JP5459416B2 - 接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、摩擦攪拌を利用した金属部材の接合方法に関する。
金属部材同士を接合する方法として、摩擦攪拌接合(FSW=Friction Stir Welding)が知られている。摩擦攪拌接合は、回転ツールを回転させつつ金属部材同士の突合部に沿って移動させ、回転ツールと金属部材との摩擦熱により突合部の金属を塑性流動させることで、金属部材同士を固相接合させるものである。なお、回転ツールは、円柱状を呈するショルダ部の下端面に攪拌ピン(プローブ)を突設してなるものが一般的である。
ところで、接合すべき金属部材の肉厚が回転ツールの攪拌ピンの長さよりも大きい場合には、金属部材の表面側から摩擦攪拌接合を行った後に、裏面側から摩擦攪拌接合を行う場合がある(例えば、特許文献1参照)。なお、攪拌ピンの長さを大きくすれば、表面側だけから摩擦攪拌接合を行うことで金属部材同士を接合することも可能ではあるが、摩擦攪拌装置の駆動手段に掛かる負荷が増大するため、現有の摩擦攪拌装置で対応できない場合には、摩擦攪拌装置を改修するか、あるいは、大型の摩擦攪拌装置を導入する必要がある。
特開2005−131666号公報(図7)
特許文献1の接合方法では、表面側からの摩擦攪拌により塑性化した領域(以下、「表面側塑性化領域」ということがある。)と裏面側からの摩擦攪拌により塑性化した領域(以下、「裏面側塑性化領域」ということがある。)には、金属部材の一方の側面側から他方の側面側に連続的又は断続的に空洞欠陥などの接合欠陥が形成される可能性がある。このような接合欠陥が残存していると、接合部における気密性や水密性を低下させる虞があるので、望ましくない。なお、特許文献1においては、表面側塑性化領域と裏面側塑性化領域とを金属部材の厚さ方向の中央部において接触させるか、あるいは僅かに重複させることで、金属部材の厚さ方向の全体を接合しているので、接合強度が不足することはない。
このような観点から、本発明は、金属部材同士の突合部を金属部材の表面側及び裏面側から摩擦攪拌を行って金属部材同士を接合する方法であって、接合部における気密性や水密性を向上させることが可能な接合方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明に係る接合方法は、金属部材同士の突合部に対して前記金属部材の表面側から摩擦攪拌を行う第一本接合工程と、前記突合部に対して前記金属部材の裏面側から摩擦攪拌を行う第二本接合工程と、を含む接合方法であって、前記第一本接合工程を行う前に、前記金属部材の両側面に現れる前記突合部に沿って一対のタブ材を配置するタブ材配置工程と、一方の前記タブ材と前記金属部材との突合部及び他方の前記タブ材と前記金属部材との突合部に対して仮接合を行う仮接合工程と、前記第一本接合工程を行う前に、予め前記金属部材同士の突合せ面及び前記金属部材と前記タブ材との突合せ面を脱脂する脱脂工程と、を含み、前記第二本接合工程において、前記第一本接合工程で形成された塑性化領域に回転ツールの攪拌ピンを入り込ませつつ摩擦攪拌を行うことを特徴とする。
かかる接合方法によれば、前記第二本接合工程において、前記第一本接合工程で形成された塑性化領域に回転ツールの攪拌ピンを入り込ませつつ摩擦攪拌を行うため、第一本接合工程で形成される塑性化領域を広範囲に亘って再び摩擦攪拌することができ、第一本接合工程で形成される塑性化領域の接合欠陥を補修することができる。また、前記第一本接合工程又は前記第二本接合工程を行う前に仮接合工程を行うことで、突合部の目開きを防止することができる。また、予め前記金属部材同士の突合わせ面及び前記金属部材と前記タブ材との突合せ面を脱脂することによって、接合面から油等の有機物や水分を取り除くことができるため、摩擦攪拌時に有機物の残渣や分解ガスによるポロシティなどの接合欠陥の生成を防止することができ、塑性化領域の気密性及び水密性を高めることができる。
また、前記第一本接合工程を行う前に、一方の金属部材の表面と他方の金属部材の表面とを面一にし、さらに、一方の金属部材の裏面と他方の金属部材の裏面とを面一にすることが好ましい。また、前記第一本接合工程の終了後に、前記本接合工程における摩擦攪拌で発生したバリを除去し、被接合金属部材を裏返し、裏面を上にすることが好ましい。また、前記第一本接合工程を行う前に、第一本接合工程における摩擦攪拌の開始位置に下穴を形成する下穴形成工程を含むことが好ましい。また、前記第二本接合工程を行う前に、第二本接合工程における摩擦攪拌の開始位置に下穴を形成する下穴形成工程を含むことが好ましい。
本発明に係る接合方法によれば、金属部材同士を摩擦攪拌する際に、接合部における気密性や水密性を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る金属部材、第一タブ材、第二タブ材及び裏当部材の配置を説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のI−I線断面図、(d)は(b)のII−II線断面図である。 (a)は仮接合用回転ツールを説明するための側面図、(b)は本接合用回転ツールを説明するための側面図である。 本実施形態に係る第一タブ材接合工程、仮接合工程、第二タブ材接合工程を説明するための平面図である。 (a)、(b)及び(c)は、本実施形態に係る第一本接合工程を説明するための図3のIII−III線断面図である。 (a)、(b)及び(c)は、本実施形態に係る第二本接合工程を説明するための断面図である。 本実施形態に係る第二本接合工程を示した一部透視斜視図である。 第一本接合工程と第二本接合工程とで異なる形態の本接合用回転ツールを用いる場合を示した側面図であって、(a)は、第一本接合工程で用いる本接合用回転ツール、(b)は、第二本接合工程で用いる本接合用回転ツールを示す。 本発明の他の実施形態を示した斜視図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、図1に示すように、金属部材1a,1bを直線状に繋ぎ合せる場合を例示する。まず、接合すべき金属部材1a,1bを詳細に説明するとともに、この金属部材1a,1bを接合する際に用いられる第一タブ材2、第二タブ材3及び裏当部材10を詳細に説明する。
