JP5463520B2 - 円板状体繰出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、通貨であるコイン或いは遊技設備で使用される代用貨幣(メダルやトークン等)などの円板状体を一枚ずつ繰り出す円板状体繰出装置に関し、詳しくは、多数枚の円板状体を収容自在な容器部と、前記容器部に収容されている前記円板状体を1枚ずつ繰り出す装置本体と、前記容器部に収容されている前記円板状体から電荷を逃がすアース部とを備えた円板状体繰出装置に関する。
従来、この種の円板状体繰出装置においては、容器部内の円板状体を装置本体から連続して繰り出すに伴って、容器部に残っている円板状体は、容器部内から装置本体の繰出部側に移動するが、その過程で、円板状体と容器部内周面との摩擦による大量の静電気が発生する。静電気は、電気ノイズとして機器の信号ラインに悪影響を与える危険性があることから、静電気を取り除くためにアース部を設けることが必要となる。
従来の円板状体繰出装置としては、連結機構によって装置本体の上に容器部が着脱自在に構成され、アース部としては、容器部に固着された金属板製の第1アース部と、その第1アース部に対応する状態で装置本体に固着された金属板製の第2アース部とを設けて構成してあるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
第1アース部は、容器部の内周面に露出して円板状体と接触可能な状態に形成された露出板部と、その露出板部から容器部の下面に沿って回り込む状態に屈曲した回り込み板部とで構成され、第2アース部は、装置本体に容器部を取り付けた状態で前記回り込み板部が接触する位置に固着された受け板部を備えて構成され、受け板部はグランド側にアース可能に構成されている。
従って、装置本体に容器部を取り付ければ、第2アース部の受け板部に、第1アース部の回り込み板部が面接触して、一連の導電経路が形成される。
特開2005−316895号公報(段落番号〔0024〕〜〔0027〕)
上述した従来の円板状体繰出装置によれば、装置本体に容器部を取り付けることで、第1アース部が第2アース部に面接触するように構成されているわけであるから、装置本体と容器部と第1アース部と第2アース部とのそれぞれの位置関係が、正常に保たれ、第1アース部と第2アース部とが確実に面接当していることでアース部が機能することになる。
従って、装置本体や容器部、及び、それらの連結機構、及び、第1アース部や第2アース部のそれぞれに、高い寸法精度や取付精度が要求される。
仮に、何れかの寸法精度が低かったり、取付姿勢に狂いがあったら、第1アース部と第2アース部との接触不良を生じる虞があり、その結果、安定したアース作用が期待し難くなる。
また、この種の装置においては、円板状体の繰り出し動作に伴って振動が発生する可能性が高く、この振動によって、何れかの部位に緩みが生じる虞もあるから、仮に、各部の寸法精度や取付精度が高かったにしても、前記緩みによって第1アース部と第2アース部との接触不良が発生する虞もある。
即ち、従来の円板状体繰出装置によれば、何れにしても、安定したアース作用が期待しにくい問題点がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、安定したアース作用を期待できる円板状体繰出装置を提供するところにある。
多数枚の円板状体を収容自在な容器部と、前記容器部に収容されている前記円板状体を1枚ずつ繰り出す装置本体と、前記容器部に収容されている前記円板状体から電荷を逃がすアース部とを備えた円板状体繰出装置であって、前記容器部と前記装置本体とは、連結機構によって着脱自在に連結してあり、前記アース部は、前記容器部に取り付けられた第1アース部と、前記装置本体に取り付けられた第2アース部とを当接自在に設けて構成してあり、前記第1アース部と第2アース部との当接力を強める方向に付勢力を作用させる付勢機構が設けられている
