JP5459771B2 - 電子機器、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

電子機器、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮影機能を有する電子機器、撮像された画像データを処理する画像処理方法および画像処理のためのプログラムに関する。
従来、静止画を撮影する電子撮像装置(デジタルカメラ)を用いて撮影した画像を処理ないしは加工する技術が種々存在する。例えばデジタルカメラを用いて背景内に被写体が存在する画像を撮影し、その後に背景内に被写体が存在しない背景画像を撮影して、背景画像と被写体が存在する画像から差分情報を生成し、被写体のみを切り抜くようにした画像処理技術に関する発明もその一つである(例えば、特許文献1)。
特開平10−21408号公報
前記特許文献1に開示されている技術を適用したデジタルカメラにあっては、撮影の主対象である物や人物等の被写体を背景画像から切り抜くには、被写体が入った画像を撮影した後、カメラを動かさないようにしたまま被写体を移動させて被写体が存在しない画像を撮影するという操作、つまり少なくとも2回の撮影操作が必要でありユーザの手数が多くなって面倒であるという課題がある。
この発明の目的は、被写体の切り抜き画像を1回の撮影操作で得ることができる電子機器、画像処理方法およびプログラムを提供することにある。
この発明の他の目的は、予め登録しておいた被写体に対してその切り抜き画像を1回の撮影操作で得ることができる電子機器、画像処理方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、
撮像手段と、
前記撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を認識する認識手段と、
前記撮像手段による1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体に変化があった否か判別可能な判別手段と、
前記判別手段により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、前記変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体の数が減少したか否かを判別し、
前記判別手段により被写体の数が減少したと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、減少により存在しなくなった被写体の画像を抽出することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体の数が増加したか否かを判別し、
前記判別手段により被写体の数が増加したと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、増加により新たに存在する被写体の画像を抽出することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
予め抽出の対象となる被写体の画像を登録する登録手段をさらに備え、
前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記登録手段により登録された画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
前記判別手段により前記類似する被写体が存在しないと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在しないと判別された被写体の画像を抽出することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
識別情報と画像とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記登録手段は、画像に代えて前記識別情報を登録可能であり、
前記判別手段は、前記登録手段により登録された画像または前記登録手段により登録された識別情報に対応する画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在しないと判別された被写体の画像を抽出することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
予め抽出の対象となる被写体の画像を登録する登録手段をさらに備え、
前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記登録手段により登録された画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
前記判別手段により前記類似する被写体が存在すると判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在すると判別された被写体の画像を抽出することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
識別情報と画像とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記登録手段は、画像に代えて前記識別情報を登録可能であり、
前記判別手段は、前記登録手段により登録された画像または前記登録手段により登録された識別情報に対応する画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在すると判別された被写体の画像を抽出することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載の発明において、
前記1回目の撮像による画像は動画像であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の発明において、
前記被写体抽出手段により抽出された被写体画像と選択された背景画像とを合成した合成画像を生成する画像合成手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、
撮像手段を備える電子機器における画像処理方法であって、