金属部材1a,1bは、断面視矩形を呈する板状部材であって、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金など摩擦攪拌可能な金属材料からなる。本実施形態では、一方の金属部材1a及び他方の金属部材1bを、同一組成の金属材料で形成している。金属部材1a,1bの形状・寸法に特に制限はないが、少なくとも突合部J1における厚さ寸法を同一にすることが望ましい。なお、金属部材1a及び金属部材1bを突き合わせた金属部材を被接合金属部材1といい、被接合金属部材1の表面を表面A、裏面を裏面B、一方の側面を第一側面C及び他方の側面を第二側面Dともいう。
第一タブ材2及び第二タブ材3は、被接合金属部材1の突合部J1を挟むように配置されるものであって、それぞれ、被接合金属部材1に添設され、被接合金属部材1の側面に現れる継ぎ目(境界線)を覆い隠す。第一タブ材2及び第二タブ材3の材質に特に制限はないが、本実施形態では、被接合金属部材1と同一組成の金属材料で形成している。また、第一タブ材2及び第二タブ材3の形状・寸法にも特に制限はないが、本実施形態では、その厚さ寸法を突合部J1における被接合金属部材1の厚さ寸法と同一にしている。
裏当部材10は、被接合金属部材1の裏面Bに当接される部材であって、突合部J1を摩擦攪拌する際の裏当て部材である。裏当部材10は、本実施形態では直方体を呈し、平滑な表面を有する特殊鋼からなる。裏当部材10の長さは、図1の(d)に示すように、第一タブ材2の外側面から、第二タブ材3の外側面までの距離と略同等に形成されている。
次に、図2を参照して、仮接合に用いる回転ツール(以下、「仮接合用回転ツールF」という。)及び本接合に用いる回転ツール(以下、「本接合用回転ツールG」という。)を詳細に説明する。
図2の(a)に示す仮接合用回転ツールFは、工具鋼など被接合金属部材1よりも硬質の金属材料からなり、円柱状を呈するショルダ部F1と、このショルダ部F1の下端面F11に突設された攪拌ピン(プローブ)F2とを備えて構成されている。仮接合用回転ツールFの寸法・形状は、被接合金属部材1の材質や厚さ等に応じて設定すればよいが、少なくとも、後記する第一本接合工程で用いる本接合用回転ツールG(図2の(b)参照)よりも小型にする。このようにすると、本接合よりも小さな負荷で仮接合を行うことが可能となるので、仮接合時に摩擦攪拌装置に掛かる負荷を低減することが可能となり、さらには、仮接合用回転ツールFの移動速度(送り速度)を本接合用回転ツールGの移動速度よりも高速にすることも可能になるので、仮接合に要する作業時間やコストを低減することが可能となる。
ショルダ部F1の下端面F11は、塑性流動化した金属を押えて周囲への飛散を防止する役割を担う部位であり、本実施形態では、凹面状に成形されている。ショルダ部F1の外径Xの大きさに特に制限はないが、本実施形態では、本接合用回転ツールGのショルダ部G1の外径Yよりも小さくなっている。
攪拌ピンF2は、ショルダ部F1の下端面F11の中央から垂下しており、本実施形態では、先細りの円錐台状に成形されている。また、攪拌ピンF2の周面には、螺旋状に刻設された攪拌翼が形成されている。攪拌ピンF2の外径の大きさに特に制限はないが、本実施形態では、最大外径(上端径)Xが本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の最大外径(上端径)Yよりも小さく、かつ、最小外径(下端径)Xが攪拌ピンG2の最小外径(下端径)Yよりも小さい。攪拌ピンF2の長さLは、突合部J1(図1の(a)参照)における被接合金属部材1の厚さt(図1の(c)参照)の3〜15%とすることが望ましいが、少なくとも、本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の長さLよりも小さくすることが望ましい。
図2の(b)に示す本接合用回転ツールGは、工具鋼など被接合金属部材1よりも硬質の金属材料からなり、円柱状を呈するショルダ部G1と、このショルダ部G1の下端面G11に突設された攪拌ピン(プローブ)G2とを備えて構成されている。
ショルダ部G1の下端面G11は、仮接合用回転ツールFと同様に、凹面状に成形されている。攪拌ピンG2は、ショルダ部G1の下端面G11の中央から垂下しており、本実施形態では、先細りの円錐台状に成形されている。また、攪拌ピンG2の周面には、螺旋状に刻設された攪拌翼が形成されている。攪拌ピンG2の長さLは、突合部J1(図1の(a)参照)における被接合金属部材1の肉厚tの1/2以上3/4以下となるように設定することが望ましく、より好適には、1.01≦2L/t≦1.10という関係を満たすように設定することが望ましい。
以下、本実施形態に係る接合方法を詳細に説明する。本実施形態に係る接合方法は、(1)準備工程、(2)第一予備工程、(3)第一本接合工程、(4)第二予備工程、(5)第二本接合工程、を含むものである。なお、第一予備工程、第一本接合工程は、被接合金属部材1の表面A側から実行される工程であり、第二予備工程、第二本接合工程は、被接合金属部材1の裏面B側から実行される工程である。
(1)準備工程
図1を参照して準備工程を説明する。準備工程は、接合すべき被接合金属部材1の摩擦攪拌の開始位置や終了位置が設けられる当て部材(第一タブ材2及び第二タブ材3)を準備する工程であり、本実施形態では、金属部材1a,1b、第一タブ材2及び第二タブ材3の油脂分等の汚れを取り除く脱脂工程と、金属部材1a,1bを突き合せる突合工程と、被接合金属部材1の突合部J1の両側に第一タブ材2、第二タブ材3及び裏当部材10を配置するタブ材配置工程と、第一タブ材2、第二タブ材3及び裏当部材10を溶接により被接合金属部材1に仮接合する溶接工程とを具備している。
