JP5446728B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
請求項1記載の発明は、走行装置(3,4)と、該走行装置(3,4)上に設けられた操縦席(5)と、該操縦席(5)の前方に設けられ、前記走行装置(3,4)の前進方向に向かって左右方向に長手方向を有し作物の上部を切断して摘心するための刈刃(27)を備えた刈刃装置(30)を、前記刈刃(27)の前端部が左右方向に略一直線上に並ぶように複数個配置した刈刃機構部(K)と、刈刃機構部(K)の左右方向中心部から左右対称位置に配置され、前記各刈刃装置(30)に設けられた刈刃(27)を駆動するための各エンジン(31)と、作業車両の後部に設けたコンプレッサー(83)と、該コンプレッサー(83)と前記刈刃装置(30)との間に設けられ、コンプレッサー(83)からの空気を前方の各刈刃装置(30)に送ると共に、各刈刃装置(30)の前方に向かって吹き出す吹き出し口(89)を備えた送風管(85,87)とを設けた作業車両である。
請求項3記載の発明は、前記刈刃装置(30)及びそのエンジン(31)は一体で作業車両の機体から着脱自在な構成とし、刈刃装置(30)及びそのエンジン(31)の取り外し時に刈刃装置(30)を単独で使用する際のハンドル(61)を、刈刃装置(30)及びそのエンジン(31)にそれぞれ設けた請求項1又は請求項2記載の作業車両である。
また、作業車両後部のコンプレッサー(83)から送風管(85,87)を介して各刈刃装置(30)の前方に空気が吹き出されることによって、刈刃装置(30)により刈り取られた茎や葉が吹き飛ばされ、刈刃(27)上に堆積することが防止される。また、刈刃(27)によって切断した部分が後方の機体側に飛散しないことで、作業者にも降りかからない。
また、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、機体が左右に傾斜しても、刈刃装置(30)全体を水平に保つことができる。更に、上下動装置(25)の操作用ハンドル(73)により、複数の刈刃装置(30)の前側を上下動させることができる。
そして、請求項3記載の発明によれば、上記請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、刈刃装置(30)を作業車両に設けた場合と作業車両から取り外して単独で使用する場合など、種々の使用方法が可能となる。したがって、刈刃装置(30)の利用用途が拡大し、便利でもある。
また、本明細書において作業車両の前進方向を向いて左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後ろということにする。
本実施形態の作業車両は、機体Tの左右において、上下左右の水平フレーム15a,15b及び左右の鉛直フレーム17により平行リンク機構を構成している。左右の鉛直フレーム17の下部を第一アーム18で連結し、左右の鉛直フレーム17の上部を第二アーム18’で連結している。前記平行リンク機構は、非作業時と作業時に第一シリンダ20が作動することで左右の鉛直フレーム17部分が昇降する。
刈刃上下動装置25のロッド25bは支持部材46の軸48内に遊嵌しており、軸48内を回動可能である。したがって、刈刃27の上下回動用ハンドル73を矢印X方向に回すと上下回動用ハンドル73と一体である刈刃上下動装置25のロッド25bが前後方向(矢印Y方向)に伸縮する。この刈刃上下動装置25のロッド25bの伸縮に伴い、支持フレーム40と共にバリカン式刈刃装置30の刈刃27は支点Sを中心に上下回動する。
左右方向に長手方向を有し、連結支持フレーム24によって水平に架設された支持フレーム40は図8に示すように中空状の角チューブであり、この支持フレーム40によりブラケット42を介してバリカン式刈刃装置30を支持している。ブラケット42の基部側(後部)下面が支持フレーム40の上面に当接し、支持フレーム40の下面にはアンダープレート43の上面が当接しており、ボルト45及びナット47によってブラケット42を支持フレーム40に固定している。
なお、図示例では二つのバリカン式刈刃装置30を左右方向に一直線上になるように配置しているが、三つ以上のバリカン式刈刃装置30をこのように配置しても良い。
また、各バリカン式刈刃装置30の刈刃27を駆動するための駆動源を機体T側から取っていないので、駆動系統が簡素になり、各バリカン式刈刃装置30の着脱が容易となる。
本構成を採用することで、刈刃機構部Kの構成部品の数が少なくて済むと共に軽量化も達成される。また、二つのバリカン式刈刃装置30の連結部をプレート53により固定、支持することで、バリカン式刈刃装置30の作動時の刈刃27の揺れを低減し、刈刃27による作物の切断面が鋭くきれいに摘心できる。
そして、左右のバリカン式刈刃装置30の刈刃27の前方に設けた抵抗ガイド50はブラケット42との連結部(連結アーム51)を回動支点として上下方向(矢印B方向)に回動する構成である。図9に示すように、ブラケット42の左右一側(左右中央部でも良い)の前端部には支持アーム57の一端部が固着し、支持アーム57の他端部には、一端部に抵抗ガイド50を固着、支持する連結アーム51の他端部が固着連結している。
