JP5449619B2 - ローラ装置 - Google Patents

ローラ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5449619B2
JP5449619B2 JP2013510569A JP2013510569A JP5449619B2 JP 5449619 B2 JP5449619 B2 JP 5449619B2 JP 2013510569 A JP2013510569 A JP 2013510569A JP 2013510569 A JP2013510569 A JP 2013510569A JP 5449619 B2 JP5449619 B2 JP 5449619B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traverse
roller
medium
roller device
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013510569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013526413A (ja
Inventor
ホーフェシュテット・エーリヒ
ヨーネン・ペーター
ミッデルドルフ・ヘルゲ
オルゲメラー・インゴ
Original Assignee
エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト filed Critical エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2013526413A publication Critical patent/JP2013526413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5449619B2 publication Critical patent/JP5449619B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/12Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
    • B22D11/128Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ for removing
    • B22D11/1287Rolls; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/12Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
    • B22D11/128Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ for removing

Description

本発明は、ローラ軸方向に延在するトラバースに設けられた少なくとも1つのローラを備えるローラ装置に関する。このような複数のローラユニットは、例えば鋳造機のストランドガイドに、特に完全な鋳造弧又は個々のセグメントに編成され得る、又は、ドライブローラ、搬送ローラ又は強制ローラとして形成され得る。
トラバースに支承されたローラセグメントを有するローラ装置が公知である。
特許文献1から、それぞれのローラを支承する軸受ハウジングが、別個のチューブラインを介して供給される冷却剤によってそれぞれ冷却可能である、連続鋳造装置用のストランドガイドが公知である。
特許文献2は、それぞれのローラセグメントの軸受ハウジングが、別々に引き込まれたチューブラインによって冷却剤を供給される、連続鋳造装置内のローラセグメントを冷却するための装置を示す。
特許文献3から、複数のローラ以外に、スラブの2次冷却のために考慮されたトラバース要素も有するストランドガイド要素が公知である。
別々のチューブラインを介する冷却剤供給を使用するこれら公知の解決策の欠点は、これらチューブラインが、鋳造機内の高い温度負荷と破損の危険とに基づいて、特に故障し易いことである。
個々のセグメントを修理する必要がある場合、又は、それぞれのローラ装置の順番の交換を行なう場合、これらローラ装置は、それぞれ、別々に取り付けるべきチューブラインシステムと接続する必要があり、これが、修理時間、保守コスト及びシステム障害を、著しいレベルに維持する。
独国特許第26 37 179号明細書 特開平08−168859号公報 欧州特許第1 355 752号明細書
本発明の課題は、従来技術から出発して、本発明の課題は、鋳造機内のローラ装置もしくはセグメントの装置任意処理力と信頼性とを向上させることにある。
この課題は、請求項1の特徴を有するローラ装置によって解決される。
相応に、トラバースと、ローラ軸受を介してトラバースに支承された少なくとも1つのローラ要素とを有するローラ装置が設けられている。本願によれば、トラバース内に、少なくとも3つの異なった媒体用の配管手段が設けられている。配管手段は、特に、ローラ軸受の冷却用の冷却媒体、ローラの冷却用の冷却媒体及びローラ軸受を潤滑するための潤滑剤を導くために設けられている。
媒体との概念には、本願では、ローラ装置に供給し、このローラ装置から部分的に排出する必要のある異なった冷却媒体及び潤滑剤以外に、センサ及び切換装置用の電力供給装置とデータバスも含まれると理解する。換言すれば、本願での媒体との概念には、稼働中のローラ装置に供給され、ローラ装置から排出される全ての作動手段及び制御手段が含まれると理解するということである。
内部を、配管手段を介して少なくとも3つの媒体が案内される、即ち、例えば、軸受冷却用の冷却媒体、ローラ内部冷却用の冷却媒体、潤滑剤、2次冷却用の冷却媒体、空気圧制御用の圧縮空気媒体、油圧制御用の油圧媒体、電力供給用の媒体、センサの信号案内用の媒体等が案内されるこのようなトラバースを有するローラユニットを形成することにおいて有利であるのは、それぞれの配管手段が、トラバース内で非常に保護されて延在し、相応に、外側を案内される配置物に対して別個のチューブラインが、高い信頼性と装置の任意処理力を可能にすることである。更に、修理作業時に、別個のチューブラインの接続のための、例えば各軸受に対する冷却媒体の給排のための、付加的な取付け行程が廃止される。
軸受冷却、ローラ内部冷却及び/又は2次冷却用の冷却媒体は、1成分冷却とすること、例えば水とすることや、2成分冷却とすること、例えば水/空気混合物とすることができる。当然、冷却媒体として、他の成分混合物も、多成分混合物も使用できる。
ローラ軸受の冷却用の冷却媒体、ローラ内部冷却用の冷却媒体、ローラ軸受を潤滑するための潤滑剤、2次冷却(例えば1成分又は2成分冷却)用の冷却媒体、油圧制御ライン用の油圧媒体、空気圧制御ライン用の圧縮空気媒体、電気エネルギ供給用のライン媒体、電気制御信号用のライン媒体、電気測定信号用のライン媒体、光学測定信号用のライン媒体、又は、電気及び/又は光学バスシステムの内の少なくとも1つの媒体を導くためのそれぞれ1つの配管手段が設けられている場合が好ましい。このようにして、それぞれの媒体の供給の相応の簡素化が得られる。
別の好ましい実施形態では、トラバース内に、ローラ内部冷却用の冷却媒体、2次冷却(例えば1成分又は2成分冷却)用の冷却媒体、油圧制御ライン用の油圧媒体、空気圧制御ライン用の圧縮空気媒体、電気エネルギ供給用のライン媒体、電気制御信号用のライン媒体、電気測定信号用のライン媒体、光学測定信号用のライン媒体、又は、電気又は光学バスシステムの内の少なくとも1つの媒体を導くための少なくとも1つの配管手段が設けられている、トラバースと、ローラ軸受を介してトラバースに支承された少なくとも1つのローラ要素とを有する、特に鋳造機のストランドガイドをするセグメントを形成するためのローラ装置が設けられている。トラバース内に直接これら“新しい媒体”を導くことにより、ローラ要素の組立及び信頼性に関する新たな可能性が開ける。
別の好ましい実施形態では、トラバース内に、少なくとも1つの媒体を導くための少なくとも1つの配管手段が設けられており、ローラ装置が、鋳造機のストランドガイドをするセグメントを形成するために設けられている、トラバースと、ローラ軸受を介してトラバースに支承された少なくとも1つのローラ要素とを有するローラ装置が提案される。
