JP2015207502A - 車両用液体加熱装置 - Google Patents

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大樹 鈴木
Daiki Suzuki
大樹 鈴木
佐藤 武
Takeshi Sato
武 佐藤
神山 直久
Naohisa Kamiyama
直久 神山
宏起 吉岡
Hiroki Yoshioka
宏起 吉岡
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Abstract

【課題】バッテリの冷却効率を向上できるバッテリの温調装置を提供する。【解決手段】液体を貯留するタンク(4)と、タンクに挿装され、液体を加熱する電気ヒータ(3)と、タンクの外面に配置され、液体の温度に基づいて電気ヒータへの通電を制御する制御部(25)と、を備え、電気ヒータ(3)は、第1の発熱部(3d)と、第1の発熱部(3d)よりも発熱量が大きい第2の発熱部(3e)とからなり、制御部(25)は、第2の発熱部(3e)よりも、第1の発熱部(3d)に近い位置に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は車両用液体加熱装置に関するものである。
電動車両やハイブリッド自動車には、空調や温調のために液体の媒体を加熱する電気式の液体加熱装置が用いられる。
このような熱媒体加熱装置として、特許文献1には、平板状とされたPTCヒータと、PTCヒータを挟んでその両面に積層された互いに連通される一対の熱媒体流通部と備え、熱媒体流通部の一側面に基板収容部が設けられ、基板収容部に制御基板が設けられる熱媒体加熱装置が開示されている。
特開2011−16489号公報
特許文献1に記載の従来技術では、ヒータの温度を制御する制御基板が熱媒流通部に隣接して配置されている。このように構成した場合、熱媒体が加熱した場合に、制御基板を十分に冷却できなくなるという問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、ヒータの温度を制御する制御部の加熱を抑制することを目的とする。
本発明のある態様の車両用液体加熱装置は、液体を貯留するタンクと、タンクに挿装され、液体を加熱する電気ヒータと、タンクの外面に配置され、液体の温度に基づいて電気ヒータへの通電を制御する制御部と、を備え、電気ヒータは、第1の発熱部と、第1の発熱部よりも発熱量が大きい第2の発熱部とからなり、制御部は、第2の発熱部よりも、第1の発熱部に近い位置に配置されることを特徴とする。
この態様によると、電気ヒータへの通電を制御する制御部を、発熱量が小さい第1の発熱部付近に配置したので、制御部をタンクに配置して車両用液体加熱装置を小型化しても、制御部の加熱を抑制できる。
本発明の実施形態の車両用液体加熱装置の回路図である。 本発明の実施形態の車両用液体加熱装置の概略上面図である。 本発明の実施形態における図2のIII−III断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車両用液体加熱装置1の制御回路を示す説明図である。
車両用液体加熱装置1は、例えば電動車両やハイブリッド車両に搭載され、車室内の空調や搭載機器の温調を行うために流通する冷媒(液状熱冷媒)を加熱する。冷媒には、例えばLLC(Long Life Coolant)等の冷却水やフロン類が用いられる。
車両用液体加熱装置1は、直流電源2と、直流電源2から供給される電流により発熱する電気ヒータ3と、電気ヒータ3を収容すると共に冷媒が流通するタンク4と、電気ヒータ3への電流を供給、遮断することで冷媒を所定温度(通常加熱温度)に制御する制御装置5とを備える。
直流電源2は、電動車両やハイブリッド車両などに搭載される強電バッテリである。直流電源2の出力電圧は、例えば350Vとする。直流電源2からの電流は、供給ライン15を通じて電気ヒータ3に供給される。直流電源2に代えて、交流電源を電源として用いてもよい。直流電源2は、冷媒を循環させる冷媒ポンプ等にも電流を供給する。図1においては、直流電源2の強電を実線で示し、弱電(制御信号等)を点線で示す。
