JP5454977B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における遊技の進行を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機においては、遊技盤上に設けられた始動口への入球を契機に当否抽選が行われ、その抽選結果に応じて図柄の変動表示が行われる。すなわち、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、特別遊技へと移行するものとして知られている。特別遊技は大当たりとも呼ばれ、遊技盤上に設けられた大入賞口の開放を伴う単位遊技が複数回行われ、通常遊技より多くの賞球が得られるようになる(例えば、特許文献1参照)。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画面と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。
遊技機の中には、また、特別遊技が終了した後にもいわゆる確率変動遊技(以下「確変」ともいう)や変動時間短縮遊技(以下「時短」という)と呼ばれる遊技者に有利な特定遊技に移行するものがある。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に確変が開始される。確変には通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。また、特別遊技の終了後には時短が開始され、所定期間継続される。時短中には始動口への入球容易性が高められるとともに図柄の変動時間が概ね短縮される。このような特定遊技へ移行すると比較的早期に新たな特別遊技が発生するため、遊技者の期待感が一層高められる。
特開2003−230714号公報
近年の遊技機には、遊技者の知らないうちに出玉のない確変移行がなされるいわゆる突然確変(以下、適宜「突確」という)が発生する機種も増えてきている。突確は、特段の演出もなく突然に確変へ移行するという意味で遊技者に大きなインパクトを与えるものであるが、確変移行そのものが特別遊技の終了後を条件とするため、その移行直前に大入賞口を短時間に数回開放するなどして大当たり演出を担保している。一方、その大入賞口の短時間の開放が常に突確の発生を示すような構成では遊技者の興趣も次第に薄れていく可能性があることから、当否抽選の結果に大当たりよりも利益状態が少ないいわゆる小当たりを設定し、同様に短時間の開放を行って所定の小当たり遊技へ移行させるものもある。その小当たりの後、遊技状態が所定の昇格条件を満たせば大当たり、つまり通常の特別遊技へ移行させるものも知られている。このような構成によれば、大入賞口の短時間の開放により突確または小当たりが発生したことが認識される。一般に、小当たりがその大入賞口の開閉のみで終わる可能性が比較的高いのに対し、突確はその大入賞口の開閉後に確実に確変へ移行することから、突確のほうが遊技者に有利と認識される傾向にはある。このため、その大入賞口の開閉動作の後に、それが突確および小当たりのいずれの発生であるかに遊技者の期待感が高められるようになる。この点に着目し、突確と小当たりのいずれであるかをその大入賞口の開閉後に示唆表示する煽り演出を行うものもある。
ところで、そもそもこのような大入賞口の短時間の開放は、確変状態へ突然移行させる場合にその条件としての特別遊技の実行を担保するための便宜的な遊技制御であるともいえる。すなわち、現状では確変移行が特別遊技の終了後に行われるよう定義される一方、特別遊技が大入賞口を複数回開閉する遊技として定義されている。つまり、通常遊技においてなされた当否抽選の結果が確変付きの当たりである場合、その確変移行は少なくとも大入賞口を複数回開放させた後となる。このため、長い大当たり演出を挟むことなく突然に確変を発生させるためには便宜上、大入賞口を短期間に複数回開閉させる必要があるのである。こうした理由から、現状では大入賞口の短期間の開放期間における入球は基本的に想定されていないのが実状であった。発明者らは、その短期間開放された大入賞口への入球をトリガとした演出を工夫することで、従来にない斬新な遊技性が創出されるとの考えに到った。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、大入賞口への入球状態に着目して斬新な遊技性を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、始動入賞口への入球を契機に当否を決定するための当否抽選を実行する抽選手段と、当否抽選の結果を示すための図柄の変動表示を含む所定の演出画像が表示される演出図柄表示装置と、遊技状態に応じた所定の選択基準に基づいて、表示させるべき演出内容を決定する演出決定手段と、決定された演出内容にしたがって、演出図柄表示装置に表示させる演出画像の表示制御を行う表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、当否抽選の結果が当たりであったときに開放される大入賞口と、所定時間以上の大入賞口の開放がなされる通常の特別遊技へ移行するための条件として特別遊技作動条件を保持する特別遊技作動条件保持手段と、所定時間に満たない大入賞口の開放がなされる特殊遊技へ移行するための条件として特殊遊技作動条件を保持する特殊遊技作動条件保持手段と、当否抽選が通常の特別遊技への移行を示す結果となって特別遊技作動条件が成立したときに通常の特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、当否抽選が特殊遊技への移行を示す結果となって特殊遊技作動条件が成立したときに特殊遊技を実行する特殊遊技制御手段と、特殊遊技にて開放された大入賞口への入球数を検出する入球数検出手段と、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど、その特殊遊技の終了後に特定の演出が表示される確率が高くなるように演出内容の選択基準を設定する演出設定手段と、を備える。
ここで、「大入賞口」は、通常の特別遊技での開放と特殊遊技での開放とで共通に用いられる単一の大入賞口として設けられてもよいし、通常の特別遊技で開放される大入賞口と特殊遊技で開放される大入賞口とが別構成として設けられてもよい。「所定時間」は、大入賞口の1回の開放に対する基準時間であってもよいし、大入賞口の複数回の開放に対する基準時間であってもよい。すなわち、特殊遊技は、大入賞口が1回開放されるものであっても複数回開放されるものであっても、その大入賞口のトータルの開放時間は所定時間に満たないものとなる。「特殊遊技」は、大入賞口の開放時間が短い点では通常の特別遊技よりも利益状態が小さいが、大入賞口が開放されて遊技球の入球可能性がある点で遊技者に有利となる。「特定の演出」は、特殊遊技が実行されたことを直接的または間接的に示唆する表示であってもよい。あるいは、特殊遊技後の状態にあることを直接的または間接的に示唆する表示であってもよい。特殊遊技後に遊技状態が通常状態と異なる特定状態となる場合、このような示唆表示によって遊技者は少なくともその特定状態にある可能性を認識することができる。「演出内容の選択基準」は、遊技状態に応じて演出内容を決定するための参照テーブルが異なるなど、演出表示対象として特定の演出が選択される確率が異なるように設定されたものでよい。
この態様によると、特殊遊技中に開放された大入賞口への入球数が検出され、その入球数が多くなるほど、その特殊遊技終了後に高い確率で特定の演出が表示される。その特定の演出が表示されれば、遊技者はその前に特殊遊技が実行されていたこと、または現在特殊遊技後の状態にあると推定できる。したがって、特殊遊技後に遊技者に有利な遊技状態へ移行される場合には、その特殊演出を見ることができるか否かにより遊技者の期待感が煽られる。特殊遊技中に大入賞口に数多く入球するほど特定の演出の表示確率も高まるため、その大入賞口への入球を狙って遊技球を打ち出すなど遊技者の技術介入性も高まり、その興趣が高められる。ここでは大入賞口への入球数を判定指標とするが、それは大入賞口の開放時間が比較的短い特殊遊技中であるが故に実現性が高いともいえる。すなわち、特殊遊技中は特別遊技中よりも大入賞口の開放時間が短いため、その入球数にも限界がある。その結果、判定基準となる入球数の設定や、その入球数に基づく演出の切り替え制御も比較的容易になる。また、大入賞口の開放時間が短時間であるにもかかわらず、その入球を前提として演出を切り替えるという斬新な遊技性が実現される。
