JP5460403B2 - 画像表示装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタやモニタ等の画像表示装置に関する。
画像表示装置には、大きな解像度の映像信号(映像データ)が入力される場合があり、この場合、映像データが大容量化する。大容量化した映像データに対応するため、画像表示装置に設けられるフレームバッファの容量を増加させたりフレームバッファに対するアクセス速度を高速にしたりすると、コストが増大する。このため、映像データを圧縮することで、フレームバッファに書き込む映像データの容量を小さくする技術が広く用いられている。
圧縮処理は、ビットシフトのような単純な手法を用いて行うことがコストの面からは望ましいが、そのような圧縮手法は非可逆色(階調)圧縮処理であるため、画質の劣化を伴う。したがって、非可逆色圧縮処理を適用する場合を制限する必要がある。
例えば、特許文献1には、非可逆色圧縮処理を適用する場合を制限するために、キーストーン調節の有効/無効に応じて非可逆色圧縮処理の適用/不適用を切り替える画像表示装置が開示されている。
特開2007−72360号公報
ところで、画像表示装置に対して、設置環境において入力階調と表示される出力階調との関係を適正なガンマカーブに近付ける補正を行える機能が求められる場合がある。これは、設置環境、すなわち画像表示装置を設置した場所の照明のスペクトルや強度によって表示画像が影響を受けるためである。例えば、強い照明環境に装置を設置した場合、表示画像が低階調である場合と高階調である場合とでは照明光が表示画像に与える影響が異なる。
そこで、予め想定された複数の設置環境にて適正なガンマカーブが得られるように設計された補正カーブの中から、実際の設置環境に最適な補正カーブをユーザが選択するという方法が採られることが考えられる。この場合、ガンマカーブの補正で少なからず階調を潰してしまうため、ガンマカーブの補正以外の処理で階調を潰さないようにすることが好ましい。この点では、特許文献1にて開示されているように、非可逆色圧縮処理の適用ケースを制限することは効果的である。
しかしながら、特許文献1にて開示された装置では、入力映像データのサイズ(映像データ量)がフレームバッファのサイズ(バッファ容量)より大きい場合は常にビットシフトによる非可逆色圧縮処理が適用される。さらに、映像データ量がバッファ容量より小さい場合でも、キーストーン調節量を大きくした場合は、ビットシフトによる非可逆色圧縮処理が適用されてしまう。このような状況においては、表示できる階調が大幅に減少するため、適正なガンマカーブに近付ける補正ができなくなってしまう。
本発明は、ガンマカーブの補正以外の処理による表示映像の階調の潰れを少なくすることができるようにした画像表示装置を提供する。
本発明の一側面としての画像表示装置は、映像データが1フレームごとに順次書き込みおよび読み出しされる第1のアクセスモードと前記1フレームより小さく分割されたサブフレーム領域ごとに順次書き込みおよび読み出しされる第2のアクセスモードとを有するメモリ手段と、メモリ手段に書き込まれる映像データとして、入力映像データの階調を圧縮して生成した圧縮映像データを出力する圧縮出力状態と入力映像データを圧縮せずに非圧縮映像データとして出力する非圧縮出力状態とに切り替え可能な圧縮手段と、メモリ手段から読み出された圧縮映像データを復元して出力する復元出力状態とメモリ手段から読み出された非圧縮映像データを復元せずに出力する非復元出力状態とに切り替え可能な復元手段と、表示映像の階調を調整するためのガンマカーブを補正するガンマカーブ補正手段と、第1の映像表示モードと該第1の映像表示モードよりも表示映像の階調を優先する第2の映像表示モードとを切り換え可能なモード選択手段と、入力映像データの解像度を判定する解像度判定手段と、メモリ手段のアクセスモード設定と圧縮手段および復元手段の状態切り替えとを制御する制御手段とを有する。