JP2007184729A - ゲイン算出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストロボ撮影時に、より好適なWBゲインを算出する。
【解決手段】ストロボ撮像された画像に対するWBゲインを算出する場合は、まず、ストロボ光の寄与度を推定する。寄与度を推定する場合は、まず、複数のブロックに分割するとともに、各ブロックの代表輝度値および代表色値を求める(S23)。続いて、そして、ストロボ光の色に類似するブロックのうち、最も高輝度のブロックをストロボ色ブロックとして特定する(S26)。ストロボ色ブロックが存在する場合は、当該ストロボ色ブロックの位置や他ブロックとの輝度差等に基づいて、ストロボ光の寄与度を推定する(S32〜S48)。一方、ストロボ色ブロックが存在しない場合には、複数のブロックのうち代表輝度値が最も高い最高輝度ブロックの位置に基づいて寄与度を推定する(S28,S30)。
【選択図】図5

Description

本発明は、少なくともストロボ撮像された画像に対する好適なホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出装置に関する。
カメラの分野では、画像撮影時の光源種類等に応じて、撮像画像の色を補正するホワイトバランス技術が広く知られている。これは、撮影時の光源の色によって生じる、撮影者が撮影時に感じた印象と、出力画像から受ける印象とのズレを無くすための画像処理技術である。
かかるホワイトバランス処理に際して、撮影時にストロボ光が照射されたか否かを考慮する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ストロボ発光の通知を受け場合には、ストロボ撮影用に予め設定されたストロボ標準値を用いてホワイトバランスゲインを算出することが記載されている。ただし、この技術では、ストロボ光の被写体への寄与度に関わらず、ストロボ標準値は常に一定であるため、ストロボ光が十分に到達していない場合や、逆に、ストロボ光が強く当たりすぎている場合には、適切なホワイトバランスゲインが算出できないという問題があった。
そこで、従来から、ストロボ撮影時には、そのストロボ光の寄与度や、環境光源とストロボ光の寄与度等を推定し、推定された寄与度等に応じて、ホワイトバランスゲインを調整する技術が知られている。例えば、特許文献2には、被写体距離に基づいてストロボ光が被写体に到達するか否かを判断し、到達できないと判定された場合には、ホワイトバランスのプリセット値を選択可能にする技術が開示されている。また、特許文献3には、撮影時の環境光に関する情報(環境光源種類など)および撮影時のフラッシュ光に関する情報等(フラッシュ発光の有無やフラッシュ反射光強度など)に基づいて、環境光とフラッシュ光の混在の程度が所定値より大きい領域を検出し、当該検出した領域が全領域に対して占める割合に基づいてホワイトバランス処理等の画像処理の内容を決定する技術が開示されている。これらの従来技術によれば、ストロボ撮像された場合であっても、そのストロボ光の混在度(寄与度)が考慮されているので、比較的好適なホワイトバランスゲインを得ることができる。
特開2000−92509号公報 特開平4−326888号公報 特開2003−244467号公報
しかしながら、従来の技術は、いずれも、被写体距離や、フラッシュ光に関する情報など、撮像画像以外から抽出された情報に基づいて、ストロボ光の寄与度等が推定されている。そのため、従来技術では、ストロボ光の寄与度の推定精度が高いとは言い難かった。そして、このストロボ光の寄与度の推定精度が低いことに起因して、ストロボ撮影時に好適なホワイトバランス処理を行うことが困難であった。
そこで、本発明では、ストロボ撮影時に、好適なホワイトバランスゲインが算出でき得るゲイン算出装置を提供することを目的とする。
本発明のゲイン算出装置は、少なくともストロボ撮像された画像に対するホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出装置であって、ストロボ撮像された画像を複数のブロックに分割するブロック分割手段と、分割されたブロックのうちストロボ光の影響が大きいと推定されるブロックを高影響ブロックとして特定する特定手段と、高影響ブロックの位置、および、他のブロックとの輝度差、のうちの少なくとも一つに基づいてストロボ光の寄与度を第一寄与度として推定する第一推定手段と、少なくとも第一寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出手段と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、分割手段は、ストロボ撮像された画像を複数のブロックに分割するとともに、分割された各ブロックの輝度値の代表値を代表輝度値として算出し、特定手段は、分割されたブロックのうち、代表輝度値が大きいブロックを高影響ブロックとして特定する。
他の好適な態様では、分割手段は、ストロボ撮像された画像を複数のブロックに分割するとともに、分割された各ブロックの色値の代表値を代表色値として算出し、特定手段は、分割されたブロックのうち、代表色値がストロボ光の色に近いブロックを高影響ブロックとして特定する。この場合において、分割手段は、さらに、分割された各ブロックの輝度値の代表値を代表輝度値として算出し、特定手段は、代表色値がストロボ光の色に近いブロックのうち、代表輝度値が大きいブロックを高影響ブロックとして特定することが望ましい。
