JP5466876B2 - 画像取得装置、画像取得装置の制御方法、及び顕微鏡システム - Google Patents

画像取得装置、画像取得装置の制御方法、及び顕微鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、画像取得の技術に関し、特に、高解像度の画像を取得する技術に関する。
例えば、顕微鏡の標本を撮像する場合、撮像する標本の種類によっては、高い解像度での撮像が望まれることがある。その一方、電子カメラ等の、光学的に撮像した画像をデジタルデータとして記録する画像取得装置において、画像の解像度は、その画像取得装置に用いられている撮像素子の画素数によって決定される。しかし、このような解像度の高い撮像素子を備えた画像取得装置は、一般には高価である。
撮像素子の画素数を増やさずに高解像度の撮像を実現する技術として、例えば特許文献1や特許文献2には、画素をずらして撮像した複数の画像を用いて、高解像度の画像を得る技術が開示されている。この技術は、撮像素子に結像する光学像と撮像素子との空間的な相対位置を1画素以下の画素ピッチでずらして撮像した複数の画像を利用して、画素をずらさずに撮像した画像を画像処理し、撮像素子の画素数以上の解像度の画像を取得するというものである。
特開平6−225317号公報 特開2003−283887号公報
前述した画素ずらし手法を利用した高解像度画像の取得では、画素ずらし動作と画像の取得動作が繰り返される。このため、その態様が時間の経過により変化する被写体では、画像を適切に取得できない場合がある。例えば、被写体が蛍光観察標本の場合には、少ない光量の励起光の画像取得のために長い露光時間を必要とし、また、励起後には時間の経過に応じて褪色が徐々に進行する。このため、画素ずらし手法を用いて蛍光観察標本の画像を取得すると、その取得画像に斑模様が現れることがある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、時間の経過により態様が変化する被写体でも、画素ずらし手法で適切な高解像度画像が得られるようにすることである。
本発明の態様のひとつである画像取得装置は、撮像素子に入射する光束と該撮像素子との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる画素ずらし手段と、該相対位置が該複数の所定の位置のいずれかにある場合に該光束が該撮像素子の受光面に結像させている被写体像の画像を撮影する撮影手段と、該撮影手段での撮影により得られた複数の画像を合成して、該画像よりも解像度を高くした該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成手段と、該撮影手段での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、該撮影手段が該被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境を予測する予測手段と、該撮影手段が該被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、該予測手段による該撮影環境の予測の結果に基づき制御する撮影条件設定制御手段と、を有し、該撮影条件設定制御手段は、該撮影条件設定制御手段の制御の下で該撮影手段が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定する判定手段と、該2枚の画像における輝度値の低下が該所定の変化閾値以内であると該判定手段が判定したときに、該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現する撮影条件設定再現手段と、該撮影条件設定再現手段により再現された撮影条件の設定の下で該撮影手段を制御して、該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる再撮影制御手段と、を有し、該被写体像の画像は、蛍光観察標本を撮影した画像であり、該予測手段は、該少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、該撮影手段による該画像の撮影間隔とから、励起後の該蛍光観察標本における褪色による該光束の光量の時間変化を予測する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
あるいは、このとき、該判定手段は、該連続する2枚の画像の各々において輝度値が所定の輝度閾値以上である画素についての平均輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定し、該撮影条件設定再現手段は、該連続する2枚の画像の各々においての該平均輝度値の低下が所定の変化閾値以内であると該判定手段が判定したときに、該同一の撮影条件の設定を再現する、ように構成することができる。
また、本発明の別の態様のひとつである画像取得装置の制御方法は、撮像素子に入射する光束と該撮像素子との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる画素ずらし手段と、該相対位置が該複数の所定の位置のいずれかにある場合に該光束が該撮像素子の受光面に結像させている被写体像の画像を撮影する撮影手段と、該撮影手段での撮影により得られた複数の画像を合成して、該画像よりも解像度を高くした該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成手段と、を有する画像取得装置の制御方法であって、該撮影手段での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、該撮影手段が該被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境を予測し、該撮影手段が該被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、該撮影環境の予測の結果に基づき制御し、該撮影手段が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定し、該2枚の画像における輝度値の低下が該所定の変化閾値以内であると判定したときに、該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現し、該再現された撮影条件の設定の下で該撮影手段を制御して、該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させ、該被写体像の画像は、蛍光観察標本を撮影した画像であり、該少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、該撮影手段による該画像の撮影間隔とから、励起後の該蛍光観察標本における褪色による該光束の光量の時間変化を予測する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