上記構成によれば、容器部と装置本体とは、連結機構によって着脱自在に連結してあるから、装置本体と容器部とを簡単に着脱することができ、良好な取扱性を確保できることに加えて、前記付勢機構による付勢力で、第1アース部と第2アース部との当接力が強められ、良好な導通性能を確保できるから、安定したアース作用を期待できるようになる。
即ち、第1アース部と第2アース部とは、容器部と装置本体との連結状態においては、相対的な位置関係が多少変化しようとも、前記付勢機構によって当接状態が維持されるから、装置本体や容器部、及び、それらの連結機構、及び、第1アース部や第2アース部等に、従来のような高い寸法精度や取付精度が確保されなくても、安定したアース作用が期待できる。その結果、アース作用を確保しながら、装置の製作コストの低減を図ることが可能となる。
この作用効果は、例えば、当該装置に振動が発生する場合にも有効で、装置の何れかの部位に多少の緩みが生じたにしても、前記付勢機構によって第1アース部と第2アース部との導通性能を確保して、安定したアース作用を維持することができる。
前記第1アース部と前記第2アース部との当接部は、複数の導電経路を備えている
上記構成によれば、第1アース部と第2アース部との当接が複数箇所によって確保されるから、仮に、当該装置に振動が発生したり、大きな衝撃が加わる等、何等かの原因で、何れかの導電経路が断たれたにしても、残りの導電経路が導通していれば、アース作用を維持することができ、アース部全体として導通性能を維持できる確率が向上する。
前記連結機構は、前記容器部と前記装置本体との連結状態を維持自在なロック部を備えて構成してあり、前記付勢機構は、その付勢力が、前記ロック部のロック解除に伴って前記容器部と前記装置本体とを連結解除方向に作用するように設けられている
上記構成によれば、ロック部によって、容器部と装置本体との連結状態を、確実に維持することができながら、ロック部のロック解除操作を行うに伴って、前記連結状態では第1アース部と第2アース部との当接力を強める作用を担っている付勢機構が、容器部と装置本体とを連結解除する方向にその付勢力を作用させることができる。
従って、例えば、ロック部を解除操作すると、自動的に、容器部と装置本体とを僅かに離間させて、両者のくっつき防止を図ったり、容器部と装置本体との取り外し操作を、より小さな力で(軽く)、且つ、簡単に行えるようになる。
また、上述のように、アース部での当接力の付与と、容器部と装置本体との連結解除力の付与との両方を、付勢機構によって兼用化が図られているので、部品点数を少なくできると共に、装置としてのコストダウンを図ることが可能となる。
前記付勢機構は、前記第1アース部と前記第2アース部との何れか一方に導通状態に取り付けられるコイルスプリングを備えて構成してあり、前記コイルスプリングが取り付けられた一方のアース部には、前記コイルスプリングを外嵌させる芯部を設け、前記芯部の先端部には、前記容器部と前記装置本体との連結操作に伴って、他方のアース部を、前記コイルスプリングの先端に誘導する誘導凹部が形成してある
上記構成によれば、一方のアース部に備えた芯部によって、コイルスプリングをその内周部から支持して、付勢機構としてのコイルスプリングの姿勢安定を図ることができると共に、芯部の先端部の誘導凹部によって、他方のアース部を、コイルスプリングの先端に導いて、両者の確実な導通を図ることができる。
従って、コイルスプリングによって、付勢機構としての機能と、一方のアース部と他方のアース部との間で一つの導電経路を構成する機能との両方の役割を担っている。
因みに、当接部での導電経路は、コイルスプリングを経由する導電経路と、一方のアース部の誘導凹部と他方のアース部とにわたる導電経路との両方が確保される。
そして、本発明の第1の特徴構成は、多数枚の円板状体を収容自在な容器部と、前記容器部に収容されている前記円板状体を1枚ずつ繰り出す装置本体と、前記容器部に収容されている前記円板状体から電荷を逃がすアース部とを備えた円板状体繰出装置であって、
前記容器部と前記装置本体とは、連結機構によって着脱自在に連結してあり、
