JP5445107B2 - 証明写真撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボックス本体と、ボックス本体内に収納空間と撮影空間とを形成するよう設けられた内壁とを備えた証明写真撮影装置に係り、とりわけ、内壁に非接触情報記憶媒体用リーダライタが設けられている証明写真撮影装置に関する。
近年、アンテナコイルとICチップとを内蔵した非接触ICカード(非接触情報記憶媒体)を用いたサービスが、日常社会において急速に普及してきている。非接触ICカードは、ホスト装置に設けられた非接触ICカード用リーダライタとの間において無線でデータ通信を行うことができる。このため、非接触ICカードを財布などの中に入れたままの状態であってもデータ通信を行うことが可能となり、利便性が高い。このような利便性のため、非接触ICカードを用いたサービスが、例えば交通機関の改札システムや、オフィスビルにおける入館・入室用システムなどにおいて利用されている。
また近年においては、このような非接触ICカードを用いたサービスが、商品を販売する自動販売機における料金の決済手段としても用いられている。例えば特許文献1において、缶またはペットボトル入りの飲料を販売する自動販売機に設けられ、電子マネー情報が記憶された情報記憶媒体、例えば非接触ICカードに対して決済処理を行うことの可能な非接触ICカード用リーダライタ、および当該リーダライタを備えた自動販売機が提案されている。
図4(a)は、非接触ICカード用リーダライタ101を備えた一般的な飲料用自動販売機100を示す正面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す自動販売機100を側方から見た場合を示す側面図である。図4(a)(b)に示すように、飲料用自動販売機100においては、一般に、非接触ICカード用リーダライタ101は、自動販売機100の前面100aから突出するよう配置されている。このように非接触ICカード用リーダライタ101を自動販売機100の前面100aから突出させることにより、非接触ICカード(図示せず)を非接触ICカード用リーダライタ101にかざす動作をより容易にすることが図られている。
特開2009−205632号公報
ところで、証明写真を撮影する証明写真撮影装置においても、より容易な料金決済を実現するため、上述の非接触ICカード用リーダライタを設けることが求められている。証明写真撮影装置は、一般に、ボックス本体と、ボックス本体内に収納空間と撮影空間とを形成するよう設けられた内壁とを備えている。また一般に、証明写真を撮影する間、証明写真撮影装置内の撮影空間は遮光カーテンなどにより外部から遮蔽されている。
このような証明写真撮影装置においては、撮影の際に照明部からフラッシュが発せられる。ここで、非接触ICカード用リーダライタが撮影空間側に向って内壁から突出するよう設けられている場合、照明部から発せられたフラッシュは、内壁から突出する非接触ICカード用リーダライタにより様々な方向に反射される。この場合、非接触ICカード用リーダライタにより様々な方向に反射されるフラッシュの方向を精度良く予測するのは困難である。このため、撮影の際、予測外の方向に反射されたフラッシュが、被撮影者の一部、例えば被撮影者が着用している眼鏡に映り込むという事態が生じることが考えられる。眼鏡にフラッシュが映り込んだ写真は、証明写真として不適切である。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る証明写真撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、ボックス形状を有する証明写真撮影装置において、ボックス本体と、ボックス本体内に収納空間と撮影空間とを形成するよう設けられた内壁と、収納空間内に配置された撮影装置と、を備え、前記内壁には、撮影窓、操作部、照明部および非接触情報記憶媒体用リーダライタが設けられ、前記非接触情報記憶媒体用リーダライタは、その撮影空間側表面が前記内壁の撮影空間側の表面から突出することなく、内壁に取り付けられていることを特徴とする証明写真撮影装置である。
本発明の証明写真撮影装置において、好ましくは、前記内壁のうち前記非接触情報記憶媒体用リーダライタに対応する部分に開口部が形成され、当該開口部に透明基材からなる透明基材部が嵌め込まれ、前記非接触情報記憶媒体用リーダライタは、その撮影空間側表面が前記透明基材部を通して撮影空間側から視認されるよう前記内壁に取り付けられている。