具体的には、図柄の変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンが所定の抽選値に割り当てられるとともに、対応する変動パターンの選択確率が異なる複数のパターン決定テーブルを保持し、遊技状態に応じてパターン決定テーブルを切り替えて図柄の変動パターンを決定するパターン決定手段を備えてもよい。演出設定手段は、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど特定の変動パターンの選択確率が高くなるように、パターン決定手段が決定するパターン決定テーブルを切り替えさせ、演出決定手段は、パターン決定テーブルの各変動パターンと演出内容とが対応付けられたパターンテーブルを保持し、決定された変動パターンに応じて特殊遊技の終了後の演出内容を切り替えてもよい。
ここでいう「図柄の変動パターン」は、当否抽選の結果を示す図柄の変動表示のみならず、その変動表示に付加的に伴う演出表示を含むものでもよい。この態様によれば、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど、特定の変動パターンの選択確率が高くなり、その結果、特定の演出が表示される可能性が高くなる。変動パターンの設定に際して大入賞口への入球数という新たなパラメータが導入されるものである。特定の変動パターンは、特定の演出の表示時間を確保できるよう図柄の変動時間が一定に固定されたものであってもよい。
特殊遊技作動条件保持手段は、特殊遊技作動条件として、大入賞口の開放を伴う単位遊技を複数回含む特殊特別遊技へ移行するための特殊特別遊技作動条件と、大入賞口の開放を伴う単位遊技である小当たり遊技へ移行するための小当たり遊技作動条件とを保持してもよい。特殊遊技制御手段は、当否抽選が特殊特別遊技への移行を示す結果となり、図柄が所定の特殊大当たり態様で停止されたときに特殊特別遊技作動条件が成立したとして特殊特別遊技を実行する一方、当否抽選が小当たり遊技への移行を示す結果となり、図柄が所定の小当たり態様で停止されたときに小当たり遊技作動条件が成立したとして小当たり遊技を実行してもよい。演出設定手段は、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど、特殊特別遊技の実行後と小当たり遊技の実行後とで各パターン決定テーブルの選択確率が異なるように、パターン決定手段が決定するパターン決定テーブルを切り替えさせてもよい。
この態様では、特殊遊技として特殊特別遊技および小当たり遊技のいずれかが実行される。特殊特別遊技は、複数回の単位遊技を含む点で、単位遊技からなる小当たり遊技よりも遊技者の利益状態が高まる可能性がある。なお、単位遊技の間に大入賞口が1回開放されるものでも、複数回開放されるものでもよい。一方、特殊特別遊技は、大入賞口の開放時間が所定時間に満たない点で、所定時間以上の大入賞口の開放がなされる通常の特別遊技よりも遊技者の利益状態は小さくなる。すなわち、特殊特別遊技は、遊技者の利益状態からみて通常の特別遊技と小当たり遊技との中間に位置するともいえるが、大入賞口の開放時間について比較すると小当たり遊技により近くなる。両者の開放時間をほぼ同じに設定すると、見た目上、いずれの遊技に移行したかの判別がつきにくい。このような場合であっても、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど、特殊特別遊技の実行後と小当たり遊技の実行後とで各パターン決定テーブルの選択確率が異なるように設定されるので、いずれの遊技であったかが推測できるようになる。
より具体的には、特殊遊技作動条件保持手段が、特殊特別遊技作動条件として、特殊特別遊技後に当否抽選が通常の特別遊技へ移行を示す結果となる確率が通常状態よりも高確率状態となる確率変動状態に移行させる確変特別遊技へ移行するための確変特別遊技作動条件を保持してもよい。特殊遊技制御手段は、当否抽選が確変特別遊技への移行を示す結果となり、図柄が所定の確変大当たり態様で停止されたときに確変特別遊技作動条件が成立したとして確変特別遊技を実行してもよい。演出設定手段は、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど、確変特別遊技の実行後および小当たり遊技の実行後で、各パターン決定テーブルの選択確率が異なるように、パターン決定手段が決定するパターン決定テーブルを切り替えさせてもよい。
この態様によれば、特殊遊技における大入賞口への入球数が多くなるほど、特殊遊技後の遊技状態が確率変動状態にあるのか、小当たり遊技後の状態にあるのかが推測できるようになる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、大入賞口への入球状態に着目して斬新な遊技性を実現することができる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 大当たりまたは小当たりの発生を契機に参照される特殊パターン決定テーブルの構成例を表す模式図である。 特殊遊技への移行時に演出図柄表示装置に表示される導入演出の画面例を表す図である。 状態示唆演出の画面例を表す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図7におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS36の変動表示開始処理を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS40の変動表示処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS15の小当たり遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出図柄表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62の拡開機構が拡開されたとき、始動口62の開口幅が拡がって入球容易性が向上する。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の大当たり態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。本実施例において、大入賞口66は、特別図柄192が所定の小当たり態様にて停止したときに「小当たり」としても開放状態となる。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出図柄表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。
演出図柄表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出図柄表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出図柄表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出図柄表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。