また、本発明の更なる別の態様のひとつである顕微鏡システムは、標本の顕微鏡像を得る顕微鏡と、該顕微鏡像の画像を取得する画像取得装置と、を有しており、該画像取得装置が、撮像素子に入射する光束と該撮像素子との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる画素ずらし手段と、該相対位置が該複数の所定の位置のいずれかにある場合に該光束が該撮像素子の受光面に結像させている、該顕微鏡像である被写体像の画像を撮影する撮影手段と、該撮影手段での撮影により得られた複数の画像を合成して、該画像よりも解像度を高くした該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成手段と、該撮影手段での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、該撮影手段が該被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境を予測する予測手段と、 該撮影手段が該被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、該予測手段による該撮影環境の予測の結果に基づき制御する撮影条件設定制御手段と、を有し、該撮影条件設定制御手段は、該撮影条件設定制御手段の制御の下で該撮影手段が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定する判定手段と、該2枚の画像における輝度値の低下が該所定の変化閾値以内であると該判定手段が判定したときに、該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現する撮影条件設定再現手段と、該撮影条件設定再現手段により再現された撮影条件の設定の下で該撮影手段を制御して、該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる再撮影制御手段と、を有し、該被写体像の画像は、蛍光観察標本を撮影した画像であり、該予測手段は、該少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、該撮影手段による該画像の撮影間隔とから、励起後の該蛍光観察標本における褪色による該光束の光量の時間変化を予測する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
本発明によれば、以上のようにすることにより、時間の経過により態様が変化する被写体でも、画素ずらし手法で適切な高解像度画像を得ることが可能になるという効果を奏する。
本発明を実施する顕微鏡システムの構成の第一の例を示す図である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その1)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その2)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その3)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その4)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その5)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その6)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その7)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その8)である。 画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理を説明する図(その9)である。 図1の制御部により行われる制御処理の処理内容を示したフローチャートである。 本発明を実施する顕微鏡システムの構成の第二の例を示す図である。 図4の制御部により行われる制御処理の第一の例の処理内容を示したフローチャートである。 図4の制御部により行われる制御処理の第二の例の処理内容を示したフローチャートである。 本発明を実施する顕微鏡システムの構成の第三の例を示す図である。 画像を構成する画素の輝度値と、その輝度値である画素数との関係の例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、ここでは、観察対象の標本として蛍光観察標本を用いるものとし、この標本の顕微鏡像の画像を取得する画像取得装置を含む顕微鏡システムについて説明する。
まず図1について説明する。図1は、本発明を実施する顕微鏡システムの構成の第一の例を示している。
この顕微鏡システムでは、撮像素子11、画素ずらし部12、前置処理部13、増幅部14、A/D変換部15、画像処理部16、記録部17、及び制御部18を備えて画像取得装置が構成されている。この画像取得装置は、顕微鏡本体10が得る、不図示の標本の観察像(顕微鏡像)の画像を取得するものである。
顕微鏡本体10は、標本の観察像を得て目視観察可能にすると共に、その観察像の光束を観察光路aに沿って外部に導出可能にする。観察光路a上には撮像素子11が配置されており、この光束が撮像素子11に入射すると、撮像素子11の受光面上で、この観察像を結像させる。
撮像素子11は例えばCCD(Charge Coupled Device :電荷結合素子)であり、受光面上で結像している観察像を被写体像として撮像して、当該被写体像の画像を表している信号として、画素毎の受光量に応じた大きさの信号を前置処理部13に送る。なお、撮像素子11は、制御部18の撮影条件設定制御部183によって露光時間が制御される。
前置処理部13は、制御部18から与えられる制御パルスに従い、撮像素子11から受け取った信号を処理して、被写体像の画像を構成する各画素の画像信号とし、この画像信号を、撮像素子11の出力として増幅部14に送る。
増幅部14は、前置処理部13から送られてきた画像信号を、制御部18の撮影条件設定制御部183によって設定される増幅度で増幅する。
A/D変換部15は、増幅部14により増幅された、アナログ信号である画像信号をデジタルデータに変換して、当該画像信号を表している画像データを出力する。
以上の撮像素子11、前置処理部13、増幅部14、及びA/D変換部15によって、顕微鏡本体10から導出される光束が撮像素子11の受光面に結像させている被写体像の画像を、制御部18による制御の下で撮影する撮影部が構成されている。
なお、以降の説明では、この撮影部から出力される、当該被写体像の画像を表している画像データを、単に「画像」とも称することとする。
画素ずらし部12は、制御部18の画素ずらし制御部181による制御の下で、撮像素子11を観察光路aに垂直な平面上で移動させて、撮像素子11に入射する光束と撮像素子11との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる。制御部18は、その相対位置が当該複数の所定の位置のいずれかにある場合に撮影部を制御して、そのときの被写体像の画像の撮影を行わせる。