本発明の証明写真撮影装置において、好ましくは、前記透明基材部と、前記非接触情報記憶媒体用リーダライタの撮影空間側表面との間に、0.1mm〜5mmの隙間が形成されている。
本発明の証明写真撮影装置において、好ましくは、前記透明基材部の前記非接触情報記憶媒体用リーダライタ側表面の中心線表面粗さが0.2μm〜10μmの範囲内となっている。
本発明の証明写真撮影装置において、好ましくは、前記透明基材部の撮影空間側表面の中心線表面粗さが0.05mm〜0.5mmの範囲内となっている。
本発明の証明写真撮影装置において、好ましくは、前記透明基材部は、撮影空間側に位置する第1透明板と、収納空間側に位置する第2透明板とを有し、当該第1透明板は前記内壁の開口部に嵌め込まれ、前記非接触情報記憶媒体用リーダライタは、これら第1透明板および第2透明板を通して撮影空間側から視認されるよう前記内壁に取り付けられ、前記第2透明板は、前記内壁の開口部および前記第1透明板を収納空間側から覆う形状を有している。
本発明の証明写真撮影装置において、好ましくは、前記第1透明板と前記第2透明板との間に、前記第1透明板を囲むシール部が介在されている。
本発明の証明写真撮影装置において、前記内壁は、前記ボックス本体の一方の側壁から他方の側壁へ向って延び、その一方の側壁側端部を中心として回動自在に設けられ、前記内壁は、前記ボックス本体の一方の側壁に重なる位置まで回動してもよい。
本発明によれば、ボックス形状を有する証明写真撮影装置は、ボックス本体と、ボックス本体内に収納空間と撮影空間とを形成するよう設けられた内壁と、収納空間内に配置された撮影装置と、を備えている。内壁には、撮影窓、操作部、照明部および非接触情報記憶媒体用リーダライタが設けられており、また非接触情報記憶媒体用リーダライタは、その撮影空間側表面が内壁の撮影空間側の表面から突出することなく、内壁に取り付けられている。このため、撮影の際のフラッシュが非接触情報記憶媒体用リーダライタに到達した場合であっても、非接触情報記憶媒体用リーダライタにより反射されたフラッシュの方向を精度良く予測することができる。従って、非接触情報記憶媒体用リーダライタにより反射されたフラッシュが、被撮影者が着用している眼鏡などに向かわないよう、証明写真撮影装置の形状などを適切に設計することが可能となる。このことにより、写真の撮影中、被撮影者の一部に、非接触情報記憶媒体用リーダライタにより反射されたフラッシュが映り込むのを防ぐことができる。
図1は、本発明の実施の形態における証明写真撮影装置の内壁を示す正面図。 図2は、本発明の実施の形態において、内壁に設けられた非接触ICカード用リーダライタを示す側面図。 図3(a)は、本発明の実施の形態における証明写真撮影装置を示す斜視図、図3(b)は、本発明の実施の形態において、証明写真撮影装置の全体構成から天井部を便宜的に取り除いた状態を示す平面図。 図4(a)は、非接触ICカード用リーダライタを備えた一般的な飲料用自動販売機を示す正面図、図4(b)は、図4(a)に示す自動販売機を側方から見た場合を示す側面図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。はじめに図3(a)(b)を参照して、証明写真撮影装置10全体について説明する。
証明写真撮影装置
図3(a)(b)に示すように、ボックス形状を有する証明写真撮影装置10は、ボックス本体11と、ボックス本体11内に収納空間16と撮影空間15とを形成するよう設けられた内壁20とを備えている。また図3(a)(b)に示すように、ボックス本体11は、一方の側壁11bと他方の側壁11cとを有しており、このうち他方の側壁11cには、後述するプリンタ19によりプリントアウトされた証明写真を取り出す写真取出部14、および被撮影者がボックス本体11内部に出入する出入口12が形成されている。図3(a)に示すように、出入口12には、証明写真撮影を行う際に外部からの光を遮断する遮光カーテン13が取り付けられている。
また図3(b)に示すように、撮影空間15内には、証明写真撮影中に被撮影者が座る椅子17が設置され、また収納空間16内には、内壁20に設けられた撮影窓21(後述)を介して被撮影者を撮影する撮影装置18と、撮影した証明写真をプリントアウトするプリンタ19とが配置されている。また後述するように、内壁20には非接触ICカード用リーダライタ30が設けられている。