脱脂工程では、面削加工された金属部材1a,1b、第一タブ材2及び第二タブ材3を脱脂処理液内に浸けて、各部材が突き合わされる面に付着した加工油等の油脂分や汚れを取り除く。具体的には、金属部材1aと金属部材1bとが突き合わされる端面11,11や、被接合金属部材1と第一タブ材2及び第二タブ材3とが突き合わされる第一金属部材1a,1bの側面14、第一タブ材2の当接面21、第二タブ材3の当接面31に対してそれぞれ脱脂処理を行う。脱脂工程は、少なくとも各部材が突き合わされる面に対して処理を行えばよいが、突合せ面に隣接する面に対して脱脂処理を行ってもよい。
脱脂工程は、前記した処理に限定されるものではなく、例えば、突合せ面に直接アルコールやアセトン等を適量散布した後に、ウエス布によって、突合せ面に付着した加工油等の油脂分や汚れとともに拭き取るようにしてもよい。アルコールとしては、遺伝子組み換えによる品種改良がされたトウモロコシ、大豆等の穀物を発酵させて得られたエチルアルコールを抽出、精製したいわゆるバイオエタノールを使用すれば、経済面及び環境面からみて好ましい。
突合工程では、図1の(c)に示すように、一方の金属部材1aの端面11に他方の金属部材1bの端面11を密着させるとともに、一方の金属部材1aの表面12と他方の金属部材1bの表面12を面一にし、さらに、一方の金属部材1aの裏面13と他方の金属部材1bの裏面13を面一にする。また、一方の金属部材1aの側面14,14と他方の金属部材1bの側面14,14をそれぞれ面一にする。
タブ材配置工程では、図1の(b)に示すように、被接合金属部材1の突合部J1の一端側に第一タブ材2を配置してその当接面21を被接合金属部材1の第二側面Dに当接させるとともに、突合部J1の他端側に第二タブ材3を配置してその当接面31を被接合金属部材1の第一側面Cに当接させる。このとき、図1の(d)に示すように、第一タブ材2の表面22と第二タブ材3の表面32を被接合金属部材1の表面Aと面一にするとともに、第一タブ材2の裏面23と第二タブ材3の裏面33を被接合金属部材1の裏面Bと面一にする。また、図1の(c)及び(d)に示すように、裏当部材10を被接合金属部材1の裏面Bに現れる突合部J1を覆うようにして配置させる。
溶接工程では、図1の(a)及び(b)に示すように、被接合金属部材1と第一タブ材2とにより形成された入隅部2a,2a(即ち、金属部材1a,1bの側面14と第一タブ材2の側面24とにより形成された角部)を溶接して被接合金属部材1と第一タブ材2とを接合し、被接合金属部材1と第二タブ材3とにより形成された入隅部3a,3a(即ち、金属部材1a,1bの側面14と第二タブ材3の側面34とにより形成された角部)を溶接して被接合金属部材1と第二タブ材3とを接合する。
また、溶接工程では、被接合金属部材1の裏面Bと裏当部材10の側面とにより形成された入隅部を溶接して被接合金属部材1と裏当部材10とを接合する。
なお、各入隅部の全長に亘って連続して溶接を施してもよいし、断続して溶接を施してもよい。
準備工程が終了したら、被接合金属部材1を図示せぬ摩擦攪拌装置の架台に載置し、クランプ等の図示せぬ治具を用いて移動不能に拘束する。なお、溶接工程を省略する場合には、図示せぬ摩擦攪拌装置の架台上で、突合工程とタブ材配置工程を実行する。
(2)第一予備工程
第一予備工程は、第一本接合工程に先立って行われる工程であり、本実施形態では、被接合金属部材1と第一タブ材2との突合部J2を接合する第一タブ材接合工程と、被接合金属部材1の突合部J1を仮接合する仮接合工程と、被接合金属部材1と第二タブ材3との突合部J3を接合する第二タブ材接合工程と、第一本接合工程における摩擦攪拌の開始位置に下穴を形成する下穴形成工程とを具備している。
本実施形態の第一予備工程では、図3に示すように、一の仮接合用回転ツールFを一筆書きの移動軌跡(ビード)を形成するように移動させて、突合部J1,J2,J3に対して連続して摩擦攪拌を行う。即ち、摩擦攪拌の開始位置Sに挿入した仮接合用回転ツールFの攪拌ピンF2(図2の(a)参照)を途中で離脱させることなく終了位置Eまで移動させ、第一タブ材接合工程、仮接合工程及び第二タブ材接合工程を連続して実行する。なお、本実施形態では、第一タブ材2に摩擦攪拌の開始位置Sを設け、第二タブ材3に終了位置Eを設けているが、開始位置Sと終了位置Eの位置を限定する趣旨ではない。
本実施形態の第一予備工程における摩擦攪拌の手順を図3を参照してより詳細に説明する。
まず、図3に示すように、第一タブ材2の適所に設けた開始位置Sの直上に仮接合用回転ツールFを位置させ、続いて、仮接合用回転ツールFを右回転させつつ下降させて攪拌ピンF2を開始位置Sに押し付ける。仮接合用回転ツールFの回転速度は、攪拌ピンF2の寸法・形状、摩擦攪拌される被接合金属部材1等の材質や肉厚等に応じて設定されるものであるが、多くの場合、500〜2000(rpm)の範囲内において設定される。
攪拌ピンF2が第一タブ材2の表面22に接触すると、摩擦熱によって攪拌ピンF2の周囲にある金属が塑性流動化し、攪拌ピンF2が第一タブ材2に挿入される。仮接合用回転ツールFの挿入速度(下降速度)は、攪拌ピンF2の寸法・形状、開始位置Sが設けられる部材の材質や肉厚等に応じて設定されるものであるが、多くの場合、30〜60(mm/分)の範囲内において設定される。
攪拌ピンF2の全体が第一タブ材2に入り込み、かつ、ショルダ部F1の下端面F11の全面が第一タブ材2の表面22に接触したら、仮接合用回転ツールFを回転させつつ第一タブ材接合工程の始点s2に向けて相対移動させる。
仮接合用回転ツールFの移動速度(送り速度)は、攪拌ピンF2の寸法・形状、摩擦攪拌される被接合金属部材1等の材質や肉厚等に応じて設定されるものであるが、多くの場合、100〜1000(mm/分)の範囲内において設定される。仮接合用回転ツールFの移動時の回転速度は、挿入時の回転速度と同じか、それよりも低速にする。なお、仮接合用回転ツールFを移動させる際には、ショルダ部F1の軸線を鉛直線に対して進行方向の後ろ側へ僅かに傾斜させてもよいが、傾斜させずに鉛直にすると、仮接合用回転ツールFの方向転換が容易となり、複雑な動きが可能となる。仮接合用回転ツールFを移動させると、その攪拌ピンF2の周囲にある金属が順次塑性流動化するとともに、攪拌ピンF2から離れた位置では、塑性流動化していた金属が再び硬化する。