そして、制御手段は、第1の映像表示モードが設定された場合は、メモリ手段を第1のアクセスモードに設定し、第2の映像表示モードが設定された場合は、圧縮および復元手段を非圧縮および非復元出力状態に設定するとともに、解像度判定手段により判定された解像度に対してメモリ手段の書き込み容量が大きいときはメモリ手段を第1のアクセスモードに設定し、解像度に対してメモリ手段の書き込み容量が小さいときはメモリ手段を第2のアクセスモードに設定することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、映像データが1フレームごとに順次書き込みおよび読み出しされる第1のアクセスモードと前記1フレームより小さく分割されたサブフレーム領域ごとに順次書き込みおよび読み出しされる第2のアクセスモードとを有するメモリ手段と、メモリ手段に書き込まれる映像データとして、入力映像データの階調を圧縮して生成した圧縮映像データを出力する圧縮出力状態と入力映像データを圧縮せずに非圧縮映像データとして出力する非圧縮出力状態とに切り替え可能な圧縮手段と、メモリ手段から読み出された圧縮映像データを復元して出力する復元出力状態とメモリ手段から読み出された非圧縮映像データを復元せずに出力する非復元出力状態とに切り替え可能な復元手段と、表示映像の階調を調整するためのガンマカーブを補正するガンマカーブ補正手段と、第1の映像表示モードと該第1の映像表示モードよりも表示映像の階調を優先する第2の映像表示モードとを切り換え可能なモード選択手段と、入力映像データの解像度を判定する解像度判定手段とを有する画像表示装置に適用される。該制御方法は、第1の映像表示モードが設定された場合に、メモリ手段を第1のアクセスモードに設定するステップと、第2の映像表示モードが設定された場合に、圧縮および復元手段を非圧縮および非復元出力状態に設定するとともに、解像度判定手段により判定された解像度に対してメモリ手段の書き込み容量が大きいときはメモリ手段を第1のアクセスモードに設定し、解像度に対してメモリ手段の書き込み容量が小さいときはメモリ手段を第2のアクセスモードに設定するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、階調を優先する第2の映像表示モードにおいて、ガンマカーブの補正以外の処理による表示映像の階調の潰れを少なくすることができる。
本発明の実施例である画像表示装置の構成を示すブロック図。 実施例の画像表示装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である画像表示装置のうち映像信号(映像データ)の処理に関わる部分の構成を示している。画像表示装置には、液晶プロジェクタ、DLP(Digital Light Processing)プロジェクタ等の画像投射装置や直視型の液晶モニタといった各種画像表示装置を含む。
画像表示装置は、動作モード制御部(ガンマカーブ補正手段、判定手段および制御手段)1、解像度変換部2、画質調整部3、解像度判定部4、操作部5および画像メモリ処理部(メモリ手段、圧縮手段および復元手段)10を有する。
画像メモリ処理部10は、図中に点線で示すように、圧縮部11、圧縮適用スイッチ12、画像メモリ部13、復元部14、復元適用スイッチ15、ルート制御部16およびアドレス制御部17を有する。
圧縮部11は、入力映像信号として入力された映像データ(入力映像データ)を圧縮することにより該入力映像データよりもサイズが小さい圧縮映像データを生成する。ここにいう圧縮は、解像度変換、ビット幅縮小、減色等の非可逆圧縮処理である。
圧縮適用スイッチ12は、入力映像データが圧縮部11を経由して画像メモリ部13に書き込まれる圧縮ルートを選択する状態と、圧縮部11を迂回して画像メモリ部13に書き込まれる迂回ルートを選択する状態とに切り替え可能である。圧縮ルートを選択した状態は圧縮出力状態に相当し、迂回ルートを選択した状態は非圧縮出力状態に相当する。入力映像データが圧縮部11を経由した場合は圧縮適用スイッチ12の出力は圧縮映像データとなり、入力映像データが圧縮部11を迂回した場合は圧縮適用スイッチ12の出力は非圧縮映像データとなる。
画像メモリ部13では、アドレス制御部17によって指定されたアドレスに、圧縮適用スイッチ12から出力された映像データ(圧縮映像データまたは非圧縮映像データ)が書き込まれる。画像メモリ部13は、後述する復元部14および復元適用スイッチ15に対して、アドレス制御部17が指定するアドレスの映像データを出力する。
復元部14は、圧縮部11により圧縮された映像データ(圧縮映像データ)を元のサイズの映像データ(復元映像データ)へと復元する。
