JP5458906B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
先ず、各実施形態に共通の電子カメラ101の全体構成および基本動作について説明する。図1は電子カメラ101の構成を示すブロック図で、電子カメラ101は、光学系102と、メカニカルシャッタ103と、撮像素子104と、A/D変換部105と、画像バッファ106と、画像処理部107と、カメラ制御部108と、メモリ109と、表示部110と、操作部材111と、メモリカードIF(インターフェース)112とで構成される。ここで、画像処理部107は、本発明に係る画像処理プログラムが搭載された画像処理装置に相当するブロックである。
次に、画像処理部107の構成および動作について詳しく説明する。図2は画像処理部107の構成例を示すブロック図である。図2において、画像処理部107は、ホワイトバランス処理部(WB処理部)201と、ホワイトバランスゲイン算出部(WBゲイン算出部)202と、ガンマ変換部203と、色補間処理部204と、ガンマ補正処理部205と、彩度強調処理部206と、輪郭強調処理部207と、圧縮処理部208とで構成される。尚、図2において、図1と同符号のものは同じものを示す。以下、画像処理部107の各部について詳しく説明する。
図3は、第1の実施形態に係る電子カメラ101における色差画像生成部252の構成および処理の流れを示すブロック図である。色差画像生成部252は、図2のガンマ変換部203から入力するRAWデータを処理して各画素に色差データ(Cr,Cb)を生成する。
暫定色差生成部301は、入力されたRAWデータから暫定色差データを生成する。尚、色差データの生成は任意の方法で構わないが、色差平滑化などの偽色除去処理を含まない方法が望ましい。
暫定色差データを生成する注目画素(R画素またはB画素)の近傍のG成分の画素(G画素)から画像構造が類似する方向を判定する。
Cv=|(注目画素の上に隣接するG画素値)−(注目画素の下に隣接するG画素値)| …(式1)
Ch=|(注目画素の左に隣接するG画素値)−(注目画素の右に隣接するG画素値)| …(式2)
例えば、図4(a)において、R成分の画素(2,3)を注目画素とした場合、画素(2,3)を中心とする1行目から3行目および2列目から4列目の3×3画素の領域を特定領域とする。そして、縦方向の同色隣接画素の差分の絶対値(Cv)は、画素(2,3)の上下に隣接するG成分の画素(1,3)および画素(3,3)から(式1)を用いて次のように算出する。
Cv=|G(1,3)−G(3,3)|
尚、注目画素である画素(2,3)の上下に隣接する画素として、同じ列c3のG成分の画素(1,3)および画素(3,3)以外のG成分の画素からも同様に(式1)を用いて差分の絶対値Cvを算出する場合は、これら複数の差分の絶対値の和をCvとしても構わない。
Ch=|G(2,2)−G(2,4)|
尚、注目画素である画素(2,3)の左右に隣接する画素として、同じ行r2のG成分の画素(2,2)および画素(2,4)以外のG成分の画素からも同様に(式2)を用いて差分の絶対値Chを算出する場合は、これらの複数の差分の絶対値の和をChとしても構わない。
手順1で算出した縦方向と横方向の差分の絶対値(または複数の差分の絶対値の和)を比較して類似性の強い方向(類似方向と称す)を判別し、類似方向にあるG成分の画素の画素値を用いて注目画素(R画素またはB画素)におけるG成分を補間する。
Gr(2,3)=(G(1,3)+G(3,3))/2
Cv>Chの場合、R成分の画素(2,3)に隣接する左右のG成分の画素(2,2)および画素(2,4)の画素値の平均値を画素(2,3)のG成分(Gr(2,3))とし、次のように計算する。
Gr(2,3)=(G(2,2)+G(2,4))/2
尚、B画素が注目画素である場合でも、上記のR画素の場合と同様に隣接するG画素から補間して注目画素のG成分を求めることができる。
手順2で求めたR画素位置およびB画素位置のG成分を用いて、R画素位置およびB画素位置の色差データ(暫定色差データ)を生成する。
Cr’(2,3)=R(2,3)−Gr(2,3)
また、B成分の画素(3,2)の暫定色差データをCb’(3,2)とすると、次のように求めることができる。
Cb’(3,2)=B(3,2)−Gb(3,2)