作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出図柄表示装置60の右下方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出図柄表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出図柄表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。演出図柄表示装置60の下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。さらに演出図柄表示装置60の上方および下方には、それぞれ遊技効果ランプ90が設けられている。操作ボタン82は、遊技者が遊技機へ所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出図柄表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(時短)が開始される。時短においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(確変)がさらに開始される。確変においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出図柄表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基板39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出図柄表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、パターン決定手段119、特別遊技制御手段120、小当たり遊技制御手段121、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124、条件保持手段176を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、役物制御手段136を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。例えば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、通常状態では通常確率による当否判定のための当否テーブル(以下、適宜「通常当否テーブルという」)を参照し、確変状態では通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブル(以下、適宜「確変当否テーブルという」)を参照する。本実施例では、通常当否テーブルにおいては当否抽選値が0〜299の範囲に該当したときにのみ大当たりとなる。確変当否テーブルにおいては大当たりの範囲が拡大され、当否抽選値が0〜299の範囲に該当する場合だけでなく、300〜2999の範囲に該当する場合にも大当たりとなる。このように、大当たりに該当する範囲は遊技状態に応じて変化する。本実施例では、特別遊技として、大入賞口66が開放される単位遊技が15回を上限として繰り返される通常の特別遊技(以下、適宜「15R特別遊技」とも称する)のほか、最少回数である2回だけ繰り返される特殊特別遊技(以下、適宜「2R特別遊技」とも称する)が設けられている。以下、15R特別遊技へ移行する大当たりを「15R大当たり」、2R特別遊技へ移行する大当たりを「2R大当たり」と適宜よぶことにする。
また、本実施例においては、当否抽選値が大当たり範囲に該当しない、いわゆる外れとなった場合であっても、所定の範囲に該当した場合には小当たりとなる。本実施例では、確変状態であるか否かにかからわず、当否抽選値が60000〜65535の範囲に該当した場合に小当たりとなる。このように大当たりに該当しなかった場合、本来はすべて「外れ」であるが、本実施例では大当たりに該当しなかった場合のうち小当たりにも該当しなかった場合の当否抽選値範囲を特に「外れ」と表現している。
当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出図柄表示装置60において変動表示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄の停止図柄を、当否抽選手段112による当否抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。図柄決定手段114は、決定した停止図柄を示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
パターン決定手段119は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶するパターン決定テーブルを保持する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。パターン決定手段119は、当否抽選手段112による当否判定結果に応じてパターン決定テーブルを参照し、複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。パターン決定手段119は、決定した変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
すなわち、パターン決定手段119は、特別図柄表示装置61および演出図柄表示装置60に表示させる図柄変動の表示過程が定められた変動パターンを、別途取得するパターン抽選値に基づいて複数の変動パターンの中から決定する。パターン抽選値は、例えば「0」から「255」までの値範囲から取得される。パターン決定手段119は、図柄変動を開始する際にパターン決定テーブルを参照してその図柄変動の変動パターンを決定する。変動パターンには、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動時間が定められており、その種類によって長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
パターン決定手段119は、当否判定結果が外れのときは外れ用のパターン決定テーブルを参照し、15R大当たりのときは15R大当たり用のパターン決定テーブルを参照する。また、当否判定結果が2R大当たりのときには2R大当たり用のパターン決定テーブルを参照し、小当たりのときには小当たり用のパターン決定テーブルを参照する。また特に、当否判定結果が2R大当たりまたは小当たりとなり、かつ大入賞口66への入球があったときには、その後の図柄変動について後に詳述する特殊パターン決定テーブルを参照する。本実施例では、当否判定結果が外れの場合、スーパーリーチ、ノーマルリーチ、リーチなしのいずれの変動パターンも選択される可能性がある。このリーチ演出は、リーチ付きの変動パターンが選択されたときに、装飾図柄190によりあと一つ図柄が揃えば当たり図柄組み合わせとなる図柄変動が表示されるものであり、大当たりとなる前兆を示唆して遊技者の期待感を高める演出である。基本的に、スーパーリーチ、ノーマルリーチ、リーチの順に特別図柄192の変動時間が長くなる。特に「リーチなし」の変動パターンを選択するときには、時短状態においては通常状態よりもさらに変動時間が概ね短い変動パターンが選択されるよう異なるテーブルを参照する。当否判定結果が15R大当たりの場合はリーチ付きの変動パターンが選択される。当否判定結果が2R大当たりまたは小当たりの場合、スーパーリーチとノーマルリーチがそれぞれ約50%の確率で選択される。このように、当否判定結果ごとにパターン抽選値と変動パターンとが対応づけられ、各変動パターンについてパターン番号が設定されている。パターン決定手段119は、以上のように変動パターンを設定するたびにそのパターン番号を演出決定手段132へ送信する。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、図柄決定手段114により決定された停止図柄とパターン決定手段119により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