復元適用スイッチ15は、画像メモリ部13から読み出された圧縮映像データが復元部14を経由して出力される復元ルートを選択する状態と、復元部14を迂回して出力される迂回ルートを選択する状態とに切り替え可能である。復元ルートを選択した状態は復元出力状態に相当し、迂回ルートを選択した状態は非復元出力状態に相当する。復元適用スイッチ15から出力された映像データは、解像度変換部2に入力される。
ルート制御部16は、圧縮適用スイッチ12を圧縮ルートに設定するとともに復元適用スイッチ15を復元ルートに設定する圧縮復元ルートと、圧縮適用スイッチ12および復元適用スイッチ15を迂回ルートに設定する迂回ルートとの切り替えを行う。ルート制御部16でのルート切り替えは、動作モード制御部1によって制御される。
アドレス制御部17は、画像メモリ部13への書き込みモードおよび読み出しモードを制御する。書き込みモードとしては、第1のアクセスモード、第2のアクセスモードおよび第3のアクセスモードを有する。
第1のアクセスモードでは、映像データは1フレームごとに異なる書き込みアドレスに順次書き込まれる。各フレームの映像データは、1垂直同期期間だけ保持される。第2のアクセスモードでは、映像データの1フレームはそれぞれ複数ラインを含むサブフレーム領域(例えば、1フレームの半分の領域)に分割され、サブフレーム領域ごとに異なる書き込みアドレスに順次書き込まれる。各サブフレーム領域の映像データは、1サブフレーム期間だけ保持される。
第3のアクセスモードでは、画像メモリ部13への新たな書き込みが禁止され、第3のアクセスモードに切り替わる直前に保持されていたフレーム映像データがそのまま保持される。
アドレス制御部17は、圧縮適用スイッチ12にて選択されたルートに応じた映像データ量の違いに合わせて画像メモリ部13への1アクセスあたりの書き込み画素数を適切に制御し、書き込み画素数に応じて画像メモリ部13への書き込みアドレスを指定する。
一方、読み出しモードとしては、書き込みモードとしての第1のアクセスモードおよび第2のアクセスモードにそれぞれ対応した第1のアクセスモードおよび第2のアクセスモードを有する。読み出しモードにおける第1のアクセスモードでは、画像メモリ部13から映像データが1フレームごとに順次読み出され、第2のアクセスモードでは、映像データが1サブフレーム領域ごとに順次読み出される。書き込みモードが第3のアクセスモードである場合は、読み出しモードを第1のアクセスモードに設定し、同一のフレーム映像データを出力し続ける。
画像メモリ部13から読み出される映像データは、解像度変換部2により要求される映像領域の映像データに対応する。アドレス制御部17は、復元適用スイッチ15にて選択されたルートに応じた映像データ量の違いに合わせて画像メモリ部13への1アクセスあたりの読み出し画素数を適切に制御し、読み出し画素数に応じて画像メモリ部13からの読み出しアドレスを指定する。
解像度変換部2は、アドレス制御部17を介して画像メモリ部13に書き込まれている映像データを参照し、該映像データを動作モード制御部1により設定された倍率の映像データに変換(拡大縮小処理)する解像度変換処理を行う。解像度変換処理後の映像データは、画質調整部3へと出力される。
解像度変換処理において拡大/縮小処理を行う場合、画像メモリ部13において映像データが書き込まれてから読み出されるまでに保持される時間が長いほど、実現できる拡大および縮小の程度(拡大/縮小率)が大きくなる。第1のアクセスモードでは、1垂直同期期間に相当する時間の間、映像データを保持することができ、サブフレーム領域のライン数に相当する時間しか映像データを保持できない第2のアクセスモードよりも大きな拡大/縮小率を実現できる。第2のアクセスモードでは、等倍に近い倍率しか実現することができない。したがって、より大きな拡大/縮小率を実現しようとした場合は、画像メモリ部13に対して第1のアクセスモードで書き込み/読み出しを行う必要がある。
画質調整部3は、入力された映像データに対して、予め設定されたガンマカーブのデータを用いてガンマ補正を行い、ガンマ補正後の映像データを不図示の表示部(例えば、液晶プロジェクタや液晶モニタであれば液晶パネル)に出力する。これにより、該表示部には、設定倍率に応じた映像(表示映像)が表示される。
画質調整部3において設定可能なガンマカーブは、環境適応タイプと映像補正タイプの2種類がある。各タイプのガンマカーブは、複数の選択可能なガンマカーブを含む。
環境適応タイプのガンマカーブは、予め想定された複数の設置環境において適正なガンマカーブとなるように設計されている。ユーザは、環境適応タイプのガンマカーブのうち実際の設置環境に最も近いガンマカーブを選択する。
