JP5463851B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

この発明は、磁気の変化によって抵抗値の変化するものを用いて電流を検出する電流センサに関する。
従来、この種の電流センサとして、2つのマグネットと、両マグネット間に配置された1つの磁気抵抗素子センサとを備えたものが知られている(特許文献1)。2つのマグネットは、バスバーの近傍に設けられており、磁気抵抗素子センサは、バスバーに流れる電流によって発生する磁場と、両マグネットによる磁場との合成磁場ベクトルのベクトル方向を検知する。そして、その検知したベクトル方向により、電流による磁場の磁場ベクトルの大きさを求め、電流の大きさを検出する。
特開2007−155399号公報(第22〜25段落、図3)。
しかし、前述した従来のものは、外来磁界(電流検出のために用いる磁界以外の磁界)が磁気抵抗素子センサに作用すると、合成磁場ベクトルが変動するため、検出した電流の大きさに誤差が発生するという問題がある。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、外来磁界が作用した場合であっても、検出した電流の大きさに誤差が発生することのない電流センサを実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、磁界を発生する第1の磁界発生部(31)と、検出対象となる被検出電流が流れる電路(90)と前記第1の磁界発生部との間に配置され、付与される磁気の変化に応じて抵抗値が変化する第1の磁気抵抗素子(21)と、前記電路を挾んで前記第1の磁界発生部と反対側の位置に配置され、前記第1の磁界発生部の磁極と対向する磁極が同じ磁極となるように配置された第2の磁界発生部(32)と、前記電路と前記第2の磁界発生部との間に配置され、付与される磁気の変化に応じて抵抗値が変化する第2の磁気抵抗素子(22)と、を備えており、前記第1の磁界発生部から発生される磁界によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bmag1)と、前記電路に流れる被検出電流によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bcur1)とを合成した磁気ベクトルを第1の合成磁気ベクトル(B1)とし、前記第2の磁界発生部から発生される磁界によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bmag2)と、前記電路に流れる被検出電流によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bcur2)とを合成した磁気ベクトルを第2の合成磁気ベクトル(B2)とした場合に、前記第1の磁気抵抗素子は、前記第1の合成磁気ベクトルの大きさ(V)および位相(θ)の変化を、一定の振幅および周期を有する第1の検出信号(Va(θ))として出力するように構成されており、前記第2の磁気抵抗素子は、前記第2の合成磁気ベクトルの大きさ(V)および位相(θ)の変化を、前記第1の検出信号と同じ振幅を有し、かつ、位相(θ)が前記第1の検出信号と90度異なる第2の検出信号(Vb(θ))として出力するように構成されており、前記第1および第2の検出信号の差分(Va(θ)−Vb(θ))を出力する出力部(53)を備えた電流センサとしたことにある。
この発明の第2の特徴は、付与される磁気の変化に応じて抵抗値が変化する第1の磁気抵抗素子(21)と、検出対象となる被検出電流が流れる電路(90)と前記第1の磁気抵抗素子との間に配置され、磁界を発生する第1の磁界発生部(31)と、前記電路を挾んで前記第1の磁気抵抗素子と反対側の位置に配置された第2の磁気抵抗素子(22)と、前記電路と前記第2の磁気抵抗素子との間に配置され、前記第1の磁界発生部の磁極と対向する磁極が同じ磁極となるように配置された第2の磁界発生部(32)と、を備えており、前記第1の磁界発生部から発生される磁界によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bmag1)と、前記電路に流れる被検出電流(I)によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bcur1)とを合成した磁気ベクトルを第1の合成磁気ベクトル(B1)とし、前記第2の磁界発生部から発生される磁界によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bmag2)と、前記電路に流れる被検出電流によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトル(Bcur2)とを合成した磁気ベクトルを第2の合成磁気ベクトル(B2)とした場合に、前記第1の磁気抵抗素子は、前記第1の合成磁気ベクトルの大きさ(V)および位相(θ)の変化を、振幅および周期を有する第1の検出信号(Va(θ))として出力するように構成されており、前記第2の磁気抵抗素子は、前記第2の合成磁気ベクトルの大きさ(V)および位相(θ)の変化を、前記第1の検出信号と同じ振幅を有し、かつ、位相が前記第1の検出信号と90度異なる第2の検出信号(Vb(θ))として出力するように構成されており、前記第1および第2の検出信号の差分(Va(θ)−Vb(θ))を出力する出力部(53)を備えた電流センサとしたことにある。
