JP5468672B1 - 高圧引下線くせ直し工具 - Google Patents

高圧引下線くせ直し工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5468672B1
JP5468672B1 JP2012265563A JP2012265563A JP5468672B1 JP 5468672 B1 JP5468672 B1 JP 5468672B1 JP 2012265563 A JP2012265563 A JP 2012265563A JP 2012265563 A JP2012265563 A JP 2012265563A JP 5468672 B1 JP5468672 B1 JP 5468672B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
underline
pair
hands
pressure underline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012265563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014110738A (ja
Inventor
強 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012265563A priority Critical patent/JP5468672B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468672B1 publication Critical patent/JP5468672B1/ja
Publication of JP2014110738A publication Critical patent/JP2014110738A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】高圧引下線のくせ直しを簡単に且つ効率的に行うことが可能な高圧引下線くせ直し工具を提供する。
【解決手段】高圧引下線くせ直し工具1は、絶縁ヤットコ2の把持部3の先端に取り付けられ、絶縁ヤットコ2によって操作される。この高圧引下線くせ直し工具1は、絶縁ヤットコ2によって開閉操作される一対の操作アーム4,5と、一対の操作アーム4,5のそれぞれの先端側に対向するように形成された一対の加圧ハンド6,7と、を有している。そして、絶縁ヤットコ2で一対の操作アーム4,5を開閉操作し、一対の操作アーム4,5の先端側に形成した一対の加圧ハンド6,7によって高圧引下線23のくせ直し対象領域を保持して加圧するだけで、高圧引下線23のくせ直し対象領域を直線状にくせ直しすることができる。
【選択図】図7

Description

この発明は、高圧引下線に対する間接活線作業用の工具であって、高圧引下線のくせ直しに用いられる工具に関するものである。
従来から、高圧引下線は、通電が停止されている直接作業側の電線(非通電側電線)を得るために途中で切断され、その後に、非通電側電線と通電されている側の電線(通電側電線)とが縁線スリーブで接続されるようになっている。
図11は、この高圧引下線23の接続作業を模式的に示す図である。この図11に示すように、先ず、非通電側電線23Aの接続側先端の絶縁被覆材23a1を剥いで心線23a2を露出させ(図11(a))、その心線23a2を縁線スリーブ100の一端側に挿入し(図11(b))、縁線スリーブ100の一端側を図外の圧着工具で押し潰すことにより、非通電側電線23Aの心線23a2と縁線スリーブ100とを圧着させる(図11(c))。次いで、図外の絶縁操作棒(絶縁ヤットコ)を使用した間接活線作業により、通電側電線23Bの接続側先端の絶縁被覆材23b1を図外の皮剥具によって剥いで心線23b2を露出させ(図11(d))、その心線23b2を縁線スリーブ100の他端側に挿入し(図11(e))、縁線スリーブ100の他端側を図外の圧着工具で押し潰すことにより、通電側電線23Bの心線23b2と縁線スリーブ100とを圧着し、非通電側電線23A(23)と通電側電線23B(23)とを縁線スリーブ100を介して接続するようになっている(図11(f))。
図11に示したような高圧引下線23の接続作業は、非通電側電線23Aの接続側の心線23a2及び通電側電線23Bの接続側の心線23b2に湾曲や捩れ等のくせが付いていると、これら心線23a2,23b2を円筒状の縁線スリーブ100の穴101内に挿入することが困難になる。
そこで、従来から、絶縁ヤットコを2本使用し、高圧引下線の接続作業対象領域(くせ直し対象領域)の両側にそれぞれ絶縁ヤットコを配置し、それら絶縁ヤットコの把持部で高圧引下線を掴んで引っ張ることにより、高圧引下線の接続作業対象領域のくせ直しをして、高圧引下線の接続作業対象領域を直線状にしていた。
