JP5464769B1 - 装丁用表紙材 - Google Patents

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Abstract

【課題】着色層と表面処理層との剥離を防止できるとともに、強度的にさらに優れた装丁用表紙材を提供する。
【解決手段】装丁用表紙材1は、樹脂を含浸させた繊維基材2の表面に、着色層3と表面処理層5をこの順に設けてなるものであり、繊維基材2の目付量は20〜200g/m2であり、前記樹脂は、ガラス転移温度が−50〜0℃のアクリル酸エステル系共重合体と、エチレン酢酸ビニル系共重合との混合物であり、前記混合物におけるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比は5〜10であり、着色層3と表面処理層5との間には0.5〜5g/m2のプライマー層7が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は装丁用表紙材に関する。本発明の装丁用表紙材は、着色層と表面処理層との剥離が起こり難く、耐久性に優れたものである。
書籍や手帳等の表紙に使用される装丁用表紙材として、紙や不織布等からなる繊維基材に樹脂を含浸させ、その表面に着色層と表面処理層を順に設けたものが知られている。例えば特許文献1には、アクリル酸エステル共重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体との混合物からなる樹脂を繊維基材に所定量含浸させ、その表面に着色層と表面処理層を設けた装丁用表紙材が開示されている。繊維基材としては、パルプ繊維単体や、パルプ繊維と化合繊との混抄紙などが例示されている。
特許第3683573号公報
特許文献1に記載された装丁用表紙材は、繊維基材の層間剥離、該層間剥離に伴う着色層や表面処理層の浮き上がり、外観低下等を防止でき、さらに、摩擦による表面材の傷付きや色移りを防止できる優れたものである。しかしながら、本発明者らがさらに検討したところ、新たな課題が見出された。すなわち、この装丁用表紙材を長期間使用し続けると、着色層と表面処理層とが剥離してしまうケースが見られた。これに加え、より長期間の使用に対応できる、強度的にさらに優れた装丁用表紙材が必要と考えられた。
そこで本発明は、着色層と表面処理層との剥離を防止できるとともに、強度的にさらに優れた装丁用表紙材を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、樹脂を含浸させた繊維基材の表面に、着色層と表面処理層をこの順に設けてなる装丁用表紙材であって、前記繊維基材の目付量は、20〜200g/m2であり、前記樹脂は、ガラス転移温度が−50〜0℃のアクリル酸エステル系共重合体と、エチレン酢酸ビニル系共重合との混合物であり、前記混合物におけるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比は、5〜10であり、さらに、前記着色層と前記表面処理層との間に0.5〜5g/m2のプライマー層を設けたことを特徴とする装丁用表紙材である。
本発明の装丁用表紙材は、樹脂を含浸させた繊維基材の表面に、着色層と表面処理層をこの順に設けてなるものである。本発明の装丁用表紙材は、着色層と表面処理層との間に特定量のプライマー層を有している。そのため、長期間使用しても、着色層と表面処理層との剥離が起こり難い。また本発明の装丁用表紙材では、繊維基材の目付量、繊維基材に含浸させる樹脂混合物に含まれるアクリル酸エステル系共重合体のガラス転移温度、および繊維基材に含浸させる樹脂混合物における各樹脂の固形分の重量比が特定範囲に設定されており、装丁用表紙材全体としての強度が向上している。
前記プライマー層は、ニトロセルロース系樹脂からなることが好ましい(請求項2)。
請求項3に記載の発明は、前記繊維基材は、パルプ繊維単体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の装丁用表紙材である。