第1または第2の特徴において、第1の合成磁気ベクトル(B1)の大きさ(V)および位相(θ)は第1の検出信号(Va(θ))として出力され、第2の合成磁気ベクトル(B2)の大きさ(V)および位相(θ)は第2の検出信号(Vb(θ))として出力され、出力部(53)は、その第1および第2の検出信号の差分を出力する。ここで、第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)に外来磁界が作用し、第1の合成磁気ベクトル(B1)の位相(θ)がα度進み、第2の合成磁気ベクトル(B2)の位相(θ)がα度遅れたとする。
第1の合成磁気ベクトル(B1)の位相(θ)がα度進んだときの第1の合成磁気ベクトル(B1)の大きさ(V)の変化は、第1の検出信号(Va(θ))においてΔVの増加になって現れる。また、第2の合成磁気ベクトル(B2)の位相(θ)がα度遅れたときの第2の合成磁気ベクトル(B2)の大きさ(V)の変化は、第2の検出信号(Vb(θ))においてΔVの増加になって現れる。そして、出力部(53)は、第1および第2の検出信号(Va(θ),Vb(θ))の差分を出力するため、両信号においてそれぞれ増加したΔVは0になる。
つまり、外来磁界が作用して増加した増加分ΔVが出力部(53)から出力されないため、出力部(53)の出力に基づいて検出する被検出電流に誤差が発生するおそれがない。なお、外来磁界が作用して第1の合成磁気ベクトル(B1)の位相(θ)がα度遅れ、第2の合成磁気ベクトル(B2)の位相(θ)がα度進んだ場合も、上記と同様に被検出電流に誤差が発生するおそれがない。
したがって、第1または第2の特徴によれば、第1および第2の磁気抵抗素子に外来磁界が作用した場合であっても、検出した電流の大きさに誤差が発生することのない電流センサを実現することができる。
この発明の第3の特徴は、前述した第1または第2の特徴において、前記第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)は、複数の磁気抵抗(Ra〜Rd)から成るブリッジ回路を構成しており、前記出力部(53)は、前記ブリッジ回路の一方の中点(21a)から出力される前記第1の検出信号(Va(θ1))と、他方の中点(22a)から出力される前記第2の検出信号(Vb(θ2))とを入力し、その入力した第1および第2の検出信号を差動増幅する差動増幅回路であることにある。
第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)は、複数の磁気抵抗(Ra〜Rd)から成るブリッジ回路を構成しており、ブリッジ回路の一方の中点(21a)から第1の検出信号(Va(θ1))を取出し、他方の中点(22a)から第2の検出信号(Vb(θ2))を取出すため、ブリッジ回路の供給電圧(Vcc)が変動しても、その変動は両磁気抵抗素子に均等に現れるので、検出した電流の大きさが供給電圧の変動によって誤差を生じるおそれがない。
したがって、第3の特徴によれば、精度良く電流を検出することができる。
この発明の第4の特徴は、前述した第1ないし第3の特徴のいずれか1つにおいて、前記第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)が、前記第1および第2の合成磁気ベクトル(B1,B2)の和が略0となるように構成されたことにある。
上記の第4の特徴によれば、第1および第2の合成磁気ベクトル(B1,B2)の和が略0となるように第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)が構成されているため、振幅が同じで位相が90度異なる第1および第2の検出信号を生成することができる。
また、第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)を同じ構成で作成し、第1および第2の合成磁気ベクトル(B1,B2)の和が略0となるように配置すれば良いため、第1および第2の磁気抵抗素子をそれぞれ異なる構成で作成する場合よりも製造工程を簡易にすることができる。
