JP5468099B2 - 双方向クラッチ - Google Patents

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本発明は、入力軸と出力軸との間の動力伝達状態を変更するクラッチ装置、特に、入力軸(駆動側)からの正・逆回転の動力を伝達するとともに、出力軸(従動側)からの動力伝達は遮断するように機能する双方向クラッチに関するものである。
モーターによって物品を上下に移送する昇降装置では、物品が所定の位置となったときにモーターを停止すると、物品が自動的にその位置を保持するような作動が求められる場合がある。そのため、ハウジング及び入力軸、出力軸を備えた双方向クラッチを用いて、入力軸を正・逆回転可能なモーターに連結するとともに、出力軸の回転により物品を昇降させる装置が知られている。この装置の双方向クラッチでは、モーターで入力軸を正・逆回転したときは、出力軸が連動して正・逆回転し物品を昇降させる一方、出力軸を正・逆回転しようとすると、出力軸がハウジングと噛み合い状態となってロックされ、物品の落下を防止する。
双方向クラッチを利用する昇降装置の概要と、双方向クラッチの構造の一例とを図6、図7により説明する。図6は、ベルト及びプーリによって物品を上下する昇降装置の概要と、その駆動装置に備えられる双方向クラッチのA−A断面構造を表すものであり、図7(a)は、出力軸が入力軸と連動して物品を昇降する状態のA−A断面を、(b)は、出力軸がロックされて物品の落下を阻止する状態のA−A断面を示す。
図6の昇降装置は、上下に配置したプーリP1、P2の間にベルトBを掛け渡し、ベルトBに移送する物品Wを固着した装置であって、上方のプーリP1には、これを回転駆動する正・逆回転可能なモーターMが、双方向クラッチDCを介して連結されている。双方向クラッチDCは、モーターMに連なる入力軸IS、プーリP1に連なる出力軸OS及び固定のハウジングHGを有している。
A−A断面矢視図に示されるように、双方向クラッチDCのハウジングHG内においては、入力軸ISが複数の扇形部に分割され、扇形部の内側に出力軸OSが嵌め込まれる。出力軸OSには、入力軸ISの隣接する扇形部の間に入り込む突起部が設けてあり、この突起部の先端に形成したV字状凹所とハウジングHGとの間には、ローラRが介在されている。
図7(a)に示すように、モーターMにより入力軸ISが回転するときは、入力軸ISの扇形部の側面と出力軸OSの突起部の側面とが当接し、出力軸OSは、入力軸ISに押される形で同一方向に同一速度で回転する。入力軸ISが逆方向に回転するときも同様であって、図5の昇降装置において、モーターMを正・逆回転すると、ベルトBに固着した物品Wを上昇又は下降させることができる。
これに対し、出力軸OSが回転したときは、(b)に示されるように、ローラRがV字状凹所の斜面に押し上げられて外方に移動し、ハウジングHGと出力軸OSの突起部との間に挟み込まれる。これにより、出力軸OSがロックされてその位置で停止し、入力軸ISに回転が伝達されることはない。図6の昇降装置では、モーターMによる駆動を停止しても、物品Wが自重により落下するのを自動的に阻止することができる。このような双方向クラッチは、本出願人の先行する特許出願に係る特許第4850653号公報に開示されている。
双方向クラッチは、例えば、複写機のフィニッシャーにおいて、用紙を載せた用紙テーブルを移送する昇降装置、あるいは、建築物の窓のブラインドを昇降する昇降装置に適用することができる。そして、これを利用すると、簡易な装置による自動的な動力伝達の制御が可能となって、例えば電磁クラッチにより制御する場合のような、電力等の使用が不必要となるとともに、出力軸側から不測の逆入力があった場合に、駆動源のモーターを保護することも可能となる。
特許第4850653号公報
上述のとおり、図6の双方向クラッチは、コンパクトであって確実に動力伝達を制御可能な機械部品であるけれども、用途によっては未だ改良すべき余地が残されている。本発明は、双方向クラッチの以下に述べるような課題を解決するものである。