同様に、他のR成分の画素およびB成分の画素についてもそれぞれ暫定色差データを求めることができる。ここで、手順3の処理後の様子を図4(c)に示す。尚、図4(c)は、図4(a)および図4(b)と同じ画素配置で示した図である。例えば、図4(a)のR成分の画素(2,1),画素(2,3),画素(4,1),画素(4,3)に対する暫定色差データは、図4(c)に示すように、それぞれCr’(2,1),Cr’(2,3),Cr’(4,1),Cr’(4,3)として求められる。同様に、図4(a)のB成分の画素(1,2),画素(1,4),画素(3,2),画素(3,4)に対する暫定色差データは、図4(c)に示すように、それぞれCb’(1,2),Cb’(1,4),Cb’(3,2),Cb’(3,4)として求められる。
次に、色差平滑部302の処理について説明する。図3において、色差平滑部302は、平滑対象の注目画素を含む特定範囲内の色差の平均値を算出して、これを平滑色差データとして出力する。
次に、色差範囲設定部303の処理について説明する。図3において、色差範囲設定部303は、各画素の色差データの取り得る範囲(色差範囲)を設定する。例えば、色差範囲設定部303は、色差範囲の設定を行うR成分の画素またはB成分の画素を注目画素として、近傍のG成分の画素の最小値と最大値を求める。そして、求めたG成分の最小値または最大値をR成分またはB成分の注目画素の画素値からそれぞれ減算することにより、注目画素の色差データの最大値と最小値を算出し、これを注目画素の色差範囲とする。
R成分の各画素について、その画素の上下左右に隣接する4つのG成分の画素の画素値の中から最大値G_maxおよび最小値G_minを求める。
R成分の各画素について、手順1で求めたG成分の最大値G_maxおよび最小値G_minを用いて、色差データCrの最小値Cr_minを(式3)に示すように算出し、色差データCrの最大値Cr_maxを(式4)に示すように算出する。
Cr_min=R成分の注目画素の画素値−G_max …(式3)
Cr_max=R成分の注目画素の画素値−G_min …(式4)
そして、Cr_minからCr_maxまでをR成分の注目画素の色差データCrの範囲(色差範囲)とする。
B成分の各画素についても、R成分の画素と同様に(手順1)と(手順2)の処理を行って、色差データCbの最小値Cb_minと最大値Cb_maxを算出する。
次に、色差平滑制御部304の処理について説明する。図3において、色差平滑制御部304は、色差平滑部302が求めた平滑色差データを色差範囲設定部303が求めた色差範囲に制限する。
(平滑色差データ<色差データの最小値)の場合、色差データの最小値を平滑制御色差データとして出力する。
(平滑色差データ>色差データの最大値)の場合、色差データの最大値を平滑制御色差データとして出力する。
(色差データの最小値≦平滑色差データ≦色差データの最大値)の場合、色差平滑部302が出力する平滑色差データを平滑制御色差データとして出力する。
次に、色差平滑制御部304が行う色差データの補間処理について説明する。色差平滑制御部304は、R成分の画素位置にB成分の色差データCbを周辺のB成分の色差データから補間し、同様にB成分の画素位置にR成分の色差データCrを周辺のR成分の色差データから補間する。また、色差平滑制御部304は、図5(b)のG成分の画素位置におけるR成分の色差データCrおよびB成分の色差データCbも補間する。この補間処理について、図6(a)を用いて説明する。図6(a)は図5(b)に対応する図で、図4(a)と同じベイヤー配列の画素配置になっている。
Cr(2,2)=(Cr(2,1)+Cr(2,3))/2
また、G成分の画素(2,2)のB成分の色差データCbを生成する場合は、画素(2,2)の上下の画素(1,2)および画素(3,2)のB成分の色差データCbの平均値を次のように求め、これを画素(2,2)のB成分の色差データCb(2,2)とする。
Cb(2,2)=(Cb(1,2)+Cb(3,2))/2
このようにして、色差平滑制御部304は、画像内の全てのG成分の画素の色差データCrおよび色差データCbを生成する。尚、画面の端にある画素については、その画素の上下または左右に平均を取るべき色差データ(CrまたはCb)の画素が存在しない場合があるので、例外処理を行って色差データを生成する。この例外処理は、例えば図6(a)の画素(3,1)の場合、上下の画素からR成分の色差データCrを生成することはできるが、左側にB成分の色差データCbの画素が存在しないのでB成分の色差データCbを生成することができない。この場合は、例えば隣接する画素(3,2)のB成分の色差データCb(3,2)をそのまま用いる。或いは、3行目の右側の複数のB成分の色差データCbの傾き(図6(a)の場合は色差データCb(3,2)およびCb(3,4))の傾き)から画素(3,1)のB成分の色差データCb(3,1)を予測しても構わない。同様に、画面の角の部分の画素(1,1)の場合は、上側および左側の画素が存在しないので、画素(1,1)のR成分の色差データCr(1,1)およびB成分の色差データCb(1,1)の両方について、下側または右側の画素の色差データをそのまま用いるか、1行目または1列目の色差データの傾向から画素(1,1)のR成分の色差データCr(1,1)またはB成分の色差データCb(1,1)をそれぞれ予測する。