本発明の装丁用表紙材は、繊維基材がパルプ繊維単体からなるものである。そのため、繊維基材に含浸剤が均一に分散し易く、基材自体の断面方向の強度に優れる。すなわち本発明によれば、高価なパルプ繊維と化合繊との混抄紙を用いることなく、着色層と表面処理層との剥離強さ、耐折強さ、及び基材の断面方向の強度に優れた装丁用表紙材を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、樹脂を含浸させた繊維基材の表面に、着色層と表面処理層をこの順に設けてなる装丁用表紙材であって、前記繊維基材の目付量は、110〜130g/m2であり、前記樹脂は、ガラス転移温度が−40〜−20℃のアクリル酸エステル系共重合体と、エチレン酢酸ビニル系共重合との混合物であり、前記混合物におけるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比は、7〜8であり、前記着色層と前記表面処理層との間に0.5〜5g/m2のプライマー層が設けられ、前記プライマー層は、ニトロセルロース系樹脂からなり、前記繊維基材は、パルプ繊維単体からなり、前記表面処理層は、ポリカーボネート系ポリウレタンにポリエチレン系添加剤を1〜5PHR添加してなるものであることを特徴とする装丁用表紙材である。
本発明によれば、着色層と表面処理層との剥離強さ、耐折強さ、及び基材の断面方向の強度にさらに優れた装丁用表紙材が提供される。
本発明の装丁用表紙材は、着色層と表面処理層との間に特定量のプライマー層を有しているので、長期間使用しても着色層と表面処理層との剥離が起こり難い。また繊維基材の目付量、繊維基材に含浸させる樹脂混合物に含まれるアクリル酸エステル系共重合体のガラス転移温度、および繊維基材に含浸させる樹脂混合物における各樹脂の固形分の重量比が特定範囲に設定されており、装丁用表紙材全体としての強度が優れている
本発明の一実施形態に係る装丁用表紙材の積層構造を表す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、発明の理解を容易にするために、各図面において、各部材等の大きさや厚みについては一部誇張して描かれており、実際の大きさや比率等とは必ずしも一致しないことがある。
本発明の一実施形態に係る装丁用表紙材1は、繊維基材2の表面に着色層3と表面処理層5とが積層された構造を有している。繊維基材2の着色層3と反対側の面には、裏面樹脂層6が設けられている。
さらに装丁用表紙材1は、着色層3と表面処理層5との間に、これらの層を接着するプライマー層7を有している。
繊維基材2は、例えばパルプ繊維単体からなる紙や不織布で構成されている。繊維基材2の目付量は20〜200g/m2であり、好ましくは50〜170g/m2、より好ましくは80〜150g/m2、さらに好ましくは110〜130g/m2である。この範囲内であれば、装丁用表紙材1が十分な強度を保つことができ、かつ取り扱いの容易さも保たれる。
なお繊維基材2をパルプ繊維単体以外、例えばパルプ繊維と化合繊との混抄紙で構成してもよい。
繊維基材2には、アクリル酸エステル系共重合体とエチレン酢酸ビニル系共重合との混合物からなる樹脂が含浸されている。
上記アクリル酸エステル系共重合体のガラス転移温度は−50〜0℃であり、好ましくは−45〜−10℃、より好ましくは−40〜−20℃である。この範囲であれば、繊維基材の耐折強さ(折り曲げ強さ)が向上する。
上記混合物におけるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比(アクリル酸エステル系共重合体の固形分重量/エチレン酢酸ビニル系共重合の固形分重量)は5〜10であり、好ましくは6〜9、より好ましくは7〜8である。この範囲内であれば、繊維基材の断面方向の強度が向上する。
上記アクリル酸エステル共重合体としては、少なくとも1種のアクリル酸エステルと他のアクリル酸エステルまたはスチレン、アクリロニトリル等の単量体との共重合体であり、アクリル酸のエステル成分としては、各種のアルコール成分が使用可能であり、アルキルアルコール、特にブチルアルコールおよびエチルアルコールとのエステルが好ましい。
なお上記混合物として、アクリル酸エステル系共重合体樹脂エマルジョンとエチレン酢酸ビニル系共重合樹脂エマルジョンとの混合物を15〜40重量%の高濃度樹脂液の形で使用し、繊維基材2にディッピング法で含浸させることが好ましい。また樹脂の付着量(固形分)については、繊維基材2の目付量に対して15〜56重量%となるように付着させることが好ましく、20〜45重量%がより好ましい。この範囲内であれば、長期使用による繊維基材2の層間剥離と、それに伴う着色層3と表面処理層5の浮き上がりを抑えることができる。なお、アクリル酸エステル系共重合体は耐折強度に、エチレン酢酸ビニル系共重合体は紙の断面方向の強さ(層間剥離)に、それぞれ有効である。
上記混合物のエマルジョンには、任意の染料、顔料を添加することができる。
着色層3は、例えばアクリル酸エステル共重合体とポリビニルアルコールとの混合物に顔料と重炭酸カルシウムを添加したものを、エアナイフコーター等で塗布することにより形成されている。着色層3は、1層からなるものでもよいし、2層以上からなるものでもよい。
