JP5455051B2 - 遊技機の役物装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の可動役物を備えた遊技機の役物装置に関する。
遊技機の一種であるぱちんこ遊技機では、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤に設けられた図柄表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定められた大当り図柄となった場合に大当り状態となり、遊技者が大量の賞球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を向上させるため、図柄表示装置の表示内容に応じて遊技盤に設けられた役物が移動可能に構成されたものがある。
例えば、特許文献1には、大当りになると、図柄表示装置の表示内容に連動して役物を左右方向に移動させることが開示されている。また、特許文献2 には、図柄が所定の組合せになると、役物を遊技盤の前後方向に移動させることが開示されている。
特開2004−195084公報 特開平06−007509号公報
しかし、上記特許文献に開示される役物は、いずれも同一方向(左右方向又は前後方向)のみに移動する構成であるため、役物の可動量や可動タイミングに変化を与えても似たような動き方となり、遊技者に退屈感を抱かせてしまい、興趣に欠けるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するものであり、従前とは異なる斬新な動きが可能で遊技者に興趣を与えることができる遊技機の役物装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、基板と該基板に対して開閉可能に設けられた蓋体とを有してなる第1可動役物及び第2可動役物を有し、第1可動役物及び第2可動役物は、所定方向に移動可能に支持された台座部に設けられ、第1可動役物及び第2可動役物の各蓋体は、その端部から対応する基板側へ延びる連結部材を介して移動部材に連結され、移動部材は、台座部の移動方向に沿って移動自在に設けられ、連結部材は、対応する基板を超えて延びて連結部材の先端部が移動部材に回動自在に取り付けられるとともに、長手方向中間部が基板に設けられた軸部に回動自在に支持され、各移動部材は、台座部の移動時に各移動部材の移動を異なる位置で規制する移動規制手段(実施の形態における長孔37,38、係合ピン71)によって移動が規制されることを特徴とする(請求項1)。
第1可動役物及び第2可動役物に設けられた基板と蓋体は、同一形状に限るものではなく、異なる形状や大きさを有していてもよい。台座部に設けられる第1可動役物及び第2可動役物は、台座部と別部品を構成して台座部に第1可動役物及び第2可動役物を取り付け、また台座部と基板を一体的に形成して蓋部を別部品としてもよい。
第1可動役物及び第2可動役物は台座部に設けられるので、台座部の移動に伴って、第1可動役物及び第2可動役物は台座部と共に同一方向に移動する。
移動部材は、連結部材を介して蓋体に連結される。このため、台座部の移動に伴って、移動部材は連結部材を介して移動する。台座部の移動方向は、遊技機に設けられる第1可動役物及び第2可動役物に応じて決められる。
連結部材は、対応する基板を超えて延びて連結部材の先端部が移動部材に回動自在に取り付けられるとともに、長手方向中間部が基板に設けられた軸部に回動自在に支持される。このため、蓋部は軸部を回動中心として基板に対して開閉可能である。
各移動部材は、移動規制手段によって台座部の移動時に各移動部材の移動を異なる位置で規制される。具体的には、移動規制手段は、各移動部材に設けられた係止ピンと、各移動部材を移動自在に支持する支持ケースに設けられて各移動部材の移動方向に沿って延びて対応する係止ピンを挿通する長孔を有し、移動部材に対応する長孔の台座部移動方向先端側の各端部は、台座部移動方向に互いにずれた位置に設けられている(請求項2)。