内壁
次に図1および図3(b)を参照して、内壁20について詳述する。前述のように、内壁20は、ボックス本体11内に収納空間16と撮影空間15とを形成する仕切り壁として機能するものである。この内壁20は、図3(b)に示すように、ボックス本体11の一方の側壁11bから他方の側壁11cへ向って延びており、また、内壁20の一方の側壁側端部20bを中心として回動自在となるよう設けられている。より詳細には、図1に示すように、内壁20の一方の側壁側端部20bには回転軸部27が取り付けられており、この回転軸部27を中心として内壁20が図3において矢印Aで示す方向に回動する。このように内壁20を回動自在に設けることにより、収納空間16内に撮影装置18などを容易に搬入することができる。
図1は、撮影空間15側から見た場合の内壁20を示す正面図である。図1に示すように、内壁20には、撮影窓21、操作部22および非接触ICカード用リーダライタ(非接触情報記憶媒体用リーダライタ)30が設けられている。
このうち撮影窓21は、収納空間16内に設置された撮影装置18によって撮影空間15内の被撮影者を撮影する際の窓となる部分であり、椅子17に腰掛けている被撮影者の顔の高さに対応する高さに形成されている。また操作部22は、撮影に関する情報を表示するとともに、撮影に関する操作を行うものであり、例えば操作用タッチパネルからなる。なお撮影に関する情報は、操作部22に表示されるとともに、操作部22の下方に設けられたスピーカ26を介して音声で被撮影者に提供される。
非接触ICカード用リーダライタ30は、アンテナ(図示せず)と送受信回路(図示せず)とを有している。これらアンテナおよび送受信回路を用いることにより、被撮影者が所有する非接触ICカード(図示せず)との間で無線データ通信が行われ、これによって、非接触ICカード内の情報記憶部の情報の読み取り、または情報記憶部への情報の書き込みが行われる。この場合、非接触ICカード内の情報記憶部に電子マネーに関する情報を書き込んでおくことにより、証明写真撮影の決済を電子マネーによって行うことが可能となる。
また図1に示すように、内壁20の上部には、撮影の際にフラッシュを発する照明部23が設けられており、撮影窓21の近傍には、証明写真撮影の決済を現金で行うための現金課金部24が設けられている。図1に示すように、現金課金部24は、紙幣投入部24aと、硬貨投入部24bと、返却レバー24cとからなる。また現金課金部24の下方には、釣銭を返却する釣銭取出部25が設けられている。
非接触ICカード用リーダライタ
次に図2を参照して、非接触ICカード用リーダライタ30の構造について詳述する。
図2に示すように、非接触ICカード用リーダライタ30は、内壁20と略平行となっている撮影空間側表面30aを有している。また非接触ICカード用リーダライタ30内には、非接触ICカードと通信を行うためのアンテナ(図示せず)が撮影空間側表面30aに沿って配置されている。このような非接触ICカード用リーダライタ30が、図2に示すように、撮影空間側表面30aが内壁20の撮影空間側表面20dから突出しないよう内壁20に取り付けられている。
より詳細には、図2に示すように、内壁20のうち非接触ICカード用リーダライタ30に対応する部分には開口部20aが形成されており、この開口部20aには、透明基材からなる透明基材部31が嵌め込まれている。そして非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aが透明基材部31を通して撮影空間15側から視認されるよう内壁20に取り付けられている。より詳細には、非接触ICカード用リーダライタ30は、図2に示すように、透明基材部31に固定された支持板36によって支持されている。