まず、図6の双方向クラッチでは、出力軸の回転数は入力軸の回転数と等しく、別途変速機を組み合わせない限り、変速を行うことが不可能であり、トルクを増減することもできない。そのため、出力軸に作用する負荷トルクが大きいときは、それに見合うトルクを発生する大型のモーターを駆動源として用意する必要がある。
また、出力軸OSを回転しようとしたときは、ローラRがハウジングHGと出力軸OSの突起部との間に挟み込まれ、出力軸OSがロックされるが、これは、ローラRがハウジングHGに押し付けられて両者の間に働く摩擦力に基づくものである。この摩擦力は、ローラRがV字状凹所の斜面に押し上げられると強まるものの、負荷側のトルクが一定の限度を超えた場合には、出力軸OSを停止状態に保つ保持力を失う。例えば、昇降装置における物品Wの重量が大きく、出力軸OSに作用する負荷トルクが摩擦力によるトルクを超えたときは、出力軸OSのロックが外れて物品Wが落下することとなる。
そして、図6の双方向クラッチでは、入力軸ISの扇形部と出力軸OSの突起部との間などに間隙が存在し、ローラRが出力軸OSの突起部のV字状凹所内を往復動するので、作動中に細かな振動や衝撃音が発生する。
上記の課題に鑑み、本発明は、噛み合いローラを用いることなく、遊星ギヤ機構を利用して双方向クラッチを構成し、双方向クラッチ自体に変速機能を持たせてトルクの増大等を可能とするとともに、出力軸を停止させるときはロック状態を確実に保持するようにしたものである。すなわち、本発明は、
「回転不能のハウジング、入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸の回転により前記出力軸が回転するとともに、前記出力軸の回転による前記入力軸の回転は阻止される双方向クラッチであって、
前記入力軸には太陽歯車、前記ハウジングには内歯歯車からなるリング歯車が設けられ、かつ、前記太陽歯車及び前記リング歯車に噛み合う複数の遊星歯車が設けられており、さらに、
前記遊星歯車の各々には、遊星歯車の中心軸と同心に軸方向に突出する歯車延長軸が設けられ、前記出力軸には、前記歯車延長軸の各々が挿入される孔部が設けられるとともに、前記歯車延長軸の断面と前記孔部の断面とには同一形状の輪郭線部が形成されており、
前記入力軸が回転したときは、前記歯車延長軸が前記孔部内を自転しながら前記出力軸を回転させ、かつ、前記出力軸が回転したときは、前記孔部と前記歯車延長軸の前記輪郭線部が重なって当接した状態で、前記歯車延長軸の自転が阻止される」
ことを特徴とする双方向クラッチとなっている。
前記歯車延長軸及び前記孔部の断面としては、請求項2に記載のように、前記歯車延長軸の断面を正多角形断面とするとともに、前記孔部の断面を、前記歯車延長軸断面の正多角形よりも辺の数の少ない正多角形断面として、前記輪郭線部が直線となるような構成を採用することができる。
請求項3に記載のように、前記出力軸にフランジ部を設け、前記孔部を前記フランジ部に形成することが好ましい。この場合には、請求項4に記載のように、前記ハウジングの内側に小径部と大径部とを設け、前記小径部に前記リング歯車を設けるとともに、前記大径部に前記出力軸のフランジ部を収容することができ、また、請求項5に記載のように、前記フランジ部の中央に中心孔を形成して、前記入力軸を軸受することもできる。
そして、本発明の技術的特徴を応用して、遊星ギヤ機構の変速装置と組み合わせることにより、変速比を任意に設定できる双方向クラッチを容易に構成することが可能である。つまり、請求項6に記載のように、
「回転不能のハウジング、中間部材、入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸の回転により前記出力軸が回転するとともに、前記出力軸の回転による前記入力軸の回転は阻止される双方向クラッチであって、
前記入力軸には第1太陽歯車、前記ハウジングには内歯歯車からなる第1リング歯車が設けられ、かつ、前記第1太陽歯車及び前記第1リング歯車に噛み合う複数の第1遊星歯車が設けられ、