また、図12に示すように、絶縁操作棒102の先端に支持板103を取り付け、この支持板103に一対の円筒体104,104を間隔をあけて取り付け、この円筒体104,104の間を高圧引下線23の接続作業対象領域(くせ直し対象領域)が斜めに通るように配置し、作業者105が絶縁操作棒102を高圧引下線23に沿って移動させることにより、高圧引下線23を引っ張って、曲がりくせがついた高圧引下線23を直線状に矯正するようなくせ直し工具106が開発された(特許文献1参照)。
特開2012−80651号公報
しかしながら、2本の絶縁ヤットコを使用して高圧引下線のくせ直しをする作業は、2本の絶縁ヤットコが2人の作業者によって操作されるか、又は、2本の絶縁ヤットコが1人の作業者の両手によって操作されるため、作業効率が良くなかった。
また、図12に示したくせ直し工具106は、操作が簡単で、且つ、高圧引下線23のくせ直し効果が優れたものであるが、絶縁操作棒102を高圧引下線23に沿って移動させる必要があるため、絶縁操作棒102を高圧引下線23に沿って移動させる時間分だけ作業効率が悪かった。
そこで、本発明は、高圧引下線のくせ直しを簡単に且つ効率的に行うことが可能な高圧引下線くせ直し工具の提供を目的とする。
図1乃至図4,図7に示すように、本発明は、高圧引下線23のくせ直しに使用される高圧引下線くせ直し工具1に関するものである。この発明に係る高圧引下線くせ直し工具1は、絶縁ヤットコ2の把持部3の先端に取り付けられ、前記絶縁ヤットコ2によって開閉操作される一対の操作アーム4,5と、前記一対の操作アーム4,5のそれぞれの先端側に対向するように形成された一対の加圧ハンド6,7と、を有している。そして、前記一対の加圧ハンド6,7は、対向する側の面が、前記高圧引下線23のくせ直し対象領域の長さに対応する軸方向長さL1の円筒体の内面を前記円筒体の中心軸22に沿って半割して形作られるような凹曲面24,24である。また、前記一対の加圧ハンド6,7は、前記一対の操作アーム4,5が開かれた状態において、一方の前記加圧ハンド6と他方の前記加圧ハンド7の間の空間25に前記高圧引下線23を出し入れすることができる。また、前記一対の加圧ハンド6,7は、前記一対の操作アーム4,5が閉じられた状態において、一方の前記加圧ハンド6の前記凹曲面24と他方の前記加圧ハンド7の前記凹曲面24で前記高圧引下線23のくせ直し対象領域を包み込むように保持して加圧し、前記高圧引下線23を直線状にくせ直しすることができるようになっている。
本発明によれば、絶縁ヤットコで一対の操作アームを開閉操作し、一対の操作アームの先端側に形成した一対の加圧ハンドによって高圧引下線のくせ直し対象領域を保持して加圧するだけで、高圧引下線のくせ直し対象領域を直線状にくせ直しすることができるため、高圧引下線のくせ直しを簡単に且つ効率的に行うことが可能になる。
本発明の実施の形態に係る高圧引下線くせ直し工具を示す図であり、高圧引下線くせ直し工具の開いた状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る高圧引下線くせ直し工具を示す図であり、高圧引下線くせ直し工具の閉じた状態を示す正面図である。 図2に示した高圧引下線くせ直し工具の右側面図である。 図2に示した高圧引下線くせ直し工具の左側面図である。 図5(a)は、本発明の実施の形態に係る絶縁ヤットコを示す正面図である。図5(b)は、図5(a)のA1,A2方向から見た絶縁ヤットコの把持部の一部拡大図である。 図6(a)が接続ホルダの平面図、図6(b)が接続ホルダの正面図(図6(a)のA3方向から見た図)、図6(c)が図6(b)のB1−B1線に沿って切断して示す断面図である。 図7(a)が本実施形態に係る高圧引下線くせ直し工具の開いた状態を示す正面図、図7(b)が本実施形態に係る高圧引下線くせ直し工具の閉じた状態を示す正面図、図7(c)が図7(b)に示した高圧引下線くせ直し工具の左側面図、図7(d)が図7(b)に示した高圧引下線くせ直し工具の右側面図である。 図8(a)が第1変形例に係る高圧引下線くせ直し工具の開いた状態を示す正面図、図8(b)が第1変形例に係る高圧引下線くせ直し工具の閉じた状態を示す正面図、図8(c)が図8(b)に示した高圧引下線くせ直し工具の左側面図、図8(d)が図8(b)に示した高圧引下線くせ直し工具の右側面図である。 高圧引下線くせ直し工具の第2変形例を示す図であり、高圧引下線くせ直し工具の開いた状態を示す正面図である。 高圧引下線くせ直し工具の第3変形例を示す図であり、高圧引下線くせ直し工具の閉じた状態(一対の加圧ハンドで高圧引下線を掴んだ状態)を示す正面図である。 高圧引下線の接続作業を模式的に示す図である。 従来例に係る高圧引下線のくせ直し工具を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態に係る高圧引下線くせ直し工具1を示す図である。なお、図1は、高圧引下線くせ直し工具1の開いた状態を示す正面図である。また、図2は、高圧引下線くせ直し工具1の閉じた状態を示す正面図である。また、図3は、図2に示した高圧引下線くせ直し工具1の右側面図である。また、図4は、図2に示した高圧引下線くせ直し工具1の左側面図である。
