JP5456220B1 - レーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器 - Google Patents

レーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器 Download PDF

Info

Publication number
JP5456220B1
JP5456220B1 JP2013549451A JP2013549451A JP5456220B1 JP 5456220 B1 JP5456220 B1 JP 5456220B1 JP 2013549451 A JP2013549451 A JP 2013549451A JP 2013549451 A JP2013549451 A JP 2013549451A JP 5456220 B1 JP5456220 B1 JP 5456220B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
power
conductor
detection conductor
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013549451A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014184905A1 (ja
Inventor
勇一 五十嵐
昭弘 鈴木
仁志 城所
宏 久留島
直樹 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5456220B1 publication Critical patent/JP5456220B1/ja
Publication of JPWO2014184905A1 publication Critical patent/JPWO2014184905A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/04Arrangements for thermal management
    • H01S3/041Arrangements for thermal management for gas lasers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/04Arrangements for thermal management
    • H01S3/0404Air- or gas cooling, e.g. by dry nitrogen
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

レーザ発振器用電源装置が、レーザ発振するのに必要な電力・周波数を生成する高周波電力生成部と、高周波電力生成部と共振器との間に接続されるとともに、電力・周波数が印加されるブスバー5A,5Bと、ブスバー5A,5Bを空冷する冷却ファン6と、ブスバー5A,5Bに対して非接触かつ電気的に非接続となるよう配置されるとともに、ブスバー5A,5Bに印加された電力・周波数が発生させる誘導電磁場の誘導加熱によって発熱し、かつ冷却ファン6によって空冷される検知用導体7と、検知用導体7の温度を検出する温度センサ8と、を備える。