Cb(2,3)=(Cb(1,2)+Cb(1,4)+Cb(3,2)+Cb(3,4))/4
同様に、例えばB成分の色差データCbのみの画素(3,2)の場合は、その周辺にある画素(2,1)と画素(2,3)と画素(4,1)と画素(4,3)の4つの画素の色差データCrの平均値を下記のように求め、これを画素(3,2)のR成分の色差データCr(3,2)とする。
Cr(3,2)=(Cr(2,1)+Cr(2,3)+Cr(4,1)+Cr(4,3))/4
また、例えば図6(a)において、周辺に4つの画素が存在しない画素(2,1)については、その周辺にある画素(1,2)と画素(3,2)のB成分の色差データ(Cb(1,2)とCb(3,2))の平均値を画素(2,1)のB成分の色差データCb(2,1)とする。同様に、画素(1,2)のR成分の色差データCr(1,2)についても、画素(2,1)と画素(2,3)のR成分の色差データ(Cr(2,1)とCr(2,3))の平均値を画素(1,2)のR成分の色差データCr(1,2)とする。
[輝度画像生成部251の処理例]
輝度画像生成部251は、例えば図4(a)のRAWデータの画素(1,1)の輝度データL(1,1)を、画素(1,1)と画素(1,2)と画素(2,1)と画素(2,2)の4つの画素の平均値とする。そして、同様の処理を1画素ずつシフトしながら全画素の輝度データを生成する。尚、画面の右端や下端の画素については、色差データの生成と同様に近接する画素の輝度データをそのまま用いるか、色差データの生成処理で説明したような例外的な処理を行い、周辺の複数の画素の輝度データから輝度変化の傾向を予測する。
ここで、第1の実施形態に係る電子カメラ101の効果について説明する。電子カメラ101において色差画像生成部252の暫定色差生成部301で生成された暫定色差データには偽色が残っている。その偽色を除去するために、色差平滑部302で色差平滑を行っているが、色差平滑部302が生成する平滑色差データは、画像の色構造の境界領域で色にじみが生じる。ここまでの処理は従来から行われている処理である。本実施形態では、この色にじみを抑制するために、色差範囲設定部303と色差平滑制御部304を設け、色差平滑制御部304は、色差範囲設定部303で設定した色差範囲内に、色差平滑部302が出力する平滑色差データを制限する処理を行う。
次に、第2の実施形態に係る電子カメラ101について説明する。本実施形態では、図2の色差画像生成部252の構成が第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態で説明した色差画像生成部252a(図3)の代わりに、本実施形態では色差画像生成部252b(図7)を用いる。尚、図7において、図3と同符号のブロックは同じものを示す。
図7において、色差平滑制御部304aは、色差平滑部302が求めた平滑色差データが色差範囲設定部303が求めた色差範囲内にあるか否かを判定し、色差範囲外の場合には、色差平滑部302の処理が施されていない暫定色差生成部301が出力する暫定色差データを出力する。具体的には次のように処理する。
(平滑色差データが色差範囲内の場合) 色差平滑部302が処理した平滑色差データを平滑制御色差データとして出力する。
(平滑色差データが色差範囲外の場合) 色差平滑部302が未処理の暫定色差生成部301が出力する暫定色差データを平滑制御色差データとして出力する。
次に、第3の実施形態に係る電子カメラ101について説明する。本実施形態では、図2の色差画像生成部252の構成が第1の実施形態または第2の実施形態とは異なる。第1の実施形態の色差画像生成部252a(図3)の代わりに、本実施形態では色差画像生成部252c(図8)が用いられる。尚、図8において、図3と同符号のブロックは同じものを示す。
図8において、色差平滑部302bが色差平滑処理を実行しながら、色差平滑制御部304bも処理を実行し、色差平滑制御部304bが処理した平滑制御色差データを色差平滑部302bにフィードバックするようになっている。尚、色差平滑制御部304bの処理自体は、第1の実施形態の色差平滑制御部304の処理と同じであるが、平滑制御色差データを色差平滑部302bにフィードバックする経路が設けられている点が異なる。
