JP5457088B2 - ダイシングテープ用の真空貼付機 - Google Patents

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本発明は、半導体ウエハ、液晶ガラスなどの板状部材のダイシング前工程において、ダイシングテープを板状部材の一面に貼付ける装置に関する。板状部材は、ダイシングの対象であれば、その種類を問わない。
例えば、半導体ウエハの製造工程では、シリコンウエハに露光−拡散−エッチングなどの前工程処理を施した後に、シリコンウエハをチップサイズにダイシングする。その具体例を、図4の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の工程により模式的に示す。
通常、半導体ウエハとして用いられるシリコンウエハ1は、投入時の初期の厚みt1が700〜200μmであり、前工程(回路形成)終了まで、その厚みで処理される(図4(1))。これは、前工程処理が酸化膜形成−露光−熱拡散−エッチングなどの回路形成工程を何回も繰り返すため、温度履歴や表面処理履歴の影響でシリコンウエハに変形を発生させない厚みを保つ必要があるためである。
次いで、前工程が終了したシリコンウエハ1を、回路形成面を保護テープ4で覆う(図4(2))。保護テープ4は、ウエハの薄型化に伴って製造過程で生じる反りを防止するために使用される。通常のICチップの厚みは、350μm程度であり、投入時の厚みをそのまま使用して、ダイシングを行っていたが、近年、ICチップはフラッシュメモリ用などに対応するため、例えば50μmの厚みにするなど、その薄型化が図られている。このような薄型にする場合には、グラインダでシリコンウエハ1の裏面から所定の肉厚部分1´までを削っている(図4(3))。
この、薄くした後のシリコンウエハ1の一面(回路形成面と反対側)に、ダイシングテープ2を貼付ける(図4(4))。
ここで、シリコンウエハ1へのダイシングテープ2の貼付けには、例えば、図4(4)に示すように、張力を与えた状態で円環状のダイシングフレーム3に貼付けられたダイシングテープ2(円形状にカットされている)が用意される。このようにしてダイシングフレームで張力を保持されたダイシングテープ2とシリコンウエハ1とを真空室内で上下方向に対向配置して、ダイシングテープ2の一面(接着面)に、上下移動可能なウエハ支持機構30などで保持されたシリコンウエハ1の一面を押し当てて、ダイシングテープにシリコンウエハが貼付けられる。ダイシングテープで保持されたシリコンウエハは、ダイシング装置(ダイシングカッター)に供給される。
ダイシング工程前に、保護テープ4を剥がしダイシングカッター(レジンに砥石を混ぜたブレード)6を用いてダイシング工程が行われる(図4(5))。
ダイシングテープ2は、ダイシング作業で半導体チップが散乱するのを防止し、チップの現状の位置に保持してそのまま次の工程へまとめてチップを搬送するために使用される。そのためにダイシングカッターは半導体ウエハのダイシングの際にダイシングテープの肉厚の途中までしか及ばないようにして、ダイシングテープは切断されないようにしてある。
図5は、ダイシング後の半導体がダイシングテープ2に接着されている状態を半導体チップの回路形成面側から見た平面模式図である。
ダイシングテープ貼り付け用の真空貼付機の従来例としては、例えば、特許文献1(特開2008-153597号公報)に開示されたものがある。
特開2008-153597号公報
上記のようなダイシングテープのシリコンウエハへの貼り付けは、真空貼付機を用いて行われるが、従来は、その貼り付け状態を、貼り付け作業中に外部から観察することができない。ダイシングテープとシリコンウエハとの接合面に気泡が残留していた場合には、張力のバランスが崩れるため、以後のダイシングに支障をきたす不具合が生じることになる。したがって、ダイシングテープの貼り付け作業中に、その作業状況を確認できれば、その不具合品の排除と改善を講じる場合に便利である。
本願発明は、以上の課題解決のためになされたものであり、その目的は、ダイシングテープのシリコンウエハ等のワークへの貼り付けの状況を、貼り付け作業中に外部から容易に観察、確認できる真空貼付機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、基本的には次のように構成する。
真空室内の上側に、フレームに貼り付けたダイシングテープを、下側に板状のワークを配置し、前記ワークを上下方向に移動可能なワーク支持機構を介して上昇させて、前記真空室内で板状のワークの一面に前記ダイシングテープを貼り付ける真空貼付機において、
前記真空室の上部を開閉するための蓋部には透明板が設けられ、前記ワークに前記ダイシングテープを貼り付ける時の力を前記透明板の下面で受け、且つその貼り付け状態を、前記透明板を介して上方外部から観察可能な構造にしたことを特徴とする。
上記構成によれば、ダイシングテープのワークへの貼り付け中に、そのテープ貼付け状況を容易に観察することができる。
本発明の一実施例に係る真空貼付機を、真空引き装置と切り離して、その蓋部(上蓋)を閉じた状態で示す外観斜視図。 本実施例に係る真空貼付機を真空引き装置と接続した状態で、且つダイシングテープ貼り付け前の状態を示す断面概略図。 本実施例に係る真空貼付機のダイシングテープ貼り付け作業中の状態を示す断面概略図。 シリコンウエハに対するダイシングテープの貼付け方式を示す半導体製造工程図。 ダイシングカット後の半導体ウエハの平面図である。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る真空貼付機を、真空引き装置と切り離して、その蓋部(上蓋)を閉じた状態で示す外観斜視図である。図2は、本実施例に係る真空貼付機を真空引き装置と接続した状態で、且つダイシングテープ貼り付け前の状態を示す断面概略図、
