JP5461866B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された燃料供給装置は、燃料タンクの上壁に燃料ポンプ組立体が固定されて垂設されており、同燃料ポンプ組立体の側壁にセンサハウジング(液面計本体)が取り付けられている。
同特許文献1に開示された燃料供給ユニットにおける燃料ポンプ組立体は、1個の燃料ポンプが上下方向に長尺の円筒形状をなして設けられている。
既存の安価な燃料ポンプを併用して、高性能な燃料ポンプを簡単かつ低コストで得ることができる。
したがって、3個の燃料ポンプの配置構造については開示されておらず、ましてや液面計の取付構造については全く開示がない。
前記液面計本体は、直方体形状をなし、その一側面が前記燃料ポンプの配列方向に平行になるように取り付けられ、
前記各燃料ポンプの上方に突出する吐出通路を互いに連通するジョイント管に沿って前記液面計本体が配設され、
前記燃料ポンプから吐出された燃圧が所定以上になったときに開口して燃料の一部を前記燃料タンク内に戻すプレッシャレギュレータが、前記ジョイント管の端部に結合され、前記プレッシャレギュレータが結合される前記ジョイント管の端部は、前記液面計本体から延出するハーネスの突出方向と同方向にある燃料供給装置とした。
各燃料ポンプの上方に突出する吐出通路を互いに連通するジョイント管に沿って液面計本体を配設することで、燃料ポンプの上方のジョイント管側方のスペースに液面計本体を配設して液面計本体の上方への突出を防止して燃料供給装置の大型化を回避することができる。
プレッシャレギュレータが結合されるジョイント管の端部が、液面計本体から延出するハーネスの突出方向と同方向にあるので、プレッシャレギュレータおよびハーネスの組付けが同一方向から行え、組立性が良い。
本第1の実施の形態に係る燃料供給装置10は、自動二輪車に搭載される燃料タンク2内に配設される。
なお、本明細書中では、自動二輪車の車体を基準に前後左右を決めておくこととする。
燃料供給装置10は、この燃料タンク2の略水平な上壁2aに形成された円孔に上端部を嵌着して、燃料タンク内に垂設され、最下端は、燃料タンク2の略水平な底壁2bに近接している。
第1燃料ポンプ11と第2燃料ポンプ12は、互いに上下方向にオフセットしており、前側の第2燃料ポンプ12が下方にオフセットし、後側の第1燃料ポンプ11が上方にオフセットしている。
互いに上下方向にオフセットして前後に並設された第1燃料ポンプ11と第2燃料ポンプ12は、若干右寄りにシフトしてポンプケース15に収容される。
第1燃料ポンプ11と第2燃料ポンプ12からは、下方にそれぞれ第1吸入管11iと第2吸入管12iが延出し、底壁16を貫通している。
この第1燃料フィルタ21と第2燃料フィルタ22は、内部フレームにより不織布を扁平袋状に形成したものである。
第1燃料ポンプ11から下方に延出する第1吸入管11iが第1燃料フィルタ21の上側部に嵌入し内部フレームに結合されており、第2燃料ポンプ12から下方に延出する第2吸入管12iは、第1燃料フィルタ21の前側の切欠き21cを貫通している。
下側で燃料タンク2の底壁2bに近接する第2燃料フィルタ22の方が、第1燃料フィルタ21より、切欠き21cの分だけフィルタ面積が大きい。
したがって、第1吐出管11eと第2吐出管12eは、ジョイント管25によって内部が連通している。
プレッシャレギュレータ30は、第1燃料ポンプ11と第2燃料ポンプ12から吐出されジョイント管25内で合流した燃料の燃圧が所定以上になったときに開口して燃料の一部を前方に噴出して燃料タンク2内に戻す調圧装置である。
この導出接続管27に燃料パイプ(図示せず)が接続され、燃料パイプに導かれて内燃機関の吸気系に燃料が供給される。
有底円筒状をした上部蓋部材28は、底壁28aを上側にして円筒部28bの開口を下側に向けており、導出管26が円筒部28bの中心軸に同軸に上方に延びて上部蓋部材28の底壁28aを貫通して導出接続管27が突設される上端部を底壁28aより上方に突出して一体に形成されている。
上部蓋部材28の円筒部28bは、同軸のポンプケース15より外径が幾らか大きく、平面視でポンプケース15は上部蓋部材28に包含される(図3,図4参照)。
そして、燃料供給装置10の最下端の下側の第2燃料フィルタは、燃料タンク2の底壁2bに近接している。
そして、第1吐出管11eと第2吐出管12eに吐出された燃料は、ジョイント管25内で合流し、中央の導出管26に導かれて上昇し、導出管26の上端に突出され外部に露出した導出接続管27から燃料パイプに導出して内燃機関の吸気系に供給される。