次に透明基材部31についてより詳細に説明する。図2に示すように、透明基材部31は、撮影空間15側に位置する第1透明板32と、収納空間16側に位置する第2透明板33とを有している。図2に示すように、第1透明板32は、内壁20の開口部20aに嵌め込まれており、また非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aがこれら第1透明板32および第2透明板33を通して撮影空間15側から視認されるよう内壁20に取り付けられている。また図2に示すように、第2透明板33は、固定具、たとえばボルト35によって内壁20に固定されており、この第2透明板33は、内壁20の開口部20aおよび第1透明板32を収納空間16側から覆う形状を有している。このため、雨などに起因する水分が内壁20の撮影空間側表面20dに付着した場合であっても、水分が収納空間16に侵入するのを防ぐことができる。
透明基材部31を構成する第1透明板32および第2透明板33としては、所定の透明性および強度を有するとともに、非接触ICカード用リーダライタ30からの電波を通すことができるものが用いられ、例えばアクリル板が用いられる。
好ましくは、図2に示すように、透明基材部31の第2透明板33と、非接触ICカード用リーダライタ30の撮影空間側表面30aとの間に隙間37が形成されている。この隙間37の間隔dは、可視光の波長よりも十分に大きくなるよう設定されており、例えば間隔dは0.1mm〜5mmの範囲内となっている。第2透明板33と、非接触ICカード用リーダライタ30の撮影空間側表面30aとの間にこのような隙間37を形成することにより、第2透明板33と非接触ICカード用リーダライタ30との間の光の干渉によって干渉縞が生じるのを防ぐことができる。
さらに好ましくは、透明基材部31の第2透明板33において、非接触ICカード用リーダライタ側表面33bの中心線表面粗さが0.2μm〜10μmの範囲内となっている。ここで第2透明板33の非接触ICカード用リーダライタ側表面33bの中心線表面粗さとは、非接触ICカード用リーダライタ側表面33bにおいて、所定位置(中心線)から表面までの距離(凹凸)を所定範囲にわたって測定した場合の平均値のことである。非接触ICカード用リーダライタ側表面33bの中心線表面粗さを上述の範囲内とすることにより、第2透明板33と非接触ICカード用リーダライタ30との間の光の干渉によって干渉縞が生じるのをより確実に防ぐことができる。
また好ましくは、透明基材部31の第1透明板32において、撮影空間側表面32aの中心線表面粗さが0.05mm〜0.5mmの範囲内となっている。このように第1透明板32の撮影空間側表面32aを適度に荒らすことにより、被撮影者の非接触ICカード(図示せず)が非接触ICカード用リーダライタ30に対してかざされる際、非接触ICカードと透明基材部31とが密着し、これによって非接触ICカードが透明基材部31から剥がし難くなるのを防ぐことができる。
図2に示すように、第1透明板32と第2透明板33との間には、第1透明板32をとり囲むようパッキン(シール部)34が介在されている。このようにパッキン34を第1透明板32と第2透明板33との間に介在させることにより、撮影空間15内の水分などが内壁20の開口部20aを通って第1透明板32と第2透明板33との間に侵入した場合であっても、当該水分などが収納空間16内に浸入するのをより確実に防ぐことができる。
パッキン34の材料としては、水分などの浸入を適切に防ぐことができるものであれば特に限られず、例えば、天然ゴム、シリコンゴム、アクリルゴムなどの有機材料、またはセラミックなどの無機材料を挙げることができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、はじめに、非接触ICカード用リーダライタ30を内壁20に取り付ける方法について説明し、次に、収納空間16内に撮影装置18などを搬入する方法について説明する。
非接触ICカード用リーダライタの取り付け
はじめに、開口部20aが形成された内壁20を準備する。次に、開口部20aに対応する形状を有する第1透明板32を準備し、その後、この第1透明板32を開口部20aに嵌め込む。この場合、図2に示すように、内壁20の撮影空間側表面20dの位置と、第1透明板32の撮影空間側表面32aの位置とがほぼ一致するよう、第1透明板32を開口部20aに嵌め込む。このように内壁20の撮影空間側表面20dの位置と第1透明板32の撮影空間側表面32aの位置とをほぼ一致させることにより、第1透明板32の撮影空間側表面32aが内壁20の撮影空間側表面20dから突出する場合に比べて、第1透明板32およびその近傍において反射されるフラッシュの方向を精度良く予測することが可能となる。
