JP5452684B1 - 可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置 - Google Patents

可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】帯状のキャリアテープの片面に可食テープを剥離可能に積層された可食フィルム原反から、所定の形態ないし分量を有する軟弱な可食フィルムを形成する可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置を提供する。
【解決手段】この可食フィルムの製造装置は、第1,第2のハーフカット機構10,20と剥離機構40を備えている。第1のハーフカット機構10は、可食フィルム原反100を挟みながら可食テープに角出し用切目を一定間隔ごとに入れることで可食フィルムをキャリアテープ102上に連続して形成する。剥離機構40は、可食フィルムをキャリアテープ102から剥離させる。可食フィルムの包装装置は、キャリアテープ102から剥離した可食フィルムを吸着するサクションドラム50を備えている。サクションドラム50は、剥離機構40に隣接し、長さ方向に進行している下包材原反103に摺接するようにて配備されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水なしで服用できる薄片状の薬剤用フィルム(フィルム製剤)、口臭を防止する薄片状の口中清涼用フィルム、栄養補助食品として用いられる薄片状のサプリメント用フィルムその他の薄片状の可食フィルムを製造するための可食フィルムの製造装置、及び、この可食フィルムを1枚ずつ扁平な袋に個装するための可食フィルムの包装装置に関する。
薄片状の可食フィルムを2枚の包材間に介在させて個装する可食フィルムの包装装置についての発明が特許文献1に記載されている。この可食フィルムの包装装置は、図6に示すように、可食フィルム(同公報では、「カット材」)1を2枚の包材3,3によって密封した包装体を製造する。可食フィルム1は、薄片状であるため、包装体は、扁平に製造される。
そして、可食フィルムの包装装置は、図7に示すように、帯状で極めて軟弱な可食テープ(同公報では「可食フィルム」)101を繰り出し、可食フィルム1を製造し、この可食フィルム1をその下流側において、可食フィルムを下包材原反103と上包材原反104との間に介在させることで、包装体を製造する。具体的には、この可食フィルムの包装装置は、上流側から下流側に向けて順に折り曲げ板110、刃受けローラ120、カットロール130、第2移送ローラ140、コンベア150などを配備している。
刃受けローラ120、カットロール130、第2移送ローラ140は、回転可能に隣り合って配備されている。これに伴い、カットロール130は刃受けローラ120及び第2移送ローラ140の回転方向と反対方向に回転する。
そして、カットロール130には、図8に示すように、円周面から突出する複数の刃131,131,…が周方向に等間隔に設けられている。さらに、カットロール130には、各刃131,131,…に隣接して真空吸引穴132,132,…が設けられている。また、第2移送ローラ140には、図9に示すように、半周だけ真空引きする真空吸引穴142,142,…が設けられている。
そして、コンベア150は、平行に対峙した一対のL形材151(図9では一方のみ示す。)を備えている。この一対のL形部材151の間には、周回するチェーン152が配置されている。また、チェーン152には、複数のアタッチメント153が等間隔に取り付けられている。したがって、複数のアタッチメント153は、一定方向(図9では時計方向)に周回する。
このような包装装置にあっては、図7に示すように、帯状で極めて軟弱な可食テープ101を貼り付けた剥離性のキャリアテープ(同公報では、「帯状台紙」)102がロール状に巻回された状態から繰り出され、折り曲げ板110のエッジをスライドして、キャリアテープ102が鋭角に折り曲げられることで、図8に示すように、可食テープ101がキャリアテープ102から剥離する。
そして、この可食テープ101が刃受けローラ120とカットロール130とによって切断され、次々と可食フィルム1,1,…が製造される。この可食フィルム1は、カットロール130の真空吸引穴132に吸着される。そして、可食フィルム1は、図9に示すように、第2移送ローラ140に転載され、第2移送ローラ140の真空吸引穴142によっても真空引きされて半周する。そして、可食フィルム1は、コンベア150上であって隣り合っているアタッチメント153間で開放される。
この可食フィルム1は、チェーン152の回転動力によってアタッチメント153に押されつつ両側部が一対のL形材151上に載った状態で移動し、コンベア150の下流端から次々と排出され、図7に示すように、下包材原反103と上包材原反104の間に順次搬入される。そして、可食フィルム1を囲むように両包材原反103,104が四方シールされ、図示しないカッターによって両包材原反103,104が切断されると、図6に示すような包装体が製造される。
特開2006−131256号公報
