JP5465281B2 - チップ部品の実装構造 - Google Patents

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Description

本発明はチップ部品の実装構造に関し、特に厚さが薄いいわゆる低背品の接合強度の低下を抑制可能な、チップ部品の実装構造に関するものである。
近年、チップ部品に対する小型化及び実装の高密度化が要請されるようになり、これらチップ部品の小型化及び実装の高密度化に伴う、様々な課題が顕在化されるに至っている。
例えば、特許文献1参照。この特許文献1では、印刷配線板に設けたランドに接続するチップ部品を、印刷配線板に実装後に剥離し難く接続信頼性を向上することを目的として、端子間の間隔をランド間の間隔よりも狭く設定している。
これにより、各ランドから互いに対向するランドの方向に延長した面に対して、はんだが鋭角に傾斜してチップ部品の端子に付着するため、チップ部品が剥離することに対する抵抗力が大きくなるとしている。
しかしながら、チップ部品の小型化及び実装の高密度化に伴う改善すべき課題は、上述の課題に限らない。例えば、高密度実装化は、ソルダーペーストの粒子径の微細化であったり、部品間の間隔の狭小化により、ブリッジ、部品ずれ、オープン、欠品、はんだボール、部品立ち、IC破損などの様々な課題がともなう。
例えば、特許文献2参照。この特許文献2では、はんだ接合部の強度を十分に確保した上で、はんだ溶融不良の発生のないようにするために、はんだ付け用ランドの接合面周辺部分のソルダレジストを、チップ部品を接続する基板上の左右ランド間に、チップ部品の短辺方向にチップ部品短辺よりも幅が狭いパターンとし、開口部の幅が左右ランド間と反対方向に向かって広くなるように形成している。
さらに、特許文献3参照。この特許文献3では、はんだボールの発生を抑制し、チップ部品の位置ずれ、チップ立ちのないようにするために、ブレント基板上の一対のランドを、電極載置部と、外側張出部と、内側張出部とで構成し、外側張出部の張出量を電極載置部の幅の1/4倍に設定すると共に、内側張出部の張出量を幅の1/5倍に設定するとしている。
特開平9−139324号公報 特開2010−212318号公報 特開2005−276888号公報
以上のように、チップ部品の小型化、高密度実装化にあたり、改善すべき課題に対して様々な施策がなされているが、実装後に発生する課題に対する解決手段としては、特許文献1で示された手段では、不十分であるといわざるを得ない。すなわち、チップ部品の小型化は、長さ、幅寸法は勿論、厚さ寸法など、全ての寸法の面で微小化しているため、実装後にクラックの発生などの不具合についても原因究明と対策の総合的に検討する必要があると考えられるからである。
そこで、チップ部品の、長さ、幅寸法は勿論、厚さ寸法など、全ての寸法を基に、実装構造の最適化を探るべく総合的に検討してみる。
例えば図13にチップ部品の実装構造を示す。この実装構造では、チップ部品1の素体1aの両端部に設けられた一対の外部端子電極E、Eを、取付基板における互いに対向する一対のランドL、Lにそれぞれはんだを介しチップ部品1を接合している。
このような実装構造において、実装後にクラックの発生などの不具合について検討してみると、特に厚さの薄いチップ部品は、抗折強度が低く(特に外部端子電極端部)、応力が集中すると破壊に至る。その破壊は外部端子電極とチップ部品の素体との境界で発生することが多い。
例えば図14(a)〜(c)参照。ここでは、一方のランドLにおける実装構造を示している。この場合、外部端子電極E1とチップ部品1の素体1aとの境界線が、ランドLから突出する円弧状を示している。図14(a)では、外部端子電極Eとチップ部品1の素体1aとの境界がランドL内外にある場合を合わせて示している。
図14(b)は境界がランドL外にある場合を示し、図14(c)は境界がランドL内にある場合を示している。ここで、外部端子電極Eとチップ部品1の素体1aとの境界のうち、チップ部品1の素体1aの稜線と外部端子電極Eとの交点には応力が集中するため、この交点がクラックの開始点αとなる。このクラックの開始点αから取付基板上に向かう垂線と取付基板との交点を起点Pとして、かかる起点Pからランド縁部Leまで直交距離をXとする。
一方、図15(a)〜(c)では、外部端子電極Eとチップ部品1の素体1aとの境界線が、図14(a)とは逆に、ランドL側に突出する円弧状を示している。図15(b)は境界がランドL外にある場合を示し、図15(c)は境界がランドL内にある場合を示している。
