JP5449702B2 - 描画データを補正可能な露光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板などにパターンを形成可能な露光装置に関し、特に、基板変形に伴う描画データの補正処理に関する。
電子回路基板等の製造工程では、フォトレジスト等の感光材料を塗布/貼り付けした露光対象に対し、パターンを形成するための描画処理が行われる。露光装置としては、マスク/レチクルを使用した露光装置、あるいは、LCD、DMD(Digital Micro-mirror Device)といったマイクロミラーなど光変調セルをマトリクス状に2次元配列させた空間光変調素子を使用する描画装置が知られている。
基板、フィルム自体は、熱処理、積層化によって変形する。そのため、アライメント調整用マークがあらかじめ基板に設けられており、基板が変形した状態でマークを計測し、計測位置に基づいて描画データを補正する。例えば、基板の四隅に矩形を構成するアライメントマークを設定し、実際に計測されたアライメントマークの位置に基づいて基板変形による重心位置のオフセット、スケール量、回転角などを算出する。そして、算出された補正データに従って描画位置を補正する(特許文献1、2参照)。
基板の変形具合が全体として不均一である場合、描画領域の中心付近とそれ以外の領域(例えば境界付近)とでは変形方向、変形量などが異なる。各部分の変形具合に応じて描画データを補正するため、例えば、アライメントマークによって規定される四角形を分割し、各分割領域に矩形を規定して補正データを算出する(特許文献3参照)、あるいは、スケーリング補正と傾き補正を先に実行した後、グラデュアルスケーリングによって描画データを補正する(特許文献4参照)。
特開2005−227971号公報 特開2003−233199号公報 特開2008−3504号公報 特開2006−301155号公報
特許文献3、4のように部分的基板変形に対応する補正処理では、補正処理計算が複雑になり、描画処理のスループットに影響する。また、基板の全体的変形にある程度特徴を見いだせる場合、部分領域毎に異なるデータ補正処理を行うと、描画データの補正が全体的に統一されず、パターン形成の位置精度が低下する。
本発明の露光装置は、基板の変形に応じて描画データの位置を適切に補正可能な装置であり、基板などの露光対象に対して規定される座標系に基づいた位置座標情報をもつ描画データに従ってパターンを投影する。露光装置は、準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で計測可能な計測手段と、計測された4つの計測用指標を頂点とする四角形(以下、変形四角形という)に基づいて、描画データの位置座標を補正する補正手段と、補正された描画データに基づいて露光動作を実行する露光手段とを備える。
本発明では、補正手段が、露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、補正四角形において描画データを補正する。補正手段は、基準四角形における描画データの位置関係を補正四角形においても対応(マッピング)させるように、補正描画データの位置を定めればよい。例えば、基準四角形の各辺に対する描画データ位置の内分比に基づいて、描画データを補正する。
基板が変形されると、その変形四角形は矩形形状、平行四辺形状、あるいは台形形状にもならない場合がある。本発明では、変形四角形の形状特性をそのまま利用し、相似性のある補正四角形を規定する。したがって、描画データを露光領域内のいずれの位置においても適正に補正することが可能となる。また、補正処理が簡易な計算によって行うことができ、露光処理スピードが上がる。
変形量は、例えば、基板など露光対象の全体的な収縮もしくは膨張の程度に基づいて行えばよく、基板SWの四隅に設けられたアライメントマークを計測して変形量を求めてもよい。
本発明の描画データ補正装置は、基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で検出する測定手段と、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する補正手段とを備え、補正手段が、露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、補正四角形において描画データを補正する。
本発明のプログラムは、準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で検出する測定手段と、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する補正手段とを機能させ、露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、補正四角形において描画データを補正する。