表面処理層5は、例えばポリカーボネート系ポリウレタンにポリエチレン系添加剤を添加してなる表面処理剤を、グラビアコーター等で塗布することにより形成されている。ポリカーボネート系ポリウレタンに対するポリエチレン系添加剤の添加量としては、0.5〜10PHRが好ましく、1〜5PHRがより好ましい。この範囲であれば、他物と接した際の摩擦が減少して滑りやすく、傷付きおよび色移りが防止される。ポリエチレン系添加剤の添加量が0.5PHR未満の場合は、耐摩擦性が不足し、反対に10PHRを超えると、印刷性が低下する。なお、上記表面処理剤の樹脂分付着量は、好ましくは0.5〜40g/m2、より好ましくは3〜12g/m2である。すなわち、0.5g/m2未満では効果がなく、一方、40g/m2を超えると不経済である。
プライマー層7は、例えばニトロセルロース系樹脂で構成されており、グラビアコーター等により樹脂液を塗布することにより形成されている。プライマー層7の付与量は0.5〜5g/m2であり、好ましくは0.7〜4g/m2、より好ましくは1〜3g/m2である。プライマー層7により、着色層3と表面処理層5とが強固に接着され、長期使用による着色層3と表面処理層5との剥離が抑えられる。
裏面樹脂層6は、例えばポリビニルアルコールで構成されている。裏面樹脂層6の有無は任意である。
装丁用表紙材1は、例えば以下のようにして製造することができる。まず、パルプ繊維単体からなる紙や不織布を準備し、繊維基材2とする。一方、ガラス転移温度が−50〜0℃のアクリル酸エステル系共重合体と、エチレン酢酸ビニル系共重合との混合物からなる樹脂液を調製する。該樹脂液を使用し、繊維基材2にディッピング法で含浸させる。
次に、樹脂を含浸させた繊維基材2の表面に、アクリル酸エステル共重合体とポリビニルアルコールとの混合物に顔料と重炭酸カルシウムを添加したものをエアナイフコーター等で塗布し、着色層3を形成する。
次に、着色層3の表面に、ニトロセルロース樹脂からなる樹脂液をグラビアコーター等により0.5〜5g/m2となるように塗布し、プライマー層7を形成する。
次に、プライマー層7の表面に、ポリカーボネート系ポリウレタンにポリエチレン系添加剤を添加してなる表面処理剤をグラビアコーター等で塗布し、表面処理層5を形成する。
必要に応じて、繊維基材2の裏面に、ポリビニルアルコールからなる樹脂液を塗布し、裏面樹脂層6を形成する。
本実施形態の装丁用表紙材1は、着色層3と表面処理層5との間にプライマー層7を有するので、着色層3と表面処理層5とが強固に接着されている。そのため、長期使用による着色層3と表面処理層5の剥離が抑えられる。
以下に、実施例をもって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
繊維基材としてパルプ繊維単体からなる紙(目付量:120g/m2)を用いた。
該繊維基材を、アクリル酸エステル系共重合体エマルジョン(DIC株式会社製 ディクナール(登録商標)MF509WH,Tg=−20℃,樹脂固形分濃度:45重量%)45重量部、エチレン酢酸ビニル系共重合体エマルジョン(住友化学株式会社製 スミカフレックス(登録商標)755,樹脂固形分濃度:51重量%)5重量部、水50重量部からなる含浸液(アクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比:7.9)に、ディッピング法によりDry付着量が32.2g/m2となるように含浸させ、乾燥した。
上記含浸後の繊維基材の表面に、アクリル酸エステル系共重合体エマルジョン(DIC株式会社製 ディクナールC47WH)40重量部、ポリビニルアルコール(日本酢ビ・ポバール株式会社製 Jポバール JF−17)0.25重量部、炭酸カルシウム(三共製粉株式会社製 エスカロン(登録商標)#100)7重量部、オキサゾリン系架橋剤(DIC株式会社製 ディクナール(登録商標)GX)2重量部、顔料3重量部からなる塗料を、エアナイフコーターにてDry付着量24g/m2となるように付与し、着色層を形成した。
さらに、120メッシュのグラビアコーターにて、ニトロセルロース系プライマー層をDry付量1.1g/m2となるようにコートした。
その後、ポリカーボネート系ポリウレタン表面処理剤(セイコー化成株式会社製 ラックスキン(登録商標)US1617G)15重量部、ポリカーボネート系ポリウレタン表面処理剤(セイコー化成株式会社製 ラックスキン(登録商標)US1618M)85重量、ポリエチレン系添加剤(株式会社岐阜セラック製造所製 ハイフラット(登録商標)TA−10P−5)2重量部を配合した表面処理剤液を、120メッシュのグラビアコーターにてDry付量6.5g/m2となるように付与して表面処理層を形成し、装丁用表紙材を得た。
〔実施例2〕
