JP2021114058A - 情報処理装置 - Google Patents

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正史 田中
真嗣 大石
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真嗣 大石
泰章 深田
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泰章 深田
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Abstract

【課題】 装置上面に設けられる開閉部材の上に大量の液体が零れた場合であっても、装置内部に収納される電気部品の故障を防止することができる。【解決手段】 画像形成システム(100)は、フラッシュメモリ等の記憶媒体を装着するためのメモリ接続部34および筐体28を備える情報処理装置10を含み、メモリ接続部34は、筐体28の上部パネル28aに設けられる開口部36および開口部36を閉塞する閉位置と、開口部36を開放する開位置との間で移動可能に設けられるシャッタ部材42を含む。シャッタ部材42は、シャッタ部材42の移動方向に交差する方向に延び、開口部36よりも、シャッタ部材42が閉位置から開位置に移動する開放方向側に配置される溝部426を含み、溝部426は、その長手方向の一方に向かって下り勾配となる。【選択図】 図8

Description

この発明は、情報処理装置に関し、特にたとえば、筐体上面に設けられる開口部を開閉する開閉部材を備える、情報処理装置に関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の現金自動預け払い機は、本体前面に位置し、入金紙幣あるいは出金紙幣を一時的に貯留する紙幣貯留部を備え、紙幣貯留部には、紙幣取出口の開位置と閉位置との間でスライドするシャッタと、シャッタが閉位置に位置しているときの先端部の下方に配置される排水溝とが設けられる。
特開2009−211575号公報
しかしながら、背景技術では、シャッタの上に大量の液体が零れた場合、シャッタの後端側から液体が装置内部に入り込み、装置内部において液体が拡散してしまい、装置内部に収納される電気部品が故障する虞がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、情報処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、装置上面に設けられる開閉部材の上に大量の液体が零れた場合であっても、装置内部に収納される電気部品の故障を防止することができる、情報処理装置を提供することである。
第1の発明は、筐体、開口部、シャッタ部材および溝部を備える情報処理装置である。開口部は、筐体の上面に形成され、当該筐体の内部空間と連通する。シャッタ部材は、開口部を閉塞する閉位置と、当該開口部を開放する開位置との間で移動可能に設けられる。溝部は、シャッタ部材に設けられ、当該シャッタ部材の移動方向に交差する方向に延びる。また、溝部は、開口部よりも、当該シャッタ部材が閉位置から開位置に移動する開放方向側に配置され、当該溝部の長手方向の一方に向かって下り勾配となる。
第2の発明は、第1の発明に従属する情報処理装置であって、シャッタ部材は、当該シャッタ部材が閉位置に位置する状態で開口部を覆う閉塞面を有し、溝部は、閉塞面の開放方向側に接続され、少なくともシャッタ部材が閉位置に位置する状態で、開放方向に向かって下り勾配となる第1傾斜面を有する。
第3の発明は、第2の発明に従属する情報処理装置であって、溝部は、第1傾斜面に接続され、シャッタ部材が閉位置に位置する状態で当該溝部の底面を形成する第2傾斜面と、当該第2傾斜面に接続され、当該シャッタ部材が当該閉位置に位置する状態で上下方向に延びる第3傾斜面とを有する。
第4の発明は、第3の発明に従属する情報処理装置であって、溝部の開放方向側の端部において当該溝部の長手方向の全体に亘って第3傾斜面の上端に設けられる多孔質弾性部材をさらに備える。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかに従属する情報処理装置であって、筐体の内部に設けられ、シャッタ部材を収納する収納部をさらに備える。
第6の発明は、第5の発明に従属する情報処理装置であって、筐体の上面は、開放方向に向かって上り勾配となり、開口部の上端側に設けられ、シャッタ部材を収納部に収納するための収納開口部をさらに備える。
第7の発明は、第6の発明に従属する情報処理装置であって、シャッタ部材における開放方向の端部は、当該シャッタ部材が閉位置に位置する状態で、収納開口部の上端よりも上方に位置する。