前記第1遊星歯車の各々には、第1遊星歯車の中心軸と同心に軸方向に突出する歯車延長軸が設けられ、前記中間部材には、前記歯車延長軸の各々が挿入される孔部が設けられるとともに、前記歯車延長軸の断面と前記孔部の断面とには同一形状の輪郭線部が形成されており、さらに、
前記中間部材には、前記第1遊星歯車と反対側に置かれた第2遊星歯車が軸支され、前記第2遊星歯車は、前記ハウジングに設けられた内歯歯車からなる第2リング歯車と、前記出力軸に設けられた第2太陽歯車とに噛み合っており、
前記入力軸が回転したときは、前記歯車延長軸が前記孔部内を自転しながら前記中間部材を回転させて前記出力軸を回転させ、かつ、前記出力軸が回転したときは、前記中間部材の前記孔部と前記歯車延長軸の前記輪郭線部が重なって当接した状態で、前記歯車延長軸の自転が阻止されて前記入力軸の回転が阻止される」
ことを特徴とする双方向クラッチとすることができる。
ここで、請求項7に記載のように、請求項6の双方向クラッチにおける前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車とを同一径及び同一歯数とするとともに、前記第1遊星歯車と前記第2遊星歯車とを同一径及び同一歯数とし、かつ、前記第1リング歯車と前記第2リング歯車とを共通の内歯歯車として構成すると、出力軸は入力軸と同一速度で回転する。
本発明の双方向クラッチは、基本的には、変速装置等で一般的に用いられる遊星ギヤ機構を利用したものであって、入力軸に太陽歯車(サンギヤ)を設け、回転不能に固定されたハウジングには、内歯歯車からなるリング歯車(リングギヤ)を設ける。太陽歯車とリング歯車との間には、両方の歯車と噛み合う複数の遊星歯車(プラネタリギヤ)が配置してあり、入力軸が回転すると、遊星歯車はリング歯車の内側を公転しながら自転する遊星運動を行う。
本発明の双方向クラッチでは、複数の遊星歯車の各々に、遊星歯車の中心軸と同心に軸方向に突出する歯車延長軸を設け、かつ、出力軸に、歯車延長軸の各々が挿入される孔部を形成する。これら歯車延長軸と孔部とは、両者の断面に同一形状の輪郭線部が存在するように形成される。例えば、請求項2の発明では、遊星歯車の歯車延長軸を正多角形断面とするとともに、孔部の断面を、歯車延長軸断面の正多角形よりも辺の数の少ない正多角形断面とし、両者の断面に直線の輪郭線部が共通に存在する構成を採用している。この構成では、孔部の正多角形断面の1辺の長さは、歯車延長軸のそれよりも長いこととなる。
入力軸の回転により遊星歯車がリング歯車に沿って遊星運動を行うと、歯車延長軸も、出力軸の孔部内で回転(自転)しつつ遊星歯車とともに移動(公転)する。そして、歯車延長軸の外周面は、孔部の内面に当接して摺動しながらこれを押す形となり、出力軸は、遊星歯車の移動方向と同一方向に回転する(後述の図2(a)参照)。つまり、孔部を備えた出力軸は、遊星ギヤ機構における遊星歯車担持用のキャリアに相当する運動を行い、入力軸が正転するときも逆転するときも、その回転方向と同一方向に回転する。このときの出力軸の回転速度は、太陽歯車を駆動側としキャリアを従動側とする減速装置(リング歯車固定)と同様に、次の変速比の式:
入力軸回転速度/出力軸回転速度=1+(リング歯車の歯数/太陽歯車の歯数)
によって決定され、リング歯車と太陽歯車の歯数(又は、ピッチ円の径)を変えることにより、入・出力軸間の変速(減速)比及びトルク比を任意に選定できる。
一方、出力軸を回転させて入力軸を回転させようとする場合は、孔部の内周面が歯車延長軸の外周面を押すこととなるが、このとき、両者の断面に形成された同一形状の輪郭線部が重なって全体的に当接する状態が生じる(同一形状の輪郭線部以外が当接していたとしても、遊星歯車が自転するとこの状態となる)。例えば、請求項2の発明では、両者の正多角形断面の輪郭における辺の直線部同士が重なる状態となる。この状態では、出力軸の孔部は、歯車延長軸に対してこれが自転するトルク(モーメント)を作用させることはできず、遊星歯車がリング歯車と太陽歯車の間にロックされて、入力軸を回転させることは不可能となる(後述の図2(b)参照)。そして、このロックは、孔部の断面と歯車延長軸の断面の輪郭線部とが重なって全体的に当接することによるものであって、部材同士の摩擦力は基本的に関係せず、保持力の大きい確実な停止を実現できる。