色差平滑部302bは、色差平滑処理を行う注目画素(画素602)を中心とする横9画素×縦1画素の範囲に含まれる5つのR成分の画素の暫定色差データの平均値Cr’_aveを以下のように求める。
Cr’_ave=(Cr’1+Cr’2+Cr’3+Cr’4+Cr’5)/5
尚、Cr’1、Cr’2、Cr’3、Cr’4およびCr’5は、暫定色差生成部301が求めたR成分の5つの画素における暫定色差データである。
色差平滑部302bは、色差平滑処理を行う注目画素(画素602)から上側に2画素の位置にある画素603の平滑制御色差データCr0を参照する。
色差平滑部302bは、手順1で求めた暫定色差データの平均値Cr’_aveと、手順2で参照する平滑制御色差データCr0とを以下のように加重平均して、画素602の平滑色差データCr3を求める。
同様に、他のR成分の画素やB成分の画素についても手順1から手順3の処理を行って平滑色差データCrおよびCbを求める。
次に、第4の実施形態に係る電子カメラ101について説明する。本実施形態では、図3,図7または図8の色差範囲設定部303の処理が第1,第2または第3の実施形態と異なるだけで、他の部分の処理については上記の各実施形態と同じである。
R成分の各画素について、その画素の近傍の例えば5×5画素の範囲において、R成分の画素の画素値の最大値R_maxと最小値R_minを求め、さらにG成分の画素の画素値の最大値G_maxと最小値G_minを求める。
R成分の各画素について、色差データCrの最小値Cr_minを(式6)に示すように算出し、色差データCrの最大値Cr_maxを(式7)に示すように算出する。
Cr_max=R_max−G_min …(式6)
Cr_min=R_min−G_max …(式7)
そして、Cr_min(下限値)からCr_max(上限値)までを注目画素の色差データCrの範囲(色差範囲)とする。
B成分の各画素についても、R成分の画素と同様に(手順1)および(手順2)の処理を行って、色差データCbの最小値Cb_minと最大値Cb_maxを算出する。
次に、第5の実施形態に係る電子カメラ101について説明する。本実施形態では、第4の実施形態と同様に、図3,図7または図8の色差範囲設定部303の処理が第1,第2または第3の実施形態と異なるだけで、他の部分の処理については上記の各実施形態と同じである。
R成分の注目画素とその近傍の局所的な領域内の複数のG成分の画素の組み合わせを左右方向と上下方向の2通りとし、それぞれ組合せの複数のG成分の画素の平均値G1およびG2を求める。
G1=R成分の注目画素の左右のG成分の画素の画素値の平均値 …(式8)
G2=R成分の注目画素の上下のG成分の画素の画素値の平均値 …(式9)
(手順2)
手順1で求めた局所的な領域での平均値G1とG2を比較して、G成分の最大値G_maxと最小値G_minをそれぞれ求める。
G_max=G1とG2のうちの大きい方
G_min=G1とG2のうちの小さい方
(手順3)
R成分の各画素について、色差データCrの最小値Cr_minを(式10)に示すように算出し、色差データCrの最大値Cr_maxを(式11)に示すように算出する。
Cr_max=R成分の注目画素の画素値−G_min …(式10)
Cr_min=R成分の注目画素の画素値−G_max …(式11)
そして、Cr_min(下限値)からCr_max(上限値)までを注目画素の色差データCrの範囲(色差範囲)とする。
B成分の各画素についても、R成分の画素と同様に(手順1)および(手順3)の処理を行って、色差データCbの最小値Cb_minと最大値Cb_maxを算出する。
次に、第6の実施形態に係る電子カメラ101について説明する。本実施形態では、第4の実施形態と同様に、図3,図7または図8の色差範囲設定部303の処理が第1,第2または第3の実施形態と異なるだけで、他の部分の処理については上記の各実施形態と同じである。
R成分の注目画素とその近傍の局所的な領域内の複数のG成分の画素の組み合わせを左右方向と上下方向の2通りとし、(式12)および(式13)に示すように、それぞれ組合せの複数のG成分の画素の平均値G1およびG2を求める。
G1=R成分の注目画素の左右のG成分の画素の画素値の平均値 …(式12)
G2=R成分の注目画素の上下のG成分の画素の画素値の平均値 …(式13)
(手順2)
手順1で求めた局所的な領域でのG成分の画素の画素値の平均値G1およびG2に対して、(式14)および(式15)に示すように、それぞれR成分の注目画素との仮の色差データCr1およびCr2を求める。