前記アース部は、前記容器部に取り付けられた第1アース部と、前記装置本体に取り付けられた第2アース部とを当接自在に設けて構成してあり、前記第1アース部と第2アース部との当接力を強める方向に付勢力を作用させる付勢機構が設けられ、前記付勢機構は、前記第1アース部と前記第2アース部との何れか一方に導通状態に取り付けられるコイルスプリングを備えて構成してあり、前記コイルスプリングが取り付けられた一方のアース部には、前記コイルスプリングを外嵌させる芯部を設け、前記芯部の先端部には、前記容器部と前記装置本体との連結操作に伴って、他方のアース部を、前記コイルスプリングの先端に誘導する誘導凹部が形成されている点にある。
本発明の第2の特徴構成は、前記第1アース部の下端部に位置する端子部が、略V字形に屈曲形成したバネ性を備えた帯板部から構成されているとともに、前記第2アース部に設けられた前記芯部の誘導凹部が、前記第1アース部の端子部を受入自在な略V字状に構成されている点にある。
本発明の第3の特徴構成は、多数枚の円板状体を収容自在な容器部と、前記容器部に収容されている前記円板状体を1枚ずつ繰り出す装置本体と、前記容器部に収容されている前記円板状体から電荷を逃がすアース部とを備えた円板状体繰出装置であって、
前記容器部と前記装置本体とは、連結機構によって着脱自在に連結してあり、
前記アース部は、前記容器部に取り付けられた第1アース部と、前記装置本体に取り付けられた第2アース部とを当接自在に設けて構成してあり、前記第1アース部と第2アース部との当接力を強める方向に付勢力を作用させる付勢機構が設けられ、前記付勢機構は、前記第1アース部と前記第2アース部との何れか一方に導通状態に取り付けられるコイルスプリングを備えて構成してあり、前記コイルスプリングが取り付けられた一方のアース部には、前記コイルスプリングを外嵌させる芯部導通状態で設けられ、前記第1アース部と前記第2アース部との当接部が、前記コイルスプリングを経由する第1導電経路と前記芯部を経由する第2導電経路とから構成されている点にある。
コイン繰出装置の分解斜視図 コイン繰出装置の側面視断面図 装置本体の要部の平面視断面図 連結機構の連結状態を示すコイン繰出装置の側面視断面図 アース部の分解斜視図 連結機構の連結解除状態を示すコイン繰出装置の側面視断面図
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、本発明の円板状体繰出装置の一実施形態であるコイン繰出装置Kを示している。
当該コイン繰出装置Kは、通貨であるコイン或いは遊技設備で使用される代用貨幣(メダルやトークン等)などの円板状体(以後、単にコインという)1を(図2参照)、1枚ずつ繰出ながら、その枚数を測定できるように構成されており、単独で使用したり、例えば、スロットマシーン等の遊戯機器、又は、他の機器に組み込んで使用することが可能である。
コイン繰出装置Kは、多数枚のコイン1を収容自在なホッパー形状の容器部2と、容器部2に収容されているコイン1を1枚ずつ繰り出す装置本体3と、容器部2に収容されているコイン1から電荷を逃がすアース部4とを備えて構成してある。
容器部2は、装置本体3の上に設置してあり、これら両者は、連結機構5によって着脱自在に連結してある。
当該実施形態においては、前記連結機構5は、図4、図6に示すように、容器部2と装置本体3とを遠近方向に沿って揺動自在に枢支するヒンジ部6と、ヒンジ部6周りに容器部2と装置本体3とを近接させて合わせた状態を維持自在なロック部7とを備えて構成してある。
また、アース部4は、容器部2に取り付けられた金属製の第1アース部4Aと、装置本体3に取り付けられた金属製の第2アース部4Bとを当接自在に設けて構成してあり、第1アース部4Aと第2アース部4Bとを経由した電荷は、アース部4の下端部から、図には示さない金属製の設置台等に放出することができる。
以下、コイン繰出装置Kの各部について詳しく説明する。
容器部2は、合成樹脂によって形成してあり、図1、図2に示すように、すり鉢状の底部2Aと、その底部2Aの外周縁部の全周にわたって立ち上がる矩形筒形状の周壁部2Bとを一体的に備えて構成してある。