このように、本発明の双方向クラッチは、入力軸を正・逆転したときは出力軸が減速されて同一方向に回転し、出力軸の減速に反比例してトルクが増大する。双方向クラッチ自体でトルクを増幅するので、負荷トルクの大きい昇降装置を小型のモーターによって駆動することが可能となるとともに、モーターが停止したときには、自動的に出力軸がロックして物品の落下等を防止するため、例えば、電気的なブレーキ力を付加するものと比べて省エネルギ効果も発揮する。また、出力軸のロックは、2つの面の当接に伴う反力に由来するものであるので、保持力の大きいロック作用が達成され、作動中の振動や騒音を低減することができる。ことに、請求項2の発明のように、歯車延長軸を正多角形断面とするとともに、孔部の断面をそれよりも辺の数の少ない正多角形断面としたときは、両者の断面の間隙に起因するバックラッシュが小さくなって、回転がスムースとなり、作動状態を変更するときの応答性が優れたものとなる。
請求項3の発明は、出力軸にフランジ部を設け、歯車延長軸の挿入される孔部をこのフランジ部に形成するものである。こうすると、歯車延長軸から出力軸へ動力を伝達する部分の構造が単純化され、製造コストも低下する。フランジ部の円周面又は端面をハウジングに軸受して、出力軸の回転振れを防止することも可能である。
請求項4の発明のように、ハウジングの内側に小径部と大径部とを設け、小径部にリング歯車を設けるとともに、大径部に前記フランジ部を収容する構造とすると、太陽歯車や遊星歯車を噛み合わせる遊星ギヤ機構部分の組み付けが終了してから、出力軸部分の取り付け作業を行うことができ、双方向クラッチ製造作業が容易化される。そして、請求項5の発明のように、フランジ部の中央に中心孔を形成して入力軸を軸受すると、入力軸と出力軸を安定して支持し回転させることが可能であり、ことに、太陽歯車や遊星歯車の軸方向長さが短い場合に有効である。
ところで、本発明(請求項1の発明)の双方向クラッチは、基本的に、遊星ギヤ機構の太陽歯車を入力軸とし遊星歯車担持用のキャリアを出力軸とすることから、出力軸の回転速度は入力軸よりも減速され、等速あるいは増速とすることはできない。請求項6の発明は、本発明(請求項1の発明)の技術的特徴を応用して、別の遊星ギヤ式変速装置と組み合わせ、変速比の設定の自由度が大きい双方向クラッチを構成するものである。
請求項6の発明において、入力軸から「中間部材」までの、前段部分の動力伝達は、請求項1の発明の入力軸から出力軸への動力伝達と同一であり、請求項6の中間部材が請求項1の出力軸に相当する。請求項6の発明は、後段部分として、遊星歯車担持用のキャリアである中間部材を駆動側とし、第2太陽歯車を従動側(出力軸)とする別の遊星ギヤ式変速装置を組み合わせた双方向クラッチとなっている。前段部分と後段部分とはいわば入出力が逆の遊星ギヤ式変速装置であって、第2太陽歯車を設けた出力軸は、前述の変速比の式に従って中間部材よりも増速される。そして、出力軸の第2太陽歯車の歯数を入力軸の第1太陽歯車の歯数より小さく、かつ、第2リング歯車の歯数を第1リング歯車の歯数より大きくしたときは、出力軸の回転速度は入力軸よりも増速されることとなる。なお、出力軸を回転した場合は、前段部分で中間部材がロックされるため、双方向クラッチの機能が失われることはない。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前段部分と後段部分とに同一の遊星ギヤ式変速装置を対称的な形で用い、出力軸の回転速度が入力軸と等速の双方向クラッチを実現したものである。ことに、請求項6の発明においては、第1リング歯車と第2リング歯車とが共通の内歯歯車、つまり、第1遊星歯車と第2遊星歯車とが噛み合う軸方向に長い内歯歯車、として構成され、構造の簡素化された等速の双方向クラッチとなっている。