本発明の描画データ補正方法は、基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で検出し、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する描画データ補正方法であって、露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、補正四角形において描画データを補正する。
本発明の他の特徴による露光装置は、露光対象に対して規定される座標系に基づいた位置座標情報をもつ描画データに従ってパターンを投影する露光装置であって、基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で計測可能な計測手段と、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形を規定し、基準四角形からの変形量に基づいて描画データの位置座標を補正する補正手段と、補正された描画データに基づいて露光動作を実行する露光手段とを備える。
本発明では、補正手段が、変形量に基づいて基準四角形を平行四辺形へ修正するように、描画データの位置座標を補正する。これによって、描画データを露光領域内のいずれの位置においても適正に補正することが可能となる。また、補正処理が簡易な計算によって行うことができ、露光処理スピードが上がる。
例えば、補正手段は、変形量として中心位置のオフセット量、回転量、スケール比の少なくともいずれか一つを算出し、描画データの位置座標を補正する。この場合、スケール比が、基準四角形の相対する一対の辺の長さの平均と、対応する変形四角形の一対の辺の長さとの比であればよい。
本発明の描画データ補正装置は、基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で検出する測定手段と、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形を規定し、基準四角形からの変形量に基づいて描画データの位置座標を補正する補正手段とを備え、補正手段が、変形量に基づき、基準四角形を平行四辺形へ修正するように、描画データの位置座標を補正することを特徴とする。
本発明のプログラムは、基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で検出する測定手段と、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形を規定し、基準四角形からの変形量に基づいて描画データの位置座標を補正する補正手段とを機能させ、変形量に基づき、基準四角形を平行四辺形へ修正するように描画データの位置座標を補正するように、補正手段を機能させることを特徴とする。
本発明の描画データ補正方法は、基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、露光対象が変形した状態で検出し、計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形を規定し、基準四角形からの変形量に基づいて描画データの位置座標を補正するデータ補正方法であって、変形量に基づき、基準四角形を平行四辺形へ修正するように、描画データの位置座標を補正することを特徴とする。
本発明によれば、基板などの露光対象の変形に対し、迅速かつ適切に描画データを補正して精度よくパターンを形成することができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態である描画装置を模式的に示した斜視図である。図2は、基板を示した図である。
描画装置10は、フォトレジストなどの感光材料を塗布あるいは貼り付けた基板SWへ光を照射することによってパターンを形成する装置であって、ゲート状構造体12、基台14を備える。基台14には、描画テーブル18を支持するX−Yステージ駆動機構(ここでは、図示せず)が搭載され、描画テーブル18上に基板SWが設置されている。
描画装置10は、描画制御部(ここでは図示せず)によって操作され、描画制御部によって露光動作が実行、制御される。描画制御部には、モニタ、キーボードなどの入力装置(いずれも図示せず)が接続されており、オペレータの操作に従って描画が行われる。
ゲート状構造体12には、基板SWの表面にパターンを形成する2つの露光ヘッド20、20が設けられ、支持部材31に取り付けられている。各露光ヘッドは、照明光学系、DMD(Digital Micro-mirror Device)、そして結像光学系(図示せず)を備える。また、ゲート状構造体12の上部には、2つの光源ユニット16A、16Bが向かい合うように配置され、光源ユニット16Aが露光ヘッド20、光源ユニット16Bが露光ヘッド20へ照明光を送る。