Description

本発明は、レーザ発振するのに必要な電力・周波数が印加される導電性熱源の空冷に用いられる冷却ファンに対し、冷却ファンの停止を検知するレーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器に関する。
レーザ発振器に電源を供給する電源装置では、電源装置と高周波トランスとの間を繋ぐブスバー(導電性熱源)が、電力損失によって発熱する。このため、電源装置は、導電性熱源空冷用のファンによってブスバーを冷却している。
ファンによってブスバーを冷却する際には、ファンの異常停止を検知する機構が必要となる。このような機構の1つとして、空冷対象熱源またはファン駆動に関わる熱源に温度センサを取り付け、温度センサが温度変化を検出することでファンの異常を検知する方法がある。この方法では、空冷の対象物がブスバーなどのレーザ発振をするのに必要な電力・周波数が印加される導体である場合、空冷の対象物に直接温度センサを取り付けることはできない。
そこで、特許文献1に記載のガスレーザ装置では、電源盤筐体内に電源盤内部の雰囲気温度を検出する手段を設けている。これにより、特許文献1に記載のガスレーザ装置は、電源盤内部の雰囲気の温度を検出している。
実開平2−131364号公報
しかしながら、上記従来の技術では、電源盤内部の雰囲気温度の温度変化が、熱源における温度変化と比べて緩慢であるので、温度検出の精度が低いという問題があった。このため、換気ファンが異常停止した場合であっても、換気ファンの異常停止を精度良く検出することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、冷却ファンの異常停止を精度良く検出できるレーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、レーザ発振器用電源装置が、レーザ発振するのに必要な電力・周波数を生成する高周波電力生成部と、前記高周波電力生成部と共振器との間に接続されるとともに、前記電力・周波数が印加される導電性導体と、前記導電性導体を空冷する空冷部と、前記導電性導体に対して非接触かつ電気的に非接続となるよう配置されるとともに、前記導電性導体に印加された前記電力・周波数が発生させる誘導電磁場の誘導加熱によって発熱し、かつ前記空冷部によって空冷される検知用導体と、前記検知用導体の温度を検出する温度検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、冷却ファンの異常停止を精度良く検出することが可能になるという効果を奏する。
図1は、実施の形態に係る電源装置を備えたレーザ発振器の構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る電源装置の回路構成を示す図である。 図3は、実施の形態に係る電源装置を備えたレーザ発振器の構成を示す斜視図である。 図4は、検知用導体の構成の一例を示す図である。 図5−1は、検知用導体の主面を冷却風の風向方向に向けて配置した場合の、検知用導体の正面図である。 図5−2は、検知用導体の主面を冷却風の風向方向に向けて配置した場合の、検知用導体の断面図である。 図6−1は、ブスバーが発生させる磁界が検知用導体の主面を垂直方向に通過するよう検知用導体を配置した場合の、検知用導体の正面図である。 図6−2は、ブスバーが発生させる磁界が検知用導体の主面を垂直方向に通過するよう検知用導体を配置した場合の、検知用導体の断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るレーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、実施の形態に係る電源装置を備えたレーザ発振器の構成を示すブロック図である。レーザ発振器1は、高周波・高電圧(レーザ発振するのに必要な電力・周波数)を印加することによってレーザ光を出力する装置である。本実施の形態のレーザ発振器1は、レーザ発振するのに必要な電力・周波数の印加によって発熱する導電性熱源部材(後述するブスバー5A,5B)を導電性熱源空冷用ファン(後述する冷却ファン6)によって冷却するとともに、冷却ファン6の異常停止検知を行う。
レーザ発振器1は、共振器2と電源装置3とを備えている。電源装置3は、レーザ発振器用の電源装置であり、共振器2を制御対象とし、共振器2に電流を供給する。共振器2は、電源装置3から供給される電流を用いてレーザ光Lを生成し、生成したレーザ光Lを出力する。
電源装置3には、ブスバー5A,5Bからの誘導加熱によって温度上昇するとともに冷却ファン6によって冷却される部材(後述する検知用導体7)が配置されている。電源装置3は、温度センサ8によって検知用導体7の温度を検知することによって冷却ファン6の異常停止を検知する。
図2は、実施の形態に係る電源装置の回路構成を示す図である。電源装置3は、交流電源11と共振器2との間に配置されている。電源装置3は、整流回路12と、インバータ回路13と、昇圧トランス14と、ブスバー5A,5Bと、冷却ファン6と、検知用導体(温度検出用導体)7と、温度センサ8とを有している。電源装置3内では、整流回路12が導電性導体によって交流電源11に接続されている。また、整流回路12が導電性導体によってインバータ回路13に接続され、インバータ回路13が導電性導体(ブスバー5A,5B)によって昇圧トランス14に接続され、昇圧トランス14が導電性導体によって共振器2に接続されている。
電源装置3では、例えば、整流回路12と、インバータ回路13と、昇圧トランス14と、がそれぞれ独立したユニットとして構成されている。また、電源装置3では、ブスバー5A,5Bと、冷却ファン6と、検知用導体7と、温度センサ8とが、1つのユニットに格納されている。また、共振器2が電源装置3とは異なるユニットに格納されている。そして、レーザ発振器1の備える各ユニットが導電性導体によって接続されている。
交流電源11は、例えば200Vで50/60Hzの交流電力を整流回路12に供給する。整流回路12は、交流電源11からの交流電力を全波整流して直流電力に変換し、インバータ回路13への直流電源を生成する。整流回路12は、生成した直流電源をインバータ回路13に送る。
高周波電力生成部としてのインバータ回路13は、整流回路12から送られてくる直流電源から、レーザ発振するのに必要な電力・周波数のパルス電力(方形波交流電圧)(以下、高周波電力という)を生成する。なお、レーザ発振するのに必要な電力は、誘導加熱が起きる電力よりも大きな電力である。インバータ回路13と昇圧トランス14との間は、高周波電力を伝導する電流伝導部(導電性導体としてのブスバー5A,5B)で接続されている。この構成により、ブスバー5A,5Bは、交流電源11と昇圧トランス14との間を繋いている。
インバータ回路13は、生成した高周波電力(例えば、数10kHz〜数MHz)をブスバー5A,5Bを介して昇圧トランス14に送る。ブスバー5A,5Bに、レーザ発振するのに必要な高周波電力が印加されることによって、高電圧の高周波電流がブスバー5A,5Bに流される。なお、インバータ回路13が生成する高周波電力は、レーザ発振するのに必要な周波数であれば、何れの周波数であってもよい。
昇圧トランス14は、インバータ回路13が生成した高周波電力(パルス電力)を、共振器2内の放電空間23にて放電が可能になるレベルまで昇圧して共振器2の電極20A,20Bに印加する。
冷却ファン6は、ブスバー5A,5Bおよび検知用導体7に風を送り込むことによってブスバー5A,5Bおよび検知用導体7を冷却する。検知用導体7は、インバータ回路13と昇圧トランス14との間のブスバー5A,5Bに流れる高周波電流(ブスバー5A,5Bに印加される高周波電力)が発生させる誘導電磁場の誘導加熱によって発熱する。
温度センサ8は、検知用導体7の温度を検出する。ブスバー5A,5Bに高周波電力が流されると、検知用導体7の温度が上昇するものの、冷却ファン6によって検知用導体7が冷却される。したがって、冷却ファン6が正常に動作している間は、検知用導体7が所定温度以上に上昇することはない。一方、冷却ファン6が異常動作を行うと(例えば、異常停止)、検知用導体7が所定温度以上に上昇する。温度センサ8は、検知用導体7の温度を検出することによって、冷却ファン6の異常を検知する。
共振器2は、昇圧トランス14の二次側に接続されている。ここでは、共振器2がガスをレーザ媒体としてレーザ光を出射する場合の共振器2の構成について説明する。共振器2には、レーザ媒質(混合ガス)が充填される筐体内に、電極20A,20Bと全反射鏡21と部分反射鏡22とが配置されている。電極20A,20Bは、筐体の長手方向に対向して配置されている。全反射鏡21は電極20A,20Bの長手方向の一端側(昇圧トランス14側)に配置され、部分反射鏡22は電極20A,20Bの長手方向の他端側(レーザ光Lの出力側)に配置されている。共振器2内における電極20A,20B間の空間が放電空間23である。
共振器2の電極20A,20Bに高電圧のパルス電力が印加されると、共振器2では、放電空間23でパルス放電が発生し、パルス放電の発生に起因してレーザ発振によるパルスレーザ光が増幅される。このパルスレーザ光は、部分反射鏡22から外部へレーザ光Lとして出力される。
図3は、実施の形態に係る電源装置を備えたレーザ発振器の構成を示す斜視図である。レーザ発振器1のうち、整流回路12、インバータ回路13、昇圧トランス14、共振器2は、それぞれ整流回路格納ユニット32、高周波電力生成ユニット33、高周波トランスユニット(昇圧トランスユニット)34、共振器格納ユニット35内に格納されている。なお、各ユニットは、図3に示した配置に限定されるものではない。
図3では、レーザ発振器1のうち、整流回路格納ユニット32、高周波電力生成ユニット33、高周波トランスユニット34および共振器格納ユニット35に関しては外観構成を示している。また、図3では、ブスバー5A,5Bなどを格納する制御盤筐体(外壁)の一部を図示省略することによって、電源装置3のうちブスバー5A,5B、冷却ファン6、検知用導体7および温度センサ8を格納するユニットの内部構成を示している。
電源装置3は、共振器2に接続されている。また、電源装置3では、インバータ回路13から延びるブスバー5A,5Bが、昇圧トランス14に接続されている。ブスバー5A,5Bは、概略平板状の棒状部材を用いて形成された導電性導体である。
ブスバー5A,5Bは、例えば、インバータ回路13から同軸方向に延設されるとともに、所定の角度だけ曲げられて同軸方向にさらに延設されている。換言すると、ブスバー5A,5Bは、インバータ回路13から昇圧トランス14までの間で所定の距離だけ離されたうえで平行方向に並ぶよう配置されている。
検知用導体7は、例えば、板状部材を用いて形成されている。検知用導体7は、冷却ファン6によるブスバー5A,5Bの空冷を妨げない位置でかつ冷却ファン6による空冷が検知用導体7に効果的に働く位置および向きに配置される。冷却ファン6による空冷が検知用導体7に効果的に働く位置および向きは、冷却ファン6の近傍で冷却ファン6からの風が検知用導体7に当たりやすい位置および向きである。検知用導体7は、例えば、冷却ファン6の上側に配置される。なお、検知用導体7が、効率良く冷却されるよう、検知用導体7の面積を大きくしてもよい。
また、検知用導体7は、インバータ回路13の稼動時にはブスバー5A,5Bを流れる高周波電流が生む誘導電磁場の誘導加熱によって効率良く発熱する位置および方向に配置される。検知用導体7が誘導加熱によって効率良く発熱する位置および方向は、例えば、ブスバー5A,5Bによる誘導電磁場の磁界が検知用導体7の主面を垂直に通過する位置および方向である。
また、検知用導体7が、効率良く発熱するよう、検知用導体7の面積を大きくしても良い。また、検知用導体7が、検知用導体7に入る磁束の磁束密度が大きくなるよう検知用導体7の面積を調整することによって、検知用導体7を効率良く発熱させてもよい。
検知用導体7は、接地された制御盤筐体等に電気的に接続されることによって、アース電位に接続されている。また、検知用導体7は、比透磁率および熱伝導率が所定値よりも高い素材を用いて形成されている。また、検知用導体7は、抵抗値および熱伝導率が所定値よりも高い素材を用いて形成しておいてもよい。比透磁率または抵抗値を所定値より高くしておくのは、誘導加熱を起こしやすくするためである。また、熱伝導率を所定値よりも高くしておくのは、冷却ファン6によって冷却しやすくするためである。検知用導体7は、例えば、ステンレスまたは鉄などを用いて形成しておく。なお、ブスバー5A,5Bに印加される電源の周波数が所定値よりも高い場合には、検知用導体7として銅やアルミニウムなどを適用してもよい。
冷却ファン6は、ブスバー5A,5Bおよび検知用導体7を効率良く空冷できる位置および向きに配置される。冷却ファン6は、例えば、ブスバー5A,5Bおよび検知用導体7の下側に配置され、下側から空冷風をブスバー5A,5Bおよび検知用導体7に送る。なお、冷却ファン6は、何れの位置および方向に配置してもよい。例えば、冷却ファン6をブスバー5A,5Bおよび検知用導体7の正面側に配置して、正面側から空冷風を送風してもよい。また、冷却ファン6をブスバー5A,5Bおよび検知用導体7の上側に配置して、上側から空冷風を送風してもよい。
このように本実施の形態では、検知用導体7を、比透磁率または抵抗値が所定値よりも高い素材とするか、ブスバー5A,5Bを流れる高周波電流が生む磁力線が検知用導体7を透過しやすい位置および向きに配置している。これにより、検知用導体7の電磁的カップリングを上げることが可能となる。
また、冷却ファン6からの風が当たりやすい位置および向きに検知用導体7を配置するので、冷却ファン6による空冷によって検知用導体7が効率良く冷却される。なお、検知用導体7を、熱伝導の良い構造としてもよいし、熱伝導の良い素材を用いて構成してもよい。
図4は、検知用導体の構成の一例を示す図である。図4では、検知用導体7の一例である検知用導体7Aの断面構成を示している。検知用導体7Aは、底面側(冷却ファン6によって空冷される側)に冷却フィンが設けられている。これにより、検知用導体7Aの表面積が大きくなるので、冷却ファン6によって効率良く検知用導体7Aが冷却される。
温度センサ8は、例えば検知用導体7の上面側(冷却ファン6とは反対側の主面上)に配置されている。このように、温度センサ8を設置した検知用導体7は、冷却ファン6によるブスバー5A,5Bおよび検知用導体7の空冷を妨げない位置に配置されている。
レーザ発振器1では、レーザ光Lを出力する際に、インバータ回路13と昇圧トランス14との間のブスバー5A,5Bに高周波電力が印加される。このため、レーザ発振するのに必要な高周波電力が印加されている間は、ブスバー5A,5Bは、電力損失によって発熱する。そして、検知用導体7は、電源装置3内のブスバー5A,5Bを流れる高周波電流が発生させる誘導電磁場の誘導加熱によって温度が上昇する。
この場合において、冷却ファン6の異常停止が発生し、ブスバー5A,5Bへの空冷が弱まった際には、検知用導体7への空冷も弱まり、検知用導体7の温度が上昇する。本実施の形態では、この検知用導体7の温度上昇を温度センサ8が検出することで、冷却ファン6の異常停止を検出する。
つぎに、検知用導体7の配置位置および配置方向について説明する。図5−1は、検知用導体の主面を冷却風の風向方向に向けて配置した場合の、検知用導体の正面図である。また、図5−2は、検知用導体の主面を冷却風の風向方向に向けて配置した場合の、検知用導体の断面図である。図5−2は、図5−1のa−a断面図である。
図5−1および図5−2に示すように、冷却ファン6から送られてくる冷却風30が、検知用導体7の主面に対して垂直に当たるよう、検知用導体7を配置しておくことによって、検知用導体7が効率良く冷却される。なお、この場合において、ブスバー5A,5Bは、何れの方向に配置してもよい。
図6−1は、ブスバーが発生させる磁界が検知用導体の主面を垂直方向に通過するよう検知用導体を配置した場合の、検知用導体の正面図である。また、図6−2は、ブスバーが発生させる磁界が検知用導体の主面を垂直方向に通過するよう検知用導体を配置した場合の、検知用導体の断面図である。図6−2は、図6−1のb−b断面図である。
図6−1および図6−2に示すように、ブスバー5Aが発生させる磁界31が検知用導体7の主面に対して垂直方向に通過するよう検知用導体7を配置しておくことによって、検知用導体7は効率良く発熱する。なお、この場合において、冷却ファン6は、何れの位置および方向に配置してもよい。また、ブスバー5Bが発生させる磁界31が検知用導体7の主面に対して垂直方向に通過するよう検知用導体7を配置してもよい。また、ブスバー5Aおよびブスバー5Bが発生させる磁界31が検知用導体7の主面に対して垂直方向に通過するよう検知用導体7を配置してもよい。
このように、電源装置3では、空冷の届く対象導体(ブスバー5A,5B)の近傍にアース電位の検知用導体7を配置し、検知用導体7が誘導加熱によって上昇する温度を温度センサ8によって検知している。これにより、冷却ファン6の異常検出機構を簡易化できる。また、電源装置3は、ブスバー5A,5B近傍の雰囲気温度ではなく、誘導加熱によって温度が顕著に変化する検知用導体7の温度を直接測定するので温度検知精度が向上する。
また、冷却ファン6の停止検出を精度良く行うために、冷却ファン6の動作の有無によって検知用導体7の温度変化が顕著に変化するように検知用導体7を構成しているので、精度良く冷却ファン6の停止を検知できる。
なお、ブスバー5A,5Bは、昇圧トランス1と共振器2との間に配置してもよい。換言すると、ブスバー5A,5Bは、インバータ回路13の後段(インバータ回路13と共振器2との間の何れかの位置)に配置される。ブスバー5A,5Bを昇圧トランス1と共振器2との間に配置する場合、冷却ファン6、検知用導体7および温度センサ8も昇圧トランス1と共振器2との間に配置される。
このように実施の形態によれば、ブスバー5A,5Bからの誘導加熱によって温度上昇するとともに冷却ファン6によって冷却される検知用導体7の温度を検知しているので、簡易な構成で冷却ファン6の異常停止を精度良く検出することが可能になる。
以上のように、本発明に係るレーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器は、レーザ発振するのに必要な電力・周波数が印加されている導電性熱源の空冷に用いられる冷却ファンの停止検知に適している。
1 レーザ発振器、2 共振器、3 電源装置、5A,5B ブスバー、6 冷却ファン、7,7A 検知用導体、8 温度センサ、11 交流電源、12 整流回路、13 インバータ回路、14 昇圧トランス、30 冷却風、31 磁界、L レーザ光。

Claims (8)

  1. レーザ発振するのに必要な電力・周波数を生成する高周波電力生成部と、
    前記高周波電力生成部と共振器との間に接続されるとともに、前記電力・周波数が印加される導電性導体と、
    前記導電性導体を空冷する空冷部と、
    前記導電性導体に対して非接触かつ電気的に非接続となるよう配置されるとともに、前記導電性導体に印加された前記電力・周波数が発生させる誘導電磁場の誘導加熱によって発熱し、かつ前記空冷部によって空冷される検知用導体と、
    前記検知用導体の温度を検出する温度検出部と、
    を備えることを特徴とするレーザ発振器用電源装置。
  2. 前記電力・周波数を昇圧して共振器側へ送る昇圧部をさらに備え、
    前記導電性導体は、前記高周波電力生成部と前記昇圧部との間に接続され、
    前記電力・周波数は、前記高周波電力生成部と前記昇圧部との間に印加されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ発振器用電源装置。
  3. 前記検知用導体は、前記空冷部による前記導電性導体の空冷を妨げない位置に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ発振器用電源装置。
  4. 前記検知用導体は、平板状部材を用いて形成され、
    前記空冷部からの空冷風が前記平板状部材の主面に対して垂直に当たる位置に前記検知用導体が配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のレーザ発振器用電源装置。
  5. 前記検知用導体は、平板状部材を用いて形成され、
    前記導電性導体からの磁力線が、前記平板状部材の主面に対して垂直に通過する位置に前記検知用導体が配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のレーザ発振器用電源装置。
  6. 前記検知用導体は、冷却フィンを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のレーザ発振器用電源装置。
  7. 前記検知用導体は、ステンレスまたは鉄を用いて形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のレーザ発振器用電源装置。
  8. レーザ光をパルス出射する共振器と、
    前記共振器に対し、レーザ発振するのに必要な電力・周波数を供給するレーザ発振器用電源装置と、
    を有し、
    前記レーザ発振器用電源装置は、
    前記電力・周波数を生成する高周波電力生成部と、
    前記高周波電力生成部と前記共振器との間に接続されるとともに、前記電力・周波数が印加される導電性導体と、
    前記導電性導体を空冷する空冷部と、
    前記導電性導体に対して非接触かつ電気的に非接続となるよう配置されるとともに、前記導電性導体に印加された前記電力・周波数が発生させる誘導電磁場の誘導加熱によって発熱し、かつ前記空冷部によって空冷される検知用導体と、
    前記検知用導体の温度を検出する温度検出部と、
    を備えることを特徴とするレーザ発振器。
JP2013549451A 2013-05-15 2013-05-15 レーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器 Active JP5456220B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/063584 WO2014184905A1 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 レーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5456220B1 true JP5456220B1 (ja) 2014-03-26
JPWO2014184905A1 JPWO2014184905A1 (ja) 2017-02-23