ジョイント管25の左側面から矩形枠状に膨出してブラケット25bが形成されており、同ブラケット25bの前後に長尺矩形の左側面に液面計ユニット40の液面計本体41が取り付けられる。
この液面計本体41の左側面に突出した揺動中心軸42cを基端とした支持アーム42が径方向に屈曲し、さらに斜め左方に屈曲して延び、先端にフロート43が取り付けられている。
液面計本体41の前端の接続端子部44aからハーネス44が延出している。
本第2の実施の形態に係る燃料供給装置60は、自動二輪車の後部でシート下方の左右一対のシートレール51,51間に架設される燃料タンク52内に配設されるものであり、この燃料タンク52の略水平な底壁52bに形成された円孔に下端部を嵌着して、燃料タンク52内に立設される。
また、上方から下方に延びている後記する導出管76が、欠損部71cを貫通する。
そして、前記導出管76が、欠損部72cを貫通する。
ジョイント管75の前端の開口には、プレッシャレギュレータ80が基端を嵌入して装着されている。
この導出接続管77に燃料パイプ(図示せず)が接続され、燃料パイプに導かれて内燃機関の吸気系に燃料が供給される。
下部蓋部材78の円筒部78bの外周にはフランジ状に環状取付座79が突出して形成されている。
そして、第1吐出管61eと第2吐出管62eに吐出された燃料は、ジョイント管75内で合流し、中央の導出管76に導かれて下降し、導出管76の下端に突出され外部に露出した導出接続管77から燃料パイプに導出して内燃機関の吸気系に供給される。
ジョイント管75の左側面から矩形枠状に膨出してブラケット75bが形成されており、同ブラケット75bの前後に長尺矩形の左側面に液面計ユニット90の液面計本体91が取り付けられる。
この液面計本体91の左側面に突出した揺動中心軸92cを基端とした支持アーム92が径方向に屈曲し、さらに斜め左方に屈曲して延び、先端にフロート93が取り付けられている。
液面計本体91の前端の接続端子部94aからハーネス94が延出している。
液面計本体91がジョイント管25の側壁にブラケット75bを介して一体に取り付けられるので、より強固に液面計本体91を取り付け、確固として保持することができる。
60…燃料供給装置、61…第1燃料ポンプ、62…第2燃料ポンプ、71…第1燃料フィルタ、72…第2燃料フィルタ、75…ジョイント管、78…下部蓋部材、79…環状取付座、80…プレッシャレギュレータ、90…液面計ユニット、91…液面計本体、92…支持アーム、93…フロート、94…ハーネス。
Claims (6)
- 内燃機関に燃料を供給する複数の燃料ポンプが燃料タンク内で隣接して配列され、液面計本体に揺動中心軸を揺動自在に軸支された支持アームの先端にフロートを取り付けた液面計ユニットが取り付けられる燃料供給装置において、
前記液面計本体は、直方体形状をなし、その一側面が前記燃料ポンプの配列方向に平行になるように取り付けられ、
前記各燃料ポンプの上方に突出する吐出通路を互いに連通するジョイント管に沿って前記液面計本体が配設され、
前記燃料ポンプから吐出された燃圧が所定以上になったときに開口して燃料の一部を前記燃料タンク内に戻すプレッシャレギュレータが、前記ジョイント管の端部に結合され、前記プレッシャレギュレータが結合される前記ジョイント管の端部は、前記液面計本体から延出するハーネスの突出方向と同方向にあることを特徴とする燃料供給装置。 - 前記液面計本体は、その長尺方向が前記燃料ポンプの配列方向と同方向になるように取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
- 前記液面計本体は、前記燃料ポンプの配列方向の最大幅内に配設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置。
- 前記燃料供給装置の燃料タンクに固定する取付座は、平面視で前記ジョイント管を中央に位置させて前記複数の燃料ポンプを囲繞するとともに、平面視で前記液面計本体とも重なることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
- 前記液面計ユニットの先端にフロートを取り付けた前記支持アームは、揺動中心基端から前記プレッシャレギュレータの先端出口がある側と反対側に延びていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
- 前記液面計本体は、前記ジョイント管の側壁にブラケットを介して一体に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の燃料供給装置。
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