前記撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を、認識手段により認識する認識ステップと、
前記撮像手段による1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体に変化があった否かを、判別手段により判別する判別ステップと、
前記判別手段により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行う撮像ステップと、
前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、前記変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出ステップと、
を含むことを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、
撮像手段を備える電子機器を構成するマイクロプロセッサを、
前記撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を認識する認識手段、
前記撮像手段による1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体に変化があった否か判別可能な判別手段、
前記判別手段により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、前記変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出手段、
として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、撮影機能を有する電子機器において、被写体の切り抜き画像を1回の撮影操作で得ることができる。また、予め登録しておいた被写体についてその切り抜き画像を1回の撮影操作で得ることができるという効果がある。
本発明を適用した電子機器の一例としての携帯電話機の一実施形態を示すブロック図である。 撮像手段により撮影された画像および切り抜かれた画像の一例を示す画像説明図である。 図1の携帯電話機の撮像部および画像認識部の概略構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第1の実施形態の携帯電話機において行う画像処理のための制御の前半部分を示すフローチャートである。 本発明を適用した第1の実施形態の携帯電話機において行う画像処理のための制御の後半部分を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態の携帯電話機における記憶部の構成を示す説明図である。 第2の実施形態の携帯電話機における画像の切り抜き方法を示す画像説明図である。 本発明を適用した第2の実施形態の携帯電話機において行う画像処理のための制御の前半部分を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態の携帯電話機において行う画像処理のための制御の後半部分を示すフローチャートである。 第3の実施形態の携帯電話機における撮像手段により撮影された画像および切り抜かれた画像の一例を示す画像説明図である。 本発明を適用した第3の実施形態の携帯電話機において行う画像処理のための制御の前半部分を示すフローチャートである。 第4の実施形態の携帯電話機における画像の切り抜き方法を示す画像説明図である。 本発明を適用した第4の実施形態の携帯電話機において行う画像処理のための制御の前半部分を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した撮像機能を有する電子機器の一例としての携帯電話機の一実施形態のブロック図を示す。
図1に示すように、本実施形態の携帯電話機10は、プログラムに従って機器全体を制御するとともに画像処理を行うCPU(マイクロプロセッサ)、CPU(11)が実行するプログラムや固定データを記憶する読み出し専用のROM(リードオンリメモリ)、CPU(11)の作業領域やデータの一時的な記憶領域を提供する随時書き込み読み出し可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)などからなる制御部11と、テンキーやファンクションキーなどからなる操作部12と、液晶表示パネルなどからなる表示部13と、機器内部の電子部品に直流電源電圧を供給する電源部14を備える。
また、携帯電話機10は、スピーカ21を駆動したりマイクロフォン22からの音声信号を増幅してデジタル信号に変換したりする電話部15と、フィルタやパワーアンプなどを備え送受信信号の変復調処理や無線通信で基地局との間の音声やデータの通信を行う通信部16と、アドレス帳のデータや撮影した画像などを記憶する書込み可能な不揮発性メモリなどからなる記憶部17と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサやレンズなどの光学系を有する撮像部18と、撮像部18により撮影された画像データを処理する画像認識部19等を備え、これらがシステムバス20を介して互いに接続されている。
図3には、撮像部18と、撮像部18により撮影された画像データを処理する画像認識部19の概略構成が示されている。
撮像部18は、複数のズームレンズやフォーカスレンズやレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部からなるレンズ部181と、光電変換用のイメージセンサと該センサを走査駆動する駆動回路やタイミング発生回路などからなる電子撮像部182と、レンズ駆動部やイメージセンサを制御して画像信号を読み出す撮像制御部183とからなる。なお、撮像制御部183は、AE(自動露出処理)、AF(自動合焦処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の撮像条件の調整制御も行う。
画像認識部19は、電子撮像部182から出力された画像信号から1画面分ずつ画像フレームを生成する画像データ生成部191と、画像データ生成部191により生成された画像フレームを記憶する画像メモリ192と、特徴量演算部193、ブロックマッチング部194、画像処理部195、記録制御部196、表示制御部197などを備えている。図3には、前記操作部12を構成する各種入力キーのうち、シャッタボタン121と選択決定ボタン122が示されている。