他の好適な態様では、第一推定手段は、少なくとも、高影響ブロックの代表輝度値と、他のブロックのうち代表輝度値が高い最高輝度ブロックの代表輝度値と、の差に基づいてストロボ光の寄与度を推定する。
他の好適な態様では、第一推定手段は、少なくとも、高影響ブロックの位置に基づいてストロボ光の寄与度を推定することを特徴とする。この場合、第一推定手段は、高影響ブロックが、主要被写体が存在すると推定される部分から離れるほどストロボ光の寄与度を低く算出することが望ましい。さらに、主要被写体が存在すると推定される部分は、画像の中心付近、または、ユーザから指定されたAF検出ポイントのいずれか一方とすれば、なお、望ましい。主要被写体が存在すると推定される部分の大きさは、ズーム倍率および被写体距離の少なくとも一方に基づいて変更されることが望ましい。
他の好適な態様では、第一推定手段は、少なくとも、高影響ブロックの代表輝度値と、ストロボ光が比較的当たっていないと推定される複数のブロックの平均輝度値と、の差に基づいてストロボ光の寄与度を推定する。この場合において、ストロボ光が比較的当たっていないと推定される複数のブロックは、画像の中心の周辺に位置するブロック、ユーザから指定されたAF検出ポイントの周辺に位置するブロック、高影響ブロックの周辺に位置するブロックの、いずれか一つであることが望ましい。
他の好適な態様では、さらに、被写体距離に基づいて、ストロボ光の寄与度を第二寄与度として推定する第二推定手段を有し、ゲイン算出手段は、少なくとも、第一寄与度と第二寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出する。別の好適な態様としては、さらに、ストロボ光照射前後での環境輝度の差に基づいて、ストロボ光の寄与度を第三寄与度として推定する第三推定手段を有し、ゲイン算出手段は、少なくとも、第一寄与度と第三寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出することを特徴とするゲイン算出装置。
他の本発明であるゲイン算出装置は、少なくともストロボ撮像された画像に対するホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出装置であって、ストロボ照射前の環境輝度を照射前輝度として取得する第一輝度取得手段と、ストロボ照射時の環境輝度を照射時輝度として取得する第二輝度取得手段と、照射前輝度と照射時輝度との差に基づいて、ストロボ光の寄与度を第三寄与度として推定する推定手段と、少なくとも、第三寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。この場合、第一輝度取得手段は、ストロボ照射前に取得されたプレビュー画像の平均輝度値を照射前輝度として取得することが望ましい。
本発明によれば、実際に撮像された画像に基づいて、ストロボ光の寄与度を推定しているため、より信頼性の高いストロボ光の寄与度が得られる。その結果、より好適なホワイトバランスゲインを得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態であるデジタルカメラ10の構成を示すブロック図である。絞り部材12およびレンズ14を介して入力された被写界光は、撮像デバイスであるCCD16で焦点を結ぶ。絞り部材12の絞り量およびレンズ14の移動量は、CPU48により制御される。CCD16は、入力された被写界光を電気信号に変換し、撮像データとして出力する。このCCD16による光電変換のタイミングは、タイミングジェネレータ(TG)36を介してCPU48により制御される。通常、CCD16は、LCD34に表示されるプレビュー画像取得のために一定間隔で常時、電荷の蓄積および電荷の掃き出しを行う。また、ユーザから撮像指示があった場合には、プレビュー画像取得のため光電変換を一時中断し、本画像撮像に必要な露光時間をかけて電荷を蓄積した上で、電荷の掃き出しを行う。
CCD16から出力された電気信号は、二重相関サンプリング回路(CDS)18による所定のアナログ信号処理、増幅回路(AMP)20による増幅処理が施された後、A/D変換器(A/D)22によりデジタルデータに変換される。デジタルデータは、画像データとして画像メモリ24に一時記憶される。
画像メモリ24に一時記憶された画像データは、画像処理部25およびWB(ホワイトバランス)ゲイン取得部51に出力される。画像処理部25において画像データは、RGB分離部26によりR成分、G成分、B成分の三つの色成分に分離される。分離されたデータは、WB処理部28、γ補正部30、色補正部32に順次送られ、所定の画像処理が施される。このうち、WB処理部28では、後述するWBゲイン取得部51で算出された三種類のWBゲイン、すなわち、Rゲイン、Gゲイン、Bゲインを、対応する色成分データに乗算することによりWB処理を行う。
画像処理が施された画像データは、LCD34および画像メモリ40に出力される。LCD34は、画像処理が施された画像データを電気的に表示する。ここでLCD34に表示される画像データはプレビュー画像と、後述する記録媒体44に記録された撮像画像と、がある。プレビュー画像を表示している場合、LCD34は、撮像可能な被写界像を表示する電子ファインダとして機能する。また、記録媒体44に記録された撮像画像を表示している場合、LCD34は、撮像済みの画像を再生表示する再生モニタとして機能する。