条件保持手段176は、特別遊技作動条件保持手段178、小当たり遊技作動条件保持手段180を含む。特別遊技作動条件保持手段178は、大入賞口66の開放を伴う単位遊技を複数回含む特別遊技へ移行するための条件として特別遊技作動条件を保持する。特別遊技作動条件は、当否抽選で特別遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。特別遊技作動条件保持手段178は、遊技状態を15R特別遊技へ移行させる通常の特別遊技作動条件のほか、2R特別遊技へ移行させる特殊特別遊技作動条件を保持する。また、さらにその特殊特別遊技作動条件として、2R特別遊技後に確変状態へ移行させる確変特別遊技作動条件と、2R特別遊技後に時短状態へ移行させる時短特別遊技作動条件を保持する。確変特別遊技作動条件が成立するか時短特別遊技作動条件が成立するかは、図柄決定手段114が決定した特別図柄の種類によって判定される。
小当たり遊技作動条件保持手段180は、大入賞口66の開放を伴う単位遊技である小当たり遊技へ移行するための条件として小当たり作動条件を保持する。小当たり作動条件は、当否抽選で小当たり遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が大当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を所定の上限回数に達するまで複数回数連続して継続する遊技であり、複数回の単位遊技で構成される。本実施例では、15R大当たりであった場合に単位遊技が15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。また、2R大当たりであった場合には単位遊技が2回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約0.8秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、各特別遊技において単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
小当たり遊技制御手段121は、当否抽選手段112により小当たり遊技への移行を示す抽選結果となり、特別図柄が所定の小当たり態様で停止されたときに小当たり作動条件が成立したとして小当たり遊技を実行する。小当たり遊技は1回の単位遊技で構成される。ただし、1回の単位遊技の間に大入賞口66が2回開放される。大入賞口66の開放時間は、1回の開放につき所定時間(例えば1.8秒)未満である。本実施例では0.8秒に設定されている。一方、本実施例では、2R大当たりにおいて大入賞口66が約0.8秒間開放されたときに一旦閉鎖されることで1回の単位遊技が終了するようにしている。このため、2R大当たりによる特別遊技は、小当たり遊技と外観上は同様の動作態様となる。しかし、小当たり遊技は、1回の単位遊技で構成される点で、2回の単位遊技で構成される2R大当たりとは異なる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。確変状態は、次の大当たりが発生するまで継続される。本実施例では、15R大当たりの場合、その特別遊技の終了後に確変が開始される場合とされない場合があるが、時短は必ず開始される。一方、2R大当たりの場合、その特別遊技の終了後に確変または時短のいずれか一方が開始される。前者は突然確変(突確)の発生を意味し、後者は突然時短(以下、適宜「突時」という)の発生を意味する。2R大当たりが突確であるか突時であるかは、図柄決定手段114が決定する特別図柄192により識別されるが、後述のように装飾図柄190については同様の停止図柄が表示されるため、遊技者が装飾図柄190を見ただけではそれを判別できないように設定されている。時短は、原則として、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数(「継続回数」ともいう)、例えば100回に至るまで継続される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。開閉制御手段124は、15R特別遊技後の確変状態および時短状態においては始動口62の拡開機構を通常状態に比べて長い時間拡開させる開放延長を実行するが、2R特別遊技後の確変状態(つまり、突確が発生した場合)および時短状態(つまり、突時が発生した場合)においてはその開放延長を行わない。15R特別遊技後においては通常の確変および時短のメリットとして始動口62の拡開時間を長くし、遊技者が持ち玉を減らさずに遊技を継続できるようにするものである。一方、2R特別遊技後においては突確または突時の発生をその開放延長をもって遊技者が容易に認識することを避ける、つまり小当たり遊技と2R特別遊技のいずれが発生したかを、普通電動役物の作動により認識することを防止するものである。開閉制御手段124は、特別遊技においては普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を大きく開放させる。開閉制御手段124は、小当たり遊技においては大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を所定の短期間開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄190の変動において演出図柄表示装置60に表示させる演出的な画像内容とその表示過程が定められた複数の演出パターンを保持する。演出パターンには、装飾図柄190の変動表示における変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動パターンと、装飾図柄の変動表示とは別に表示されて大当たりへの期待度の高さを予告的に示唆する複数の予告演出パターンとが含まれる。
変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出画像の変動パターンを選択する。時短中においては特別図柄の変動表示時間が概ね短くなるよう、演出決定手段132が変動時間の短い変動パターンを選択する。
演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄の組合せとその配置および変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターンに応じて決定する。すなわち、演出決定手段132は、当否抽選手段112から受け取る当否抽選の結果およびパターン決定手段119から受け取るパターン番号に応じて、演出図柄表示装置60へ表示させる演出内容を決定する。演出決定手段132は、パターン決定手段119により決定された特別図柄の変動パターンに対応する複数の変動演出パターンデータの中からいずれかを選択してパターン記憶手段130から読み出す。演出決定手段132は、装飾図柄190の停止図柄の組合せを図柄決定手段114が決定する特別図柄の停止図柄に基づいて決定する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成される。当否抽選手段112による判定結果が15R大当たりとなり通常の特別遊技への移行を示す場合には、例え「111」や「222」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。例えば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。その大当たりが特別遊技後の確変への移行を伴う場合には、確変用の数字が選ばれる。例えば確変用の図柄として奇数図柄が設定されている場合、装飾図柄が「555」や「777」等になる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。