これら図から諒解されるように、ランド縁部Leから起点Pまでの距離Xが短いものは強度が低下することがわかっている。
以上のことからいえることは、外部からの応力に対して、耐クラック性を発揮できる強度上の観点から、外部端子電極E、Eとランド縁部Leとの寸法位置関係が要因となり得ると考えられる。
すなわち、
(1)外部端子電極とランド縁部との距離が小さいほど不利である。
(2)外部端子電極とランド縁部との距離が大きいほど有利である(外部端子電極がランドから突出しているか否かによらない)。クラックは、チップ部品1の素体と外部端子電極E、Eとの境目に発生するからである。
本発明は以上のような観点から提案されたものであって、チップ部品の小型化、高密度実装化において、外部端子電極と基板配線のランドとの接合位置関係を規定することで、低背のチップ部品における、実装時のクラック発生などの課題を解決し、接合部信頼性の向上を図った、チップ部品の実装構造を提供することを目的としている。
このような課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、チップ部品の両端部に設けられた一対の外部端子電極を、互いに対向する一対の取付基板におけるランドにそれぞれはんだを介しチップ部品を接合してなる、チップ部品の実装構造であって、チップ部品は、厚さ寸法がチップ部品の素体の長さ寸法および幅寸法に比較して小さい寸法を有するものであり、チップ部品の平面部と側面部との稜線部における外部端子電極の形成縁部から垂線を下してランド面または仮想ランド面との交点を起点とし、起点から、導体配線引き出し側と反対側のランド縁部に向かって、下した垂線の前記ランド縁部との交点を終点とし、起点から終点までの距離をd、外部端子電極の形成縁部と前記起点との距離をtとしたとき、d≧t/tan35°、好ましくはd≧t/tan25°となるように設定した、ことを要旨とする。
なお、前記ランド面とは、外部端子電極の形成縁部から垂線を下した箇所にランドが存在する場合に該ランドの表面と定義する。また、前記仮想ランド面とは、外部端子電極の形成縁部から垂線を下した箇所にランドが存在しない場合に取付基板の表面から前記ランドの厚さだけ上方に隔たった仮想平面と定義する。
また本発明の第2の特徴は、外部端子電極の形成縁部が、取付基板のランド縁部よりランド内に位置している、ことを要旨とする。
また本発明の第3の特徴は、外部端子電極の形成縁部が、取付基板のランド縁部よりランド外に位置している、ことを要旨とする。
また本発明の第4の特徴は、外部端子電極の形成縁部は、直線形状である、ことを要旨とする。
また本発明の第5の特徴は、外部端子電極の形成縁部は、中間部位が互いに対向する一対の取付基板におけるランド縁部に向かって突出する曲線形状を有している、ことを要旨とする。
さらに本発明の第6の特徴は、外部端子電極の形成縁部は、中間部位がそれぞれの取付基板におけるランド縁部から後退する曲線形状を有している、ことを特徴とする。
本発明によれば、外部端子電極と基板配線のランドとの接合位置関係を規定することで、低背のチップ部品における、実装時のクラック発生などの課題を解決し、接合部信頼性の向上を図った、チップ部品の実装構造を提供することができる。
本発明のチップ部品の実装構造に係る実施形態を示した模式的な平面図である。 図1に示す実装構造を示した、模式的な分解斜視説明図である。 図1に示す実装構造において、外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド内にある一例を示した、模式的な平面図である。 図1に示す実装構造において、外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド外から突出した一例を示した、模式的な平面図である。 図3に示す外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド内にある実装構造において、寸法規定を説明するための部分的な模式説明図である。 図4に示す外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド外にある実装構造において、寸法規定を説明するための部分的な模式説明図である。 本発明のチップ部品の実装構造に係るもう一つの実施形態を示したチップ部品の模式的な斜視説明図である。 