この発明の第5の特徴は、前述した第1ないし第4の特徴のいずれか1つにおいて、前記第1および第2の磁界発生部(31,32)と、前記第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)とが、同一の基板(51)に配置されていることにある。
上記の第5の特徴によれば、第1および第2の磁界発生部(31,32)と、第1および第2の磁気抵抗素子(21,22)とが、同一の基板(51)に配置されているため、異なる基板に配置する場合よりも、各磁界発生部および磁気抵抗素子の位置決めを行い易い。また、製造効率を高めることができる。
この発明の第6の特徴は、前述した第5の特徴において、前記基板(51)には、前記電路(90)を挿通するための空間(52)が貫通形成されており、その空間を挾んで前記第1の磁界発生部(31)および第1の磁気抵抗素子(21)からなる部分と、前記第2の磁界発生部(32)および第2の磁気抵抗素子(22)からなる部分とが対向して配置されていることにある。
上記の第6の特徴によれば、上記の構成を有するため、空間(52)に電路(90)が挿通されるように基板(51)を配置すれば、第1の磁界発生部(31)および第1の磁気抵抗素子(21)からなる部分と、第2の磁界発生部(32)および第2の磁気抵抗素子(22)からなる部分とが対向して配置された状態を容易に作ることができる。つまり、各磁界発生部および磁気抵抗素子を容易に位置決めすることができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
この発明の第1実施形態に係る電流センサの概略構成を示す説明図である。 図1に示すMREを構成する磁気抵抗の配置図である。 電流センサ50の主な電気的構成を示す説明図である。 磁気抵抗に流れる電流の向きと、磁気抵抗に発生する磁界の向きとの関係を示す説明図であり、(a)は磁気抵抗が単一の場合の説明図、(b)は2つの磁気抵抗が電流の方向が直交するように配置された場合の説明図である。 MREに発生する合成磁気ベクトルと電流の向きとの関係を示す説明図であり、(a)はMRE21の説明図、(b)はMRE22の説明図である。 MRE21,22の各中点21a,22aの出力波形を示す説明図である。 MRE21,22の差動出力波形を示す説明図である。 外来磁界がMREに作用したときの合成磁気ベクトルの変化を説明する説明図である。 外来磁界がMREに作用したときの電位Va(θ),Vb(θ)の変化を説明する説明図である。 外来磁界がMREに作用したときの合成磁気ベクトルの変化を説明する説明図である。 外来磁界がMREに作用したときの合成磁気ベクトルの変化を説明する説明図である。 外来磁界がMREに作用したときの合成磁気ベクトルの変化を説明する説明図である。 他の実施形態における磁気抵抗の配置図である。 他の実施形態における磁気抵抗の配置図である。 他の実施形態における磁気抵抗の配置図である。
この発明に係る実施形態について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係る電流センサの概略構成を示す説明図であり、図2は、図1に示すMREを構成する磁気抵抗の配置図である。
(主要構成)
電流センサ50は、基板51を備えており、その基板には、基板の表裏面を貫通するスリット52が形成されている。スリット52には、被検出電流Iが流れるバスバー90が挿通されている。バスバー90は、たとえば、車両に搭載されたバッテリーと接続されており、そのバッテリーから供給される電源を所定の電気回路へ供給する。図1に示す例では、バスバー90を流れる被検出電流Iの向きは、紙面の裏面から表面に垂直に貫通する方向である。
基板51の表面51aには、バイアス磁界を発生するバイアス磁石31が配置されており、そのバイアス磁石31とバスバー90との間には、MRE(Magnetic Resistance Element:磁気抵抗素子)21が配置されている。バスバー90を挾んでバイアス磁石31と反対側の位置には、バイアス磁石32が配置されており、そのバイアス磁石32とバスバー90との間には、MRE22が配置されている。バイアス磁石31,32は、N極同士が対向するように配置されており、MRE21,22は、相互に対向して配置されている。
図2に示すように、MRE21,22は、それぞれ磁気抵抗Ra〜Rdを備えており、磁気抵抗Ra,Rbからなる直列回路は、磁気抵抗Rc,Rdからなる直列回路と直交するように配置されている。また、各MREの磁気抵抗は、バスバー90を対称軸にして線対称に配置されている。MRE21,22において磁気抵抗Ra,Rdはバスバー90に近い方に配置されており、磁気抵抗Rb,Rcはバイアス磁石に近い方に配置されている。
以上のように、電流センサ50は、MRE21,22と、バイアス磁石31,32と、基板51とを備える。