矩形状の基板SWは、例えばシリコンウェハ、プリント基板、ドライフィルム、ガラス基板、銅貼積層板などの電子回路用基板であり、プリベイク処理、フォトレジストの塗布等の処理が施されたブランクスの状態で描画テーブル18に搭載される。基板SW、すなわち描画テーブル18には、互いに直交なX−Y座標系が規定されており、描画テーブル18はX,Y方向に沿って移動可能である。ここでは、X方向を主走査方向、Y方向を副走査方向と規定する。
光源ユニット16A、16Bは、それぞれ超高圧水銀ランプ(図示せず)を備えた光源であり、水銀ランプから放射された照明光は、照明光学系(図示せず)を介して露光ヘッド20、20にそれぞれ設けられたDMD(ここでは図示せず)に導かれる。DMDは、数μm〜数十μmの微小矩形状マイクロミラーをマトリクス状に2次元配列させた光変調デバイスであり、ここでは1024×768のマイクロミラーによって構成される。
各マイクロミラーは、静電界作用により回転変動し、光源からのビームを基板SWの露光面方向へ反射させる第1の姿勢(ON状態)と、露光面外の方向へ反射させる第2の姿勢(OFF状態)いずれかの姿勢で位置決めされ、制御信号に従って姿勢が切り替えられる。各マイクロミラーは、全体が一体的なメモリセル(例えばSRAMセルなど)(図示せず)の上に配置されている。
DMDでは、メモリセルに格納される制御信号(描画データ)に基づいて、各マイクロミラーがそれぞれ選択的にON/OFF制御される。ON状態のマイクロミラー上で反射した光は、結像光学系を通り、基板SWに照射する。したがって、基板SWに照射される光は、各マイクロミラーにおいて選択的に反射された光の光束から構成され、露光面上に形成すべきパターンに応じた照明光となる。
露光方式として、ここではステップ&リピート方式による多重露光方式が適用される。描画テーブル18は、間欠的にY方向に沿って移動し、所定の露光ピッチで各マイクロミラーがON/OFF制御されることにより、露光動作が実行される。露光エリアが走査方向に基板SW上を相対移動させながらラスタ走査が行われ、パターンが基板全体に形成されていく。描画処理が終了すると、現像処理、エッチング又はメッキ、レジスト剥離処理などが施され、パターンが形成された基板が製造される。
図2に示すように、基板SWの四隅には、描画位置をアライメントするためのアライメントマークAM0〜AM3が形成されている。ゲート状構造体12の支持部材31には、アライメントターゲットを検出するCCD13が取り付けられており、描画テーブル18を移動させながらアライメントターゲットを撮影する。
さらに基板SWには、4つの領域PT−A〜PT−Dがパターン描画領域として規定され、所定のパターンが各領域において描画される。各描画領域には、パターン領域の基準位置として設定されるアライメントマークM0〜M3が形成されており、描画テーブル18の移動によってCCD13がアライメントマークM0〜M3を検出可能である。計測用指標としてのアライメントマークは、円形のマーク、穴、文字、あるいは回路の一部など、様々なものが設定可能である。
図3は、描画装置10に設けられた描画制御部のブロック図である。
描画制御部30は、外部のワークステーション(図示せず)と接続され、システムコントロール回路32を備える。システムコントロール回路32は描画処理を制御し、DMD駆動回路34、読み出しアドレス制御回路37、描画テーブル制御回路38など各回路へ制御信号を出力する。描画処理を制御するプログラムは、あらかじめシステムコントロール回路32内のROM(図示せず)に格納されている。
システムコントロール回路32は、描画装置10全体を制御し、光源21から光を放出するために光源制御部44へ制御信号を送るとともに、DMD制御部34に対して露光タイミングを制御するための制御信号を出力する。DMD制御部34は、DMD22の各マイクロミラーをON/OFF制御する。
パターンデータは、ベクタデータ(CAD/CAMデータ)としてワークステーション(図示せず)から描画制御部30のデータ入力部41に入力し、一時的にデータバッファ43に記憶される。パターンデータがデータ演算部42に送られると、ベクタデータがラスタ走査に応じたラスタデータに変換され、DMD制御部34に送られる。ベクタデータは、描画パターンの位置情報をもったデータであり、X−Y座標系に基づいた位置座標データをもつ。ラスタデータは、マイクロミラーのON/OFFいずれかを示す2値化データであり、パターンの2次元ドットパターンとして表される。
DMD制御部34では、ラスタデータが露光エリアの相対位置に合わせて所定のタイミングで順次読み出される。すなわち、読み出された2次元ドットデータとステージ位置制御部38から送られてくる露光エリアの相対位置情報に基づいて、マイクロミラーをON/OFF制御する制御信号がDMD22へ出力される。ステージ位置制御部38は、モータ(図示せず)を備えたX−Yステージ駆動機構19を制御し、これによって描画テーブル18の移動速度等が制御される。また、ステージ位置制御部38は、露光エリアのX−Yステージ18に対する相対的位置を検出する。
CCD13から読み出されたアライメント穴AM0〜AM3の検出信号がアライメントマーク検出部40へ送信されると、アライメント穴AMの位置情報が検出される。アライメント穴AM0〜AM3の位置情報は、データバッファ43を介してデータ演算部42へ送られる。データ演算部42では、アライメント穴AM0〜AM3の位置情報に基づいて、ベクタデータの位置座標を補正し、補正されたベクタデータに基づいてラスタデータが生成される。
図4は、基準となる描画領域全体と、変形した描画領域を示した図である。図5は、変形した描画領域と、それを補正した領域を示した図である。図5、図6を用いて、描画位置の補正について説明する。
基板SWの1つのパターン描画領域(例えば図2のPT−B)に対してアライメント穴を形成するとき、X−Y座標系に沿って平行な矩形Z0(以下、基準矩形という)の頂点を構成するように、4つのアライメント穴(ここでは、H0〜H3とする)が位置決めされる。ここでは、矩形Z0を破線で表している。
フォトレジストを塗布した基板SWをX−Yテーブル18に置いて描画処理を行うとき、熱等の原因によって基板SWが収縮、あるいは膨張変形し、アライメントマークH0〜H3の位置がずれる。X−Y座標系から見た変形後のアライメントマーク(以下では、計測アライメント穴という)を符号「M0〜M3」で表し、計測アライメント穴M0〜M3を頂点として構成される四角形M(以下、変形四角形という)を実線で表す。ただし、図5では、説明を簡単にするため変形具合を誇張して描いており、実際の変形量は微小である。
本実施形態では、描画データの座標位置は、基準矩形Z0と変形四角形Mとを対比することによって変形量を求め、変形量に基づいて描画データが補正される。具体的には、中心位置に対するオフセット、中心位置に対する回転角、および基準矩形Z0と変形四角形Mのスケール比を算出し、対象となる描画データの座標位置をオフセット量、回転角、スケール比に基づいて補正する。
この補正によれば、図5に示すように、基準矩形Z0は、変形四角形Mの変形具合、すなわち基板SWの所定描画領域における変形具合に合わせて平行四辺形状の四角形(以下、補正四角形という)Z1に修正される。スケール比は、相対する一対の辺の代表的(平均的)長さを規定し、基準矩形Z0と変形四角形M0における代表的辺の長さの比として求められる。
また、回転角は、基準矩形Z0に対する変形四角形Mの回転度合いを表し、相対する一辺の平均的回転角を表す。そして、オフセット量は、基準矩形Z0に対する変形四角形M0の中心位置のずれ量を表す。基準矩形Z0内のパターンに応じたベクタデータの各描画位置は、算出された所定のスケール比、回転角、オフセット量に基づいて補正される。
図6は、描画処理のフローチャートである。図7は、基板変形前の基準矩形Z0の座標を示した図である。図8は、基板変形後の変形四角形Mの座標を示した図である。
ステップS101では、ワークステーション等から描画データであるベクタデータが描画システム30に送信され、データバッファ43に一時的に格納される。ここでは、ベクタデータとともに、描画領域の位置データおよびサイズの情報が含まれている。具体的には、各パターン描画領域における基準矩形Z0の4つの頂点の位置座標が入力される。ステップS102では、アライメントマーク検出部40において、計測されたアライメントマークの位置座標が検出される。そして、ステップS103では、計測されたアライメントマークの位置座標に基づき、変形四角形Mの頂点の位置座標が算出される。
図7には、基準矩形Z0の頂点となるアライメントマーク(以下では、D0、D1、D2、D3と表す)の位置座標(DX0,DY0)、(DX1,DY1)、(DX2,DY2)、(DX3,DY3)と、中心位置DCの位置座標(DCX,DCY)と、各辺の中点MD0、MD1、MD2、MD3の位置座標(MDX0,MDY0)、(MDX1,MDY1)、(MDX2,MDY2)、(MDX3,MDY3)が表されている。
一方、図8には、変形四角形MのアライメントマークM0、M1、M2、M3の位置座標(MX0,MY0)、(MX1,MY1)、(MX2,MY2)、(MX3,MY3)と、中心位置MCの位置座標(MCX,MCY)と、各辺の中点MM0、MM1、MM2、MM3の位置座標(MMX0,MMY0)、(MMX1,MMY1)、(MMX2,MMY2)、(MMX3,MMY3)が表されている。
基準矩形Z0、変形四角形Mの中心座標(DCX,DCY)、(MCX,MCY)は、以下の式によって求められる。

DCX=(DX0+DX1+DX2+DX3)/4
DCY=(DY0+DY1+DY2+DY3)/4
MCX=(MX0+MX1+MX2+MX3)/4
MCY=(MY0+MY1+MY2+MY3)/4 ・・・(1)


したがって、オフセット量(OFFX、OFFY)は、中心座標DC(DCX,DCY)からのMC(MCX,MCY)のずれ量として次式により求められる。

OFFX=MCX−DCX
OFFY=MCY−DCY ・・・(2)
また、基準矩形Z0の中点MD0〜MD3および変形四角形Mの中点MM0〜MM3の位置座標は、両端にある基準矩形Z0もしくは変形四角形Mの頂点の中間点であることから、以下の式によって求められる。

MDX0=(DX0+DX1)/2
MDY0=(DY0+DY1)/2
MDX1=(DX1+DX2)/2
MDY1=(DY1+DY2)/2
MDX2=(DX2+DX3)/2
MDY2=(DY2+DY3)/2
MDX3=(DX3+DX0)/2
MDY3=(DY3+DY0)/2
MMX0=(MX0+MX1)/2
MMY0=(MY0+MY1)/2
MMX1=(MX1+MX2)/2
MMY1=(MY1+MY2)/2
MMX2=(MX2+MX3)/2
MMY2=(MY2+MY3)/2
MMX3=(MX3+MX0)/2
MMY3=(MY3+MY0)/2 ・・・(3)
次に、スケール比を求める。基準矩形Z0の辺をDD0、DD1、DD2、DD3と表すと、基準矩形Z0のX方向に沿った一対の辺DD0、DD2の平均的長さは、辺DD0、DD2の中点MD1、MD3を結ぶ直線の長さとして求められる。同様に、基準矩形Z0のY方向に沿った一対の辺DD1、DD3の平均的長さは、辺DD1、DD3の中点MD2、MD4を結ぶ直線の長さとして求められる。X方向の平均的長さをDLX、Y方向の平均的辺の長さをDLYとすると、次式によって求められる。

DLX=((MDX1−MDX3)+(MDY1−MDY3)1/2
DLY=((MDX2−MDX0)+(MDY2−MDY0)1/2
・・・・(4)
一方、変形四角形Mの辺をMM0、MM1、MM2、MM3と表すと、変形四角形MのX方向、Y方向に沿った一対の辺の平均的長さMLX、MLYは、次式によって求められる。

MLX=((MMX1−MMY3)+(MMY1−MMY3)1/2
MLY=((MMX2−MMY0)+(MMY2−MMY0)1/2
・・・・(5)
(4)式で求められたDLX、DLYと、(5)式で求められたMLX、MLYは、それぞれ基準矩形Z0と変形四角形MのX方向、Y方向のスケールを表す。従って、X方向に沿ったスケール比SCX、Y方向に沿ったスケール比SCYは、以下の式で求められる。

SCX=MLX/DLX
SCY=MLY/DLY ・・・・(6)
さらに、基準矩形Z0からの変形四角形Mの平均的な回転量を回転角θX、θYとして求める。具体的には、一対の辺MM0、MM2に関する基準矩形Z0からの平均的な回転角をθX、一対の辺MM1、MM3に関する基準矩形Z0からの平均的な回転角をθYとして以下の式により求める。

θX=arctan(W1/W2)−arctan(W3/W4)
θY=arctan(W5/W6)−arctan(W7/W8)
・・・・(7)

ただし、
W1=MMY0−MMY2
W2=MMX0−MMX2
W3=MDY0−MDY2
W4=MDX0−MDX2
W5=MMY3−MMY1
W6=MMX3−MMX1
W7=MDY3−MDY1
W8=MDX3−MDX1
オフセット量OFFX、OFFY、スケール比SCX、SCY、回転角θX、θYが求められると、図6のステップ1S104では、ベクタデータが補正処理される。ベクタデータは、上述したように座標情報を持つデータであって、パターンデータの始点と終点の位置座標によって表される。
したがって、まず、オフセット量OFFX、OFFY分だけ始点座標を補正し、X,Y方向の長さが元のX,Y方向長さにスケール比を乗じた長さになるように終点の位置座標を変換する。さらに、回転角θX、θYだけ回転させることによって、最終的な終点の位置座標を求める。変形前のベクタデータの位置座標を(x、y)で表すと、変形後のベクタデータの座標(XX、YY)は、以下の式によって求められる。

XX=X’cos(θX)−Y’sin(θY)
YY=X’sin(θX)−Y’cos(θY)
・・・・(8)
ただし、
X’=(x−DCX)×SCX+DCX+OFFX
Y’=(y−DCY)×SCY+DCY+OFFY
(8)式に示す描画データの補正は、基準矩形Z0を、相対する一対の辺の長さが等しく平行な平行四辺形、すなわち補正四角形Z1に修正する。相対する一対の辺の平均的長さの比をスケール比とみなし、基準矩形Z0をX,Y方向にそれぞれスケール変換するとともに、相対する一対の辺の平均的回転角度を回転角とみなし、基準矩形Z0をX,Y方向にそれぞれ回転させる。このような描画データの補正が各描画領域に対して行われる。
基板全体の描画データが補正されると、ステップS105に進み、補正後のベクタデータがラスタデータに変換される。そして、ラスタデータに基づいて露光動作が実行される。
以上のように第1の実施形態によれば、アライメントマークM0〜M3が計測されると、設計上あらかじめ定められた基準矩形M0とアライメントマークM0〜M3を頂点とする変形四角形Mとを比較し、スケール比、回転角、オフセット量が求められる。そして、描画データがスケール比、回転角、オフセット量に基づいて補正される。
なお、変形量としては、スケール比、回転角、オフセット量以外のパラメータなどによってもよい。
次に、図9〜図12を用いて、第2の実施形態である描画装置について説明する。第2の実施形態では、基準矩形と変形四角形とを対比してスケール比、回転量を求めることはせず、変形四角形の形状に合わせて描画データを補正する。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図9は、第2実施形態における変形四角形の補正を示した図である。
第2の実施形態では、基板SWの変形量がある程度一定であるとみなし、あらかじめ定めた変形量に基づき、変形四角形Mの相似性を維持しながらスケールを変換させる。第1の実施形態のように、基準矩形Z0と変形四角形Mとの比較に基づいた補正を行うのではなく、変形四角形Mの形状をそのまま利用した補正を行う。
図9に示す補正四角形Z2は、変形四角形Mの4つの辺MM0、MM1、MM2、MM3とそれぞれ平行な辺ZM0、ZM1、ZM2、ZM3によって構成され、補正四角形Zの各辺は変形四角形Mから距離Lだけ離れている。図9では、基板SWが縮小するときの補正四角形を示している。基板が縮小する場合、変形四角形Mを全体的に拡大した相似性のある四角形が補正四角形として求められる。逆に、基板SWが拡大する場合、変形四角形Mを相似性のある縮小した四角形に変換する。なお、パターン、絵柄を太らせたい/細らせたいときには、オペレータの操作によってスケールを拡大/縮小するように構成してもよい。
距離Lは、補正四角形Z2を求めるための補正量を表し、基板SWの変形量に基づいて求められる。ここでは、基板変形後に計測されたアライメントマークAM0〜AM3の位置座標と、あらかじめデータとして記憶された基板変形前のアライメントマークの位置座標との差により求められる。あらかじめいくつかの距離Lが用意され、基板の変形具合に合った距離Lが決定される。なお、基板SWに応じた距離Lをオペレータが設定するように構成してもよい。例えば、パターンを積層する場合、拡大量が定められれば、積層するたびにその値を入力すればよい。
図10は、第2の実施形態における描画処理のフローチャートである。図11は、変形四角形と補正四角形の頂点の位置座標を示した図である。
ステップS201において描画データが受信されると、ステップS202では、計測されたアライメントマークAM0〜AM3の位置座標が検出される。そして、ステップS203では、計測されたアライメントマークAM0〜AM3の位置座標に基づいて、補正量Lが決定される。
ステップS204では、スケール変換によって補正四角形Z2が求められ、描画データが補正される。変形四角形Mの辺MM0〜MM3それぞれから垂直方向に補正量Lだけ拡大/縮小し、補正四角形Z2を構成する4つの辺ZM0〜ZM3を形成する。なお、ここでは、説明を簡単にするためオフセット量は省略しているが、オフセット量OFFX、OFFYが存在する場合、各頂点M0〜M3の位置座標に対してオフセット量OFFX、OFFYの補正を行えばよい。
まず、変形四角形Mの辺MM0〜MM3の傾きを求め、各辺を通る直線式を算出する。辺MM0、MM1、MM2、MM3を通る直線は、以下の式によって表される。