本発明の双方向クラッチの第1実施例を示す図である。 第1実施例の双方向クラッチの作動を説明する図である。 第1実施例の双方向クラッチの変形例1を示す図である。 第1実施例の双方向クラッチの変形例2を示す図である。 本発明の双方向クラッチの第2実施例を示す図である。 従来の双方向クラッチの一例を示す図である。 図5の双方向クラッチの作動を説明する図である。
以下、図面に基づいて、本発明の双方向クラッチについて説明する。まず、本発明の基本的構造を備えた第1実施例の双方向クラッチについて、図1、図2により説明する。
図1に示すように、第1実施例の双方向クラッチは、太陽歯車SGを設けた入力軸1、遊星歯車PGを設けた3個の遊星歯車体2、及びリング歯車RGが設けられ回転不能に固定されたハウジング3を備え、断面矢視A−A図に示すとおり、各部材の歯車は互いに噛み合って遊星ギヤ機構を構成している。各々の歯車は、各部材に一体的に形成されているが、歯車部分を別体として製造し各部材に嵌め込んでもよい。遊星歯車体2を挟んで入力軸1の反対側には、出力軸4が置かれている。出力軸4にはフランジ部41が一体に形成され、ハウジング3の内側には、リング歯車RGが設けられる小径部とフランジ部41が収容される大径部とが形成されている。出力軸4とハウジング3との間は、蓋体5が圧入されてシ−ルドされる。
遊星歯車体2の各々には、正多角形断面をなし、断面の重心(図心)の軸線が遊星歯車PGの中心軸と同心となって軸方向に突出する歯車延長軸21が設けられる。そして、出力軸4と一体に形成されたフランジ部41には、各遊星歯車体2と対向する位置に、遊星歯車PGの中心軸と同心の正多角形断面の孔部42が設けられており、孔部42に、遊星歯車体2の歯車延長軸21が挿入される(断面矢視B−B図)。ここで、歯車延長軸21の断面と孔部42の断面とはともに正多角形であり、両者の断面には、同一形状の輪郭線部となる多角形の辺の直線部が存在する。孔部42の辺の数は、歯車延長軸21の正多角形断面の辺の数よりも少なく設定されており、そのため、孔部42の正多角形断面の1辺の長さは、歯車延長軸21のそれよりも長い。
この実施例においては、リング歯車RGの歯数が太陽歯車SGの歯数の2倍に設定されている。また、孔部42の断面は、1辺の長さが遊星歯車PGの歯元円の径に等しい正4角形であり、これに挿入される歯車延長軸21の断面は正8角形であって、孔部42内で自転が可能なように、孔部42との間に僅かな間隙を有している。歯車延長軸21の断面の正8角形には、孔部42の内面を滑らかに摺動するよう、角部に丸みが付されている。なお、この実施例では、歯車延長軸21と遊星歯車PGとが一体となり遊星歯車体2を構成しているが、これらを別体として形成し結合してもよいのは明らかである。
入力軸1が図1の矢印方向に回転すると、太陽歯車SGの回転により遊星歯車PGが自転及び公転を行い、歯車延長軸21の断面の外周の各点は、ほぼサイクロイド曲線を描きながらリング歯車RGに沿って移動する。このとき、図2(a)の拡大図に示すように、歯車延長軸21の正8角形の外周面は、孔部42の内面に当接して自転により摺動しながら孔部42の内面を押すこととなり、出力軸4のフランジ部41は、2重矢印で示す歯車延長軸21の移動方向(遊星歯車PGの公転方向)に回転し、その回転速度(厳密には、平均回転速度)は、遊星歯車PGの公転速度(一般的な遊星歯車変速装置のキャリアの回転速度)に等しく、入力軸1の回転速度の1/3となる。これは、入力軸1が逆転したときも同様である。
一方、出力軸4を回転させるため、図2(b)の2重矢印方向の回転トルクを加えた場合、孔部42の正4角形断面の辺が、歯車延長軸21の正8角形断面の辺に全体的に当接する状態が生じる。つまり、歯車延長軸21の角部に孔部42の正4角形断面の辺が当接したとしても、遊星歯車PGが少量自転すると、歯車延長軸21の正8角形断面の辺が孔部42の辺に重なることとなる。そして、この状態となると、出力軸4の孔部42が歯車延長軸21を押す力は、歯車延長軸21の中心軸に作用してこれ回転させるトルクを発生させることはできず(換言すれば、輪郭線部が重なっているため歯車延長軸21が自転できない)、遊星歯車PGがリング歯車RGと太陽歯車SGとの間にロックされて、入力軸1を回転させることは不可能となる。