MRE21は、バイアス磁石31が発生するバイアス磁界が付与されることにより、被検出電流Iと直交する方向に磁気ベクトルBmag1を発生する。また、MRE21は、バスバー90を流れる被検出電流Iが作り出す磁界が付与されることにより、磁気ベクトルBmag1から左方向に90度回転した磁気ベクトルBcur1を発生する。そして、MRE21は、磁気ベクトルBmag1およびBcur1の合成磁気ベクトルB1に対応する検出信号を出力する。合成磁気ベクトルB1は、磁気ベクトルBmag1と角度θを成す。
MRE22は、バイアス磁石32が発生するバイアス磁界が付与されることにより、被検出電流Iと直交する方向に磁気ベクトルBmag2を発生する。また、MRE22は、バスバー90を流れる被検出電流Iが作り出す磁界が付与されることにより、磁気ベクトルBmag2から右方向に90度回転した磁気ベクトルBcur2を発生する。そして、MRE22は、磁気ベクトルBmag2およびBcur2の合成磁気ベクトルB2に対応する検出信号を出力する。合成磁気ベクトルB2は、磁気ベクトルBmag2と角度θを成す。
MRE21,22は、磁気ベクトルBmag1,Bmag2の大きさが同一であり、かつ、磁気ベクトルBcur1,Bcur2の大きさが同一となるように構成されている。このため、合成磁気ベクトルB1,B2は、大きさが同一で向きが180度異なるので、両合成磁気ベクトルの和は0になる。被検出電流Iが増加すると、磁気ベクトルBcur1,Bcur2が増大するため、角度θが増加し、合成磁気ベクトルB1,B2が増大する。また、被検出電流Iが減少すると、磁気ベクトルBcur1,Bcur2が減少するため、角度θが減少し、合成磁気ベクトルB1,B2が減少する。
(電気的構成)
次に、電流センサ50の主な電気的構成について、それを示す図3を参照して説明する。
MRE21,22は、磁気抵抗Ra〜Rdを直列接続したハーフブリッジ回路をそれぞれ有し、両ハーフブリッジ回路は並列接続され、全体としてブリッジ回路を構成している。MRE21のハーフブリッジ回路の中点21aおよびMRE22のハーフブリッジ回路の中点22aは、差動増幅回路53の入力に接続されている。差動増幅回路53は、中点21aの電位Vaおよび中点22aの電位Vbの差分を所定の利得で増幅し、その増幅信号を出力する。
(MREの出力電圧の理論式)
ここで、MREの出力電圧の理論式について図を参照して説明する。図4は、磁気抵抗に流れる電流の向きと、磁気抵抗に発生する磁界の向きとの関係を示す説明図であり、(a)は磁気抵抗が単一の場合の説明図、(b)は2つの磁気抵抗が電流の方向が直交するように配置された場合の説明図である。
図4(a)に示すように、単一の磁気抵抗Rに電流が流れており、電流の向きに対して角度αで磁気抵抗Rに磁界が作用しているとする。このときの磁気抵抗Rの抵抗値R(α)は、次式(1)によって表されることが知られている。
R(α)=Rvsinα+Rpcosα ・・・(1)
なお、Rvは、α=90°のときの磁気抵抗の抵抗値であり、Rpは、α=0°のときの抵抗値である。また、Rv<Rpである。
次に、図4(b)に示すように、2つの磁気抵抗R1,R2が電流の方向が直交するように配置された場合の中点に発生する電圧V(α)を求める。
まず、磁気抵抗R1,R2の合計の抵抗値(R1+R2)は、次式(2)によって求めることができる。
R1+R2=(Rvsinα+Rpcosα)+(Rvcosα+Rpsinα)=Rv+Rp ・・・(2)
また、電圧V(α)は、次式(3)によって求めることができる。
V(α)={R2/(R1+R2)}Vcc ・・・(3)
ここで、R1+R2=2R(=一定)とし、R2=Rvcosα+Rpsinαを式(3)に代入すると、次式(4)を得る。
V(α)={(Rvcosα+Rpsinα)/2R}Vcc ・・・(4)
ここで、式(2)より、Rpを求めると、次式(5)を得る。
Rp=R1+R2−Rv ・・・(5)
ここで、Rp−Rv=ΔRとすると、Rv=Rp−ΔRとなるから、それを式(5)に代入すると、次式(6)を得る。
Rp=R1+R2−(Rp−ΔR) ・・・(6)
上記式(6)からRpを求めると、次式(7)を得る。
Rp=(R1+R2+ΔR)/2 ・・・(7)
ここで、上記式(7)にR1+R2=2Rを代入すると、次式(8)を得る。
Rp=(2R+ΔR)/2 ・・・(8)
Rp同様にRvを求めると、次式(9)を得る。
Rv=(2R−ΔR)/2 ・・・(9)
ここで、前記式(4)に式(8),(9)を代入すると、次式(10)を得る。
V(α)=[(1/2){(2R−ΔR)cosα+(2R+ΔR)sinα}/2R]Vcc={(1/2)−(1/4)・(ΔR/R)・cos2α}Vcc ・・・(10)
次に、MRE21,22の各中点21a,22aに発生する電圧Va(θ),Vb(θ)を求める。図5は、MREに発生する合成磁気ベクトルと電流の向きとの関係を示す説明図であり、(a)はMRE21の説明図、(b)はMRE22の説明図である。