第1透明板32を内壁20に対して固定する方法が特に限られることはなく、適宜公知の固定方法を用いることができ、例えば接着剤により第1透明板32が内壁20に対して固定される。
次に、第1透明板32をとり囲む形状を有するパッキン34と、内壁20の開口部20aおよび第1透明板32を収納空間16側から覆う形状を有する第2透明板33とを準備する。その後、図2に示すように、第1透明板32と第2透明板33との間にパッキン34を介在させながら、ボルト35により第2透明板33を内壁20に固定する。
次に、図2に示すように、内方へ向って水平に延びる支持板36を第2透明板33に取り付け、その後、支持板36上に非接触ICカード用リーダライタ30を固定する。この場合、非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aが第1透明板32および第2透明板33を通して撮影空間15側から視認されるよう固定される。このようにして、撮影空間側表面30aを内壁20の撮影空間15側の表面から突出させることなく、非接触ICカード用リーダライタ30が内壁20に取り付けられる。
このように本実施の形態によれば、証明写真撮影装置10は、ボックス本体11と、ボックス本体11内に収納空間16と撮影空間15とを形成するよう設けられた内壁20と、収納空間16内に配置された撮影装置18と、を備えている。内壁20には、撮影窓21、操作部22、照明部23および非接触ICカード用リーダライタ30が設けられており、また非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aが内壁20の撮影空間側表面20dから突出することなく、内壁20に取り付けられている。このため、撮影の際のフラッシュが非接触ICカード用リーダライタ30に到達した場合であっても、非接触ICカード用リーダライタ30により反射されたフラッシュの方向を精度良く予測することができる。従って、非接触ICカード用リーダライタ30により反射されたフラッシュが、被撮影者が着用している眼鏡などに向かわないよう、証明写真撮影装置10の形状などを適切に設計することが可能となる。このことにより、写真の撮影中、被撮影者の一部に、非接触ICカード用リーダライタ30により反射されたフラッシュが映り込むのを防ぐことができる。
また、非接触ICカード用リーダライタ30が内壁20の撮影空間側表面20dから突出していないことにより、以下の2つの利点が更にもたらされる。1つは、被撮影者が証明写真撮影装置10に出入する際、被撮影者の出入が非接触ICカード用リーダライタ30により妨げられることがないという利点である。この利点は、被撮影者が荷物を抱えている場合に特に顕著になる。もう1つは、証明写真撮影装置10の内壁20の意匠性が向上するという利点である。
また本実施の形態によれば、内壁20のうち非接触ICカード用リーダライタ30に対応する部分には開口部20aが形成されており、この開口部20aには、透明基材からなる透明基材部31が嵌め込まれている。そして非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aが透明基材部31を通して撮影空間15側から視認されるよう内壁20に取り付けられている。このように、非接触ICカード用リーダライタ30を、透明基材部31を介して内壁20に取り付けることにより、反射されたフラッシュの方向をより精度良く予測することができる。
さらに本実施の形態によれば、透明基材部31は、撮影空間15側に位置する第1透明板32と、収納空間16側に位置する第2透明板33とを有している。このうち第1透明板32は、内壁20の開口部20aに嵌め込まれている。また、非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aがこれら第1透明板32および第2透明板33を通して撮影空間15側から視認されるよう内壁20に取り付けられている。また、第2透明板33は、内壁20の開口部20aおよび第1透明板32を収納空間16側から覆う形状を有している。このため、第1透明板32により容易に開口部20aを塞ぐことができるとともに、第2透明板33により補強を行うことができる。このことにより、雨などに起因する水分が内壁20の撮影空間側表面20dに付着した場合であっても、水分が収納空間16に侵入するのを防ぐことができる。
収納空間内への撮影装置などの搬入