これらの図に示すように、高圧引下線くせ直し工具1は、絶縁ヤットコ2の把持部3の先端に取り付けられる一対の操作アーム4,5と(図5参照)、この一対の操作アーム4,5の先端側に対向するように形成された一対の加圧ハンド6,7と、を有している。そして、この高圧引下線くせ直し工具1は、一対の操作アーム4,5が絶縁ヤットコ2によって開閉操作されるようになっている。
一対の操作アーム4,5は、一方の操作アーム4と他方の操作アーム5とが長手方向の略中央部で交差するように重ねられると共に、その交差する部分が連結ピン8によって相対回動可能に連結されている。そして、一方の操作アーム4と他方の操作アーム5は、一端側(基端側)が支持軸10を介して接続ホルダ11,12に揺動可能に取り付けられている。なお、一対の操作アーム4,5は、板状の金属で形成されている。
図1に示すように、接続ホルダ11と接続ホルダ12は、中心線13に対して左右対称の形状に形成されている。以下、接続ホルダ11,12の詳細は、接続ホルダ12を例にして説明する(図6参照)。
図6に示すように、接続ホルダ12は、絶縁ヤットコ2の把持部3を構成する不動部材14と可動部材15のうちの可動部材15の先端部分を収容する有底の係合穴16が形成され、この係合穴16に挿入した絶縁ヤットコ2の可動部材15の先端部分を固定するロック機構部17を有している(図5参照)。ロック機構部17は、ロックピン18がばね20の弾性力で係合穴16へ向けて付勢されており、ロックピン18の先端側が絶縁ヤットコ2の可動部材15の先端部分に形成された係止用穴21に係合し、接続ホルダ12と絶縁ヤットコ2とを固定できるようになっている(図5参照)。また、ロック機構部17は、ロックピン18をばね20の弾性力に抗して係合穴16内から引き抜く方向(図6(c)の右方向)へ移動させると、ロックピン18と絶縁ヤットコ2の可動部材15の係止用穴21との係合状態を解除でき、接続ホルダ12から絶縁ヤットコ2を分離できるようになっている(図5参照)。なお、接続ホルダ11,12は、一対の操作アーム4,5と同様の金属材料で形成されている。また、接続ホルダ11は、上述の接続ホルダ12と同様に、係合穴16及びロック機構部17を有している(図1参照)。
図1乃至図4,図7に示すように、一対の加圧ハンド6,7は、円筒体を中心軸22に沿って半割にしたような半円筒体であり、一対の操作アーム4,5が閉じられることによって突き合わせられると、円筒体を形作るようになっている。そして、一対の加圧ハンド6,7は、対向する側の面(内面)が、高圧引下線23のくせ直し対象領域の長さに対応する軸方向長さL1の円筒体の内面を円筒体の中心軸22に沿って半割して形作られるような凹曲面24,24になっている。この一対の加圧ハンド6,7は、円筒体を形作った際の内面(凹曲面24,24)の直径が高圧引下線23の外径寸法よりも僅かに小径となるように形成されており、高圧引下線23を外周側から均等に加圧できるように締め代が設けられている。ここで、高圧引下線23のくせ直し対象領域は、図11に示したような縁線スリーブ100による高圧引下線23の接続作業をするために、高圧引下線23を直線状にすることが求められる領域であり、一対の加圧ハンド6,7の中心軸22に沿った長さ寸法L1と縁線スリーブ100の軸方向長さL2との比(L1/L2)が1.5〜2程度となるように設定されている。なお、加圧ハンド6,7は、操作アーム4,5と同様の金属材料で形成されており、操作アーム4,5の先端側に溶接等で固定されるか、又はダイキャスト等によって操作アーム4,5と一体に形成されている。
また、一対の加圧ハンド6,7は、一対の操作アーム4,5が開かれた状態(高圧引下線23の外径(線径)よりも大きく開かれた状態)において、一方の加圧ハンド6と他方の加圧ハンド7の間の空間25に高圧引下線23を出し入れすることができるように対向して位置している(図1、図7(a)参照)。
また、一対の加圧ハンド6,7のうちの一方の加圧ハンド6は、連結ピン8寄りの端縁26で且つ中心軸22に沿った方向(長手方向)に延びる端縁(図1及び図2の下端縁)26に、板状又は棒状の支持アーム27が他方の加圧ハンド7側に向けて一対形成されている(図4、7(c)参照)。この一対の支持アーム27,27は、一方の加圧ハンド6の長手方向一端側と長手方向他端側に離れて位置するように形成されており、他方の加圧ハンド7との間の空間25に位置する高圧引下線23を一方の加圧ハンド7の長手方向中央に対して均等に支持することができるようになっている(図4、図7(a),(c)参照)。また、一対の支持アーム27,27は、先端側が高圧引下線23を抱きかかえるように支持する湾曲部28になっており、高圧引下線23を一対の加圧ハンド6,7に対して位置決めした状態で支持することができる。このような一対の支持アーム27,27は、一対の加圧ハンド6,7が閉じ方向に移動させられると、高圧引下線23を一対の加圧ハンド6,7の凹曲面24,24で形作られる凹所に円滑に案内することができる(図7参照)。
また、一対の加圧ハンド6,7のうちの他方の加圧ハンド7は、一方の加圧ハンド6の支持アーム27,27との衝突を避けるため、支持アーム27,27が通過することができる支持アーム通過窓30,30が一対形成されている(図4、図7(c)参照)。