これまでは、ローラトラバース(ローラが取り付けられたトラバース)は、鋳造弧内だけで使用され、セグメント内では使用されなかった。鋳造弧内では、ローラは、トラバースと共に別々に取外し可能である必要があるが、それは、鋳造弧の解体が、常に長い停止を、これにより生産損失を意味するからである。鋳造弧内のローラを支持するための支持トラバースが、鋳造方向に配設されているので、ローラトラバースは、ローラを支持するために比較的大きい抵抗モーメントを有するが、この抵抗モーメントは、セグメント内に取り付けられる媒体トラバースの抵抗モーメントよりも明らかに大きい。
媒体トラバース上のローラは、これまで、連続鋳造装置の鋳造弧内だけで使用されているが、セグメント内では使用されていない。ここで、より明確な区別のために、以下のことを定義しておく。
垂直型装置:ストランドが完全凝固しているべき最大の位置までのストランドガイドの全てのローラ対が、垂直に上下に配設されている。
(円)弧型装置:鋳型の銅プレートと大部分のローラ対が、ジオメトリ的に円弧上に配設され、この円弧が、約90°の角度を描く。鋳造方向で、円弧に、鋳造されたストランドを矯正し、ストランドガイドの真直ぐな水平部分に引き継ぐ矯正ローラ対が続く。
垂直曲げ型装置:前記両装置タイプの組合せであり、鋳型プレートと第1のローラ対が垂直に重なり合っており、ストランドは、その後、ローラ対によって円弧に曲げられる。この弧部分の後に、再び、鋳造されたストランドを矯正し、ストランドガイドの真直ぐな水平部分に引き継ぐ矯正ローラ対が続く。
鋳造弧(ストランドガイド):鋳造弧は、古い構造形式であり、この古い構造形式は、例えば垂直曲げ型装置で使用された(及び使用される)もので、ストランドガイドの、円弧内に位置する装備の完全な成分が、機械構造に関して鋳造弧内にまとめられており、これは、ローラ対の数が、典型的に25〜45個のローラ対のオーダー内にあるということを意味し;ローラトラバースを有するローラのための鋳造弧の支持が、鋳造方向に配設された支持トラバースを介して行なわれ;ローラトラバースを使用する場合、ローラトラバースが、比較的大きい抵抗モーメントで(大きい高さ、例えばArcelor Mittal Steel Eisenhuettenstadtの場合は厚さ100mm)ローラを支持するために形成されている(非常に頑丈な構成)。
セグメント(ストランドガイド):ストランドガイドの新しい構造形態:ローラ対の数は、ストランドガイドの弧部分に最大10個で、垂直部分又は曲げ部分に最大14〜16個(特に小さいのローラ直径の場合)であり;弧部分には、常に複数のセグメントが存在し;セグメント内のローラのための支持トラバースは、ローラボディの下に位置し、これは、支持トラバースが、鋳造方向に対して垂直に位置することを意味する。ローラのためのチューブラインの案内は、通常は、支持トラバースに沿って行なわれ;ローラは、装置内で交換されるのではなく、セグメント作業場内で行なわれ;このため、装備の完全なセグメントが交換される。この場合、セグメントのアッパフレームとアンダフレームがユニットを構成し;ストランドガイドからのセグメントの取外しは、常に上に向かって行なわれる。
弧セグメント(ストランドガイド):セグメントのように最大10個のローラ対を有し、ローラ対は、ジオメトリ的に円弧区間上に配設されている。
トラバース内の孔、特に深孔の形態、トラバース内のカバーによって閉鎖可能な通路の形態、及び/又は、トラバース内に配置されたチューブラインの形態の媒体用の配管手段が設けられている場合が好ましい。
このようにして、ローラ装置は、完全なモジュールとして構成でき、相応にトラバース内に案内される媒体用の配管手段は、事前組立てされた状態で既に完全に試験及び事前調整できる。このようにして、セグメントは、短時間及び少ない費用で再び修理できる。例えば、生じ得る損傷を受けた1つのローラ装置、例えば14個のローラ装置の1つに含まれるセグメントは、簡単に交換できる。ローラ装置が、事前組立て、事前試験及び事前調整されているので、セグメント内のローラユニットの交換は、円滑に行なうことができる。相応に、セグメント作業場内での修理費用と修理時間は、従来のセグメントに対して低減できる。
トラバース内に、少なくとも1つの別の媒体用の付加的な配管手段が、特に2次冷却(1成分冷却又は2成分冷却)の冷却媒体を導くため、電力の供給のため、及び/又は、センサ又は切換要素用の信号を案内するために設けられるように、ローラ装置が構成できる場合が好ましい。ローラ装置内に必要な全ての媒体用の全ての給排ラインが、完全なモジュール検査の実施、トラバース内の全ての配管手段の保護下の収容、及び、モジュールの簡単な取付けを可能にするために、トラバース内に案内される場合が好ましい。
迅速な組立てと簡単な整備を得るために、トラバース内の配管手段と連通するそれぞれの媒体接続部が、トラバースの端面、長辺面又は背面に設けられている。このようにして、例えば、ローラ装置をセグメントのそれぞれのサポートスタンドにネジ固定し、その後、それぞれの給排ライン、例えば冷却媒体回路、グリース回路、電力供給、センサ及び切換え装置の給排ラインを、相応の媒体接続部にカップリング装置を簡単に接続するだけで、トラバースと接続することが可能である。この場合、トラバースは、媒体接続部がトラバースをセグメントスタンドに取り付けることによって既にそれぞれの供給ラインと自動的に連結されるように、形成できる。
効率的な接続装置は、例えば、適当なカップリング要素を介して、例えばハイブリッドコネクタ、面シールを有するウォータクランピングプレート、両側にOリングを有する接続チューブ等を介して、得ることができるので、それぞれの給排ラインのローラ装置への接続は、簡単かつ確実に行なうことができる。差込み要素、カップリング要素及び連結要素は、少なくとも2つの媒体を同時に案内できるように形成されている場合が好ましい。このようにして、それぞれの接続は、更に効率的に実施できるが、これは、カップリング工程の数も低減できるからである。
トラバース内のそれぞれの媒体通路の簡単な整備を可能にするため、これら媒体通路は、フライス加工した通路として設けることができるが、これら通路は、例えばトラバースの背面、即ちトラバースの、スラブとは反対の側を、カバーによって閉鎖されているので、整備もしくは清掃のためには、それぞれの冷却媒体通路を整備するために、このカバーを開放する必要があるに過ぎない。しかしながらまた、内部に配管手段が配置された開放した通路もしくはシリコンでシールした通路を設けてもよい。開放した通路もしくはシリコンでシールした通路は、トラバースの、スラブとは反対の側、即ちトラバースの“背面”に設けられている場合が好ましい。別の好ましい実施形態では、トラバースに沿って延在する、トラバースと不動に結合された配管手段が設けられている。
トラバース内にそれぞれの媒体通路を配設することにより、従来技術によればトラバース外に配置されていた、もしくは、トラバース幅全体を超えて引き込まれていた別々のチューブライン及びケーブルが、もはや、外側の軸受ハウジング間の危険にさらされた領域に配置されないので、このようにして、破損もしくはそれぞれの鋳造機内の高い放射熱により損傷を受ける危険が低減できる。
更に、トラバース内に媒体通路を配設することにより、小さいローラ直径と相応に小さい鋳造半径を有する弧セグメントを形成することも可能になるが、これは、これまで、引き込むべきチューブラインが多数であることに基づいて、複雑で故障し易いものであった、もしくは、溶接作業を実行するための到達性がないことに基づいて一般に可能でなかった。本願のトラバースにより、例えば4000〜5000mmの小さい鋳造半径を有する鋳造機も形成でき、ローラは、例えば120mm〜180mmの小さいローラ直径も許容する。
提案した形態でトラバースを形成することにより、セグメントフレームにトラバースを取り付けることによって支持トラバースを廃止できることも、有利であるが、これは、その場合、支持トラバースは、トラバースによって形成されるからである。相応に、セグメントフレームでは、それぞれ第2の又はそれぞれ第3の支持部材が廃止できる。
更に、トラバース内にそれぞれの配管手段を案内することにより、内部に多数の、例えば7つのローラ装置を収容すべきセグメントフレーム構造を明らかに簡素化することが得られるが、それは、トラバースを鋳造方向に相前後してカップリングする際に、冷却媒体回路又は信号ラインのために別々のチューブライン接続部を設ける必要がないか、少なくとも、これまで必要であった範囲内に入っていないからである。