特許文献1に記載された可食フィルムの包装装置にあっては、図8に示すように、折り曲げ板110の位置において、可食テープ101がキャリアテープ102から剥離する。したがって、この可食テープ101は、この剥離した位置から刃受けローラ120とカットロール130とによって挟まれて切断される位置までの間において、不安定な状態となって進行する。
ところで、可食テープ101から形成される可食フィルム1は、口中で瞬時に溶けるほどに極めて薄い薄片であるため、可食テープ101も極めて薄く形成されている。したがって、可食テープ101は、剥離した位置から切断される位置までの不安定な状態において、波打って進行することがある。そうすると、カットロール130の刃131,131,…が可食テープ101を一定の間隔で切断することができず、可食フィルム1は様々なサイズとなる。
また、可食フィルム1がフィルム製剤であると、形態や分量が厳格に規定されており、その規定外の可食フィルム1は不良品となる。大き目のサイズに切断された可食フィルム1であれば、所定のサイズに切断することができるものの、面倒な作業となる。逆に、小さく切断された可食フィルム1にあっては廃棄しなければならないため、歩留まりが低下する。いずれにしても、コストアップの一因となる。
また、可食フィルム1は、その両側部が一対のL形材151に載せられながら、後端部がアタッチメント153に押されて進行する。しかし、前記のように、可食フィルム1は、極めて薄い薄片である。
したがって、可食フィルム1は、一対のL形材151の間で凹んだり、進行方向に山部と谷部が連続する波板状となったりというように変形してしまう。このように変形した可食フィルム1は、下流側で上下包材の間に搬入された後、上下包材を所定の状態に四方シールすることができなかったり、切断することができなかったりすることで、不良品となる。
そこで、本発明は、薄片状の可食フィルムであっても、所定の形態ないし分量を有するように製造する可食フィルムの製造装置、及び、この可食フィルムを個装する可食フィルムの包装装置を提供することを課題とする。
本発明に係る可食フィルムの製造装置は、帯状のキャリアテープの片面に可食テープを剥離可能に積層した可食フィルム原反から薄片状の可食フィルムを製造するための可食フィルムの製造装置であって、長さ方向に進行している可食フィルム原反を切断部材によって挟みながら可食テープに幅方向の切目を入れることで可食フィルムをキャリアテープ上に形成するハーフカット機構と、可食フィルムをキャリアテープから剥離させる剥離機構とを備えていることを特徴としている。
この可食フィルムの製造装置によれば、キャリアテープに積層されて安定した状態となっている可食テープに、ハーフカット機構の切断部材が幅方向の切目を入れることにより、所定の形態ないし分量を有する可食フィルムを形成することができる。この可食フィルムは、キャリアテープ上に連続して積層された状態で進行するが、剥離機構によって、キャリアテープから1枚ずつ剥離される。
ここで、本発明に係る可食フィルムの製造装置の一態様として、前記ハーフカット機構の切断部材は、軸方向に延びる直刃が円周面から放射状に突出した上流側カットロール及び下流側カットロールと、前記長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記上流側カットロール及び下流側カットロールとの間に挟む刃受けダイとを備え、上流側カットロールの直刃によって前記可食テープに幅方向の第1の角出し用切目が全幅に次々と入れられ、下流側カットロールの直刃によって第1の角出し用切目と第1の角出し用切目との中間に幅方向の第2の角出し用切目が全幅に入れられるように、上流側カットロールを上流側に配備し、下流側カットロールを下流側に配備した構成を採用することができる。
この可食フィルムの製造装置によれば、上流側カットロールと刃受けローラとが可食フィルム原反を挟みながら回転し、続いて、下流側カットロールと刃受けローラとが可食フィルム原反を挟みながら回転し、そして、直刃が可食テープに食い込むことによって、可食テープに狭いピッチで幅方向の角出し用切目を全幅に亘って入れることができる。すなわち、上流側カットロールの直刃と直刃とによって全幅に亘って入れられた第1の角出し用切目と第1の角出し用切目の間に、下流側カットロールの直刃によって第2の角出し用切目を全幅に亘って入れることで、小さなサイズの角付きの可食フィルムを形成することができる。
また、本発明に係る可食フィルムの製造装置の他の態様として、前記ハーフカット機構の切断部材は、円周面に刃を突出したモノカットロールと、長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記モノカットロールとの間に挟む刃受けダイとを備え、前記モノカットロールの刃が、周方向に突出した少なくとも一対の刃と、該周方向の刃に等間隔に架け渡されるように突出した軸方向の刃と、該周方向の刃と軸方向の刃とを円弧状に接続する湾曲した刃とを備えている構成を採用することができる。
この可食フィルムの製造装置によれば、モノカットロールと刃受けダイとが可食フィルム原反を挟みながら回転し、四隅を円弧状にした四角形状の切目を入れることにより、四隅を円弧状にした可食フィルムを連続して形成することができる。すなわち、モノカットロールには、周方向の刃と軸方向の刃と湾曲した刃とによって、四角形の枠状の刃が円周面の周方向に連続して複数設けられ、四隅を円弧状に丸くした可食フィルムを連続して形成することができる。