図7に示す実装構造において、外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド内にある一例を示した、模式的な平面図である。 図8に示す実装構造において、外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド外にある一例を示した、模式的な平面図である。 本発明のチップ部品の実装構造に係る、さらにもう一つの実施形態を示したチップ部品の模式的な斜視説明図である。 図10に示す実装構造において、外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド内にある一例を示した、模式的な平面図である。 図10に示す実装構造において、外部端子電極の形成縁部が基板配線のランド外にある一例を示した、模式的な平面図である。 チップ部品の実装構造について、最適化のための検討に供する模式的な平面図である。 (a)図13に示す実装構造において、クラック発生の起点を説明するための模式的な説明図である。(b)外部端子電極とチップ部品の素体との境界が基板配線のランド外にある場合の側面図である。(c)外部端子電極とチップ部品の素体との境界が基板配線のランド内にある場合の側面図である。 (a)図13に示す実装構造において、クラック発生の起点を説明するための模式的な説明図である。(b)外部端子電極とチップ部品の素体との境界が基板配線のランド外にある場合の側面図である。(c)外部端子電極とチップ部品の素体との境界が基板配線のランド内にある場合の側面図である。 チップ部品10の実装構造を側面から観た図である。
以下、本発明に係るチップ部品の実装構造につき、実施形態を挙げて、添付図に基づいて説明する。
図1に、実施形態に係るチップ部品の実装構造を説明するための模式図を示す。
ここでは、例えばチップ部品10として、厚さ寸法がチップ部品の素体の長さ寸法および幅寸法に比較して小さい寸法の1005サイズ(L=1.00±0.05,W=0.50±0.05,t=0.35±0.05)を挙げて示している。すなわち、チップ部品10は、上記寸法の断面矩形状の素体10aに対し、両端に外部端子電極10E、10Eを設けた構成としている。
以上のようなチップ部品10は、図2に示すように素体10a両端部の外部端子電極10E、Eを介し、取付基板1の表面に形成された互いに対向する一対のランド20L1、20Lにそれぞれはんだにより接合されている。
そしてこのような構造においては、外部端子電極10E、10Eとチップ部品10の素体10aとの境界である、素体10aの稜線と外部端子電極10E、10Eとの交点を応力のかかるポイントとしてクラック開始点αとして示すことができる。
なお、図16(a)は、上述したチップ部品10の実装構造を側面から観た図である。図16(a)から明らかとなるように、チップ部品10の外部端子電極10E、10Eは、それぞれ、取付基板1の表面に形成されたランド20L1、20Lにはんだ30を介して取り付けられている。ここで、チップ部品10は、はんだ30によって、取付基板1との間に隙間Tを有して配置されるようになっている。また、図16(b)は、図16(a)に示したEf、t、P、d、20Leの関係を拡大して描いた図である。
また、図1に示す実装構造においては、外部端子電極10E、10Eは、素体10aの長手軸方向の寸法を以下のように任意に設定することができる。
すなわち、チップ部品10の素体10aと外部端子電極10E、10Eとの境界である形成縁部Ef、Efが、図中実線で示されるように、また、図3に示すように、一対のランド20L、20L内に収まるように、寸法設定がなされている。
また、外部端子電極10E、10Eは、外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efが、図中、一点鎖線で示されるように、ランド20L、20Lにおける互いに対向するランド縁部20Leと重なるように寸法設定することも可能である。
さらに、外部端子電極10E1、10E2は、外部端子電極10E1、10E2の形成縁部Ef、Efが、図中、二点鎖線で示されるように、また、図4に示すように、互いにランド20L、20Lにおける互いに対向するランド縁部20Leから内側に近接するように寸法設定することもできる。