第8の発明は、第6の発明または第7の発明に従属する情報処理装置であって、収納部に設けられ、上下方向において、当該収納部の天面からシャッタ部材の上面に向かって延び、当該シャッタ部材の移動方向において、当該シャッタ部材の開放方向の端部と、収納開口部との間に設けられる板状の延伸部材をさらに備える。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかに従属する情報処理装置であって、筐体の内部空間においてシャッタ部材の下方に配置される電子部品、および溝部の下端の下方に設けられ、電子部品を避けて設けられる排水案内部をさらに備える。
第10の発明は、第1の発明から第9の発明までのいずれかに従属する情報処理装置であって、シャッタ部材を閉位置と開位置との間で移動させる移動機構をさらに備える。
この発明によれば、装置上面に設けられる開閉部材の上に大量の液体が零れた場合であっても、装置内部に収納される電気部品の故障を防止することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例である画像形成システムの外観構成を概略的に示す正面図である。 図2は図1に示す情報処理装置の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図3は情報処理装置の上面の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図4はシャッタ駆動部の構成を概略的に示す斜視図である。 図5は図1に示す情報処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図6は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図7はシャッタ部材の形状を示す斜視図である。 図8はシャッタ部材が閉位置に位置する場合のシャッタ部材およびその周辺構造を示す図解図である。 図9はシャッタ部材が開位置に位置する場合のシャッタ部材およびその周辺構造を示す図解図である。 図10はシャッタ部材および排水案内部の構成を示す斜視図である。 図11は第2実施例のシャッタ部材の構成を示す図解図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の第1実施例である画像形成システム100は、情報処理装置10および画像形成装置70を含む。
情報処理装置10は、スーパーマーケット、レストランまたはコンビニエンスストアなどの店舗、並びに駅、バスターミナル、空港、役所または図書館などの公共施設に配置されるマルチメディアキオスク(MMK)端末である。この情報処理装置10は、配置される場所に応じて各種情報または所定の商品若しくはサービスを利用者(ユーザ)に提供する。たとえば、情報処理装置10は、写真等を印刷(プリント)するサービスをユーザに提供することができる。また、詳細は後述するが、情報処理装置10は、画像形成装置70と協働して、コピー、ファクス(FAX)、スキャンおよび印刷などの所定のサービスをユーザに提供することもできる。
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり後述するディスプレイ14の表示面が設けられる側の面を前面(正面)として情報処理装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、情報処理装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから情報処理装置10を見た状態を基準として規定する。これらのことは、画像形成装置70についても同様である。
図1および図2に示すように、情報処理装置10は、紙片用プリンタ18、符号読取部20、近距離通信部22、貨幣処理部24、および写真印刷部26を含む筐体28を備える。また、筐体28の前面には、前カバー(前扉)30が設けられる。たとえば、前カバー30は、筐体28の前面の一部を構成し、ヒンジなどを用いて開閉可能に設けられる。
図2および図3に示すように、タッチパネル12付きのディスプレイ14は、筐体28(情報処理装置10)の上面を形成する上部パネル28aに設けられる。ただし、上部パネル28aの上面(筐体28の上面)は、略平面であり、後方(情報処理装置10の奥側)から前方(情報処理装置10の手前側)に向かって下り勾配となる傾斜面となっており、タッチパネル12付きのディスプレイ14は、上部パネル28aの前後方向の略中央に回動可能に設けられる。具体的には、タッチパネル12付きのディスプレイ14は、ヒンジなどを用いて、下端部を中心に回動可能に上部パネル28aに支持される。
タッチパネル12は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル12としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ14の表示面上にタッチパネル12が設けられる。ただし、タッチパネル12とディスプレイ14とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。ディスプレイ14としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