上記画像データ生成部191は、電子撮像部182から出力されたアナログ値の画像信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号データCb,Cr(YUVデータ)を生成する。
生成された輝度信号Y及び色差信号データCb,Crは、図示しないDMAコントローラによって、バッファメモリとして使用される画像メモリ192へDMA転送される。画像メモリ192は、例えばDRAM等により構成され、特徴量演算部193と、ブロックマッチング部194と、画像処理部195と、制御部(CPU)11等によって処理されるデータ等を一時記憶する。特徴量演算部193は、背景画像を基準として、当該背景画像から特徴点を抽出する特徴抽出処理を行う。具体的には、特徴量演算部193は、例えば、背景画像のYUVデータに基づいて、所定数(或いは、所定数以上)の特徴の高いブロック領域(特徴点)を選択して、当該ブロックの内容をテンプレート(例えば、16×16画素の正方形)として抽出する。ここで、特徴抽出処理とは、多数の候補ブロックから追跡に都合の良い特徴性の高いものを選択する処理である。
ブロックマッチング部194は、被写体切り抜き画像を生成する際に、図2(a)のような目的とする被写体Bが存在する画像f1と図2(b)のような被写体Bが存在しない画像(以下、背景画像と称する)f2との位置合わせのためのブロックマッチング処理を行う。具体的には、ブロックマッチング部194は、特徴抽出処理にて抽出されたテンプレートが被写体存在画像f1内のどこに対応するか、つまり、被写体存在画像f1内にてテンプレートの画素値が最適にマッチする位置(対応領域)を探索する。
画像処理部195は、画像メモリ192に記憶された複数の画像フレーム(動画像を含む)に基づいて、背景内に被写体Bが存在するか否かを判定する判定機能を具備している。また、画像処理部195は、画像メモリ192に記憶された画像フレームの中から被写体Bが存在しない背景画像f2及び被写体Bが存在する画像f1とに基づいて、ブロックマッチング部194により抽出されたテンプレートを用いて位置合わせを行い、背景画像f2と被写体存在画像f1との間で対応する各画素の差分情報に基づいて、被写体存在画像f1から被写体Bを切り抜く機能を有する。画像制御部196は、上記のようにして生成された切り抜き画像を記録部17に記憶する。
表示制御部197はVRAM、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備え、画像メモリ192に一時的に記憶されている表示用画像データを読み出して表示部13に表示させる制御を行う。具体的には、デジタルビデオエンコーダは、画像メモリ192から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部13に出力する。表示部13は、表示制御部197から供給されるビデオ信号に基づいて、ライブビュー画像や撮像された画像、切り抜き画像など加工された画像を表示画面に表示する。
以上のような機能を有する本実施例の画像認識部19においては、ユーザは特定の被写体が存在する画像f1の撮像と被写体が存在しない画像f2の撮像の2回の手順を踏むことなく、一度シャッタボタンを操作するだけで2つの画像を取得することができ、これらの画像を用いて被写体切り抜き画像Bの生成(被写体画像の抽出)を行うことができるようになっている。
次に、本発明を適用した撮像機能を有する携帯電話機の第1の実施形態における画像処理のための制御手順について、図4および図5のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態は、画像認識部19が、撮像部18によって最初に撮像された画像フレームf1(図2(a))に基づいて、画像内に被写体が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合に、その後の撮像部18からの画像フレームを監視し被写体が減少したか否かを判定し、減少したと判定した場合に、撮像部18によって自動的に2回目の撮影を行う。そして、1回目と2回目に撮像された画像フレームf1とf2(図2(a)と(b)参照)から画像間で対応する各画素の差分情報に基づいて、被写体存在画像f1から被写体画像Bを抽出して切り抜き画像データ(図2(c)参照)を生成できるようにするものである。
携帯電話機は通常状態は待ち受け状態であるため、制御部(CPU)11は、図4に示すように、待ち受け状態(ステップS1)から処理を開始し、先ず着信があるか否かを判定する(ステップS2)。着信があったときはオフフック操作があったか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3でオフフック操作がない(=NO)と判定したときはステップS2へ戻り、ステップS3でオフフック操作があった(=YES)と判定したときは通話処理(ステップS4)を実行する。その後、オンフック操作があったか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5でオンフック操作がない(=NO)と判定したときはオンフック操作がなされるのを待ち、ステップS5でオンフック操作があった(=YES)と判定したときは終話処理(ステップS6)を実行した後、ステップS2へ戻る。
一方、ステップS2で着信なし(=NO)と判定したときは、抽出画像撮影操作が設定されたか否か判定する(ステップS7)。ここで、撮影操作設定なし(=NO)と判定したときは、符号「1」に従って図5のステップS31へ移行する。また、ステップS7で、撮影操作設定があった(=YES)と判定したときは、1回目の撮影操作(シャッタボタンのオン操作)がなされたか否か判定する(ステップS8)。ここで、1回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときは1回目の撮影操作がなされるのを待ち、1回目の撮影操作がなされた(=YES)と判定したときは、撮像部18からの画像信号より生成された画像フレームを解析して撮影範囲内にある被写体の認識処理(ステップS9)を実行する。つまり、該認識処理ステップS9は、撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を認識する認識手段として機能する。