電気ヒータ3は、抵抗体をコイル状に巻回し、これを円筒状のカートリッジに収装して構成されるカートリッジヒータである。電気ヒータ3には、供給ライン15を経由して直流電源2の電流が入力される。電気ヒータ3は、カートリッジヒータではなく、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子により発熱するPTC素子であってもよい。
電気ヒータ3は、図2及び図3で説明するように、フランジ部3a側(第1の発熱部3d)よりも、先端部3c側(第2の発熱部3e)の発熱量が大きくなるように構成される。
制御装置5は、直流電源2から供給ライン15を通じて供給される電流が電気ヒータ3に通電されることを制御して、冷媒が前述した所定温度となるように冷媒を加熱する制御を行う。
制御装置5は、直流電源2の供給ライン15の正極側及び負極側のそれぞれに備えられる一組の半導体スイッチ10a、10bと、一組の半導体スイッチ10a、10bに対応して、通電及び遮断の信号を出力するドライバ20a、20bと、水温センサ23により検出した温度に基づいてドライバ20a、20bに制御信号を送ることで一組の半導体スイッチ10a、10bの通電及び遮断を制御するコントローラ25と、を備える。
半導体スイッチ10a、10bは、供給ライン15を通電又は遮断することにより、直流電源2からの電流を電気ヒータ3に供給するか遮断するかを制御する。半導体スイッチ10a、10bは、コントローラ25により制御されるドライバ20a、20bから入力される制御信号(ゲート電圧)が入力されることにより、通電又は遮断が制御される。
半導体スイッチ10a、10bには、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やGTO(Gate Turn−Off thyristor)等のトランジスタが用いられる。
ドライバ20a、20bには、ノーマリークローズに設定されたバイメタルスイッチ11を介して電源装置12からの電流が入力される。ドライバ20a、20bは、コントローラ25からの制御信号と、電源装置12からの電流とがいずれも入力された場合(論理積)には、半導体スイッチ10a、10bにゲート電流を供給して、半導体スイッチ10a、10bを通電状態にする。電源装置12は例えば直流12Vを出力する。
コントローラ25は、冷媒の温度を検出する水温センサ23の温度に基づいてドライバ20a、20bに制御信号を送り、半導体スイッチ10a、10bの通電及び遮断を制御することにより、供給ライン15から電気ヒータ3への通電及び遮断を制御する。これにより電気ヒータ3の発熱が制御されて、冷媒の加熱が制御される。
制御装置5には、安全装置としてのバイメタルスイッチ11が備えられる。バイメタルスイッチ11が遮断された場合は、電源装置12からの電流がドライバ20a、20bに供給されなくなり、半導体スイッチ10a、10bのゲート電流が停止されて半導体スイッチ10a、10bが遮断される。
バイメタルスイッチ11は、電気ヒータ3の近傍に備えられ、電気ヒータ3の温度が第1設定温度に達したときに遮断状態となり、電源装置12からの電流を遮断する。電気ヒータ3の温度が第1設定温度と比較して低い第2設定温度に低下したときは通電状態となり、電源装置12の電流を通電する。
このことを利用して、コントローラ25の制御と無関係に、電気ヒータ3の温度が第1設定温度以上である場合にバイメタルスイッチ11が遮断することで、電気ヒータ3の発熱を停止させることができる。
第1設定温度は、前述した所定温度(通常加熱温度)以上であって、冷媒の沸点よりも低い温度に設定される。冷媒の沸点よりも低い温度とした理由は、タンク4内の冷媒が沸騰することを防止するためである。通常、冷媒が沸騰するまで電気ヒータ3により冷媒が加熱されることはなく、バイメタルスイッチ11は、コントローラ25による半導体スイッチ10a、10bの制御が正常に行われている場合には通電状態に維持される。一方、第2設定温度は、バイメタルスイッチ11が制御電流を遮断してからタンク4内の冷媒の温度が充分に下がった場合の温度に設定される。
制御装置5には、別の安全装置としてバイメタルスイッチ14が備えられる。供給ライン15には、電気ヒューズ13と、供給ライン15の正極側と負極側とを短絡可能な短絡ライン16とが備えられ、短絡ライン16にはバイメタルスイッチ14が備えられる。