一方、映像補正タイプのガンマカーブは、ガンマ値(例えば、2.2)が互いに異なる複数のガンマカーブを含み、選択するガンマカーブを変更することで映像データの暗部または明部が強調される。
このように、環境適応タイプと映像補正タイプのガンマテーブルの中から、表示映像の階調を調整するために使用するガンマカーブを選択または変更することを、ガンマカーブを補正するともいう。
解像度判定部4は、入力映像データの水平方向および垂直方向での解像度を判定する。判定された解像度は、動作モード制御部1へと出力される。
操作部5は、図示はしないが、一時停止操作部、電子ズーム操作部、ガンマ操作部および優先モード操作部(モード選択手段)を含み、各操作部はボタン、ダイヤル、キーボード、ポインティングデバイス等の操作部材を有する。
一時停止操作部は、これがユーザにより操作されると、あるタイミングでの入力映像信号を該操作が解除されるまで出力し続けるという一時停止処理の有効/解除の操作を受け付ける。電子ズーム操作部は、入力映像データの一部を大きくする拡大処理(電子ズーム処理)を指示するユーザ操作を受け付ける。
ガンマ操作部は、環境適応タイプと映像補正タイプのガンマカーブのうちユーザが使用を求めるガンマカーブを選択または変更する、つまりは補正する操作を受け付ける。
優先モード操作部は、映像表示モードとして、後述する機能優先モード(第1の映像表示モード)と階調優先モード(第2の映像表示モード)とを切り替えるユーザ操作を受け付ける。各操作部のユーザ操作の情報は、動作モード制御部1に通知される。
動作モード制御部1は、優先モード操作部で選択された優先モードと解像度判定部4で判定された解像度に応じて、圧縮復元/迂回ルートの切り替え(状態切り替え)やアクセスモード設定を行うルート制御部16やアドレス制御部17を制御する。また、動作モード制御部1は、優先モード操作部にて選択された優先モードが機能優先モードか階調優先モードかによって、電子ズーム処理や一時停止処理を許可したり制限(禁止)したりする。さらに、動作モード制御部1は、一時停止操作部、電子ズーム操作部、ガンマ操作部での操作に応じて、解像度変換部2および画像調整部3を制御する。
図2のフローチャートには、動作モード制御部1の動作(制御方法)を示している。動作モード制御部1は、内蔵メモリに格納されたコンピュータプログラムに従って以下の処理(ステップ)を実行する。
ステップS101において、動作モード制御部1は、設定された優先モードが階調優先モードか機能優先モードかを判定する。ここでは、設定された優先モードが機能優先モードである場合についてまず説明する。機能優先モードは、電子ズーム処理や一時停止処理の実行可否と表示映像にて表現でき得る階調数のうち、電子ズーム処理や一時停止処理の実行を優先するモードである。
ステップS120において、動作モード制御部1は、解像度判定部4により判定された入力映像データの解像度を読み込む。そして、入力映像データの解像度に対して、言い換えれば該解像度に対応する入力映像データのサイズ(映像データ量)よりも、画像メモリ部13のサイズ(書き込み容量)が大きいか否かを判定する。ここにいう大きいには、等しい場合も含む。
解像度に対して画像メモリ部13のサイズが大きいときは、動作モード制御部1は、ステップS121にてルート制御部16を通じて迂回ルートを設定し、ステップS123にてアドレス制御部17を通じて第1のアクセスモードを設定する。
一方、解像度に対して画像メモリ部13のサイズが小さいときは、動作モード制御部1は、ステップS122にてルート制御部16を通じて圧縮復元ルートを設定し、ステップS123にてアドレス制御部17を通じて第1のアクセスモードを設定する。
このように解像度に対して画像メモリ部13のサイズが小さいときに圧縮復元ルートを設定することで、表示映像にて表現できる階調数は減少するが、第1のアクセスモードを設定したまま圧縮映像データを画像メモリ部13に書き込むことができる。画像メモリ部13に対するアクセスモードが第1のアクセスモードに設定されると、解像度変換部2において大きな拡大/縮小率での倍率変換(解像度変換)を行うことが可能となり、これにより電子ズーム処理を許可できる(ステップS126)。また、画像メモリ部13の書き込みモードのみを一時的に第3のアクセスモードに設定することで、一時停止処理も許可できる(ステップS125)。