画像処理部16は、制御部18による制御の下で、撮影部から出力された画像に対する各種の画像処理や、画像の記録部17での記録制御処理を行う。この画像処理に関し、画像処理部16は、特に、合成部161や輝度値演算部162を備えている。
合成部161は、撮影部での撮影により得られた複数の画像を合成して、これらの画像よりも解像度を高くした、当該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成処理などを行う。
輝度値演算部162は、撮影部での撮影により得られた画像の輝度値の算出、当該画像を構成する画素の全体若しくは一部の平均輝度値の算出などを行う。
なお、画像処理部16は、例えば、CPUとメモリとを備えて構成することができる。ここで、CPU(Central Processing Unit :中央演算装置)は、読み出し専用メモリに予め格納させておいた所定の画像処理プログラムを読み出して実行することにより、前述した画像処理部16の機能の提供を行う。また、メモリは、CPUが画像処理プログラムを実行する際に作業用の一時記憶領域として利用する。
記録部17は、撮影部での撮影画像や画像処理部16での画像処理後の画像、あるいは、輝度値演算部162での演算結果などを記録して保存する。
制御部18は、画像取得装置全体の制御を行う。この制御に関し、制御部18は、特に、画素ずらし制御部181、予測部182、及び撮影条件設定制御部183を備えている。
画素ずらし制御部181は、画素ずらし部12を制御して撮像素子11を移動させて、撮像素子11に入射する光束と撮像素子11との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる。
予測部182は、撮影部での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、撮影部が被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境の予測として、そのときに撮像素子11に入射する光束の光量についての予測を行う。より具体的には、予測部182は、撮影部での撮影により得られた少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、当該撮影部による当該画像の撮影間隔とから、励起後の蛍光観察標本における、褪色による光束の光量の時間変化を予測する。
撮影条件設定制御部183は、撮影部が被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、予測部182による撮影環境の予測の結果に基づき制御する。より具体的には、撮影条件設定制御部183は、当該撮影条件の設定の制御として、撮影部が被写体像の画像を以後撮影するときにおける露出の設定を制御する。
なお、制御部18は、例えば、CPUとメモリとを備えて構成することができる。ここで、CPU(Central Processing Unit :中央演算装置)は、読み出し専用メモリに予め格納させておいた所定の制御プログラムを読み出して実行することにより、前述した制御部18の機能の提供を行う。また、メモリは、CPUが制御プログラムを実行する際に作業用の一時記憶領域として利用する。
次に、制御部18が画素ずらし部12及び合成部161を制御して行う、画素ずらし手法を利用した高解像度画像の生成の原理について、図2A〜図2Iの各図を参照して説明する。なお、この生成手法は、前掲した特許文献2に開示されているものと同様のものである。
図2A〜図2Iの各図は、撮像素子11の受光素子の配列の一部を模式化して表している。この各図において、一つの矩形は1つの画素を表し、各矩形同士は画素1ピッチの間隔で配列されているものとする。そして、この各矩形における「R」、「G」、「B」の各矩形は、それぞれ、Rフィルタによる赤色の輝度データを生成する受光素子、Gフィルタによる緑色の輝度データを生成する受光素子、Bフィルタによる青色の輝度データを生成する受光素子を示している。
なお、図2A〜図2Iの各図は、撮像素子11の移動のイメージを説明するためのものであり、画素の大きさや間隔、移動量等を正確に表してはいない。
まず、制御部18の画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、第一の位置である初期位置へ移動させる。図2Aは、この初期位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第一の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第一画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を第一の位置から水平右方向に2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Bは、この画素ずらし後の第二の位置における上記の配列を表している。なお、この図2B以降の各図において、矢印が開始される位置の矩形は、当該画素ずらし前の受光素子の位置を示し、矢印の到達する位置の矩形は、当該画素ずらし後の撮像素子11の位置を示している。
制御部18は、撮像素子11がこの第二の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第二画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第二の位置から水平右方向に2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Cは、この画素ずらし後の第三の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第三の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第三画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第三の位置から、水平左方向について4/3画素分移動させ、更に垂直下方向について2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Dは、この画素ずらし後の第四の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第四の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第四画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第四の位置から水平右方向に2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Eは、この画素ずらし後の第五の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第五の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第五画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