その後、ステップS10で、動画像撮影が設定されているか否か判定し、動画像撮影でない(=NO)と判定したときは、静止画像撮影処理を実行する(ステップS11)。一方、ステップS10で動画像撮影が設定されている(=YES)と判定したときは、所定時間動画像撮影処理を実行する(ステップS12)。続いて、撮影画像を解析して撮影画面内の被写体の数が減少したか否か判定し(ステップS13)、減少していない(=NO)と判定したときは、ユーザによる2回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS14)。つまり、判定ステップS13は、撮像手段による1回目の撮像の後、認識手段として機能するステップS9により認識された被写体に変化があった否か判別可能な判別手段として機能する。
ここで、2回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときはステップS13へ戻る。ステップS13で被写体の数が減少したと判定したとき(=YES)、またはステップS14で2回目の撮影操作がなされたと判定したときは(=YES)、2回目の撮影処理を実行する(ステップS15)。次に、1回目に撮影した画像と2回目に撮影した画像とから被写体画像を抽出する抽出処理(ステップS16)を実行し、抽出された被写体画像からキャラクタを生成して、記憶部17へ記憶する(ステップS17)。つまり、撮影処理ステップS15および抽出処理ステップS16は、判別手段として機能する判定ステップS13により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、1回目の撮像による画像と2回目の撮像による画像とに基づいて、変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出手段として機能する。
さらに、本実施形態では、ステップS17で抽出された被写体からキャラクタを生成した後にステップS2へ戻るようにされており、ステップS2で着信なしと判定してステップS7へ移行して抽出画像の撮影操作なしと判定すると、符号「1」に従って図5のステップS31へジャンプする。そして、このステップで合成操作がなされたか否か判定し、合成操作がなされた(=YES)と判定した場合には、ユーザ操作で、記憶部17内に予め記憶されている背景画像の中から1つが選択され(ステップS32)、さらにキャラクタの選択(ステップS33)がなされた後、背景画像に対するキャラクタの位置調整(ステップS34)がなされると、背景画像とキャラクタとの合成し合成画像を記憶部17に記憶する処理(ステップS35)を行ってステップS2へ戻る。つまり、ステップS35は、被写体抽出手段により抽出された被写体画像と選択された背景画像とを合成した合成画像を生成する画像合成手段として機能する。
なお、ステップS31で合成操作がなされていない(=NO)と判定した場合には、ステップS36へ移行して、発信操作や背景画像撮影操作などその他の操作がなされたか否か判定し、操作がなされていない(=NO)と判定した場合にはステップS2へ戻り、その他の操作がなされた(=YES)と判定した場合にはその操作に対応する処理(ステップS37)を実行してステップS2へ戻る。
以上のように、この実施形態においては、1回目の撮影後に撮影画面から被写体の数が減少したと判定されると2回目の撮影が自動的に行われ、変化に応じて被写体が切り抜かれるため、ユーザが2度撮影操作をする必要がない。従って、1回目の撮影後に被写体としての人物が撮影範囲から外れることによって被写体の数が減少すると、自動的に2回目の撮影が行われるため、被写体の切り抜き処理を行わせる際にユーザの操作が簡単になるという利点がある。
また、この実施形態では、ユーザが自らの意思で2度の撮影を行った場合にも、2つの画像から被写体の抽出処理を行えるようになっている。被写体の数が減少せず、被写体が入れ替わったような場合等にも被写体の切り抜き処理を行えるという利点がある。さらに、1回目の撮影を動画像撮影とすることで、被写体画像の抽出が容易に行える。また、抽出された被写体画像と任意の背景画像とを合成した合成画像を生成する機能を有することにより、コラージュ写真や動画を容易に作成して楽しむことができるようになる。
[第2実施形態]
図6は、本発明を適用した撮像機能を有する携帯電話機の第2の実施形態を示す。
第2の実施形態は、第1の実施形態の携帯電話機(図1参照)における記憶部17内に、図6(a)のように、アドレス帳データを記憶する領域M1の他に、被写体設定メモリ部M2を設けたものである。そして、アドレス帳領域M1には、図6(c)のように、名前と電話番号の他に、切り抜き画像データが名前と対応して記憶され、被写体設定メモリ部M2には、図6(b)のように、アドレス帳に登録されている名前または画像が設定可能にされている。第2の実施形態は、被写体設定メモリ部領域M2に、アドレス帳に登録されている名前または画像が設定されると、図7に示すように、1回目の撮影で得られた画像(a)と、設定された被写体が画面から外れた状態で撮影された2回目の画像(b)とから、登録された被写体の画像を切り抜く画像抽出機能を持たせたものである。かかる機能により、例えばコラージュ写真や動画の作成が可能になる。
次に、撮像機能を有する携帯電話機の第2の実施形態における画像処理のための制御手順について、図8および図9のフローチャートを用いて説明する。
第2の実施形態の画像処理のための制御手順を示す図8,図9のフローチャートのステップS1〜S8およびS31〜S37は、第1の実施形態の画像処理方法を示す図4,図5のフローチャートのステップS1〜S8およびS31〜S37と同じであるので、同一の符号を付して、ステップS1〜S8およびステップS36,S37については重複した説明を省略する。