このような一対の加圧ハンド6,7は、一対の操作アーム4,5が閉じられた状態において、一方の加圧ハンド6の凹曲面24と他方の加圧ハンド7の凹曲面24で高圧引下線23のくせ直し対象領域を包み込むように保持して加圧し、高圧引下線23を直線状にくせ直しすることができるようになっている(図2、図7(b)〜(d)参照)。
また、このような一対の加圧ハンド6,7は、高圧引下線23の外周面に接触することになる凹曲面24,24にゴムの被膜(図示せず)を形成し、そのゴムの被膜を介して高圧引下線23を加圧するように構成すれば、高圧引下線23の絶縁被膜の損傷防止効果を向上させることができる。
図5は、高圧引下線くせ直し工具1を開閉操作する絶縁ヤットコ2を示す図である。この図5に示すように、絶縁ヤットコ2は、作業者が握って支持する支持棒31と、この支持棒31の先端に取り付けられた把持部3と、この把持部3に接続された伝達棒32と、この伝達棒32を介して把持部3を操作するハンドル33と、を有している。把持部3は、支持棒31に固定された不動部材14と、支持棒31に支持軸34を介して揺動可能に取り付けられた可動部材15と、からなっている。そして、可動部材15は、伝達棒32の先端に連結され、ハンドル33によって操作される伝達棒32によって揺動させられるようになっている。また、把持部3の不動部材14と可動部材15は、接続ホルダ11,12に形成された係合穴16に挿入できるようになっている。また、把持部3の不動部材14と可動部材15は、接続ホルダ11,12に設置されたロック機構部17のロックピン18と係合する係止用穴21が先端側に形成されており、ロック機構部17によって接続ホルダ11,12に着脱可能に固定されるようになっている(図1、図6参照)。なお、この絶縁ヤットコ2は、絶縁性を確保するために、ほぼ全体がプラスチックやゴムなどの絶縁材料で形成されている。
以上のような本実施形態に係る高圧引下線くせ直し工具1によれば、絶縁ヤットコ2で一対の操作アーム4,5を開閉操作し、一対の操作アーム4,5の先端側に形成した一対の加圧ハンド6,7によって高圧引下線23のくせ直し対象領域を保持して加圧するだけで、高圧引下線23のくせ直し対象領域を直線状にくせ直しすることができるため、高圧引下線23のくせ直しを簡単に且つ効率的に行うことが可能になる。
(第1変形例)
図8は、高圧引下線くせ直し工具1の第1変形例を示す図であり、図7に対応する図である。なお、図8(a)が本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1の開いた状態を示す正面図、図8(b)が本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1の閉じた状態を示す正面図、図8(c)が図8(b)に示した高圧引下線くせ直し工具1の左側面図、図8(d)が図8(b)に示した高圧引下線くせ直し工具1の右側面図である。
本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1は、一方の加圧ハンド6の長手方向一端側に支持アーム27が形成され、他方の加圧ハンド7の長手方向一端側に支持アーム通過窓30が形成され、他方の加圧ハンド7の長手方向他端側に支持アーム27が形成され、一方の加圧ハンド6の長手方向他端側に支持アーム通過窓30が形成されるようになっている。
このような本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1は、図8(a)のように正面側から見た場合、一方の支持アーム27と他方の支持アーム27とがクロスするかのように位置し、高圧引下線23を支持アーム27,27で両側から抱え込むように支持することができる。その結果、高圧引下線23は、一対の加圧ハンド6,7に対し、支持アーム27,27によって等距離に且つ位置決めされた状態で支持される。
(第2変形例)
図9は、高圧引下線くせ直し工具1の第2変形例を示す図であり、本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1の開いた状態を示す正面図である。
この図9に示す本変形例の高圧引下線くせ直し工具1は、一対の操作アーム4,5のうちの一方の操作アーム5にストッパ突起35を形成し、そのストッパ突起35を一対の操作アーム4,5のうちの他方の操作アーム4に当接させることにより、一対の操作アーム4,5の開き角度を規制し、一対の加圧ハンド6,7の間の最大開き量(L3)を規制できるようになっている。
このような本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1は、一対の加圧ハンド6,7の間の最大開き量(L3)を高圧引下線23の線径よりも僅かに大きくした場合、一対の加圧ハンド6,7の間の空間の略中央部に導き入れることができる。
なお、本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1は、一対の加圧ハンド6,7の間の最大開き量(L3)を高圧引下線23の線径よりも僅かに大きくした場合、一対の加圧ハンド6,7の間の最小開き量(L4)が高圧引下線23の線径よりも小さくなり、一対の加圧ハンド6,7で高圧引下線23を支持できるため、支持アーム27及び支持アーム通過窓30を省略することが可能になる(図7参照)。