次に、収納空間16内へ撮影装置18などを搬入する方法について説明する。はじめに、内壁20の他方の側壁側端部20cをボックス本体11の他方の側壁11cに対して固定しているロック(図示せず)を解除する。次に、内壁20の一方の側壁側端部20bに取り付けられている回転軸部27を中心として、内壁20をボックス本体11の一方の側壁11b側に向って回動させる。これによって、収納空間16が開放される。
このとき、上述のように、非接触ICカード用リーダライタ30は、その撮影空間側表面30aが内壁20の撮影空間側表面20dから突出することなく、内壁20に取り付けられている。このため、内壁20を本体11の一方の側壁11b側に向って回動させる際、内壁20がボックス本体11の一方の側壁11bに重なる位置まで回動する前に、非接触ICカード用リーダライタ30がボックス本体11の一方の側壁11bに当接することはない。すなわち、内壁20の回動が非接触ICカード用リーダライタ30によって妨げられることはなく、従って、内壁20を、ボックス本体11の一方の側壁11bに重なる位置まで回動させることが可能となる。このため、収納空間16内へ撮影装置18などを搬入する際の内壁の開放角をより大きくすることができ、このことにより、搬入作業をより容易にすることができる。
なお本実施の形態において、非接触ICカード用リーダライタ30が証明写真撮影装置10の内壁20に設けられている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、外部から遮蔽された空間内に非接触ICカード用リーダライタ30が設けられる任意の装置に対して本発明を適用することができる。
また本実施の形態において、非接触情報記憶媒体用リーダライタが非接触ICカード用リーダライタ30からなり、非接触ICカード用リーダライタ30により、被撮影者が所有する非接触ICカードの情報記憶部の情報の読み取り、または情報記憶部への情報の書き込みが行われる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、非接触情報記憶媒体用リーダライタは、被撮影者が有する様々な非接触情報記憶媒体、例えば携帯電話の情報記憶部の情報の読み取り、または情報記憶部への情報の書き込みを行うものであってもよい。
また本実施の形態において、図2において二点鎖線で示すように、第1透明板が、撮影空間15側に向うにつれて先細になる形状を有する第1透明板32Aからなっていてもよい。この場合、内壁20の開口部20aは、第1透明板32Aの形状に対応するよう形成される。このような形状とすることにより、水分などが収納空間16内に浸入するのをより確実に防ぐことができる。
また本実施の形態において、第1透明板32が内壁20に対して接着剤により固定され、第2透明板33が内壁20に対してボルト35により固定される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、任意の公知の方法により第1透明板32および第2透明板33を内壁20に対して固定することができる。
また本実施の形態において、透明基材部31が、撮影空間15側に位置する第1透明板32と、収納空間16側に位置する第2透明板33とからなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば、開口部20aに嵌め込まれる部分と開口部20aを収納空間16側から覆う部分とを有する単一のアクリルブロックによって透明基材部31を構成してもよい。若しくは、3枚、またはそれ以上のアクリル板により透明基材部31をしてもよい。
また本実施の形態において、非接触ICカード用リーダライタ30が、第2透明板33から内方へ向って水平に延びる支持板36により支持される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、任意の公知の方法により非接触ICカード用リーダライタ30を内壁20に対して固定することができる。例えば、ボルトなどの固定具を用いて、非接触ICカード用リーダライタ30を内壁20に直接に固定してもよく、または、透明基材部31を介して内壁20に固定してもよい。
また本実施の形態において、出入口12がボックス本体11の他方の側壁11cに形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、出入口を、ボックス本体11を構成する壁のうち撮影空間15に面する壁の任意の位置に形成することができる。