トラバース内の媒体供給分配装置内には、異なった測定課題、例えば軸受荷重、軸受温度、ストランド温度、冷却媒体温度、貫流量、圧力、湿度等のための種々の信号ラインが収容できる。その場合、これら測定信号は、中央の箇所から、例えばトラバースの端面、長辺面の一部又は背面から、例えば多機能コネクタ、インテリジェントコネクタ、データバスコネクションを介して又は他の効率的なやり方で利用でき、それぞれのセンサへの信号ラインをトラバースのハウジング外に配置する必要はない。この場合、相応に、ラインガイドが、効果的に形成でき、相応の信号ラインは、もはや鋳造ラインの熱的及び機械的な危険にさらされる領域に存在しない。
更に、ここで有利なことは、ローラ装置のセンサが、モジュール状態で、即ちローラ装置がセグメントに取り付けられる前に、既に、完全に事前組立て、事前試験及び事前調整できることであるが、それは、ローラ装置が、自己完結型のシステムを形成できるからである。この場合、異なった媒体用の個々の配管手段は、同様に完全に機能を検査できる。モジュール構造と完全な機能検査により、それぞれのセグメントへの取付け時間は著しく低減できる。
別の好ましい形成では、2次冷却用の媒体回路が、同様にトラバース内に収容できる。このため、有利なことに、ノズル用の配水チャンバが、ローラライン内に設けられており、更に、個々のノズルの起動及び停止を可能にするため、例えば異なったストランド幅に対する2次冷却を行なうために、切換え弁をトラバース内又はトラバース上に設けることができる。
2つのトラバースを並べて押し込む際に、隣接したトラバースのそれぞれの媒体接続部の接続が行なわれ、これにより、相応の配管手段が媒体接続部介して互いに接続されるように、それぞれのトラバースの長辺面に配管手段用のそれぞれの媒体接続部を設けることが有利である。このようにして、例えば、最初のローラユニットから最後のローラユニットまでの冷却回路は、一貫して、あたかも直列回路のように形成することができ、このために、セグメント内に位置するトラバースに別個の配管を行なう必要はない。換言すれば、最初のローラ装置に冷却剤供給ラインを接続することができ、次に、冷却剤が、相並んで位置するローラ装置を貫流し、最後のローラ装置に、冷却剤排出口が接続されるということである。このようにして、外から引き込むべき接続部の数は、更に劇的に低減できる。このような構造は、当然、媒体接続部によってそれぞれのローラ装置間で引き渡すことのできる測定信号のためにも考えられるので、セグメントの全てのローラユニットの信号を利用できるようにするためには、1つのセグメントの一つの側に唯一の測定バスを設けるだけで十分とすることができる。
しかしながら、この関係で、冷却剤温度に基づいて、例えばローラ内部冷却又は軸受冷却の領域で、複数の接続部をセグメント内に設けることが必要となることがあるが、それは、貫流容量が、従って冷却媒体の容量が、制限されているからである。相応に、トラバースの幅を超えて常に再び新たな冷却媒体が、一定の冷却効率を可能にするために供給される。しかしながら、同じ冷却剤がトラバースの全てのローラを通過する、個々のローラの直列回路は、冷却剤容量を相応に設定した場合に、同様に得ることができる。例えば、2次冷却剤が供給される領域には、この問題がないので、2次冷却は、直列回路として形成でき、即ち、これは、セグメント開始部における接続部だけが、2次冷却用の供給部として設けられるということを意味する。
相応に、個々のローラ装置が、1つの媒体回路又は複数の媒体回路に関して直列に接続できる場合が、有利である。
可動側を、即ちセグメントのアッパフレームを、トラバースは、ジオメトリ的な形成によって、トンネル冷却チャンバ板の少なくとも一部を置き換えるように形成できる。これは、特に、個々のローラ装置間の間隔が小さくなるように、トラバースの横方向、即ち鋳造方向(それぞれのローラ軸に対して垂直)のトラバースの形成が設定されていることによって、得られる。相応に、2次冷却によって発生した水蒸気は、それぞれの吸引装置を介して効率的に排出でき、相応の送風機は、それほど大きく寸法設定する必要はない。それは、トラバース間の隙間を通って引き込まれるフォールスエアの割合が、少ないからである。このようにして、更に、トラバース間に、それぞれの冷却チャンバを形成するための別個の溶接板を設けることが省略できる。これによっても、それぞれのセグメントの整備行程時及び組立時に、組立ての効率を明らかに向上させることができる。
トラバース上にローラ軸受によって取り付けられた複数のローラ要素を有するローラ装置の概略的な斜視図 7つのローラ装置を支持する可動側のセグメントの概略的な側面図 固定側と、図2によるセグメントを有する可動側 図2のセグメントの横からの概略的な詳細図 トラバースの、スラブとは反対の側から見た複数のローラ装置を並列させたものの概略的な斜視図 図5によるローラ装置を並列させたものの横からの概略的な断面図 図1によるローラ装置の断面図 ローラ内部冷却用のレイアウトの概略 中間軸受冷却用のレイアウトの概略 外部供給部を有する第1の実施形態の2次冷却の概略 供給ラインがトラバース内を案内される第2の実施形態の2次冷却の概略 作用幅を制御するために異なった2つの供給路を有する2次冷却の概略
以下で、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。この場合、各図中の同じ要素は、同じ符号を備え、それぞれの要素の繰り返しの説明を部分的に省略する。
図1は、それぞれローラ軸受20,22に支承された3つのローラ要素10を有するローラ装置1の概略的な斜視図を示す。この場合、2つのローラ軸受22が、ローラ装置1のそれぞれの外側に設けられ、ローラ軸受20が、中間軸受として設けられている。ローラ軸受20,22は、トラバース30と結合されているので、ローラ要素10、ローラ軸受20,22及びトラバース30が1つのモジュールを生じさせる。トラバース30は、ローラ要素10のローラ軸の方向に延在する。このモジュール式のローラ装置1は、図1に示したように事前組立て及び事前調整することができるので、ローラ装置1は、モジュールとして、上位の機械ユニット、例えば鋳造装置のセグメントに取り付けることができる。
トラバース30は、その端面32に、トラバース30内に設けられた、ローラ軸受20,22の冷却をするための第1の媒体回路と、ローラ要素10の内部冷却をするための第2の媒体回路と、ローラ軸受20,22への潤滑剤の供給をするための第3の媒体回路のための配管手段と連通する媒体接続部40を有する。トラバース30の向かい合う端面32には、同様に、このような媒体接続部40が設けられている。形成に応じて、1つの面に冷却回路の冷却媒体のためのそれぞれの供給口を設け、反対側の面に冷却媒体のためのそれぞれの排出口を設けること、又は、トラバースの1つの面に、トラバースの一方の面に、トラバースの一部のための供給口と排出口を設け、他方の面に、トラバースのそれぞれ別の領域のためのそれぞれの供給口と排出口を設けること、ができる。
別の媒体接続部42が、トラバース内に設けられた、2次冷却用の冷却媒体として使用される水を供給するための配管手段と連通する。2次冷却のため、水は、スラブの冷却を得るために、トラバースに設けられたノズル50からスラブに作用される。2次冷却媒体用の配管手段と連通する媒体接続部42は、この実施形態では、トラバースの長辺面34に設けられている。別の実施形態では、媒体接続部42が、軸受冷却又はローラ内部冷却用の媒体接続部としても使用することができる。これは、特に、トラバース30内に延在する配管手段のレイアウトに依存する。
データバスの形態で形成された別の媒体接続部44は、トラバース30の長辺面34に設けられている。ローラ装置1内には、異なった運転パラメータを測定するための、例えばローラ装置内の異なった箇所の冷却剤温度を測定するため、軸受荷重、軸受温度、ストランド温度、貫流量、圧力、湿度等を測定するためのセンサが設けられている。更に、2次冷却の例えば異なった区間の開閉をするための切換え装置も設けることができる。媒体接続部44を介して、センサの相応の信号と相応の切換え命令が伝達でき、センサ及びスイッチ用の電力供給を行なうことができる。