台座部が移動すると、台座部の移動とともに、第1可動役物、第2可動役物、移動部材も移動する。台座部の移動時に、長孔のうち台座部移動方向先端側端部が移動方向後側にずれた長孔に係合する係止ピンが長孔の先端側端部に当接すると、この係止ピンが設けられた移動部材の移動が停止する。その結果、連結部材の蓋体側は軸部を回動支点として台座部の移動方向先端側に回動して、蓋体は軸部を回動支点として回動して基板に対して開く。そして、台座部がさらに移動すると、長孔のうち台座部移動方向先端側端部が移動方向前側にずれた長孔に係合する係止ピンが長孔の先端側端部に当接すると、この係止ピンが設けられた移動部材の移動が停止し、この連結部材に連結された蓋体が開く。このように、台座部の移動に伴って第1可動役物及び第2可動役物が移動し、この移動時に先ず可動役物の一方の蓋体が開き,その後に他方の蓋体が開く。
このため、第1可動役物及び第2可動役物が異なる動きをしている印象を遊技者に与えることができ、遊技者に退屈感を抱かせることがなく、興趣に富んだ遊技機の役物装置を提供することができる。
本発明によれば、基板に対して開閉可能な蓋体を有する第1可動役物及び第2可動役物を有し、これらの可動役物は所定方向に移動可能に支持された台座部に設けられ、これら可動役物の各蓋体は、各端部から対応する基板側へ延びる連結部材を介して移動部材に連結され、移動部材は台座部の移動方向に沿って移動自在に設けられ、連結部材は、対応する基板を超えて延びて連結部材の先端部が移動部材に回動自在に取り付けられるとともに、長手方向中間部が基板に設けられた軸部に回動自在に支持され、各移動部材は、台座部の移動時に移動規制手段によって異なる位置で移動が規制されることにより、台座部の移動に伴って第1可動役物及び第2可動役物が移動時に、可動役物の一方の蓋体が開き,その後に他方の蓋体が開く。このため、第1可動役物及び第2可動役物が異なる動きをしている印象を遊技者に与えることができ、遊技者に退屈感を抱かせることがない興趣に富んだ遊技機の役物装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係わる遊技機の役物装置の正面側の斜視図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる遊技機の役物装置が設けられた遊技機の遊技盤の正面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる遊技機の役物装置の正面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる遊技機の役物装置の平面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる遊技機の役物装置の右側面図を示す。 本発明に係わる遊技機の役物装置の左側面図を示す。 本発明に係わる遊技機の役物装置の背面図を示す。 本発明に係わる遊技機の役物装置の正面側の内部構造図を示す。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2(正面図)は、遊技機の遊技盤の上部に役物装置が配設された遊技機の構成例を示す。なお、遊技機は、ぱちんこ機を例にして説明するが、遊技機はぱちんこ機等の弾球遊技機に限るものではなく、スロットマシンでもよい。
初めに遊技機全体の説明をする。図2に示すように、遊技機1の前面側には正面視矩形状の前面ガラス3が設けられ、前面ガラス3の後方側には遊技盤5が配設されている。遊技盤5には、その中央部に図柄表示部7が配設され、図柄表示部7の下方には複数の入賞口9等が設けられ、図柄表示部7の上方には第1可動役物40、第2可動役物50等の複数の可動役物が配設されている。第1可動役物40及び第2可動役物50を駆動させる役物装置30については後述する。図柄表示部7の周囲には図柄表示部7の中央側へ突出する装飾部材11が設けられている。装飾部材11は可動役物の前側に配設されているが、透明な材料で形成されているので、装飾部材11を介して可動役物の視認が可能である。
前面ガラス3の下方には図示しない受け皿ユニットが配設され、受け皿ユニットの右側端部の下方には図示しない操作ハンドルが配設されている。この操作ハンドルは遊技者側へ突出し、遊技球を発射させる際に遊技者によって操作される。