Cr1=R成分の注目画素の画素値−G1 …(式14)
Cr2=R成分の注目画素の画素値−G2 …(式15)
(手順3)
手順2で求めた仮の色差データCr1およびCr2を比較して、色差データの最大値Cr_maxと最小値Cr_minをそれぞれ算出する。
Cr_max=Cr1とCr2のうちの大きい方
Cr_min=Cr1とCr2のうちの小さい方
そして、Cr_min(下限値)からCr_max(上限値)までを注目画素の色差データCrの範囲(色差範囲)とする。
B成分の各画素についても、R成分の画素と同様に(手順1)および(手順3)の処理を行って、色差データCbの最小値Cb_minと最大値Cb_maxを算出する。
この処理結果は別案2と同じである。
103・・・メカニカルシャッタ 104・・・撮像素子
105・・・A/D変換部 106・・・画像バッファ
107・・・画像処理部 108・・・カメラ制御部
109・・・メモリ 110・・・表示部
111・・・操作部材
112・・・メモリカードIF(インターフェース)
112a・・・メモリカード
201・・・ホワイトバランス処理部(WB処理部)
202・・・ホワイトバランスゲイン算出部(WBゲイン算出部)
203・・・ガンマ変換部 204・・・色補間処理部
205・・・ガンマ補正処理部 206・・・彩度強調処理部
207・・・輪郭強調処理部 208・・・圧縮処理部
251・・・輝度画像生成部
252,252a,252b,252c・・・色差画像生成部
253・・・輝度色差変換部 301・・・暫定色差生成部
302,302b・・・色差平滑部
303,303a,303b,303c・・・色差範囲設定部
304,304a,304b・・・色差平滑制御部
Claims (7)
- 複数種類の色成分のいずれか1つの色成分データを有する複数の画素で構成される画像データを入力して、前記複数の画素内の注目画素の第1色成分データと前記第1色成分データとは異なる色成分データを有する前記注目画素近傍の他画素の第2色成分データとを用いて前記注目画素の暫定色差データを求める暫定色差生成部と、
前記注目画素を含む特定領域内の画素の前記暫定色差データを平滑化して平滑色差データを生成する色差平滑部と、
前記平滑色差データの色差範囲を設定する色差範囲設定部と、
前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かに応じて前記平滑色差データを制御した平滑制御色差データを出力する色差平滑制御部とを有し、
前記色差範囲設定部は、前記注目画素近傍の第2色成分データの最大値および最小値を求め、前記注目画素の第1色成分データから前記最大値を減算した値を前記注目画素における色差データの下限値とし、前記注目画素の第1色成分データから前記最小値を減算した値を前記注目画素における色差データの上限値とする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 複数種類の色成分のいずれか1つの色成分データを有する複数の画素で構成される画像データを入力して、前記複数の画素内の注目画素の第1色成分データと前記第1色成分データとは異なる色成分データを有する前記注目画素近傍の他画素の第2色成分データとを用いて前記注目画素の暫定色差データを求める暫定色差生成部と、
前記注目画素を含む特定領域内の画素の前記暫定色差データを平滑化して平滑色差データを生成する色差平滑部と、
前記平滑色差データの色差範囲を設定する色差範囲設定部と、
前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かに応じて前記平滑色差データを制御した平滑制御色差データを出力する色差平滑制御部とを有し、
前記色差範囲設定部は、前記注目画素近傍の第1色成分データの最大値および最小値と第2色成分データの最大値および最小値とをそれぞれ求め、前記第1色成分データの最大値から前記第2色成分データの最小値を減算した値を前記注目画素における色差データの上限値とし、前記第1色成分データの最小値から前記第2色成分データの最大値を減算した値を前記注目画素における色差データの下限値とする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 複数種類の色成分のいずれか1つの色成分データを有する複数の画素で構成される画像データを入力して、前記複数の画素内の注目画素の第1色成分データと前記第1色成分データとは異なる色成分データを有する前記注目画素近傍の他画素の第2色成分データとを用いて前記注目画素の暫定色差データを求める暫定色差生成部と、