図5(a)に示すように、被検出電流が0のとき(α=0度)、MRE21の磁気抵抗R1,R2による合成磁気ベクトルは、電流の流れる向きとα=45°の角度を成す。これを基準とし、電流が流れたときの合成磁気ベクトルの振れ角をθとすると、α=45°+θとなる。また、図5(b)に示すように、被検出電流が0のとき(α=0度)、MRE22の磁気抵抗R1,R2による合成磁気ベクトルは、電流の流れる向きとα=45°の角度を成す。これを基準とし、電流が流れたときの合成磁気ベクトルの振れ角をθとすると、α=45°−θとなる。
次に、(α=45°+θ)を前記式(10)に代入し、MRE21の中点21aに発生する電圧Va(θ)を求めると、次式(11)を得る。
Va(θ)={(1/2)−(1/4)・(ΔR/R)・cos2(45°+θ)}Vcc={(1/2)+(1/4)・(ΔR/R)・sin2θ}Vcc ・・・(11)
また、(α=45°−θ)を前記式(10)に代入し、MRE22の中点22aに発生する電圧Vb(θ)を求めると、次式(12)を得る。
Vb(θ)={(1/2)−(1/4)・(ΔR/R)・cos2(45°−θ)}Vcc={(1/2)−(1/4)・(ΔR/R)・sin2θ}Vcc ・・・(12)
(外来磁界が作用していないときの差動出力波形)
次に、上記式(11),(12)を用い、外来磁界がMREに作用していないときの差動出力波形を求める。この実施形態では、(ΔR/R)=3.0%、Vcc=3.0Vとする。図6は、MRE21,22の各中点21a,22aの出力波形を示す説明図であり、図7は、MRE21,22の差動出力波形を示す説明図である。
図6に示すように、MRE21の中点21aに発生する電位Va(θ)の出力波形は、1周期が180°の正弦波となり、MRE22の中点22aに発生する電位Vb(θ)の出力波形は、Va(θ)と振幅が同じであるが位相が90°異なる余弦波となる。Va(θ),Vb(θ)の最大値は、共に、1.5225Vであり、最小値は、共に、1.4775Vである。
したがって、Va(θ)およびVb(θ)の差動出力波形(Va(θ)−Vb(θ))は、図7に示すように、最大電圧が45mV、最小電圧が−45mVで1周期が180°の正弦波となる。
(外来磁界が作用したときの差動出力波形)
次に、外来磁界がMREに作用しているときの差動出力波形を求める。図8は、外来磁界がMREに作用したときの合成磁気ベクトルの変化を説明する説明図である。
図8において符号Bx,Byで示すベクトルは、MRE21,22に対して作用した外来磁界の磁気ベクトルである。図示のように、MRE21の合成磁気ベクトルB1は、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag1がBy分減少し、磁気ベクトルBcur1がBx分増加しており、振れ角θは、α°位相が進んでいる。また、MRE22の合成磁気ベクトルB2は、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag2がBy分増加し、磁気ベクトルBcur2がBx分減少しており、振れ角θは、α°位相が遅れている。
つまり、外来磁界によって一方のMREにおいて減少した磁気ベクトルBmagの減少分と、他方のMREにおいて増加した磁気ベクトルBmagの増加分とが同一であり、かつ、一方のMREにおいて減少した磁気ベクトルBcurの減少分と、他方のMREにおいて増加した磁気ベクトルBcurの増加分とが同一であるため、両MREにおける合成磁気ベクトルの変化の大きさは同じである。
ここで、外来磁界によって振れ角がα°変化した合成磁気ベクトルの変化分をΔVとして、外来磁界がMREに作用したときの差動出力(Va(θ)−Vb(θ))を求めると、次式(13)を得る。
Va(θ)−Vb(θ)=Va(θ+α)−Vb(θ−α)={Va(θ)+ΔV}−{Vb(θ)+ΔV}=Va(θ)−Vb(θ) ・・・(13)
上記の式(13)から分かるように、外来磁界がMREに作用することによって発生した出力電圧の変動分ΔVは、MRE21,22の出力電圧の両方に発生するため、両者の出力電圧の差分を採るときに変動分ΔVは消去される。図9は、外来磁界がMREに作用したときの電位Va(θ),Vb(θ)の変化を説明する説明図である。図示のように、外来磁界の作用によって電位Va(θ)の位相がα°進んで電位がΔV増加すると、これと同時に、電位Vb(θ)の位相はα°遅れて電位がΔV増加する。
したがって、MRE21,22の出力電圧の増加分は、それぞれΔVで同じであるため、電位Va(θ),Vb(θ)の差分を取ると、ΔVが消去されるので、差動出力(Va(θ)−Vb(θ))は、外来磁界が作用しても変化しない。このため、差動出力波形は、図7に示した波形と同じ波形になる。