役物装置には、図柄表示部7の上方の左右両側に配設された径の比較的に小さい第1可動役物40及び第2可動役物50を2つ並べてなる本願発明に係わる役物装置30と、これらの役物装置30の間に配設されて径の比較的に大きい第3可動役物81を有した役物装置80がある。
役物装置30は、図1に示すように、箱状に形成された支持ケース31と、支持ケース31の前側に支持ケース幅方向に並設された第1可動役物40及び第2可動役物50と、これらの可動役物を動かす駆動部60を有してなる。
支持ケース31は直方体状に形成され、矩形状の天板部31aとこの下方に対向した配置された底板部31b(図7参照)と、天板部31aと底板部31bの幅方向両端部同士を接続する側板部31c,31dを有して中空に形成され、支持ケース31の前側及び後側には開口部31e、31f(図7参照)が形成されている。天板部31aの前側は、支持ケース31の幅方向両側に配置された側板部31c,31dよりも前方に張り出している。
支持ケース31内は、2つの仕切り板32,33によって3つの空間に仕切られ、これらの仕切り板32,33は支持ケース31内を前後方向に延びて設けられている。これらの仕切り板32,33は、一対の側板部31c,31dの各内面から内側方向に所定距離を有して配設されて、支持ケース31内は支持ケース幅方向左側から右側に第1空間部31g、中央空間部31h、第2空間部31iが形成されている。これの空間部31g、31h、31i内に駆動部60を構成する部品の一部が収容される。
中央空間部31hの前側には、図8(内部構造図)に示すように、天板部31aと底板部31bとを接続して上下方向に延びる案内板34が設けられている。案内板34は中央空間部31hの前側の開口部下側を覆うように配置された下側案内板34aと、下側案内板34aの上端中央部から上方へ延びて天板部31aに接続された下側案内板34aよりも幅の狭い上側案内板34bを有してなる。
案内板34は一対の側板部31c、31dよりも前方に張り出す天板部31a1(図5、図6参照)の下方であって2つの仕切り板32,33の前端部よりも前方に配置されている。このため、案内板34と2つの仕切り板32,33の前端部との間には上下方向に延びる隙間35(図5、図6参照)が形成されている。案内板34の下側案内板34aには、図1,図8に示すように、これに装着されて下側案内板34aに沿って上下方向に移動自在に支持されて隙間35内を移動可能な台座部36が設けられている。この台座部36に第1可動役物40及び第2可動役物50が取り付けられる。
仕切り板32,33及び一対の側板部31c、31dには、上下方向に延びる長孔37,38(図5、図6参照)が設けられている。これらの長孔37,38のうち支持ケース幅方向左側の側板部31c及びこれに対向する仕切り板32に設けられた長孔37は、その上下方向長さが比較的に短く(図6参照)、支持ケース幅方向右側の側板部31d及びこれに対向する仕切り板33に設けられた長孔38はその上下方向長さが長孔37よりも長く形成されている(図5参照)。これらの長孔37,38の詳細については後述する。
台座部36は、下側案内板34aに挿通可能に形成され、下側案内板34aの前面に対向配置される前面部36aと、前面部36aの幅方向両側の各端部から下側案内板34aの幅方向端部外側を通って裏面側へ屈曲して下側案内板34aの裏面に沿って延びる側面部36bと、側面部36bの各裏面側に設けられて上下方向に延びる一対の係合部36c、36d(図7参照)を有してなる。台座部36は、モータ61の駆動によって上下方向に移動して、台座部36が前側に張り出す天板部31a1の裏面に接触する上方位置Puから底板部31bの上面に接触する下方位置まで移動可能である。
台座部36の表面に第1可動役物40及び第2可動役物50がねじ15を介して取り付けられている。第1可動役物40及び第2可動役物50は、同一形状であるので、第1可動役物40及び第2可動役物50を一緒に説明する。第1可動役物40及び第2可動役物50は、正面視において左右に並んで配置され、円板状に形成された基板41、51と、基板41、51の表面側に配置されて基板41、51の下側に回動支点を中心として開閉可能に設けられる蓋体42、52を有してなる。