異なった媒体、即ち、軸受冷却をするための第1の冷却回路の冷却媒体、ローラ要素10の冷却をするための第2の冷却回路のための冷却媒体、スラブの2次冷却をするための第3の回路の水、軸受20,22の潤滑をするための潤滑剤、油圧制御又は空気圧制御のための油圧媒体又は圧縮空気媒体、個々のデータライン、切換えライン、センサライン、及び、ローラ装置1内に存在するセンサ及び切換え要素のための電力供給ラインは、示した実施例では、全て、トラバース30内を案内されている。これは、例えば、配管手段として、相応の深孔が、これら深孔を経て信号ラインを配置するために、トラバースの中実材料に形成されることによって得られる。トラバース幅が大きい場合でも深孔を形成できるようにするため、孔は、2つの面から形成してもよい。液状及びガス状の媒体、例えば、ローラ軸受冷却回路とローラ内部冷却回路の冷却媒体は、同様にトラバース30内の深孔内を案内できる。潤滑剤も、このような深孔内を案内できる。
選択的な実施形態では、媒体用の配管手段が、カバーによって閉鎖された、中実材料にフライス加工した媒体通路内を案内される。カバーで閉鎖されたフライス加工した冷却媒体通路の提供は、例えば、冷却剤通路が整備のために簡単に開放でき、相応に清掃できるとの利点を有する。これは、深孔の場合には、それほど簡単には可能でない。信号ライン、制御ライン及び電力供給ラインも、このようなフライス加工した通路内に簡単に挿入できる。加えて、フライス加工した媒体通路は、更に、個々のセンサ位置への簡単な到達を可能にする。
ローラ軸受20,22に供給される潤滑剤用の通路は、同様に、深孔又はカバーを備えた、トラバースにフライス加工した通路として形成できる。この場合、合目的に、各ローラ軸受20,22のために、それぞれ1つの専用の潤滑剤通路が設けられているので、潤滑剤、例えば潤滑剤分配器から供給されるオイル−空気混合物は、個々のローラ軸受20,22にそれぞれ個々に分配できる。
ローラ装置1の図1に示した実施例では、全ての媒体が、トラバース内の配管手段内を案内されるのではあるが、当然、媒体の一部だけをトラバース内の配管手段内を案内し、幾つかの媒体を、従来技術から公知であるように、トラバース外を案内することも可能である。これについての決定は、特に、トラバースの本来所望される形成、特にその容積次第である。比較的小さい容積のトラバースには限定された数の媒体通路しか形成できないことは、自明である。しかしながらまた、本発明と関係して、トラバースに沿って案内され、トラバースと不動に結合された配管手段も、“トラバース内に”位置するものと見なすべきである。この場合、相応に、配管手段は、トラバースに属するものと見なされる。例えばトラバースに沿って案内され、トラバースと不動に結合された通路の形態の配管手段が設けられる場合は、この配管手段は、トラバース内に存在するものと見なされる。トラバースに沿って案内され、トラバースと不動に結合された媒体ライン、例えば電気制御信号油圧制御信号を伝送するための制御ラインも、トラバース内に存在するものと見なされる。
この関係で重要なことは、少なくとも3つの異なった媒体用の配管手段、即ち、例えば、軸受冷却をするための冷却剤用の通路、ローラ冷却をするための冷却剤用の通路、及び、潤滑剤供給用の孔がトラバース内に収容されるのか、“新しい媒体”、即ち、例えばローラ内部冷却用の冷却媒体、2次冷却(例えば1成分冷却又は2成分冷却)用の冷却媒体、油圧制御ライン用の油圧媒体空気圧制御ライン用の圧縮空気媒体、電気エネルギ供給用のライン媒体電気制御信号用のライン媒体電気測定信号用のライン媒体、光学測定信号用のライン媒体、又は、電気又は光学バスシステム用の少なくとも1つの配管手段が、トラバース内に設けられているか、のどちらかであることである。
相応に、以前は別々のチューブラインを介して外から供給された大部分の媒体が、トラバース30内のそのそれぞれの目的地への相応の通路及び孔によって案内される。これは、一方で、ローラ装置1がモジュールとして取付けできることから、それほど多くの作業ステップをローラ装置1の取付けのために必要でないので、ローラ装置1の組立時の利点を有する。モジュールとしての、特に装備を完全に事前組立てされ、事前検査され、方向調整されたモジュールとしての取付けにより、スタンドへのモジュールの取付け後には、もはや、それぞれの媒体供給部を、モジュールに設けられた媒体接続部と接続することしか必要ない。相応のカップリングは、スタンドへのトラバースの取付け時には既に、自動的に行なうことができる。これは、特に、接続部材、例えばコネクタ、カップリング要素及び連結要素、又は、問題なく接続すべき同様の装置を介して行なうこともできる。
他方で、トラバース内の媒体の個々の供給部材は、機械的な侵害、破損及びローラ装置の運転時に生じ得る他の障害に対して保護されている。これにより、信頼性が、明らかに向上させられる。更に、モジュールは、取付け前に試験及び調整できる。
それぞれ使用される媒体と、それぞれのローラ装置1のそれぞれの別の適用形式とに依存して、相応の接続部40,42及び44が、トラバース30の異なった位置に配設できる。図1に模範的に示した装置構成は、図5に概略的に示した形態の個々のローラ装置1が、上位の機械ユニット、例えばセグメントへの取付け時に、相応のセグメントを形成するために、エンドツーエンド式もしくはトラバース30ツートラバース30式に相並んで接合される場合が有利である。この場合、以下では図5に示した実施例に対してもう一度詳細に説明するように、トラバース30の長辺面34に少なくとも2次冷却媒体用の接続部42とデータバス用の接続部44を配設することが有利である。即ち、これにより、個々のトラバースを並べて押し込む際に、あたかも自動的にそれぞれの媒体回路の互いの接続が得られる。換言すれば、ここでは、並列させたトラバースに関して、幾つかの配管手段のために、別個の配線作業又は配管作業を行なうことが完全に省略できる、ということである。それぞれのトラバースを並べて接合するだけで、相応の媒体接続部を介する配管手段のそれぞれの接続が得られる。このようにして、更に効率的な組立てを得ることができ、それぞれのトラバースでの個々の媒体ライン間の接続部が、安全な位置で保護されるようにトラバース間に配設されている。
個々の媒体接続部は、この実施形態では、相応に一種の直列回路内に存在する。このような直列回路は、例えばバスラインの場合は、完璧に問題ないが、それは、ここでは非常に多くの信号が同じバス上で搬送できるからである。2次冷却媒体の場合は、直列回路が、同様に問題なく可能であるが、それは、2次冷却媒体が、鋳造方向に沿って本質的に加熱されず、相応に、1つのセグメントの最初のローラ装置から最後のローラ装置までの2次冷却媒体の一貫した流れが実現可能であるからである。
ローラ軸受20,22の冷却とそれぞれのローラ要素10の冷却に関して、このような直列回路は、ローラ装置1によってまた可能にできる。しかしながら、ここでは、著しい熱量を冷却液を介して導き出す必要があることに、注意すべきである。相応に、直列回路の場合は、相応の直列回路内の最後のローラ装置のために、もしかすると、冷却媒体の加熱が既に進行したことに基づいて、十分な冷却効率がもはや提供されていないことも生じ得る。相応に、図1の例で、特にローラ軸受20,22用の冷却媒体とローラ要素10の内部冷却用の冷却媒体の貫流のために設けられた媒体接続部40は、端面32に設けられた接続部の形態で設けられているので、各ローラ装置1は、十分な冷却効率を個々の各ローラ装置のために提供できるようにするために、これら1次冷却回路のために別々の冷却剤供給を有する。
更に、潤滑剤分配器から来る潤滑剤供給を、それぞれローラ装置1毎に別々に、それぞれ請求したローラ軸受20,22に到達させることが、考えられる。相応に、図1に示した実施例では、潤滑剤分配用の接続部も、トラバース30の端面32に配置されている。
しかしながら、ここでは、トラバース30において給排すべき媒体のそれぞれの媒体接続部のために他の有効な任意の組合せ及び位置があり得、これらは、他の考えも考慮できる。例えば、トラバース30の最終区間内の長辺面34に相応の差込み接続部及び液体接続部を設けるだけでなく、これらは、当然、例えば符号36のように、内側のトラバース区間の領域にも設けることができる。このような場合でも、大きいユニットへの組立て時にトラバース30を簡単に並べて押し込むことによって、それぞれの接続部と連結部は、あたかも自動的に互いに結合できる。
他の関係では、組立関係においてそれぞれの接続部の有利なレイアウトを達成するためにも、例えばトラバース30内に短い通路又は深孔を設ける必要のためにも、個々の接続部をトラバース30の背面38に、即ちトラバース30の、スラブとは反対の側に配置してもよい。媒体が、例えばトラバースの中間領域で背面38から供給される場合、それぞれの媒体通路のそれぞれ必要な区間長さを半減させることが得られる。