つまり、この実施形態の電流センサを用いれば、外来磁界が作用した場合であっても、検出した電流の大きさに誤差が発生することのない電流センサを実現することができる。
(その他の外来磁界)
図10に示す例では、MRE21の合成磁気ベクトルB1は、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag1がBy分増加し、磁気ベクトルBcur1がBx分減少しており、振れ角θは、α°位相が遅れている。また、MRE22の合成磁気ベクトルB2は、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag2がBy分減少し、磁気ベクトルBcur2がBx分増加しており、振れ角θは、α°位相が進んでいる。
このときのMRE21,22の差動出力(Va(θ)−Vb(θ))を求めると、次式(14)を得る。
Va(θ)−Vb(θ)=Va(θ−α)−Vb(θ+α)={Va(θ)−ΔV}−{Vb(θ)−ΔV}=Va(θ)−Vb(θ) ・・・(14)
上記の式(14)から分かるように、外来磁界によって発生した出力電圧の変動分ΔVは消去されるため、外来磁界がMRE21,22に作用しても両者の差動出力は変化しない。
図11に示す例では、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag1がBy分減少し、磁気ベクトルBcur1がBx分減少しており、振れ角θは変化していない。また、MRE22の合成磁気ベクトルB2は、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag2がBy分増加し、磁気ベクトルBcur2がBx分増加しており、振れ角θは変化していない。この例に示す場合も、外来磁界によって発生した出力電圧の変動分ΔVは消去されるため、外来磁界がMRE21,22に作用しても両者の差動出力は変化しない。
図12に示す例では、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag1がBy分増加し、磁気ベクトルBcur1がBx分増加しており、振れ角θは変化していない。また、MRE22の合成磁気ベクトルB2は、外来磁界の磁気ベクトルBx,Byの作用によって、磁気ベクトルBmag2がBy分減少し、磁気ベクトルBcur2がBx分減少しており、振れ角θは変化していない。この例に示す場合も、外来磁界によって発生した出力電圧の変動分ΔVは消去されるため、外来磁界がMRE21,22に作用しても両者の差動出力は変化しない。
(他の実施形態)
(1)図13に示すように、MRE21,22の磁気抵抗Rb,Rcをバスバー90に近い方に配置し、磁気抵抗Ra,Rdをバイアス磁石に近い方に配置することもできる。この構成の電流センサ50も前述の実施形態の電流センサ50と同様に、外来磁界が作用した場合であってもMRE21,22の差動出力は変化しない。
(2)図14に示すように、MRE21,22とバスバー90との間にバイアス磁石31,32を配置することもできる。図示の例では、各バイアス磁石31,32は、S極同士が相対向するように配置されている。また、各磁気抵抗Ra〜Rdは、図2に示した電流センサ50と同じ配置である。また、被検出電流Iの向きは、紙面の表面から裏面に垂直に貫通する方向である。磁気ベクトルBmag1,Bmag2は、それぞれ図2に示した方向と180度異なる向きになる。この構成の電流センサ50も外来磁界が作用した場合であってもMRE21,22の差動出力は変化しない。
(3)また、図14に示す磁気抵抗の配置に代えて、図15に示すように、磁気抵抗Rb,Rcをバイアス磁石に近い方に配置し、磁気抵抗Ra,Rdをバイアス磁石から遠い方に配置することもできる。この構成の電流センサ50も前述の実施形態の電流センサ50と同様に、外来磁界が作用した場合であってもMRE21,22の差動出力は変化しない。
前述の実施形態では、この発明に係る電流センサを車両に適用した場合を説明したが、ロボット、航空機、鉄道車両、船舶、電気機器など、電路を有するものであれば、どんなものにも適用することができる。
21,22・・MRE、21a,22a・・中点、31,32・・バイアス磁石、
50・・電流センサ、51・・基板、52・・スリット、53・・差動増幅回路、
90・・バスバー、Bcur1,Bcur2・・磁気ベクトル、
Bmag1,Bmag2・・磁気ベクトル、B1,B2・・合成磁気ベクトル、
Ra〜Rd・・磁気抵抗。

Claims (6)

  1. 磁界を発生する第1の磁界発生部と、
    検出対象となる被検出電流が流れる電路と前記第1の磁界発生部との間に配置され、付与される磁気の変化に応じて抵抗値が変化する第1の磁気抵抗素子と、
    前記電路を挾んで前記第1の磁界発生部と反対側の位置に配置され、前記第1の磁界発生部の磁極と対向する磁極が同じ磁極となるように配置された第2の磁界発生部と、