また、前記と異なる本発明に係る可食フィルムの製造装置は、帯状のキャリアテープの片面に可食テープを剥離可能に積層した可食フィルム原反から薄片状の可食フィルムを製造するための可食フィルムの製造装置であって、長さ方向に進行している可食フィルム原反を切断部材によって挟みながら可食テープに幅方向の切目を入れることで可食フィルムをキャリアテープ上に形成する第1及び第2のハーフカット機構と、可食フィルムをキャリアテープから剥離させる剥離機構とを備え、前記第1のハーフカット機構の切断部材は、軸方向に延びる直刃が円周面から放射状に突出した上流側カットロール及び下流側カットロールと、前記長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記上流側カットロール及び下流側カットロールとの間に挟む第1の刃受けダイとを備え、上流側カットロールの直刃によって前記可食テープに幅方向の第1の角出し用切目が全幅に次々と入れられ、下流側カットロールの直刃によって第1の角出し用切目と第1の角出し用切目との中間で幅方向の第2の角出し用切目が全幅に入れられるように、上流側カットロールを上流側に配備し、下流側カットロールを下流側に配備した構成とされ、前記第2のハーフカット機構の切断部材は、円周面に刃を突出したモノカットロールと、長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記モノカットロールとの間に挟む第2の刃受けダイとを備え、前記モノカットロールの刃が、周方向に突出した少なくとも一対の刃と、該周方向の刃に等間隔に架け渡されるように突出した軸方向の刃と、該周方向の刃と軸方向の刃とを円弧状に接続する湾曲した刃とを備え、前記可食フィルム原反が前記第1のハーフカット機構又は第2のハーフカット機構のいずれかの方に進行するように切換え可能とされていることを特徴としている。
この可食フィルムの製造装置によれば、第1のハーフカット機構と第2のハーフカット機構とが備えられ、可食フィルム原反の進行方向がいずれかのハーフカット機構の方に切り替えられる。第1のハーフカット機構の方に進行した可食フィルム原反からは、幅の狭い角付き四角形状の可食フィルムが形成される。第2のハーフカット機構の方に進行した可食フィルム原反からは、四隅を円弧状にした可食フィルムが形成される。したがって、この可食フィルムの製造装置は、幅の狭い角付きの可食フィルム又はR付きの可食フィルムを選択的に形成することができる。
また、本発明に係る可食フィルムの包装装置は、長さ方向に進行している下包材原反上に可食フィルムを供給するための、前記本発明に係るいずれかの可食フィルムの製造装置と、前記剥離機構に隣接し、かつ、長さ方向に進行している下包材原反に摺接するように配備されたサクションドラムとを備え、該サクションドラムは、可食フィルム原反が剥離機構まで進行している速度よりも速い周速度で回転し、剥離機構によってキャリアテープから剥離した可食フィルムを一定の間隔を空けて下包材原反に接触するまで吸着し、可食フィルムを解放することで下包材原反に転載するようにした吸気機構を備えていることを特徴としている。
この可食フィルムの包装装置によれば、剥離機構によってキャリアテープから剥離した可食フィルムが、吸着機構を備えたサクションドラムに吸着される。サクションドラムは、剥離機構まで進行している可食フィルム原反の速度よりも速い周速度で回転することにより、サクションドラムに連続して吸着された可食フィルムと可食フィルムとの間に間隔が空けられる。
例えば、サクションドラムのトップ位置(時計の文字盤で12時の位置)で剥離機構が隣接し、サクションドラムのボトム位置(時計の文字盤で6時の位置)で下包材原反が摺接する。このような場合、サクションドラムに吸着された可食フィルムは、トップ位置からボトム位置まで(時計の文字盤で12時の位置から6時の位置まで)半周し、ボトム位置で解放(吸着が解除)され、下包材原反に間隔を空けて移載される。
また、本発明に係る可食フィルムの包装装置の一態様として、前記サクションドラムの下流側で下包材原反上に上包材原反が重ね合わされるようにした可食フィルムの包装装置であって、下包材原反と上包材原反との間に介在した可食フィルムの周囲をシールするシーラーと、シールされた部位を切断し又はミシン目を入れるカッターとが配備されている構成を採用することができる。
この可食フィルムの包装装置によれば、シーラーとカッターとが配備されたことにより、形成された可食フィルムを2枚の包材間に介在させた包装体を個装するまで一貫して製造することができる。
本発明によれば、所定の形態ないし分量の可食テープを形成し、この可食テープを個装した包装体を製造することができる。