(第3変形例)
図10は、高圧引下線くせ直し工具1の第3変形例を示す図であり、本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1の閉じた状態(一対の加圧ハンド6,7で高圧引下線23を掴んだ状態)を示す正面図である。
この図10に示す本変形例の高圧引下線くせ直し工具1は、一対の加圧ハンド6,7の凹曲面24,24を高圧引下線23の外表面に当接させた状態において、一方の加圧ハンド6と他方の加圧ハンド7との間に隙間εが生じるようになっている。
このような本変形例に係る高圧引下線くせ直し工具1は、一方の加圧ハンド6と他方の加圧ハンド7との間の隙間εを高圧引下線23の締め代とすることができるため、上記実施形態に係る高圧引下線くせ直し工具1と比較し(図7(b)参照)、一対の加圧ハンド6,7がより一層大きな力で高圧引下線23のくせ直しができる。
(その他の変形例)
図1に示した高圧引下線くせ直し工具1は、支持アーム27の先端側が湾曲部28になっているが、これに限定されず、湾曲部28を省略し、支持アーム7の先端側を略直線状に形成してもよい。
1……高圧引下線くせ直し工具
2……絶縁ヤットコ
3……把持部
4,5……操作アーム
6,7……加圧ハンド
22……中心軸
23……高圧引下線
24……凹曲面
25……空間

Claims (7)

  1. 高圧引下線のくせ直しに使用される高圧引下線くせ直し工具において、
    絶縁ヤットコの把持部の先端に取り付けられ、前記絶縁ヤットコによって開閉操作される一対の操作アームと、前記一対の操作アームのそれぞれの先端側に対向するように形成された一対の加圧ハンドと、を有し、
    前記一対の加圧ハンドは、
    対向する側の面が、前記高圧引下線のくせ直し対象領域の長さに対応する軸方向長さの円筒体の内面を前記円筒体の中心軸に沿って半割して形作られるような凹曲面であり、
    前記一対の操作アームが開かれた状態において、一方の前記加圧ハンドと他方の前記加圧ハンドの間の空間に前記高圧引下線を出し入れすることができ、
    前記一対の操作アームが閉じられた状態において、一方の前記加圧ハンドの前記凹曲面と他方の前記加圧ハンドの前記凹曲面で前記高圧引下線のくせ直し対象領域を包み込むように保持して加圧し、前記高圧引下線を直線状にくせ直しすることができるようになっている、
    ことを特徴とする高圧引下線くせ直し工具。
  2. 前記一対の加圧ハンドのうちの少なくとも一方の前記加圧ハンドは、他方の前記加圧ハンドとの間の空間に位置する前記高圧引下線を支持する支持アームが他方の前記加圧ハンド側に向けて突出するように形成され、
    他方の前記加圧ハンドは、前記支持アームとの衝突を避けるための支持アーム通過窓が形成され、
    前記支持アームは、前記一対の加圧ハンドが閉じ方向に移動させられると、前記高圧引下線を前記一対の加圧ハンドの前記凹曲面で形作られる凹所に円滑に案内する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の高圧引下線くせ直し工具。
  3. 前記支持アームは、先端側が前記高圧引下線を抱きかかえるように支持する湾曲部である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の高圧引下線くせ直し工具。
  4. 前記加圧ハンドは、円筒体を中心軸に沿って半割にしたような半円筒体であり、この半円筒体に前記支持アーム又は前記支持アーム通過窓が形成され、
    前記一対の操作アームが閉じられて、前記一対の加圧ハンドが突き合わせられると、前記一対の加圧ハンドによって円筒体が形作られる、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の高圧引下線くせ直し工具。
  5. 前記凹曲面には、高圧引下線の外周面に接触するゴムの被膜が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の高圧引下線くせ直し工具。
  6. 前記一対の操作アームは、
    長手方向の略中央部で交差するように重ねられると共に、前記交差する部分が連結ピンによって相対回動可能に連結され、
    長手方向の一端側である基端側に、接続ホルダが支持軸を介して揺動可能に取り付けられ、
    長手方向の他端側である先端側に、前記加圧ハンドが形成され、
    前記接続ホルダを介して前記絶縁ヤットコの把持部の先端に着脱可能に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の高圧引下線くせ直し工具。
  7. 前記一対の操作アームのうちの一方の操作アームに形成したストッパ突起を、前記一対の操作アームのうちの他方の操作アームに当接させることにより、前記一対の操作アームの開き角度を規制する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の高圧引下線くせ直し工具。
