JP5446804B2 - ハーフブリッジ形電力変換装置 - Google Patents

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本発明はハーフブリッジ形電力変換装置に関し、特に2つのスイッチング素子を用いて直流電圧を所定の交流電圧に変換するDC/ACインバータまたは直流電圧を所定の直流電圧に変換するDC/DCコンバータに適用されるハーフブリッジ形電力変換装置に関する。
図3はハーフブリッジ形DC/DCコンバータの代表的な主回路およびその制御ブロックを示す図であり、図4は制御ブロックにおけるゲート信号生成ロジックの説明図である。
ハーフブリッジ形DC/DCコンバータは、一般に2つの直流電源を必要とするが、図3に示した例では、直流電源1に等容量の第1分圧コンデンサ2と第2分圧コンデンサ3との直列接続回路を接続して直流電源1の電圧を2分の1に分圧して構成している。この第1分圧コンデンサ2と第2分圧コンデンサ3との直列接続回路には、同じNチャネル半導体からなる第1スイッチング素子4と第2スイッチング素子5との直列接続アームが並列に接続されている。第1スイッチング素子4のゲートには、ゲート駆動用増幅回路6が接続され、第2スイッチング素子5のゲートには、ゲート駆動用増幅回路7が接続されている。ゲート駆動用増幅回路6およびゲート駆動用増幅回路7は、それぞれゲート駆動パルス信号G1,G2を受けている。
第1分圧コンデンサ2と第2分圧コンデンサ3との接続点は、単相の絶縁トランス8の1次巻線の一方に接続されている。第1スイッチング素子4のソースと第2スイッチング素子5とのドレーンとの接続点は、絶縁トランス8の1次巻線の他方に接続されている。絶縁トランス8の2次巻線は、全波整流回路9の交流入力に接続され、その直流出力は、フィルタリアクトル10を通してフィルタコンデンサ11に接続されている。このフィルタコンデンサ11の両端は、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータの直流出力であり、負荷回路12が接続される。
ハーフブリッジ形DC/DCコンバータは、ゲート駆動パルス信号G1,G2によって第1スイッチング素子4と第2スイッチング素子5とを交互にオン/オフ駆動することにより、直流電源1は、矩形波形の交流電圧をもつ交流電力に変換され、絶縁トランス8の1次巻線端子に給電される。絶縁トランス8の2次巻線から変圧されて出力される交流電力は、全波整流回路9を通して直流電力に変換され、フィルタリアクトル10およびフィルタコンデンサ11を通して平滑にされ、直流の出力電圧Voとなって負荷回路12に給電される。
ハーフブリッジ形DC/DCコンバータの出力電圧Voは、出力電圧検出回路13によって検出され、制御ブロックに帰還される。制御ブロックは、電圧調整回路14およびゲートパルス発生回路15を有している。電圧調整回路14は、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータの出力電圧を設定する出力電圧設定入力Vsetと、出力電圧検出回路13によって検出され出力電圧帰還入力Vfbと、出力電圧Voの設定電圧からの変動分を表す信号s1の出力とを有している。ゲートパルス発生回路15は、電圧制限回路151と、ゲートパルス生成回路152とを有している。
電圧制限回路151は、第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5が確実にオン/オフ時間を確保すると共に第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5の同時オンにより上下アームが短絡することを防止するための回路である。そのため、電圧制限回路151は、ゲート駆動パルス信号G1,G2の最大オン時間幅を制限するよう、電圧調整回路14から受けた信号s1に対してその電圧値を制限するようにしている。
この電圧制限回路151が行う信号s1の制限電圧は、図4に示した例では、最小制限電圧をΔVcw、最大制限電圧を2Vcw−ΔVcwとしている。これにより、信号s1が0になっても、信号s2は、ΔVcwに保持され、信号s1が2Vcw−ΔVcwより高くなっても、信号s2は、2Vcw−ΔVcwに保持される。なお、ΔVcwは、第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5が同時にオンとなる重なり時間はなく確実にオン/オフのスイッチング動作ができる最小時間に対応する電圧である。
次に、ゲートパルス生成回路152において、第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5をオン/オフ制御するためのゲート駆動パルス信号G1,G2を生成するロジックについて説明する。
ゲートパルス生成回路152は、ハーフブリッジの第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5を180度の位相差をもって規定周波数で交互にスイッチングさせる信号を発生するための基準キャリヤー信号cw1,cw2を発生させる回路を内部に有している。図4に示す例では、基準キャリヤー信号cw1,cw2は、それぞれ2Vcwのピーク電圧を有し、互いに180度の位相差を有する二等辺三角波を用いている。このようなキャリヤー電圧発生回路の他の事例として、波形成形回路を使用している例が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
ゲートパルス生成回路152に入力された信号s2は、第1スイッチング素子4のゲート駆動パルス信号G1を発生させるための基準キャリヤー信号cw1および第2スイッチング素子5のゲート駆動パルス信号G2を発生させるための基準キャリヤー信号cw2と電圧比較される。ゲート駆動パルス信号G1は、s2>cw1の範囲にあるとき、オン信号を出力し、ゲート駆動パルス信号G2は、s2>cw2の範囲にあるとき、オン信号を出力する。
このようなゲート駆動パルス信号G1,G2が図3に示すゲート駆動用増幅回路6,7に入力されて第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5がオン/オフすると、絶縁トランス8の1次巻線には、図4に示すような矩形波交流電圧の1次電圧Vt1が印加される。絶縁トランス8の2次巻線には、同じ矩形波交流電圧の変圧された2次電圧Vt2が出力される。この2次電圧Vt2は、全波整流回路9により全波整流されて矩形波形の電圧Vdとなり、さらに、フィルタリアクトル10およびフィルタコンデンサ11を通って平滑されることにより、直流の出力電圧Voとなる。この出力電圧Voは、電圧調整回路14の出力電圧設定入力Vsetにて設定された電圧値を有する。
一般にこの種のハーフブリッジ形DC/DCコンバータにおいては、電圧調整回路14およびゲートパルス発生回路15は、ディスクリート部品で構成されている。電圧調整回路14は、図示はしないが、アナログ式調整回路により構成され、そのアナログ式調整回路に必要な設定入力回路、帰還入力回路、P調整回路またはPI調整回路の回路は、ディスクリート部品により構成されている。次に、図3および図4に示されるゲートパルス発生回路15の構成要素である電圧制限回路151およびゲートパルス生成回路152について考察する。
図5はディスクリート部品で構成した電圧制限回路の一構成例を示す回路図、図6はディスクリート部品で構成したゲートパルス発生回路の一構成例を示す回路図である。
電圧制限回路151は、図5に示したように、それぞれ演算増幅器OA1,OA2で構成した反転増幅回路構成の入力段および出力段を備え、その間に、信号s1に適用する制限電圧値を設定する回路を有している。下限電圧の設定は、ダイオードD1と可変抵抗器VR1とにより構成され、上限電圧の設定は、ダイオードD2と可変抵抗器VR2とにより構成されている。このように電圧制限回路151は、ディスクリート部品からなるアナログ式調整回路によって構成される。
ゲートパルス生成回路152は、図6に示したように、基準クロック信号発生器CL、分周器FD、電圧制限器VL、積分回路INT、加算器AD0、比較器COMP1,COMP2、符号変換器SC0等のディスクリート部品より構成される。積分回路INTは、演算増幅器OP3と入力抵抗RとフィードバックコンデンサCとを有している。
このゲートパルス生成回路152によれば、基準クロック信号発生器CL、分周器FDおよび電圧制限器VLは、所定の周期および所定の波高値(±Vcw)に制限された矩形波を生成する。この矩形波は、積分回路INTにて三角波に変換され、加算器AD0にて電圧Vcwのバイアスが掛けられてレベルシフトされ、これにより0−2Vcwの波高値を有する基準キャリヤー信号cw1が生成される。この基準キャリヤー信号cw1は、比較器COMP1にて電圧制限回路151からの信号s2と比較され、ゲート駆動パルス信号G1が生成される。同時に、基準キャリヤー信号cw1は、符号変換器SC0により極性変換されて基準キャリヤー信号cw2となり、この基準キャリヤー信号cw2は、比較器COMP2にて電圧制限回路151からの信号s2と比較され、ゲート駆動パルス信号G2が生成される。
ところで、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータの制御ブロックがディスクリート部品より構成されているのに対し、三相インバータ装置では、ディジタル化が進んでいる。次に、三相インバータ装置の制御ブロックについて説明する。
図7は三相インバータ装置を示す図であって、(A)は三相インバータ装置における主回路の回路図、(B)は三相インバータ装置の制御ブロックを示す図であり、図8は三相インバータ装置の制御ブロックにおけるゲート信号生成ロジックの説明図である。
三相インバータ装置は、直流電源Eに、U相用に直列接続されたスイッチング素子QU,QXと、V相用に直列接続されたスイッチング素子QV,QYと、W相用に直列接続されたスイッチング素子QW,QZとがそれぞれ並列に接続された構成を有している。U相用のスイッチング素子QU,QXの接続点は、三相交流出力のU相端子に接続され、V相用のスイッチング素子QV,QYの接続点は、三相交流出力のV相端子に接続され、W相用のスイッチング素子QW,QZの接続点は、三相交流出力のW相端子に接続されている。
スイッチング素子QUのゲートには、ゲート駆動用増幅回路GAUが接続され、スイッチング素子QXのゲートには、ゲート駆動用増幅回路GAXが接続され、ゲート駆動用増幅回路GAU,GAXは、それぞれゲート駆動パルス信号GU,GXを受けている。スイッチング素子QVのゲートには、ゲート駆動用増幅回路GAVが接続され、スイッチング素子QYのゲートには、ゲート駆動用増幅回路GAYが接続され、ゲート駆動用増幅回路GAV,GAYは、それぞれゲート駆動パルス信号GV,GYを受けている。スイッチング素子QWのゲートには、ゲート駆動用増幅回路GAWが接続され、スイッチング素子QZのゲートには、ゲート駆動用増幅回路GAZが接続され、ゲート駆動用増幅回路GAW,GAZは、それぞれゲート駆動パルス信号GW,GZを受けている。
三相インバータ装置の制御ブロックのゲート信号生成処理部GSG−CPUは、それぞれ内蔵するソフトウェアを実行することによって機能する出力電圧波形発生機能部SWGおよびゲートパルス生成機能部CWGを備え、三相インバータ装置の制御に特化したディジタル信号処理を行う1つのマイクロプロセッサによって構成されている。
出力電圧波形発生機能部SWGは、インバータ出力に対応した信号sが入力され、インバータ出力に対応するU相、V相およびW相の正弦波電圧を模擬し、互いに120度の位相差を持った正弦波電圧波形swu、swv、swwを出力する機能を有している。
ゲートパルス生成機能部CWGは、U相、V相およびW相の三相部分から構成され、各相部分には、出力電圧波形発生機能部SWGが出力した正弦波電圧波形swu、swv、swwが入力される。ゲートパルス生成機能部CWGは、内部に基準キャリヤー信号cwを生成する機能を有し、この基準キャリヤー信号cwが入力された正弦波電圧波形swu、swv、swwをパルス幅変調して、ゲート駆動パルス信号GU、GX、GV、GY、GW、GZを生成する。一般に基準キャリヤー信号cwの周波数は、入力された正弦波電圧波形swu、swv、swwのパルス幅変調の精度を上げるため、正弦波電圧波形swu、swv、swwの周波数より数倍以上高く採られる。
次に、図8を参照し、U相に関するパルス幅変調の動作について説明する。
基準キャリヤー信号cwは、最小電圧が0、最大電圧が2Vcwとする二等辺三角波形の信号であり、正弦波電圧波形swuは、U相出力電圧波形を模擬した正弦波電圧である。ゲート駆動パルス信号GUは、基準キャリヤー信号cwと正弦波電圧波形swuとの比較から、swu>cwの範囲でオンにされ、反対にゲート駆動パルス信号GXは、swu<cwの範囲でオンにされる。これにより、U相の2つの出力には、図示のような相補形状のパルス列のゲート駆動パルス信号GU,GXが出力される。
なお、図8において、GU(オン)かつGX(オフ)からGU(オフ)かつGX(オン)への切換え時間およびGU(オフ)かつGX(オン)からGU(オン)かつGX(オフ)への切換え時間は、スイッチング素子QU,QXのターンオンおよびターンオフ時間の特性から両素子が同時オンとならない最小時間を設定するようにしている。
正弦波電圧波形swuのピーク値は、基準キャリヤー信号cwの最大値よりΔVcwだけ小さく、また、正弦波電圧波形swuの最小値は、基準キャリヤー信号cwの最小値よりΔVcwだけ大きい値に制限している。ΔVcwは、正弦波電圧波形swuが最大および最小となるときに、たとえば、ゲート駆動パルス信号GUがGU(オフ)かつGX(オン)からGU(オン)かつGX(オフ)になって再びGU(オフ)かつGX(オン)へ切り換わる場合、およびゲート駆動パルス信号GXがGU(オン)かつGX(オフ)からGU(オフ)かつGX(オン)になって再びGU(オン)かつGX(オフ)へ切り換わる場合、スイッチング素子QU,QXが確実にオン/オフして出力電圧が確保されるための最小時間に対応する電圧に設定される。
V相およびW相においても、同様に、基準キャリヤー信号cwは、U相のそれと同一である。正弦波電圧波形swv,swwについては、電圧波形は、正弦波電圧波形swuと同じ正弦波であるが、位相が正弦波電圧波形swuよりもそれぞれ120度および240度遅れている。V相およびW相の場合も、U相のゲート駆動パルス信号生成と同じロジックにより、ゲート駆動パルス信号GV,GYおよびGW,GZは、図示のようなパルス列信号となる。
特開2003−88113号公報(段落番号〔0038〕および図5参照)
以上のようにスイッチング素子を駆動するゲート駆動パルス信号の生成ロジックは、三相インバータ装置では、1個のマイクロプロセッサよりなるゲート信号生成処理部GSG−CPUで実現されているが、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータのようなハーフブリッジ形電力変換装置では、ディスクリート部品よりなるアナログ回路で構成されているため、装置構造が大型化し、配線が複雑化し、個別調整部が存在し、装置性能にばらつきがあるなどの問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、制御ブロックをディジタル化して小型、高性能、高品質、低コストなハーフブリッジ形電力変換装置を提供することにある。
本発明では上記の課題を解決するために、直流電源に第1分圧コンデンサと第2分圧コンデンサとの直列接続回路および第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との直列接続回路がそれぞれ並列に接続され、前記第1分圧コンデンサと前記第2分圧コンデンサとの接続点と前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と間に絶縁トランスの1次巻線端子が接続され、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを交互にオン/オフ駆動することにより前記絶縁トランスの2次巻線端子に変圧された交流電圧が出力されるハーフブリッジ形電力変換装置において、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子をオン/オフ駆動するゲート駆動パルス信号の生成ロジックを、三相インバータ装置のゲート駆動パルス信号を生成するためのディジタル化されたゲート信号生成ロジックのうちの二相分のロジックを使用して構成したことを特徴とするハーフブリッジ形電力変換装置が提供される。
このようなハーフブリッジ形電力変換装置によれば、第1スイッチング素子および第2スイッチング素子をオン/オフ駆動するゲート駆動パルス信号の生成ロジックに、三相インバータ装置のゲート駆動パルス信号を生成するためのディジタル化されたゲート信号生成ロジックの二相分を適用している。これにより、制御ブロックの回路が単純化され、ディジタル化されることで、小型で高性能、低コストのハーフブリッジ形電力変換装置を構成することができる。
上記構成のハーフブリッジ形電力変換装置は、第1スイッチング素子および第2スイッチング素子のためのゲート駆動パルス信号の生成ロジックに三相インバータ装置のゲート駆動パルス信号を生成するためのディジタル化されたゲート信号生成ロジックを適用したことにより、ディスクリート部品で構成されていた回路の部品点数の大幅圧縮、プリント基板構造の小型化、パターン設計の簡単化、個別調整部の削除が可能となるという利点がある。
また、ゲート信号生成ロジックをディジタル化したことにより、品質の均一化、装置性能の向上、製造および試験調整時間の短縮に繋がり、これらを総合すると装置コストの大幅な低減が可能となる。
本発明の実施の形態に係るハーフブリッジ形DC/DCコンバータの主回路およびその制御ブロックを示す図である。 制御ブロックにおけるゲート信号生成ロジックの説明図である。 ハーフブリッジ形DC/DCコンバータの代表的な主回路およびその制御ブロックを示す図である。 制御ブロックにおけるゲート信号生成ロジックの説明図である。 ディスクリート部品で構成した電圧制限回路の一構成例を示す回路図である。 ディスクリート部品で構成したゲートパルス発生回路の一構成例を示す回路図である。 三相インバータ装置を示す図であって、(A)は三相インバータ装置における主回路の回路図、(B)は三相インバータ装置の制御ブロックを示す図である。 三相インバータ装置の制御ブロックにおけるゲート信号生成ロジックの説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るハーフブリッジ形DC/DCコンバータの主回路およびその制御ブロックを示す図であり、図2は制御ブロックにおけるゲート信号生成ロジックの説明図である。なお、図1において、上述の図3に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
ハーフブリッジ形DC/DCコンバータの主回路部の構成および制御ブロックにおける出力電圧検出回路13および電圧調整回路14(電圧調整要素)は、図3に示したものとまったく同じ素子または構成要素であるので説明を省略する。