前記底部2Aの略中央部分には、円形の穴8が形成してある。この穴8は、装置本体3の繰出用円板10(後述)の寸法に合わせて形成してあり、容器部2を装置本体3に取り付けた状態で、穴8内に繰出用円板10が臨むように配置されている。
従って、容器部2内に収容されたコイン1は、すり鉢状の底部2Aの傾斜面に沿って穴8に誘導され、繰出用円板10に取り込まれて1枚ずつ装置外に繰り出される。
また、底部2Aの一部には、第1アース部4Aが上下に貫通する状態に設けてあり、第1アース部4Aの上端板部9が、底部2Aの表面に沿う状態に配置されている。従って、この上端板部9からアース部4を通して、容器部2内のコイン1に溜まった電荷を取り除くことができる。
また、底部2Aの一方の辺部には、ヒンジ軸6aと軸受け部6bとから構成される前記ヒンジ部6の軸受け部6bが設けられている。軸受け部6bは、辺の長手方向に間隔をあけて2ヵ所に設けてあり、装置本体3に形成されたヒンジ軸6aに対して、径方向に沿って着脱できるように構成されている。
また、底部2Aの前記一方の辺部に対向する他方の辺部には、一対のロック爪7a,7bで構成される前記ロック部7の一方のロック爪7aが設けられている。ロック爪7aは、辺の長手方向に間隔をあけて2ヵ所に設けてあり、装置本体3に形成された他方のロック爪7bと係合することで装置本体3に対して容器部2が離間しないようにロックできるように構成されている(図4参照)。
装置本体3は、図1〜3に示すように、矩形筒形状の周壁部3Aと、その周壁部3Aの上部開口を塞ぐ状態に取り付けられた繰出機構部3Bとを設けて構成してある。
繰出機構部3Bは、矩形形状に形成してあり、その中央部には、前記繰出用円板10が、縦軸芯周りに回転駆動自在に設けてあり、繰出用円板10から繰出機構部3Bの一辺に向けてコイン繰出通路11が設けてある。
繰出用円板10は、周方向に間隔をあけて複数のコイン嵌入用凹部10aが設けてあり、このコイン嵌入用凹部10aに、コイン1が嵌り込み、繰出用円板10の回転によって、コイン繰出通路11まで移送される。
繰出機構部3Bは、コイン繰出通路11まで達したコイン1をコイン繰出通路11を通して装置外に1枚ずつ繰り出すことができるように構成されている。また、コイン1の繰出枚数をカウントできるようにも構成されている。
また、繰出機構部3Bの一方の辺部には、前記ヒンジ部6のヒンジ軸6aが設けられている。ヒンジ軸6aは、前記容器部2に備えた一対の軸受け部6bに対応する位置に設けられている。
また、繰出機構部3Bの前記一方の辺部に対向する他方の辺部には、前記ロック部7の他方のロック爪7bが設けられている。他方のロック爪7bは、前記容器部2に備えた一対のロック爪7aに対応する位置に設けられている。
但し、他方のロック爪7bは、一方のロック爪7aとの係合準備状態と係合状態とにスライドできるように構成してあると共に、係合が深まる方向に他方のロック爪7bを付勢するスプリングHも設けられている。
従って、装置本体3のヒンジ軸6aに、容器部2の前記軸受け部6bを係合させて、ヒンジ軸6a周りに容器部2を下方へ揺動させ、装置本体3のロック爪7bに対して容器部2のロック爪7aを押し下げると、付勢力が作用しているロック爪7bをロック爪7aが乗り越えて係合準備状態から係合状態になり、両者をロックすることができる。
また、スプリングの付勢力とは反対側にロック爪7bを戻すことで、係合準備状態となり、両者をロック解除することができる。
アース部4は、前述のとおり、第1アース部4Aと、第2アース部4Bとの2部材によって構成してある。
第1アース部4Aは、図5に示すように、上端部の上端板部9と、その下方に延びる帯板状の埋設部12と、下端部に位置する端子部13とを一体に設けて構成してある。
上端板部9は、前述のとおり、底部2Aの上面と面一状態に配置されている。
埋設部12は、垂直部12aと、その下端部で横方向に屈曲する屈曲部12bとを備えており、屈曲部12bには、第1アース部4Aを容器部2に固定するネジ部材14を挿通自在なネジ挿通孔12cが設けられている。