第2の実施形態の画像処理では、制御部(CPU)11は、抽出画像撮影操作の設定がなされたか否か判定するステップS7で、撮影操作設定なし(=NO)と判定したときは、符号「3」に従って図9のステップS31へ移行する。また、ステップS7で、撮影操作設定があった(=YES)と判定したときは、1回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS8)。ここで、1回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときは1回目の撮影操作がなされるのを待ち、1回目の撮影操作がなされた(=YES)と判定したときは、被写体設定メモリ部領域M2に設定されているのは名前か画像かを判定する(ステップS18)。ここで、設定されているのが画像であれば(=NO)、次のステップ19をスキップし、設定されているのが名前であれば(=YES)、アドレス帳を参照して登録されている画像を設定被写体として読み出す(ステップS19)。そして、撮影された画像に基づいて被写体の認識処理(ステップS20)を実行する。
その後、ステップS21で、動画像撮影が設定されているか否か判定し、動画像撮影でない(=NO)と判定したときは、静止画像撮影処理を実行する(ステップS22)。一方、ステップS21で動画像撮影が設定されている(=YES)と判定したときは、所定時間動画像撮影処理を実行する(ステップS23)。続いて、撮影画像を解析して撮影画面内に、M2に設定されている被写体に類似した被写体が存在するか否か判定し(ステップS24)、存在していない(=NO)と判定したときは、ユーザによる2回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS25)。つまり、判定ステップS24は、撮像手段による1回目の撮像の後、予め登録されている画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否か判別する判別手段として機能する。
ここで、2回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときは2回目の撮影操作がなされるのを待つ。ステップS24で設定被写体に類似した被写体が存在すると判定したときは(=YES)、設定被写体が撮影画面から外れたか否か判定する(ステップS26)。ここで、外れていない(=NO)と判定したときは、ユーザによる2回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS27)。そして、2回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときは、ステップS26へ戻る。
ステップS26で設定被写体が撮影画面から外れたと判定したときまたはステップS27もしくはステップS25で2回目の撮影操作がなされたと判定したときは、2回目の撮影処理を実行する(ステップS28)。つまり、次に、1回目に撮影した画像と2回目に撮影した画像とから被写体画像を抽出する抽出処理(ステップS29)を実行し、抽出された被写体画像からキャラクタを生成して、記憶部17へ記憶する(ステップS30)。つまり、抽出処理ステップS29は、1回目の撮像による画像と2回目の撮像による画像とに基づいて、存在しないと判別された被写体の画像を抽出する被写体抽出手段として機能する。
ステップS30でキャラクタを生成した後はステップS2へ戻るようにされており、ステップS2で着信なしと判定してステップS7へ移行して抽出画像の撮影操作設定なしと判定すると、符号「3」に従って図9のステップS31へジャンプする。そして、このステップで合成操作がなされたか否か判定し、合成操作がなされた(=YES)と判定した場合には、ユーザ操作で、記憶部17内に予め記憶されている背景画像の中から1つが選択され(ステップS32)、さらにキャラクタの選択(ステップS33)がなされた後、背景画像に対するキャラクタの位置調整(ステップS34)がなされると、背景画像とキャラクタとの合成し合成画像を記憶部17に記憶する処理(ステップS35)を行ってステップS2へ戻る。
また、ステップS31で合成操作がなされていない(=NO)と判定した場合には、ステップS41へ移行して被写体を被写体設定メモリ部領域M2に設定するための操作がなされたか否か判定する。ここで、設定操作がなされた(=YES)と判定すると、名前を登録する操作であるか画像を登録する操作であるかを判定する(ステップS42)。そして、名前を登録する操作であると判定したときは(=YES)、ステップS43でユーザの操作でアドレス帳から名前を選択する処理を行う。
その後、アドレス帳の選択された名前に対応して登録された画像があるか否かを判定する(ステップS44)。ここで、画像が登録されていれば(=YES)、その画像を設定被写体として登録する(ステップS46)。また、アドレス帳に登録された画像がなければ(=NO)、ステップS47へ移行して、設定が行えない旨のエラーメッセージを出力してステップS42へ戻る。一方、ステップS42で画像を登録する操作であると判定したときは(=NO)、ステップS45でユーザの操作で画像を撮影する処理を行う。その後、撮影された画像を設定被写体として登録(ステップS46)してステップS2へ戻る。つまり、登録ステップS46は、予め抽出の対象となる被写体の画像を登録する登録手段として機能する。
さらに、ステップS41で被写体の設定操作がなされていない(=NO)と判定すると、ステップS36へ移行してその他の操作がなされたか否か判定し、操作がなされていない(=NO)と判定した場合にはステップS2へ戻り、その他の操作がなされた(=YES)と判定した場合にはその操作に対応する処理(ステップS37)を実行してステップS2へ戻る。なお、図9のフローチャートのステップS43ではアドレス帳から登録する名前を選択するとしているが、写真フォルダから画像ファイル名を選択するようにしてもよい。
以上のように、この第2の実施形態においては、1回目の撮影後に撮影範囲内に、予め画像登録された被写体に類似する被写体が存在するか否か判定し、類似する被写体が存在しないと判定された場合に2回目の撮影が自動的に行われ、1回目と2回目の撮影画像から登録被写体に類似する被写体を切り抜く処理が行われるため、登録された被写体が撮影範囲からはずれるだけで自動的に2回目の撮影と被写体の切り抜き処理が行われるので、ユーザが2回の撮影操作をする必要がなく、操作が簡単になるという利点がある。
また、1回目の撮影範囲内に予め識別情報が登録された被写体に類似する被写体が存在しないと判定された場合に2回目の撮影を行い、1回目と2回目の撮影画像から1回目の撮影画像に存在しない被写体を切り抜く処理が行われるため、改めて画像を撮影しなくとも人物の名前やファイル名等の識別情報を登録するだけで、自動的に2回目の撮影と被写体の切り抜き処理が行われるので、ユーザが2回の撮影操作をする必要がないという利点がある。さらに、1回目の撮影を動画像撮影とすることで、被写体画像の抽出が容易に行える。また、抽出された被写体画像と任意の背景画像とを合成した合成画像を生成する機能を有することにより、コラージュ写真や動画を容易に作成して楽しむことができるようになる。
[第3実施形態]
第3の実施形態におけるブロック図の構成は第1の実施形態の図1、3と同一であるので、動作の異なる部分のみ説明する。
ブロックマッチング部194は、被写体切り抜き画像を生成する際に、図10(a)のような目的とする被写体Bが存在しない画像(以下、背景画像と称する)f3と図10(b)のような被写体Bが存在する画像f4との位置合わせのためのブロックマッチング処理を行う。具体的には、ブロックマッチング部194は、特徴抽出処理にて抽出されたテンプレートが被写体存在画像f4内のどこに対応するか、つまり、被写体存在画像f4内にてテンプレートの画素値が最適にマッチする位置(対応領域)を探索する。
画像処理部195は、画像メモリ192に記憶された画像フレームの中から被写体Bが存在する背景画像f4及び被写体Bが存在しない画像f3とに基づいて、ブロックマッチング部194により抽出されたテンプレートを用いて位置合わせを行い、背景画像f3と被写体存在画像f4との間で対応する各画素の差分情報に基づいて、被写体存在画像f4から被写体Bを切り抜く機能を有する。画像制御部196は、上記のようにして生成された切り抜き画像を記録部17に記憶する。
以上のような機能を有する本実施例の画像認識部19においては、ユーザは特定の被写体が存在しない画像f3の撮像と被写体が存在する画像f4の撮像の2回の手順を踏むことなく、一度シャッタボタンを操作するだけで2つの画像を取得することができ、これらの画像を用いて被写体切り抜き画像Bの生成(被写体画像の抽出)を行うことができるようになっている。
次に、本発明を適用した撮像機能を有する携帯電話機の第3の実施形態における画像処理のための制御手順について、図11のフローチャートを用いて説明する。
第3の実施形態の画像処理のための制御手順を示す図11のフローチャートのステップS1〜S12、S14およびS16〜S17は、第1の実施形態の画像処理方法を示す図4のフローチャートのステップS1〜S12、S14およびS16〜S17と同じであるので、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。また、図11に続くフローチャートは図5のS31〜S37と同じであるので、図の記載及び説明を省略する。
本実施形態は、画像認識部19が、撮像部18によって最初に撮像された画像フレームf3(図10(a))に基づいて、画像内に被写体が存在するか否かを判定し、存在しないと判定した場合に、その後の撮像部18からの画像フレームを監視し被写体が増加したか否かを判定し、増加したと判定した場合に、撮像部18によって自動的に2回目の撮影を行う。そして、1回目と2回目に撮像された画像フレームf3とf4(図10(a)と(b)参照)から画像間で対応する各画素の差分情報に基づいて、被写体存在画像f4から被写体画像Bを抽出して切り抜き画像データ(図10(c)参照)を生成できるようにするものである。
第3の実施形態の画像処理では、制御部(CPU)11は、被写体の認識処理(ステップS9)に続いて、1回目の撮影処理を行う(ステップS51)。次に撮影画像を解析して撮影画面内の被写体の数が増加したか否か判定し(ステップS52)、増加していない(=NO)と判定したときは、ユーザによる2回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS14)。つまり、判定ステップS52は、撮像手段による1回目の撮像の後、認識手段として機能するステップS9により認識された被写体に変化があった否か判別可能な判別手段として機能する。
ここで、2回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときはステップS52へ戻る。ステップS52で被写体の数が増加したと判定したとき(=YES)、またはステップS14で2回目の撮影操作がなされたと判定したときは(=YES)、次にステップS10で、動画像撮影が設定されているか否か判定し、動画像撮影でない(=NO)と判定したときは、静止画像撮影処理を実行する(ステップS11)。一方、ステップS10で動画像撮影が設定されている(=YES)と判定したときは、所定時間動画像撮影処理を実行する(ステップS12)。続いて、被写体抽出処理(ステップS16)、抽出被写体からキャラクタ生成処理(ステップS17)を実行する。つまり、撮影処理ステップS11、S12および抽出処理ステップS16は、判別手段として機能する判定ステップS52により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、1回目の撮像による画像と2回目の撮像による画像とに基づいて、変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出手段として機能する。
以上のように、この実施形態においては、1回目の撮影後に撮影画面から被写体の数が増加したと判定されると2回目の撮影が自動的に行われ、変化に応じて被写体が切り抜かれるため、ユーザが2度撮影操作をする必要がない。従って、1回目の撮影後に被写体としての人物が撮影範囲に入ってくることによって被写体の数が増加すると、自動的に2回目の撮影が行われるため、被写体の切り抜き処理を行わせる際にユーザの操作が簡単になるという利点がある。
[第4実施形態]
本発明を適用した撮像機能を有する携帯電話機の第4の実施形態は図6と同じであるので、図の記載及び説明を省略する。
第4の実施形態は、被写体設定メモリ部領域M2に、アドレス帳に登録されている名前または画像が設定されると、図12に示すように、1回目の撮影で得られた画像(a)と、設定された被写体が画面に入った状態で撮影された2回目の画像(b)とから、登録された被写体の画像を切り抜く画像抽出機能を持たせたものである。かかる機能により、例えばコラージュ写真や動画の作成が可能になる。
次に、撮像機能を有する携帯電話機の第4の実施形態における画像処理のための制御手順について、図13のフローチャートを用いて説明する。
第4の実施形態の画像処理のための制御手順を示す図13のフローチャートのステップS1〜S23、S25、S27およびS29〜S30は、第2の実施形態の画像処理方法を示す図8のフローチャートのステップS1〜S23、S25、S27およびS29〜S30と同じであるので、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。また、図13に続くフローチャートは図9のS31〜S47と同じであるので、図の記載及び説明を省略する。
第4の実施形態の画像処理では、制御部(CPU)11は、被写体の認識処理(ステップS20)に続いて、1回目の撮影処理を行う(ステップS61)。続いて、撮影画像を解析して撮影画面内に、M2に設定されている被写体に類似した被写体が存在しないか否か判定し(ステップS62)、存在している(=NO)と判定したときは、ユーザによる2回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS25)。つまり、判定ステップS62は、撮像手段による1回目の撮像の後、予め登録されている画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否か判別する判別手段として機能する。
ここで、2回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときは2回目の撮影操作がなされるのを待つ。ステップS62で設定被写体に類似した被写体が存在しないと判定したときは(=YES)、設定被写体が撮影画面に入ったか否か判定する(ステップS63)。ここで、入っていない(=NO)と判定したときは、ユーザによる2回目の撮影操作がなされたか否か判定する(ステップS27)。そして、2回目の撮影操作がなされていない(=NO)と判定したときは、ステップS63へ戻る。
ステップS63で設定被写体が撮影画面に入ったと判定したときまたはステップS27もしくはステップS25で2回目の撮影操作がなされたと判定したときは、ステップS21で、動画像撮影が設定されているか否か判定し、動画像撮影でない(=NO)と判定したときは、静止画像撮影処理を実行する(ステップS22)。一方、ステップS21で動画像撮影が設定されている(=YES)と判定したときは、所定時間動画像撮影処理を実行する(ステップS23)。続いて、被写体抽出処理(ステップS29)、被写体からのキャラクタ生成処理(ステップS30)を実行する。つまり、抽出処理ステップS29は、1回目の撮像による画像と2回目の撮像による画像とに基づいて、存在すると判別された被写体の画像を抽出する被写体抽出手段として機能する。
以上のように、この第4の実施形態においては、1回目の撮影後に撮影範囲内に、予め画像登録された被写体に類似する被写体が存在するか否か判定し、類似する被写体が存在すると判定された場合に2回目の撮影が自動的に行われ、1回目と2回目の撮影画像から登録被写体に類似する被写体を切り抜く処理が行われるため、登録された被写体が撮影範囲に入るだけで自動的に2回目の撮影と被写体の切り抜き処理が行われるので、ユーザが2回の撮影操作をする必要がなく、操作が簡単になるという利点がある。
また、1回目の撮影範囲内に予め識別情報が登録された被写体に類似する被写体が存在すると判定された場合に2回目の撮影を行い、1回目と2回目の撮影画像から2回目の撮影画像に存在する被写体を切り抜く処理が行われるため、改めて画像を撮影しなくとも人物の名前やファイル名等の識別情報を登録するだけで、自動的に2回目の撮影と被写体の切り抜き処理が行われるので、ユーザが2回の撮影操作をする必要がないという利点がある。さらに、2回目の撮影を動画像撮影とすることで、被写体画像の抽出が容易に行える。また、抽出された被写体画像と任意の背景画像とを合成した合成画像を生成する機能を有することにより、コラージュ写真や動画を容易に作成して楽しむことができるようになる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態においては、撮影範囲から被写体が存在しなくなったまたは存在するようになった場合に2回目の撮影をするとしたが、被写体が変動するなど変化があった場合に2回目の撮影を行い、それぞれの撮影画像から被写体画像を切り抜くようにしてもよい。また、第2、4の実施形態においては、予め設定された被写体と類似の被写体の画像を2回の撮影画像に基づいて切り抜くようにしているが、予め設定された被写体と非類似の被写体の画像を2回の撮影画像に基づいて切り抜くようにしてもよい。これにより、まだアドレス帳に画像が登録されていない名前の人物の画像をアドレス帳に登録する作業を容易に行えるようにすることができる。
さらに、前記実施形態においては、本発明を適用して有効な電子機器の一例としての携帯電話機を例にとって説明したが、本発明は携帯電話機に限定されず、撮像機能を有する電子機器であれば例えばデジタルカメラはもちろんPDA(パーソナルデジタルアシスタンツ)やノートパソコンなどにも利用することができる。
10 携帯電話機
11 制御部(CPU;マイクロプロセッサ)
12 操作部
13 表示部
14 電源部
15 電話部
16 通信部
17 記憶部
18 撮像部
19 画像認識部
181 レンズ部
182 電子撮像部(撮像手段)
183 撮像制御部
191 画像データ生成部
192 画像メモリ
193 特徴量演算部
194 ブロックマッチング部
195 画像処理部
196 記録制御部
197 表示制御部

Claims (11)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を認識する認識手段と、
    前記撮像手段による1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体に変化があった否か判別可能な判別手段と、
    前記判別手段により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、前記変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体の数が減少したか否かを判別し、
    前記判別手段により被写体の数が減少したと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
    前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、減少により存在しなくなった被写体の画像を抽出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体の数が増加したか否かを判別し、
    前記判別手段により被写体の数が増加したと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
    前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、増加により新たに存在する被写体の画像を抽出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 予め抽出の対象となる被写体の画像を登録する登録手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記登録手段により登録された画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
    前記判別手段により前記類似する被写体が存在しないと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
    前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在しないと判別された被写体の画像を抽出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 識別情報と画像とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記登録手段は、画像に代えて前記識別情報を登録可能であり、
    前記判別手段は、前記登録手段により登録された画像または前記登録手段により登録された識別情報に対応する画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
    前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在しないと判別された被写体の画像を抽出することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 予め抽出の対象となる被写体の画像を登録する登録手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記1回目の撮像の後、前記登録手段により登録された画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
    前記判別手段により前記類似する被写体が存在すると判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、
    前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在すると判別された被写体の画像を抽出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 識別情報と画像とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記登録手段は、画像に代えて前記識別情報を登録可能であり、
    前記判別手段は、前記登録手段により登録された画像または前記登録手段により登録された識別情報に対応する画像に類似する被写体が前記撮像手段による撮像範囲内に存在するか否かを判別し、
    前記被写体抽出手段は、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、存在すると判別された被写体の画像を抽出することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記1回目の撮像による画像は動画像であることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 前記被写体抽出手段により抽出された被写体画像と選択された背景画像とを合成した合成画像を生成する画像合成手段をさらに備えることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の電子機器。
  10. 撮像手段を備える電子機器における画像処理方法であって、
    前記撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を、認識手段により認識する認識ステップと、
    前記撮像手段による1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体に変化があった否かを、判別手段により判別する判別ステップと、
    前記判別手段により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行う撮像ステップと、
    前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、前記変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. 撮像手段を備える電子機器を構成するマイクロプロセッサを、
    前記撮像手段による撮像範囲内に存在する一もしくは複数の被写体を認識する認識手段、
    前記撮像手段による1回目の撮像の後、前記認識手段により認識された被写体に変化があった否か判別可能な判別手段、
    前記判別手段により被写体に変化があったと判別された場合に、前記撮像手段による2回目の撮像を行い、前記1回目の撮像による画像と前記2回目の撮像による画像とに基づいて、前記変化があった被写体の画像を抽出する被写体抽出手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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