基板41、51は内側に空間部が形成されて基板後側が開口し、基板41、51内には、LED等の発光素子を実装したプリント板43が配設されている。基板41、51は透明な合成樹脂材料製であるので、発光素子から発光した光は基板41、51を透過可能である。基板41、51の下部には、基板幅方向に所定距離を有して設けられた一対の切り欠き孔41a,51aが設けられている。この切り欠き孔41a,51aは、基板41、51に対して前後方向に貫通するとともに基板41、51の下側周面に開口している。この切り欠き孔41a、51aに後述する蓋体42、52から延びる連結部材44、54(図5,図6参照)が挿抜されて蓋体42、52が開閉する。
一対の切り欠き孔41aの間の基板41、51には、基板41、51の裏面側へ突出する一対の突出部(図示せず)が設けられている。この突出部の先端部は横方向に延びる軸部45,55(図5,図6参照)が設けられている。この軸部45,55に連結部材44、54が回動自在に取り付けられて、蓋体42,52が開閉自在に支持されている。軸部45,55にはねじりコイルばねが挿着されて、蓋体42,52を閉方向に附勢している。突出部の詳細は後述する。
蓋体42,52は、円板状に形成された天板部42a,52aとこの周囲から天板部一方側へ突出する周壁部42b,52bを有して皿状に形成されている。蓋体42,52が基板41、51に対して閉じると、蓋体42,52の周壁部42b,52bの先端部が基板41、51の周縁部に沿って当接するように、蓋体42,52は基板41、51の外径と略同じ寸法を有して形成されている。
蓋体42,52の端部の周壁部42b,52bには、周壁部42b,52bの周方向に所定間隔を有して蓋体42,52の天板部42a,52aから開口外側へ張り出す一対の連結部材44,54が設けられている。連結部材44,54は、板状に形成され、天板部42a,52aに対して略直交する方向に延びて開口外側へ張り出す直線部44a,54a(図5,図6参照)と、直線部44a,54aの先端部から蓋体径方向外側へ屈曲して延びる屈曲部44b,54b(図5,図6参照)を有してなる。連結部材44,54は切り欠き孔41a、51aに挿抜可能に切り欠き孔41a、51aの幅よりも狭い厚さを有して形成されている。
第1可動役物40と第2可動役物50は、図3,図4に示すように、これらの上端部及び前面部が略同一平面上に配置され、これらの可動役物は基板41,51同士が近接配置された状態でこれらの間に配置された接続部17を介して基板同士が一体的に繋がっている。接続部17は、近接配置された両基板41,51の側面上部間に設けられ、この接続部17は両基板41,51と一体的に形成されている。接続部17はねじ15を介して台座部36に締結されて、第1可動役物40及び第2可動役物50の両基板41,51が台座部36に固定されている。
モータ61は、ステッピングモータであり、第1可動役物40と第2可動役物50を上方位置から下方位置に移動させる場合や、これとは逆方向に下方位置から上方位置に移動させる場合に駆動する。これらの可動役物を上方位置から下方位置に移動させる場合には、可動役物が上方位置に移動している時のモータ61の軸部61aの位置に対して、可動役物が下方位置に移動している時のモータ61の軸部61aの回転量を設定し、その設定量に達したときにモータ61への電力供給を停止するようにする。
また、これらの可動役物を下方位置から上方位置に移動させる場合には、可動役物が下方位置に移動している時のモータ61の軸部61aの位置に対して、可動役物が上方位置に移動してい時のモータ61の軸部61aの回転量を設定し、その設定量に達したときにモータ61への電力供給を停止するようにする。
一対の係合部36c、36dは、図7に示すように、略同じ大きさの筒状に形成され、台座部36の幅方向に対して左右対称に配置されるとともに、係合部36c、36dの上端面が台座部36(図8参照)の上端面と略同一平面上に位置するように配置されている。これら係合部36c、36dのうち仕切り板33側の係合部36d内には内側へ突出する突起部36eが複数設けられている。この突起部36eは中央空間部31h内の仕切り板33側に設けられた駆動軸62の螺旋溝62aに係合して、駆動軸62の回転に伴って螺旋溝62aに沿って移動して係合部36dを介して台座部36を上下方向に移動させる。駆動軸62は、駆動部60の一部を構成し、支持ケース31に回転自在に支持され、駆動軸62の表面に上下方向に延びる螺旋溝62aが形成されている。
仕切り板32側の係合部36cは、中央空間部31hの仕切り板32側の支持ケース31に上下方向に延びて支持された案内軸63に移動可能に挿通されている。この係合部36cは、もう一つの係合部36dと相まって台座部36が幅方向に傾くのを防止している。
駆動軸62の上端部は支持ケース31の天板部31aから上方へ突出し、その上端部に従動ギヤ64が駆動軸62と共に回転可能に取り付けられている。この従動ギヤ64は、天板部31aに支持されたモータ61の軸部61aに取り付けられ駆動ギヤ65と歯合している。このため、モータ61が駆動すると、モータ61の動力は駆動ギヤ65、従動ギヤ64、駆動軸62を介して台座部36に伝達されて、第1可動役物40及び第2可動役物50を支持ケース31に対して上下方向に移動可能である。
このように上下移動可能な第1可動役物40と第2可動役物50の蓋体42,52に設けられた連結部材44,54(屈曲部44b,54b)の各先端部には、図5、図6、図8に示すように、第1空間部31g及び第2空間部31i内に配置された移動部材70が接続されている。
移動部材70は、側板部31c、31dとこれに対向する仕切り板32,33に設けられた長孔37,38に係合ピン71が係合して長孔37,38に沿って移動自在な基端側移動部72と、基端側移動部72に対して下方側へ突出入可能に支持された先端側移動部73を有してなる。基端側移動部72と先端側移動部73との間には引っ張りばね74(図7参照)が取り付けられ、引っ張りばね74によって先端側移動部73は基端側移動部72側に附勢されている。
先端側移動部73の下端部に連結部材44,54の屈曲部44b、54bの先端部が回動自在に取り付けられている。基端側移動部72の上端部の幅方向両側には外側へ突出する係合ピン71が設けられている。これらの係合ピン71は、対応する長孔37,38に挿入されて基端側移動部72の上下移動を可能にしている。
支持ケース31の幅方向左側に配置された側板部31cとこれに対向配置された仕切り板32に、上下方向に延びる長孔37が設けられている。この長孔37の上下方向の長さAは後述する支持ケース31の幅方向右側に配置された側板部31dやこれに対向配置された仕切り板33に設けられた長孔38の長さBよりも短い長さを有している。
これらの長孔37,38の上端部は、台座部36や係合部36c、36dの上面が天板部31aの裏面に当接して台座部36の移動が規制されたときに係合ピン71が長孔37,38の上端部に当接可能な位置に配置されている。このため、台座部36や係合部36c、36dの上面が天板部31aの裏面に当接すると、係合ピン71も長孔37,38の上端部に当接して移動部材70の上方への移動が規制される。つまり、駆動部60は、モータ61と駆動ギヤ64と従動ギヤ65と駆動軸62を有してなる。
このように構成された役物装置30は、台座部36が天板部31aの裏面に当接した上方位置Puに移動した状態でモータ61が駆動すると、モータ61の動力は、駆動歯車65、従動歯車64を介して駆動軸62に伝達されて、駆動軸62が所定方向に回転する。駆動軸62が回転すると、一方の係合部36dが駆動軸62に対して下方へ移動し、これに伴って他方の係合部36cも案内軸63に沿って下方へ移動する。その結果、台座部36が下方へ移動するに伴い、第1可動役物40及び第2可動役物50も下方へ移動する。
第1可動役物40及び第2可動役物50が下方へ移動すると、これらの可動役物に対応する移動部材70も下方へ移動する。これら可動役物の移動時に長さの短い長孔37内を移動する係止ピン71が長孔37の下端部に当接すると、この係止ピン71が設けられた移動部材70の移動が停止する。