第五の位置から水平右方向に2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Fは、この画素ずらし後の第六の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第六の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第六画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第六の位置から、水平左方向について4/3画素分移動させ、更に垂直下方向について2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Gは、この画素ずらし後の第七の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第七の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第七画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第七の位置から水平右方向に2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Hは、この画素ずらし後の第八の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第八の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第八画像」として記録部17に記録させる。
次に、画素ずらし制御部181が、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を、この第八の位置から水平右方向に2/3画素分移動させる画素ずらしを行う。図2Iは、この画素ずらし後の第九の位置における上記の配列を表している。
制御部18は、撮像素子11がこの第九の位置にあるときに、撮影部を制御して被写体像を撮影させ、更に画像処理部16を制御して、当該撮影により得られた画像を「第九画像」として記録部17に記録させる。
以上のように、画素ずらし部12は、撮像素子11をこのように移動させて、撮像素子11に入射する光束と撮像素子11との相対位置を、複数の所定位置である第一位置から第九位置に所定の順序で移動させる。そして、撮像部は、撮像素子11の移動によって当該相対位置が第一位置から第九位置のいずれかにある場合に当該光束が撮像素子11の受光面に結像させている被写体像の画像を撮影して、第一画像から第九画像を得る。
こうして第一画像〜第九画像が得られると、次に、制御部18は、画像処理部16の合成部161を制御して、第一画像〜第九画像を合成して、これらの画像よりも解像度を高くした当該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成処理を行わせる。この処理では、第一画像〜第九画像を記録部17から読み出し、各画像で表されている画素の輝度データを、図2Iのように並べて、被写体像の高解像度画像とする処理が行われる。
図1の顕微鏡システムでは、以上のようにして被写体像の高解像度画像の生成が行われる。
なお、上述した被写体像の高解像度画像の生成では、第一画像から第九画像の計9枚の画像を合成してその生成を行うが、この生成に使用する画像の枚数は、複数枚であれば、9枚でなくてもよい。
次に図3について説明する。図3は、図1の制御部18により行われる制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
なお、この制御処理をCPUとメモリとを備えて構成した制御部18で行わせるには、この制御処理をCPUに行わせる制御プログラムを予め作成して読み出し専用メモリに格納させておくようにする。そして、所定の実行指示をCPUに与えたときに、CPUが当該制御プログラムを当該読み出し専用メモリから読み出して実行させるようにしておけばよい。
図3において、S201からS203の処理は、被写体である標本(蛍光観察標本)を適正な露出で撮影するための露光時間を算出して撮影部に設定するための処理である。また、S204からS206の処理は、励起後の蛍光観察標本の褪色によって、撮像素子11に入射する光束の光量の時間変化を予測する処理である。続くS207からS213の処理は、撮影部の露出の設定を、その光量の時間変化の予測結果に基づいて制御しながら、当該撮影部に当該被写体を撮影させて、高解像度画像の生成に必要な画像を得る処理である。そして、S214の処理は、得られた画像に基づいて被写体像の高解像度画像の生成を合成部161に行わせる処理である。
なお、この図3の処理の開始時には、撮像素子11は所定の位置にあるものとする。
図3において、まず、S201では初期値の設定処理が行われる。この処理は、高解像度画像の生成に用いる画像の枚数m、露光時間TEXP の初期値TINI 、及び増幅部14の増幅度Avの初期値(ここでは「1」とする)を設定する処理である。
次に、S202において撮影処理が行われる。この撮影処理では、撮像部及び画像処理部16を制御して、露光時間TEXP =TINI で撮影部に被写体を撮影させ、この撮影により得られた画像DINI を記録部17に記録させる処理が行われる。また、このときに、輝度値演算部162を動作させて、画像DINI における所定領域の輝度値YINI を算出させ、得られた輝度値YINI を記録部17に記録させる処理も行われる。
次に、S203において、露光時間設定処理が制御部18の撮影条件設定制御部183により行われる。この処理では、露光時間TEXP =TINI としたときの輝度値YINI を記録部17から読み出し、輝度値YINI に対し適正露光となる露光時間TEXP =Tsecondを求めて撮影部に設定する処理である。なお、輝度値Yと適正露光となる露光時間Tとの関係は、予めデータテーブル化して記録部17に記録させておくようにする。そして、撮影条件設定制御部183は、このデータテーブルを参照して輝度値YINI に対応付けられている値を取り出すことで、露光時間Tsecondを求めるようにする。
次に、S204において撮影処理が行われる。この撮影処理では、撮像部及び画像処理部16を制御して、露光時間TEXP =Tsecondで撮影部に被写体を撮影させ、この撮影により得られた画像Daを記録部17に記録させる処理が行われる。また、このときに、輝度値演算部162を動作させて、画像Daにおける所定領域の輝度値Yaを算出させ、得られた輝度値Yaを記録部17に記録させる処理も行われる。
次に、S205において再度撮影処理が行われる。この撮影処理では、S204の処理による被写体の撮影が完了してから所定の時間tが経過したときに、その撮影と同一の露光時間の設定(Tsecond)で撮影部に被写体を撮影させ、この撮影により得られた画像Dbを記録部17に記録させる処理が行われる。また、このときに、輝度値演算部162を動作させて、画像Dbにおける所定領域(画像Daから輝度値Yaを算出した領域と同一の領域)の輝度値Ybを算出させ、得られた輝度値Ybを記録部17に記録させる処理も行われる。