画像メモリ40に一時記憶された画像データは、圧縮伸張回路42により圧縮処理された後、記録媒体44に記録される。この記録媒体44に記録された画像データは、ユーザからの指示に応じて、圧縮伸張回路42により伸張処理された後、LCD34に表示される。ユーザは、このLCD34の表示を見ることにより、撮像画像の内容を確認することができる。
ストロボ装置46は、被写界の光量不足を補うために被写界に向かってストロボ光を照射する装置である。このストロボ装置46の照射タイミングや照射量は、AE/AF/ストロボ制御部50により制御されている。
AE/AF/ストロボ制御部50は、図示しないAEセンサや、側距センサの検出値およびユーザから指定されたズーム量等に基づいて、環境輝度や被写体距離を算出し、露光量、レンズ14の駆動量、ストロボ照射のタイミングや照射量等を算出する。そして、得られた露光量等に基づいてTG36のタイミング制御を、レンズ駆動量に応じてレンズ14の駆動を、ストロボ照射のタイミングや照射量に基づいてストロボ装置46を、それぞれ制御する。
WBゲイン取得部51は、既述のWBゲイン処理で用いられるWBゲインを算出する。このWBゲイン取得部51は、寄与度算出部52と、ゲイン算出部56と、に大別される。ゲイン算出部56は、撮像された画像データ、および、メモリに記憶されている基準ゲインテーブルに基づいて、WBゲインを算出する。ストロボ撮像された場合には、さらに、寄与度算出部52で算出されたストロボ光の寄与度も加味してWBゲインを算出する。寄与度算出部52は、ストロボ撮像された場合に、ストロボ光の被写界への寄与度を推定する。このWBゲインの算出、および、寄与度算出の流れは後に詳説する。
メモリ54には、デジタルカメラ10の制御に必要な各主プログラムやデータなどが記憶されている。また、WBゲイン算出の際に、必要となる光源種類ごとの基準ゲイン値のテーブルであるゲインテーブルも設定されている。既述のWBゲイン算出部56は、このメモリ54に記憶されている基準ゲインテーブルを参照したうで、WBゲインを算出する。この基準ゲインテーブルについても後に詳説する。
次に、このデジタルカメラ10でのWBゲインの算出の流れについて説明する。図2は、WBゲイン算出の流れを示すフローチャートである。WBゲインを算出する場合は、まず、画像撮像時に、ストロボ照射がなされたか否かを判断する(S10)。このストロボ照射の有無は、AE/AF/ストロボ制御部50からの制御信号に基づいて判断できる。ストロボ照射がなされていない場合は、通常のWBゲイン算出処理でWBを算出する(S12)。このWBゲイン算出の流れは、周知の各種技術を利用できるため、ここでは、簡単に説明する。
ストロボ照射されていない画像に対するWBゲインを算出する場合は、まず、撮像画像を複数のブロックに分割するとともに、各ブロックの色値および輝度値の代表値をそれぞれ代表色値および代表輝度値として算出する。そして、得られた各ブロックの代表色値に基づいて、各ブロックの光源種類を特定する。また、輝度値等に基づいて各ブロックの信頼度も算出する。光源種類および信頼度が算出できれば、光源種類ごとに各ブロックの信頼度を加算し、その加算値を光源種類の重み係数とする。例えば、各ブロックの光源判定結果が図3のようになったとする。図3において、Dyは昼光と判定されたブロックを、Flは蛍光灯光と判定されたブロックを、Tnはタングステン光と判定されたブロックとする。また、ここでは、簡単のため、全てのブロックの信頼度を1とする。この場合、昼光の重み係数は、昼光ブロックの数となるため、4となる。同様に、蛍光灯光の重み係数は3、タングステン光の重み係数は3となる。
重み係数が算出できれば、基準ゲインテーブルに設定された光源種類ごとの基準ゲイン値と、重み係数の加重平均値を取る。ここで、基準ゲインテーブルは、図4に図示するように、各光源種類ごとに好適な基準ゲイン値を設定したテーブルである。図4において、Gsはストロボ光の基準ゲイン値を、Gdは昼光の基準ゲイン値を、Gtはタングステン光の基準ゲイン値を、Gfは蛍光灯光の基準ゲイン値をそれぞれ示している。この図4では、各光源種類ごとの基準ゲイン値は、Tスペースと呼ばれるカラースペース上の座標値として表現されている。RGB値で表現された色をTスペース上の座標値に変換する場合は、次式を用いる。
Figure 2007184729
ここで、Tlはブロックの輝度を表し、Tg,Tiはブロックの色差を表す。Tスペースにおいては、このTgが縦軸、Tiを横軸として色を表現している。なお、ここで用いた線形変換の行列はあくまで一例であり、別の行列を用いてももちろんよい。
WBゲインを算出する場合は、かかるTスペース上の座標値として表現された各光源種類の基準ゲイン値と、撮像画像に基づいて算出された各光源種類の重み係数との加重平均値を求める。この加重平均値は、Tスペース上の座標値を示すことになる。そして、Tスペース上の座標値である加重平均値を、RGB値に変換したものが、WBゲイン値となる。図3の例では、加重平均値は、(4・Gd+3・Gt+3・Gf)/7で求まる。この式で算出されるTスペース上の座標値を、RGB値に変換した値がWBゲインとなる。
このように、ストロボ照射されていない場合、WBゲインは、撮像画像および基準ゲインテーブルに基づいて算出される。一方、ストロボ照射されている場合には、ストロボ光の寄与度を推定する(S14、S16,S18)。寄与度は、0〜1の範囲を持っており、ストロボ光の寄与度が大きいほど1に近い値になる。この寄与度算出の流れについて順次説明する。ストロボ撮影された場合には、まず、撮像画像に含まれる情報に基づいて第一寄与度BSCを算出する(S14)。