JP2012265563A 2012-12-04 2012-12-04 高圧引下線くせ直し工具 Expired - Fee Related JP5468672B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265563A JP5468672B1 (ja) 2012-12-04 2012-12-04 高圧引下線くせ直し工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265563A JP5468672B1 (ja) 2012-12-04 2012-12-04 高圧引下線くせ直し工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5468672B1 true JP5468672B1 (ja) 2014-04-09
JP2014110738A JP2014110738A (ja) 2014-06-12

Family

ID=50619531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012265563A Expired - Fee Related JP5468672B1 (ja) 2012-12-04 2012-12-04 高圧引下線くせ直し工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5468672B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113241678A (zh) * 2021-05-28 2021-08-10 广东电网有限责任公司 一种电缆敷设的辅助装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101501191B1 (ko) 2014-08-07 2015-04-16 (주) 서원전설 부하 시 탭 절환장치 용 바이스플라이어

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111644U (ja) * 1979-01-31 1980-08-06
JPH0228338U (ja) * 1988-08-01 1990-02-23
JP2012161217A (ja) * 2011-02-03 2012-08-23 Chugoku Electric Power Co Inc:The 遠隔把持道具用先端具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113241678A (zh) * 2021-05-28 2021-08-10 广东电网有限责任公司 一种电缆敷设的辅助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014110738A (ja) 2014-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9634451B2 (en) Crimping pliers
US8161789B2 (en) Crimping pliers comprising a locator
US8601856B2 (en) Pliers head with a locator
JP6224650B2 (ja) 圧着ツール及び圧着ダイ
KR20190006496A (ko) 간접 활선 공사용 파지 공구
US10263377B2 (en) Crimping clamp
JP5497130B2 (ja) 間接活線工事用クリップ
JP5468672B1 (ja) 高圧引下線くせ直し工具
JP2021504881A (ja) 圧着プライヤ
EP3338954B1 (en) Press device
JP6212452B2 (ja) 把持用工具
US20150352700A1 (en) Press Tool with Bistable Tension Mechanism
JP7090244B2 (ja) 間接活線把持工具
JP6167642B2 (ja) リード線端子装置
JP5164701B2 (ja) 間接活線作業用工具
JP2015042037A (ja) 間接活線工事用工具
JP2013009546A (ja) 間接活線工法用仮圧縮工具
US9048605B2 (en) Hand operated crimping tool
JP5089302B2 (ja) 電線挿入作業用具
JP5386202B2 (ja) 端子圧着工具
JP5897627B2 (ja) 高圧引下線用切断補助具
JP6320825B2 (ja) 高圧引下線接続用コネクタ把持具
JP2014121158A (ja) 間接活線工事用クリップ
JP2012101340A (ja) 手動圧縮工具
JP6520338B2 (ja) 圧縮器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5468672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees