関数が周期関数であった場合、極値の点灯ドットがそれぞれ最初のステップで正しいy座標で選択されていれば、グラフが周期関数として識別できるようドットで表現されることとなる。
特開2004−206266号
しかしながら、上記のような従来のグラフ描画方法では、図9に示すように、極値の点灯ドットが最初のステップで正しいy座標で選択されていない場合、つまり極値の周期がドットの間隔とずれている場合に、グラフの周期性などの周期関数の特徴が正確に再現されず、本来のグラフとは全く異なるグラフが描画されてしまうことがある。他の例として、0≦x≦π,0≦x≦2π,0≦x≦3π,0≦x≦6πをx軸方向の描画範囲として設定した場合の周期関数「y=sin(20x)」のグラフを図10に示す。これらの図のうち、描画範囲を0≦x≦πとしたグラフ(図中左上のグラフ)では、グラフの周期性が再現されているものの、これ以外のグラフでは、周期性が再現されていない状態となっている。
そして、このような現象は、グラフ関数電卓が特に学校教育の場で用いられていることを鑑みると、生徒に誤った知識を与えることにも繋がってしまい、大きな問題であると考えられる。
本発明の課題は、周期関数の特徴を損なうことなくグラフを表示することができるグラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、グラフ表示制御装置において、
任意のx、y関数式に対応するグラフを、設定されたx軸方向描画幅とy軸方向描画幅からなる描画範囲についてドット表示するための表示手段と、
前記関数式がx軸方向の周期関数である場合に、1周期中の各極値の間隔比を最少のドット数で表現するときに前記表示手段に描画される関数式のグラフのx軸方向描画幅を最大適正描画幅とし、その(1/2) (但しnは自然数)倍のいずれかの描画幅を適正描画幅として、前記x軸方向描画幅に再設定して、前記関数式に対応するグラフを前記表示手段に描画させる描画制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のグラフ表示制御装置において、
ユーザ操作により前記描画範囲のx軸方向描画幅とy軸方向描画幅とを設定する描画範囲設定手段を備え、
前記描画制御手段は、
前記描画範囲設定手段により設定された描画範囲について、前記x、y関数式のグラフを前記表示手段に描画させる第1描画制御手段と、
前記関数式が周期関数であり、前記設定された描画範囲のx軸方向描画幅が前記適正描画幅ではない場合に、前記適正描画幅を前記描画範囲のx軸方向描画幅に再設定して、前記グラフを前記表示手段に再描画させる第2描画制御手段と、
を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のグラフ表示制御装置において、
前記第2描画制御手段は、
前記最大適正描画幅の(1/2) (但しnは自然数)倍のいずれかの描画幅のうちで、前記描画範囲設定手段により設定された描画範囲のx軸方向描画幅に最も近い適正描画幅を、前記描画範囲のx軸方向描画幅に再設定して、前記グラフを前記表示手段に描画させることを特徴とする。
本発明によれば、周期関数の特徴を損なうことなくグラフを表示することができる。
以下、本発明に係るグラフ表示制御装置について、図を参照しながら説明する。
[1.1 外観構成]
図1は、本発明に係るグラフ表示制御装置を適用した関数電卓1の正面図である。
この図に示すように、関数電卓1は、各種キー群2と、ディスプレイ3とを備えている。
各種キー群2は、ユーザから数値や演算記号等の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施の形態においては、各種キー群2は、テンキー20、演算記号キー21、EXEキー22、DELキー23、方向キー24、描画キー25等を備えて構成されている。
このうち、テンキー20は数値の入力操作を受けるキーであり、演算記号キー21は各種演算記号の入力操作を受けるキーである。
EXEキー22は、演算処理やグラフ表示処理など、各種処理の実行を指示するキーとして機能するようになっている。DELキー23は、ディスプレイ3に表示されている数値や演算記号などの削除操作を受けるキーである。
方向キー24は、ディスプレイ3内で反転表示されているカーソルを所定の移動方向に移動させる場合等に押下されるキーであり、本実施の形態においては、上下左右の4方向について入力可能に構成されている。
描画キー25は、テンキー20や演算記号キー21を用いて入力された関数式のグラフをディスプレイ3に描画させる場合等に押下されるキーである。
ディスプレイ3は、各種キー群2の押下に応じた文字や符号、数式、演算結果、グラフ、図形などの他、関数電卓1を使用するために必要な各種データが表示される部分である。このディスプレイ3はドットマトリクス表示を行うよう構成されており、本実施の形態においては、上下方向に64個,幅方向に128個のドットから構成されるドットマトリクスを有している。また、このディスプレイ3は、後述のグラフ描画処理(図3,図4参照)においては、x軸を幅方向、y軸を上下方向に設定してグラフを描画するようになっている。なお、x軸方向のグラフ描画に使用可能なドットの総数は、y軸の描画に必要な2個のドットを除いた126個(=128−2個)となっている。
[1.2 機能構成]
続いて、関数電卓1の機能構成について説明する。
図2は、関数電卓1の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、関数電卓1は入力部4、表示部5、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7及びCPU(Central Processing Unit)8等の機能部を備えており、各機能部はバス10で接続されている。
入力部4は、上述の各種キー群2を備えており、押下されたキーの信号をCPU8に出力するようになっている。
表示部5は、上述のディスプレイ3を備えており、CPU8からの信号に基づいて各種情報をディスプレイ3に表示するようになっている。
ROM6は、関数電卓1におけるメニュー表示処理や各種設定処理、各種演算処理等の動作に係るプログラムや、関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納しており、本実施の形態においては、グラフ描画プログラム60を格納している。
このグラフ描画プログラム60は、後述のグラフ描画処理(図3,図4参照)をCPU8に実行させるためのプログラムである。
RAM7は、CPU8が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリであり、本実施の形態においては、描画範囲記憶領域70、適正描画幅記憶領域71及び周期関数判断対象範囲記憶領域72を有している。
描画範囲記憶領域70には、後述のグラフ描画処理(図3,図4参照)においてユーザに設定される設定描画範囲が記憶されるようになっている。ここで、本実施の形態における設定描画範囲とは、関数式のグラフから抽出して描画するよう設定される範囲のことであり、具体的にはx軸方向の最小値「Xmin」,x軸方向の最大値「Xmax」,y軸方向の最小値「Ymin」,y軸方向の最大値「Ymax」を含んで構成されている。
適正描画幅記憶領域71には、後述のグラフ描画処理(図3,図4参照)において算出される適正描画幅が記憶されるようになっている。ここで、本発明における適正描画幅とは、ディスプレイ3のドット間隔に合わせて算出されるものであり、具体的には、x軸方向の描画範囲、つまり描画幅を設定してグラフをドット表示する場合に、当該グラフの周期間で対応する各極値点の表示ドットが互いに等しいy座標となるような幅を言う。
周期関数判断対象範囲記憶領域72には、後述のグラフ描画処理(図3,図4参照)において用いられる周期関数判断対象範囲が記憶されるようになっている。ここで、本実施の形態における周期関数判断対象範囲とは、描画対象のグラフが周期関数であるか否かを判断するために当該グラフ中から抽出すべきx軸方向の範囲であり、例えば0≦x≦100などの範囲にデフォルトで設定されていても良いし、ユーザによって任意に設定されていても良い。
CPU8は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行うようになっている。具体的には、CPU8は、入力部4から入力される操作信号に応じて、ROM6中のプログラムを読み出してRAM7に展開し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU8は、処理結果を表示するための表示制御信号を表示部5に適宜出力して、対応した情報を表示させる。
[1.3 関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1の動作について説明する。図3,図4は、CPU8がROM6からグラフ描画プログラム60を読み出して実行するグラフ描画処理の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図3に示すように、ユーザが各種キー群2を操作して関数式と、設定描画範囲とを入力すると(ステップS1)、CPU8は当該設定描画範囲を描画範囲記憶領域70に記憶させる。
次に、CPU8はユーザが描画キー25を押下するか否かを判定し(ステップS2)、押下しないと判定した場合(ステップS2;No)には他の処理へ移行し、押下したと判定した場合(ステップS2;Yes)には、設定描画範囲記憶領域70から設定描画範囲を読み出し、この範囲に従って関数式のグラフをディスプレイ3にドットで描画表示させる(ステップS3)。
次に、CPU8は、適正グラフ表示処理を行う(ステップS4)。
具体的には、図4に示すように、まずCPU8は、周期関数判断対象範囲記憶領域72から周期関数判断対象範囲を読み出し(ステップS41)、当該範囲内での関数の極大値,極小値を算出する(ステップS42)。
次に、CPU8は、極値のy軸方向の値や、x軸方向での間隔に基づいて描画対象のグラフが周期グラフであるか否かを判定し(ステップS43)、周期グラフでないと判定した場合(ステップS43;No)には、適正グラフ表示処理及びグラフ描画処理を終了する。
一方、ステップS43において描画対象のグラフが周期グラフであると判定した場合(ステップS43;Yes)には、CPU8は、その周期を算出する(ステップS44)。
次に、CPU8は、x軸方向において1周期中の各極値の間隔比を最少のドット数で表現する場合にディスプレイ3に描画されるグラフのx軸方向幅を最大適正描画幅とし、その(1/2)(但し、nは自然数)の各幅を適正描画幅として算出し、適正描画幅記憶領域71にそれぞれ記憶させる(ステップS45)。例えば、1周期における4つの極値の間隔比が3:2:2:3の場合には、1周期の中の全ての極値が最少10個(=3+2+2+3個)のドットで表現される、つまり、各周期がx軸方向に10個のドットで表現される。そして、この場合には、ディスプレイ3に12.6周期分(=x軸方向のグラフ描画に使用可能な総ドット数/1周期分のドット数=126/10)のグラフが描画されることとなるため、最大適正描画幅は12.6周期分に対応する幅となる。
なお、このようにして算出された各適正描画幅では、グラフの周期間で対応する各極値点が互いに等しいy座標の表示ドットで表示される、つまり、関数の周期性など、周期関数の特徴が正確に再現されることとなる。
次に、CPU8は、x軸方向の設定描画幅が適正描画幅に一致するか否かを判定し(ステップS46)、一致すると判定した場合(ステップS46;Yes)、つまり、既に周期関数の特徴が正確に再現されていると判断した場合には、適正グラフ表示処理及びグラフ描画処理を終了する。
一方、ステップS46において設定描画幅が適正描画幅に一致しないと判定した場合(ステップS46;No)、つまり周期関数の特徴が正確に再現されていないと判定した場合には、CPU8は、グラフが適正に表示されていない旨の警告と、グラフの描画範囲を自動構成するか否かの質問とをディスプレイ3に表示させる(ステップS47)。
次に、CPU8は、ユーザが各種キー群2を操作して描画範囲の自動構成を選択したか否かを判定し(ステップS48)、選択しないと判定した場合(ステップS48;No)には、適正グラフ表示処理及びグラフ描画処理を終了する。
一方、ステップS48においてユーザが描画範囲の自動構成を選択したと判定した場合(ステップS48;Yes)には、CPU8は、設定描画範囲のXmaxを大小に変化させ、x軸方向の描画幅を適正描画幅記憶領域71における複数の適正描画幅のうち、最も近い適正描画幅とし、このときの描画範囲をディスプレイ3に表示させる(ステップS49)。
次に、CPU8は、ユーザが描画キー25を押下するか否かを判定し(ステップS50)、押下しないと判定した場合(ステップS50;No)には、適正グラフ表示処理及びグラフ描画処理を終了する。
そして、ステップS50においてユーザが描画キー25を押下したと判定した場合(ステップS50;Yes)には、CPU8は、ステップS49で設定された新たな描画範囲でディスプレイ3にグラフを再表示させ(ステップS51)、適正グラフ表示処理及びグラフ描画処理を終了する。
[1.4 動作例]
続いて、上記のグラフ描画処理を具体的に説明する。
(動作例1)
まず、例えば図5(a),(b)に示すように、ユーザが各種キー群2を操作して関数式「y=sinx」と設定描画範囲「Xmin=0」,「Xmax=62π」,「Ymin=−1.5」,「Ymax=1.5」を入力し(ステップS1)、描画キー25を押下すると(ステップS2)、図5(c)に示すように、当該描画設定範囲に従って関数式「y=sinx」のグラフがドット表示される(ステップS3)。
また、このとき、描画対象のグラフが周期グラフであると判定され(ステップS41〜S43;Yes)、周期「2π」が算出される(ステップS44)。また、このグラフは極値の間隔比「1:1」が最少2個(=1+1個)のドット数で表現されるため、各周期はx軸方向に2個のドットで表現されることとなり、最大適正描画幅が126π(=x軸方向のグラフ描画に使用可能な総ドット数/1周期分のドット数×1周期のx軸方向の幅=126/2×2π),適正描画幅が「126π×(1/2)」として算出される(ステップS45)。そして、x軸方向の設定描画幅「62π」(=62π−0)が適正描画幅「126π×(1/2)」に一致しないと判定され(ステップS46;No)、「特徴が損なわれています。自動構成しますか?」との警告及び質問がディスプレイ3に表示される(ステップS47)。