図2は、セグメント100の一部の概略的な側面図を示すが、この図では、セグメントの可動側が示されている。相応の相補的な装置は、固定側に設けられており、ここでは相応に、同様に7つのローラ装置が設けられている。これは、例えば、セグメント100の可動側と固定側を示す図3にも示されている。
セグメント100は、セグメントスタンド110を備え、このセグメントスタンド100に、図1に示したローラ装置1と同様の7つのローラ装置1が取り付けられている。媒体接続部40におけるそれぞれの媒体供給部は、セグメント100の図2に示した状態では、未だ相応のコネクタもしくはカップリングを介して接続されていない。別の媒体接続部が、それぞれのローラ装置1の背面38に配置されているので、その媒体接続部は、セグメントスタンド110内を延在する。
個々のローラ装置1は、セグメントスタンド110に、それぞれ装備の完全なモジュールとして取り付けられている。換言すれば、個々のローラ装置1は、単品でセグメントスタンド110に組み立てられるのではなく、トラバース30とこのトラバース30にローラ軸受20,22によって事前組立てされたローラ要素10とを有する事前組み立てされたローラ装置1が、直接、モジュールとしてセグメントスタンド110に組み立てられるということである。セグメントスタンド110へのローラ装置1の組立て後、更には、それぞれの媒体供給ライン及び媒体排出ラインの、このために設けられた連結装置への接続しか行なう必要がない。
特に、それぞれのセグメント100は、ローラ装置1をそれぞれのセグメントスタンド110にボルト固定及び/又はネジ固定によって固定することによって構成することができるが、幾つかの媒体供給ラインは、セグメントスタンド110へのトラバースの取付けによって既に連結される。他の媒体供給ラインは、取付け後、差込み接続部及びカップリング接続部によってそれぞれのローラ装置1と接続される。相応に、トラバースの細かい別個の外部配管及び配線が廃止される。それでも、当然、セグメントスタンドの配管及び配線事態は、行ない、設けられる必要がある。
提案した統合式のトラバースにより、例えば4000〜5000mmの小さい鋳造半径を有する鋳造機が形成でき、ローラは、例えば120mm〜180mmの小さいローラ直径も許容する。トラバースの背面又はトラバースの端面からの媒体の簡単な連結解除により、媒体の接続は、半径が小さい場合でも得ることができる。小さい半径は、以前は可能でなかったが、それは、それぞれの媒体供給部を溶接するための到達性が与えられていなかったからである。
提案した形態でトラバースを形成することによって有利であるのは、セグメントフレームへのトラバースの取付けによってセグメントフレーム内の支持トラバースが廃止できることでもあるが、それは、その場合には、支持トラバースが、トラバースによって形成されるからである。相応に、セグメントフレームに、それぞれ第2又はそれぞれ第3の支持部材が廃止でき、これにより、セグメントフレームは、より簡単に形成できる。
このようにして、1つのセグメント100内の生じ得る損害を受けたローラ装置1は、比較的簡単かつ迅速に交換できるが、それは、ここでも、それぞれのカップリング接続部及び連結接続部を取り外し、モジュール式のローラ装置を交換する必要しかないからである。ローラ装置の本来の交換は、セグメント全体をそれぞれの鋳造ストランドで交換した後に、典型的なやり方で行なわれる。次に、ローラ装置の交換は、相応にセグメント作業場で行なわれる。
更に、モジュール式に構成したローラ装置1は、軸受上に事前保持し、必要な場合に、迅速かつ効率的に交換することができる。更に、取付け時の誤差率は小さく、それは、ローラ装置が、既に、そのために設けられたカップリング装置及び連結装置と接続することしか必要ない自己完結型のシステムであるからである。
装置の運転安全性と保守の効率は、各ローラ装置1を、1次冷却回路、潤滑剤回路、2次冷却回路及びデータライン装置を備えるモジュールとして、取付け前に装備を完全に構成し、事前検査及び事前調整することができることによって、更に拡大される。特に、ローラスケジュール位置も、モジュール状態で既に調整できるので、セグメントスタンド110内へのそれぞれのローラ装置1の取付け時の方向調整作業及び位置調整作業が、最小限に低減できる。
更に、提案した構造から、別々の配管を、別々の配線と同様に、完全に又は大部分を廃止できるので、各ローラ装置の信頼性を明らかに向上させ得ることが得られる。特に、全ての媒体ライン及びデータラインがトラバース内を案内され、このトラバースは、中実材料からフライス加工により形成されている場合は特に、自己完結型のユニットである。これにより、個々の通路及び深孔があたかもモノリスのトラバース30内に設けられているので、異なった構成要素の異なった温度膨張係数に基づく別々に配管した場合の膨張破断の危険も低減することができる。
図4は、セグメント100の側面図を概略的に示すが、相応のローラ軸受22,22に支承された3つのローラ要素10を備える唯一のローラ装置1だけが見られる。良好に認められるのは、ノズル50を有する2次冷却部であり、これらノズル50は、幅を超えて、扇状噴流によって示したように、冷却媒体をスラブに作用させることができる。トラバース30内に設けられた切換え弁により、2次冷却部のここの区間は開閉できる。
トラバース30の背面38に設けられた媒体接続部42及び44は、この半断面図に示されている。更に、トラバース30からローラ要素10へのローラ内部冷却用の冷却媒体の供給が、トラバースと結合された横の供給部12を介してローラ軸受部のカバーを経て行なわれることがわかる。
図5には、トラバース30が長辺面区間34で隣接するトラバースに当接するように、個々のローラ装置1が、エンドツーエンド式に互いに当接する、別のセグメント100’が示されている。このようにして、即座に、付加的な外部配管を行なうことを必要とせずに、2次冷却媒体による全てのローラ装置1の貫流が可能となるように、冷却媒体用の媒体接続部42が互いに接続されることが得られる。電気データバスに関しても同様であり、ここでは、2つのローラ装置1を一緒に押し込む際にそれぞれのデータバス接続部44間で自動的な電気的な接続が行なわれるように、媒体接続部44が、同様に長辺面34に設けられている。
トラバース30の背面38上に、図5では、フライス加工した冷却媒体通路52が認められる。ここでは、図5には示してないセグメントフレーム110にトラバース30を取り付けること又はフライス加工した冷却媒体通路52を覆う別個のカバーを設けることにより、トラバース30内を保護下で延在するが、それにもかかわらず、カバーを開放することによって簡単に整備できる、簡単に到達可能で整備し易い冷却媒体通路が提供される。示した冷却媒体通路52は、軸受冷却用の媒体を導くための配管手段である。原理的に、中実材料にフライス加工したこのような通路52は、しかしながらまた他の各媒体を収容するためにも、特に電気媒体ライン又は油圧媒体ラインを収容するためにも、形成することができる。
図5は、更に、エンドツーエンド式に延在するトラバース30と、トンネル冷却チャンバの上部の形成を示すが、それぞれのローラ装置1もしくはそのトラバース30間の中間室60は、あたかも閉鎖される天井がセグメントの可動側に設けられているように、挿入板62によって埋められている。このようにして、トンネル冷却チャンバ内に生じる水蒸気は、効率的に排出でき、大量のフォールスエアと戦うオーバーサイズの送風機を設ける必要はない。
その他には、さもなければセグメントに設けられる溶接板の代わりをする挿入板62に対して選択的に、しかしながらまたトラバース30自体も、あたかも一貫した冷却チャンバ上部が形成されるように、トラバースが鋳造幅全体を超えて隣接するトラバースに緊密に接続するように、形成してもよい。このためには、トラバースは、その横方向、即ち鋳造方向に、隣接するそれぞれのトラバースと十分一貫した構造を形成するように、拡張及び形成する必要がある。
図6は、図5のセグメント部分を、もう一度、概略的な断面図で示すが、この断面図からは、挿入板62による個々のトラバース30間の中間室60の閉鎖が明確にわかる。このようにして、効率的に、トンネル冷却チャンバを形成することができる。しかしながらまた、既に図示したように、トラバース30も、挿入板62を省略できるように形成することができるが、それは、個々のトラバースが、十分に隙間なく互いに当接するからである。