なお、以上に示した外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efは直線状に形成された例を示している。
次に、本発明では、実装後における外部からの応力に対して耐クラック性を発揮するために、前述した観点、すなわち、
(1)外部端子電極とランド縁部との距離が小さいほど不利である。
(2)外部端子電極とランド縁部との距離が大きいほど有利である(外部端子電極がランドから突出しているか否かによらない)
を基に、外部端子電極Eとランド縁部Leとの寸法位置関係を説明する。
図1、図2において、チップ部品10における素体10aの平面部と側面部との稜線部における外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Ef、すなわちクラックの開始点αから取付基板1に向けての垂線とランド20L、20Lの表面との交点を起点Pとして、それぞれランド20L、20Lにおける互いに対向するランド縁部20Leに向けての垂線とランド縁部20Leとの交点を終点として、起点Pからランド縁部20Leに向けての垂線までの、すなわち、チップ部品10の素体10aの長手軸方向に平行な軸方向の寸法をd、外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efと前記起点Pとの距離をt(図16参照)としたとき、d≧t/tan35°となるように設定した。
ここで、tは、チップ部品10の外部端子10E、10Eが、それぞれ、はんだ30によって、ランド20L、20Lから隔たった距離を示し、通常、25μm(0.025mm)〜35μm(0.035mm)の値をとる。そして、外部端子電極10E、10Eとランド縁部Leとの距離を大きくする場合において、該tの値も考慮することによって、すなわち、tが大きくなれば、それに従って、外部端子電極10E、10Eとランド縁部Leとの距離を大きくすることによって耐クラックを確保するようにしている。
この場合において、|d|≧0.10mm以上、望ましくは0.15mm以上としている。ただし、このチップ部品10として、1005サイズ(L=1.00±0.05,W=0.50±0.05,t=0.35±0.05)のチップ部品を前提としている。すなわち、1005サイズの寸法のうち、dは、厚さ寸法(t=0.35±0.05)に比較して小さい。
ここで、|d|≧0.10mm以上としたのは、外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efが、ランド20L、20L内にあるか(図5参照)、ランド20L、20L外に突出しているか(図6参照)にかかわらず、実装後における外部からの応力に対して耐クラック性を発揮する条件を満たすことができるからである。
なお、図6の場合において、前記起点Pは、ランド20L、20Lが形成されていない取付基板1の表面から該ランド20L、20Lの厚さだけ上方に隔たった平面(この明細書において仮想ランド面と定義する。図16(a)において符号Sで示す)上にあるものとして上式d≧t/tan35°が適用される。
このように、本実施形態では、チップ部品の平面部と側面部との稜線部における前記外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efから垂線を下して前記ランド20L、20Lが形成されている場合のランド面または前記ランド20L、20Lが形成されていない場合の仮想ランド面との交点を起点Pとし、該起点Pから、導体配線引き出し側と反対側のランド縁部20Leに向かって、下した垂線の前記ランド縁部20Leとの交点を終点とし、前記起点Pから前記終点までの距離をd、外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efと前記起点Pとの距離をtとしたとき、d≧t/tan35°となるように設定したことで、実装後における外部からの応力に対して耐クラック性を発揮することができ、所望の実装後の強度を得ることができる。
以上、本発明に係るチップ部品の実装構造について、チップ部品10の素体10aに対する外部端子電極10E、10Eの形成縁部Ef、Efが直線状に形成された例を挙げて説明した。
形成縁部Ef、Efは、直線に限られないのは勿論である。
例えば、図7参照。この場合、形成縁部Ef、Efは、中間部位が互いに対向する一対の取付基板1におけるランド縁部20Leに向かって突出する曲線形状を有している。この場合のクラックの開始点αは、チップ部品10の素体10aの稜線と形成縁部Ef、Efとの交点であることに留意する。すなわち、かかる交点に応力が集中し、クラックの開始部位となり得るからである。
