JP5456522B2 - 透明液状皮膚外用剤 - Google Patents

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Description

本発明は、透明液状皮膚外用剤に関し、更に詳しくは塗付時のべたつきが改善され、肌感触の良い、化粧水として有用な透明液状皮膚外用剤に関する。
トコフェロールはビタミンEとして広く認知されている。多岐に渡る研究から、その安全性が証明されるとともに、高い抗酸化作用や肌荒れ改善効果、血行促進作用等の機能が明らかにされ、現在では医薬品、化粧品、飼料等に幅広く使用されている。また、その誘導体であるトコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類は特許文献1、2のように、生体において代謝されることにより、トコフェロールと同等またはそれ以上の効果や作用を発揮すると報告されており、今後もその利用価値は大きくなるものと考えられる。
しかし、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類は肌荒れ改善効果が高い一方で、透明液状皮膚外用剤に配合すると、肌に塗布した際にべたつき感が顕著に現れ、透明液状皮膚外用剤としては致命的であり改善が望まれている。特許文献3のように、カルニチン含有の透明液状皮膚外用剤のべたつき感を改善した発明もあるが、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類は、カルニチンと比較しはるかにべたつき感が感じられる物質であり、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類を含有した透明液状皮膚外用剤は、特許文献3の発明ではべたつき感が十分に改善されない。したがって、べたつき感が十分に抑制された、肌感触のよいトコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類を含有した透明液状皮膚外用剤を提供するため、さらなる発明が望まれている。
特開2003−128531号公報 特開2006−232767号公報 特開2005−53834号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、肌に塗布したときのべたつき感が改善されたトコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類が配合された透明液状皮膚外用剤を提供することにある。
本発明者は、このような事情に際してべたつきを抑えた透明液状皮膚外用剤を提供すべく鋭意研究を行った結果、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類とポリオキシエチレンメチルグルコシド及びポリアクリル酸ナトリウムを含有すると、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類のべたつきが抑えられるという新たな知見を見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の透明液状皮膚外用剤は、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類とポリオキシエチレンメチルグルコシドおよびポリアクリル酸ナトリウムを含有すると、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類のべたつきが抑えられ、感触が良好な透明液状皮膚外用剤が得られるというものである。
以下、本発明の構成について詳述する。本発明で用いられるトコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類は、好ましくはモノエステル、ナトリウム塩、ジナトリウム塩、カリウム塩、ジカリウム塩等のアルカリ土類金属塩が良いが、さらに好ましくはナトリウム塩、ジナトリウム塩がよい。トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類の含有量は、特に限定されるものではないが、0.01〜3.0重量%とすることが好ましい。0.01重量%未満では肌荒れ改善効果、抗酸化能、血行促進作用等の生理活性が発現しない場合があり、3.0重量%を超えても効果の増強がなく不経済である。
本発明で用いられるポリオキシエチレンメチルグルコシドの含有量は、特に限定されるものではないが、好ましくは1.0〜20.0重量%、より好ましくは1.0〜10.0重量%である。1.0重量%未満ではべたつきを抑える効果が発現しない場合があり、20.0重量%を超えても効果の増強が見られず不経済である。
本発明で用いられるポリオキシエチレンメチルグルコシドのエチレンオキサイド付加モル数は、好ましくは10〜20、より好ましくは20モルである。当該範囲内であれば、べたつき抑制効果が特に優れており、肌に対する感触が良好である。
本発明で用いられるポリアクリル酸ナトリウムの含有量は、特に限定されるものではないが、0.002〜0.02重量%とすることが好ましい。当該範囲内であれば、べたつき抑制効果が特に優れており、肌に対する感触が良好である。
本発明の透明液状皮膚外用剤は、上述した成分を必須の構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例えば、エタノール、多価アルコールなどのアルコール類、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒアルロン酸などの高分子類、塩類、色素、ビタミン類、ホルモン剤、香料、抗酸化剤、中和剤、pH調整剤、防腐剤、キレート剤等の成分を適宜配合することができる。
以下に他の配合成分の具体例を示すが、これらに限られるものではない。
非イオン界面活性剤としては、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸グリセリルヤシ油脂肪酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ステアリン酸メチルグルコシド、ステアリン酸エチルグルコシド、ステアリン酸プロピルグルコシド、オレイン酸メチルグルコシド等の脂肪酸アルキルグルコシド;硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル;POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類;POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類;POE・POPのブロック共重合体等のプルロニック型類;POE・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体;POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド;POEプロピレングリコール脂肪酸エステル;POEアルキルアミン;POE脂肪酸アミド;ショ糖モノステアレート、ショ糖ジステアレート、ショ糖トリステアレート等のショ糖脂肪酸エステル;POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸;ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸セッケン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩;コール酸ナトリウム、デオキシコール酸ナトリウム等の胆汁酸塩;ステアロイル乳酸ナトリウム、イソステアロイル乳酸ナトリウム等のアシル乳酸塩;アルキルPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩;ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸;N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩;ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩;ロート油等の硫酸化油;POEアルキルエーテルカルボン酸塩;POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム;スルホン酸変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩;塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩;アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POEアルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルグリシン塩;カルボキシメチルグリシン塩;N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩;アルキルポリアミノポリカルボキシグリシン塩;アルキルアミノプロピオン酸塩;アルキルイミノジプロピオン酸塩;N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルピロピオン酸塩;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン;脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン;アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン;N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸塩;N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩;N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩等が挙げられる。
水性物質としては、本発明の効果を失わない範囲で、通常化粧料に用いられる各種原料を使用できる。例えば、低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等がある。保湿剤として又水相の界面張力を下げる目的で使用する多価アルコールは、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等がある。その他保湿剤としてソルビトール、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、エリスリトール、トレハロース、水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸塩、グルコサミン、シクロデキストリン等がある。水溶性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)、ローカストビーンガム等の植物系高分子;キサンタンガム、ジェランガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等がある。薬剤(遊離物、酸または塩基の塩の型、エステル型も含む)としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD(エルゴカシフェロール)、ビタミンD、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸、アラントイン、グリチルレチン酸、アズレン等の坑炎症剤、アルブチン、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム等の美白剤、タンニン酸、ミョウバン等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の清涼剤、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等がある。各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、キャロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸線抽出物、シルク抽出液等がある。その他、安息香酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、サリチル酸、フェノキシエタノール等の防腐剤、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等のキレート剤、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン等紫外線吸収剤、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、およびこれらの塩、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、タール色素、香料、殺菌剤等を使用できる。これらはそれぞれ単独で用いても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。また、その他の配合成分に関しても、上記の成分に限らず、通常皮膚外用剤に用いられている無機塩類、動物・植物抽出液、色素類、香料等の公知の成分を配合することができる。
本発明による効果を具体的な実施例を挙げ説明する。これらの実施例は効果を具体的に説明するもので、発明の範囲を限定するものではない。各実施例・比較例中の配合量は重量%であり、その合計量は100重量%である。
表1〜3の実施例1〜15及び比較例1〜8の化粧水を、各成分を混合溶解して調製し、塗布時のべたつきを下記評価法及び評価基準に基づき評価した。
評価方法は、専門評価パネラー10名に実施例1〜15および比較例1〜8の化粧水を分配して使用してもらい、各々に対するべたつきについて、下記(A)絶対評価基準を用いて5段階評価してもらった。その後、各試料の評点の平均値を(B)4段階評価基準を用いて評価した。前記パネラーの合計点数をもって評価結果とした。したがって、点数が高いほど「べたつきがない」ことを示す。結果を表に合わせて示す。
(A)絶対評価基準
4 :べたつきはまったくみられない
3 :べたつきがほとんどみられない
2 :べたつきが若干みられる
1 :べたつきがみられる
0 :べたつきが大きくみられる
(B)4段階評価基準
(評点) :(評価)
3.0以上 : ◎(非常に良好)
2.0以上、3.0未満 : ○(良好)
1.0以上、2.0未満 : △(やや不良)
1.0未満 : ×(不良)
Figure 0005456522
Figure 0005456522
Figure 0005456522