次に、ユーザが描画範囲の自動構成を選択すると(ステップS48;Yes)、図5(d)に示すように、設定描画範囲「Xmin=0,Xmax=62π」のXmaxが「63π」に変化させられることにより、x軸方向の描画幅「62π」(=62π―0)が適正描画幅126π×(1/2)(=126π,63π,31.5π,…)のうち、最も近い適正描画幅「63π」とされ、このときの描画範囲「Xmin=0,Xmax=63π」がディスプレイ3に表示される(ステップS49)。
そして、ユーザが描画キー25を押下すると(ステップS50;Yes)、図5(e)に示すように、新たな描画範囲でグラフがディスプレイ3に再表示される(ステップS51)。
(動作例2)
まず、例えば図6(a),(b)に示すように、ユーザが各種キー群2を操作して関数式「y=sinx」と設定描画範囲「Xmin=0」,「Xmax=150π」,「Ymin=−1.5」,「Ymax=1.5」を入力し(ステップS1)、描画キー25を押下すると(ステップS2)、図6(c)に示すように、当該描画設定範囲に従って関数式「y=sinx」のグラフがドット表示される(ステップS3)。
また、このとき、描画対象のグラフが周期グラフであると判定され(ステップS41〜S43;Yes)、周期「2π」が算出される(ステップS44)。また、このグラフは極値の間隔比「1:1」が最少2個(=1+1個)のドット数で表現されるため、各周期はx軸方向に2個のドットで表現されることとなり、最大適正描画幅が126π(=x軸方向のグラフ描画に使用可能な総ドット数/1周期分のドット数×1周期のx軸方向の幅=126/2×2π),適正描画幅が「126π×(1/2)」として算出される(ステップS45)。そして、x軸方向の設定描画幅「150π」(=150π−0)が適正描画幅「126π×(1/2)」に一致しないと判定され(ステップS46;No)、「特徴が損なわれています。自動構成しますか?」との警告及び質問がディスプレイ3に表示される(ステップS47)。
次に、ユーザが描画範囲の自動構成を選択すると(ステップS48;Yes)、図6(d)に示すように、設定描画範囲「Xmin=0,Xmax=150π」のXmaxが「126π」に変化させられることにより、x軸方向の描画幅「150π」(=150π―0)が適正描画幅126π×(1/2)(=126π,63π,31.5π,…)のうち、最も近い適正描画幅「126π」とされ、このときの描画範囲「Xmin=0,Xmax=126π」がディスプレイ3に表示される(ステップS49)。
そして、ユーザが描画キー25を押下すると(ステップS50;Yes)、図6(e)に示すように、新たな描画範囲でグラフがディスプレイ3に再表示される(ステップS51)。
(動作例3)
まず、例えば図7(a),(b)に示すように、ユーザが各種キー群2を操作して関数式「y=sinx・cos3x」と設定描画範囲「Xmin=0」,「Xmax=17π」,「Ymin=−1.5」,「Ymax=1.5」を入力し(ステップS1)、描画キー25を押下すると(ステップS2)、図7(c)に示すように、当該描画設定範囲に従って関数式「y=sinx・cos3x」のグラフがドット表示される(ステップS3)。
また、このとき、描画対象のグラフが周期グラフであると判定され(ステップS41〜S43;Yes)、周期「π」が算出される(ステップS44)。また、このグラフは極値の間隔比「2:2:3:2」が最少9個(=2+2+3+2個)のドット数で表現されるため、各周期はx軸方向に9個のドットで表現されることとなり、最大適正描画幅が14π(=x軸方向のグラフ描画に使用可能な総ドット数/1周期分のドット数×1周期のx軸方向の幅=126/9×π),適正描画幅が「14π×(1/2)」として算出される(ステップS45)。そして、x軸方向の設定描画幅「17π」(=17π−0)が適正描画幅「14π×(1/2)」に一致しないと判定され(ステップS46;No)、「特徴が損なわれています。自動構成しますか?」との警告及び質問がディスプレイ3に表示される(ステップS47)。
次に、ユーザが描画範囲の自動構成を選択すると(ステップS48;Yes)、図7(d)に示すように、設定描画範囲「Xmin=0,Xmax=17π」のXmaxが「14π」に変化させられることにより、x軸方向の描画幅「17π」(=17π―0)が適正描画幅14π×(1/2)(=14π,7π,3.5π,…)のうち、最も近い適正描画幅「14π」とされ、このときの描画範囲「Xmin=0,Xmax=14π」がディスプレイ3に表示される(ステップS49)。