端子部13は、第2アース部4Bとの当接部Jとなる部分であり(図4参照)、屈曲部12bから下方に伸びる断面形状略「V」字形状に屈曲形成したバネ性を備えた帯板部で構成してある。
尚、第1アース部4Aは、底部2Aの下方から合成樹脂製のキャップ部材15を被し
(図5参照)、前記端子部13のみが下方に見える状態で、前記ネジ部材14を使用して容器部2の下面に固定してある。
第2アース部4Bは、上端部に配置されて前記端子部13を受入自在な略「V」字形状の切欠部(誘導凹部の一例)16aを備えた端子部(芯部の一例)16と、その下端部で横方向に屈曲する屈曲部17と、屈曲部17から下方に延びて周壁部3Aに内接する内接部18と、内接部18の下端部から屈曲して下方の設置台等に接触する接地部19とを一体に備えて構成してある。
第2アース部4Bは、内接部18を、装置本体3の周壁部3Aに対して沿わせた状態でネジ部材20によって固定してあり、第1端子部16は、繰出機構部3Bに形成された窓部21内に位置している(図1参照)。
また、帯板形状の端子部16には、図4に示すように、金属製のコイルスプリング22が外嵌させてある。端子部16の幅寸法は、コイルスプリング22の内径寸法と略同じ寸法に設定してある。また、端子部16の基端部は、帯板の両側縁部にそれぞれ切欠き16bが形成してあり、この切欠き16bにコイルスプリング22の下端の縮径部分が嵌合させてある。コイルスプリング22は、下端部を切欠き16bに嵌合させた状態で、上端部が、端子部16の切欠部16aの下端より上に位置するように寸法設定してある。
従って、装置本体3に対する容器部2の取付操作に伴って、第1アース部4Aの端子部13が、第2アース部4Bの切欠部16aに進入し、その際、端子部13の下縁部は、コイルスプリング22の上端部の2点に接触すると共に、端子部13の板面部は、切欠部16aの内周部の2点に接触し、合計4点で接触することになる。
即ち、コイルスプリング22の上端部も端子部としての機能を果たしており、第1アース部4Aと第2アース部4Bとの当接部Jにおいては、端子部13からコイルスプリング22の上端部を経由して第2アース部4Bの下方に導通する第1導電経路と、端子部13から切欠部16aの内周部を経由して第2アース部4Bの下方に導通する第2導電経路との二つが備わっている。
そして、第1導電経路においては、「V」字形状の端子部13が切欠部16aに進入するに伴って屈曲部分の交差角度が小さくなるように弾性変形するから、端子部13の弾性復元力によって切欠き部16aへの当接力が強まる。バネ性を付与してある端子部13は、本発明に係る付勢機構Sに相当する。
一方、第2導電経路においては、端子部13が切欠き部16aに進入するに伴ってコイルスプリング22は端子部13に押圧されて収縮方向に弾性変形するから、コイルスプリング22の弾性復元力によって端子部13への当接力が強まる。よって、コイルスプリング22も付勢機構Sに相当する。
また、これらの付勢機構Sは、装置本体3と容器部2との連結機構5に対して、連結解除方向に付勢力が作用するように設けられているから、ロック部7のロック解除操作を行うに伴って、自動的に、図6に示すように、容器部2は装置本体3に対して僅かに離間し、取り外しやすくなり取扱性が向上する。
本実施形態のコイン繰出装置Kによれば、装置本体3に対して容器部2を簡単に着脱することができ、しかも、両者の取付操作によって、第1アース部4Aと第2アース部4Bとが強く当接し、安定したアース作用を経済的に実現することができる。またそのアース作用は、装置が振動を受けても安定的に維持することができる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 当該円板状体繰出装置は、先の実施形態で説明したコイン繰出装置に限るものではなく、広い範囲の円板状体(通貨であるコイン或いは遊技設備で使用される代用貨幣
(メダルやトークン等))を繰り出すように構成されたものを含む。
また、容器部2や装置本体3やアース部4の詳細な構成も、先の実施形態に限定されるものではない。