仮接合用回転ツールFを相対移動させて第一タブ材接合工程の始点s2まで連続して摩擦攪拌を行ったら、始点s2で仮接合用回転ツールFを離脱させずにそのまま第一タブ材接合工程に移行する。
第一タブ材接合工程では、第一タブ材2と被接合金属部材1との突合部J2に対して摩擦攪拌を行う。具体的には、被接合金属部材1と第一タブ材2の継ぎ目(境界線)上に摩擦攪拌のルートを設定し、当該ルートに沿って仮接合用回転ツールFを相対移動させることで、突合部J2に対して摩擦攪拌を行う。なお、本実施形態では、仮接合用回転ツールFを途中で離脱させることなく第一タブ材接合工程の始点s2から終点e2まで連続して摩擦攪拌を行う。
なお、仮接合用回転ツールFを右回転させた場合には、仮接合用回転ツールFの進行方向の左側に微細な接合欠陥が発生する虞があるので、仮接合用回転ツールFの進行方向の右側に被接合金属部材1が位置するように第一タブ材接合工程の始点s2と終点e2の位置を設定することが望ましい。このようにすると、被接合金属部材1側に接合欠陥が発生し難くなるので、高品質の接合体を得ることが可能となる。
ちなみに、仮接合用回転ツールFを左回転させた場合には、仮接合用回転ツールFの進行方向の右側に微細な接合欠陥が発生する虞があるので、仮接合用回転ツールFの進行方向の左側に被接合金属部材1が位置するように第一タブ材接合工程の始点と終点の位置を設定することが望ましい。具体的には、図示は省略するが、仮接合用回転ツールFを右回転させた場合の終点e2の位置に始点を設け、仮接合用回転ツールFを右回転させた場合の始点s2の位置に終点を設ければよい。
なお、仮接合用回転ツールFの攪拌ピンF2が突合部J2に入り込むと、被接合金属部材1と第一タブ材2を引き離そうとする力が作用するが、被接合金属部材1と第一タブ材2により形成された入隅部2aを溶接により仮接合しているので、被接合金属部材1と第一タブ材2との間に目開きが発生することがない。
仮接合用回転ツールFが第一タブ材接合工程の終点e2に達したら、終点e2で摩擦攪拌を終了させずに仮接合工程の始点s1まで連続して摩擦攪拌を行い、そのまま仮接合工程に移行する。即ち、第一タブ材接合工程の終点e2から仮接合工程の始点s1まで仮接合用回転ツールFを離脱させずに摩擦攪拌を継続し、さらに、始点s1で仮接合用回転ツールFを離脱させることなく仮接合工程に移行する。このようにすると、第一タブ材接合工程の終点e2での仮接合用回転ツールFの離脱作業が不要となり、さらに、仮接合工程の始点s1での仮接合用回転ツールFの挿入作業が不要となることから、予備的な接合作業の効率化・迅速化を図ることが可能となる。
本実施形態では、第一タブ材接合工程の終点e2から仮接合工程の始点s1に至る摩擦攪拌のルートを第一タブ材2に設定し、仮接合用回転ツールFを第一タブ材接合工程の終点e2から仮接合工程の始点s1に移動させる際の移動軌跡を第一タブ材2に形成する。このようにすると、第一タブ材接合工程の終点e2から仮接合工程の始点s1に至る工程中において、被接合金属部材1に接合欠陥が発生し難くなるので、高品質の接合体を得ることが可能となる。
仮接合工程では、被接合金属部材1の突合部J1に対して摩擦攪拌を行う。具体的には、被接合金属部材1の継ぎ目(境界線)上に摩擦攪拌のルートを設定し、当該ルートに沿って仮接合用回転ツールFを相対移動させることで、突合部J1の全長に亘って連続して摩擦攪拌を行う。なお、本実施形態では、仮接合用回転ツールFを途中で離脱させることなく仮接合工程の始点s1から終点e1まで連続して摩擦攪拌を行う。このようにすると、仮接合工程中における仮接合用回転ツールFの離脱作業が一切不要となることから、予備的な接合作業のより一層の効率化・迅速化を図ることが可能となる。
仮接合用回転ツールFが仮接合工程の終点e1に達したら、終点e1で摩擦攪拌を終了させずに第二タブ材接合工程の始点s3まで連続して摩擦攪拌を行い、そのまま第二タブ材接合工程に移行する。即ち、仮接合工程の終点e1から第二タブ材接合工程の始点s3まで仮接合用回転ツールFを離脱させずに摩擦攪拌を継続し、さらに、始点s3で仮接合用回転ツールFを離脱させることなく第二タブ材接合工程に移行する。このようにすると、仮接合工程の終点e1での仮接合用回転ツールFの離脱作業が不要となり、さらに、第二タブ材接合工程の始点s3での仮接合用回転ツールFの挿入作業が不要となることから、予備的な接合作業のより一層の効率化・迅速化を図ることが可能となる。
本実施形態では、仮接合工程の終点e1から第二タブ材接合工程の始点s3に至る摩擦攪拌のルートを第二タブ材3に設定し、仮接合用回転ツールFを仮接合工程の終点e1から第二タブ材接合工程の始点s3に移動させる際の移動軌跡を第二タブ材3に形成する。このようにすると、仮接合工程の終点e1から第二タブ材接合工程の始点s3に至る工程中において、被接合金属部材1に接合欠陥が発生し難くなるので、高品質の接合体を得ることが可能となる。
第二タブ材接合工程では、被接合金属部材1と第二タブ材3との突合部J3に対して摩擦攪拌を行う。具体的には、被接合金属部材1と第二タブ材3の継ぎ目(境界線)上に摩擦攪拌のルートを設定し、当該ルートに沿って仮接合用回転ツールFを相対移動させることで、突合部J3に対して摩擦攪拌を行う。なお、本実施形態では、仮接合用回転ツールFを途中で離脱させることなく第二タブ材接合工程の始点s3から終点e3まで連続して摩擦攪拌を行う。
なお、仮接合用回転ツールFを右回転させているので、仮接合用回転ツールFの進行方向の右側に被接合金属部材1が位置するように第二タブ材接合工程の始点s3と終点e3の位置を設定する。このようにすると、被接合金属部材1側に接合欠陥が発生し難くなるので、高品質の接合体を得ることが可能となる。ちなみに、仮接合用回転ツールFを左回転させた場合には、仮接合用回転ツールFの進行方向の左側に被接合金属部材1が位置するように第二タブ材接合工程の始点と終点の位置を設定することが望ましい。具体的には、図示は省略するが、仮接合用回転ツールFを右回転させた場合の終点e3の位置に始点を設け、仮接合用回転ツールFを右回転させた場合の始点s3の位置に終点を設ければよい。