なお、機能優先モードでは、ステップS124にて、画像調整部3で設定可能なガンマカーブを映像補正タイプに設定し、映像データの暗部あるいは明部を強調する補正を行う。
そして、動作モード制御部1は、ステップS127〜ステップS134において、ガンマカーブの選択操作に応じてガンマカーブを変更したり、一時停止操作に応じて一時停止処理を実行したり、電子ズーム操作に応じて電子ズーム処理を実行したりする。
さらに、ステップS135において、ユーザが解像度が異なる入力映像データを新たに入力した場合にはステップS120に戻る。ステップS136において、ユーザが優先モードを階調優先モードに変更する操作を行った場合には、ステップS101に戻る。
次に、ステップS101にて判定された優先モードが階調優先モードである場合について説明する。階調優先モードは、電子ズーム処理や一時停止処理の実行可否と表示映像にて表現でき得る階調数のうち、階調数を減少させないことを優先するモードである。
ステップS102において、動作モード制御部1は、解像度判定部4により判定された入力映像データの解像度を読み込む。そして、入力映像データの解像度に対して(解像度に対応する入力映像データのサイズ)よりも、画像メモリ部13のサイズが大きいか否かを判定する。ここにいう大きいにも、等しい場合を含む。
解像度に対して画像メモリ部13のサイズが大きいときは、機能優先モードと同様に、動作モード制御部1はステップS103にてアドレス制御部17を通じて第1のアクセスモードを設定し、ステップS105にてルート制御部16を通じて迂回ルートを設定する。
解像度に対して画像メモリ部13のサイズが小さいときは、機能優先モードと異なり、動作モード制御部1はステップS104にてアドレス制御部17を通じて第2のアクセスモードを設定し、ステップS105にてルート制御部16を通じて迂回ルートを設定する。これにより、迂回ルートを設定したまま非圧縮映像データを画像メモリ部13に書き込むことができる。
第2のアクセスモードでは、解像度変換部2にて大きな拡大/縮小率での倍率変換を実行できない場合もあることから、動作モード制御部1は、ステップS108にて階調優先モードでの電子ズーム操作(電子ズーム処理)を制限(ここでは禁止)する。なお、電子ズーム処理を「制限する」には、拡大/縮小率を電子ズーム処理が制限されない場合に対して小さく限定した状態で電子ズーム処理を許可する場合を含む。
また、同様の理由により、書き込みモードを第3のアクセスモードに設定しても1フレームの映像データが無い場合もあることから、動作モード制御部1は、ステップS107にて階調優先モードでの一時停止操作(一時停止処理)を制限(ここでは禁止)する。
なお、階調優先モードでは、ステップS106にて、画像調整部3で設定可能なガンマカーブを環境補正タイプに設定し、ステップS109,110にて設置環境に適したガンマカーブをユーザに選択させる。
そして、動作モード制御部1は、ステップS111において、ユーザが解像度が異なる入力映像データを新たに入力した場合にはステップS102に戻る。ステップS112において、ユーザが優先モードを機能優先モードに変更する操作を行った場合には、ステップS101に戻る。
以上説明したように、本実施例では、装置の設置環境に対応した階調表現を重視する階調優先モードにおいて、ガンマカーブ補正以外の階調削減を伴う電子ズーム処理や一時停止処理を制限する。これにより、ガンマカーブ補正以外での階調の潰れを少なくすることができる。また、ユーザはどの処理が階調削減を伴う処理かを意識することなく、設置環境に適したガンマカーブ補正を行うことができる。
なお、本実施例では、操作部5にて優先モード操作部を直接ユーザが操作する場合について説明したが、優先モード操作部の操作を他の操作に連動させてもよい。また、階調優先モードという名称は例に過ぎず、他の名称であってもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
ガンマカーブ補正以外の階調の潰れが少ない画像表示装置を提供できる。
1 動作モード制御部
4 解像度判定部
11 圧縮部
14 復元部
16 ルート制御部

Claims (3)

  1. 映像データが1フレームごとに順次書き込みおよび読み出しされる第1のアクセスモードと前記1フレームより小さく分割されたサブフレーム領域ごとに順次書き込みおよび読み出しされる第2のアクセスモードとを有するメモリ手段と、