〈2〉 第1アース部4Aと第2アース部4Bとは、先の実施形態で説明した構成に限るものではなく、容器部2や装置本体3の仕様に合わせて、形状等の変更が可能である。
例えば、両者の当接部Jは、先の実施形態で説明した2つの導電経路を備えたものに限るものではなく、例えば、3つ以上備えていたり、単独の導電経路で構成してあってもよい。
〈3〉 付勢手段Sは、先の実施形態で説明したコイルスプリング22と、端子部13との両方を備えたものに限るものではなく、例えば、何れか一方を備えた構成であってもよい。また、詳細な構成は、コイルスプリングや板バネ以外にも、弾性復元力やシリンダ機構等によって付勢力を生み出すものであってもよい。
また、付勢手段Sは、アース部4どうしの当設部Jに組み込まれる構成に限らず、例えば、アース部4の基端部や中間部等に組み込んだり、それ以外の部分に備えるものであってもよい。更には、容器部2と装置本体3との何れか一方、又は、両方に備えるものであってもよい。
〈4〉 連結機構5は、先の実施形態で説明したヒンジ部6とロック部7とによる構成に限るものではなく、適宜、公知の機構を採用することができる。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
1 円板状体(以後、単にコインという)
2 容器部
3 装置本体
4 アース部
4A 第1アース部
4B 第2アース部
5 連結機構
7 ロック部
16 端子部(芯部の一例)
16a 切欠部(誘導凹部の一例)
22 コイルスプリング(付勢機構に相当)
J 当接部
S 付勢機構

Claims (3)

  1. 多数枚の円板状体を収容自在な容器部と、前記容器部に収容されている前記円板状体を1枚ずつ繰り出す装置本体と、前記容器部に収容されている前記円板状体から電荷を逃がすアース部とを備えた円板状体繰出装置であって、
    前記容器部と前記装置本体とは、連結機構によって着脱自在に連結してあり、
    前記アース部は、前記容器部に取り付けられた第1アース部と、前記装置本体に取り付けられた第2アース部とを当接自在に設けて構成してあり、前記第1アース部と第2アース部との当接力を強める方向に付勢力を作用させる付勢機構が設けられ、前記付勢機構は、前記第1アース部と前記第2アース部との何れか一方に導通状態に取り付けられるコイルスプリングを備えて構成してあり、前記コイルスプリングが取り付けられた一方のアース部には、前記コイルスプリングを外嵌させる芯部を設け、前記芯部の先端部には、前記容器部と前記装置本体との連結操作に伴って、他方のアース部を、前記コイルスプリングの先端に誘導する誘導凹部が形成されている円板状体繰出装置。
  2. 前記第1アース部の下端部に位置する端子部が、略V字形に屈曲形成したバネ性を備えた帯板部から構成されているとともに、前記第2アース部に設けられた前記芯部の誘導凹部が、前記第1アース部の端子部を受入自在な略V字状に構成されている請求項1記載の円板状体繰出装置。
  3. 多数枚の円板状体を収容自在な容器部と、前記容器部に収容されている前記円板状体を1枚ずつ繰り出す装置本体と、前記容器部に収容されている前記円板状体から電荷を逃がすアース部とを備えた円板状体繰出装置であって、
    前記容器部と前記装置本体とは、連結機構によって着脱自在に連結してあり、
    前記アース部は、前記容器部に取り付けられた第1アース部と、前記装置本体に取り付けられた第2アース部とを当接自在に設けて構成してあり、前記第1アース部と第2アース部との当接力を強める方向に付勢力を作用させる付勢機構が設けられ、前記付勢機構は、前記第1アース部と前記第2アース部との何れか一方に導通状態に取り付けられるコイルスプリングを備えて構成してあり、前記コイルスプリングが取り付けられた一方のアース部には、前記コイルスプリングを外嵌させる芯部が導通状態で設けられ、前記第1アース部と前記第2アース部との当接部が、前記コイルスプリングを経由する第1導電経路と前記芯部を経由する第2導電経路とから構成されている円板状体繰出装置。
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