また、本実施例では当否抽選手段112による判定結果が2R大当たりおよび小当たりとなったときに表示される共通の図柄が設定されている。その判定結果が2R大当たりとなって特殊特別遊技への移行を示す場合、およびその判定結果が小当たりとなって小当たり遊技への移行を示す場合には、装飾図柄が1つとびの数字からなる「135」や「246」が選ばれる。すなわち、当否抽選の結果が2R大当たりまたは小当たりとなった場合、大入賞口66の開放態様も同様であり、装飾図柄190の停止図柄も同じに設定されている。このため、遊技者が一見しても2R大当たりであるのか小当たりであるのかを判別することは困難である。また既述のように、2R大当たりが突確を伴うものであるのか、または突時を伴うものであるのかについても、装飾図柄190の停止図柄からは判別することができない。本実施例では、このような状態においても特定の条件が満たされると2R特別遊技および小当たり遊技の実行後に特殊遊技を実行し、後述する特定の演出(特殊演出)を表示させる。それにより、現在の状態が確変状態であるのか、時短状態であるのか、あるいは小当たり遊技後の通常状態であるのかを示唆する。遊技者は、その特殊演出を見ることにより、突確、突時、小当たりのいずれが発生したのかを認識することができる。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と演出画像の変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
予告演出パターンは、特定のキャラクタやモチーフの画像、アニメーション、映像などを一時的に画面表示させる演出パターンや、特定の音声を出力する演出パターンである。予告演出パターンによる演出は、図柄変動と並行して実行され、その図柄変動が大当たり態様にて停止する期待度が高いことを予告的に示唆する。例えば、キャラクタの画像を一つだけ画面に表示させるだけの通常予告演出や、多数のキャラクタの群れを画面の一端から他端へ通過させるように表示させる群予告演出がある。また、予告演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当たりへの期待度が高くなるように設定されるステップアップ予告演出がさらに含まれる。
予告演出パターンには、装飾図柄190の表示態様がリーチ状態となった後のタイミングで演出が実行されて図柄の最終的な停止態様を予告するパターンと、装飾図柄190が一つも停止していないタイミングで演出が実行されてリーチ状態となることを同時に予告するパターンとがある。
演出決定手段132は、当否抽選の結果に応じて演出図柄表示装置60に予告演出を表示させるか否かを所定の予告抽選により決定するとともに、表示させるべき予告演出パターンを決定する。演出決定手段132は、予告演出を表示させるか否かを決定するために参照すべき予告決定テーブルと、予告演出パターンの種類を選択するときに参照すべき予告種類テーブルとを保持する。予告決定テーブルは、当否抽選の結果に応じて異なる欄が参照されるように設定されており、当否抽選が当たりの場合は外れの場合よりも高い確率で予告演出を表示させるよう、当否抽選の結果と予告演出を表示するか否かの対応関係が定められる。これにより、予告演出が表示されること自体で大当たりへの期待度の高さを示唆することができる。
演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果として、選択された変動パターンデータにしたがって演出図柄表示装置60へ演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、予告演出を表示させる旨が演出決定手段132により決定された場合、選択された予告演出パターンにしたがった予告演出を演出図柄表示装置60へ表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
役物制御手段136は、演出表示制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出図柄表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。
図4は、2R大当たりまたは小当たりの発生を契機に参照される特殊パターン決定テーブルの構成例を表す模式図である。
本実施例では、2R大当たりまたは小当たりの発生を契機に大入賞口66が開放すると、その大入賞口66への入球数に応じたパターン決定テーブルの切り替え処理が実行される。そして、2R特別遊技後または小当たり遊技後の図柄変動について、その図柄変動に付加的に伴わせる特殊演出として、その大入賞口66への入球数に応じた状態示唆演出が表示される。この状態示唆演出は、現在の遊技状態が確変状態であるのか、時短状態であるのか、あるいは小当たり遊技後の通常状態であるのかを示唆するものである。大入賞口66への入球数が多いほど、いずれの状態であるかを特定しやすい演出が表示される。
図示の例では、2R特別遊技および小当たり遊技において大入賞口66への入球がなかった場合、つまり入球数がゼロの場合、特殊パターン決定テーブルは選択されず、通常のパターン決定テーブルが参照される。このとき、状態示唆演出は表示されず、当否抽選の結果に応じた通常の変動パターンが選択される。一方、大入賞口66への入球があった場合には、特殊パターン決定テーブルに切り替えられる。
大入賞口66への入球数が1つの場合には、突確、突時および小当たりのいずれが発生した場合にもテーブルAが参照される。このテーブルAは、突確、突時および小当たりのいずれかが発生したことを示すものの、いずれが発生したかは分からない状態示唆演出を伴う変動パターンを保持するものである。したがって、大入賞口66への入球数が1つの場合、遊技者は状態示唆演出をみても突確、突時および小当たりのいずれかが発生したかを判別することができない。
大入賞口66への入球数が2つの場合には、突確、突時の場合にテーブルBが参照される。このテーブルBは、突確および突時に共通の状態示唆演出を伴う変動パターンを保持するものである。したがって、その状態示唆演出が表示されると、遊技者は突確および突時のいずれかが発生したことを判別することができる。つまり、少なくとも小当たりではないことが認識できる。ただし、突確および突時のいずれかが発生したかを判別することはできない。一方、小当たりの場合にはテーブルAが参照される。したがって、遊技者は状態示唆演出をみても突確、突時および小当たりのいずれかが発生したかを判別することができない。ただし、入球数が2つである場合に小当たりならばテーブルAの状態示唆演出が表示されることを遊技者が既に認知していれば、テーブルAの状態示唆演出が表示されることにより、小当たりが発生したことを認識することは可能である。
大入賞口66への入球数が3つの場合には、突確の場合にテーブルCが参照される。このテーブルCは、突確発生時に固有の状態示唆演出を伴う変動パターンを保持するものである。したがって、その状態示唆演出が表示されると、遊技者は突確が発生したことを明確に判別できる。一方、突時および小当たりの場合にはテーブルAが参照される。したがって、遊技者は、状態示唆演出をみても、基本的に突確、突時および小当たりのいずれかが発生したかを判別することができない。ただし、入球数が3つである場合に突確ならばテーブルCの状態示唆演出が表示されることを遊技者が既に認知していれば、テーブルAの状態示唆演出が表示されることにより、突時または小当たりのいずれかが発生したことを認識することは可能である。
大入賞口66への入球数が4つの場合には、突確の場合にテーブルCが参照され、突時の場合にテーブルDが参照され、小当たりの場合にテーブルEが参照される。テーブルDは突時発生時に固有の状態示唆演出を伴う変動パターンを保持するものであり、テーブルEは小当たり発生時に固有の状態示唆演出を伴う変動パターンを保持するものである。したがって、大入賞口66への入球数が4つの場合、遊技者は、突確、突時および小当たりのいずれが発生したかを明確に判別することができるようになる。なお、大入賞口66への入球数が5つ以上の場合には、入球数が4つの場合と同様の形式でパターン決定テーブルを設定してよい。
図5は、特殊遊技への移行時に演出図柄表示装置に表示される導入演出の画面例を表す図である。同図(a)および(b)は、その導入演出への移行過程の例を表している。図6は、状態示唆演出の画面例を表す図である。同図(a)〜(d)は、状態示唆演出の演出過程の例を表している。