本発明に係る可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置の一実施形態を示す概略正面図である。 本発明に係る可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置の一実施形態を示す要部拡大概略正面図である。 本発明に係る可食フィルムの製造装置に備えられた第1のハーフカット機構の一実施形態を示す概略正面図である。 本発明に係る可食フィルムの製造装置に備えられた第2のハーフカット機構の一実施形態を示す概略正面図である。 本発明に係る可食フィルムの製造装置に備えられた剥離機構及び可食フィルムの包装装置に備えられたサクションドラムの一実施形態を示す一部断面概略正面図である。 可食フィルムを包装した包装体の一例を示す概略斜視図である。 従来の可食フィルムの包装装置の全体を示す概略正面図である。 従来の可食フィルムの包装装置の要部を示す一部断面正面図である。 従来の可食フィルムの包装装置の図8と異なる要部を示す一部断面正面図である。
本発明に係る可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置の一実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。
この可食フィルムの製造装置は、可食フィルム原反100から可食フィルム1を形成する装置である。可食フィルム原反100は、帯状のキャリアテープ102の片面に薬剤などの液状体をコーティングし、その後、その液状体を乾燥させることで製造される。この可食テープ101は、キャリアテープ102上に剥離可能に積層されている。また、可食フィルム原反100は、ロール状に巻回した状態から繰り出され、長さ方向に進行する。
そして、可食フィルムの包装装置は、可食フィルムの製造装置によって製造された可食フィルム1を下包材原反103と上包材原反104との間に介在させ、個装する装置である。下包材原反103及び上包材原反104は、可食フィルム原反100よりも幅広で、ロール状に巻回した状態から繰り出され、長さ方向に進行する。
可食フィルムの包装装置は、可食フィルム原反100がロール状に巻回された状態から長さ方向に進行する上流側に第1のハーフカット機構10及び第2のハーフカット機構20を配備し、下流側に剥離機構40を配備している。
第1のハーフカット機構10は、四隅を直角にした角付き四角形状の可食フィルム1を製造するために可食テープ101に第1,第2の角出し用切目101a,101bを入れる装置である。また、第2のハーフカット機構20は、四隅を円弧状にしたR付き四角形状の可食フィルム1を製造するために可食テープ101にR付き用切目101cを入れる装置である。
可食フィルム原反100は、第1のハーフカット機構10又は第2のハーフカット機構20のいずれかの方に進行するようにセレクタ30によって選択的に切り換えられる。両ハーフカット機構10,20についての詳細は、後述するが、可食テープ101に切目101a,101b,101cを入れることで、キャリアテープ102上に可食フィルム1を連続して形成する。
そして、両ハーフカット機構10,20の下流側に剥離機構40が配備されている。剥離機構40は、可食フィルム原反100の幅よりも広い板材であり、図5に示すように、傾斜した姿勢とされ、先端部がいわゆるナイフエッジ41とされている。すなわち、可食フィルム原反100のキャリアテープ102が剥離機構40の表面(図面では下側面)上を擦れながら移動(図面では、傾斜した姿勢で下降)し、キャリアテープ102のみが進行方向と反対方向に鋭角で引き戻されることによって、連続して形成された可食フィルム1がキャリアテープ102から剥離する。
この剥離機構40のナイフエッジ41に隣接して周方向に回転するサクションドラム50が配備されている。具体的には、剥離機構40のナイフエッジ41は、サクションドラム50のトップ位置で可食フィルム1を介して接触する。また、サクションドラム50のボトム位置では、長さ方向で水平方向に進行している下包材原反103が摺接する。
そして、サクションドラム50は、可食フィルム1を例えば半周(図面では、時計の文字盤で12時の位置から反時計方向に6時の位置まで)だけ吸着しながら回転する。サクションドラム50の周速度は、剥離機構40まで進行している可食フィルム原反100の進行速度よりも速くされている。
また、サクションドラム50は、吸気機構を備えている。吸気機構は、回転ドラム51の表面から中心軸の方に設けられた多数の吸引穴52と、各吸引穴52の奥から回転ドラム51の側面の方に設けられた連通孔53と、回転ドラム51の側面で露出している部分の連通孔53を半周(図面では、時計の文字盤で12時の位置から反時計方向に6時の位置まで)だけ覆うフード54とを備えている。
前記各吸引穴52は、1枚の可食フィルム1を吸着する間隔で設けられている。また、フード54は、図面では、正面視ほぼC字状に形成されている。また、フード54には、連通孔53内及び吸引穴52内を真空引きするための吸引装置(図示せず)が接続されている。この吸引装置によって、吸引穴52内の空気が半周だけ吸引される。
そして、サクションドラム50のボトム位置には、水平姿勢のスライドプレート60が隣接して配備されている。ロール状に巻回された状態から長さ方向に繰り出された下包材原反103は、このスライドプレート60上を水平方向に進行する。したがって、下包材原反103は、サクションドラム50とスライドプレート60とに挟まれる状態となる。