バイメタルスイッチ14は、通常の状態で開放状態のノーマルオープンタイプである。バイメタルスイッチ14は、電気ヒータ3の温度が第1設定温度と比較して高い第3設定温度に達したときに通電状態に切り換えられ、電気ヒータ3の温度が第3設定温度未満の状態では遮断状態となる。短絡ライン16は、電気ヒータ3の温度が第3設定温度に達してバイメタルスイッチ14が通電状態に切り換えられることにより、正極と負極とが短絡状態となる。短絡ライン16が短絡状態となったときの短絡ラインの正極側と負極側との間の抵抗値は、電気ヒータ3の抵抗値よりも小さくなるように構成されている。
バイメタルスイッチ14により短絡ライン16が短絡したときは、直流電源2が短絡ライン16により短絡されることによる瞬間的に流れる大電流(過電流)により、電気ヒューズ13が切断される。電気ヒューズ13は、直流電源2から供給される電流により、当該電流を供給するためのハーネス等(図示省略)の発熱が許容温度を超える前に切断される。この許容温度は、ハーネスを構成する部品が損傷しない程度の温度に設定される。
短絡ライン16に備えられるバイメタルスイッチ14は、電気ヒータ3の温度が第1設定温度に達してバイメタルスイッチ11が遮断状態となり、半導体スイッチ10a、10bを遮断して電気ヒータ3に直流電源2からの電流の供給を遮断とした後にも、電気ヒータ3の温度がさらに上昇して第3設定温度に達した場合に、強制的に電気ヒータ3に供給する電流を遮断することができる。
第3設定温度は、電気ヒータ3の最大温度よりも高い温度に設定される。通常は、電気ヒータ3の温度が第3設定温度に達することはない。一方で、半導体スイッチ10a、10bの故障や制御のオーバーシュートにより電気ヒータ3の温度が上昇して第3設定温度となった場合は、バイメタルスイッチ14が短絡して電気ヒューズ13を切断させることにより、強制的に電気ヒータ3への通電を遮断し、発熱を停止させる。
本実施形態は、このように複数の安全装置を設けることで、自己温度制御機能を持たないカートリッジヒータ等の電熱器を電気ヒータ3として用いても、安全性を低下させることがない。カートリッジヒータはPTCヒータ等と比較して安価であるので、カートリッジヒータを電気ヒータ3として用いることで、車両用液体加熱装置1のコストの上昇を抑制できる。
次に、本実施形態の車両用液体加熱装置1の構造を図2及び図3を参照して説明する。
図2及び図3は、本実施形態の車両用液体加熱装置1の説明図である。図2は、車両用液体加熱装置1の上面図を、図3は、図2におけるIII−III断面図を示す。
車両用液体加熱装置1は、タンク4と、タンク4の上面に設置される制御装置5を構成するバスバー33及び制御基板21から構成される。
タンク4は、金属製の箱型形状を有し、内部に冷媒が流通する空間が形成される。タンク4の側面4bには、電気ヒータ3が挿装される開口部4sが形成されており、電気ヒータ3が、側面4bから側面4cへと向かってタンク4の内部に挿装される。
電気ヒータ3には、端部付近が拡径して構成されたフランジ部3aが形成される。フランジ部3aが側面4bに当接することで、電気ヒータ3の挿入深さの位置決めがなされる。フランジ部3aと開口部4sとの間には、冷媒が漏出しないためのパッキン等が適切に施される。なお、フランジ部3aを側面4bに当接させるのではなく、電気ヒータ3の先端部3cがタンク4の内壁に突き当たったことをもって位置決めをするように構成してもよい。
タンク4の前面4aには、冷媒入口30及び冷媒出口31が備えられる。冷媒入口30は、電気ヒータ3のフランジ部3aに近い側に備えられ、冷媒出口31は、電気ヒータ3の先端部3cに近い側に備えられる。冷媒出口31には、水温センサ23が備えられる。
タンク4の上面4eには、半導体スイッチ10a、10bが上面4eに接触するように配置される。半導体スイッチ10a、10bは、電気ヒータ3のフランジ部3aに近い側に配置される。
半導体スイッチ10a、10bの端子10cは、バスバー33に接続される。バスバー33のさらに上面側には、ドライバ20a、20b及びコントローラ25(図示省略)が搭載される制御基板21が備えられる。バスバー33と制御基板21とは、コネクタやピンヘッダ等により接続される。このように制御装置5を構成する構成部品をタンク4に接触又は近接して配置することにより、車両用液体加熱装置1のサイズを小型化できる。
タンク4の上面4eには、バイメタルスイッチ14が挿装される開口部4tが形成される。バイメタルスイッチ14は、タンク4の上面4eから開口部4tに挿装され、その先端が電気ヒータ3に当接する。バイメタルスイッチ14と開口部4tとの間には冷媒が漏出しないためのパッキン等が適切に施される。
電気ヒータ3のフランジ部3a側の端面にはハーネス3bが接続される。ハーネス3bはバスバー33に接続される。同様にバイメタルスイッチ14にはハーネス14bが接続され、ハーネス14bはバスバー33に接続される。
前面4aには、冷媒入口30及び冷媒出口31が備えられる。冷媒入口30は、タンク4の上下方向の中心よりも下側に位置する。冷媒出口31は、タンク4の上下方向の中心よりも上側に位置する。このような形状により、冷媒入口30から流入した冷媒が、タンク4内で電気ヒータ3の周囲を循環することで電気ヒータ3により加熱され、加熱された冷媒が冷媒出口31から流出する。冷媒出口31から流出するときの冷媒温度が、水温センサ23により検出される。
電気ヒータ3は、前述のように抵抗体がコイル状に巻回されて構成される。
本実施形態では、フランジ部3aから先端部3cに渡って同じ径の円筒形状を有する電気ヒータ3において、電気ヒータ3の抵抗体の巻線密度を、フランジ部3a付近、すなわち電気ヒータ3の根本部分付近では粗となるように構成し、電気ヒータ3の先端部3c付近では密となるように構成した。
このような構成により、電気ヒータ3の先端部3c付近の単位体積当たりの発熱量が、フランジ部3a付近の単位体積当たりの発熱量よりも大きくなる。本実施形態では、巻線密度が粗であり発熱量が小さいフランジ部3aの付近を「第1の発熱部3d」と呼び、抵抗体の巻線密度が密であり発熱量が大きい先端部3c付近を「第2の発熱部3e」と呼ぶ。
このように構成された本実施形態の車両用液体加熱装置1の作用を説明する。
本実施形態の車両用液体加熱装置1は、前述のように、液体の冷媒を貯留するタンク4と、タンク4に挿装され、冷媒を加熱する電気ヒータ3と、タンク4の外面に配置され、冷媒の温度に基づいて電気ヒータ3への通電を制御する制御装置5と、を備える。電気ヒータ3は、第1の発熱部3dと、第1の発熱部3dよりも単位体積当たりの発熱量が大きい第2の発熱部3eとからなる。このような構成において、制御装置5の一部を構成する半導体スイッチ10a、10bを、第2の発熱部3eよりも第1の発熱部3dに近い位置に配置した。
本実施形態の車両用液体加熱装置1は、このような構成により、タンク4の内部では、発熱量が比較的小さく冷媒温度が比較的低い第1の発熱部3dの付近に半導体スイッチ10a、10bを配置することができ、半導体スイッチ10a、10bが密着するタンク4の上面4eに比較的温度が低い冷媒を流通させることがきる。
これにより、制御装置5をタンク4の外面に密着して配置させて車両用液体加熱装置1を小型化した場合にも、半導体スイッチ10a、10bの加熱を抑制できる。半導体スイッチ10a、10bは、通電及び遮断動作により発熱するので、発熱を抑制することが望まし板。これにより、半導体スイッチ10a、10bの加熱を抑制することができるので、半導体スイッチ10a、10bの誤動作を防止できる。
本実施形態の車両用液体加熱装置1は、タンク4において、タンク4の内部に冷媒を導入する冷媒入口30を第1の発熱部3d付近に配置したので、第1の発熱部3d付近から低温の冷媒を流通させて、タンク4の上面4eの半導体スイッチ10a、10bが密着する位置に、比較的温度が低い冷媒を流通させることがきる。
本実施形態の車両用液体加熱装置1は、電気ヒータ3の第2の発熱部3eの温度が所定温度(第3設定温度)よりも上昇したか否かを検出する温度上昇検出部としてのバイメタルスイッチ14が備えられる。このような構成により、電気ヒータ3の最も発熱量が大きい部位の温度が所定温度(第3設定温度)よりも上昇したことを検出した場合は電流を遮断することができ、車両用液体加熱装置1の安全性を向上できる。
なお、図2及び図3では、バイメタルスイッチ14のみを図示したが、第1設定温度に達したときに解放して半導体スイッチ10a、10bを遮断させるバイメタルスイッチ11を、バイメタルスイッチ14と同様に電気ヒータ3の第2の発熱部3eに密着して備えてもよい。
本実施形態の車両用液体加熱装置1は、電気ヒータ3は、冷媒入口30及び冷媒出口31の液体流れ方向と直交して、冷媒入口30から冷媒出口31に向かってタンク4の内部に挿装され、フランジ部3aをタンク4の側面4bに接触させるか、タンク4の内面に先端部3cが突き当たるように構成することによって挿入深さを規定する位置決め部を有する。このような構成により、簡易な構成で、電気ヒータ3の第1の発熱部3dと第2の発熱部3eと、安全装置としてのバイメタルスイッチ14との位置を正確に設定できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、電気ヒータ3の巻線密度を変更して、第1の発熱部3dの単位体積当たりの発熱量よりも第2の発熱部3eの単位体積当たりの発熱量が大きくなるように構成したが、これに限られない。例えば、電気ヒータ3の巻線密度は均一とし、第1の発熱部3dよりも第2の発熱部3e付近の巻線の抵抗値が大きくなるように構成することによって、第1の発熱部3dの単位体積当たりの発熱量よりも第2の発熱部3eの単位体積当たりの発熱量が大きくなるように構成してもよい。さらに、カートリッジの中に複数の発熱部を備えた構成であってもよい。
上記実施形態では、車両に備えられる液体加温装置について説明したが、これに限られるものではない。車載以外の冷媒の温度を上昇させる用途に用いてもよい。
1 車両用液体加熱装置
2 直流電源
3 電気ヒータ
3a フランジ部
3c 先端部
3d 第1の発熱部
3e 第2の発熱部
4 タンク
5 制御装置
10a、10b 半導体スイッチ
11 バイメタルスイッチ
12 電源装置
13 電気ヒューズ
14 バイメタルスイッチ
15 供給ライン
16 短絡ライン
20a、20b ドライバ
21 制御基板
23 水温センサ
25 コントローラ
30 冷媒入口
31 冷媒出口
33 バスバー

Claims (6)

  1. 液体を貯留するタンクと、
    前記タンクに挿装され、前記液体を加熱する電気ヒータと、
    前記タンクの外面に配置され、前記液体の温度に基づいて前記電気ヒータへの通電を制御する制御部と、を備え、
    前記電気ヒータは、第1の発熱部と、第1の発熱部よりも発熱量が大きい第2の発熱部とからなり、
    前記制御部は、前記第2の発熱部よりも前記第1の発熱部に近い位置に配置されることを特徴とする車両用液体加熱装置。
  2. 請求項1に記載の車両用液体加熱装置であって、
    前記電気ヒータは、前記第1の発熱部の単位体積当たりの発熱量よりも前記第2の発熱部の単位体積あたりの発熱量の方が大きいことを特徴とする車両用液体加熱装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用液体加熱装置であって、
    前記タンクには、前記液体が流入する入口部と、前記タンクから前記液体が流出する出口部とが備えられ、
    前記入口部は、前記第2の発熱部よりも前記第1の発熱部に近い位置に配置されることを特徴とする車両用液体加熱装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の車両用液体加熱装置であって、
    前記電気ヒータの温度が所定温度よりも上昇したかを検出する温度上昇検出部を備え、
    前記温度上昇検出部は、前記第2の発熱部の温度を取得することを特徴とする車両用液体加熱装置。
  5. 請求項3に記載の車両用液体加熱装置であって、
    前記電気ヒータは、
    前記入口部及び前記出口部の液体流れ方向と直交して、前記入口部から前記出口部に向かう方向に前記タンクの内部に挿装され、
    前記タンクへの挿入深さを規定する位置決め部を有することを特徴とする車両用液体加熱装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の車両用液体加熱装置であって、
    前記制御部は、半導体スイッチにより構成されることを特徴とする車両用液体加熱装置。
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