Family

ID=50614612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013549451A Active JP5456220B1 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 レーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5456220B1 (ja)
WO (1) WO2014184905A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6744356B2 (ja) * 2018-04-26 2020-08-19 ファナック株式会社 レーザ発振器
JP7324113B2 (ja) 2019-10-10 2023-08-09 ファナック株式会社 レーザ発振器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0272569U (ja) * 1988-11-24 1990-06-01
JPH02131364U (ja) * 1989-04-05 1990-10-31
JPH03111479U (ja) * 1990-02-23 1991-11-14

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08153918A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Mitsubishi Electric Corp レーザ装置
US5748656A (en) * 1996-01-05 1998-05-05 Cymer, Inc. Laser having improved beam quality and reduced operating cost

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0272569U (ja) * 1988-11-24 1990-06-01
JPH02131364U (ja) * 1989-04-05 1990-10-31
JPH03111479U (ja) * 1990-02-23 1991-11-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014184905A1 (ja) 2017-02-23
WO2014184905A1 (ja) 2014-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136901B2 (ja) 温度検出装置
JP6323260B2 (ja) 高周波電源装置
JPWO2013175597A1 (ja) インバータ装置
JP5456220B1 (ja) レーザ発振器用電源装置およびレーザ発振器
JP2011179837A (ja) 電流検出装置
JP2014108438A (ja) 制御回路、溶接電源装置、冷却水循環装置、溶接システム、および、制御方法
JP4015598B2 (ja) 高周波加熱装置
JP4687543B2 (ja) 大気圧プラズマ発生装置及び発生方法
KR101938217B1 (ko) 유도 가열 조리기 및 이의 구동 방법
JP2017204953A5 (ja)
JP2018121457A (ja) 電力変換装置
KR101714658B1 (ko) Dc 전력량계
JP4459982B2 (ja) ブッシング及び発電機
KR20060002976A (ko) 고주파 가열장치
JP5847608B2 (ja) 結露防止用ヒーター
JP4969927B2 (ja) 直流高圧発生装置
US20050247706A1 (en) Microwave oven
JP2009299928A (ja) 冷凍装置
JP4589062B2 (ja) X線源
JP6379353B2 (ja) Dc−dcコンバータ
KR20130108772A (ko) 용접기용 인버터
JP2011146550A (ja) 非接触励磁超電導磁石装置
JP2008242018A (ja) 電力供給装置及びプロジェクタ
JP2015207502A (ja) 車両用液体加熱装置
JP2009238787A (ja) 電子回路モジュール、プロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5456220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250