また本実施の形態において、出入口12に遮光カーテン13が取り付けられている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、証明写真撮影を行う際に外部からの光を遮断することができる任意の開閉自在な遮蔽物、例えば扉などを出入口12に取り付けることができる。
10 証明写真撮影装置
11 ボックス本体
11a 天井部
11b 一方の側壁
11c 他方の側壁
12 出入口
13 遮光カーテン
14 写真取出部
15 撮影空間
16 収納空間
17 椅子
18 撮影装置
19 プリンタ
20 内壁
20a 開口部
20b 一方の側壁側端部
20c 他方の側壁側端部
20d 撮影空間側表面
20e 収納空間側表面
21 撮影窓
22 操作部
23 照明部
24 現金課金部
24a 紙幣投入部
24b 硬貨投入部
24c 返却レバー
25 釣銭取出部
26 スピーカ
27 回転軸部
30 非接触ICカード用リーダライタ
30a 撮影空間側表面
31 透明基材部
31a 撮影空間側表面
31b 非接触ICカード用リーダライタ側表面
32 第1透明板
32a 撮影空間側表面
33 第2透明板
33b 非接触ICカード用リーダライタ側表面
34 パッキン
35 ボルト
36 支持板
37 隙間
100 飲料用自動販売機
100a 前面
101 非接触ICカード用リーダライタ

Claims (7)

  1. ボックス形状を有する証明写真撮影装置において、
    ボックス本体と、
    ボックス本体内に収納空間と撮影空間とを形成するよう設けられた内壁と、
    収納空間内に配置された撮影装置と、を備え、
    前記内壁には、撮影窓、操作部、照明部および非接触情報記憶媒体用リーダライタが設けられ、
    前記非接触情報記憶媒体用リーダライタは、その撮影空間側表面が前記内壁の撮影空間側の表面から突出することなく、内壁に取り付けられており、
    前記内壁のうち前記非接触情報記憶媒体用リーダライタに対応する部分に開口部が形成され、当該開口部に透明基材からなる透明基材部が嵌め込まれ、
    前記非接触情報記憶媒体用リーダライタは、その撮影空間側表面が前記透明基材部を通して撮影空間側から視認されるよう前記内壁に取り付けられていることを特徴とする証明写真撮影装置。
  2. 前記透明基材部と、前記非接触情報記憶媒体用リーダライタの撮影空間側表面との間に、0.1mm〜5mmの隙間が形成されていることを特徴とする請求項に記載の証明写真撮影装置。
  3. 前記透明基材部の前記非接触情報記憶媒体用リーダライタ側表面の中心線表面粗さが0.2μm〜10μmの範囲内となっていることを特徴とする請求項に記載の証明写真撮影装置。
  4. 前記透明基材部の撮影空間側表面の中心線表面粗さが0.05mm〜0.5mmの範囲内となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の証明写真撮影装置。
  5. 前記透明基材部は、撮影空間側に位置する第1透明板と、収納空間側に位置する第2透明板とを有し、当該第1透明板は前記内壁の開口部に嵌め込まれ、前記非接触情報記憶媒体用リーダライタは、これら第1透明板および第2透明板を通して撮影空間側から視認されるよう前記内壁に取り付けられ、
    前記第2透明板は、前記内壁の開口部および前記第1透明板を収納空間側から覆う形状を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の証明写真撮影装置。
  6. 前記第1透明板と前記第2透明板との間に、前記第1透明板を囲むシール部が介在されていることを特徴とする請求項に記載の証明写真撮影装置。
  7. 前記内壁は、前記ボックス本体の一方の側壁から他方の側壁へ向って延び、その一方の側壁側端部を中心として回動自在に設けられ、
    前記内壁は、前記ボックス本体の一方の側壁に重なる位置まで回動することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の証明写真撮影装置。
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