前記注目画素を含む特定領域内の画素の前記暫定色差データを平滑化して平滑色差データを生成する色差平滑部と、
前記平滑色差データの色差範囲を設定する色差範囲設定部と、
前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かに応じて前記平滑色差データを制御した平滑制御色差データを出力する色差平滑制御部とを有し、
前記色差範囲設定部は、前記注目画素近傍の複数の局所的領域毎に第2色成分データの平均値を求め、前記平均値の最大値および最小値を前記第2色成分データの最大値および最小値とし、前記注目画素の前記第1色成分データから前記第2色成分データの最小値を減算した値を前記注目画素における色差データの上限値とし、前記注目画素の前記第1色成分データから前記第2色成分データの最大値を減算した値を前記注目画素における色差データの下限値とする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 複数種類の色成分のいずれか1つの色成分データを有する複数の画素で構成される画像データを入力して、前記複数の画素内の注目画素の第1色成分データと前記第1色成分データとは異なる色成分データを有する前記注目画素近傍の他画素の第2色成分データとを用いて前記注目画素の暫定色差データを求める暫定色差生成部と、
前記注目画素を含む特定領域内の画素の前記暫定色差データを平滑化して平滑色差データを生成する色差平滑部と、
前記平滑色差データの色差範囲を設定する色差範囲設定部と、
前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かに応じて前記平滑色差データを制御した平滑制御色差データを出力する色差平滑制御部とを有し、
前記色差範囲設定部は、前記注目画素を含む特定領域内において第1の色成分の画素と当該画素の近傍の第2の色成分の画素の複数の組合せを選択し、各組合せ毎に予備色差データを求め、求めた複数の予備色差データの最小値および最大値を前記注目画素における色差データの下限値および上限値とする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 複数種類の色成分のいずれか1つの色成分データを有する複数の画素で構成される画像データを入力して、前記複数の画素内の注目画素の第1色成分データと前記第1色成分データとは異なる色成分データを有する前記注目画素近傍の他画素の第2色成分データとを用いて前記注目画素の暫定色差データを求める暫定色差生成部と、
前記注目画素を含む特定領域内の画素の前記暫定色差データを平滑化して平滑色差データを生成する色差平滑部と、
前記平滑色差データの色差範囲を設定する色差範囲設定部と、
前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かに応じて前記平滑色差データを制御した平滑制御色差データを出力する色差平滑制御部とを有し、
前記色差平滑制御部は、各画素の前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かを判定し、前記平滑色差データが前記色差範囲内にある場合は当該平滑色差データを平滑制御色差データとして出力し、前記平滑色差データが前記色差範囲内にない場合は当該画素の前記暫定色差データを平滑制御色差データとして出力する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記色差平滑制御部は、前記注目画素の前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かを判定し、前記平滑色差データが前記色差範囲内にある場合は当該平滑色差データをそのまま前記注目画素の平滑色差データとして出力し、前記平滑色差データが前記色差範囲内にない場合は当該平滑色差データを前記色差範囲の上限値または下限値に制限した色差データを前記注目画素の平滑色差データとして出力する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記色差平滑制御部は、各画素の前記平滑色差データが前記色差範囲内にあるか否かを判定し、前記平滑色差データが前記色差範囲内にある場合は当該平滑色差データを平滑制御色差データとして出力し、前記平滑色差データが前記色差範囲内にない場合は当該画素の前記暫定色差データを平滑制御色差データとして出力する
ことを特徴とする画像処理装置。
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