図3は、本実施例に係る真空貼付機のダイシングテープ貼り付け作業中の状態を示す断面概略図である。
本実施例に係る真空貼付機10は、蓋部(上蓋)11と本体(ハウジング)12とからなる。
蓋部11は、本体12の上部開口を覆い(閉じ)、背面側11aを支点にして図1、図2の矢印方向(上下方向)Aに開くことができる。図2の一点鎖線は、蓋部11を開いた状態を示す。
本体12は、その内部に、環状のダイシングフレーム3に貼り付けたダイシングテープ2、被貼り付けワーク(半導体ウエハ、液晶ガラスなどの板状部材)1、及びワーク1を支持する上下移動可能なワーク支持機構20を収容するダイシングテープ・ワーク収容部15を有する。
収容部15の内部には、その下部側にワーク支持機構となるゴムシート製のダイヤフラム20が配置され、ダイヤフラム20の周縁側が、環状のフレーム支持台16と共に収容部15の内底部に固定されている。フレーム支持台16は、ダイシングフレーム3を着脱自在に支持するためのものであり、ダイシングフレーム3は、図示されていない係止機構を介してフレーム支持台16に係り止めされる。
蓋部11が開状態にあるときに、収容部15の上部開口15cを通して、ダイシングフレーム3に貼り付けられたダイシングテープ2を上側に、保護テープ4付きのワーク1を下側にして、両者が対向状態で、収容部15にセットされる。
蓋部11が閉状態にあるときに、環状のシール部材17を介して、収容部15の上部開口15aが気密状態で閉ざされ、それによって、収容部15が真空ポンプ21により真空引きされたときに真空室15を形成する。
真空形成装置は、真空ポンプ21と、真空チューブ22(22a,22b)と、真空チューブ22を開閉制御するための制御弁23(23a,23b)とを備える。真空チューブ22aは、収容部15内部におけるダイシングテープ外側15aを真空引きするものであり、一方、真空チューブ22bは、収容部15内部におけるダイシングテープ内側15bを真空引きするものである。
ダイシングテープ内側15bは、ダイシングテープ2の内面、フレーム3の内周面、フレーム支持台16の内周面、及びダイヤフラム20の上面で囲まれる空間よりなる。ダイシングテープ外側15aは、蓋部11の内面、本体12の内壁面、ダイシングテープ2の外面、フレーム3の外周面、フレーム支持台16の外周面、及びダイヤフラム20の上面で囲まれる空間よりなる。
本体12の底壁には、ダイヤフラム20の下面に作用する大気を導く大気孔18が設けられている。
蓋部11は、その中央にワーク1より面積を大きくした円形の観察窓11bが形成され、観察窓11bの下方に、透明板19、例えば透明アクリル板が設けられている。透明板19は、例えば蓋部11の内面に嵌め込み接着により固定されているが、その固定方式は、気密性を維持する任意の手法を採用すればよい。また、透明板19は、その一部が蓋部11の内面から突出している。収容部15が大気圧にあるときには、透明板19の内面が、セットされたダイシングテープ1と微小空隙Qを保って対向するように設定してある。
蓋部11を開いて、収容部15に保護テープ4付きワーク1及びフレーム3付きダイシングテープ2をセットし、その後に、蓋部11を閉じて、制御弁23a,23bを開いて真空ポンプ21を駆動することにより、収容部15が真空状態(真空室)になる。この状態で、ダイヤフラム20が真空(減圧)と大気圧との差圧により図3に示すように上方に移動し、ワーク1の一面がダイシングテープ2に押し当てられテープ2に接着する。
このときに、透明板19の下面が、ワーク1にダイシングテープ2を貼り付ける時の力を受け、且つその貼り付け状態を、透明板19を介して上方外部から観察することができる。
したがって、透明板19を介して、ダイシングテープ2の貼り付け状況をその貼り付け作業中に真空貼付機の外部から容易に確認することができる。
本実施例では、透明板19は、アクリル板を使用するが、その材質を限定するものではなく、アクリル以外の透明な合成樹脂や、強化ガラスなどを用いてもよい。
なお、図中、図1に符号13で示す部分は、真空貼付機の操作パネルである。
なお、本実施例のワーク支持機構は、ダイヤフラム20を使用するが、これに代えて機械的な昇降機構を使用することも可能である。例えば、本願出願人らが既に提案している特開2008−153597号公報に記載されるような、ボールスクリューを利用した機械式の上下移動機構(昇降機構)によりワークホルダー(真空チャック機構)を上下移動させる方式や油圧方式の昇降機構などを用いてもよい。
1…半導体ウエハ(ワーク)、2…ダイシングテープ、3…ダイシングフレーム、11…蓋部、12…真空貼付機の本体、15…真空室(ダイシングテープ・ワーク収容部)19…透明板、20…ダイヤフラム(ワーク支持機構)、21…真空ポンプ。

Claims (2)

  1. 真空室内の上側に、フレームに貼り付けたダイシングテープを、下側に板状のワークを配置し、前記ワークを上下方向に移動可能なワーク支持機構を介して上昇させて、前記真空室内で板状のワークの一面に前記ダイシングテープを貼り付ける真空貼付機において、
    前記真空室の上部を開閉するための蓋部には透明板が設けられ、前記ワークに前記ダイシングテープを貼り付ける時の力を前記透明板の下面で受け、且つその貼り付け状態を、前記透明板を介して、貼り付け作業中に前記真空貼付機の上方外部から観察可能な構造にしたことを特徴とする真空貼付機。
  2. 前記透明板は、合成樹脂或いは強化ガラスよりなり、前記ワークよりも面積を大きく設定してある請求項1記載の真空貼付機。
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