図5は、第一寄与度BSCの算出の流れを示すフローチャートである。第一寄与度BSCは、撮像画像の中に、ストロボ光が強く照射されている部分である強照射部分があるか否かでストロボ光の寄与度を推定している。具体的には、まず、撮像画像を複数のブロックに分割するとともに、各ブロックの輝度値および色値の代表値をそれぞれ代表輝度値および代表色値として算出する(S23)。
続いて、最高輝度ブロックおよびストロボ色ブロックを特定する(S24)。ここで、最高輝度ブロックとは、複数のブロックのうち、代表輝度値が最も高いブロックを指す。したがって、各ブロックの代表輝度値を比較していくことで、最高輝度ブロックが特定できる。一方、ストロボ色ブロックとは、ストロボ光の影響が最も大きいと推定される高影響ブロックに相当するブロックであり、代表色値がストロボ光の色に類似した1以上のブロックのなかで、代表輝度値が最も高いブロックを指す。したがって、ストロボ色ブロックを特定する場合には、まず、複数のブロックのうち、ストロボ光の色に類似した代表色値を持つブロックを特定する。ここで、ストロボ光の色は既知であるため、この既知の色との差が所定の許容範囲となる代表色値をもつブロックを特定すればよい。そして、特定されたブロックのうち、代表輝度値が最も高いブロックがストロボ色ブロックとなる。このストロボ色ブロックは、撮像画像のうち、ストロボ光が強く当たっている部分、すなわち、強照射部分と推定できる。但し、この時点では、輝度値と色値のみでストロボ色ブロックを特定しているため、当該ストロボ色ブロック(高影響ブロック)が本当に強照射部分か否かは、明確に判断できない。そこで、以下では、当該ストロボ色ブロックの位置や他のブロックとの輝度差等に基づいて、寄与度を算出している。
なお、代表輝度値が最も高いブロック、および、代表色値がストロボ光の色に近いブロックのうち代表輝度値が最も高いブロックは、単一ではなく、複数となる場合がある。この場合は、複数のブロックのうち、画像の中心に近いブロックを最高輝度ブロックおよびストロボ色ブロックとして特定することが望ましい。
ストロボ色ブロックおよび最高輝度ブロックが特定できれば、次に、ストロボ色ブロックの位置に基づいて、仮寄与度SBWを算出する。仮寄与度SBWは、第一寄与度BSC算出の基準となる値であり、一時的に算出される仮の寄与度である。
一般に、主要被写体は、撮像画像の中心付近に存在する場合が多く、ストロボ照射された場合、ストロボ光は、主要被写体が存在する撮像画像の中心付近に一番強く当たることが予想される。換言すれば、ストロボ色ブロックが、本当に強照射部分であるのであれば、ストロボ色ブロックが撮像画像の中心付近に位置すべきといえる。逆に、ストロボ色ブロックが画像の端部付近に存在している場合には、当該ストロボ色ブロックが強照射部分である可能性は低く、ひいては、ストロボ光が被写界に与える影響度は低いといえる。
そこで、本実施形態では、実際に特定されたストロボ色ブロックが画像中心から離れるほど、ストロボ光が被写体に到達している可能性は低いと考え、仮寄与度SBWを小さくしている。この仮寄与度SBWの算出には、図6に図示するようなテーブルを利用することができる。図6は、位置に応じた仮寄与度SBWのテーブルの一例である。図6は、最も色の濃いブロックの仮寄与度SBWを1とし、次いで色の濃いブロックの仮寄与度SBWを0.8とし、最も色の薄いブロックの仮寄与度SBWを0.5と設定したテーブルの例である。このようなテーブルを予め用意しておき、実際に特定されたストロボ色ブロックの位置と用意されたテーブルの値とを比較することにより、仮寄与度SBWを算出することができる。例えば、実際に特定されたストロボ色ブロックの位置が図6におけるB1であったとする。この場合、仮寄与度SBWは、0.8となる。
なお、この位置に応じた仮寄与度SBWのテーブルは、被写体距離やズーム倍率により適宜変更されてもよい。すなわち、ストロボ光を反射する主要被写体の占める範囲は、被写体距離やズーム倍率によって適宜変更される。この主要被写体の占める範囲の変化に応じて、仮寄与度のテーブルを変更すれば、より信頼性の高い第一寄与度BSCが得られると考えられる。また、一部のカメラでは、AF検出ポイント、すなわち、ピントを合わせる位置を指定できるカメラがある。かかるカメラでは、ユーザから指定されたAF検出ポイントから離れるほど、仮寄与度SBWが小さくなるようなテーブルを設定してもよい。
仮寄与度SBWが得られれば、続いて、最高輝度ブロックの代表輝度値MBLとストロボ色ブロックの代表輝度値SBLとを比較し、その輝度差を求める(S34)。ストロボ光が強く当たっている部分、すなわち、強照射部分の輝度は、撮像画像のうち最も高くなる可能性が高い。換言すれば、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLが、撮像画像の中で最も高ければ、当該ストロボ色ブロックが強照射部分である可能性は高いといえる。そして、ひいては、ストロボ光の寄与度が高いと推定できる。
そこで、本実施形態では、最高輝度ブロックの代表輝度値MBLとストロボ色ブロックの代表輝度値SBLとを比較している。両ブロックの代表輝度値の差が0、換言すれば両ブロックの代表輝度値に差がない場合、ストロボ色ブロックは、撮像画像の中で最も高輝度のブロックといえる。この場合は、ストロボ色ブロックが強照射部分である可能性が高く、ストロボ光の寄与度も高いと予想できる。そこで、MBL=SBLの場合には、先に算出した仮寄与度SBWを第一寄与度BSCとして設定する(S36)。