ゲートパルス発生要素16は、電圧制限機能部161と、符号変換機能部SCと、加算機能部ADと、ゲートパルス生成機能部162と、論理積機能部AND1,AND2とを備えている。ここで、ゲートパルス発生要素16の構成機能は、すべて上記のゲート信号生成処理部GSG−CPUのソフトウェアに含まれるものであるので、ディスクリート部品を追加して構成する必要はない。また、ゲートパルス発生要素16は、図7および図8で説明した三相インバータ装置の制御ブロックにおけるゲート信号生成処理部GSG−CPUが適用されている。したがって、図1におけるゲートパルス生成機能部162は、図7に示したゲートパルス生成機能部CWGと同一要素である。ただし、このハーフブリッジ形DC/DCコンバータへの適用に際しては、ゲートパルス生成機能部CWGの3相分(U相、V相およびW相)あるパルス生成機能のうちの二相分、本実施の形態では、U相およびV相のパルス生成機能を使用している。
電圧制限機能部161は、図4の電圧制限回路151に関して説明したように、入力された信号s1に、下限電圧のΔVcwおよび上限電圧の2Vcw−ΔVcwで電圧制限をかけ、それにより得られた信号s2を出力する。
ゲートパルス生成機能部162は、そのU相のパルス生成機能の入力swuに、信号s2がそのまま入力される。他方、信号s2は、符号変換機能部SCにより極性変換されて信号s3(=−s2)となり、その後、加算機能部ADの一方の入力に入力される。加算機能部ADの他方の入力には、ゲートパルス生成機能部162内で生成されている基準キャリヤー信号のピーク値2Vcwが入力され、加算機能部ADの出力には、信号s4(=s3+2Vcw=2Vcw−s2)が出力される。この信号s4は、ゲートパルス生成機能部162のV相のパルス生成機能の入力swvに入力される。
ゲートパルス生成機能部162は、三相インバータ装置の制御と同様に、内部の基準キャリヤー信号cwと信号s2および信号s4とが比較され、ゲート駆動パルス信号GU,GX,GV,GYを出力する。ゲート駆動パルス信号GU,GVは、論理積機能部AND1に入力され、その出力が第1スイッチング素子4のゲート駆動パルス信号G1となる。また、ゲート駆動パルス信号GX,GYは、論理積機能部AND2に入力され、その出力が第2スイッチング素子5のゲート駆動パルス信号G2となる。
次に、図2を参照して、ゲートパルス生成機能部162のゲート信号生成ロジックについて説明する。なお、三相インバータ装置で使用されるU相およびV相のゲートパルス生成機能が第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5のゲートパルス発生機能として適用されるので、以下の説明ではパルス生成波形は、図8と同様にUとVのサフィクスで表示し、U相およびV相で呼称することにする。
U相およびV相とも基準キャリヤー信号cwは、最小電圧を0、最大電圧を2Vcwとする二等辺三角波形である。ゲートパルス生成機能部162に入力される信号s2,s4は、電圧が変化する直流電圧である。U相に入力される信号s2とV相に入力される信号s4とは、常に、s4=2Vcw−s2の関係を保って電圧調整回路14からの信号s1に従って変化する。三相インバータ装置と同様に、ゲート駆動パルス信号GUは、s2>cwの範囲でオン、反対にゲート駆動パルス信号GXは、s2<cwでオンするように出力されるので、U相の出力には、図示のようなパルス列(GU,GX)が出力される。また、ゲート駆動パルス信号GVは、s4>cwの範囲でオン、反対にゲート駆動パルス信号GYは、s4<cwでオンするように出力される。V相の出力には、図示のようなパルス列(GV,GY)が出力される。
前述のようにゲートパルス生成機能部162のU相に入力される信号s2は、下限電圧のΔVcwおよび上限電圧の2Vcw−ΔVcwで制限がかけられている。また、U相とV相に入力される信号s2,s4は、s4=2Vcw−s2の関係にあるので、U相に入力される信号s2がΔVcwから2Vcw−ΔVcwまで増加すると、V相に入力される信号s4は、2Vcw−ΔVcwからΔVcwまで対称的に減少する。
ゲートパルス生成機能部162から出力されたパルス列(GU,GV)は、論理積機能部AND1により論理積演算されてゲート駆動パルス信号G1となる。また、パルス列(GX,GY)は、論理積機能部AND2により論理積演算されてゲート駆動パルス信号G2となる。
このようにして、ゲートパルス発生要素16から出力されるゲート駆動パルス信号G1,G2は、入力された信号s1に対応して図4に示すゲート駆動パルス信号G1,G2とまったく同様に出力され、それぞれ第1スイッチング素子4および第2スイッチング素子5がオン/オフされる。
以上の説明は、ゲート信号生成処理部GSG−CPUのU相とV相とを適用した場合であるが、V相およびW相またはW相およびU相を適用することも可能であり、ゲート信号生成ロジックも同様に説明できる。
また、電圧調整回路14は、ディスクリート部品で構成されるとして説明したが、この回路部も同じ機能をソフトウェアで構成することが可能である。
さらに、上記の実施の形態では、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータに適用した場合を例に説明したが、図1のハーフブリッジ形DC/DCコンバータの主回路から全波整流回路9およびフィルタリアクトル10およびフィルタコンデンサ11からなる平滑回路を除いて構成されるハーフブリッジ形DC/ACインバータにも同じように適用することができる。
1 直流電源
2 第1分圧コンデンサ
3 第2分圧コンデンサ
4 第1スイッチング素子
5 第2スイッチング素子
6,7 ゲート駆動用増幅回路
8 絶縁トランス
9 全波整流回路
10 フィルタリアクトル
11 フィルタコンデンサ
12 負荷回路
13 出力電圧検出回路
14 電圧調整回路
16 ゲートパルス発生要素
161 電圧制限機能部
162 ゲートパルス生成機能部
AD 加算機能部
AND1,AND2 論理積機能部
SC 符号変換機能部

Claims (6)

  1. 直流電源に第1分圧コンデンサと第2分圧コンデンサとの直列接続回路および第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との直列接続回路がそれぞれ並列に接続され、前記第1分圧コンデンサと前記第2分圧コンデンサとの接続点と前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と間に絶縁トランスの1次巻線端子が接続され、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを交互にオン/オフ駆動することにより前記絶縁トランスの2次巻線端子に変圧された交流電圧が出力されるハーフブリッジ形電力変換装置において、
    前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子をオン/オフ駆動するゲート駆動パルス信号の生成ロジックを、三相インバータ装置のゲート駆動パルス信号を生成するためのディジタル化されたゲート信号生成ロジックのうちの二相分のロジックを使用して構成したことを特徴とするハーフブリッジ形電力変換装置。
  2. 前記ゲート駆動パルス信号の生成ロジックに、前記三相インバータ装置でゲート信号生成処理を行うプロセッサを適用したことを特徴とする請求項1記載のハーフブリッジ形電力変換装置。
  3. 前記ゲート駆動パルス信号の生成ロジックに、前記三相インバータ装置のためのゲートパルス発生ロジックのU相およびV相またはV相およびW相またはW相およびU相を適用したことを特徴とする請求項1記載のハーフブリッジ形電力変換装置。
  4. 電力変換された出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、前記出力電圧検出回路にて検出された信号と前記出力電圧を設定する信号とを入力して前記出力電圧の設定した電圧からの変動分を表す第1信号を出力する電圧調整要素と、前記第1信号から前記出力電圧が設定した電圧になるような前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子のための前記ゲート駆動パルス信号を前記ゲート駆動パルス信号の生成ロジックに基づいて生成するゲートパルス発生要素とを有する制御ブロックを備えたことを特徴とする請求項1記載のハーフブリッジ形電力変換装置。
  5. 前記ゲートパルス発生要素は、前記第1信号を所定の電圧範囲に制限した第2信号を出力する電圧制限機能部と、前記第2信号を極性反転して第3信号を出力する符号変換機能部と、前記第3信号を前記第2信号と同じレベルまでシフトした第4信号を出力する加算機能部と、二相分の前記ゲート信号生成ロジックにそれぞれ前記第2信号および前記第4信号を入力して二相分のゲート駆動用の信号を出力するゲートパルス生成機能部と、前記ゲートパルス生成機能部が出力した信号から前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子を駆動するゲート駆動パルス信号を出力する論理積機能部とを備えていることを特徴とする請求項4記載のハーフブリッジ形電力変換装置。
  6. 前記絶縁トランスの2次巻線端子に接続されて前記交流電圧を整流する整流回路と、整流された電圧を平滑化して直流電圧に変換するフィルタ回路とを備え、ハーフブリッジ形DC/DCコンバータにしたことを特徴とする請求項1記載のハーフブリッジ形電力変換装置。
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