Y=a0×X+b0
Y=a1×X+b1
Y=a2×X+b2
Y=a3×X+b3
・・・(9)
ただし、
a0=(MY1−MY0)/(MX1−MX0)
a1=(MY1−MY2)/(MX1−MX2)
a2=(MY2−MY3)/(MX2−MX3)
a3=(MY0−MY3)/(MX0−MX3)
b0=MY0−a0×MX0
b1=MY1−a1×MX1
b2=MY2−a2×MX2
b3=MY0−a3×MX3
補正四角形Mの辺MM0〜MM3補正量Lだけそれぞれ平行移動させたときの直線式は、以下の式によって求められる。

Y=a0×X+B0
Y=a1×X+B1
Y=a2×X+B2
Y=a3×X+B3
・・・(10)
ただし、
B0=b0+L×(1+a01/2
B1=b1+L×(1+a11/2
B2=b2−L×(1+a21/2
B3=b3−L×(1+a31/2
そして、求められた4つの直線の交点h0(mx0,my0)、h1(mx1,my1)、h2(mx2,my2)、h3(mx3,my3)、すなわち補正四角形Z2の頂点が、次式によって求められる。

mx0=(B0−B3)/(a3−a0)
my0=a0×MX0+B0
mx1=(B1−B0)/(a0−a1)
my1=a1×MX1+B1
mx2=(B2−B1)/(a1−a2)
my2=a2×MX2+B2
mx3=(B3−B2)/(a2−a3)
my3=a3×MX3+B3
・・・・(11)
4つの直線の交点h0(mx0,my0)、h1(mx1,my1)、h2(mx2,my2)、h3(mx3,my3)が求められることによって、矩形、平行四辺形でない変形四角形Mをそのまま縮小/拡大した補正四角形Z2が求められる(図11参照)。なお、(10)式では、傾きa0、a2が負である場合の式を表している。傾きa0〜a3の正負に応じて(10)式を修正すればよい。ステップS204が実行されると、ステップS205では、補正描画データによって描画処理が行われる。
図12は、基準矩形Z0および補正四角形Z2における描画データの位置関係を示した図である。補正四角形Z2が求められると、以下に示すように、基準矩形Z0における描画データの相対的位置関係に基づいて描画データの補正が行われる。
図12に示すように描画データの位置座標をP(x、y)とした場合、基準矩形Z0の各辺に対する内分比XSC、YSCが求められる。具体的には、頂点D0を基準点として位置座標PのX方向長さD’Xを求め、辺DD0、DD2の長さに対するX方向長さの比(以下、内分比という)XSCを求める。同様にY方向に関しても、辺DD1、DD3の長さに対する頂点D0からのY方向長さD’Yから内分比YSCを求める。
内分比XSC、YSCを求めると、補正四角形Z2に対してその内分比XSC、YSCに応じた位置P’を定め、その位置P’を描画データの補正位置として定める。具体的には、辺ZM0、ZM2の長さに対する内分比XSCの位置にある点T0、T2を求め、また、辺Zm1、ZM3の長さに対する内分比YSCの位置にある点T1、T3を求める。そして、点T0、T2を通る直線と点T1、T3を通る直線との交点を、補正位置座標P’と定める。
このように、第2の実施形態では、変形四角形Mをあらかじめ定められた補正量Lに基づいてスケール変換し、相似性のある補正四角形Z2を定める。そして、基準矩形Z0における位置座標Pの相対的位置を内分比として求めた後、補正四角形Z2においてその相対的位置に対応する描画位置を求め、描画データの補正位置座標として定める。その結果、パターン描画領域どの部分においても、基板SWの変形具合に合った描画データ位置の補正が行われる。
なお、基板SWの表裏を間違えないようにするため、基準矩形Z0の代わりに、平行四辺形、台形、あるいはそのいずれでもない四角形を基準形状としてアライメントマークを設定してもよい。この場合も各辺における内分比を求めればよい。
また、補正四角形Z2の算出は、上記以外の計算方法によってもよい。図13は、変形四角形と補正四角形の相似関係を示した図である。a=dy/dxとすると、a=KM/Lとなる。したがって、以下の式が導かれる。
=L+KM=L+aL
B=L(1+a1/2
・・・・(12)