このように、図1の双方向クラッチは、入力軸を正・逆転したときは出力軸が減速されて同一方向に回転し、出力軸側からの回転は機械的にロックされるものである。本発明の双方向クラッチを、図5のような物品の昇降装置の駆動源に応用したときは、モーターの回転が、前述の変速比の式に従って減速されて出力軸に伝達され、トルクの増幅により大きな駆動力が得られると同時に、物品の移動速度は低下するので、物品の位置決めの精度は向上する。
そして、位置決めのためモーターを停止すると、物品は自動的にその位置を保持することとなる。この位置の保持は、孔部の正多角形断面の直線的な辺と歯車延長軸のそれとが全体的に当接することによるものであって、図6の双方向クラッチのような部材同士の摩擦力に基づくものでないため、保持力の大きい確実な停止を実現できる。
図1の第1実施例では、歯車延長軸の断面は正8角形であるが、これに限らず、正多角形断面であれば同様な効果が達成される。角数を多くすると、入力軸から出力軸に回転が伝達されるときの作動が滑らかとなり、入力軸を停止してから出力軸がロックされるまでの時間が短縮される。逆に角数を少なくすると、出力軸がロックされたときの保持力が大きくなり、出力軸に大きな負荷トルクが作用しても回転を生じない。
さらに、本発明の双方向クラッチにおける歯車延長軸の断面と孔部の断面としては、正多角形ばかりでなく、両者に同一形状の輪郭線部が存在する他の形状を採用することが可能で、図3には、歯車延長軸の断面を楕円とした変形例1を示す。この図は、図1の断面矢視B−Bに相当する(ただし、ハウジングを省略)ものであり、歯車延長軸21´の断面が楕円であって、これが挿入される孔部42´の断面には、楕円の長径方向輪郭線部と同一形状の輪郭線部Dが形成してある(図3(a))。双方向クラッチの入力軸が回転したときは、図3(b)に示すように、歯車延長軸21´が矢印方向に自転して、出力軸のフランジ部41´が2重矢印方向に回転する。これに対し、出力軸のフランジ部41´が回転するときは、図3(c)に示すように、孔部42´の輪郭線部Dが楕円の輪郭線部と重なった状態で歯車延長軸21´の自転が拘束され、図1のものと同様に、遊星歯車がロックされて入力軸を回転させることは不可能となる。
図1の第1実施例に対して別の変形を加え、軸の回転振れ等を防止するようにした変形例2を図4に示す。本発明の双方向クラッチは、ハウジングと入力軸との間に遊星歯車が存在するため、回転中に入力軸が傾いたり軸心が振れるようなことは起こり難い。しかし、遊星歯車の軸方向長さが短いようなときは、軸の回転振れ等の生じる場合がある。
図4の変形例では、ハウジング3の大径部に収容される出力軸4のフランジ部41は、その前端面が、ハウジング3の段付き部の端面に突き当てられてスラスト方向の軸受けが行われるとともに、フランジ部41の外周面が、ハウジング3の大径部の内周面に接触してラジアル方向の軸受けが行われる。そのため、出力軸4は、蓋体5の位置とフランジ部41の位置とでラジアル方向に軸受けされ、回転軸の振れや傾きが防止される。
また、フランジ部41の中央には中心孔43が形成され、かつ、入力軸1には延長部が形成されており、この延長部が中心孔43に入り込んで軸受けされる。したがって、入力軸1と出力軸4とは互いに軸受されてラジアル方向に支持されながら回転し、遊星歯車の軸方向長さが短い場合であっても安定した回転が可能となる。
次いで、本発明の技術的特徴を応用し、出力軸を入力軸と等速回転させる、又は増速回転させることが可能な第2実施例の双方向クラッチについて、図5により説明する。
図5の第2実施例の双方向クラッチは、第1実施例と同様な構造を備えた、図5上図の断面矢視A−Aから断面矢視B−Bに至る前段部分と、別の遊星ギヤ式変速装置を構成する断面矢視B−Bから断面矢視C−Cに至る後段部分とを組み合わせたものである。前段部分と後段部分の遊星ギヤ機構は、同一のギヤを対称的に配置した機構であり、図5の双方向クラッチでは、出力軸を入力軸と等速で回転させる。そして、双方向クラッチとしての入力軸1と出力軸4とは、それぞれの太陽歯車SG1、SG2と一体化されたボス部であって、ここに、駆動源のモーターや駆動負荷のプーリ等に連なる連結軸が別途相対回転不能に固着される(断面矢視A−A図、C−C図の太陽歯車参照)。
断面矢視A−A図に示すように、入力軸1の第1太陽歯車SG1は、周囲に配置された4個の第1遊星歯車PG1と噛み合ってこれを回転させる。第1遊星歯車PG1は、ハウジング3に固定された第1リング歯車RG1と噛み合って、自転しながら公転する。第1遊星歯車PG1の各々には、中心軸と同心に軸方向に突出する正8角形断面の歯車延長軸が設けられる。また、ハウジング3内側の軸方向の中央部には、断面矢視B−B図に示すように、第1遊星歯車PG1の中心軸と同心の正4角形断面の孔部EHを形成したディスク状の中間部材MDが設けられる。中間部材MDは回転可能であり、その孔部EHには、遊星歯車PG1の歯車延長軸が挿入される。つまり、中間部材MDは、図1の第1実施例における出力軸4のフランジ部41に相当する部材となっている。
後段部分である中間部材MDの反対側には、断面矢視C−C図に示すように、出力軸4の第2太陽歯車SG2と、これに噛み合う4個の第2遊星歯車PG2が設けられており、第2遊星歯車PG2は、第1リング歯車RG1を軸方向に延長して形成した第2リング歯車RG2とも噛み合っている。そして、第2遊星歯車PG2の各々の中心軸は、断面矢視B−B図に示すように、中間部材MDの孔部EHの間に形成された支持孔SHに軸支(つまり、円形断面の中心軸が支持孔に密着して嵌まり合う状態で回転可能に支持)されている。出力軸4の第2太陽歯車SG2は入力軸1の第1太陽歯車SG1と同一の歯数を、第2遊星歯車PG2は第1遊星歯車PG1と同一の歯数を備えている。
このように構成された第2実施例の双方向クラッチでは、入力軸1の第1太陽歯車SG1を回転すると、第1実施例の双方向クラッチで入力軸を回転したときと同じく、中間部材MDが減速して回転される。中間部材MDは第2遊星歯車PG2のキャリアであって、後段部分の遊星ギヤ機構は、キャリアである中間部材MDを駆動側とし、出力軸4の第2太陽歯車SG2を従動側とする増速機となっている。そのため、出力軸4の回転速度は、中間部材MDが入力軸から減速された分増速されて、入力軸1と等速になる。
これに対し、出力軸4に回転トルクを加えた場合には、第1実施例の双方向クラッチで説明したように、前段部分で中間部材MDがロックされる。したがって、第2実施例のものでも入力軸が回転することはなく、入力軸と出力軸の回転速度が等速の双方向クラッチを構成することができる。
図5の双方向クラッチは、前段部分と後段部分に同一の遊星ギヤ機構を対称的に配置して、出力軸の回転速度が入力軸と等しくなるようにしたものであって、第2太陽歯車SG2は第1太陽歯車SG1と同一の歯数を有し、また、第2リング歯車RG2も第1リング歯車RG1と同一の歯数(共通の内歯歯車)を有する。ここで、後段部分の遊星ギヤ機構を変更して、例えば、第2太陽歯車SG2の歯数を第1太陽歯車SG1よりも少なく、かつ、第2リング歯車RG2の歯数を第1リング歯車RG1よりも多くすると、前述の変速比の式から明らかなように、中間部材MDと出力軸4との増速比が高まるため、出力軸4は入力軸1よりも増速される結果となる。
つまり、第2実施例の双方向クラッチでは、後段部分の遊星ギヤ機構の設定を変更することにより、変速比を自由に選定し、出力軸を入力軸と等速あるいは増速とすることが可能となる。そのため、第2実施例の双方向クラッチは、迅速な物品の移動が要求される昇降装置に好適なものである。
以上詳述したように、本発明は、駆動側からの回転を可能とする一方、従動側からの回転は阻止する双方向クラッチを、遊星ギヤ機構を利用して構成し、双方向クラッチ自体に変速機能を持たせてトルクの増大等を可能とするとともに、回転を阻止する保持力の増加を図ったものである。上記の実施例においては、遊星ギヤ機構における各歯車をそれぞれの部品に一体的に形成しているが、これらの歯車を、別の材料を用いて各部品に組み付けるようにしてもよい。また、回転部品の接触部に潤滑性の優れた材料を介在させるなど、上記実施例に対し各種の変形が可能であるのは明らかである。