    前記メモリ手段に書き込まれる前記映像データとして、入力映像データの階調を圧縮して生成した圧縮映像データを出力する圧縮出力状態と前記入力映像データを圧縮せずに非圧縮映像データとして出力する非圧縮出力状態とに切り替え可能な圧縮手段と、
    前記メモリ手段から読み出された前記圧縮映像データを復元して出力する復元出力状態と前記メモリ手段から読み出された前記非圧縮映像データを復元せずに出力する非復元出力状態とに切り替え可能な復元手段と、
    表示映像の階調を調整するためのガンマカーブを補正するガンマカーブ補正手段と、
    第1の映像表示モードと該第1の映像表示モードよりも前記表示映像の階調を優先する第2の映像表示モードとを切り換え可能なモード選択手段と、
    前記入力映像データの解像度を判定する解像度判定手段と、
    前記メモリ手段のアクセスモード設定と前記圧縮手段および前記復元手段の状態切り替えとを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の映像表示モードが設定された場合は、前記メモリ手段を前記第1のアクセスモードに設定し、
    前記第2の映像表示モードが設定された場合は、前記圧縮および復元手段を前記非圧縮および非復元出力状態に設定するとともに、前記解像度判定手段により判定された前記解像度に対して前記メモリ手段の書き込み容量が大きいときは前記メモリ手段を前記第1のアクセスモードに設定し、前記解像度に対して前記メモリ手段の書き込み容量が小さいときは前記メモリ手段を前記第2のアクセスモードに設定することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記入力映像データの拡大縮小処理を行う解像度変換手段を有し、
    前記メモリ手段は、前記映像データの書き込みを一時的に禁止する第3のアクセスモードを有しており、
    前記制御手段は、
    前記第1の映像表示モードが設定された場合は、前記拡大縮小処理および前記メモリ手段の前記第3のアクセスモードへの設定を許可し、
    前記第2の映像表示モードが設定された場合は、前記拡大縮小処理および前記メモリ手段の前記第3のアクセスモードへの設定を制限することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 映像データが1フレームごとに順次書き込みおよび読み出しされる第1のアクセスモードと前記1フレームより小さく分割されたサブフレーム領域ごとに順次書き込みおよび読み出しされる第2のアクセスモードとを有するメモリ手段と、
    前記メモリ手段に書き込まれる前記映像データとして、入力映像データの階調を圧縮して生成した圧縮映像データを出力する圧縮出力状態と前記入力映像データを圧縮せずに非圧縮映像データとして出力する非圧縮出力状態とに切り替え可能な圧縮手段と、
    前記メモリ手段から読み出された前記圧縮映像データを復元して出力する復元出力状態と前記メモリ手段から読み出された前記非圧縮映像データを復元せずに出力する非復元出力状態とに切り替え可能な復元手段と、
    表示映像の階調を調整するためのガンマカーブを補正するガンマカーブ補正手段と、
    第1の映像表示モードと該第1の映像表示モードよりも前記表示映像の階調を優先する第2の映像表示モードとを切り換え可能なモード選択手段と
    前記入力映像データの解像度を判定する解像度判定手段とを有する画像表示装置の制御方法であって、
    前記第1の映像表示モードが設定された場合に、前記メモリ手段を前記第1のアクセスモードに設定するステップと、
    前記第2の映像表示モードが設定された場合に、前記圧縮および復元手段を前記非圧縮および非復元出力状態に設定するとともに、前記解像度判定手段により判定された前記解像度に対して前記メモリ手段の書き込み容量が大きいときは前記メモリ手段を前記第1のアクセスモードに設定し、前記解像度に対して前記メモリ手段の書き込み容量が小さいときは前記メモリ手段を前記第2のアクセスモードに設定するステップとを有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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