一方、最高輝度ブロックの代表輝度値MBLに比して、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLが小さい場合には、ストロボ色ブロックが強照射ブロックである可能性は低いと考えられる。ただし、たまたま被写界に強輝度の点光源が存在し、この点光源部分を最高輝度ブロックとして特定していた場合には、ストロボ色ブロックが強照射ブロックである可能性は低いとは言い切れない。被写界にストロボ光は十分に到達していたにも関わらず、当該ストロボ光よりも強輝度の点光源が最高輝度ブロックとして特定された可能性も十分ある。
そこで、最高輝度ブロックの代表輝度値MBLに比して、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLが小さい場合(MBL>SBL)には、ストロボ色ブロックが強照射部分であるか否かを更に判断していく。具体的には、ステップS38に進み、両代表輝度値の差が、所定の許容範囲X以内か否かを判断する。両代表輝度値の差が比較的大きく、所定の許容範囲外である場合(MBL−SBL>X)には、ストロボ色ブロックが強照射ブロックである可能性は低いといえる。この場合は、ストロボ光の寄与度は低いことが予想されるため、先に算出した仮寄与度SBWを大幅に小さくした値、例えば、仮寄与度SBWの1/5の値を第一寄与度BSCとして算出する(S48)。
一方、最高輝度ブロックの代表輝度値MBLとストロボ色ブロックの代表輝度値SBLとの差が比較的小さく、所定の許容範囲内である場合(MBL−SBL≦X)には、周辺ブロックの平均輝度値ALを算出する(S40)。ここで、周辺ブロックとは、ストロボ光が比較的当たっていない複数のブロックである。既述したように、ストロボ光は、主要被写体に強く当たることが予想されており、主要被写体は、撮像画像の中心付近に存在することが予想される。したがって、ストロボ光が比較的当たっていないブロックは、撮像画像の中心から若干離れた位置、例えば、図7においてハッチングを施した位置などに存在することが予想される。そこで、本実施形態では、予め、かかる周辺ブロックの位置を予想しておき、この予想されたブロックの代表輝度値の平均値を、周辺ブロックの平均輝度値ALとして算出している。ここで、周辺ブロックとして、複数のブロックを特定し、その平均輝度値ALを算出するのは、点光源の影響を低減するためである。すなわち、周辺ブロックとして単一のブロックのみを特定するようにすると、たまたま存在した点光源部分が単一の周辺ブロックとして特定される場合がある。この場合、主要被写体の周辺が強輝度であると誤認される。しかし、複数のブロックを特定し、その平均輝度値を算出することにより、このような点光源の影響を低減できる。
算出された周辺ブロックの平均輝度値ALよりも、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLが大きければ、ストロボ色ブロックが強照射ブロックである可能性は十分あるといえる。そこで、この場合には、先に算出された仮寄与度SBWの4/5の値を第一寄与度BSCとして算出する(S44)。
一方、周辺ブロックの平均輝度値ALよりも、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLが小さい場合には、ストロボ色ブロックが強照射ブロックである可能性は低いといえる。そこで、この場合には、先に算出された仮寄与度SBWの2/5の値を第一寄与度BSCとして算出する(S46)。
なお、周辺ブロックの位置や大きさは、適宜変更されてもよい。すなわち、既述したように、主要被写体の占める範囲は、被写体距離やズーム倍率等によって変化する。その結果、比較的ストロボ光が当たらない周辺ブロックの位置や大きさも変化することが予想される。そこで、この周辺ブロックの位置や大きさについても、被写体距離やズーム倍率等によって適宜変更されてもよい。また、ユーザがAFポイントを指定した場合には、当該指定ポイントに応じて周辺ブロックの位置を変えてもよい。更に、本実施形態では、主要被写体が画像中心付近に存在しているとの前提で、周辺ブロックの位置を決めているが、主要被写体がストロボ色ブロック周辺に存在しているとの前提で周辺ブロックの位置を決めてもよい。すなわち、ストロボ色ブロックから若干離れた位置にあるブロックを周辺ブロックとしてもよい。
ところで、以上の流れは、いずれも、ストロボ色ブロック、すなわち、ストロボ光の色に類似したブロックが存在する場合の流れである。しかし、撮像画像の中に、ストロボ光の色に類似したブロックが一つも存在しない場合もあり得る。その場合は、最高輝度ブロックを、ストロボ光が強く当たっている部分と仮定し、第一寄与度BSCを算出する。すなわち、ステップS24において、ストロボ色ブロックを特定しようとしても、そのようなブロックが存在しない場合には、ステップS28に進む。ステップS28では、最高輝度ブロックの位置に基づいて仮寄与度SBWを算出する。この仮寄与度SBWは、ステップS32と同様、予め、図6に図示するような位置に応じて仮寄与度SBWを設定したテーブルに基づいて行われる。図6に図示するテーブルと、特定された最高輝度ブロックの位置とを比較し、仮寄与度SBWを算出する。
