JP2011244729A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】作物の摘心作業の作業効率が向上すると共に、作業者の負担を軽減できる作業車両を提供することである。
【解決手段】走行装置3,4と、走行装置3,4上に、操縦席5と、作物に散布するための薬剤を貯留する薬剤貯留部6と、薬剤貯留部6内の薬剤を作物に散布する散布ブーム140と、作物の上部を切断するための刈刃27を備えた刈刃装置30とを設けた作業車両である。散布ブーム140を取り外すことなく摘心作業を行えるため、作業前の準備が不要であり、作業者の負担を軽減できると共に、速やかに摘心作業を開始できる。また、摘心作業と薬剤散布作業を同時に行うことができるため、別々に行う場合に比べて作業回数を低減でき、摘心作業と薬剤散布作業の作業効率が向上し、省エネルギー化にも繋がる。
【選択図】図1

Description

本発明は、大豆などの作物の摘心を行う刈刃装置を備えた作業車両に関する。
大豆などの作物は、通常、育成過程において摘心という作業を行う。摘心とは、植物の成長点をあえて切り取る作業のことで、摘心することで、成長点を失った植物は脇芽を延ばして大きく成長しようとするため、成長点を放置した場合よりも最終的に収穫量が多くなる。
そして、摘心作業を行う装置の例として、下記特許文献1には、前輪と後輪とを備えた左右一対の支柱フレームの間に水平フレームを設置し、該水平フレームの下方であって機体前方にバリカン式刈刃機構を搭載した走行型剪定機が開示されている。このバリカン式刈刃機構は、エンジンにより駆動することで、田畑において成長する多数本の各大豆における茎の最上端部を、当該各大豆の地面からの草丈を一定に揃えるように切断することができる。
特開2004−267018号公報
特許文献1に記載された走行型剪定機のバリカン式刈刃機構によって大豆などの作物の摘心作業が可能となる。しかし、近年、同じ作業車両で薬剤散布作業も行えるように、刈刃装置(摘心作業)の他にも薬剤タンクを搭載可能な作業車両が使用されるようになってきている。そして、薬剤散布作業の際には、刈刃装置を取り外して、その箇所に薬剤を散布するための散布ブームを装着して使用する。また、刈刃装置を使用する摘心作業時には、散布ブームを取り外して刈刃装置を装着して使用する。
このような作業車両では、各装置を取り外したり取り付けたりすることで、一台で摘心作業と薬剤散布作業が行えるため、経済的であり、また格納スペースも小さくて済む。しかし、刈刃装置を使用する摘心作業時には、散布ブームを取り外す必要があり、薬剤散布作業の際には、刈刃装置を取り外す必要があるため、作業者の負担になる。
また、このように、摘心作業と薬剤散布作業を別々に行わなければならず、作業者の負担になると共に、摘心作業と薬剤散布作業の各作業効率が良いとは言えない。
そこで、本発明の課題は、大豆などの作物の摘心作業と薬剤散布作業の作業効率が向上すると共に、作業者の負担を軽減できる作業車両を提供することである。
上記課題は、以下の構成により解決される。
請求項1記載の発明は、走行装置(3,4)と、該走行装置(3,4)上に、操縦席(5)と、作物に散布するための薬剤を貯留する薬剤貯留部(6)と、該薬剤貯留部(6)内の薬剤を作物に散布する散布ブーム(140)と、作物の上部を切断するための刈刃(27)を備えた刈刃装置(30)とを設けた作業車両である。
請求項2記載の発明は、前記散布ブーム(140)を操縦席(5)及び薬剤貯留部(6)の前方に設け、前記刈刃装置(30)を操縦席(5)及び薬剤貯留部(6)の後方に設けた請求項1記載の作業車両である。
請求項1記載の発明によれば、作業車両に薬剤散布用のブーム(140)と刈刃装置(30)の両装置を設けているため、ブーム(140)を取り付けた状態で摘心作業を行える。したがって、作業前の準備が不要であり、作業者の負担を軽減できると共に、速やかに摘心作業を開始できる。また、摘心作業と薬剤散布作業を同時に行うことができるため、別々に行う場合に比べて作業回数を低減でき、摘心作業と薬剤散布作業の作業効率が向上し、省エネルギー化にも繋がる。
そして、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、機体の前方には薬剤散布用のブーム(140)を設け、機体の後方には大豆の摘心用の刈刃装置(30)を設けることで、比較的、作業頻度の高い薬剤散布作業は操縦席(5)から確認できる。一方、作業車両が前進しても、刈刃装置(30)の刈刃(27)が後方に位置することで、例えば作業車両周辺に人がいても刈刃(27)が接触することがないため、安全性に優れる。
本発明の一実施形態による作業車両の側面図である。 図1の作業車両の平面図である。 図1の作業車両の後方拡大図である。 本発明の一実施形態の作業車両の第一平行リンク機構L1の鉛直フレーム付近の詳細斜視図である。 本発明の一実施形態の作業車両のバリカン式刈刃装置の上下動機構を示す斜視図である。 図2の作業車両の操縦席右側に配置した操作部付近の拡大図である。 バリカン式刈刃装置の格納状態の図を加えた場合の図1の作業車両の側面図である。 バリカン式刈刃装置を格納した場合の図7の作業車両の後方拡大図である。 本発明の他の実施形態の作業車両の後方平面図である。 本発明の他の実施形態の作業車両の後方平面図である。 本発明の他の実施形態の作業車両の後方平面図である。
図1には本発明の一実施形態による作業車両の側面図を示し、図2には図1の作業車両の平面図を示す。また、図3には図1の作業車両の後方拡大図を示す。
また、本明細書において作業車両の前進方向を向いて左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後ろということにする。
車体フレーム1の前部のボンネット11で覆われたエンジンルーム内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース2内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を走行装置である前輪3と後輪4に伝える構成である。作業者(運転者)Nは車体フレーム1上に搭載された操縦席5に着席し、ステアリングハンドル9を操作することで、薬剤の散布作業や大豆などの作物イの摘心作業を行う。
薬剤の散布作業は、操縦席5の後部に設けた薬剤タンク(薬剤貯留部)6内の薬剤を機体(車体全体)Tの前部に設けた中央ブーム140から散布することにより行う。
車体フレーム1の前部に水平方向に取り付けた水平フレーム15a,15bの先端部に鉛直フレーム17を設け、機体Tに対して上下及び左右に移動可能に中空状の角チューブである中央ブーム140を装着している。薬剤タンク6内の薬剤は、図示しない散布ホースによって中央ブーム140に送られ、中央ブーム140に複数設けられた散布ノズル140aから作物イに散布される。なお、中央ブーム140は、後述する第一シリンダ20や第二シリンダ23によって、地面からの全体の上下高さと左右方向の高さを調節できる。
また作物の摘心作業は、機体Tの後部であって薬剤タンク6の後方に設けたバリカン式刈刃装置30により行う。
車体フレーム1の後部にも水平方向に水平フレーム15a,15bを取り付け、その先端部に鉛直フレーム17を設け、機体Tに対して上下及び左右に移動可能にバリカン式刈刃装置30を装着している。バリカン式刈刃装置30は、後述する第三シリンダ26や刈刃上下動装置25によって、地面からの全体の上下高さと左右方向の高さを調節できる。
図4には図1等の作業車両の第一平行リンク機構L1の鉛直フレーム17付近の詳細図(斜視図)を示す。図4(a)には鉛直フレーム17の前方部分の図を示し、図4(b)には鉛直フレーム17の後方部分の図を示している。なお、それぞれの図は見やすいように一部省略している。
本実施形態の作業車両は、機体Tの左右前後において、上下左右の水平フレーム15a,15b及び左右の鉛直フレーム17により第一平行リンク機構L1(前方)及び第二平行リンク機構L2(後方)を構成している。左右の鉛直フレーム17の下部を第一アーム18で連結し、左右の鉛直フレーム17の上部を第二アーム18’で連結している。前記前後の平行リンク機構L1,L2は、非作業時と作業時に第一シリンダ20や第三シリンダ26が作動することで前後左右の鉛直フレーム17部分がそれぞれ昇降する。すなわち、第一シリンダ20が作動すると平行リンク機構L1の前方の鉛直フレーム17が昇降して中央ブーム140も昇降する。また、第三シリンダ26が作動すると、平行リンク機構L2の後方の鉛直フレーム17が昇降してバリカン式刈刃装置30も昇降する。
図4の第一平行リンク機構L1の鉛直フレーム17付近の図を用いて説明する。
車体フレーム1の前部には、第一平行リンク機構L1を介して中央ブーム140が連結している。第一アーム18と第一左右フレーム33aは、連結部材21で連結されており、第一左右フレーム33a全体は連結部材21を左右回動支点としてローリングする。また、鉛直フレーム17と第二アーム18’の接続部分近傍には、第二シリンダ23が取り付けられており、この第二シリンダ23によって上下移動する昇降ロッド19が第一左右フレーム33aに固定具80によって連結している。すなわち、第一左右フレーム33aは、連結部材21と昇降ロッド19により支持されている。そして、第一左右フレーム33aの左右前方側に連結支持フレーム24がそれぞれ固着されており、中央ブーム140が支持されている。昇降ロッド19が上下に作動することで第一左右フレーム33aが連結部材21を支点として左右方向にローリングするため、中央ブーム140も一緒にローリングする。
バリカン式刈刃装置30も、機体前方の中央ブーム140と同様に、車体フレーム1の後部に第二平行リンク機構L2を介して連結している。
車体フレーム1の後方下部には第二平行リンク機構L2を支持するための左右アンダーフレーム16が後輪4のアクスル部4aに支持され、左右アンダーフレーム16の後端部の外側にはそれぞれ第三シリンダ26の基部(支持下端部)が回動可能に遊嵌連結している。この第三シリンダ26の先端部(上端部)は、第二平行リンク機構L2の下方の水平フレーム15bに遊嵌連結するにあたり、支持部材46を介して水平フレーム15bと回動可能に遊嵌連結している。また、左右アンダーフレーム16の後端部の内側には第二平行リンク機構L2の前方の鉛直フレーム17の下端部を固着して立設しており、アンダーフレーム16によって第二平行リンク機構L2を支持している。
バリカン式刈刃装置30は、第三シリンダ26が伸びる又は縮む方向に作動することで後方の左右の鉛直フレーム17部分がそれぞれ昇降し、後方の鉛直フレーム17に連結するバリカン式刈刃装置30の刈刃27の高さを任意の高さに調節することができる。したがって、刈刃27を適正な摘心高さに調整できる。
そして、左右アンダーフレーム16は後輪4のアクスル部4aに固定、支持されている。アクスル部4aは強度も有り頑丈であるので、第二平行リンク機構L2やバリカン式刈刃装置30などの摘心装置全体をしっかりと固定、支持できる。したがって、これら摘心装置のぐらつきやふらつきが発生しない。
そして、図1及び図2に示すように、本実施形態の作業車両は、第二平行リンク機構L2の前後に設けた鉛直フレーム17の間に作物イを切断するバリカン式刈刃装置30を配置している。従来のバリカン式刈刃装置の左右に揺動する刈刃は、作業の間中、作動しているため、機体Tの外部で作業をしている作業者に気をつけなければならず、作業中は周囲にいる人の存在に気を配る必要があるが、バリカン式刈刃装置30を第二平行リンク機構L2の前後の鉛直フレーム17の間に設けることで、鉛直フレーム17が安全ガイドの役割を果たし、作業車両の周囲の人とバリカン式刈刃装置30の刈刃27が接触することがないので、安全性が格段に向上する。
また、本実施形態の作業車両は、第二平行リンク機構L2の第三シリンダ26の支持下端部をアンダーフレーム16に設けている。バリカン式刈刃装置30の昇降用のシリンダを上方より吊り下げ方式に配置する方法もあるが、吊り下げ方式では、摘心装置の重心が高くなるため、リンク機構が不安定になり、ぐらつくなどの不具合が発生しやすい。
しかし、第二平行リンク機構L2の第三シリンダ26の下端部をアンダーフレーム16により支持することで、支持構成が強固となり安定感がある。また、バリカン式刈刃装置30の昇降用の第三シリンダ26を容易に組み立てることができる。
そして、第三シリンダ26は、第二平行リンク機構L2の水平フレーム15a,15bの外側に設けている(図2)。バリカン式刈刃装置30の昇降用の第三シリンダ26を第二平行リンク機構L2の外側に設けることで、第二平行リンク機構L2の組み立てがし易くなる。また、第二平行リンク機構L2の左右の支持構成である左右の水平フレーム15a,15bの間隔を長くできるので、第二平行リンク機構L2をしっかり固定支持できる。すなわち、バリカン式刈刃装置30の刈刃27等は左右の水平フレーム15a,15bから外側に出ているため、左右の水平フレーム15a,15bの幅を広くすることで、刈刃27を安定して支持できる。
また、第二平行リンク機構L2を支持するアンダーフレーム16は、作業車両の機体最低地上高さHよりも高い位置に設けている。アンダーフレーム16を機体Tの最低地上高さHよりも高い位置に設けることで、薬剤の散布作業の際に、作物イとアンダーフレーム16が干渉しないので作物イを損傷させることがない。なお、作業車両の機体最低地上高さとは、ミッションケース2の底部に設けたオイル抜き用ドレンプラグ(ボルト状など)35(図8)の地上高さを意味する。
更に、第二平行リンク機構L2の第三シリンダ26の支持下端部を、アンダーフレーム16の下面よりも高い位置に配置すると、薬剤の散布作業時に、第三シリンダ26と作物イが干渉しないので、作物の損傷を防止できる。
図5には、図1等の作業車両のバリカン式刈刃装置30の上下動機構を模式的に示す(斜視図)。
また、第二平行リンク機構L2の後方の鉛直フレーム17の下端部には、連結部材21を介して第二左右フレーム33bが設けられ、バリカン式刈刃装置30の刈刃27は、第二左右フレーム33bの左右前方側に固着した連結支持フレーム24に連結した支持フレーム40によって支持されている。また、第二左右フレーム33bの左右方向中央部にはバリカン式刈刃装置30の刈刃27を上下動させるための刈刃上下動装置25が取り付けられており、第二左右フレーム33bに連結したアジャスタ25aには、内径に雌ネジを切っている筒25cが取り付けられ、筒25c内にロッド25bのネジ部25baが挿入している。
そして、支持フレーム40上面に固定された断面U字形状の支持部材46の上端部にはU字で囲まれた空間内に架け渡された軸48が設けられ、この軸48の径方向に刈刃上下動装置25のロッド25bのネジ部25baとは反対側の端部が挿入され、軸48の前方に突出した端部と刈刃27の上下回動用ハンドル73の基部側端部が接続部材49によって一体的に連結している。
刈刃上下動装置25のロッド25bは支持部材46の軸48内に遊嵌しており、軸48内を回動可能である。したがって、刈刃27の上下回動用ハンドル73を矢印X方向に回すと上下回動用ハンドル73と一体である刈刃上下動装置25のロッド25bが前後方向(矢印Y方向)に伸縮する。この刈刃上下動装置25のロッド25bの伸縮に伴い、支持フレーム40と共にバリカン式刈刃装置30の刈刃27は支点Sを中心に上下回動する。
この刈刃上下動装置25のアジャスタ機能によって、刈刃27の作物イに対する進入角度を任意に調節することができる。作業車両の作業速度を速める場合や作物イの茎葉部が太い場合は、やや刈刃27を下向きに傾斜させる方が切れ味が良くなるので、刈刃27の進入角度を下向きに調節することで切断精度が向上する。したがって、作業車両の摘心作業の適応性を向上させることが可能となる。
また、機体側に傾斜センサ(図示せず)を設け、機体Tが傾斜してもバリカン式刈刃装置30の刈刃27を水平にする構成としても良い。
バリカン式刈刃装置30を支持する支持フレーム40は、左右方向に長手方向を有する中空状の角チューブであり、連結支持フレーム24によって水平に架設され、この支持フレーム40によりブラケット42を介して図示しないボルト及びナットなどの固定具によってバリカン式刈刃装置30を支持している。
そして、右側のブラケット42の上面にバリカン式刈刃装置30の刈刃27を駆動するための駆動源である油圧モータ(電気モータでも良い)31を設けている。バリカン式刈刃装置30は、刈刃支持部材54に固定されている下刃27bと、左右に往復動する上刃27aとを摺動自在に重合した構成であり、モータ31の駆動によって上刃27aが左右に動くことで、作物の上端部が切断される。そして、下刃27bと上刃27aを左右方向に複数設けることで、左右方向に長手方向を有する刈刃27を構成している。
また、本実施形の作業車両は、機体Tの後部であって操縦席5の下部に薬剤タンク6を取り付けており、摘心作業と散布作業の両方の作業が可能な構成である。なお、「薬剤」とは栄養剤、農薬などであり作物に散布が必要な固体物が含まれることもある液状物をいう。また、除草作業を行うときには除草剤での作業となる。
このように、摘心作業と薬剤散布作業を同時に行えることで、作業車両の利用拡大が図れ、各作業用の車両を揃える場合と比べてコストが削減され、設置スペースも取らず便利である。
本構成によれば、作業車両に薬剤散布用の中央ブーム140とバリカン式刈刃装置30の両方の装置を設けているため、中央ブーム140を取り外すことなく、取り付けた状態で摘心作業を行うことができる。したがって、作業前の準備が不要であり、作業者の負担を軽減できると共に、速やかに摘心作業を開始できる。また、摘心作業と薬剤散布作業を同時に行うことができるため、別々に行う場合に比べて作業回数や作業時間を大幅に低減でき、摘心作業と薬剤散布作業の作業効率が向上し、省エネルギー化にも繋がる。
また、薬剤の散布を行うための中央ブーム140と摘心作業を行うためのバリカン式刈刃装置30の前後方向の位置は、特に限定しないが、図1等に示すように、機体Tの前方に中央ブーム140を設け、機体Tの後方にバリカン式刈刃装置30を設けることで、比較的、作業頻度の高い薬液散布作業は操縦席5から確認できる。一方、作業車両が前進しても、バリカン式刈刃装置30の刈刃27が機体後方に位置することで、例えば作業車両周辺に人がいても刈刃27が接触することがないため、安全性に優れる。
従来の作業車両では、作物を摘心するための刈刃装置は、作業時にはブームを取り外す必要があるため、作業者の負担になっていた。
しかし、中央ブーム140の昇降用の第一平行リンク機構L1を前方に、バリカン式刈刃装置30の昇降用の第二平行リンク機構L2を後方にそれぞれ別々に設けることで、摘心作業と散布作業の両方の作業を行うことができる。
また、バリカン式刈刃装置30の刈刃27が第二平行リンク機構L2の後方の鉛直フレーム17よりも前方に位置することで、機体Tの外方向(後方)へ向き出しにならないので安全に作業を行える。
また、バリカン式刈刃装置30の刈刃27の刃部は、機体Tが前進する際に切断作業が行える配置にしている。すなわち、刈刃27の基部(支持部)を後方側に、先端部である刃部を前方側に向けて、刈刃支持部材54により支持している。
このように、作業車両の前進によって摘心作業を行えるようにすることで、摘心作業が楽にできるため、作業者が後ろを振り向かなくてもよく、作業効率が良くなる。また、刈刃27の刃部が前方側に向いているため、作業車両周辺に人がいても刈刃27が接触することがなく、安全性に優れる。
また、作業車両の後部にはコンプレッサー83が配置され、コンプレッサー83によって圧縮された空気が第一圧縮エアー送風管85を通って第二圧縮エアー送風管87のエアー吹き出し口89から吹き出される。なお、図1及び図3ではエアー吹き出し口89を、空気が前方に吹き出すように配置した図を示し、図2ではエアー吹き出し口89を、空気が後方に吹き出すように配置した図を示している。このように、エアー吹き出し口89の配置は二種類のパターンがある。
エアー吹き出し口89からの送風によってバリカン式刈刃装置30により刈り取られた茎や葉が吹き飛ばされ、刈刃27上に堆積することが防止される。そして、長時間にわたる摘心作業中でも刈刃27の切断精度が安定する。また、刈刃27によって切断した部分が機体T側(前方)に飛散しないことで、作業者にも降りかからないようになる。また、エアー吹き出し口89を設けた第二圧縮エアー送風管87は、刈刃27の長手方向に沿って平行(並列)に配置しているため、刈刃27の上面全体にまんべんなく送風することができる。
また、図2に示すように、エアー吹き出し口89を設けた第二圧縮エアー送風管87を刈刃27の前方に設け、前方から後方に向けて 吹き出すように配置することで送風により大豆などの作物の茎葉部を刈刃27側へ強制的に押しつけることができる。したがって、作物の茎葉部の切断がしやすくなり、少し太めの茎葉部も切断できる。すなわち、刈刃27による切断を助ける補助的な効果がある。更に、第二圧縮エアー送風管87を刈刃27の後方に設ける場合に比べて、コンプレッサー83と第一圧縮エアー送風管85や第二圧縮エアー送風管87との配管ダクトを短く構成できるため、低コストの設計も可能となる。
また、刈刃27の長手方向を第二圧縮エアー送風管87や第二左右フレーム33bの長手方向と揃えて平行(並列)に配置し、これら第二圧縮エアー送風管87と第二左右フレーム33bとの間に刈刃27を配置することで、刈刃27はその前後に配置した第二圧縮エアー送風管87と第二左右フレーム33bによって挟まれる構成になる。したがって、第二圧縮エアー送風管87と第二左右フレーム33bが刃部27の安全ガイドの役割を果たし、刈刃27の機体Tの外側への露出が無く、安全に作業を行える。
また、図3に示すように、刈刃27の上方部に空気の吹き出し口89を設けることで、刈刃27上に残葉が堆積することを防止できる。したがって、長時間にわたる摘心作業中でも刈刃27の切断精度が安定する。また、空気の送風によって茎葉部の自然なしなりを抑えることができる。作物はそれぞれが色々な方向にしなっており、空気の送風によってしなりの方向を一様にして作物の自然のしなりを抑制することで、切断精度を高めることができる。更に、刈刃27の上方であって、且つ後方から前方に向けて送風して刈刃27の前方側に残葉を落とすことで、刈刃27の刃部の下からすりぬける茎葉部が少なくなる。すなわち、切断後の葉などが刈刃27の上に残らない。
また、図3に示すように、第二平行リンク機構L2の前方の鉛直フレーム17の下端部と刈刃27間の隙間に送風すると、その間には部品や部材などの障害物が無いので、空気を効率良く茎葉部に吹き付けることが可能となり、切断精度を維持する補助的な役割を担う。
図6には、図2の作業車両の操縦席5右側に配置した操作部43付近の拡大図を示す。本実施形態の作業車両は、上記のように摘心作業と散布作業の両方の作業が同時に行えるが、それぞれの単独作業も行える。摘心作業と薬剤の散布作業とでは作業回数が違う場合もあるので、いつも同時に作業をするわけではない。したがって、それぞれの作業を単独で行えるようにすると、圃場の状態や作物の生育状態などに適したきめ細かな作業を行うことが可能となる。
図6に示すように、薬剤タンク5内の薬剤を中央ブーム140に送液するための(薬剤散布を開始するための)防除ポンプ(図示せず)のスイッチ47と摘心作業における刈刃27の駆動用油圧ポンプ(図示せず)のスイッチ50を別々に操作部43に配置することで、各作業が単独で行える。なお、操作部43の操作パネル45には、散布作業の条件、圧力や流量などを設定でき、該設定値や現在値などが表示される。
図7には、バリカン式刈刃装置30の格納状態の図を加えた図1の作業車両の側面図を示し、図8には、バリカン式刈刃装置30を格納した場合の図7の作業車両の後方拡大図を示す。
第二平行リンク機構L2の昇降用の第三シリンダ26を図7の実線状態(作業位置)から伸張方向に作動させることで、後方の鉛直フレーム17が上昇して第二平行リンク機構L2が図7の二点鎖線状態(格納位置)に移動する。
そして、図8に示すように、バリカン式刈刃装置30を格納する際に、刈刃27は機体の最低地上高さHよりも上方の位置に格納する構成である。アンダーフレーム16は、薬剤の散布作業の際に作物イとアンダーフレーム16との干渉を防止するために機体の最低地上高さHと同等又はそれよりも少し高い配置にすることが望ましい。アンダーフレーム16よりも下方に刈刃27を格納することになると、薬剤の散布作業時に機体の左右方向の幅(左右幅ともいう)K(図2)内に位置する作物イ(稲、麦、豆類など)を刈刃27により損傷させ、収量の低下を招いてしまう。
しかし、刈刃27が機体の最低地上高さHよりも上方の位置に格納することで、作物イの損傷を防止して、摘心作業以外の薬剤の散布作業の作業適応性を向上させることができる。
また、機体の最低地上高さHと同等の高さにアンダーフレーム16を設け、刈刃27を図7に示すように格納した際、バリカン式刈刃装置30の昇降用の第三シリンダ26を含め、全ての摘心装置の構成部品がアンダーフレーム16の下面よりも上側に配置した構成とする。
水田における薬剤の散布作業などでは、稲の花が咲いて受粉を迎えた後に作業をする場合があり、収量を低下させないため、花粉を損傷させないことが望ましい。図7に示すように、全ての摘心装置の構成部品を最低地上高さHよりも上方に格納することで、構成部品と作物との干渉を低減でき、収量の低下を招きにくい。
また、第二平行リンク機構L2の回動基点部にポテンショメータ51(図7)などのセンサを設け、作業者が作業車両の副変速装置(図示せず)を後進速に変えた場合に、その作動に連動して自動的に刈刃27が格納位置まで作動する構成としても良い。
圃場内で作業車両を後進走行する際に、機体Tの後部に設けたバリカン式刈刃装置30を支持する後方鉛直フレーム17と作物イが干渉して茎葉部や実が損傷するのを防止できる。また、バリカン式刈刃装置30の刈刃27の保護にもなる。
図示しない制御装置に、予め第二平行リンク機構L2の回動格納角度(ポテンショメータの数値)を記憶させておき、作業車両の副変速装置が後進速に切り替わったときに、前記ポテンショメータ51の記憶値までバリカン式刈刃装置30が自動的に昇降する。したがって、作業車両の後進時にはバリカン式刈刃装置30を自動的に格納できる。
また、作業車両のミッションケース2近傍に作業車両の車速を検出するための車速センサー53を設け、制御装置によって車速センサー53の出力信号より車速を検知し、規定の車速以上であって走行速である判断すると、機体後部のバリカン式刈刃装置30が自動的に格納する構成としても良い。
作業車両の路上走行では、車速が一般的に高速となるため、バリカン式刈刃装置30は所定の高さに格納される方が安全に走行できる。また、高速走行時にバリカン式刈刃装置30の格納を忘れてしまうことを防止できる。
また、作業車両の路上における高速走行では、制御装置によってバリカン式刈刃装置30の昇降レバー55(昇降スイッチでも良い)(図6)を降下方向に操作してもバリカン式刈刃装置30が作業位置に降下しない構成(格納位置のままとする)としても良い。作業車両の薬剤タンク6の後方にバリカン式刈刃装置30を装備する場合に、高速走行時のバリカン式刈刃装置30の昇降操作の誤操作によって、バリカン式刈刃装置30と外部の障害物が干渉して破損することを防止できる。
更に、車速センサー53の出力信号より車速を検知し、規定の車速未満になった時に、昇降レバー55の降下方向への操作が可能となる構成でも良い。作業車両の車速によって昇降レバー55の操作が可能な範囲を設けることで、作業車両の各作業装置の安全操作が可能となる。
そして、作業車両の副変速装置が後進速である間も同様に、昇降レバー55の降下方向への昇降操作が行えない構成でも良い。本構成により、機体Tの後部に設けたバリカン式刈刃装置30を支持する後方鉛直フレーム17と作物イが干渉して茎葉部や実が損傷するのを防止できる。また、バリカン式刈刃装置30の刈刃27の保護にもなると共に、安全に作業を行える。
更に、防除ポンプスイッチ47を入りにした時、バリカン式刈刃装置30の刈刃駆動用のモータ31のスイッチ50が切りの場合は、バリカン式刈刃装置30が自動的に格納する構成としても良い。薬剤の散布作業の単独作業とバリカン式刈刃装置30との同時作業を制御装置によって判断して、刈刃27と作物イとの干渉を未然に防止できる。また、バリカン式刈刃装置30の刈刃27に薬剤が付着するのを防ぎ、刈刃27の錆び対策としても効果がある。
そして、本実施形態の作業車両は、上述のように摘心作業と散布作業を単独で行うことができる。単独作業の際に、機体Tの後部に設けたバリカン式刈刃装置30が格納位置よりも低い位置にある場合に、防除ポンプスイッチ47を操作しても入りにならない構成とすることもできる。その場合は刈刃27に薬剤が付着するのを防ぎ、刈刃27の錆び対策としても効果がある。さらに、無駄な薬液散布を防止できる。
更に、薬剤の散布作業を単独でする場合に、防除ポンプスイッチ47を入りにすると、機体Tの後部に設けたバリカン式刈刃装置30が制御装置によって自動的に予め設定された格納位置へ作動して停止する構成でも良い。この場合も、バリカン式刈刃装置30の刃部27と作物イが干渉しないので、作物イを痛めることがなく、散布作業における安全性を確保できる。また、刈刃27に薬剤が付着するのを防ぎ、刈刃27の錆び対策としても効果がある。
更に、エンジンE始動のキー入り時、作業車両を通電すると自動的に一旦、機体Tの後部に設けたバリカン式刈刃装置30が制御装置によって設定された格納位置へ作動する構成でも良い。摘心作業の終了時に、刈刃27の高さをやや低くしてエンジンEを停止する場合もあるが、本構成により、刈刃27と外部の障害物が干渉しないので安全に走行できる。また、エンジンEを始動するたびに、操縦席5の後方のバリカン式刈刃装置30の高さを気にしなくてもよいので、エンジンEの始動後、速やかに作業車両を走行できる。
そして、図2に示すように、バリカン式刈刃装置30は、刈刃27の左右幅W(刈刃支持部材54の左右方向の幅でもある)を作業車両の左右幅Kよりも、少し広くして、左右に突出するように設けている。作物(例えば、大豆など)の茎葉部は、前輪3や後輪4が走行する畝間まで繁茂する場合もあるので、作業車両の左右幅Kよりも刈刃27の左右幅Wを広くすることで、摘心残しが発生しない。したがって、バリカン式刈刃装置30の刈刃27の切断性能を向上させることができる。
また、第二左右フレーム33bと支持フレーム40との間に所定の間隔の隙間M(図2)を設けることで、摘心作業の際に切断した作物の茎葉部が、この隙間Mより地上へ落下することで刈刃27の上面に残葉が堆積しない。したがって、長時間にわたる摘心作業中でも刈刃27の切断精度が安定し、切断性能を発揮させることができる。
図9には、本発明の他の実施形態の作業車両の後方平面図を示す。
図9は、図2とは、第三シリンダ26を車体フレーム1の後部に取り付けている点と、上下回動用ハンドル73を後方に取り付けている点が異なる。
すなわち、図9に示す作業車両は、図2に示す作業車両の刈刃上下動装置25の上下回動用ハンドル73を機体の最後部に設け、第二平行リンク機構L2やバリカン式刈刃装置30などの摘心装置の外側(後方)から上下回動用ハンドル73の回動操作ができるように工夫したものである。
刈刃上下動装置25の上下回動用ハンドル73を摘心装置の後方(外側)に設けることで、上下回動用ハンドル73と刈刃27との距離が遠くに離れるため、安全にハンドル操作ができる。
図10には、本発明の他の実施形態の作業車両の後方平面図を示す。
図10の作業車両は、刈刃上下動装置25の上下回動用ハンドル73を摘心装置の後方(外側)に設ける点では図9に示す例と同様であるが、操縦席5に乗り降りするステップ60側(図示例では左側)に刈刃上下動装置25を設けた点で異なる。刈刃27の進入角度の操作の際に、操縦席5に座っている作業者は、その都度操縦席5から降りて上下回動用ハンドル73の操作をする必要がある。本構成のように、ステップ60側に刈刃上下動装置25を設けることで、操縦席5から上下回動用ハンドル73までの移動距離が短くなるため、迅速に上下回動用ハンドル73の操作が行える。また、作業者の負担も軽減され、刈刃上下動装置25の上下回動操作も楽にできる。
図11には、本発明の他の実施形態の作業車両の後方平面図を示す。
図11の作業車両は、刈刃上下動装置25をステップ60側に設ける点では図10に示す例と同様であるが、上下回動用ハンドル73を摘心装置の後方(外側)ではなく、第二平行リンク機構L2の後方の鉛直フレーム17や、第二左右フレーム33b、支持フレーム40などよりも前方に設けた点で異なる。
そして、上下回動用ハンドル73を刈刃上下動装置25の前端部に設けると、操縦席5と上下回動用ハンドル73の位置がより近くなるため、刈刃上下動装置25の上下回動操作が楽に行える。また、刈刃27と上下回動用ハンドル73が近い位置にあることで、刈刃27の進入角度が確認しやすい。
また、作業車両の走行クラッチ63(図2)に連動して、制御装置によって刈刃駆動用のモータ31の作動を入り切りできる構成としても良い。作業車両の走行クラッチ63が切りの時に刈刃駆動用のモータ31の作動を切りにすると、刈刃駆動用のモータ31の切り忘れがなく、安全である。
また、作業車両の車速を検出するための車速センサー53に連動させて、制御装置によって刈刃駆動用のモータ31の作動を入り切りできる構成としても良い。
車速センサー53の検出がない場合は、作業車両が停止している状態であるため、直ちに刈刃駆動用のモータ31の駆動を停止させることで安全である。
本発明は、薬剤散布機能と摘心機能を有するため、農作業機としての利用可能性が高い。
1 車体フレーム 2 ミッションケース
3 前輪 4 後輪
5 操縦席 6 タンク
9 ステアリングハンドル 11 ボンネット
15 水平フレーム 16 アンダーフレーム
17 鉛直フレーム 18 第一アーム
18’ 第二アーム 19 昇降ロッド
20 第一シリンダ 21 連結部材
23 第二シリンダ 24 連結支持フレーム
25 刈刃上下動装置 25a アジャスタ
25b ロッド 25c 筒
26 第三シリンダ 27 刈刃
27a 上刃 27b 下刃
30 バリカン式刈刃装置 31 刈刃駆動用モータ
33 左右フレーム 35 オイル抜き用ドレンプラグ
40 支持フレーム
42 ブラケット 43 操作部
45 操作パネル 46 支持部材
47、50 スイッチ 48 軸
49 接続部材 51 ポテンショメータ
53 車速センサー 54 刈刃支持部材
55 昇降レバー 60 ステップ
63 走行クラッチ 73 上下回動用ハンドル
80 固定具 83 コンプレッサー
85 第一圧縮エアー送風管 87 第二圧縮エアー送風管
89 エアー吹き出し口 140 中央ブーム
E エンジン

Claims (2)

  1. 走行装置(3,4)と、
    該走行装置(3,4)上に、操縦席(5)と、作物に散布するための薬剤を貯留する薬剤貯留部(6)と、該薬剤貯留部(6)内の薬剤を作物に散布する散布ブーム(140)と、作物の上部を切断するための刈刃(27)を備えた刈刃装置(30)とを設けたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記散布ブーム(140)を操縦席(5)及び薬剤貯留部(6)の前方に設け、前記刈刃装置(30)を操縦席(5)及び薬剤貯留部(6)の後方に設けたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104886027A (zh) * 2015-06-16 2015-09-09 慈溪市德顺容器有限公司 滚塑农药箱
CN112352577A (zh) * 2020-11-12 2021-02-12 新疆农业大学 仿生夹持打顶装置
CN115380727A (zh) * 2022-09-09 2022-11-25 山东省农业机械科学研究院 一种烟草打顶机构、装置及打顶机

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