そして、ユーザが描画キー25を押下すると(ステップS50;Yes)、図7(e)に示すように、新たな描画範囲でグラフがディスプレイ3に再表示される(ステップS51)。
以上の関数電卓1によれば、図4のステップS45,S49,S51や、図5〜図7で示したように、関数式が周期関数である場合に、ドット間隔に合わせた適正描画幅分のグラフをディスプレイ3に描画させるので、極値の周期とドットの間隔とを適合させた状態でグラフが表示される。従って、周期関数の特徴を損なうことなくグラフを表示することができる。
また、図3のステップS3,図4のステップS51や、図5〜図7で示したように、ユーザに設定された設定描画範囲の幅が適正描画幅ではなく、関数式が周期関数である場合には、設定描画範囲の幅分のグラフが描画された後、適正描画幅分のグラフが描画されるので、不適当な描画範囲を設定したことをユーザに認識させることができる。従って、周期関数についての学習効果を高めることができる。
また、図4のステップS49や、図5〜図7で示したように、複数の適正描画幅のうち、設定描画範囲の幅に最も近い適正描画幅分のグラフが描画されるので、ユーザの意図するグラフの大きさに最も近づけた状態で、周期関数の特徴を損なうことなくグラフを表示することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更をおこなっても良い。
本発明に係るグラフ表示制御装置を適用した関数電卓を示す外観図である。 本発明に係るグラフ表示制御装置を適用した関数電卓を示すブロック図である。 グラフ描画処理を示すフローチャートである。 適正グラフ表示処理を示すフローチャートである。 図形描画処理における表示内容を示す図である。 図形描画処理における表示内容を示す図である。 図形描画処理における表示内容を示す図である。 従来のグラフ表示制御装置におけるグラフの表示方法を説明するための図である。 従来のグラフ表示制御装置におけるグラフの表示方法を説明するための図である。 従来のグラフ表示制御装置において表示されたグラフ例を示す図である。
符号の説明
1 関数電卓
3 ディスプレイ
8 CPU

Claims (4)

  1. 任意のx、y関数式に対応するグラフを、設定されたx軸方向描画幅とy軸方向描画幅からなる描画範囲についてドット表示するための表示手段と、
    前記関数式がx軸方向の周期関数である場合に、1周期中の各極値の間隔比を最少のドット数で表現するときに、前記表示手段に描画される関数式のグラフのx軸方向描画幅を最大適正描画幅とし、その(1/2)(但しnは自然数)倍のいずれかの描画幅を適正描画幅として、前記x軸方向描画幅に再設定して、前記関数式に対応するグラフを前記表示手段に描画させる描画制御手段と、
    を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  2. 請求項1記載のグラフ表示制御装置において、
    ユーザ操作により前記描画範囲のx軸方向描画幅とy軸方向描画幅とを設定する描画範囲設定手段を備え、
    前記描画制御手段は、
    前記描画範囲設定手段により設定された描画範囲について、前記x、y関数式のグラフを前記表示手段に描画させる第1描画制御手段と、
    前記関数式が周期関数であり、前記設定された描画範囲のx軸方向描画幅が前記適正描画幅ではない場合に、前記適正描画幅を前記描画範囲のx軸方向描画幅に再設定して、前記グラフを前記表示手段に再描画させる第2描画制御手段と、
    を有することを特徴とするグラフ表示制御装置。
  3. 請求項2記載のグラフ表示制御装置において、
    前記第2描画制御手段は、
    前記最大適正描画幅の(1/2)(但しnは自然数)倍のいずれかの描画幅のうちで、前記描画範囲設定手段により設定された描画範囲のx軸方向描画幅に最も近い適正描画幅を、前記描画範囲のx軸方向描画幅に再設定して、前記グラフを前記表示手段に描画させることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  4. コンピュータに、
    任意のx、y関数式に対応するグラフを、設定されたx軸方向描画幅とy軸方向描画幅からなる描画範囲についてドット表示で描画させる表示制御機能と、
    前記関数式がx軸方向の周期関数である場合に、1周期中の各極値の間隔比を最少のドット数で表現するときに、前記表示制御機能により描画される関数式のグラフのx軸方向描画幅を最大適正描画幅とし、その(1/2)(但しnは自然数)倍のいずれかの描画幅を適正描画幅として、前記x軸方向描画幅に再設定して、前記関数式に対応するグラフを前記表示制御機能により描画させる描画制御機能と、
    を実現させることを特徴とするグラフ表示制御プログラム。
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