最高輝度ブロックの位置に基づいて仮寄与度SBWが算出されれば、この仮寄与度SBWの1/2の値を第一寄与度BSCとして算出する(S30)。ここで、仮寄与度SBWを1/2とするのは、最高輝度ブロックが強照射部分である可能性が低いためである。すなわち、ストロボ光が強く当たっている部分である強照射部分は、本来であれば、高輝度であるばかりでなく、ストロボ光の色に類似した色になるはずである。一方、最高輝度ブロックは、高輝度ではあるものの、ストロボ光の色には類似していないブロックである。かかる最高輝度ブロックが、強輝度部分である可能性は低いといえる。そのため、ストロボ色ブロックが存在しない場合には、最高輝度ブロックの位置に基づいて求めた仮寄与度SBWを1/2にした値を第一寄与度BSCとして算出している。
以上が、第一寄与度BSCの算出の流れである。以上の説明で明らかなように、本実施形態では、実際に撮像された画像の内容に基づいて、ストロボ光の寄与度を推定している。したがって、従来の各種撮影条件、例えば、ストロボ装置の発光輝度や被写体距離などにのみ基づいて寄与度を推定する技術に比べて、信頼性の高い寄与度を推定でき、より好適なWBゲインを得ることができる。
なお、以上の説明で出てきた各種具体的な数値、例えば、ステップS44における4/5や、ステップS46における2/5といった値は、いずれも、一例であり、適宜、変更可能である。
また、本実施形態では、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLと、高輝度ブロックの代表輝度値MBLおよび周辺ブロックの平均輝度値ALを比較しているが、画像中におけるストロボ光色部分にストロボ光が影響しているか否かを判断できるのであれば、当然、他の値を比較するようにしてもよい。例えば、ストロボ色ブロックの代表輝度値SBLに代えて、代表輝度値がストロボ色に近い全てのブロックの、代表輝度値の平均や標準偏差値を用いてもよい。また、高輝度ブロックの代表輝度値MBLに代えて、代表輝度値が所定の閾値以上となる全てのブロック、あるいは、代表輝度値が高い上位数パーセントのブロック、の代表輝度値の平均値や標準偏差値を用いてもよい。さらに、周辺ブロックの平均輝度値ALに代えて、周辺ブロックの代表輝度値の標準偏差値を用いてもよい。
また、本実施形態では、代表色値がストロボ光に類似しているブロックのうち最も高輝度のブロック(ストロボ色ブロック)をストロボ光の影響が大きいブロック、すなわち、高影響ブロックとしている。しかし、より単純に、代表輝度値が最も高いブロックや、代表色値がストロボ光の色に類似しているブロックを高影響ブロックとしてもよい。すなわち、分割された複数のブロックのうち、代表輝度値が最も高いブロックを高影響ブロックとして特定し、当該高影響ブロックの位置や、周辺ブロックとの輝度差に基づいて第一寄与度を推定するようにしてもよい。あるいは、分割された複数のブロックのうち、代表色値がストロボ光の色に類似しているブロックを高影響ブロックとして特定し、当該高影響ブロックの位置や、周辺ブロックとの輝度差、高輝度ブロックとの輝度差等に基づいて第一寄与度を推定するようにしてもよい。この場合において、代表色値がストロボ光の色に類似しているブロックが無ければ、ストロボ光は、殆ど被写体に到達していないと推定し、第一寄与度BSCは低い値(例えば0.1など)にすればよい。また、代表輝度値が最も高いブロックや、代表色値がストロボ光の色に類似しているブロックが複数存在する場合は、これら複数のブロックのうち画像の中心に最も近いブロックを高影響ブロックとして特定することが望ましい。
次に、図2に戻り、WBゲイン算出の流れの続きを説明する。第一寄与度BSCが算出できれば、続いて、被写体距離に基づいて第二寄与度DWを算出する(S16)。第二寄与度DWは、被写体距離に基づいて推定されたストロボ光の寄与度である。一般に、被写体距離が遠くなるほどストロボ光の寄与度は、小さくなることが予想される。そこで、図8に図示するように、予め、被写体距離が大きくなるほど第二寄与度DWが小さくなるような、被写体距離と第二寄与度DWとの関数を設定しておく。そして、画像撮像の際に、側距センサで検出された被写体距離を、この図8に図示する関数に当てはめて第二寄与度DWを求める。
第二寄与度DWが求まれば、続いて、第三寄与度LWを推定する(S18)。第三寄与度LWは、ストロボ光の照射前後での環境輝度変化量に基づいて推定されたストロボ光の寄与度である。一般に、ストロボ光の照射前後で、環境輝度が大きく変化した場合には、ストロボ光の寄与度は高いと考えられる。逆に、環境輝度に大きな変化がない場合には、ストロボ光は殆ど到達しない、あるいは、被写界に影響を与えないことが予想される。そこで、本実施形態では、ストロボ照射前、および、ストロボ照射時それぞれの撮像画像の平均輝度値を算出し、その輝度差に基づいて第三寄与度LWを算出している。ここで、ストロボ照射前の撮影画像としては、プレビュー画像を用いることができる。プレビュー画像は、一定間隔で随時取得されるため、このプレビュー画像のうち、ストロボ撮像の前に取得されたプレビュー画像、すなわち、レリーズスイッチの全押し動作がなされる前に取得されたプレビュー画像を用いれば、ストロボ照射前の撮像画像を得ることができる。
ストロボ照射前のプレビュー画像、および、ストロボ照射時の撮像画像の両方が得られれば、各画像の平均輝度値を算出し、その輝度差を算出する。輝度差が大きいほど、ストロボ光の寄与度は大きいと考えられるので、輝度差が大きいほど第三寄与度LWは大きくなるように算出する。具体的には、図9に図示するように、予め、輝度差が大きいほど第三寄与度LWが大きくなるような関数を設定しておく。そして、プレビュー画像とストロボ撮像画像との平均輝度値の差を、この図9に図示した関数に当てはめ、第三寄与度LWを算出する。