なお、仮接合用回転ツールFの攪拌ピンF2(図2の(a)参照)が突合部J3に入り込むと、被接合金属部材1と第二タブ材3を引き離そうとする力が作用するが、被接合金属部材1と第二タブ材3の入隅部3aを溶接により仮接合しているので、被接合金属部材1と第二タブ材3との間に目開きが発生することがない。
仮接合用回転ツールFが第二タブ材接合工程の終点e3に達したら、終点e3で摩擦攪拌を終了させずに、第二タブ材3に設けた終了位置Eまで連続して摩擦攪拌を行う。なお、本実施形態では、被接合金属部材1の表面A側に現れる継ぎ目(境界線)の延長線上に終了位置Eを設けている。ちなみに、終了位置Eは、後記する第一本接合工程における摩擦攪拌の開始位置SM1でもある。
仮接合用回転ツールFが終了位置Eに達したら、仮接合用回転ツールFを回転させつつ上昇させて攪拌ピンF2を終了位置Eから離脱させる。
なお、仮接合用回転ツールFの離脱速度(上昇速度)は、攪拌ピンF2の寸法・形状、終了位置Eが設けられる部材の材質や肉厚等に応じて設定されるものであるが、多くの場合、30〜60(mm/分)の範囲内において設定される。また、仮接合用回転ツールFの離脱時の回転速度は、移動時の回転速度と同じか、それよりも高速にする。
続いて、下穴形成工程を実行する。下穴形成工程は、図2の(b)に示すように、第一本接合工程における摩擦攪拌の開始位置SM1に下穴P1を形成する工程である。即ち、下穴形成工程は、本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の挿入予定位置に下穴P1を形成する工程である。
下穴P1は、本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の挿入抵抗(圧入抵抗)を低減する目的で設けられるものであり、本実施形態では、仮接合用回転ツールFの攪拌ピンF2(図2の(a)参照)を離脱させたときに形成される抜き穴H1を図示せぬドリルなどで拡径することで形成される。抜き穴H1を利用すれば、下穴P1の形成工程を簡略化することが可能となるので、作業時間を短縮することが可能となる。下穴P1の形態に特に制限はないが、本実施形態では、円筒状としている。なお、本実施形態では、第二タブ材3に下穴P1を形成しているが、下穴P1の位置に特に制限はなく、第一タブ材2に形成してもよいし、突合部J2,J3に形成してもよいが、好適には、本実施形態の如く被接合金属部材1の表面A側に現れる被接合金属部材1の継ぎ目(境界線)の延長線上に形成することが望ましい。
下穴P1の最大穴径Zは、本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の最大外径(上端径)Yよりも小さくなっているが、好適には、攪拌ピンG2の最大外径Yの50〜90%とすることが望ましい。なお、下穴P1の最大穴径Zが攪拌ピンG2の最大外径Yの50%を下回ると、攪拌ピンG2の圧入抵抗の低減度合いが低下する虞があり、また、下穴Pの最大穴径Zが攪拌ピンG2の最大外径Yの90%を上回ると、攪拌ピンG2による摩擦熱の発生量が少なくなって塑性流動化する領域が小さくなり、入熱量が減少するので、本接合用回転ツールGを移動させる際の負荷が大きくなり、欠陥が発生し易くなる。
なお、本実施形態では、仮接合用回転ツールFの攪拌ピンF2(図2の(a)参照)の抜き穴H1を拡径して下穴P1とする場合を例示したが、攪拌ピンF2の最大外径Xが本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の最小外径Yよりも大きく、かつ、攪拌ピンF2の最大外径Xが攪拌ピンG2の最大外径Yよりも小さい(Y<X<Y)場合などにおいては、攪拌ピンF2の抜き穴H1をそのまま下穴P1としてもよい。
(3)第一本接合工程
第一本接合工程は、被接合金属部材1の突合部J1を表面A側から本格的に接合する工程である。本実施形態に係る第一本接合工程では、図2の(b)に示す本接合用回転ツールGを使用し、仮接合された状態の突合部J1に対して被接合金属部材1の表面A側から摩擦攪拌を行う。
第一本接合工程では、図4の(a)〜(c)に示すように、開始位置SM1に形成した下穴P1に本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2を挿入(圧入)し、挿入した攪拌ピンG2を途中で離脱させることなく終了位置EM1まで移動させる。即ち、第一本接合工程では、下穴P1から摩擦攪拌を開始し、終了位置EM1まで連続して摩擦攪拌を行う。なお、本実施形態では、第二タブ材3に摩擦攪拌の開始位置SM1を設け、第一タブ材2に終了位置EM1を設けているが、開始位置SM1と終了位置EM1の位置を限定する趣旨ではない。
図4の(a)〜(c)を参照して第一本接合工程をより詳細に説明する。
まず、図4の(a)に示すように、下穴P1(開始位置SM1)の直上に本接合用回転ツールGを位置させ、続いて、本接合用回転ツールGを左回転させつつ下降させて攪拌ピンG2の先端を下穴P1に挿入する。攪拌ピンG2を下穴P1に入り込ませると、攪拌ピンG2の周面(側面)が下穴P1の穴壁に当接し、穴壁から金属が塑性流動化する。このような状態になると、塑性流動化した金属を攪拌ピンG2の周面で押し退けながら、攪拌ピンG2が圧入されることになるので、圧入初期段階における圧入抵抗を低減することが可能となり、また、本接合用回転ツールGのショルダ部G1が第二タブ材3の表面32に当接する前に攪拌ピンG2が下穴P1の穴壁に当接して摩擦熱が発生するので、塑性流動化するまでの時間を短縮することが可能となる。つまり、摩擦攪拌装置の負荷を低減することが可能となり、加えて、本接合に要する作業時間を短縮することが可能となる。
摩擦攪拌の開始位置SM1に本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2を挿入する際の本接合用回転ツールGの回転速度(挿入時の回転速度)は、攪拌ピンG2の寸法・形状、摩擦攪拌される被接合金属部材1等の材質や肉厚等に応じて設定されるものであり、多くの場合、70〜700(rpm)の範囲内において設定されるが、開始位置SM1から摩擦攪拌の終了位置EM1に向かって本接合用回転ツールGを移動させる際の本接合用回転ツールGの回転速度(移動時の回転速度)よりも高速にすることが望ましい。このようにすると、挿入時の回転速度を移動時の回転速度と同じにした場合に比べて、金属を塑性流動化させるまでに要する時間が短くなるので、開始位置SM1における攪拌ピンG2の挿入作業を迅速に行うことが可能となる。
攪拌ピンG2の全体が第二タブ材3に入り込み、かつ、ショルダ部G1の下端面G11の全面が第二タブ材3の表面32に接触したら、図4の(b)に示すように、摩擦攪拌を行いながら被接合金属部材1の突合部J1の一端に向けて本接合用回転ツールGを相対移動させ、さらに、突合部J3を横切らせて突合部J1に突入させる。本接合用回転ツールGを移動させると、その攪拌ピンG2の周囲にある金属が順次塑性流動化するとともに、攪拌ピンG2から離れた位置では、塑性流動化していた金属が再び硬化して塑性化領域W1(以下、「表面側塑性化領域W1」という。)が形成される。
本接合用回転ツールGの移動速度(送り速度)は、攪拌ピンG2の寸法・形状、摩擦攪拌される被接合金属部材1等の材質や肉厚等に応じて設定されるものであるが、多くの場合、30〜300(mm/分)の範囲内において設定される。なお、本接合用回転ツールGを移動させる際には、ショルダ部G1の軸線を鉛直線に対して進行方向の後ろ側へ僅かに傾斜させてもよいが、傾斜させずに鉛直にすると、本接合用回転ツールGの方向転換が容易となり、複雑な動きが可能となる。
被接合金属部材1への入熱量が過大になる虞がある場合には、本接合用回転ツールGの周囲に表面A側から水を供給するなどして冷却することが望ましい。なお、被接合金属部材1の突合部J1間に冷却水が入り込むと、接合面に酸化皮膜を発生させる虞があるが、本実施形態においては、仮接合工程を実行して被接合金属部材1間の目地を閉塞しているので、被接合金属部材1の突合部J1に冷却水が入り込み難く、したがって、接合部の品質を劣化させる虞がない。
被接合金属部材1の突合部J1では、被接合金属部材1の継ぎ目上(仮接合工程における移動軌跡上)に摩擦攪拌のルートを設定し、当該ルートに沿って本接合用回転ツールGを相対移動させることで、突合部J1の一端から他端まで連続して摩擦攪拌を行う。突合部J1の他端まで本接合用回転ツールGを相対移動させたら、摩擦攪拌を行いながら突合部J2を横切らせ、そのまま終了位置EM1に向けて相対移動させる。
なお、本実施形態では、被接合金属部材1の表面A側に現れる継ぎ目(境界線)の延長線上に摩擦攪拌の終了位置EM1を設定しているので、第一本接合工程における摩擦攪拌のルートが一直線にすることができる。摩擦攪拌のルートを一直線にすると、本接合用回転ツールGの移動距離を最小限に抑えることができるので、第一本接合工程を効率よく行うことが可能となり、さらには、本接合用回転ツールGの磨耗量を低減することが可能となる。
本接合用回転ツールGが終了位置EM1に達したら、図4の(c)に示すように、本接合用回転ツールGを回転させつつ上昇させて攪拌ピンG2を終了位置EM1(図4の(b)参照)から離脱させる。なお、終了位置EM1において攪拌ピンG2を上方に離脱させると、攪拌ピンG2と略同形の抜き穴Q1が不可避的に形成されることになるが、本実施形態では、そのまま残置する。
なお、本実施形態では、図4の(b)及び(c)に示すように、本接合用回転ツールGを左回転させて第一本接合工程を行ったため、進行方向右側、即ち、金属部材1aにトンネル状の空洞欠陥(以下、トンネル状空洞欠陥Rとする)が形成される可能性がある。摩擦攪拌を行う際に、進行方向右側はシアー側(回転ツールの回転速度に回転ツールの移動速度が加算される側)であるため、メタルが強く攪拌されて高温軟化し、バリとなって排出され易いと考えられる。このため、進行方向右側はメタルが不足するので、トンネル状空洞欠陥Rが形成される可能性がある。また、進行方向左側、即ち、金属部材1b側は、フロー側(回転ツールの回転速度に回転ツールの移動速度が減算される側)であるため、メタルの攪拌が比較的弱く、バリとなって排出され難いと考えられ、比較的緻密な塑性化領域が形成される。
ちなみに、本接合用回転ツールGを右回転させると、進行方向左側は、シアー側となるため進行方向左側にトンネル状空洞欠陥Rが形成される可能性がある。一方、進行方向右側は、フロー側となるため、比較的緻密な塑性化領域が形成される。
かかるトンネル状空洞欠陥Rなどの接合欠陥が被接合金属部材1に形成されると、被接合金属部材1の気密性及び水密性を低下させる原因となる。
なお、本実施形態では裏当部材10を用いたが、本接合用回転ツールGの大きさ、押込み量の設定によっては裏当部材10を設けなくてもよい。
第一本接合工程が終了したら、裏当部材10を被接合金属部材1から切削除去するとともに、第一予備工程、第一本接合工程における摩擦攪拌で発生したバリを除去し、図1の(a)に示す前後軸回りに被接合金属部材1を裏返し、裏面Bを上にする。
(4)第二予備工程
第二予備工程は、第二本接合工程に先立って行われる工程であり、本実施形態では、被接合金属部材1の表面Aに裏当部材10を配置させるタブ材配置工程と、第二本接合工程における摩擦攪拌の開始位置SM2に下穴P2を形成する下穴形成工程を具備している。なお、第二予備工程の中に、前記した第一タブ材接合工程、仮接合工程及び第二タブ材接合工程を含ませてもよい。
(5)第二本接合工程
第二本接合工程は、被接合金属部材1の突合部J1を裏面B側から本格的に接合する工程である。本実施形態に係る第二本接合工程では、図5の(a)〜(c)に示すように、第一本接合工程で使用した本接合用回転ツールGを使用して、突合部J1に対して被接合金属部材1の裏面B側から摩擦攪拌を行う。