手順として、まず、作物イを切断する場所に応じて刈刃上下回動用ハンドル73を回して刈刃27を上下回動させ、上下方向の高さを設定する。そして、上下高さが調整後のバリカン式刈刃装置30に対して抵抗ガイド50の上下方向の位置を調節する。前述したように、抵抗ガイド50から作物イが離れるときの戻りの勢いで作物イが刈刃27に食い込むため、ちょうど食い込みやすくなるような位置に設定する。作物イの戻りの勢いは、作物イの茎の太さ等で違うため、最初に作業をしながら適切な抵抗ガイド50の位置を決める。
本構成を採用することで、バリカン式刈刃装置30を作業車両に設けた場合と作業車両から取り外して単独で使用する場合など、種々の使用方法が可能となる。したがってバリカン式刈刃装置30の利用用途が拡大し、便利でもある。
また、バリカン式刈刃装置30の刈刃27の後方に設けたハンドル61とエンジン31に設けたハンドル61は、ハンドル61の基部を取り付けるハンドルポスト65を鉛直方向に立ち上げて設け、刈刃27に対して直交するように略90度の方向に設けても良い。
3 前輪 4 後輪
5 操縦席 9 ステアリングハンドル
11 ボンネット 15 水平フレーム
17 鉛直フレーム 18 第一アーム
18’ 第二アーム 19 昇降ロッド
20 第一シリンダ 21 連結部材
23 第二シリンダ 24 連結支持フレーム
25 刈刃上下動装置 25a アジャスタ
25b ロッド 25c 筒
27 刈刃 27a 上刃
27b 下刃 29 第三シリンダ
30 バリカン式刈刃装置 31 刈刃駆動用エンジン
33 左右フレーム 40 支持フレーム
40a 散布ノズル 42 ブラケット
43 アンダープレート 45 ボルト
46 支持部材 47 ナット
48 軸 49 接続部材
50 抵抗ガイド 51 連結アーム
53、55 プレート 54 刈刃支持部材
55a 孔部 57 支持アーム
58 固定用ハンドル 59 ピン
59a ネジ部 60 三角プレート
60a 長孔 61 ハンドル
63 ギヤケース 65 ハンドルポスト
70 ポジションセンサ(傾斜センサ)
73 上下回動用ハンドル 80 固定具
83 コンプレッサー 85 第一圧縮エアー送風管
87 第二圧縮エアー送風管 89 エアー吹き出し口
E エンジン K 刈刃機構部
Claims (3)
- 走行装置(3,4)と、
該走行装置(3,4)上に設けられた操縦席(5)と、
該操縦席(5)の前方に設けられ、前記走行装置(3,4)の前進方向に向かって左右方向に長手方向を有し作物の上部を切断して摘心するための刈刃(27)を備えた刈刃装置(30)を、前記刈刃(27)の前端部が左右方向に略一直線上に並ぶように複数個配置した刈刃機構部(K)と、
刈刃機構部(K)の左右方向中心部から左右対称位置に配置され、前記各刈刃装置(30)に設けられた刈刃(27)を駆動するための各エンジン(31)と、
作業車両の後部に設けたコンプレッサー(83)と、
該コンプレッサー(83)と前記刈刃装置(30)との間に設けられ、コンプレッサー(83)からの空気を前方の各刈刃装置(30)に送ると共に、各刈刃装置(30)の前方に向かって吹き出す吹き出し口(89)を備えた送風管(85,87)と
を設けたことを特徴とする作業車両。 - 刈刃機構部(K)の複数の刈刃装置(30)を機体に支持するフレーム(33,40)と、
該フレーム(33,40)に連結し、複数の刈刃装置(30)全体の左右方向の高さを調節する左右調節機構(19,23)と、
作業車両の機体の左右傾斜を検出する傾斜センサ(70)と、
該傾斜センサ(70)から機体の左右傾斜が検出されると左右調節機構(19,23)を作動させて複数の刈刃装置(30)全体を左右水平に制御する制御装置と、
前記フレーム(33,40)に連結し、刈刃装置(30)の後側で且つ左右方向に軸芯を有する支点を中心に複数の刈刃装置(30)の前側を上下動させる上下動装置(25)と、
該上下動装置(25)の操作用ハンドル(73)と
を設けたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。 - 前記刈刃装置(30)及びそのエンジン(31)は一体で作業車両の機体から着脱自在な構成とし、
刈刃装置(30)及びそのエンジン(31)の取り外し時に刈刃装置(30)を単独で使用する際のハンドル(61)を、刈刃装置(30)及びそのエンジン(31)にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作業車両。
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JP2011092077A JP2011092077A (ja) | 2011-05-12 |
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2009
- 2009-10-29 JP JP2009248547A patent/JP5446728B2/ja not_active Expired - Fee Related
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