JP5448710B2 - 表面粗化銅板の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施の形態に係る表面粗化銅板の製造方法および製造装置を、図1、2を用いて説明する。図2は、本実施形態の表面粗化銅板製造装置100の概略構成を示す構成図であり、図1は、図2に示す表面粗化銅板製造装置100のうち、第一工程部120および第二工程部130の詳細な構成を示す平面図および側面図である。但し、第一工程部120および第二工程部130の側面図については、それぞれめっき槽121および別のめっき槽131の側面を除いた構成を示している。
本発明の第2の実施の形態に係る表面粗化銅板の製造方法および製造装置を、以下に説明する。本実施形態の表面粗化銅板製造装置は、第1の実施形態と同様の図1、2に示す構成を有しており、第一工程部120及び第二工程部130がそれぞれ複数のステーション123、133からなる多段構成となっている。
本発明の第3の実施の形態に係る表面粗化銅板の製造方法および製造装置を、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の表面粗化銅板製造装置200の概略構成を示す構成図である。本実施形態の表面粗化銅板製造装置200は、第1の実施形態と同じ第一工程部120および第二工程部130を2組備えており、第一工程部120における陽極処理および第二工程部130における陰極処理を2回繰り返している。このように、陽極処理と陰極処理を繰り返し行うことにより、微細瘤状突起を銅板表面に安定化させるとともに、絶縁基板等との接着性を高めるのに好適な表面粗化を効率よく行うことができる。
本発明の第4の実施の形態に係る表面粗化銅板の製造方法および製造装置を、以下に説明する。本実施形態の表面粗化銅板製造装置は、第3の実施形態と同様に、第2の実施形態と同じ第一工程部120および第二工程部130を2組備えており、第一工程部120における陽極処理および第二工程部130における陰極処理を2回繰り返している。本実施形態の第一工程部120は、第2の実施形態と同様に、複数有するステーション123のそれぞれで異なる電圧値を設定して多段の定電圧制御を行っている。一例として、第2の実施形態の第一工程部120と同様に、5つのステーション123のそれぞれに対し、順次高くなる電圧値を設定して多段的に定電圧制御することができる。
101 銅板
110 前処理部
120 第一工程部
121 めっき槽
122、132 電極
123、133 ステーション
130 第二工程部
131 別のめっき槽
140 後処理部
900 メタルコア回路基板
901 絶縁基板
902 金属板
903 回路パターン
904 スルーホール
905 ソルダーレジスト
911 銅板
912 ロール
Claims (10)
- 銅板の表面を粗化する表面粗化銅板の製造方法であって、
めっき液が注入されためっき槽に前記銅板を導入し、前記めっき槽の内部に対向配置された2段以上の陰極電極のいずれか1段の間に前記銅板を非接触に挟み、前記銅板を陽極とし前記陰極電極を陰極として電気分解を行い、前記電気分解を前記2段以上の陰極電極のそれぞれで順次行う第一工程と、
前記銅板を前記めっき槽からこれに連通して前記めっき液が注入された別のめっき槽に移動させ、前記別のめっき槽の内部に対向配置された1段以上の陽極電極のいずれか1段の間に前記銅板を非接触に挟み、前記銅板を陰極とし前記陽極電極を陽極として銅めっきを行い、前記銅めっきを前記1段以上の陽極電極のそれぞれで順次行う第二工程と、を有し、
前記第一工程では、少なくとも1段の前記銅板と前記陰極電極との間の電圧が所定値となるように定電圧制御し、
前記第二工程では、前記銅板と前記陽極電極との間の電流が所定値となるように定電流制御する
ことを特徴とする表面粗化銅板の製造方法。 - 前記第一工程では、前記2段以上の陰極電極と前記銅板との間の電圧のうち少なくとも一部を個別に定電圧制御し、
前記第二工程では、前記1段以上の陽極電極と前記銅板との間の電流を一括または個別に定電流制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の表面粗化銅板の製造方法。 - 前記第一工程では、前記2段以上の陰極電極と前記銅板との間の電圧がすべて所定の同じ電圧値となるように定電圧制御する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表面粗化銅板の製造方法。 - 前記第一工程では、前記2段以上の陰極電極と前記銅板との間の電圧のすべてを各段で個別に決定された電圧値となるように定電圧制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の表面粗化銅板の製造方法。 - 前記第一工程では、前記2段以上の陰極電極と前記銅板との間の電圧が、前記銅板を移動させる方向に順次高くなるように定電圧制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の表面粗化銅板の製造方法。 - 前記第一工程と前記第二工程とを1サイクルとし、これを1サイクル以上行う
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表面粗化銅板の製造方法。 - 銅板の表面を粗化する表面粗化銅板製造装置であって、
めっき液が注入されためっき槽と、前記銅板を陽極としてこれを非接触に挟むように前記めっき槽の内部に対向配置された陰極電極とを有する第一工程部と、
前記めっき槽と連通されて前記めっき液が注入された別のめっき槽と、前記銅板を陰極としてこれを非接触に挟むように前記別のめっき槽の内部に対向配置された陽極電極を有する第二工程部と、を備え、
前記銅板の1つを挟む前記陰極電極を1段としてこれが前記第一工程部の内部に2段以上縦列配置され、
前記陰極の銅板の1つを挟む前記陽極電極を1段としてこれが前記第二工程部の内部に1段以上縦列配置されており、
前記第一工程部は、少なくとも1段の前記銅板と前記陰極電極との間の電圧が所定値となるように定電圧制御する定電圧制御手段を備え、
前記第二工程部は、前記銅板と前記陽極電極との間の電流が所定値となるように定電流制御する定電流制御手段を備える
ことを特徴とする表面粗化銅板製造装置。 - 前記第一工程部は、前記2段以上縦列配置された前記陰極電極の電圧のうち少なくとも一部を個別に制御する2以上の前記定電圧制御手段を備え、
前記第二工程部は、前記1段以上縦列配置された前記陰極電極の電流を一括または個別に制御する1つの前記定電流制御手段を備える
ことを特徴とする請求項7に記載の表面粗化銅板製造装置。 - 前記第一工程部と前記第二工程部からなる組が、2組以上縦列に接続されている
ことを特徴とする請求項7または8に記載の表面粗化銅板製造装置。 - 表面を粗化する前の前記銅板を洗浄する前処理部と、表面を粗化した後の前記銅板を洗浄する後処理部とをさらに備え、
前記銅板が、前記前処理部、前記第一工程部、前記第二工程部、および前記後処理部を連続して移動可能に連結されている
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の表面粗化銅板製造装置。
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