図7は、ローラ軸受20の領域内のローラ装置1の断面図を示す。トラバース30は、同様に、断面図で示されている。トラバース内には、トラバース30の中実材料に深孔として形成された3つの配管手段310,320及び330が設けられている。配管手段310,320,330は、示した実施形態では、冷却媒体と潤滑剤を導くために使用される。配管手段310は、ローラ軸受20用の潤滑剤導くために使用される。配管手段320は、ローラ内部冷却用の冷却媒体を搬送し、配管手段330は、ローラ軸受20の冷却用の冷却媒体を搬送する。
トラバース30内には、更に、トラバース30の中実材料にフライス加工した後方に開放した通路の形態の配管手段340が設けられている。通路内には、油圧制御ライン342が挿入されている。更に、トラバース30内には、内部にバスシステム352が延在する、トラバース30に沿って延在し、トラバース30と不動に結合された通路の形態の配管手段350が設けられている。
相応に、トラバース30内には、配管手段310,320,330,340,350が、少なくとも3つの異なった媒体のために設けられている。
図8は、各トラバース30のために別々の供給路を有するローラ内部冷却用の冷却媒体の流れのレイアウトを概略的に示す。この場合、冷却媒体は、分配器400と付属の媒体接続部40を介してトラバース30内の相応の配管手段に供給される。冷却媒体がローラ10を還流した後、冷却媒体は、反対側に配設された分配器420によって再び収容され、導き出される。相応に、個々のローラ装置の直列回路である。
図9は、ローラ軸受20、特に中間軸受20用の冷却の、図8と同様の例を示す。この場合、冷却媒体は、再び分配器410を介してそれぞれのトラバースに供給され、次にトラバース30内に設けられた配管手段を介して中間軸受20に搬送され、次に配管手段を介してハウ出分配器420に導かれる。
図10は、2次冷却用の冷却媒体の分配部の概略的な配置を示す。レイアウトは、本質的に図8及び9ものに一致するもので、即ち、2次冷却用の冷却媒体は、分配器410を介してトラバース30に供給され、次に2次冷却のノズル50を介して排出される。
図11は、2次冷却のバリエーションを示し、ここでは、トラバース30が、直接互いに当接し、図5に示した媒体接続部42に対応する媒体接続部42を有する配管手段を備える。相応に、トラバース30の直接互いに当接する配設によって、供給路410’をトラバース内に形成することが得られる。2次冷却媒体を分配するための個々の配管手段は、相応にこの供給路410’から分岐する。この実施形態では、2次冷却媒体が、トラバースの幅全体を超えて作用される。
図12には、2次冷却媒体用の第1の供給路410’と第2の供給路410”が設けられ、第1の供給路が中央のノズル50’に冷却媒体を供給し、第2の供給路が外側のノズル50に冷却媒体を供給する、図11と類似した実施形態が示されている。このようにして、2次冷却媒体の分配を適切に制御することができる。
1 ローラ装置
10 ローラ要素
12 供給部
20 中間軸受
22 外側軸受
30 トラバース
32 トラバースの端面
34 トラバースの長辺面
36 トラバースの中間領域
38 トラバースの背面
310,320,330 深孔としての配管手段
340 フライス加工した通路としての配管手段
342 油圧制御ライン
350 取り付けた通路としての配管手段
352 バスシステム
40,42,44 媒体接続部
400 分配器
410,410’,410” 分配器
420 分配器
50,50’ 2次冷却のノズル
52 トラバース内の通路
60 中間室
62 挿入板
100 セグメント
110 セグメントスタンド

Claims (23)

  1. トラバース(30)と、ローラ軸受(20,22)を介してトラバース(30)に支承された少なくとも1つのローラ要素(10)とを有する鋳造機のストランドガイドをするセグメント(100)を形成するためのローラ装置(1)において、
    トラバース(30)内に、少なくとも3つの異なった媒体用の配管手段(310,320,330,340,350)が設けられており、ローラ装置が、事前組立てされたモジュールとして、鋳造機のスタンド取付け可能であること、を特徴とするローラ装置。
  2. ローラ軸受(20,22)の冷却用の冷却媒体、ローラ内部冷却用の冷却媒体、ローラ軸受(20,22)を潤滑するための潤滑剤、2次冷却用の冷却媒体、油圧制御ライン(342)用の油圧媒体、空気圧制御ライン用の圧縮空気媒体、電気エネルギ供給用のライン媒体、電気制御信号用のライン媒体、電気測定信号用のライン媒体、光学測定信号用のライン媒体、又は、電気及び/又は光学バスシステム(352)の内の少なくとも1つの媒体を導くためのそれぞれ1つの配管手段が設けられていること、を特徴とする請求項1のローラ装置。
  3. トラバース(30)と、ローラ軸受(20,22)を介してトラバース(30)に支承された少なくとも1つのローラ要素(10)とを有する鋳造機のストランドガイドをするセグメント(100)を形成するためのローラ装置(1)において、
    トラバース(30)内に、ローラ内部冷却用の冷却媒体、2次冷却用の冷却媒体、油圧制御ライン(342)用の油圧媒体、空気圧制御ライン用の圧縮空気媒体、電気エネルギ供給用のライン媒体、電気制御信号用のライン媒体、電気測定信号用のライン媒体、光学測定信号用のライン媒体、又は、電気又は光学バスシステム(352)の内の少なくとも1つの媒体を導くための少なくとも1つの配管手段(310,320,330,340,350)が設けられており、ローラ装置が、事前組立てされたモジュールとして、鋳造機のスタンド取付け可能であること、を特徴とするローラ装置。
  4. トラバース(30)と、ローラ軸受(20,22)を介してトラバース(30)に支承された少なくとも1つのローラ要素(10)とを有するローラ装置(1)において、
    トラバース(30)内に、少なくとも1つの媒体を導くための少なくとも1つの配管手段(310,320,330,340,350)が設けられており、ローラ装置が、鋳造機のストランドガイドをするセグメント(100)を形成するために設けられており、ローラ装置が、事前組立てされたモジュールとして、鋳造機のスタンド取付け可能であること、を特徴とするローラ装置。
  5. ローラ内部冷却用の冷却媒体、2次冷却用の冷却媒体、油圧制御ライン用の油圧媒体、空気圧制御ライン用の圧縮空気媒体、電気エネルギ供給用のライン媒体、電気制御信号用のライン媒体、電気測定信号用のライン媒体、光学測定信号用のライン媒体、又は、電気又は光学バスシステムの少なくとも1つを導くための少なくとも1つの配管手段が設けられていること、を特徴とする請求項4に記載のローラ装置。
  6. トラバース(30)内に、付加的に、軸受冷却用の冷却媒体及び/又はローラ軸受(20,22)を潤滑するための潤滑剤を導くための配管手段が設けられていること、を特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載のローラ装置。
  7. トラバース内に、少なくとも3つの異なった媒体用の配管手段が設けられていること、を特徴とする請求項3〜6のいずれか1つに記載のローラ装置。
  8. トラバース(30)内の孔形態、トラバース(30)内の少なくとも1つのカバーによって閉鎖可能な通路(52)の形態開放した通路の形態、シリコンで閉鎖された通路の形態、トラバースに沿って延在し、トラバースと不動に結合された媒体ガイドの形態、及び/又は、トラバース内に配置された少なくとも1つのチューブラインの形態の少なくとも1つの配管手段が設けられていること、を特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のローラ装置。
  9. トラバース(30)の端面(32)に設けられた少なくとも1つの媒体接続部(40)が、少なくとも1つの配管手段と連通していること、を特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のローラ装置。
  10. トラバース(30)の長辺面(34)に設けられた少なくとも1つの媒体接続部(42,44)が、少なくとも1つの配管手段と連通していること、を特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のローラ装置。