図5(a)に示すように、演出図柄表示装置60の表示領域194には、その略中央の領域に装飾図柄190が変動表示される他、その装飾図柄190の変動表示に重ねられるように、各種予告演出等の画像が表示されうる。そして、当否抽選によって突確、突時、小当たりのいずれが発生した場合、装飾図柄190として1つとびの数字からなる図柄組み合わせが停止表示され、同図(b)に示す導入演出が表示される。図示の例では、装飾図柄190の停止図柄「135」が表示領域194の右上隅に小さく停止表示され、中央の領域に少年のキャラクタA,Bおよび少女のキャラクタCが登場する導入演出の演出画像が表示されている。この例では、キャラクタA,Bが、キャラクタCとカップルになるべくストーリーを展開させる内容となっている。なお、この導入演出は、2R大当たりまたは小当たりによる大入賞口66の短期間の開放時に表示されるものであるため、例えば図示のような静止画を表示させるようにしてもよい。このとき、大入賞口66への入球数がRAM上の所定領域に設定されたテーブル決定用カウンタに更新され、その入球数に対応した保留画像が表示される。図示の例では、遊技球が2つ入球したため、画面左下に保留画像としてのハート画像が2つ表示されている。遊技者は、このハート画像の数を見て大入賞口66への入球数を把握することができる。
2R特別遊技および小当たり遊技のいずれかが終了して通常遊技へ移行すると、パターン決定テーブルを参照して決定された変動パターンに応じて、図6に示すような状態示唆演出が表示される。パターン決定テーブルは、上述のように2R特別遊技および小当たり遊技における大入賞口66への入球数に応じて選択される。
上述したテーブルAが参照された場合、例えば図5(b)においてハート画像を除いたような演出画像による状態示唆演出が表示される。ここでは、キャラクタCがキャラクタA,Bのいずれとカップルになるかを決めかねている演出内容が表示されている。遊技者は、この状態示唆演出をみても突確、突時、小当たりのいずれが発生したかを判別することができない。テーブルBが参照された場合、図6(a)に示すような状態示唆演出が表示される。ここでは、キャラクタCがキャラクタA,Bの双方と仲良くする演出内容が表示されている。遊技者は、この状態示唆演出をみると突確および突時のいずれかが発生したこと、言い換えれば小当たりの発生ではないことを認識できる。テーブルCが参照された場合、図6(b)に示すような状態示唆演出が表示される。ここでは、キャラクタCがキャラクタAをカップルに選ぶ演出内容が表示されている。遊技者は、この状態示唆演出をみると突確が発生したことを認識できる。テーブルDが参照された場合、図6(c)に示すような状態示唆演出が表示される。ここでは、キャラクタCがキャラクタBをカップルに選ぶ演出内容が表示されている。遊技者は、この状態示唆演出をみると突時が発生したことを認識できる。テーブルEが参照された場合、図6(d)に示すような状態示唆演出が表示される。ここでは、キャラクタCはいなくなり、キャラクタAとキャラクタBとが友情を深める演出内容が表示されている。遊技者は、この状態示唆演出をみると小当たりが発生したことを認識できる。
図7は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。
まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行する(S10)。そして、通常遊技中であれば(S12のY)、図柄変動などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、小当たり遊技の制御処理を実行する(S15)。通常遊技中でなければ(S12のN)、特別遊技の制御処理を実行する(S16)。S14からS16までの処理の後、S10における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。なお、S16の特別遊技とS15の小当たり遊技は同時に実行されることはなく、一方が実行されるときは他方は作動回避される。
図8は、図7におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否判定処理が実行される(S34)。このとき、当否抽選手段112が当否判定を実行し、パターン決定手段119が特別図柄の変動パターンを決定する。そして、その当否判定結果および決定された変動パターンに応じて変動表示開始処理が実行される(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40をスキップする。
図9は、図8におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、当否抽選手段112が当否抽選値を読み出して(S42)、その当否抽選値に基づいて当否を判定する(S44)。図柄決定手段114は、当否判定結果に基づいて特別図柄の停止図柄を決定する(S46)。パターン決定手段119は、特別図柄の変動パターンを選択する(S48)。演出決定手段132は、当否判定結果および特別図柄に基づいて装飾図柄の停止図柄組合せを決定し(S50)、特別図柄の変動パターンに応じて装飾図柄の変動パターンを選択する(S52)。
図10は、図8におけるS36の変動表示開始処理を詳細に示すフローチャートである。 まず、パターン決定手段119は、設定対象となる図柄変動が2R特別遊技および小当たり遊技(これらの遊技を「特殊遊技」と総称する)の実行後の初回の変動であり(S102のY)、特殊遊技中に大入賞口66への入球があった場合には(S104のY)、その特殊遊技の内容および入球数に応じた特殊パターン決定テーブルを選択する(S106)。すなわち、図4に示した対応関係に基づき、突確、突時、小当たりのいずれの遊技状態であったかの情報と大入賞口66への入球数の情報からテーブルA,B,C,D,Eのいずれかを選択する。パターン決定手段119は、S48にて既に別の変動パターンを選択していたとしても、このとき選択したテーブルに基づいて決定された変動パターンに切り替える。演出決定手段132は、切り替え後の特別図柄の変動パターンに応じて装飾図柄の変動パターンを切り替える(S108)。特殊遊技中に大入賞口66への入球がなかった場合には(S104のN)、S106およびS108の処理をスキップする。特殊遊技実行後の初回の変動でない場合には(S102のN)、S104からS108の処理をスキップする。すなわち、これらの場合には、S48およびS52で選択された変動パターンがそのまま確定される。そして、メイン表示制御手段118は、決定された変動パターンにしたがった変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が変動パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S110)。
図11は、図8におけるS40の変動表示処理を詳細に示すフローチャートである。
既に図柄変動表示が開始されている場合、所定の変動時間が経過して図柄表示の停止タイミングに達したときは(S61のY)、表示中の図柄変動を停止する(S62)。時短中であって(S63のY)、当否抽選の結果が大当たりでなければ(S64のN)、変動回数をインクリメントし(S65)、その変動回数が設定回数に達すれば(S66のY)、時短を終了する(S68)。変動回数が設定回数に達していなければ(S66のN)、S68をスキップする。ここでいう「設定回数」は、原則として特別遊技後の時短の継続回数である100回となる。時短中に(S63のY)、大当たりになった場合には(S64のY)、特別遊技へ移行し(S67)、時短を終了する(S68)。時短中でなかった場合には(S63のN)、S64からS68までの処理をスキップする。図柄表示の停止タイミングに達していない場合には(S61のN)、S62以降の処理をスキップして本図のフローを終了する。
図12は、図7におけるS15の小当たり遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
当否抽選が小当たりとなったときは(S91のY)、大入賞口66の開放を伴う単位遊技である小当たり遊技が実行される。すなわち、小当たり遊技がまだ開始済でない場合(S92のN)、小当たり遊技が開始され、開閉制御手段124が大入賞口66を2回開放する(S93)。RAM上の所定領域には大入賞口66への入球数をカウントするテーブル決定用カウンタが設定されており、このとき開放された大入賞口66に入球があるごとにそのカウント値が更新される。そのカウント値は、その小当たり遊技後のパターン決定テーブルの選択の際に用いられ、その選択に際して読み込まれた後にクリアされる。また、その小当たり遊技が開始されると、図5(b)に示したような導入演出が表示される(S94)。小当たり遊技が開始済であれば(S92のY)、S93およびS94の処理をスキップする。S91にて小当たりが発生していない場合には(S91のN)、S92からS94の処理をスキップして本処理を終了する。
図13は、図7におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S74)。このとき、2R特別遊技であれば、このとき開放された大入賞口66に入球があるごとにその入球数を記録する上記テーブル決定用カウンタのカウント値が更新される。そのカウント値は、その2R特別遊技後のパターン決定テーブルの選択の際に用いられ、その選択に際して読み込まれた後にクリアされる。また、その2R特別遊技が開始されると、図5(b)に示したような導入演出が表示される。なお、15R特別遊技の場合は、上記テーブル決定用カウンタの更新および導入演出は行われない。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから設定された開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技が最終ラウンドに達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。15R特別遊技であれば15ラウンドが最終ラウンドであり、2R特別遊技であれば2ラウンドが最終ラウンドである。特定遊技実行手段122は、特定遊技の実行を開始する(S88)。すなわち、15R特別遊技が終了したときには時短に移行される。2R特別遊技が終了したときには、それが突確であれば確変へ移行され、突時であれば時短へ移行される。最終ラウンドに達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上に説明したように、本実施例のぱちんこ遊技機10においては、特殊遊技としての2R特別遊技と小当たり遊技とが、大入賞口66の機械的動作および図柄の変動表示において見た目上ほぼ同様の演出を行うことでその後の遊技状態の判別を難しくしている。一方、特殊遊技における大入賞口66の短い開放期間における入球数が検出され、その入球があると、通常遊技への移行後に状態示唆演出が表示される。この状態示唆演出により通常遊技における現在の遊技状態、つまり突確による確変状態、突時による時短状態、あるいは小当たり遊技後であることが示唆される。大入賞口66への入球数が少なければ、これらの遊技のいずれが実行されたかをある程度絞り込むことができても、確定的に推測することはできない。しかし、その入球数が多くなるほど、その状態示唆演出によっていずれの遊技が実行された後であるかの絞り込みが容易になり、入球数が規定個数を超えると遊技状態が確定的に示されるようになる。特に突確および突時はその後の大当たりを獲得するのに有利な遊技状態へ移行させるので、その状態示唆演出を見ることができるか否かにより遊技者の期待感が煽られる。大入賞口66への入球数が多くなるほど状態示唆演出の表示確率も高まるため、その大入賞口66への入球を狙って遊技球を打ち出すなど遊技者の技術介入性も高まり、その興趣が高められるようになる。大入賞口66への入球数に応じて演出内容が切り替えられるという点で、斬新な遊技性が実現される。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下に、その変形例について述べる。
[変形例1]
上記実施例では特に述べなかったが、小当たり遊技への移行後に遊技状態が所定条件を満たすことにより15R大当たりに発展するように遊技内容を構成してもよい。「所定条件」として、例えば大入賞口の内部など、遊技領域の所定位置に設けられた特定領域への入球をその条件としてもよい。これにより、突確、突時、小当たりのいずれが発生しても遊技者の利益状態は相対的に高められるようになり、各遊技ごとにその利益内容も異なるようになる。このため、いずれの遊技が実行されたかを知りたいという遊技者の要求を強めることができ、状態示唆演出による演出効果もより高いものとなる可能性がある。
具体的には、仮に特定領域への入球があったにもかかわらず大当たりに発展しなかった場合、遊技者は小当たりではなかったと認識することはできる。しかし、突確または突時のいずれが発生したかを判別するのは難しい。そのような場合であっても、状態示唆演出が表示されればいずれの遊技であったのかを認識できる可能性が高まる。逆に、特定領域への入球がなかった場合、大入賞口の開放が小当たり発生を契機としたものであったのか、または突確や突時の発生を契機としたものかを判別するのは難しくなる。そのような場合であっても、状態示唆演出が表示されればいずれの遊技が発生したのかを認識できる可能性が高まる。このような点で、大入賞口の短期間の開放中に遊技球をより多く入球させて、遊技状態をより明確に示唆する状態示唆演出を表示させることの意義がある。
[変形例2]
上記実施例では、特殊遊技として突確、突時、小当たり遊技を設定し、その特殊遊技における大入賞口への入球数に応じてパターン決定テーブルを切り替え、その後の通常遊技においていずれの遊技後であるかを示唆する状態示唆演出を行う例を示した。変形例においては、状態示唆演出が示唆する対象を突確に絞るなど特定の特殊遊技に限定し、その特殊遊技後であることの期待度を示唆してもよい。例えば、状態示唆演出として、その特定の特殊遊技後であることの期待度を段階的に示唆する演出を設定してもよい。そして、その特定の特殊遊技における大入賞口への入球数が多いほど、その段階が進む(ステップアップする)演出を行ってもよい。あるいは、その特定の特殊遊技における大入賞口への入球数が多いほど、予め段階が進んだ状態からその演出を開始してもよい。つまり、例外的に低い段階の演出をとばし、その特殊遊技後であることを確定的に示唆する段階、またはその確定的段階に近い高段階の演出から表示させるようにしてもよい。
[変形例3]
上記実施例では、本発明を従来にいう第1種ぱちんこ遊技機に適用した例を示したが、第1種ぱちんこ遊技機の機能を備えた他の種別の遊技機に適用することもできる。例えば、第1種ぱちんこ遊技機を複数混在させたような複合機に適用することもできる。また、第1特別遊技として従来にいう第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に対応する遊技を、第2特別遊技として従来にいう第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に対応する遊技を提供する複合機に適用することもできる。
[変形例4]
上記実施例では、図4にも示したように、2R特別遊技および小当たり遊技において大入賞口66への入球がなかった場合には、特殊パターン決定テーブルは選択されず、通常のパターン決定テーブルが参照される例を示した。変形例においては、このように大入賞口66への入球数がゼロの場合であっても、特殊遊技の実行後であることを条件に、変動時間が規制された特殊パターン決定テーブルに切り替えられるようにしてもよい。具体的には、大入賞口66への入球数が1つの場合と同様に、突確、突時および小当たりのいずれが発生した場合にもテーブルAを参照するなどして、いずれかが発生したかを判別することができないようにしてもよい。
[変形例5]