1 入力軸
2 遊星歯車体
21、21´ 歯車延長軸
3 ハウジング
4 出力軸
41、41´ フランジ部
42、42´、EH 孔部(遊星歯車と同心)
SG、SG1、SG2 太陽歯車
PG、PG1、PG2 遊星歯車
RG、RG1、RG2 リング歯車
MD 中間部材

Claims (7)

  1. 回転不能のハウジング、入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸の回転により前記出力軸が回転するとともに、前記出力軸の回転による前記入力軸の回転は阻止される双方向クラッチであって、
    前記入力軸には太陽歯車、前記ハウジングには内歯歯車からなるリング歯車が設けられ、かつ、前記太陽歯車及び前記リング歯車に噛み合う複数の遊星歯車が設けられており、さらに、
    前記遊星歯車の各々には、遊星歯車の中心軸と同心に軸方向に突出する歯車延長軸が設けられ、前記出力軸には、前記歯車延長軸の各々が挿入される孔部が設けられるとともに、前記歯車延長軸の断面と前記孔部の断面とには同一形状の輪郭線部が形成されており、
    前記入力軸が回転したときは、前記歯車延長軸が前記孔部内を自転しながら前記出力軸を回転させ、かつ、前記出力軸が回転したときは、前記孔部と前記歯車延長軸の前記輪郭線部が重なって当接した状態で、前記歯車延長軸の自転が阻止されることを特徴とする双方向クラッチ。
  2. 前記歯車延長軸の断面が正多角形断面であり、前記孔部の断面が、前記歯車延長軸断面の正多角形よりも辺の数の少ない正多角形断面であって、前記輪郭線部が直線となっている請求項1に記載の双方向クラッチ。
  3. 前記出力軸には、フランジ部が設けられており、前記孔部が前記フランジ部に形成される請求項1又は請求項2に記載の双方向クラッチ。
  4. 前記ハウジングの内側には、小径部と大径部とが形成されており、前記小径部に前記リング歯車が設けられ、前記大径部に前記フランジ部が収容される請求項3に記載の双方向クラッチ。
  5. 前記フランジ部の中央に中心孔を形成し、ここに前記入力軸を軸受する請求項3又は請求項4に記載の双方向クラッチ。
  6. 回転不能のハウジング、中間部材、入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸の回転により前記出力軸が回転するとともに、前記出力軸の回転による前記入力軸の回転は阻止される双方向クラッチであって、
    前記入力軸には第1太陽歯車、前記ハウジングには内歯歯車からなる第1リング歯車が設けられ、かつ、前記第1太陽歯車及び前記第1リング歯車に噛み合う複数の第1遊星歯車が設けられ、
    前記第1遊星歯車の各々には、第1遊星歯車の中心軸と同心に軸方向に突出する歯車延長軸が設けられ、前記中間部材には、前記歯車延長軸の各々が挿入される孔部が設けられるとともに、前記歯車延長軸の断面と前記孔部の断面とには同一形状の輪郭線部が形成されており、さらに、
    前記中間部材には、前記第1遊星歯車と反対側に置かれた第2遊星歯車が軸支され、前記第2遊星歯車は、前記ハウジングに設けられた内歯歯車からなる第2リング歯車と、前記出力軸に設けられた第2太陽歯車とに噛み合っており、
    前記入力軸が回転したときは、前記歯車延長軸が前記孔部内を自転しながら前記中間部材を回転させて前記出力軸を回転させ、かつ、前記出力軸が回転したときは、前記中間部材の前記孔部と前記歯車延長軸の前記輪郭線部が重なって当接した状態で、前記歯車延長軸の自転が阻止されて前記入力軸の回転が阻止されることを特徴とする双方向クラッチ。
  7. 前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車とが同一径及び同一歯数を有するとともに、前記第1遊星歯車と前記第2遊星歯車とが同一径及び同一歯数を有し、かつ、前記第1リング歯車と前記第2リング歯車とが共通の内歯歯車として構成された請求項6に記載の双方向クラッチ。
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