そして、さらに可動役物が下方へ移動すると、移動部材70に連結された連結部材44の蓋体側が軸部45を回動支点として台座部36の移動方向先端側(下側)に回動して、蓋体42は軸部45を回動支点として基板41に対して開動作する。そして、さらに台座部36が下方へ移動すると、基端側移動部72に対して先端側移動部73が引っ張りばね74の附勢に抗して下方へ伸長するとともに、連結部材44が下方へ回動して蓋体42がさらに開き、台座部36が底板部31bの上面に当接すると、蓋体42は全開状態になって停止する(図1参照)。
一方、台座部36の下方への移動時に長さの長い長孔38内を移動する係止ピン71が長孔38の下端部に当接すると(図1参照)、この係止ピン71が設けられた移動部材70の移動が停止し、さらに台座部36が下方へ移動すると、移動部材70に連結された連結部材54の蓋体側が軸部55を回動支点として台座部36の移動方向先端側(下側)に回動して、蓋体52は軸部55を回動支点として基板51に対して開動作する。そして、台座部36がさらに下方へ移動すると、連結部材54のさらなる下方への回動にともなって蓋体52がさらに開く。そして、台座部36がさらに下方へ移動して係合部36dや台座部36の下面が底板部31bに当接すると、蓋体52が全開状態で停止する。
また役物装置30の台座部36を下方位置から上方位置Puに移動させるには、モータ61の軸部61aが逆方向に回転するように駆動させる。モータ61が駆動すると、台座部36が支持ケース31に対して上方に移動し、これに伴って第2可動役物50に対応する移動部材70と連結部材54との回動支点を中心として連結部材54が上方へ回動して蓋体52が閉動作する。
そして、さらに台座部36が上方へ移動すると、蓋体52がさらに閉じるとともに、第1可動役物40に対応する移動部材70が縮小する。この移動部材70が全縮状態になると、台座部36の上方への移動に伴って第1可動役物40の蓋体42が閉動作する。そして、台座部36がさらに上方へ移動すると、第2可動役物50の蓋体52が閉じた状態になり、その後に第1可動役物40の蓋体42が閉じた状態になる。そして、係合部36c、36dや台座部36の上面が天板部31aに当接すると、第1可動役物40及び第2可動役物50の上方への移動が停止する。
このように、第1可動役物40及び第2可動役物50の下方への移動時に、先ず、第1可動役物40の蓋体42の開動作が始まり、次に第2可動役物50の蓋体52の開動作が始まる。このため、これらの可動役物が異なる動きをしている印象を遊技者に与えることができる。従って、遊技者に退屈感を抱かせることがなく、興趣に富んだ遊技機の役物装置30を提供することができる。
1 遊技機
31 支持ケース
36 台座部
37,38 長孔(移動規制手段)
40 第1可動部材
41,51 基板
42、52 蓋体
44,54 連結部材
45,55 軸部
50 第2可動部材
70 移動部材
71 係合ピン(移動規制手段)

Claims (2)

  1. 基板と該基板に対して開閉可能に設けられた蓋体とを有してなる第1可動役物及び第2可動役物を有し、
    前記第1可動役物及び前記第2可動役物は、所定方向に移動可能に支持された台座部に設けられ、
    前記第1可動役物及び前記第2可動役物の各蓋体は、各端部から対応する基板側へ延びる連結部材を介して移動部材に連結され、
    前記移動部材は、前記台座部の移動方向に沿って移動自在に設けられ、
    前記連結部材は、対応する基板を超えて延びて前記連結部材の先端部が前記移動部材に回動自在に取り付けられるとともに、長手方向中間部が前記基板に設けられた軸部に回動自在に支持され、
    各移動部材は、前記台座部の移動時に前記各移動部材の移動を異なる位置で規制する移動規制手段によって移動が規制されることを特徴とする遊技機の役物装置。
  2. 前記移動規制手段は、各移動部材に設けられた係止ピンと、前記各移動部材を移動自在に支持する支持ケースに設けられて各移動部材の移動方向に沿って延びて対応する係止ピンを挿通する長孔を有し、
    前記移動部材に対応する長孔の台座部移動方向先端側の各端部は、台座部移動方向に互いにずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の役物装置。






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