すなわち、外部端子電極10E、10Eがランド20L、20L内にあるか(図8参照)、ランド20L、20L外に突出しているか(図9参照)にかかわらず、クラックの開始点αは、チップ部品10の素体10aの稜線と形成縁部Ef、Efとの交点にある。
そしてクラックの開始点αから取付基板1に向けての垂線と取付基板1との交点が起点Pとして、かかる起点Pからランド縁部20Leに向けての垂線の距離がdということになる。
さらに形成縁部Ef、Efは、図10に示すように、中間部位がそれぞれの取付基板1におけるランド縁部20Leから後退する曲線形状とすることもできる。この場合においても、クラックの開始点αは、チップ部品10の素体10aの稜線と形成縁部Ef、Efとの交点である。
すなわち、同様に、外部端子電極10E1、10E2がランド20L1、20L2内にあるか(図11参照)、ランド20L1、20L2外に突出しているか(図12参照)にかかわらず、クラックの開始点αは、チップ部品10の素体10aの稜線と形成縁部Ef、Efとの交点にある。
そしてクラックの開始点αから取付基板1に向けての垂線と取付基板1との交点が起点Pとして、かかる起点Pからランド縁部20Leに向けての垂線の距離がdということになる。
以上、本発明にかかるチップ部品の実装構造について、種々の実施形態を挙げ、説明した。
いずれにしても、本発明では、チップ部品の平面部と側面部との稜線部における前記外部端子電極の形成縁部から垂線を下してランド面または仮想ランド面との交点を起点とし、該起点から、導体配線引き出し側と反対側のランド縁部に向かって、下した垂線の前記ランド縁部との交点を終点とし、前記起点から前記終点までの距離をd、外部端子電極の形成縁部と前記起点との距離をtとしたとき、d≧t/tan35°となるように設定したことで、実装後における外部からの応力に対して耐クラック性を発揮することができ、所望の実装後の強度を得ることができ、従来の実装構造では得られない、使用されるチップ部品の寸法に対応して最適化した実装構造を実現することができるという、格別の効果を奏することができる。
1 取付基板
10 チップ部品
10a 素体
10E、10E 外部端子電極
20L、20L ランド
20Le ランド縁部
30 はんだ
Ef 形成縁部
α 開始点
P 起点





Claims (6)

  1. チップ部品の両端部に設けられた一対の外部端子電極を、互いに対向する一対の取付基板におけるランドにそれぞれはんだを介し前記チップ部品を接合してなる、チップ部品の実装構造であって、
    前記チップ部品は、厚さ寸法が前記チップ部品の素体の長さ寸法および幅寸法に比較して小さい寸法を有するものであり、
    前記チップ部品の平面部と側面部との稜線部における前記外部端子電極の形成縁部から垂線を下してランド面または仮想ランド面との交点を起点とし、
    該起点から、導体配線引き出し側と反対側のランド縁部に向かって、下した垂線の前記ランド縁部との交点を終点とし、
    前記起点から前記終点までの距離をd、外部端子電極の形成縁部と前記起点との距離をtとしたとき、d≧t/tan35°となるように設定した、
    ことを特徴とするチップ部品の実装構造。
  2. 前記外部端子電極の前記形成縁部が、前記取付基板の前記ランド縁部より前記ランド内に位置している、請求項1に記載のチップ部品の実装構造。
  3. 前記外部端子電極の前記形成縁部が、前記取付基板の前記ランド縁部より前記ランド外に位置している、請求項1に記載のチップ部品の実装構造。
  4. 前記外部端子電極の前記形成縁部は、直線形状である、請求項1から3のうち、いずれか1項に記載のチップ部品の実装構造。
  5. 前記外部端子電極の前記形成縁部は、中間部位が互いに対向する一対の前記取付基板における前記ランド縁部に向かって突出する曲線形状を有している、請求項1から3のうち、いずれか1項に記載のチップ部品の実装構造。
  6. 前記外部端子電極の前記形成縁部は、中間部位がそれぞれの前記取付基板における前記ランド縁部から後退する曲線形状を有している、請求項1から3のうち、いずれか1項に記載のチップ部品の実装構造。




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