この第三寄与度LWも、第一寄与度BSCと同様、実際に、撮像された画像に基づいて算出される寄与度である。したがって、従来の撮影条件、例えば、ストロボ装置の発光輝度や被写体距離等のみから求まる寄与度に比べて、より信頼性が高いといえる。なお、本実施形態では、ストロボ照射前の環境輝度として、プレビュー画像の平均輝度値を用いている。しかし、ストロボ照射前の環境輝度が推定できるのであれば、他の値を用いてもよい。例えば、ストロボ発光を行うか否かの輝度値、すなわち、ストロボ発行条件輝度値などをストロボ照射前の環境輝度値として用いてもよい。
第一、第二、第三寄与度の全てが求まれば、これら三つの寄与度に基づいて、最終的な寄与度FSCを算出する(S20)。具体的には、最終寄与度FSCは、第一寄与度BSCと第二寄与度DWとの積、および、第一寄与度BSCと第三寄与度LWとの積を加算した上で、これを2で割った値となる。式で表すと、最終寄与度FSCは次式のようになる。
FSC={(BSC×DW)+(BSC×LW)}/2
このように、最終寄与度FSCを、三つの寄与度の積和の平均値とすることで、より信頼性の高い寄与度を得ることができる。すなわち、三種類の寄与度のうち、いずれか一つの誤差成分が大きかったとしても、その他の二種類の寄与度によってその誤差成分が低減される。その結果、より信頼性の高い寄与度を得ることができる。なお、上記の最終寄与度の算出式は一例であり、適宜、変更されてもよい。例えば、第一、第二、第三寄与度の全てを加算したうえで、3で割る(FSC={(BSC+DW+LW)/3})ようにしてもよい。
最終寄与度FSCが算出できれば、当該最終寄与度FSCを加味してWBゲインを算出する。具体的には、まず、撮像画像を複数のブロックに分割するとともに、各ブロックの光源種類を特定する。また、各ブロックの輝度値等に基づいて、各ブロックの信頼度を算出する。そして、各光源種類ごとに、信頼度の加算値を算出する。この光源種類ごと加重値を、光源種類ごとの重み係数とする。例えば、各ブロックの光源判定結果が図10のようになったとする。また、このときの各ブロックの信頼度は簡単のため、全て1とする。この場合、各光源種類の重み係数は、各光源種類ごとのブロック数となる。すなわち、図10の例では、昼光(Dy)の重み係数は4、タングステン光(Tn)の重み係数は3、蛍光灯光(Fl)の重み係数は3、ストロボ光(St)の重み係数は4となる。
ストロボ撮像された場合、ここで算出された重み係数のうち、ストロボ光の重み係数に、既述の最終寄与度FSCを乗算する。すなわち、ストロボ光の寄与度に応じて、ストロボ光の重み係数を適宜、補正する。例えば、最終寄与度FSCが0.8であった場合、ストロボ光の重み係数は4・0.8=3.2に補正される。
ストロボ光の重み係数の補正ができれば、各光源種類ごとの重み係数と、図4に図示する基準ゲイン値との加重平均値を算出する。そして、得られた加重平均値、すなわち、Tスペース上の座標値を、RGB値に変換することで、WBゲインが得られる。ここで算出されるWBゲイン値は、ストロボ光の寄与度に応じて、ストロボ光の補正成分(ストロボ用基準ゲイン値Gs)が適宜、調整されている。その結果、ストロボ光の寄与度に応じた、好適なWBゲインが得られる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、実際に撮像された画像に基づいて、ストロボ光の寄与度を判定し、その寄与度に応じたWBゲインを算出している。その結果、より好適なWBゲインを得ることができる。なお、本実施形態では、第一、第二、第三寄与度全てを算出しているが、第一寄与度のみ、あるいは、第三寄与度のみでWBゲインを補正するようにしてもよい。また、得られた最終寄与度FSCをストロボ光の重み係数に加算することで、WBゲインの補正を行っているが、当然、他の補正方法を用いてもよい。例えば、ストロボ用基準ゲイン値Gsの値を、最終寄与度FSCに応じて変化させてもよい。
本発明の実施形態であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 WBゲイン算出の流れを示すフローチャートである。 光源判定結果の一例を示す図である。 基準ゲインテーブルの一例を示す図である。 第一寄与度算出の流れを示すフローチャートである。 位置に応じた仮寄与度のテーブルの一例を示すフローチャートである。 周辺ブロックの一例を示すフローチャートである。 被写体距離と第二寄与度との関数の一例を示す図である。 ストロボ光の照射前後での環境輝度差と第三寄与度との関数の一例を示す図である。 光源判定結果の一例を示す図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ、14 レンズ、16 CCD、24 画像メモリ、25 画像処理部、46 ストロボ装置、51 WBゲイン取得部、52 寄与度算出部、54 メモリ、56 ゲイン算出部。

Claims (15)

  1. 少なくともストロボ撮像された画像に対するホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出装置であって、
    ストロボ撮像された画像を複数のブロックに分割するブロック分割手段と、