次に、S206において、輝度値の時間変化量の算出処理が予測部182により行われる。この処理では、まず、輝度値Ya及びYbを記録部17から読み出し、この両者の輝度値の変化量ΔY=Ya−Ybを算出する処理が行われる。そして、次に、この輝度値の変化量ΔYを、前述した撮影間隔時間tで除算して、輝度値の時間変化量ΔYT=ΔY/tを算出する処理が行われる。
次に、S207において、変数nの値を初期化して「1」とする処理が行われる。
次に、S208において、画素ずらし部12を制御して、撮像素子11を第nの位置に移動させる処理が、制御部18の画素ずらし制御部181により行われる。
次に、S209において、予測部182による予測処理が行われる。この処理では、まず、撮影部が画像D[n−1]の撮影のための露光を開始してから画像D[n]の撮影のための次の露光を開始するまでの時間FT[n]を設定する。次に、輝度値演算部162を動作させて、画像D[n−1]における所定領域の輝度値Y[n−1]を算出させる。そして、この時間FT[n]及び輝度値Y[n−1]と、S206の処理で算出した輝度値の時間変化量ΔYTとを下記の式に代入して計算し、画像D[n]における所定領域の輝度の推定値Y[n]を算出する。
Y[n]=Y[n−1]+(ΔYT×FT[n])
この推定値Y[n]が、励起後の蛍光観察標本における、褪色による光束の光量の時間変化の予測結果である。
なお、上記の式において、Y[0]は、S205の処理により算出された輝度値Ybとし、FT[]は、S205の処理により撮影部が画像Dbの撮影のための露光を開始してから画像D[1]の撮影のための次の露光を開始するまでの時間の設定値とする。
次に、S210において、露光時間設定制御処理が制御部18の撮影条件設定制御部183により行われる。この処理は、輝度値Y[n]に対し適正露光となる露光時間TEXP =ET[n]を求めて撮影部に設定する処理である。撮影条件設定制御部183は、輝度値Yと適正露光となる露光時間Tとの関係を示す前述したデータテーブルを参照し、このデータテーブルにおいて輝度値Y[n]に対応付けられている値を取り出すことで、露光時間ET[n]を求めるようにする。
次に、S211において撮影処理が行われる。この撮影処理では、撮像部及び画像処理部16を制御して、露光時間TEXP =ET[n]で撮影部に被写体を撮影させ、この撮影により得られた画像D[n]を記録部17に記録させる処理が行われる。
なお、この撮影処理では、S209において設定された時間FT[n]に従って、画像D[n]の撮影のための露光を開始するようにする。また、この撮影処理では、輝度値演算部162を動作させて、画像D[n]における所定領域(画像Daから輝度値Yaを算出した領域と同一の領域)の輝度値Y[n]の実際の値を算出させ、得られた値を記録部17に記録させる処理も行われる。
次に、S212では、変数nの現在の値を1増加させる(インクリメントする)処理が行われる。
次に、S213では、変数nの現在の値が、S201の処理で設定した画像の枚数m以下であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、変数nの現在の値がm以下であると判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S208へと処理を戻して、画像D[n]の撮影のための処理が行われる。一方、ここで、変数nの現在の値がmを超えたと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S214に処理を進める。
次に、S214では、合成部161を動作させて、画像D[1]〜D[m]の各々を記録部17から読み出して前述したようにして合成し、これらの画像よりも解像度を高くした、被写体の高解像度画像を生成させる処理が行われ、その後はこの図3の処理を終了する。
以上の制御処理を制御部18が行うことによって、被写体である標本の高解像度画像を、図1の顕微鏡システムで得ることができる。ここで、予測部182は、撮影部での撮影により得られた少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、当該撮影部による当該画像の撮影間隔とから、撮像素子11に入射する光束の光量の、励起後の蛍光観察標本における褪色による時間変化を予測する。そして、撮影条件設定制御部183は、撮影部が被写体像の画像を以後撮影するときにおける露出(具体的には露光時間)の設定を、予測部182による当該光束の光量の時間変化の予測の結果に基づき制御する。従って、撮影部が被写体像の画像を以後撮影するときには、その撮影を適正な露出の設定で行えるので、合成部161が生成する被写体像の高解像度画像の品位が向上する。
以上のように、図1の顕微鏡システムでは、予測部182が、撮影部での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、撮影部が被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境の予測を行う。そして、撮影条件設定制御部183が、撮影部が被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、予測部182による撮影環境の予測の結果に基づき制御する。従って、図1の顕微鏡システムでは、画素ずらし手法での高解像度画像の生成に用いる複数の画像の撮影を同時に行えなくても、各撮影時において適切な撮影条件の設定の下で撮影することができる。この結果、時間の経過により態様が変化する被写体でも、画素ずらし手法で適切な高解像度画像を得ることが可能になる。
なお、図1の顕微鏡システムでは、輝度値の時間変化量ΔYTを、2枚の画像Da及びDbに基づいて算出しているが、更に多くの画像に基づいて算出するようにしてもよい。
また、図1の顕微鏡システムでは、輝度値の時間変化量ΔYTの基礎とする画像Da及びDbと、高解像度画像の生成に用いる画像D[1]〜D[m]とを別々に撮影している。この代わりに、画像Da及びDbの一方を画像D[1]として流用しても高解像度画像を生成することは可能である。但し、このようにする場合には、例えば、まず、流用する画像の撮影時の輝度値を目標輝度値として設定する。そして、高解像度画像の生成に用いる他の画像の撮影時には、この目標輝度値で適正露光となるように露光時間の設定を制御する。更に、撮影により得られた画像に基づき算出される輝度値が目標輝度値になるように、これらの画像の輝度を高める画像処理を画像処理部16に行わせる。このようにすることで、高解像度画像の生成完了までの撮影枚数を1枚減らすことができる。
また、図1のシステムにおいて、予測された露光時間で撮像したときの画像の輝度値に合致するように、増幅部14の増幅度の制御を行い、若しくは画像処理部16による画像の輝度を高める画像処理の制御を行い、露光時間は固定のままとすることもできる。
また、前述した制御処理では、前述した時間FT[n]に基づいた輝度推定値の算出を行っている。ここで、顕微鏡本体10が例えばLED照明のような照射状態が可変の光源を用いている場合や撮像素子11がシャッタを備えている場合であって、n−1枚目の露光終了からn枚目の露光開始までの間は遮光している場合には、次のようにすることができる。すなわち、この時間FT[n]から、この遮光時間を差し引いた時間(光源からの光が標本に照射されている時間)を用いて、輝度推定値の算出を行うようにしてもよい。
また、図1のシステムでは、輝度の時間変化量ΔYTを、複数枚の画像から演算するようにしている。ここで、標本の褪色の時間的変化量が分っている場合には、この既知の褪色の時間的変化量を用いて、露光時間の予測を行うようにしてもよい。
次に図4について説明する。図4は、本発明を実施する顕微鏡システムの構成の第二の例を示している。
なお、図4において、図1に示した第一の例に係るものと同一の機能を有する構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素については既述したので、ここでの詳しい説明を省略する。
図4の構成は、操作部31が追加されている点と、制御部18が、特に、露光時間比較部301も備えている点とのみにおいて、図1の構成と相違している。
操作部31は、この顕微鏡システムの使用者によって操作されることによって当該操作に対応付けられている当該使用者からの指示を取得し、当該指示を制御部18に送付するものである。この操作部31は、特に、当該使用者からの露光時間についての指示を取得する。なお、この操作部31の機能を、例えばこの顕微鏡システムに接続されるPCの入力装置(キーボード装置など)により提供するようにしてもよい。
露光時間比較部301は、撮影条件設定制御部183の制御による露光時間の設定と、所定の時間閾値、より具体的には、操作部31が取得した指示に係る露光時間との比較を行う。
図4のシステムでは、露光時間比較部301による比較の結果、撮影条件設定制御部183の制御による露光時間の設定が上記の時間閾値を超えることになる場合には、撮影条件設定制御部183が、増幅部14の増幅度の設定の制御も併せて行うようにする。
ここで図5について説明する。図5は、図4の制御部18により行われる制御処理の第一の例の処理内容を示したフローチャートである。
図5のフローチャートにおいて、S411の処理を除く、S401からS410まで及びS412からS415までの各処理は、それぞれ図1のフローチャートにおけるS201からS214までの各処理と同一の処理内容である。そこで、ここではS411の処理を説明し、その他の処理については詳しい説明を省略する。
S410の処理に続き、S411では、増幅部設定制御処理が行われる。この処理では、まず、S410の処理により撮影条件設定制御部183が撮影部に設定した露光時間TEXP =ET[n]と、操作部31が取得した、使用者から指示された最長露光時間Tmax との長短比較の処理が露光時間比較部301により行われる。この結果、ET[n]がTmax よりも長かった場合にのみ、撮影条件設定制御部183は、撮影部の露光時間の設定を制御してTmax に制限すると共に、増幅部14の増幅度の設定を制御して、増幅度をTmax とET[n]との比に基づき増加させる処理を行う。その後、S412に処理を進める。
以上のように、図4の顕微鏡システムでは、図1と同様の構成に加えて、露光時間比較部301が、撮影条件設定制御部183の制御による露光時間の設定と所定の時間閾値との比較を行う。ここで、この露光時間の設定が当該時間閾値を超えることになる場合には、撮影条件設定制御部183が、撮影部に加えて、増幅部14の増幅度の設定の制御も併せて行う。そして、この制御により、増幅部14の増幅度を、当該露光時間の設定値と当該時間閾値との比に基づき増加させると共に、撮影部の露光時間の設定を当該時間閾値に制限する。図4の顕微鏡システムでは、このようにすることにより、図1のシステムと同様の効果が得られると共に、観察対象である標本が暗い場合でも、画像撮影の露光時間が所定時間以上に長くなることがない。従って、撮影開始から高解像度画像が生成されるまでの時間が異常に長くなることが防止され、観察者の負担が軽減される。更に、画像撮影の露光時間が制限されるので、蛍光観察標本に対する蛍光励起を少なくできる結果、標本の褪色の経時変化を遅らせることもできる。
なお、図4のシステムでは、撮影条件設定制御部183が所定の場合に増幅部14の増幅度の設定の制御を行うようにしているが、この代わりに、画像処理部16による画像の輝度を高める画像処理の制御を行うようにしてもよい。
また、図5の制御処理では、上述した場合に、撮影条件設定制御部183が撮影部の露光時間の設定を制御してTmax に制限すると共に増幅部14の増幅度の設定の制御を行っている。この代わりに、撮影部の露光時間の設定を制御してTmax よりも短い時間に制限すると共に、増幅部14の増幅度の設定を制御して、増幅度を、Tmax と、その制限後の時間との比に基づき増加させる処理を行うようにしてもよい。
次に図6について説明する。図6は、図4の制御部18により行われる制御処理の第二の例の処理内容を示したフローチャートである。
この図6に示した制御処理を図4の制御部18が実行すると、撮影条件設定制御部183は、まず、撮影条件設定制御部183の制御の下で撮影部が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定する。ここで、当該2枚の画像における輝度値の低下が当該所定の変化閾値以内であると判定したときには、撮影条件設定制御部183は、当該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現する。そして、この再現された撮影条件の設定の下で撮影部を制御して、当該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる。
図6のフローチャートにおいて、S513からS515までの処理を除く、S501からS512まで及びS516からS518までの各処理は、それぞれ図5のフローチャートにおけるS401からS415までの各処理と同一の処理内容である。そこで、ここではS513からS515までの処理を説明し、その他の処理については詳しい説明を省略する。
S512の処理に続き、S513では判定処理が撮影条件設定制御部183により行われる。
この判定処理では、まず、S512の撮影処理において、直近に撮影された画像D[n]と共に記録させた輝度値Y[n]の実際の値と、その直前に撮影された画像D[n−1]と共に記録させた輝度値Y[n−1]の実際の値とを、記録部17から読み出す。そして、予め設定しておいた輝度値の変化閾値をΔyとして、Y[n−1]と、Y[n]+Δyとの大小比較を行う。
この判定処理において、Y[n−1]がY[n]+Δyよりも大きいと判定したとき(判定結果がYesのとき)は、蛍光観察標本の褪色が未だ飽和していないとみなし、S515に処理を進める。一方、Y[n−1]がY[n]+Δy以下であると判定したとき(判定結果がNoのとき)は、蛍光観察標本の褪色が飽和したとみなし、S514に処理を進める。
S514では、画像D[n−1]を撮影部に撮影したときの撮影条件と同一となるように撮影部の露光時間と増幅部14の増幅度の設定を制御して再現させる処理が撮影条件設定制御部183により行われる。
次に、S515では、撮影処理が行われる。この撮影処理では、撮像部及び画像処理部16を制御して、画像D[n−1]を撮影したときと同一の撮影条件で撮影部に被写体を撮影させ、撮影により得られた画像D[n]を、S512の処理で記録させたものに代えて、記録部17に記録させる処理が行われる。そして、この撮影処理を終えると、S516に処理を進める。
以上のように、図4の顕微鏡システムでは、図6の制御処理を制御部18に行わせることで、図1のシステムと同様の効果が得られると共に、図5の制御処理を制御部18に行わせたときと同様の効果も得られる。更に、図6の制御処理を制御部18に行わせることで、撮影条件設定制御部183が、撮影部が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるときには、そのうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現する。そして、この再現された撮影条件の設定の下で撮影部を制御して、当該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる。従って、このようにすることで、蛍光観察標本の褪色が飽和してしまい、時間的に輝度値の変化がないような場合に、より適切な露光状態で、高解像度画像の生成に用いる画像が得られる結果、生成される高解像度画像の品位向上に寄与する。
なお、図6の制御処理では、蛍光観察標本の褪色が飽和したとみなした場合でも、画像D[n+1]以降の撮影のための光束の光量の時間変化の予測を行っている。この代わりに、蛍光観察標本の褪色が飽和したとみなした場合には、画像D[n+1]以降の撮影を全て、画像D[n−1]の撮影時と同一の撮影条件の下で、撮影部に撮影させるようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、前述した各実施形態では、画像Da及びDbにおける所定領域の輝度値Ya及びYbから、輝度値の時間変化量ΔYTを算出するようにしていた。この代わりに、以下のようにしてもよい。
図7について説明する。図7は、本発明を実施する顕微鏡システムの構成の第三の例を示している。
なお、図7において、図1に示した第一の例に係るものと同一の機能を有する構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素については既述したので、ここでの詳しい説明を省略する。
図7の構成は、最大値検出部51、最小値検出部52、及び閾値設定部53が追加されている点のみにおいて、図1の構成と相違している。
最大値検出部51は、撮影部で撮影された複数枚の画像の各々における画素の輝度値の最大値Pmax_nを検出する。また、最小値検出部52は、当該複数枚の画像の各々における当該所定領域の輝度値の最小値Pmin_nを検出する。
閾値設定部53は、上述したPmax_n及びPmin_nと、予め設定されている係数βを用いる下記の式の計算を行って、輝度閾値Pth_nの設定行う。
Pth_n=β・Pmax_n+(1−β)・Pmin_n
なお、係数βの値は0≦β≦1とし、実験的または経験的に求めて予め設定しておく。
ここで図8について説明する。図8は、ある画像における、画像を構成する画素の輝度値と、その輝度値である画素数との関係の例である。この図8において、横軸は輝度値であり、縦軸は画素数である。この図において、前述したPmax_n、Pmin_n、及びPth_nは図示したような関係となる。
前述した図1の構成において、予測部182は、画像Da及びDbの各々における所定領域の輝度値Ya及びYbから、輝度値の時間変化量ΔYTを算出するようにしていた。これに対し、図7の構成では、予測部182は、画像Da及びDbの各々において、輝度値が輝度閾値Pth_n以上である画素についての平均輝度値Ypthoa及びYpthobから、輝度値の時間変化量ΔYTを算出するようにする。
図7の制御部18は、図3に示した制御処理を実行する。但し、S205の撮影処理においては、閾値設定部53が、上述した平均輝度値Ypthoa及びYpthobを算出して記録部17に記録させる処理が行われる。また、続くS206の輝度値の時間変化量の算出処理では、予測部182が、まず、平均輝度値Ypthoa及びYpthobを記録部から読み出し、この両者の輝度値の変化量ΔY=Ypthoa−Ypthobを算出する処理を行う。そして、次に、この輝度値の変化量ΔYを、前述した撮影間隔時間tで除算して、輝度値の時間変化量ΔYT=ΔY/tを算出する処理を行う。
このように、図7のシステムでは、予測部182が、少なくとも2枚の画像の各々において輝度値が所定の輝度閾値以上である画素についての平均輝度値の変化と、撮影部による画像の撮影間隔とから、前述した光束の光量の時間変化を予測する。このようにしても、時間の経過により態様が変化する被写体についての、画素ずらし手法による適切な高解像度画像の生成が可能である。
なお、図4に示した構成でも、最大値検出部51、最小値検出部52、及び閾値設定部53を追加して、予測部182が上述したようにして光束の光量の時間変化を予測するようにしても、同様の効果を得ることができる。
更には、図6のS513の判定処理の対象を、画像D[n]についての上述した平均輝度値Yptho[n]と、画像D[n−1]についての上述した平均輝度値Yptho[n−1]としてもよい。
すなわち、S513の判定処理において、平均輝度値Yptho[n−1]と、Yptho[n]+yとの大小比較を行う。そして、この判定処理において、Yptho[n−1]がYptho[n]+yよりも大きいと判定したとき(判定結果がYesのとき)は、蛍光観察標本の褪色が未だ飽和していないとみなし、S515に処理を進める。一方、Yptho[n−1]がYptho[n]+y以下であると判定したとき(判定結果がNoのとき)は、蛍光観察標本の褪色が飽和したとみなし、S514に処理を進める。
このように処理を変更すると、まず、連続する2枚の画像の各々において輝度値が所定の輝度閾値以上である画素についての平均輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かの判定が行われる。このときに、当該平均輝度値の低下が所定の変化閾値以内であると判定されると、先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定が再現される。そして、この再現された撮影条件の設定の下で撮影部が制御されて、当該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる。このような制御動作が図4の制御部18により行われる。このようにしても、時間の経過により態様が変化する被写体についての、画素ずらし手法による適切な高解像度画像の生成が可能である。
10 顕微鏡本体
11 撮像素子
12 画素ずらし部
13 前置処理部
14 増幅部
15 A/D変換部
16 画像処理部
17 記録部
18 制御部
31 操作部
51 最大値検出部
52 最小値検出部
53 閾値設定部
161 合成部
162 輝度値演算部
181 画素ずらし制御部
182 予測部
183 撮影条件設定制御部
301 露光時間比較部

Claims (4)

  1. 撮像素子に入射する光束と該撮像素子との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる画素ずらし手段と、
    該相対位置が該複数の所定の位置のいずれかにある場合に該光束が該撮像素子の受光面に結像させている被写体像の画像を撮影する撮影手段と、
    該撮影手段での撮影により得られた複数の画像を合成して、該画像よりも解像度を高くした該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成手段と、
    該撮影手段での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、該撮影手段が該被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境を予測する予測手段と、
    該撮影手段が該被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、該予測手段による該撮影環境の予測の結果に基づき制御する撮影条件設定制御手段と、
    を有し、
    該撮影条件設定制御手段は、
    該撮影条件設定制御手段の制御の下で該撮影手段が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定する判定手段と、
    該2枚の画像における輝度値の低下が該所定の変化閾値以内であると該判定手段が判定したときに、該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現する撮影条件設定再現手段と、
    該撮影条件設定再現手段により再現された撮影条件の設定の下で該撮影手段を制御して、該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる再撮影制御手段と、を有し、
    該被写体像の画像は、蛍光観察標本を撮影した画像であり、
    該予測手段は、該少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、該撮影手段による該画像の撮影間隔とから、励起後の該蛍光観察標本における褪色による該光束の光量の時間変化を予測する、
    ことを特徴とする画像取得装置。
  2. 該判定手段は、該連続する2枚の画像の各々において輝度値が所定の輝度閾値以上である画素についての平均輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定し、
    該撮影条件設定再現手段は、該連続する2枚の画像の各々においての該平均輝度値の低下が所定の変化閾値以内であると該判定手段が判定したときに、該同一の撮影条件の設定を再現する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像取得装置。
  3. 撮像素子に入射する光束と該撮像素子との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる画素ずらし手段と、該相対位置が該複数の所定の位置のいずれかにある場合に該光束が該撮像素子の受光面に結像させている被写体像の画像を撮影する撮影手段と、該撮影手段での撮影により得られた複数の画像を合成して、該画像よりも解像度を高くした該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成手段と、を有する画像取得装置の制御方法であって、
    該撮影手段での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、該撮影手段が該被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境を予測し、
    該撮影手段が該被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、該撮影環境の予測の結果に基づき制御し、
    該撮影手段が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定し、
    該2枚の画像における輝度値の低下が該所定の変化閾値以内であると判定したときに、該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現し、
    該再現された撮影条件の設定の下で該撮影手段を制御して、該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させ、
    該被写体像の画像は、蛍光観察標本を撮影した画像であり、
    該少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、該撮影手段による該画像の撮影間隔とから、励起後の該蛍光観察標本における褪色による該光束の光量の時間変化を予測する、
    ことを特徴とする画像取得装置の制御方法。
  4. 標本の顕微鏡像を得る顕微鏡と、
    該顕微鏡像の画像を取得する画像取得装置と、
    を有しており、
    該画像取得装置が、
    撮像素子に入射する光束と該撮像素子との相対位置を複数の所定の位置に所定の順序で移動させる画素ずらし手段と、
    該相対位置が該複数の所定の位置のいずれかにある場合に該光束が該撮像素子の受光面に結像させている、該顕微鏡像である被写体像の画像を撮影する撮影手段と、
    該撮影手段での撮影により得られた複数の画像を合成して、該画像よりも解像度を高くした該被写体の高解像度画像を生成する高解像度画像生成手段と、
    該撮影手段での撮影により得られた少なくとも2枚の画像の変化に基づき、該撮影手段が該被写体像の画像を以後撮影するときの撮影環境を予測する予測手段と、
    該撮影手段が該被写体像の画像を撮影するときの撮影条件の設定を、該予測手段による該撮影環境の予測の結果に基づき制御する撮影条件設定制御手段と、
    を有し、
    該撮影条件設定制御手段は、
    該撮影条件設定制御手段の制御の下で該撮影手段が連続して撮影した2枚の画像における輝度値の低下が所定の変化閾値以内であるか否かを判定する判定手段と、
    該2枚の画像における輝度値の低下が該所定の変化閾値以内であると該判定手段が判定したときに、該連続する2枚の画像のうちの先に撮影された画像の撮影時と同一の撮影条件の設定を再現する撮影条件設定再現手段と、
    該撮影条件設定再現手段により再現された撮影条件の設定の下で該撮影手段を制御して、該連続する2枚の画像のうちの後に撮影された画像を再撮影させる再撮影制御手段と、を有し、
    該被写体像の画像は、蛍光観察標本を撮影した画像であり、
    該予測手段は、該少なくとも2枚の画像における輝度値の変化と、該撮影手段による該画像の撮影間隔とから、励起後の該蛍光観察標本における褪色による該光束の光量の時間変化を予測する、
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
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