  11. トラバース(30)の背面(38)に設けられた少なくとも1つの媒体接続部(42,44)が、少なくとも1つの配管手段と連通していること、を特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載のローラ装置。
  12. 媒体接続部(40,42,44)が、差込み要素、カップリング要素又は連結要素として、即ちハイブリッドコネクタ、面シールを有するウォータクランピングプレート、両側にOリングを有する接続チューブ、データバスコネクタとして、形成されていること、を特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のローラ装置。
  13. 少なくとも2つの媒体が、個々の差込み要素、カップリング要素又は連結要素を介してトラバースと連通していること、を特徴とする請求項12に記載のローラ装置。
  14. 媒体接続部が、隣接するローラ装置(1)のトラバース内の対応する媒体接続部(42,44)と連通でき両トラバース内の、媒体接続部に対応する配管装置の直接的な連結を可能にするように、トラバース(30)の長辺面(34)に設けられていること、を特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載のローラ装置。
  15. トラバース(30)に、配管手段と連通する、スラブに2次冷却媒体を吹き付けるための少なくとも1つのスプレーノズル(50)が設けられており、この少なくとも1つのスプレーノズルがトラバースの長辺面(34)に設けられていること、を特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載のローラ装置。
  16. トラバース内に、異なった測定課題のための、即ち軸受荷重、軸受温度、ストランド温度、冷却媒体温度、貫流量、圧力、湿度を測定するための信号ラインを案内するための配管手段が設けられていること、を特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載のローラ装置。
  17. トラバース(30)が、隣接するローラ装置の隣接するトラバースと共に冷却チャンバ上部を形成し、隣接するローラ装置のトラバースと共に隙間なく閉鎖するように、鋳造方向の広がりを備えること、を特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載のローラ装置。
  18. ローラ装置が、最終組立の前にセグメントに事前組立てされ、機能を試験され、方向調整されていること、を特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載のローラ装置。
  19. ローラ要素のローラ直径が、120mm〜180mmであること、を特徴とする請求項1〜18のいずれか1つに記載のローラ装置。
  20. 鋳造機のスタンドが、セグメントスタンドであること、を特徴とする請求項1〜19のいずれか1つに記載のローラ装置。
  21. セグメントスタンド(110)を有する鋳造機用のセグメント(100)において、
    請求項1〜20のいずれか1つに記載の少なくとも2つのローラ装置が、セグメントスタンドに設けられていること、を特徴とするセグメント。
  22. 媒体をローラ装置に供給するための差込み要素、カップリング要素又は連結要素が設けられていること、を特徴とする請求項21に記載のセグメント。
  23. セグメントによって形成される鋳造半径が、4000〜5000mmであること、を特徴とする請求項21又は22に記載のセグメント。
JP2013510569A 2010-05-19 2011-05-11 ローラ装置 Expired - Fee Related JP5449619B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010020937 2010-05-19
DE102010020937.6 2010-05-19
DE102011003194.4 2011-01-26
DE102011003194A DE102011003194A1 (de) 2010-05-19 2011-01-26 Rolleneinrichtung
PCT/EP2011/057570 WO2011144505A1 (de) 2010-05-19 2011-05-11 Rolleneinrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013526413A JP2013526413A (ja) 2013-06-24
JP5449619B2 true JP5449619B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=44900587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013510569A Expired - Fee Related JP5449619B2 (ja) 2010-05-19 2011-05-11 ローラ装置

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20130146244A1 (ja)
EP (1) EP2571642B1 (ja)
JP (1) JP5449619B2 (ja)
KR (1) KR101517163B1 (ja)
CN (1) CN103025457B (ja)
BR (1) BR112012029401B1 (ja)
CA (1) CA2803119C (ja)
DE (1) DE102011003194A1 (ja)
RU (1) RU2538451C2 (ja)
TW (1) TW201208958A (ja)
WO (1) WO2011144505A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011081467A1 (de) * 2011-08-24 2013-02-28 Sms Siemag Ag Rolleneinrichtung
AT513431B1 (de) * 2012-09-28 2015-10-15 Primetals Technologies Austria GmbH Gekühlte, mehrfach gelagerte Strangführungsrolle
WO2015034414A1 (en) * 2013-09-03 2015-03-12 Aktiebolaget Skf Roll line module for continuous casting
WO2015034421A1 (en) * 2013-09-04 2015-03-12 Aktiebolaget Skf Roll line assembly for continuous casting
KR101697668B1 (ko) 2014-10-27 2017-01-18 주식회사 포스코 연속주조 장치, 냉각 장치 및 연속주조 방법
CN105692107A (zh) * 2016-03-10 2016-06-22 广西南宁侨盛木业有限责任公司 一种人造板运送时可同时转动、加热、干燥的装置
DE102017209731A1 (de) 2017-06-08 2018-12-13 Sms Group Gmbh Luftkühlung in Stranggießanlagen
CN109128071A (zh) * 2018-10-29 2019-01-04 山东钢铁集团日照有限公司 一种板坯连铸运输辊子内冷装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2258235B1 (ja) * 1974-01-21 1981-02-06 Voest Ag
AT337385B (de) * 1975-08-19 1977-06-27 Voest Ag Strangfuhrung an einer stranggiessanlage
AT349669B (de) * 1977-07-07 1979-04-25 Voest Ag Fuehrungsgeruest fuer stranggiessanlagen
JPS5612554U (ja) * 1979-07-04 1981-02-03
JPS59107756A (ja) * 1982-12-08 1984-06-22 Kawasaki Steel Corp 連鋳鋳片の軽圧下装置