そして、スライドプレート60の下流端(図面では右端)において、ロール状に巻回された状態から繰り出された上包材原反104が下包材原反103に重ね合わされる。当然ながら、下包材原反103の進行方向及び進行速度と上包材原反104の進行方向及び進行速度は同じとされている。
そして、スライドプレート60の下流側には、両包材原反103,104の間に介在した状態の可食フィルム1の周囲を囲むように下包材原反103と上包材原反104とをシールするシーラー70が配備されている。このシーラー70は、例えば、両包材原反103,104の両側縁を長さ方向にシールするものと、両包材原反103,104の幅方向にシールするものとを組み合わせたものとされている。また、シーラー70としては、両包材原反103,104が熱溶着可能であれば、例えばヒートシーラーが使用される。
そして、シーラー70の下流側には、両包材原反103,104の両側縁を切断する第1のカッター81や、両包材原反103,104の幅方向に切目又はミシン目を入れる第2のカッター82が配備されている。両包材原反103,104の両側縁が切断されて出る耳スクラップ105は、可食フィルム1の周囲をシールした部分から分離する。
ここで、第1のハーフカット機構10の詳細について図3を参照しながら説明する。第1のハーフカット機構10は、切断部材である上流側カットロール11及び下流側カットロール12と第1の刃受けダイ13とを備えている。上流側カットロール11及び下流側カットロール12は、可食テープ101が重なる円周面を有し、図面において反時計方向に回転する。第1の刃受けダイ13としては、アンビルロールが使用され、図面において時計方向に回転する。なお、上流側カットロール11及び下流側カットロール12は、例えばサーボモータによって回転と停止が制御される。
また、可食フィルム原反100は、上流側カットロール11と第1の刃受けダイ13とに挟まれた後、下流側カットロール12と第1の刃受けダイ13とに挟まれる。具体的には、可食フィルム原反100は、第1の刃受けダイ13に1/4週程度(図面では、時計の文字盤で10時の位置から2時の位置まで)巻き付く。
そして、可食フィルム原反100が第1の刃受けダイ13に巻き始める位置に上流側カットロール11が配備され、可食フィルム原反100が第1の刃受けダイ13に巻き終わる位置に下流側カットロール12が配備されている。したがって、上流側カットロール11の円周面と下流側カットロール12の円周面とが対向している。そして、第1の刃受けダイ13が図面において時計方向に回転し、上流側カットロール11及び下流側カットロール12は、図面において反時計方向に回転することで、上流側カットロール11と第1の刃受けダイ13との間、及び、下流側カットロール12と第1の刃受けダイ13との間に挟まれた可食フィルム原反100が進行する。
そして、両カットロール11,12の円周面には、可食テープ101に幅方向の第1,第2の角出し用切目101a,101bを全幅に亘って入れるための複数の直刃11a,12aが軸方向に延びるように円周面から放射状に突設している。また、周方向に隣り合っている直刃11a,12aの間隔(ピッチ)は等しくされている。
そして、上流側カットロール11の直刃11aが可食テープ101に食い込むことによって、可食テープ101に幅方向の第1の角出し用切目101aが全幅に亘って入れられる。隣り合った第1の角出し用切目101aと第1の角出し用切目101aとの中間に下流側カットロール12の直刃12aが食い込むことによって幅方向の第2の角出し用切目101bが全幅に亘って入れられるように、上流側カットロール11の直刃11aと下流側カットロール12の直刃12aとが配置されている。
このように、上流側カットロール11と下流側カットロール12とによって可食テープ101に第1,第2の角出し用切目101a,101bを入れることによって、可食テープ101がキャリアテープ102上に所定の厚さよりも薄く積層された場合において、第1角出し用切目101aと第2角出し用切目101bとのピッチを広げることができる(詳しくは後述する)。
すなわち、可食テープ101は、ロットごとに、又は1本内の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とで、一定の厚さでキャリアテープ102上にコーティングされない場合がある。そこで、形成する可食フィルム1を所定量とするため、薄い可食テープ101にあっては、第1の角出し用切目101aと第2の角出し用切目101bとのピッチを広げることにより、所定量の角出し可食フィルム1を形成する。
なお、可食テープ101の厚さを測定する装置(図示せず)が別途、備えられ、あるいは、可食テープ101の厚さを測定する検知するセンサ(図示せず)が第1のハーフカット機構10よりも上流側に配備されている。
次に、第2のハーフカット機構20の詳細について図4を参照しながら説明する。第2のハーフカット機構20は、切断部材であるモノモノカットロール21と第2の刃受けダイ23とを備えている。可食フィルム原反100は、モノカットロール21と第2の刃受けダイ23との間に挟まれながら進行する。