第二本接合工程では、第二タブ材3に設けた下穴P2(開始位置SM2)に本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2を挿入(圧入)し、挿入した攪拌ピンG2を途中で離脱させることなく第一タブ材2に設けた終了位置EM2まで移動させる。即ち、第二本接合工程では、下穴P2から摩擦攪拌を開始し、終了位置EM2まで連続して摩擦攪拌を行う。
図5の(a)〜(c)及び図6を参照して第二本接合工程をより詳細に説明する。
まず、図5の(a)に示すように、下穴P2の直上に本接合用回転ツールGを位置させ、続いて、本接合用回転ツールGを左回転させつつ下降させて攪拌ピンG2の先端を下穴P2に挿入する。なお、本接合用回転ツールGの挿入時の回転速度は、前記した第一本接合工程の場合と同様に、本接合用回転ツールGの移動時の回転速度よりも高速にすることが望ましい。
攪拌ピンG2の全体が第二タブ材3に入り込み、かつ、ショルダ部G1の下端面G11の全面が第二タブ材3の表面に接触したら、図5の(b)に示すように、摩擦攪拌を行い本接合用回転ツールGを被接合金属部材1の突合部Jの一端に向けて相対移動させる。本接合用回転ツールGを移動させると、その攪拌ピンG2の周囲にある金属が順次塑性流動化するとともに、攪拌ピンG2から離れた位置では、塑性流動化していた金属が再び硬化して塑性化領域W2(以下、「裏面側塑性化領域W2」という。)が形成される。
また、図6に示すように、第二本接合工程においては、本接合用回転ツールGを左回転させて、被接合金属部材1の第一側面C側から第二側面D側に向けて摩擦攪拌を行うため、進行方向左側、即ち、金属部材1a側では、比較的緻密な塑性化領域が形成される。したがって、第一本接合工程によって形成された表面側塑性化領域W1のトンネル状空洞欠陥Rを確実に密閉することができる。
なお、第一本接合工程の場合と同様に、本接合用回転ツールGを移動させる際には、ショルダ部G1の軸線を鉛直線に対して進行方向の後ろ側へ僅かに傾斜させてもよいが、傾斜させずに鉛直にすると、本接合用回転ツールGの方向転換が容易となり、複雑な動きが可能となる。また、被接合金属部材1への入熱量が過大になる虞がある場合には、本接合用回転ツールGの周囲に裏面B側から水を供給するなどして冷却することが望ましい。
図5の(c)に示すように、本接合用回転ツールGが終了位置EM2に達したら、本接合用回転ツールGを回転させつつ上昇させて攪拌ピンG2を終了位置EM2から離脱させる(図5の(c)参照)。本接合用回転ツールGの離脱時の回転速度は、前記した第一本接合工程の場合と同様に、移動時の回転速度よりも高速にすることが望ましい。
なお、第一本接合工程で残置された抜き穴Q1と第二本接合工程における本接合用回転ツールGの移動ルートとが重なると、塑性流動化した金属が抜き穴Q1に流れ込み、接合欠陥が発生する虞があるので、抜き穴Q1から離れた位置に第二本接合工程における摩擦攪拌の終了位置EM2(抜き穴Q2)を設けるとともに、抜き穴Q1を避けるように第二本接合工程における摩擦攪拌のルートを設定し、当該ルートに沿って本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2を移動させることが望ましい。
また、第二本接合工程で用いる本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2が第一本接合工程の抜き穴Q1を通過しない場合であっても、その離隔距離が小さい場合には、塑性流動化した金属が抜き穴Q1に押し出され、接合欠陥が発生する虞があるので、より好適には、第一本接合工程における摩擦攪拌の終了位置EM1と、第二本接合工程における本接合用回転ツールGの移動軌跡(本実施形態では終了位置EM2)との平面視での最短距離dを、本接合用回転ツールGのショルダ部G1の外径Y以上にすることが望ましい。
なお、本実施形態の如く第一本接合工程で使用した本接合用回転ツールGを使用して第二本接合工程を行えば、作業効率が向上してコストの削減を図ることが可能になり、さらには、表面側塑性化領域W1の断面積と裏面側塑性化領域W2の断面積とが同等になるので、接合部の品質が均質になるが、第一本接合工程と第二本接合工程とで異なる形態の本接合用回転ツールを用いても差し支えない。
第一本接合工程と第二本接合工程とで異なる形態の本接合用回転ツールを用いる場合には、例えば図7の(a)及び(b)に示すように、第一本接合工程で用いる本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2の長さLと第二本接合工程で用いる本接合用回転ツールG’の攪拌ピンG2’の長さLの和を、突合部J1における被接合金属部材1の肉厚t以上に設定することが望ましい。なお、攪拌ピンG2,G2’の長さL,Lが、それぞれ肉厚t未満であることは言うまでもない。このようにすれば、第一本接合工程で形成された表面側塑性化領域W1が、第二本接合工程で使用する本接合用回転ツールG’の攪拌ピンG2’によって再び摩擦攪拌されることになるので、表面側塑性化領域W1に空洞欠陥が形成されていたとしても、当該空洞欠陥を密閉することが可能となり、ひいては、接合部における気密性や水密性を向上させることが可能となる。
なお、より好適には、図7の(a)及び(b)に示すように、本接合用回転ツールG,G’の攪拌ピンG2,G2’の長さL,Lを、それぞれ、突合部J1における被接合金属部材1の肉厚tの1/2以上に設定することが望ましく、さらには、肉厚tの3/4以下に設定することが望ましい。攪拌ピンG2,G2’の長さL,Lを、肉厚tの1/2以上に設定すると、表面側塑性化領域W1と裏面側塑性化領域W2とが被接合金属部材1の肉厚方向の中央部において重複するとともに、表面側塑性化領域W1の断面積と裏面側塑性化領域W2の断面積との差が小さくなるので、接合部の品質が均質になり、攪拌ピンG2,G2’の長さL,Lを、肉厚tの3/4以下に設定すると、摩擦攪拌を行う際に裏当部材が不要となるので、作業効率を向上させることが可能となる。