上記実施例では、図8〜図10に示したように、S34の当否判定処理にて設定した変動パターンを、遊技状態に応じてS36の変動表示開始処理にて切り替える例を示した。すなわち、特殊遊技後であることを条件に、その後の1回分の図柄変動につき、変動パターンを2回設定する例を示した。変形例においては、その1回分の図柄変動についての変動パターンの設定が1回で完了するようにしてもよい。具体的には、図10におけるS102からS106の処理を図9におけるS48の処理にて同時に行うようにしてもよい。その場合、S48の処理において特殊遊技後でないと判定された場合、および大入賞口66への入球がなかったと判定された場合には、特殊パターン決定テーブルではなく、図柄の変動時間に特に規制のない通常のパターン決定テーブルを参照するようにしてよい。S36では、S48にて設定された変動パターンにしたがった図柄の変動表示が開始される。
[変形例6]
上記実施例では具体的に述べなかったが、特殊遊技後であること、つまり特殊遊技が実行されたことを判定するためのフラグを設定し、パターン決定テーブルの選択処理に用いてもよい。例えば、RAM上の所定領域にこれを「特殊遊技後フラグ」として設定し、特殊遊技が開始されたことを契機にこれをオンにしてもよい。そして、パターン決定テーブルを選択する際にその特殊遊技後フラグを参照し、それがオンになっていることを条件に特殊パターン決定テーブルを選択するようにしてもよい。その場合、特殊遊技中における大入賞口66への入球の有無にかかわらず、その特殊遊技後に特殊パターン決定テーブルを参照するようにしてもよい。この特殊遊技後フラグは、例えば状態示唆演出の開始後または終了後にオフにしてよい。
[変形例7]
上記実施例では、状態示唆演出を表示させるか否かについて、メイン基板102側のパターン決定手段119が決定する例を示した。変形例においては、これをサブ基板104側で決定してもよい。すなわち、パターン決定手段119においては、特殊遊技中の大入賞口66への入球があったときに、その遊技状態にかかわらず変動時間が固定された特定の変動パターンを選択することのみを決定してもよい。そして、その特定の変動パターンが選択された場合、演出決定手段132が、その特殊遊技中の大入賞口66への入球数に応じて、対応する状態示唆演出を伴う変動パターンを選択するようにしてもよい。
[変形例8]
上記実施例では、特殊遊技として突確、突時、小当たり遊技を設定し、状態示唆演出においていずれの遊技であったかを示唆する例を示した。変形例においては、特殊遊技として突確、突時、小当たり遊技の全てではなく、いずれか1つまたは2つを設定してもよい。例えば、突確と小当たり遊技の2つが設定された場合、その一方が発生した場合にのみその発生を示唆する状態示唆演出が表示されうるようにしてもよいし、いずれが発生してもいずれであるかを示唆する状態示唆演出が表示されうるようにしてもよい。
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 演出図柄表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 66 大入賞口、 68 作動口、 100 遊技制御装置、 102 メイン基板、 104 サブ基板、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 118 メイン表示制御手段、 119 パターン決定手段、 120 特別遊技制御手段、 121 小当たり遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 178 特別遊技作動条件保持手段、 180 小当たり遊技作動条件保持手段、 190 装飾図柄、 192 特別図柄、 194 表示領域。

Claims (2)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が当否抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記当否抽選の結果を示すための図柄が変動表示される図柄表示装置と、
    前記当否抽選の結果を示唆するための所定の演出画像が表示される演出表示装置と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、前記当否抽選の結果が当たりであったときに開放される大入賞口と、
    抽選処理を含む遊技の基本動作を主に制御するメイン基板と、
    前記抽選処理の結果を示すための演出表示処理を含む遊技の演出的動作を主に制御するサブ基板と、
    を備える弾球遊技機であって、
    前記メイン基板は、
    前記始動入賞口への入球を契機に前記当否抽選を実行する抽選手段と、
    前記図柄の変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンが所定の抽選値に割り当てられるとともに、対応する変動パターンの選択確率が異なる複数のパターン決定テーブルを保持し、遊技状態に応じてパターン決定テーブルを切り替えて前記図柄の変動パターンを決定するパターン決定手段と、
    決定された変動パターンにしたがって前記図柄の変動表示を制御する図柄表示制御手段と、
    所定時間以上の前記大入賞口の開放がなされる通常の特別遊技へ移行するための条件として特別遊技作動条件を保持する特別遊技作動条件保持手段と、
    前記所定時間に満たない前記大入賞口の開放がなされる特殊遊技へ移行するための条件として特殊遊技作動条件を保持する特殊遊技作動条件保持手段と、
    前記当否抽選が前記通常の特別遊技への移行を示す結果となって前記特別遊技作動条件が成立したときに前記通常の特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記当否抽選が前記特殊遊技への移行を示す結果となって前記特殊遊技作動条件が成立したときに前記特殊遊技を実行する特殊遊技制御手段と、
    前記特殊遊技にて開放された前記大入賞口への入球数を検出する入球数検出手段と、 を含み、前記当否抽選の結果を示す情報、決定された変動パターンを示す情報、および前記特殊遊技における前記大入賞口への入球数を示す情報を前記サブ基板へ送り、
    前記サブ基板は、
    遊技状態に応じた所定の選択基準に基づいて、表示させるべき演出内容を決定する演出決定手段と、
    決定された演出内容にしたがって、前記演出表示装置に表示させる演出画像の表示制御を行う演出表示制御手段と、
    を含み、
    前記特殊遊技作動条件保持手段は、前記特殊遊技作動条件として、前記大入賞口の開放を伴う単位遊技である小当たり遊技へ移行するための小当たり遊技作動条件と、前記大入賞口の開放を伴う単位遊技を複数回含み、その終了後に前記当否抽選が前記通常の特別遊技へ移行を示す結果となる確率が通常状態よりも高確率状態となる確率変動状態に移行させる確変特別遊技へ移行するための確変特別遊技作動条件を保持し、
    前記特殊遊技制御手段は、前記当否抽選が前記小当たり遊技への移行を示す結果となり、前記図柄が所定の小当たり態様で停止されたときに前記小当たり遊技作動条件が成立したとして前記小当たり遊技を実行する一方、前記当否抽選が前記確変特別遊技への移行を示す結果となり、前記図柄が所定の確変大当たり態様で停止されたときに前記確変特別遊技作動条件が成立したとして前記確変特別遊技を実行し、
    前記パターン決定手段は、前記確変特別遊技の実行後および前記小当たり遊技の実行後に、特定の変動パターンの選択確率が高くなるように前記パターン決定テーブルを切り替え、
    前記演出決定手段は、前記確変特別遊技の実行後の状態および前記小当たり遊技の実行後の状態のいずれかであること、又はいずれの状態であるかを示唆する複数種の状態示唆演出を表示対象として含み、前記確変特別遊技または前記小当たり遊技において検出された前記大入賞口への入球数に依存して、前記特定の変動パターンが選択された場合に表示される状態示唆演出が複数種ある中でいずれが選択されるかの選択傾向を異ならせることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記特定の変動パターンは、前記状態示唆演出の表示時間を確保可能とするように図柄の変動時間が一定に固定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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