    前記電路と前記第2の磁界発生部との間に配置され、付与される磁気の変化に応じて抵抗値が変化する第2の磁気抵抗素子と、を備えており、
    前記第1の磁界発生部から発生される磁界によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルと、前記電路に流れる被検出電流によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルとを合成した磁気ベクトルを第1の合成磁気ベクトルとし、前記第2の磁界発生部から発生される磁界によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルと、前記電路に流れる被検出電流によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルとを合成した磁気ベクトルを第2の合成磁気ベクトルとした場合に、
    前記第1の磁気抵抗素子は、前記第1の合成磁気ベクトルの大きさおよび位相の変化を、振幅および周期を有する第1の検出信号として出力するように構成されており、
    前記第2の磁気抵抗素子は、前記第2の合成磁気ベクトルの大きさおよび位相の変化を、前記第1の検出信号と同じ振幅を有し、かつ、位相が前記第1の検出信号と90度異なる第2の検出信号として出力するように構成されており、
    前記第1および第2の検出信号の差分を出力する出力部を備えることを特徴とする電流センサ。
  2. 付与される磁気の変化に応じて抵抗値が変化する第1の磁気抵抗素子と、
    検出対象となる被検出電流が流れる電路と前記第1の磁気抵抗素子との間に配置され、磁界を発生する第1の磁界発生部と、
    前記電路を挾んで前記第1の磁気抵抗素子と反対側の位置に配置された第2の磁気抵抗素子と、
    前記電路と前記第2の磁気抵抗素子との間に配置され、前記第1の磁界発生部の磁極と対向する磁極が同じ磁極となるように配置された第2の磁界発生部と、を備えており、
    前記第1の磁界発生部から発生される磁界によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルと、前記電路に流れる被検出電流によって前記第1の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルとを合成した磁気ベクトルを第1の合成磁気ベクトルとし、前記第2の磁界発生部から発生される磁界によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルと、前記電路に流れる被検出電流によって前記第2の磁気抵抗素子にて発生する磁気ベクトルとを合成した磁気ベクトルを第2の合成磁気ベクトルとした場合に、
    前記第1の磁気抵抗素子は、前記第1の合成磁気ベクトルの大きさおよび位相の変化を、振幅および周期を有する第1の検出信号として出力するように構成されており、
    前記第2の磁気抵抗素子は、前記第2の合成磁気ベクトルの大きさおよび位相の変化を、前記第1の検出信号と同じ振幅を有し、かつ、位相が前記第1の検出信号と90度異なる第2の検出信号として出力するように構成されており、
    前記第1および第2の検出信号の差分を出力する出力部を備えることを特徴とする電流センサ。
  3. 前記第1および第2の磁気抵抗素子は、複数の磁気抵抗から成るブリッジ回路を構成しており、
    前記出力部は、
    前記ブリッジ回路の一方の中点から出力される前記第1の検出信号と、他方の中点から出力される前記第2の検出信号とを入力し、その入力した第1および第2の検出信号を差動増幅する差動増幅回路であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記第1および第2の磁気抵抗素子が、前記第1および第2の合成磁気ベクトルの和が略0となるように構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の電流センサ。
  5. 前記第1および第2の磁界発生部と、前記第1および第2の磁気抵抗素子とが、同一の基板に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の電流センサ。
  6. 前記基板には、前記電路を挿通するための空間が貫通形成されており、その空間を挾んで前記第1の磁界発生部および第1の磁気抵抗素子からなる部分と、前記第2の磁界発生部および第2の磁気抵抗素子からなる部分とが対向して配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電流センサ。
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