モノカットロール21は、可食テープ101にR付き用切目101cを入れる刃21a,21b,21cを円周面に突出させたもので、図面において反時計方向に回転する。モノカットロール21の刃は、周方向に突出した一対の刃21aと、この一対の周方向の刃21aに等間隔に架け渡されるように突出した軸方向の刃21bと、周方向の刃21aと軸方向の刃21bとを円弧状に接続する湾曲した刃21cとを有している。モノカットロール21の刃21a,21b,21cは、換言すれば、周方向に梯子状に設けられている。
また、第2の刃受けダイ23は、可食フィルム原反100のキャリアテープ102が重なる円周面を有するアンビルロールが使用され、図面において時計方向に回転する。可食フィルム原反100は、第2の刃受けダイ23とモノカットロール21とに挟まれ、これら23,21が回転することによって長さ方向に進行する。
この可食フィルムの製造装置及び可食フィルムの包装装置は、以上のように構成され、次に可食フィルム1を形成し、個装する方法について説明する。
巻回された状態から繰り出された可食フィルム原反100は、セレクタ30が操作されることによって、第1のハーフカット機構10又は第2のハーフカット機構20のいずれかの方に選択的に進行する。
第1のハーフカット機構10の方に進行した可食フィルム原反100は、上流側カットロール11と第1の刃受けダイ13とに挟まれ、上流側カットロール11が回転し、直刃11aが可食テープ101に食い込むことで、可食テープ101に第1の角出し用切目101aが全幅に亘って等間隔に次々と入れられる。
この可食フィルム原反100は、第1の刃受けダイ13の回転に追従して進行する。そして、下流側カットロール12が回転し、直刃12aが可食テープ101に食い込むことによって第2の角出し用切目101bが全幅に亘って入れられる。
そして、上流側カットロール11の直刃11aによって入れられた第1の角出し用切目101aと第1の角出し用切目101aとの中間に、下流側カットロール12の直刃12aによって第2の角出し用切目101bが入れられるため、第1の角出し用切目101aと第2の角出し用切目101bとのピッチを狭くすることができる。このようにしてピッチの狭い角出し用切目101a,101bが入れられた可食テープ101は、キャリアテープ102に連続して積層された状態を維持し、剥離機構40の方に進行する。
また、巻回されたロールから繰り出された可食フィルム原反100が、第2のハーフカット機構20の方に進行すると、第2のハーフカット機構20のモノカットロール21の刃21a,21b,21cが可食テープ101に食い込むことによって、可食テープ101に隅を円弧状にしたR付き用切目101cが隙間なく連続して入れられる。
また、可食フィルム原反100の両側縁は、耳スクラップ部101dとしてキャリアテープ102から分離除去される。このようにして、隅部を円弧状にしたR付き用切目101cが入れられた可食テープ101は、キャリアテープ102に連続して積層された状態を維持し、剥離機構40の方に進行する。
そして、切目101a,101b,101cが入れられた可食テープ101は、キャリアテープ102から剥離することなく、可食フィルム原反100として剥離機構40まで進行する。剥離機構40においては、図5に示すように、キャリアテープ102が剥離機構40の表面上を擦れながら移動し、ナイフエッジ41で鋭角に引き戻されることで、切目101a,101b,101cが入れられた可食テープ101が角出し可食フィルム1又はR付き可食フィルム1としてキャリアテープ102から剥離する。
この剥離した可食フィルム1は、サクションドラム50のトップ位置に位置している吸引穴52に吸着される。キャリアテープ102上の可食テープ101は、切目101a,101b,101cが入れられているだけで、連続している。しかし、回転しているサクションドラム50の周速度が可食フィルム原反100の進行速度よりも速くされていることにより、サクションドラム50に吸着された可食フィルム1は引っ張られる状態となり、可食フィルム1と可食フィルム1との間には、間隔が空けられる。この可食フィルム1は、サクションドラム50に半周程度吸着され、ボトム位置で解放(吸着が解除)される。
サクションドラム50のボトム位置には、下包材原反103がサクションドラム50に摺接するように水平方向に進行している。また、下包材原反103は、スライドプレート60上を進行している。可食フィルム1は、このサクションドラム50のボトム位置で吸着が解除されることで、下包材原反103に移載される。
また、可食フィルム1は、間隔を空けてサクションドラム50の吸引穴52に吸着されていたため、下包材原反103上にも間隔を空けて移載される。そして、図1に示すように、スライドプレート60の下流側で下包材原反103及び可食フィルム1上に上包材原反104が重ね合わされる。下包材原反103と上包材原反104は、同一方向に同一速度で進行し、両原反103,104の間に可食フィルム1が間隔を空けて介在する。
そして、可食フィルム1を挟んだ下包材原反103と上包材原反104は、シーラー70によって可食フィルム1を囲むように四角形枠状に四方シールされる。そして、シールされた下包材原反103と上包材原反104は、第1のカッター81によって両側縁が耳スクラップ105として切除され、第2のカッター82によって幅方向のミシン目が入れられ、あるいは、完全に切断される。このようにして、可食フィルム1を1枚ずつ個装して、外周縁が揃えられた包装体が完成する。
第1のハーフカット機構10によって製造された幅の狭い角付き四角形状の可食フィルム1と、第2のハーフカット機構20によって製造された隅を円弧にしたR付き四角形状の可食フィルム1とは、幅が異なるため、このサイズに合わせて、シールされ、ミシン目が入れられ、あるいは完全に切断される。
そして、第1のハーフカット機構10によって製造された角付き四角形状の可食フィルム1は、コンパクト化されているため、携行性が良好にされている。第2のハーフカット機構20によって製造されたR付き四角形状の可食フィルム1は、角が舌に突き刺さらないように食することができるため、食感が良好にされている。
次に、可食テープ101が所定の厚さよりも薄くキャリアテープ102上に積層された場合に、第1のハーフカット機構10によって、所定量の可食フィルム1を形成する方法について説明する。薄い可食テープ101から所定量の可食フィルム1を形成するには、可食フィルム1に入れる角出し用切目101a,101bのピッチを広くする。
そのため、各カットロール11,12の直刃11a,12aが可食テープ101に切目101a,101cを入れた後、各カットロール11,12の回転を停止する。詳しくは、各カットロール11,12の隣り合っている直刃11a,12aと直刃11a,12aとの中間の円周面が可食テープ101と摺接した状態で各カットロール11,12の回転を停止する。
そして、第1の刃受けダイ13の回転を続けることで、可食フィルム原反100は、進行し続ける。直刃11a,12aが円周面から放射状に突出していても、直刃11a,12aと直刃11a,12aとのピッチが広いことにより、直刃11a,12aが可食テープ101の表面上を擦れることがない。
すなわち、直刃11a,12aと直刃11a,12aとのピッチが狭い場合は、直刃11a,12aが円周面から可食テープ101の方にも向かって突出していることから、直場11a,12aの先端が可食テープ101に近接し、可食テープ101の表面を擦れ、可食テープ101が損傷することがある。
しかし、直刃11a,12aと直刃11a,12aとのピッチが広い場合は、直刃11a,12aが円周面から放射状に突出していることから、直刃11a,12aが可食テープ101に対して斜め向きとなる。したがって、直刃11a,12aの先端は、可食テープ101の表面から離間し、可食テープ101の表面を擦れず、可食テープ101は損傷することがない。したがって、この第1のハーフカット機構10によって、所定の長さの可食フィルム1よりも長い可食フィルム1を形成するに際して、その可食フィルム1を損傷させないようにすることができる。
換言すれば、直刃11a,12aと直刃11a,12aとの間の外周面が可食テープ101の表面を摺接した状態で、各カットロール11,12の回転が停止したときに、直刃11a,12aが可食テープ101の表面を擦れないように、直刃11a,12aのピッチが設定される。
そして、各カットロール11,12の回転を再開することで、直刃11a,12aが可食テープ101に切目101a,101bが入れられる。この切目101a,101bと切目101a,101bとのピッチは、カットロール11,12の回転を停止しないときよりも広くされている。したがって、可食テープ101が所定の厚さよりも薄くキャリアテープ102上に積層されていても、所定量の可食フィルム1を形成することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく種々変更することができる。例えば、幅の狭い角付き四角形状の可食フィルム1のみ形成するときは、可食フィルムの包装装置は、第2のハーフカット機構20を備えなくてもよい。逆に、隅を円弧にしたR付き四角形状の可食フィルム1のみ形成するときは、可食フィルムの包装装置は、第1のハーフカット機構10を備えなくてもよい。
また、可食フィルム1は、可食フィルム原反100から1列で形成されるように図示したが、幅広のカットロール11,12,21と刃受けダイ13,23を備え、幅の広い可食フィルム原反100を使用することで、可食フィルム1を複数列で形成するようにすることもできる。
また、第1及び第2のハーフカット機構10,20における刃受けダイ13,23は、アンビルロールを使用する場合について説明したが、平板を使用してもよい。また、第1のハーフカット機構10の直刃11a,12aは、複数突設される場合について説明したが、1本であってもよい。また、実施形態で説明した文字盤の位置は、一例であって、適宜変更することができることはいうまでもない。
1…………可食フィルム
10………第1のハーフカット機構
11………上流側カットロール(切断部材)
11a……直刃
12………下流側カットロール(切断部材)
12a……直刃
13………第1の刃受けダイ(切断部材)
20………第2のハーフカット機構
21………モノカットロール(切断部材)
21a……周方向の刃
21b……軸方向の刃
21c……湾曲した刃
23………第2の刃受けダイ(切断部材)
40………剥離機構
50………サクションドラム
52………吸引穴(吸気機構)
53………連通孔(吸気機構)
54………フード(吸気機構)
70………シーラー
81………カッター
82………カッター
100……可食フィルム原反