US4603729A (en) * 1983-06-17 1986-08-05 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Piping assembly for use in roll section of continuous casting line
JPS601555U (ja) * 1983-06-17 1985-01-08 株式会社神戸製鋼所 連続鋳造設備の配管装置
JPS6052053U (ja) * 1983-09-19 1985-04-12 新日本製鐵株式会社 連続鋳造機の分割ロ−ル
JP2535310Y2 (ja) * 1992-07-08 1997-05-14 新日本製鐵株式会社 連続鋳造設備用中空型分割ロール
JP3008821B2 (ja) * 1994-07-29 2000-02-14 住友金属工業株式会社 薄鋳片の連続鋳造方法および装置
JP3083720B2 (ja) 1994-12-16 2000-09-04 住友重機械工業株式会社 連続鋳造設備におけるロールセグメント冷却装置
RU2129934C1 (ru) * 1998-03-30 1999-05-10 Акционерное общество "Новолипецкий металлургический комбинат" Установка непрерывной разливки металлов с криволинейной технологической осью
AT3953U3 (de) * 2000-06-02 2001-04-25 Voest Alpine Ind Anlagen Strangführungselement und strangführungssegment mit integriertem strangführungselement
DE10028304A1 (de) * 2000-06-07 2001-12-13 Sms Demag Ag Verfahren und Vorrichtung zur dezentralen Gießdatenverarbeitung der an einer Stranggießkokille über Sensoren gewonnenen Meßdaten
DE10104348A1 (de) 2001-02-01 2002-08-08 Sms Demag Ag Strangführungssegment
AT412073B (de) * 2003-01-03 2004-09-27 Voest Alpine Ind Anlagen Vorrichtung zum transportieren und kühlen eines metallstranges
DE102004054296B4 (de) 2004-11-09 2021-11-11 Sms Group Gmbh Steuer- und / oder Regeleinrichtung für ein Stützrollengerüst einer Stranggießvorrichtung für Metalle, insbesondere für Stahlwerkstoffe
DE102006040012A1 (de) * 2006-08-25 2008-02-28 Sms Demag Ag Strangführungseinrichtung und Verfahren zum Führen eines noch nicht durcherstarrten Metallbandes
DE102008029944A1 (de) * 2008-06-26 2009-12-31 Sms Siemag Aktiengesellschaft Modulare Strangführungsrolle

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011144505A1 (de) 2011-11-24
DE102011003194A1 (de) 2011-11-24
BR112012029401B1 (pt) 2018-02-06
EP2571642A1 (de) 2013-03-27
RU2538451C2 (ru) 2015-01-10
CN103025457B (zh) 2015-05-06
CA2803119C (en) 2015-01-27
TW201208958A (en) 2012-03-01
EP2571642B1 (de) 2017-07-26
BR112012029401A2 (pt) 2016-07-26
RU2012154959A (ru) 2014-06-27
CA2803119A1 (en) 2011-11-24
KR101517163B1 (ko) 2015-05-04
KR20130024925A (ko) 2013-03-08
JP2013526413A (ja) 2013-06-24
CN103025457A (zh) 2013-04-03
US20130146244A1 (en) 2013-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5449619B2 (ja) ローラ装置
US10770949B2 (en) Electric machine and motor vehicle
US8216117B2 (en) Cooling of rolls in continuous casting plants
JP2009516249A (ja) 熱交換器及びネットワークキャビネット除熱方法
CN1907620B (zh) 在钎焊腔中加热金属组件的方法
JP2011525425A (ja) モジュール式のストランドガイドローラ
KR20090100665A (ko) 다이캐스팅 금형 냉각장치
CA1214917A (en) Piping system for use in roll section of continuous casting line
US20060141085A1 (en) Melt blow head
US6539972B1 (en) System of supply, discharge and distribution lines for notably liquid operating media in rolling stands
PL201153B1 (pl) Urządzenie prądownicowe wytwarzające bicz wodny
US20180043426A1 (en) Roller device
JP4976606B1 (ja) 少なくとも1つの機械ユニットを備えた印刷機
KR20150008544A (ko) 연속 소둔로의 서냉대 가열 장치
US7958821B2 (en) Printing unit of a printing machine, a method for use thereof and a printing machine with a plurality of modules
EP3271663A1 (en) Heat exchange device with ring shaped thin slit section for use in liquid adhesive systems and related methods
EP2747915B1 (de) Rolleneinrichtung
JP7042850B2 (ja) カセット型のドロップアウトボックス、燃焼室、ダクトおよび電気アーク炉の上部シェルシステム
US20090126504A1 (en) Microfluidic System
JP6968506B2 (ja) ピットカバーシステム
JP4673267B2 (ja) リニアモータ及びこのリニアモータを用いたステージ装置
KR101529422B1 (ko) 주발전기 고정자 권선 정비용 냉각장치
KR101062529B1 (ko) 금속 스트랜드를 이송 및 냉각하는 장치
MXPA01000855A (en) System of supply, discharge and distribution lines for notably liquid operating media in rolling stands

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5449619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees