JP5445766B2 - 冷却装置及びその制御方法 - Google Patents

冷却装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5445766B2
JP5445766B2 JP2010044509A JP2010044509A JP5445766B2 JP 5445766 B2 JP5445766 B2 JP 5445766B2 JP 2010044509 A JP2010044509 A JP 2010044509A JP 2010044509 A JP2010044509 A JP 2010044509A JP 5445766 B2 JP5445766 B2 JP 5445766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
coolant
control
cooling
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010044509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011179757A (ja
Inventor
健二 小林
貴道 大峽
孝久 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP2010044509A priority Critical patent/JP5445766B2/ja
Publication of JP2011179757A publication Critical patent/JP2011179757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5445766B2 publication Critical patent/JP5445766B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、被冷却物に冷却液を循環させて当該被冷却物の冷却を行う冷却装置及びその制御方法に関する。
従来、冷却液タンクから供給される冷却液を冷却器により冷却し、冷却後の冷却液をレーザ加工機等の被冷却物に循環させることにより、当該被冷却物の冷却を行うようにした冷却装置は知られており、既に本出願人もこのような用途に最適な冷却装置(冷却装置の制御方法)を提案した(特許文献1参照)。
この冷却装置は、冷却液が収容された冷却液タンクと、この冷却液タンクから送られた冷却液を冷却器により冷却して被冷却物に供給する冷却液の供給系と、被冷却物から戻された使用後の冷却液を冷却液タンクに収容する冷却液の戻り系と、被冷却物に供給する冷却液の温度を液温センサにより検出し、検出した温度が予め設定した目標温度になるようにフィードバック制御を行う制御系を備えている。
特開2007−218490号公報
しかし、上述した特許文献1の冷却装置(冷却装置の制御方法)は、次のような解決すべき課題も残されていた。
即ち、この種の冷却装置は、通常、30〜40〔リットル〕程度の冷却液を収容できる冷却液タンクを備えており、この冷却液タンクから圧送ポンプにより冷却液を供給するとともに、被冷却物から戻された使用後の冷却液は、一旦、冷却液タンクに収容される。したがって、この冷却液タンクはバッファ機能を有しており、使用後の冷却液の温度に変動があっても冷却液タンク内で緩和される。この結果、冷却液タンクから供給される冷却液の温度の変動が抑制されるため、冷却器により冷却する際には、精度の高い安定したフィードバック制御を行うことができる。
一方、冷却装置に対する小型化の要請から冷却液タンクもできるだけ容積を小さくすることが望ましいが、冷却液タンクの容積を小さくすることは、上述したバッファ機能を低下させることになる。例えば、被冷却物の負荷変動等により使用後の冷却液の温度が急激に上昇した場合、冷却液タンクから供給される冷却液の温度の上昇速度も対応して速くなる。この結果、冷却液を冷却する冷却器(冷凍サイクル)の冷却制御に応答遅れを生じ、図5に示すように、供給される冷却液の温度Tdも目標温度Tsに追従できなくなる。結局、冷却液タンクの容積を小さくした場合、精度の高い安定した温度制御を確保することができなくなり、冷却液タンクの小容積化、更には、冷却装置の小型化を図るには限界があった。
また、レーザ加工機等の機器を冷却する場合、機器が停止状態から不定期の運転状態になることもある。この場合、冷却装置から見れば無負荷状態から負荷状態に急激に変動することになり、この場合も供給される冷却液の温度Tdが目標温度Tsに追従できなくなる虞れがある。したがって、機器が停止状態であっても冷却装置の運転を停止させることができず、省エネルギ性の観点からも更なる改善の余地が残されていた。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した冷却装置及びその制御方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る冷却装置1は、上述した課題を解決するため、冷却液Lが収容された冷却液タンク2と、この冷却液タンク2から供給される冷却液Lを冷却器3により冷却して被冷却物Mの給入口Miに供給する冷却液供給系4と、被冷却物Mの排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrを冷却液タンク2に収容する冷却液戻り系5と、給入口Miに供給される冷却液Lの温度を供給側液温センサ6により検出し、検出した温度(供給側検出温度)Tdが予め設定した目標温度Tsになるようにフィードバック制御を行う温度制御系(第一温度制御系)7とを備えてなる冷却装置を構成するに際して、排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrの温度を、戻り側液温センサ8により検出し、検出した温度(戻り側検出温度)Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1,k2…を求めるとともに、供給側検出温度Tdに対する制御条件c1…を、変化度合k1…に対応する制御条件c1…に変更するフィードフォワード制御を行う第二温度制御系9を設けたことを特徴とする。
一方、本発明に係る冷却装置1の制御方法は、上述した課題を解決するため、冷却液Lが収容された冷却液タンク2から供給される冷却液Lを、冷却器3により冷却して被冷却物Mの給入口Miに供給し、かつ被冷却物Mの排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrを冷却液タンク2に収容するとともに、給入口Miに供給される冷却液Lの温度を検出し、この温度(供給側検出温度)Tdが予め設定した目標温度Tsになるようにフィードバック制御を行うに際し、フィードバック制御を行うことに加え、排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrの温度を検出し、検出した温度(戻り側検出温度)Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1,k2…を求めるとともに、供給側検出温度Tdに対する制御条件を、変化度合k1,k2…に対応する制御条件に変更するフィードフォワード制御を行うようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、好適な態様により、冷却器3は、冷媒Kが循環する冷凍サイクルCにおける冷却器3を用いることができる。一方、制御条件c1…には、圧縮機11の回転数,凝縮器ファン12の回転数,冷却用電子膨張弁13の開度,加熱用電子膨張弁14の開度,の少なくとも一つ以上を含ませることができる。なお、第二温度制御系9における戻り側検出温度Trに基づく変化物理量には、戻り側検出温度Trと冷却液Lの流量の演算により求めた負荷の大きさを用いることができる。他方、第二温度制御系9は、戻り側検出温度Trが、予め設定した下限レベルTL以下のときは、制御条件を、運転停止又は加熱動作を選択可能な省エネルギモードcEに変更することができる。
このような本発明に係る冷却装置1及びその制御方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) フィードバック制御を行うことに加え、排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrの戻り側検出温度Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1,k2…を求めるとともに、供給側検出温度Tdに対する制御条件を、変化度合k1,k2…に対応する制御条件に変更するフィードフォワード制御を行うようにしたため、被冷却物Mの負荷変動等により戻り側検出温度Trが急激に変動するような場合であっても、フィードバック制御に反映される前に、フィードフォワード制御により制御条件を変更し、冷却液Lに対する冷却能力に反映させることができる。したがって、精度の高い安定した温度制御を確保しつつ冷却液タンク2の小容積化、更には冷却装置1の小型化を図ることができる。
(2) フィードフォワード制御は、使用後の冷却液Lrの戻り側検出温度Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1,k2…に対応して、供給側検出温度Tdに対する制御条件を変更するため、変化度合k1,k2…が小さければ、制御条件はほとんど変化せず、急激な負荷変動により変化度合k1,k2…が大きくなったときのみ制御条件の変更が行われる。したがって、通常運転ではフィードフォワード制御の影響を受けることがなく、本来の安定した運転を行うことができる。
(3) 好適な態様により、冷却器3に、冷媒Kが循環する冷凍サイクルCにおける冷却器3を用いれば、ペルチェ素子を用いたサーモモジュール等の他の冷却器に比べ、より多くの制御項目、即ち、圧縮機11の回転数,凝縮器ファン12の回転数,冷却用電子膨張弁13の開度,加熱用電子膨張弁14の開度等を用いることができるため、制御条件の最適化により、より的確な制御条件を設定できる。特に、開度調整可能な加熱用電子膨張弁14を利用したため、よりきめ細かな制御を行うことができる。
(4) 好適な態様により、第二温度制御系9における戻り側検出温度Trに基づく変化物理量として、戻り側検出温度Trと冷却液Lの流量の演算により求めた負荷の大きさを用いれば、被冷却物Mの負荷状態を的確に反映できるため、より精度の高い変化度合k1…を求めることができる。
(5) 好適な態様により、戻り側検出温度Trが、予め設定した下限レベルTL以下のときは、制御条件を、運転停止又は加熱動作を選択可能な省エネルギモードcEに変更するようにすれば、特に、冷却装置1がほとんど使用されない状態或いは停止忘れ等に対して自動で省エネルギモードcEに移行させることができるため、更なる省エネルギ性の向上に寄与できる。
本発明の好適実施形態に係る冷却装置の制御方法の処理手順を説明するためのフローチャート、 同冷却装置の回路構成図、 同冷却装置における温度制御系のブロック回路図、 同温度制御系の表示部における表示態様の一例を示す表示態様図、 同制御方法の実施に用いる段階的に設定した複数の大きさの変化度合を説明するためのグラフ、 同変化度合と設定した追加制御条件の関係を示す表、 同制御方法の実施に用いる戻り側検出温度が下限レベルに達した状態を示すグラフ、 同戻り側検出温度が下限レベルに達したときの省エネルギモードにおける追加制御条件を示す表、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る冷却装置1の構成について、図2〜図4を参照して具体的に説明する。
図2中、1は本実施形態に係る冷却装置の全体構成を示す。冷却装置1は、冷却液Lを収容する冷却液タンク2を備え、この冷却液タンク2は、冷却液供給系4を構成する冷却液供給ライン21を介してレーザ加工機等の被冷却物Mの給入口Miに接続するとともに、冷却液戻り系5を構成する冷却液戻りライン22を介して被冷却物Mの排出口Meに接続する。また、冷却液供給ライン21の中途には、冷却液タンク2に収容する冷却液Lを被冷却物Mに供給するための圧送ポンプ23及びこの圧送ポンプ23により供給される冷却液Lを冷却する冷却器(熱交換器)3を直列に接続する。さらに、冷却液供給ライン21には、冷却液Lの圧力を検出する液圧計24を付設するとともに、冷却液タンク2には、補給ライン25,ドレンライン26,液面計27,フロートスイッチ28及びストレーナ29等をそれぞれ付設する。
一方、冷却液供給ライン21には、給入口Miに供給する冷却液Lの温度を検出する供給側液温センサ6を付設するとともに、冷却液戻りライン22には、排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrの温度を検出する戻り側液温センサ8を付設する。これにより、供給側液温センサ6から供給側検出温度Tdを得ることができるとともに、戻り側液温センサ8から戻り側検出温度Trを得ることができる。
他方、冷却器3には、冷却液供給ライン21を流れる冷却液Lを熱交換により冷却する冷凍サイクルCを接続する。冷凍サイクルCは、主要機能部として、圧縮機11,凝縮器30,冷媒ストレーナ31,冷却用電子膨張弁13等を備えており、冷却器3の冷媒流入側には、冷却用電子膨張弁13の冷媒流出側を接続するとともに、冷却器3の冷媒流出側には、冷媒ストレーナ31の冷媒流入側を接続する。これにより、矢印Fc方向に冷媒Kが循環する冷媒循環回路Ccが構成される。このように、冷却器3に、冷媒Kが循環する冷凍サイクルCにおける冷却器3を用いれば、ペルチェ素子を用いたサーモモジュール等の他の冷却器に比べ、より多くの制御項目、即ち、圧縮機11の回転数,凝縮器ファン12の回転数,冷却用電子膨張弁13の開度,加熱用電子膨張弁14の開度等を用いることができるため、制御条件の最適化により、より的確な制御条件を設定できる利点がある。特に、開度調整可能な加熱用電子膨張弁14を利用したため、よりきめ細かな制御を行うことができる。
また、33は、圧縮機11の冷媒流出側と冷却用電子膨張弁13の冷媒流出側間に接続したホットガスバイパス回路であり、このホットガスバイパス回路33には加熱用電子膨張弁14を直列に接続する。さらに、圧縮機11の駆動には、圧縮機モータ34を使用し、この圧縮機モータ34はインバータユニット35に接続する。また、凝縮器30には、空冷用の凝縮器ファン12を付設するとともに、この凝縮器ファン12の駆動には、ファンモータ36を使用し、このファンモータ36はインバータユニット37に接続する。その他、冷凍サイクルCにおける冷媒循環回路Ccには、吸入温度センサ38,吐出温度センサ39,凝縮冷媒温度センサ40,冷却器入口冷媒温度センサ41,高圧圧力スイッチ42をそれぞれ付設する。この場合、高圧圧力スイッチ42は、主に保護スイッチとして機能する。
そして、供給側液温センサ6,戻り側液温センサ8,各温度センサ38,39,40,41,インバータユニット35,37、冷却用電子膨張弁13及び加熱用電子膨張弁14は、それぞれコントローラ50に接続する。コントローラ50は、制御系の主要部を構成し、冷凍サイクルCを含む冷却装置1の全体の制御を司る機能を有する。したがって、コントローラ50は、図3に示すように、マイコン(マイクロコンピュータ)を使用した制御部51を備えるとともに、この制御部51に接続した操作部を兼ねる入力部52及び液晶表示パネル等を用いた表示部53を備える。この場合、制御部51は、CPU及びメモリ等を内蔵したコンピュータ機能を有し、予め格納した制御プログラムにより各種処理機能及び制御機能(シーケンス制御)を実行するとともに、通信機能等の必要に応じた各種機能を備えている。
特に、コントローラ50は、本実施形態に係る制御方法に用いる制御プログラム(シーケンスプログラム)を格納するとともに、データベース15を備え、このデータベース15には、後述する、段階的に設定した複数の大きさの変化度合k1,k2…と各変化度合k1,k2…に対応させて設定した複数の追加制御条件c1,c2…を有する。また、コントローラ50に接続される供給側液温センサ6及び戻り側液温センサ8は、制御部51のセンサポートに接続する。これにより、供給側液温センサ6と制御部51は、供給側液温センサ6により検出した供給側検出温度Tdが予め設定した目標温度Tsになるようにフィードバック制御を行う第一温度制御系7を構成し、他方、戻り側液温センサ8と制御部51は、戻り側液温センサ8により検出した戻り側検出温度Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1…を求めるとともに、供給側検出温度Tdに対する制御条件を、求めた変化度合k1…に対応する制御条件に変更するフィードフォワード制御を行う第二温度制御系9を構成する。したがって、制御部51からは、少なくとも、インバータユニット35,37、冷却用電子膨張弁13及び加熱用電子膨張弁14に対して、制御条件に対応する制御指令が付与される。
次に、冷却装置1の動作を含む本実施形態に係る制御方法について、図2〜図8を参照しつつ図1に示すフローチャートに従って説明する。
まず、本実施形態に係る制御方法においては、戻り側検出温度Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1,k2…を求めるとともに、この変化度合k1,k2…に対応する制御条件を用いるため、予め、段階的に設定した複数の大きさの変化度合k1,k2…と各変化度合k1,k2…に対応させて設定した複数の追加制御条件c1,c2…を有するデータベース15を設ける。
図5は、段階的に設定した複数の大きさの変化度合k1,k2,k3,k4,k5,k6をグラフ形式により示す。同図は、戻り側検出温度Trがtc時点で変動した際の当該戻り側検出温度Trの変化度合k1…を示す。この場合、変化度合k1…は、単位時間当たりの戻り側検出温度Trの変化量として用いることができる。図5において、k4〜k6は上昇度合を示しており、k6は想定される大きな変化度合、k4は想定される比較的小さな変化度合、k5はk4とk6の中間の変化度合を示すとともに、k1〜k3は下降度合を示し、k1は想定される大きな変化度合、k3は想定される比較的小さな変化度合、k2はk1とk3の中間の変化度合を示す。なお、図5中、Tsは供給側の目標温度を示す。
なお、例示の場合、戻り側検出温度Trの時間に対する変化度合k1…を求めたが、必要により、図2に仮想線で示すように、冷却液供給ライン21に流量計55を接続し、冷却液Lの流量を検出するとともに、この流量と戻り側検出温度Trの変化量を乗じて被冷却物Mの負荷の大きさ(変化物理量)の時間に対する変化度合k1…を求めてもよい。この場合、流量は、圧送ポンプ23の運転状態により変化するため、予め、圧送ポンプ23の運転状態に対応した流量をプリセットし、このプリセットした流量を用いてもよく、この場合には流量計55が不要となる。このように、第二温度制御系9における戻り側検出温度Trに基づく変化物理量として、戻り側検出温度Trと冷却液Lの流量の演算により求めた負荷の大きさを用いれば、被冷却物Mの負荷状態を的確に反映できるため、より精度の高い変化度合k1…を求めることができる。
さらに、負荷の大きさに対応した変化度合k1…が得られることから、図4に示すように、表示部53に負荷状態表示部61を設けることにより、負荷状態を目視により確認できるようにしてもよい。図4中、62は変化度合k1…の表示部、63は負荷状態のグラフ表示部をそれぞれ示す。
また、各変化度合k1,k2…に対応した追加制御条件c1,c2,c3,c4,c5,c6をそれぞれ設定する。図6は、設定した追加制御条件c1,c2…を示す。この追加制御条件c1,c2…は、圧縮機11の回転数(圧縮機回転数),凝縮器ファン12の回転数(凝縮器ファン回転数),冷却用電子膨張弁13の開度(冷却用電子膨張弁開度),加熱用電子膨張弁14の開度(加熱用電子膨張弁開度)により設定する。この場合、例えば、急激な変動に基づく変化度合k6が求められれば、図6から、圧縮機回転数を「最大」に、凝縮器ファン回転数を「最大」に、冷却用電子膨張弁開度を「全開」に、加熱用電子膨張弁開度を「全閉」に制御する追加制御条件c6が選択される。他方、変化度合k4が求められれば、図6から、圧縮機回転数を「+1」に、凝縮器ファン回転数を「+1」に、冷却用電子膨張弁開度を「+1」に、加熱用電子膨張弁開度を「−2」に制御する追加制御条件c4が選択される。追加制御条件の「+1」は、平常運転時のフィードバック制御における制御条件が「+3」の場合、「+4」に変更することを意味する。追加制御条件c1,c2,c3,c4,c5,c6は一例であり、予め実験等により最適値を求め、データベース15にデータテーブルとして設定する。
一方、図7は、戻り側検出温度Trがtc時点で急激に低下し、予め設定した下限レベルTLに達した状態を示している。この場合、低負荷となることから、戻り側検出温度Trと供給側検出温度Td(目標温度Ts)は接近した状態となる。このようなケースとしては、例えば、複数の被冷却物M…に冷却装置1が接続された状態で何らかのイベント発生により全部の被冷却物Mの運転が停止した場合、即ち、運転スイッチをOFFにしていない状態で想定外の低負荷状態が発生する場合等が考えられる。この場合、冷却装置1は無駄な運転が継続してしまうため、図8に示すように、制御条件を、運転停止又は加熱動作を選択可能な省エネルギモードcEに変更する。図8は、圧縮機11及び凝縮器ファン12の作動を停止させた例であり、冷却装置1の実質的な運転停止となる。なお、この際の制御条件としては、その他、加熱動作を行う制御条件或いは冷却能力を最低レベルまで低下させる制御条件に設定してもよい。
次に、冷却装置1の具体的な動作について説明する。今、冷却装置1は、平常運転が行われているものとする(ステップS1)。この場合、圧送ポンプ23の作動により、冷却液タンク2に収容された冷却液Lは、冷却液供給ライン21を介して被冷却物Mの給入口Miに供給されるとともに、被冷却物Mを熱交換により冷却した使用後の冷却液Lrは、排出口Meから排出され、冷却液戻りライン22を介して冷却液タンク2に戻される。この際、冷却液供給ライン21を流れる冷却液Lは、冷却器3により冷却される。即ち、冷却器3に流入した冷却液Lは、冷凍サイクルCにおける冷却された冷媒Kとの熱交換により冷却される。冷凍サイクルCでは、圧縮機11の運転により冷媒Kが冷媒循環回路Ccを矢印Fc方向に循環し、冷凍サイクルCによる冷媒冷却が行われる。なお、図2中、矢印Fw…は冷却液Lが流れる方向を示す。
また、被冷却物Mに供給される冷却液Lの温度は、供給側液温センサ6により検出され、得られる供給側検出温度Tdはコントローラ50に付与される。これにより、制御部51はインバータユニット35に制御指令を付与し、圧縮機モータ34の回転数を制御するとともに、必要により、凝縮器ファン12の回転数,冷却用電子膨張弁13の開度,加熱用電子膨張弁14の開度の一つ又は二つ以上を制御して、供給側検出温度Tdが目標温度Tsになるように冷却液Lの温度に対するフィードバック制御を行う。
一方、制御部51は、戻り側液温センサ8から検出される戻り側検出温度Trを監視する(ステップS2)。監視に際しては、まず、下限レベルTL以下か否かを判断する(ステップS3)。下限レベルTL以下のときは、戻り側検出温度Trが、目標温度Tsに接近した温度として検出される場合であり、例えば、冷却装置1の運転スイッチをONにして運転を開始しても被冷却物Mは運転を開始することなく無負荷状態を継続している場合が考えられる。他方、前述した図7に示すように、被冷却物Mが運転中であっても何らかのイベント発生により運転を停止した場合も考えられる。この場合、下限レベルTL以下まで下降することが考えられる。このように、戻り側検出温度Trが下限レベルTL以下のときは、図8に示す変化度合kLが選択されるとともに、この変化度合kLに対応する制御条件として省エネルギモードcEが選択される。この結果、使用中の制御条件が新たな制御条件となる省エネルギモードcEに変更(更新)される(ステップS4)。この省エネルギモードcEでは、圧縮機11は停止し、凝縮器ファン12も停止する。即ち、冷却装置1の実質的な運転が停止する。このような省エネルギモードcEを設ければ、特に、冷却装置1がほとんど使用されない状態或いは停止忘れ等に対して自動で省エネルギモードcEに移行させることができるため、更なる省エネルギ性の向上に寄与できる。
他方、戻り側検出温度Trが下限レベルTLを越えた状態であって、その変動がなければ、そのままフィードバック制御による平常の温度制御が継続する(ステップS3,S5,S8,S1…)。
これに対して、今、被冷却物Mの負荷状態が何らかの原因より大きくなった場合を想定する。これにより、被冷却物Mにおける冷却液Lとの熱交換量も多くなるため、戻り側検出温度Trが上昇する(ステップS5)。この戻り側検出温度Trは、制御部51に付与されるため、制御部51は、この戻り側検出温度Trから単位時間当たりの変化量(変化度合)を求める(ステップS6)。そして、データベース15のデータテーブルに設定されている変化度合k4〜k6の中から、求めた変化度合に最も近いものを選択する。一例として、変化度合k5が選択されたものとすれば、この変化度合k5に対応する追加制御条件c5が選択され、使用中の制御条件は、追加制御条件c5により変更(更新)される(ステップS7)。したがって、この場合、圧縮機11の回転数は、平常時の制御条件に加えて「+2」レベルまで大きくなるとともに、凝縮器ファン12の回転数は、平常時の制御条件に加えて「+2」レベルまで大きくなり、さらに、冷却用電子膨張弁開度は、平常時の制御条件に加えて「+2」レベルの開度まで開くとともに、加熱用電子膨張弁開度は、「全閉」となるように制御、即ち、フィードフォワード制御が行われる。
このように、第二温度制御系9に、段階的に設定した複数の大きさの変化度合k1,k2…と各変化度合k1,k2…に対応させて設定した複数の追加制御条件c1,c2…を有するデータベース15を設けるとともに、変化度合k1,k2…に対応してデータベース15から選択した追加制御条件c1,c2…により平常時の制御条件を変更する機能を設ければ、追加制御条件c1,c2…を求めるための演算処理等が不要となる。
他方、被冷却物Mの負荷状態が何らかの原因より小さくなった場合を想定する。これにより、被冷却物Mにおける冷却液Lとの熱交換量も小さくなるため、戻り側検出温度Trが下降する(ステップS8)。この戻り側検出温度Trは、制御部51に付与されるため、制御部51は、この戻り側検出温度Trから単位時間当たりの変化量(変化度合)を求める(ステップS9)。そして、データベース15に設定されている変化度合k1〜k3の中から、求めた変化度合に最も近いものを選択する。一例として、変化度合k3が選択されたものとすれば、この変化度合k3に対応する追加制御条件c3が選択され、使用中の制御条件は、追加制御条件c3にわり変更(更新)される(ステップS10)。したがって、この場合、圧縮機11の回転数は、平常時の制御条件よりも「−1」レベル小さくなるとともに、凝縮器ファン12の回転数は、平常時の制御条件よりも「−1」レベル小さくなり、さらに、冷却用電子膨張弁開度は、平常時の制御条件よりも「−1」レベル閉じるとともに、加熱用電子膨張弁開度は、平常時の制御条件に加えて「+2」レベルの開度だけ開くように制御、即ち、フィードフォワード制御が行われる。
このように、本実施形態に係る制御方法では、供給側検出温度Tdに対するフィードバック制御が行われるとともに、これに加えて、戻り側検出温度Trに基づき供給側の制御条件に対するフィードフォワード制御が行われる。
以上、冷却装置1の制御動作について説明したが、冷却装置1が省エネルギモードcEを含む運転を継続していれば、運転スイッチをOFFにしない限り、同様のフィードバック制御及びフィードフォワード制御が行われる(ステップS11,S1…)。
よって、このような本実施形態に係る冷却装置1及びその制御方法によれば、フィードバック制御を行うことに加え、排出口Meから戻される使用後の冷却液Lrの戻り側検出温度Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1…を求めるとともに、供給側検出温度Tdに対する制御条件を、変化度合k1…に対応する制御条件に変更するフィードフォワード制御を行うようにしたため、被冷却物Mの負荷変動等により戻り側検出温度Trが急激に変動するような場合であっても、フィードバック制御に反映される前に、フィードフォワード制御により制御条件を変更し、冷却液Lに対する冷却能力に反映させることができる。したがって、精度の高い安定した温度制御を確保しつつ冷却液タンク2の小容積化、更には冷却装置1の小型化を図ることができる。また、フィードフォワード制御は、使用後の冷却液Lrの戻り側検出温度Tr又はこの戻り側検出温度Trに基づく変化物理量の時間に対する変化度合k1…に対応して、供給側検出温度Tdに対する制御条件を変更するため、変化度合k1…が小さければ、制御条件はほとんど変化せず、急激な負荷変動により変化度合k1…が大きくなったときのみ制御条件の変更が行われる。したがって、通常運転ではフィードフォワード制御の影響を受けることがなく、本来の安定した運転を行うことができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、追加制御条件c1…は、予めデータテーブルとして設定した場合を示したが、変化度合k1…が得られたなら所定の演算式により算出(演算)してもよい。これにより、よりきめ細かい制御を行うことができる。また、冷却器3は、冷媒Kが循環する冷凍サイクルCにおける冷却器3を用いる場合を示したが、ペルチェ素子を利用したサーモモジュール等の他の冷却器の使用を排除するものではない。さらに、追加制御条件c1…には、圧縮機11の回転数,凝縮器ファン12の回転数,冷却用電子膨張弁13の開度及び加熱用電子膨張弁14の開度を用いる場合を示したが、これらの一つ又は二つ以上を選択して用いることができる。
なお、冷凍サイクルCは冷却器又は加熱器として機能させることができるため、本発明における「冷却」とは「加熱」も含む概念であり、このことはペルチェ素子を利用したサーモモジュール等の他の冷却器を使用する場合も同じである。また、冷却液タンク2の容積は問わない。したがって、冷却液タンク2の容積がほとんど0の場合、即ち、冷却液タンク2に接続した冷却液供給ライン21と冷却液戻りライン22を直接接続するなどの構成により容積がほとんど0になる場合も冷却液タンク2に包含される。
本発明に係る冷却装置1及びその制御方法は、レーザ加工機等の各種被冷却物に冷却液を循環させて当該被冷却物の冷却を行う様々な用途に利用できる。
1:冷却装置,2:冷却液タンク,3:冷却器,4:冷却液供給系,5:冷却液戻り系,6:供給側液温センサ,7:第一温度制御系,8:戻り側液温センサ,9:第二温度制御系,11:圧縮機,12:凝縮器ファン,13:冷却用電子膨張弁,14:加熱用電子膨張弁,15:データベース,L:冷却液,Lr:冷却液,M:被冷却物,Mi:給入口,Me:排出口,Td:供給側検出温度,Ts:目標温度,Tr:戻り側検出温度,TL:下限レベル,k1,k2…:変化度合,c1,c2…:制御条件,cE:省エネルギモード,K:冷媒,C:冷凍サイクル

Claims (8)

  1. 冷却液が収容された冷却液タンクと、この冷却液タンクから供給される冷却液を冷却器により冷却して被冷却物の給入口に供給する冷却液供給系と、前記被冷却物の排出口から戻される使用後の冷却液を前記冷却液タンクに収容する冷却液戻り系と、前記給入口に供給される冷却液の温度を、供給側液温センサにより検出し、検出した温度(供給側検出温度)が予め設定した目標温度になるようにフィードバック制御を行う温度制御系(第一温度制御系)とを備えてなる冷却装置において、前記排出口から戻される使用後の冷却液の温度を、戻り側液温センサにより検出し、検出した温度(戻り側検出温度)又はこの戻り側検出温度に基づく変化物理量の時間に対する変化度合を求めるとともに、前記供給側検出温度に対する制御条件を、前記変化度合に対応する制御条件に変更するフィードフォワード制御を行う第二温度制御系を設けたことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記冷却器は、冷媒が循環する冷凍サイクルにおける冷却器を用いることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記制御条件には、圧縮機の回転数,凝縮器ファンの回転数,冷却用電子膨張弁の開度,加熱用電子膨張弁の開度,の少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  4. 前記第二温度制御系は、前記戻り側検出温度に基づく変化物理量として、前記戻り側検出温度と冷却液流量の演算により求めた負荷の大きさを用いることを特徴とする請求項1,2又は3記載の冷却装置。
  5. 前記第二温度制御系は、前記戻り側検出温度が、予め設定した下限レベル以下のときは、前記制御条件を、運転停止又は加熱動作を選択可能な省エネルギモードに変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷却装置。
  6. 冷却液が収容された冷却液タンクから供給される冷却液を、冷却器により冷却して被冷却物の給入口に供給し、かつ前記被冷却物の排出口から戻される使用後の冷却液を前記冷却液タンクに収容するとともに、前記給入口に供給される冷却液の温度を検出し、この温度(供給側検出温度)が予め設定した目標温度になるようにフィードバック制御を行う冷却装置の制御方法において、前記フィードバック制御を行うことに加え、前記排出口から戻される使用後の冷却液の温度を検出し、検出した温度(戻り側検出温度)又はこの戻り側検出温度に基づく変化物理量の時間に対する変化度合を求めるとともに、前記供給側検出温度に対する制御条件を、前記変化度合に対応する制御条件に変更するフィードフォワード制御を行うことを特徴とする冷却装置の制御方法。
  7. 前記戻り側検出温度に基づく変化物理量として、前記戻り側検出温度と冷却液流量の演算により求めた負荷の大きさを用いることを特徴とする請求項6記載の冷却装置の制御方法。
  8. 前記戻り側検出温度が、予め設定した下限レベル以下のときは、前記制御条件を、運転停止又は加熱動作を選択可能な省エネルギモードに変更することを特徴とする請求項6又は7記載の冷却装置の制御方法。
JP2010044509A 2010-03-01 2010-03-01 冷却装置及びその制御方法 Active JP5445766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010044509A JP5445766B2 (ja) 2010-03-01 2010-03-01 冷却装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010044509A JP5445766B2 (ja) 2010-03-01 2010-03-01 冷却装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011179757A JP2011179757A (ja) 2011-09-15
JP5445766B2 true JP5445766B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=44691444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010044509A Active JP5445766B2 (ja) 2010-03-01 2010-03-01 冷却装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5445766B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210148630A1 (en) * 2019-11-20 2021-05-20 Ckd Corporation Temperature control system
US11656016B2 (en) 2019-11-20 2023-05-23 Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co., Ltd. Cooling system that comprises multiple cooling apparatus and reduces power consumption
US11703284B2 (en) 2019-11-08 2023-07-18 Ckd Corporation Temperature control system and integrated temperature control system
US11788777B2 (en) 2019-11-08 2023-10-17 Ckd Corporation Temperature control system and integrated temperature control system

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5685782B2 (ja) * 2012-01-06 2015-03-18 オリオン機械株式会社 チラーの連結運転方法及びシステム
US9182154B2 (en) * 2012-01-20 2015-11-10 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Adaptive control of vapor compression system
JP2014219147A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 株式会社アピステ 温調装置
JP5762493B2 (ja) * 2013-09-20 2015-08-12 株式会社ナカヤ エリア別パラメータ制御方式ハイブリッドチラーを用いた循環液温度調節方法
JP2015114075A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 オリオン機械株式会社 温度調整装置
JP6349276B2 (ja) * 2015-03-10 2018-06-27 三菱重工工作機械株式会社 工作機械の主軸冷却方法及び工作機械

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2696990B2 (ja) * 1988-06-21 1998-01-14 ダイキン工業株式会社 液体冷却装置の温度制御装置
JP2529905B2 (ja) * 1991-06-18 1996-09-04 関東精機株式会社 工作機械の温度制御方法
JP2001300834A (ja) * 2000-04-18 2001-10-30 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の温度制御方法及び装置
JP3945361B2 (ja) * 2002-10-01 2007-07-18 松下電器産業株式会社 ヒ−トポンプ給湯装置
JP2007218490A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Orion Mach Co Ltd 冷却装置の制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11703284B2 (en) 2019-11-08 2023-07-18 Ckd Corporation Temperature control system and integrated temperature control system
US11788777B2 (en) 2019-11-08 2023-10-17 Ckd Corporation Temperature control system and integrated temperature control system
US20210148630A1 (en) * 2019-11-20 2021-05-20 Ckd Corporation Temperature control system
US11656016B2 (en) 2019-11-20 2023-05-23 Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co., Ltd. Cooling system that comprises multiple cooling apparatus and reduces power consumption
US11796247B2 (en) 2019-11-20 2023-10-24 Ckd Corporation Temperature control system
TWI839582B (zh) * 2019-11-20 2024-04-21 日商Ckd股份有限公司 溫度控制系統

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011179757A (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5445766B2 (ja) 冷却装置及びその制御方法
US10571077B2 (en) Cooled-hydrogen supply station and a cooling apparatus for hydrogen
JP5721875B1 (ja) チラー装置
JP4566052B2 (ja) 恒温維持装置。
JP2007327725A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5583897B2 (ja) 冷却塔及び熱源機システム
JPWO2019017297A1 (ja) 相変化冷却装置および相変化冷却方法
JP4173973B2 (ja) 熱源機器の台数制御装置および台数制御方法
JP6422590B2 (ja) 熱源システム
JP6375175B2 (ja) オイルクーラー及びオイルクーラーにおける電動弁の制御方法
EP2706303B1 (en) Heat pump system
JP2012141098A (ja) 熱源システムおよびその制御方法
JP7205916B2 (ja) フリークーリングチラー及びその運転方法
JP2009058199A (ja) 冷却装置
JP4970199B2 (ja) 冷却装置の制御方法
JP2018009746A (ja) チラーの制御方法及び装置
JP2011226680A (ja) 冷却水製造設備
JP5455338B2 (ja) 冷却塔及び熱源機システム
JP6430758B2 (ja) 冷却システム
JPWO2018003094A1 (ja) 空気調和機
JPH024166A (ja) 液体冷却装置の温度制御装置
JP2021092369A (ja) フリークーリングチラーの連結運転方法及びシステム
JP2007225226A (ja) 冷却装置の制御方法
JP4976239B2 (ja) 冷却装置の圧縮機保護方法
JP4976238B2 (ja) 冷却装置の圧縮機制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5445766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250