101……可食テープ
101a…第1の角出し用切目
101b…第2の角出し用切目
101c…R付き用切目
102……キャリアテープ
103……下包材原反
104……上包材原反

Claims (6)

  1. 帯状のキャリアテープの片面に可食テープを剥離可能に積層した可食フィルム原反から薄片状の可食フィルムを製造するための可食フィルムの製造装置であって、
    長さ方向に進行している可食フィルム原反を切断部材によって挟みながら可食テープに幅方向の切目を入れることで可食フィルムをキャリアテープ上に形成するハーフカット機構と、可食フィルムをキャリアテープから剥離させる剥離機構とを備えていることを特徴とする可食フィルムの製造装置。
  2. 前記ハーフカット機構の切断部材は、軸方向に延びる直刃が円周面から放射状に突出した上流側カットロール及び下流側カットロールと、前記長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記上流側カットロール及び下流側カットロールとの間に挟む刃受けダイとを備え、上流側カットロールの直刃によって前記可食テープに幅方向の第1の角出し用切目が全幅に次々と入れられ、下流側カットロールの直刃によって第1の角出し用切目と第1の角出し用切目との中間に幅方向の第2の角出し用切目が全幅に入れられるように、上流側カットロールを上流側に配備し、下流側カットロールを下流側に配備した構成とされていることを特徴とする請求項1に記載の可食フィルムの製造装置。
  3. 前記ハーフカット機構の切断部材は、円周面に刃を突出したモノカットロールと、長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記モノカットロールとの間に挟む刃受けダイとを備え、前記モノカットロールの刃が、周方向に突出した少なくとも一対の刃と、該周方向の刃に等間隔に架け渡されるように突出した軸方向の刃と、該周方向の刃と軸方向の刃とを円弧状に接続する湾曲した刃とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の可食フィルムの製造装置。
  4. 帯状のキャリアテープの片面に可食テープを剥離可能に積層した可食フィルム原反から薄片状の可食フィルムを製造するための可食フィルムの製造装置であって、
    長さ方向に進行している可食フィルム原反を切断部材によって挟みながら可食テープに幅方向の切目を入れることで可食フィルムをキャリアテープ上に形成する第1及び第2のハーフカット機構と、可食フィルムをキャリアテープから剥離させる剥離機構とを備え、
    前記第1のハーフカット機構の切断部材は、軸方向に延びる直刃が円周面から放射状に突出した上流側カットロール及び下流側カットロールと、前記長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記上流側カットロール及び下流側カットロールとの間に挟む第1の刃受けダイとを備え、上流側カットロールの直刃によって前記可食テープに幅方向の第1の角出し用切目が全幅に次々と入れられ、下流側カットロールの直刃によって第1の角出し用切目と第1の角出し用切目との中間で幅方向の第2の角出し用切目が全幅に入れられるように、上流側カットロールを上流側に配備し、下流側カットロールを下流側に配備した構成とされ、
    前記第2のハーフカット機構の切断部材は、円周面に刃を突出したモノカットロールと、長さ方向に進行している可食フィルム原反を前記モノカットロールとの間に挟む第2の刃受けダイとを備え、前記モノカットロールの刃が、周方向に突出した少なくとも一対の刃と、該周方向の刃に等間隔に架け渡されるように突出した軸方向の刃と、該周方向の刃と軸方向の刃とを円弧状に接続する湾曲した刃とを備え、
    前記可食フィルム原反が前記第1のハーフカット機構又は第2のハーフカット機構のいずれかの方に進行するように切換え可能とされていることを特徴とする可食フィルムの製造装置。
  5. 長さ方向に進行している下包材原反上に可食フィルムを供給するための、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の可食フィルムの製造装置と、
    前記剥離機構に隣接し、かつ、長さ方向に進行している下包材原反に摺接するように配備されたサクションドラムとを備え、
    該サクションドラムは、可食フィルム原反が剥離機構まで進行している速度よりも速い周速度で回転し、剥離機構によってキャリアテープから剥離した可食フィルムを一定の間隔を空けて下包材原反に接触するまで吸着し、可食フィルムを解放することで下包材原反に転載するようにした吸気機構を備えていることを特徴とする可食フィルムの包装装置。
  6. 前記サクションドラムの下流側で下包材原反上に上包材原反が重ね合わされるようにした可食フィルムの包装装置であって、下包材原反と上包材原反との間に介在した可食フィルムの周囲をシールするシーラーと、シールされた部位を切断し又はミシン目を入れるカッターとが配備されていることを特徴とする請求項5に記載の可食フィルムの包装装置。
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