より好適には、攪拌ピンG2,G2’の長さL,Lを、1.01≦(L+L)/t≦1.10という関係を満たすように設定するとよい。(L+L)/tを1.01以上にしておけば、被接合金属部材1に寸法公差等があったとしても、第二本接合工程において、攪拌ピンG2’を確実に表面側塑性化領域W1に入り込ませることが可能となる。また、(L+L)/tを1.10よりも大きくすると、各回転ツールが必要以上に大きくなって摩擦攪拌装置に掛かる負荷が大きくなるが、(L+L)/tを1.10以下にしておけば、摩擦攪拌装置に掛かる負荷が小さいものとなる。
以上説明した第一実施形態によれば、前記第二本接合工程において、第一本接合工程で形成された表面側塑性化領域W1に本接合用回転ツールGの攪拌ピンG2を入り込ませつつ摩擦攪拌を行うため、第一本接合工程で形成される表面側塑性化領域W1を広範囲に亘って再度摩擦攪拌することができる。これにより、第一本接合工程で形成される表面側塑性化領域W1の空洞欠陥Rを密閉することができる。また、図6に示すように、本実施形態においては、第一本接合工程及び第二本接合工程において、本接合用回転ツールGを左回転させるとともに、被接合金属部材1の第一側面C側に摩擦攪拌の開始位置を設定し、第二側面D側に向けて摩擦攪拌を行うため、表面側塑性化領域W1に形成されたトンネル状空洞欠陥Rを確実に密閉することができる。
また、本実施形態においては、第一本接合工程と第二本接合工程において同一の本接合用回転ツールGを用いているので、裏面側塑性化領域W2の断面積は、表面側塑性化領域W1の断面積と同等になる。したがって、接合部の品質を均質に成形することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更が可能である。
例えば、第一本接合工程及び第二本接合工程における本接合用回転ツールGの進行方向及び回転方向を他の形態で設定してもよい。
図8に示すように、第一本接合工程の開始位置を第一側面C側に設定するとともに、本接合用回転ツールGを右回転に設定し、第二本接合工程の開始位置を第二側面D側設定するとともに、本接合用回転ツールGを左回転に設定してもよい。
即ち、第一本接合工程の開始位置を第二タブ材3(第一側面C側)に設けて、本接合用回転ツールGを右回転させて摩擦攪拌を行うと、金属部材1b側にトンネル状空洞欠陥Rが形成される。したがって、第二本接合工程の摩擦攪拌の開始位置を第一タブ材2(第二側面D側)に設定し、本接合用回転ツールGを左回転させて摩擦攪拌を行うと、進行方向左側に比較的緻密な塑性化領域が形成されるため、より確実にトンネル状空洞欠陥Rを密閉することができる。
即ち、第一本接合工程の開始位置を被接合金属部材1の第一側面C側に設定し、第二本接合工程の開始位置を被接合金属部材1の第二側面D側に設定した場合、第一本接合工程における本接合用回転ツールGの回転方向と、第二本接合工程における本接合用回転ツールGの回転方向が異なるように設定することが好ましい。
一方、第一本接合工程の開始位置を被接合金属部材1の第一側面C側に設定し、第二本接合工程の開始位置も被接合金属部材1の第一側面C側に設定した場合、第一本接合工程における本接合用回転ツールGの回転方向と、第二本接合工程における本接合用回転ツールGの回転方向を同一に設定することが好ましい。
このように、摩擦攪拌の特性に基づいて回転ツールの開始位置及び進行方向を適宜設定することで、より確実に接合欠陥を密閉することができる。
なお、図8に示すように、表面側塑性化領域W1及び裏面側塑性化領域W2の深さが突合部の深さよりも大きくなるように塑性化領域を形成してもよい。これにより、より多くの領域を重複させることができる。
また、本実施形態では、一対の金属部材1a,1bを直線状に突き合わせた場合を例にして説明したが、L字状など他の形態で突き合わせた場合においても適用することができる。
1 接合金属部材
1a 金属部材
1b 金属部材
2 第一タブ材
3 第二タブ材
J1〜J3 突合部
A 表面
B 裏面
C 第一側面
D 第二側面
F 仮接合用回転ツール
F1 ショルダ部
F2 攪拌ピン
G 本接合用回転ツール
G1 ショルダ部
G2 攪拌ピン
R 空洞欠陥
W1,W2 塑性化領域

Claims (5)

  1. 金属部材同士の突合部に対して前記金属部材の表面側から摩擦攪拌を行う第一本接合工程と、
    前記突合部に対して前記金属部材の裏面側から摩擦攪拌を行う第二本接合工程と、を含む接合方法であって、
    前記第一本接合工程を行う前に、
    前記金属部材の両側面に現れる前記突合部に沿って一対のタブ材を配置するタブ材配置工程と、
    一方の前記タブ材と前記金属部材との突合部及び他方の前記タブ材と前記金属部材との突合部に対して仮接合を行う仮接合工程と、
    前記第一本接合工程を行う前に、予め前記金属部材同士の突合せ面及び前記金属部材と前記タブ材との突合せ面を脱脂する脱脂工程と、を含み、
    前記第二本接合工程において、前記第一本接合工程で形成された塑性化領域に回転ツールの攪拌ピンを入り込ませつつ摩擦攪拌を行うことを特徴とする接合方法。
  2. 前記第一本接合工程を行う前に、
    一方の金属部材の表面と他方の金属部材の表面とを面一にし、さらに、一方の金属部材の裏面と他方の金属部材の裏面とを面一にすることを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
  3. 前記第一本接合工程の終了後に、
    前記本接合工程における摩擦攪拌で発生したバリを除去し、被接合金属部材を裏返し、裏面を上にすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接合方法。
  4. 前記第一本接合工程を行う前に、第一本接合工程における摩擦攪拌の開始位置に下穴を形成する下穴形成工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の接合方法。
  5. 前記第二本接合工程を行う前に、第二本接合工程における摩擦攪拌の開始位置に下穴を形成する下穴形成工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の接合方法。
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