    分割されたブロックのうちストロボ光の影響が大きいと推定されるブロックを高影響ブロックとして特定する特定手段と、
    高影響ブロックの位置、および、他のブロックとの輝度差、のうちの少なくとも一つに基づいてストロボ光の寄与度を第一寄与度として推定する第一推定手段と、
    少なくとも第一寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出手段と、
    を備えることを特徴とするゲイン算出装置。
  2. 請求項1に記載のゲイン算出装置であって、
    分割手段は、ストロボ撮像された画像を複数のブロックに分割するとともに、分割された各ブロックの輝度値の代表値を代表輝度値として算出し、
    特定手段は、分割されたブロックのうち、代表輝度値が大きいブロックを高影響ブロックとして特定することを特徴とするゲイン算出装置。
  3. 請求項1に記載のゲイン算出装置であって、
    分割手段は、ストロボ撮像された画像を複数のブロックに分割するとともに、分割された各ブロックの色値の代表値を代表色値として算出し、
    特定手段は、分割されたブロックのうち、代表色値がストロボ光の色に近いブロックを高影響ブロックとして特定することを特徴とするゲイン算出装置。
  4. 請求項3に記載のゲイン算出装置であって、
    分割手段は、さらに、分割された各ブロックの輝度値の代表値を代表輝度値として算出し、
    特定手段は、代表色値がストロボ光の色に近いブロックのうち、代表輝度値が大きいブロックを高影響ブロックとして特定することを特徴とするゲイン算出装置。
  5. 請求項3または4に記載のゲイン算出装置であって、
    第一推定手段は、少なくとも、高影響ブロックの代表輝度値と、他のブロックのうち代表輝度値が高い最高輝度ブロックの代表輝度値と、の差に基づいてストロボ光の寄与度を推定することを特徴とするゲイン算出装置。
  6. 請求項1に記載のゲイン算出装置であって、
    第一推定手段は、少なくとも、高影響ブロックの位置に基づいてストロボ光の寄与度を推定することを特徴とするゲイン算出手段。
  7. 請求項6に記載のゲイン算出装置であって、
    第一推定手段は、高影響ブロックが、主要被写体が存在すると推定される部分から離れるほどストロボ光の寄与度を低く算出することを特徴とするゲイン算出手段。
  8. 請求項7に記載のゲイン算出装置であって、
    主要被写体が存在すると推定される部分は、画像の中心付近、または、ユーザから指定されたAF検出ポイントのいずれか一方とすることを特徴とするゲイン算出装置。
  9. 請求項7または8に記載のゲイン算出装置であって、
    主要被写体が存在すると推定される部分の大きさは、ズーム倍率および被写体距離の少なくとも一方に基づいて変更されることを特徴とするゲイン算出装置。
  10. 請求項1に記載のゲイン算出装置であって、
    第一推定手段は、少なくとも、高影響ブロックの代表輝度値と、ストロボ光が比較的当たっていないと推定される複数のブロックの平均輝度値と、の差に基づいてストロボ光の寄与度を推定することを特徴とするゲイン算出装置。
  11. 請求項10に記載のゲイン算出装置であって、
    ストロボ光が比較的当たっていないと推定される複数のブロックは、画像の中心の周辺に位置するブロック、ユーザから指定されたAF検出ポイントの周辺に位置するブロック、高影響ブロックの周辺に位置するブロックの、いずれか一つであることを特徴とするゲイン算出装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のゲイン算出装置であって、さらに、
    被写体距離に基づいて、ストロボ光の寄与度を第二寄与度として推定する第二推定手段を有し、
    ゲイン算出手段は、少なくとも、第一寄与度と第二寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出することを特徴とするゲイン算出装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のゲイン算出装置であって、さらに、
    ストロボ光照射前後での環境輝度の差に基づいて、ストロボ光の寄与度を第三寄与度として推定する第三推定手段を有し、
    ゲイン算出手段は、少なくとも、第一寄与度と第三寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出することを特徴とするゲイン算出装置。
  14. 少なくともストロボ撮像された画像に対するホワイトバランスゲインを算出するゲイン算出装置であって、
    ストロボ照射前の環境輝度を照射前輝度として取得する第一輝度取得手段と、
    ストロボ照射時の環境輝度を照射時輝度として取得する第二輝度取得手段と、
    照射前輝度と照射時輝度との差に基づいて、ストロボ光の寄与度を第三寄与度として推定する推定手段と、
    少なくとも、第三寄与度に基づいてホワイトバランスゲインを算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とするゲイン算出装置。
  15. 請求項14に記載のゲイン算出装置であって、
    第一輝度取得手段は、ストロボ照射前に取得されたプレビュー画像の平均輝度値を照射前輝度として取得することを特徴とするゲイン算出装置。
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