これによって、平行四辺形状でもない描画領域に対しても、基板の変形に即した描画位置座標の補正を行うことができる。
描画データとしては、ベクタデータ以外のデータであってもよい。また、DMD以外の空間光変調デバイスを用いてもよく、さらに、AOMなどの光変調素子でレーザービームを走査させる構成であってもよい。そして、直接パターンを形成する描画装置だけでなく、コンタクト露光方式などマスク、レチクルを使用する露光装置にも適用してもよい。この場合、基板変形に合わせてマスクに圧力を付加し、変形させればよい。
第1の実施形態である描画装置を模式的に示した斜視図である。 基板を示した図である。 描画装置に設けられた描画制御部のブロック図である。 基準となる描画領域全体と、変形した描画領域を示した図である。 変形した描画領域と、それを補正した領域を示した図である。 描画処理のフローチャートである。 基板変形前の基準矩形の座標を示した図である。 基板変形後の変形四角形Mの座標を示した図である。 第2実施形態における変形四角形の補正を示した図である。 第2の実施形態における描画処理のフローチャートである。 変形四角形と補正四角形の頂点の位置座標を示した図である。 基準矩形および補正四角形における描画データの位置関係を示した図である。 変形四角形と補正四角形の相似関係を示した図である。
符号の説明
10 描画装置
13 CCD
22 DMD
30 描画制御部
SW 基板
Z0 基準矩形
M 変形四角形
Z1、Z2 補正四角形

Claims (9)

  1. 露光対象に対して規定される座標系に基づいた位置座標情報をもつ描画データに従ってパターンを投影する露光装置であって、
    基準四角形の頂点を構成するように前記露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、前記露光対象が変形した状態で計測可能な計測手段と、
    計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する補正手段と、
    補正された描画データに基づいて露光動作を実行する露光手段とを備え、
    前記補正手段が、前記露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように前記変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、前記基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、前記補正四角形において描画データを補正し、
    前記補正手段が、前記基準四角形において描画データ位置から求まる各辺の内分比に基づいて、描画データを補正することを特徴とする露光装置。
  2. 前記変形量が、前記露光対象の全体的な収縮もしくは膨張の程度に基づいていることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記補正手段が、前記基準四角形において描画データ位置から各辺に対する内分比を求め、規定された前記補正四角形に対してその内分比に応じた位置を、描画データの補正位置として定めることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、前記露光対象が変形した状態で検出する測定手段と、
    計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する補正手段とを備え、
    前記補正手段が、前記露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように前記変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、前記基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、前記補正四角形において描画データを補正し、
    前記補正手段が、前記基準四角形において描画データ位置から求まる各辺の内分比に基づいて、描画データを補正することを特徴とする描画データ補正装置。
  5. 露光装置を、
    基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、前記露光対象が変形した状態で検出する測定手段と、
    計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する補正手段として機能させ、
    前記露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように前記変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、前記基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、前記補正四角形において描画データを補正するように、前記補正手段として機能させ
    前記基準四角形において描画データ位置から求まる各辺の内分比に基づいて、描画データを補正するように、前記補正手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 基準四角形の頂点を構成するように露光対象にあらかじめ設けられた4つの計測用指標の位置を、前記露光対象が変形した状態で検出し、
    計測された4つの計測用指標を頂点とする変形四角形に基づいて、描画データの位置座標を補正する描画データ補正方法であって、
    前記露光対象の変形量に基づいて、相似性を維持するように前記変形四角形を拡大もしくは縮小した補正四角形を規定し、前記基準四角形における描画データの相対的位置に対応するように、前記補正四角形において描画データを補正し、
    前記基準四角形において描画データ位置から求まる各辺の内分比に基づいて、描画データを補正することを特徴とする描画データ補正方法。
  7. 前記補正手段が、前記変形四角形の頂点位置座標と、あらかじめデータとして記憶された前記基準四角形の頂点の位置座標との差に基き、前記変形四角形と前記補正四角形との各辺の距離を表す補正量を算出し、算出された補正量によって前記補正四角形を規定することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  8. 前記補正手段が、あらかじめ用意された幾つかの距離の中から、前記露光対象の変形具合に応じた距離を決定することを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
  9. 前記露光装置が、露光対象に対して直接パターンを形成する描画装置であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。

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