実施例1において、含浸液を、アクリル酸エステル系共重合体エマルジョン(ディクナール(登録商標)MF510WH,Tg=−37℃,樹脂固形分濃度:45重量%)45重量部とエチレン酢酸ビニル系共重合体エマルジョン(住友化学株式会社製 スミカフレックス(登録商標)755,樹脂固形分濃度:51重量%)5重量部、水50重量部の混合物に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例2の装丁用表紙材を得た。
〔比較例1〕
実施例1において、含浸液をアクリル酸エステル系共重合体エマルジョン(ディクナール(登録商標)E6500,Tg=49℃,樹脂固形分濃度:45重量%)45重量部とエチレン酢酸ビニル系共重合体エマルジョン(住友化学株式会社製 スミカフレックス(登録商標)755,樹脂固形分濃度:51重量%)5重量部、水50重量部の混合物に変えた以外は実施例1と同様にして、比較例1の装丁用表紙材を得た。
〔比較例2〕
実施例1において、ニトロセルロース系プライマー層を付与せずに同様の操作を行い、比較例2の装丁用表紙材を得た。
〔比較例3〕
実施例1において、表面処理層を付与せずに同様の操作を行い、比較例3の装丁用表紙材を得た。
各装丁用表紙材について、下記の試験を行った。
〔基材断面方向の剥離強さ〕
JIS−P−8189に準じた方法で、基材断面方向の剥離強さを測定した。
〔表面処理層の密着強さ〕
JIS−K−5600−5−6 クロスカット法にて、表面処理層の密着強さを測定した。
〔耐摩耗性〕
JIS−K−6772に準じて学振型色落試験機による摩耗試験を行った。摩擦布として10号帆布を用い、荷重を500gとし、試料の表面に傷が付くまでの回数を測定した。
〔耐折強さ〕
JIS−P−8115 MIT試験法にて測定した。
試験結果を表1に示す。表1中、「Tg」は含浸液に含まれるアクリル酸エステル系共重合体のガラス転移温度、「固形分比」は含浸液に含まれるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比を示す。
表1に示すように、実施例1と実施例2の装丁用表紙材は、いずれの試験項目においても優れた値を示した。一方、含浸液のアクリル酸エステル系共重合体のTgが49℃である比較例1では、装丁用表紙材の耐折強さが劣っていた。また、プライマー層を設けない比較例2では、表面処理層の密着強さが劣っていた。さらに、表面処理層を設けない比較例3では、装丁用表紙材の表面(プライマー層のニトロセルロース系樹脂が露出)の耐摩耗性が劣っていた。
Figure 0005464769
1 装丁用表皮材
2 繊維基材
3 着色層
5 表面処理層
7 プライマー層

Claims (4)

  1. 樹脂を含浸させた繊維基材の表面に、着色層と表面処理層をこの順に設けてなる装丁用表紙材であって、
    前記繊維基材の目付量は、20〜200g/m2であり、
    前記樹脂は、ガラス転移温度が−50〜0℃のアクリル酸エステル系共重合体と、エチレン酢酸ビニル系共重合との混合物であり、
    前記混合物におけるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比は、5〜10であり、さらに、
    前記着色層と前記表面処理層との間に0.5〜5g/m2のプライマー層を設けたことを特徴とする装丁用表紙材。
  2. 前記プライマー層は、ニトロセルロース系樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の装丁用表紙材。
  3. 前記繊維基材は、パルプ繊維単体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の装丁用表紙材。
  4. 樹脂を含浸させた繊維基材の表面に、着色層と表面処理層をこの順に設けてなる装丁用表紙材であって、
    前記繊維基材の目付量は、110〜130g/m2であり、
    前記樹脂は、ガラス転移温度が−40〜−20℃のアクリル酸エステル系共重合体と、エチレン酢酸ビニル系共重合との混合物であり、
    前記混合物におけるアクリル酸エステル系共重合体のエチレン酢酸ビニル系共重合に対する固形分の重量比は、7〜8であり、
    前記着色層と前記表面処理層との間に1〜3g/m2のプライマー層が設けられ、
    前記プライマー層は、ニトロセルロース系樹脂からなり、
    前記繊維基材は、パルプ繊維単体からなり、
    前記表面処理層は、ポリカーボネート系ポリウレタンにポリエチレン系添加剤を1〜5PHR添加してなるものであることを特徴とする装丁用表紙材。
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