*1:ビタミンEリン酸ナトリウム(昭和電工製)
*2:シリコーン KF−6011P(信越化学工業製)
*3:マクビオブライドMG−20E(日油製)
*4:マクビオブライドMG−10E(日油製)
*5:ビスコメート NP−600(昭和電工製)
*6:マクビオブライドMG−10P(日油製)
*7:アーネストガム FDM(ダイセル化学工業)
表1〜表3より、本発明の透明液状皮膚外用剤である実施例1〜15は、本発明の構成要件を満たさない比較例1〜8の透明液状皮膚外用剤と比較して、べたつきが少ない、肌感触のよい化粧水として有用な透明液状皮膚外用剤が得られたことがわかる。
(実施例16)
下記に示す組成の化粧水を常法により調製した。上記べたつきに関して評価したところ、べたつきが少なく肌感触が優れていることが確認された。
(化粧水1) (重量%)
(1)トコフェリルリン酸ナトリウム(*1) 2.0
(2)エタノール 4.0
(3)1,2−ペンタンジオール 2.0
(4)PEG−11メチルエーテルジメチコン(*2) 2.0
(5)ポリオキシエチレン(20)メチルグルコシド(*3) 2.0
(6)ポリアクリル酸ナトリウム(*5) 0.005
(7)エデト酸四ナトリウム四水塩 0.1
(8)メチルパラベン 適量
(9)香料 適量
(10)精製水 残余
合計 100
(実施例17)
下記に示す組成の化粧水を常法により調整した。上記べたつきに関して評価したところ、べたつきが少なく、肌感触が優れていることが確認された。
(化粧水2) (重量%)
(1)トコフェリルリン酸ナトリウム(*1) 0.01
(2)エタノール 2.0
(3)1,2−ペンタンジオール 2.0
(4)PEG−11メチルエーテルジメチコン(*2) 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20)メチルグルコシド(*3) 1.0
(6)グリセリン 1.0
(7)ジプロピレングリコール 1.0
(8)ポリアクリル酸ナトリウム(*5) 0.002
(9)エデト酸四ナトリウム四水塩 0.1
(10)メチルパラベン 適量
(11)香料 適量
(12)精製水 残余
合計 100
(実施例18)
下記に示す組成の化粧水を常法により調整した。下記べたつきに関して評価したところ、べたつきが少なく、肌感触が優れていることが確認された。
(化粧水3) (重量%)
(1)トコフェリルリン酸カリウム 2.0
(2)エタノール 2.0
(3)1,2−ペンタンジオール 2.0
(4)PEG−11メチルエーテルジメチコン(*2) 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20)メチルグルコシド(*3) 4.0
(6)1,3−ブチレングリコール 1.0
(7)ジグリセリン 1.0
(8)ポリアクリル酸ナトリウム(*5) 0.0075
(9)キサンタンガム 0.05
(10)カルボキシビニルポリマー(*8) 0.10
(11)エデト酸四ナトリウム四水塩 0.1
(12)メチルパラベン 適量
(13)香料 適量
(14)精製水 残余
合計 100
*8:ハイビスワコー104(和光純薬工業製)
トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類と、ポリオキシエチレンメチルグルコシドおよびポリアクリル酸ナトリウムを含有すると、トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類のべたつきが抑制され、使用感の優れた透明液状皮膚外用剤を提供できる。

Claims (5)

  1. トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類、ポリオキシエチレンメチルグルコシド並びにポリアクリル酸ナトリウムを含有することを特徴とする透明液状皮膚外用剤。
  2. トコフェリルリン酸エステルおよび/またはその塩類の含有量が0.01〜3.0重量%、ポリオキシエチレンメチルグルコシドの含有量が1.0〜10.0重量%、およびポリアクリル酸ナトリウムの含有量が0.002〜0.02重量%であることを特徴とする請求項1記載の透明液状皮膚外用剤。
  3. トコフェリルリン酸エステルの塩類がナトリウム塩またはジナトリウム塩であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の透明液状皮膚外用剤。
  4. ポリオキシエチレンメチルグルコシドのエチレンオキサイド平均付加モル数が10〜20モルであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の透明液状皮膚外用剤。
  5. ポリオキシエチレンメチルグルコシドのエチレンオキサイド平均付加モル数が20モルであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の透明液状皮膚外用剤。
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