記憶媒体接続部16は、各種の記憶媒体を装着するための装着部を含む。記憶媒体接続部16に接続可能な記憶媒体としては、光ディスク(たとえばCD−R、DVD−RおよびBD−Rなど)および持ち運びが可能な可搬型の不揮発性メモリ(たとえばUSBメモリ、SDメモリカードおよびメモリースティックなどのフラッシュメモリ)などがある。本実施例では、記憶媒体接続部16は、光ディスク接続部(光学ドライブ)32およびメモリ接続部(メモリスロット部)34を含み、光ディスクは、光ディスク接続部32に装着され、可搬型の不揮発性メモリは、メモリ接続部34に装着される。
図2〜4に示すように、メモリ接続部34は、開口部36、メモリ接続ユニット38、ユニット支持部材40およびシャッタ部材42を含む。
上部パネル28aには、矩形形状の開口端36aが形成される。この開口端36aによって、上部パネル28aには、筐体28の内部空間と連通する開口部36が形成される。
メモリ接続ユニット38は、矩形箱状に形成され、開口部36(開口端36a)の下方に配置され、複数の種類のフラッシュメモリのそれぞれに対応する複数のメモリスロットを含む。複数のメモリスロットは、メモリ接続ユニット38の上面に設けられる。また、メモリ接続ユニット38の上面は、後方から前方に向かって下り勾配となる傾斜面となっている。ただし、メモリ接続ユニット38の上面の水平方向に対する傾斜角度は、筐体28の上部パネル28aの水平方向に対する傾斜角度よりも大きい。
ユニット支持部材40は、上面(天面)が省略され、上方に開放する矩形箱状に形成される。ただし、ユニット支持部材40の前後左右の側壁の上端部は、開口端36aに対応する形状となっている。ユニット支持部材40は、ユニット支持部材40の側壁の上端部の位置と開口端36aの位置とが合うように、上部パネル28aに取り付けられる。
また、図3および図4からわかるように、ユニット支持部材40の底面には、メモリ接続ユニット38の外形形状に対応する略矩形状の開口端が形成され、ユニット支持部材40の底面の開口端にメモリ接続ユニット38の上端部が嵌め込まれる。なお、ユニット支持部材40の底面は、メモリ接続ユニット38の上面と同じ傾斜角度の(後方から前方に向かって下り勾配となる)傾斜面となっており、ユニット支持部材40の底面と、メモリ接続ユニット38の上面とは、略同一面となっている。
シャッタ部材42は、少なくともメモリ接続ユニット38よりも上方において、開口部36を閉塞する閉位置と、開口部36を開放する開位置との間で移動可能(変位可能)に設けられる。以下、シャッタ部材42が閉位置から開位置に移動する方向をシャッタ部材42の開放方向といい、シャッタ部材42が開位置から閉位置に移動する方向をシャッタ部材42の閉塞方向といい、開放方向および閉塞方向を区別せずにまとめてシャッタ部材42の移動方向ということがある。したがって、上部パネル28aの上面(筐体28の上面)、メモリ接続ユニット38の上面およびユニット支持部材40の底面は、開放方向に向かって上り勾配であって、閉塞方向に向かって下り勾配の傾斜面ということができる。
シャッタ部材42は、閉位置に位置する場合には、図2に示すように、開口端36aに沿って、メモリ接続ユニット38およびユニット支持部材40を上側から覆い、開口部36の略全体を閉塞する。
一方、シャッタ部材42は、開位置に位置する場合には、図3に示すように、略全体が筐体28の内部に収納される。したがって、シャッタ部材42が開位置に位置する場合には、開口部36が開放され、メモリ接続ユニット38の上面(複数のメモリスロット)が外部に露出する。なお、シャッタ部材42の具体的な形状については後述する。
本実施例では、図4に示すように、筐体28の内部にシャッタ駆動部44が設けられており、シャッタ部材42は、シャッタ駆動部44によって、閉位置と開位置との間で移動される。シャッタ駆動部44は、駆動モータ44a、駆動キヤ44bおよび駆動軸44cを含む。駆動モータ44aは、シャッタ部材42に回転駆動力を付与するための駆動モータであって、駆動モータ44aからの回転駆動力は、駆動キヤ44bを介して駆動軸44cに伝達される。
駆動軸44cは、左右方向に延びるように設けられ、駆動モータ44aからの回転駆動力が伝達されることで回転される。シャッタ部材42は、駆動軸44cに取り付けられており、駆動モータ44aからの駆動力を受けて駆動軸44cが回転されることで、駆動軸44cの軸線を中心に、閉位置と開位置との間で回動される。
図1および図2に戻って、紙片用プリンタ18は、たとえばサーマルプリンタ(感熱式プリンタ)またはドットインパクトプリンタであり、レシート、ジャーナルまたはクーポン券などの画像が印刷された紙片を発行する。具体的には、紙片用プリンタ18は、ロール紙上に各種の文字列、画像、コードパターン(バーコードなど)などを印刷し、印刷済の紙片を排紙部(排紙口)18aから排出する。
符号読取部20は、たとえばレーザスキャナまたはカメラなどを含み、商品、商品の包装、カード、レシートなどに付された符号またはユーザ端末(携帯端末)の画面に表示された符号などを読み取ることができる。符号読取部20で読み取ることができる符号には、バーコード(1次元バーコード)または2次元コード(たとえばQRコード(登録商標)、マイクロQRコード、DataMATRIX、MaxiCODEおよびVeriCODEなど)などがある。
近距離通信部22は、たとえば、ISO/IEC18092等の通信規格(いわゆるNFC(Near Field Communication))に従って、通信対象との間で無線による非接触のデータ通信を行うものである。たとえば、近距離通信部22は、Felica(登録商標)等の通信規格に従って、ICカード、携帯端末(フィーチャーフォン、スマートフォンおよびタブレットPC等)、身分証、会員証または社員証などの通信対象との間で無線による非接触のデータ通信を行う。近距離通信部22の通信可能距離は、数cm〜数m程度である。たとえば、近距離通信部22は、通信対象に対して、通信対象に記憶されたデータの読み出しを指示する信号(読出し命令)を送信する。通信対象は、読出し命令に対する応答としてデータを近距離通信部22に送信する。また、近距離通信部22は、通信対象に書き込むデータ(書き込みデータ)とともに書き込みを指示する信号(書き込み命令)を送信する。通信対象は、書き込み命令に従って、受信した書き込みデータを記憶部に書き込む(記憶する)。
また、近距離通信部22がデータ通信を行う通信対象には、所謂電子マネー媒体が含まれる。電子マネー媒体とは、ICカードおよび携帯端末等であって、少なくとも電子マネーの残高(電子マネー残高)についてのデータを含む電子マネーによる決済(電子決済)に係るデータ(電子マネーデータ)を記憶する記憶部を備える媒体のことである。近距離通信部22が電子マネー媒体とデータ通信を行う場合、近距離通信部22は、電子マネー媒体に対して、電子マネー媒体に記憶された電子マネーデータの読み出しを指示する読出し命令を送信する。電子マネー媒体は、読出し命令に対する応答として電子マネーデータを近距離通信部22に送信する。また、近距離通信部22は、電子マネー媒体に書き込む書き込みデータとともに書き込みを指示する書き込み命令を送信する。電子マネー媒体は、書き込み命令に従って、受信した書き込みデータを記憶部に記憶する。このように、近距離通信部22は、電子マネー読取部としても機能する。
貨幣処理部24は、貨幣投入部24aおよび硬貨返却口24bを含む。貨幣投入部24aおよび硬貨返却口24bのそれぞれは、前カバー30(筐体28)に設けられる。貨幣投入部24aは、硬貨投入口、紙幣投入口および釣銭返却レバー等を含み、前カバー30の上端部に配置される。一方、硬貨返却口24bは、貨幣投入部24aよりも下方であって、貨幣投入部24aに対して所定の間隔を隔てて配置される。
硬貨投入口から投入された硬貨および紙幣投入口から投入された紙幣は、それぞれ種類毎に分類されて前カバー30に内蔵される貨幣格納部(不図示)に収容される。貨幣格納部は、硬貨用の格納部および紙幣用の格納部を含む。硬貨または紙幣が投入されると、硬貨用の格納部に収容された硬貨の種類および枚数と、紙幣用の格納部に収容された紙幣の種類および枚数とに応じて、投入金額が算出される。情報処理装置10において所定のサービス等が実行されると、そのサービス等の内容に応じた費用(サービス等の提供に係る料金)が投入金額から減算され、投入金額から料金を差し引いて残った金額(残額)が算出される。また、釣銭返却レバーが操作されると、残額に応じて、硬貨または紙幣が返却される。ただし、硬貨は、硬貨返却口24bから返却され、紙幣は、紙幣投入口から返却される。
ただし、貨幣処理部24における貨幣での決済に代えて、またはこれに加えて、電子決済が行われることがある。たとえば、サービス等が選択された後に、情報処理装置10のディスプレイ14に複数の電子マネーのブランド(種類)を表示して、ユーザに決済用の電子マネーを選択させ、決済用の電子マネーを利用して決済を行い、決済が完了されることでサービス等が提供される。
写真印刷部26は、たとえば昇華型プリンタまたはインクジェットプリンタ(特に染料インクを用いるインクジェットプリンタ)であり、写真用の用紙(写真用紙、たとえば光沢紙)またはラベル・シール用の用紙(以下、単にシール紙という。)上に画像を印刷する。写真印刷部26で印刷された写真は、排出部26aに排出される。シール紙は、画像が印刷される面(印刷面)の裏面に、粘着剤(のり)が塗布された粘着層が形成され、この裏面には、容易に剥がせる剥離紙(台紙または裏紙)が接着されている。
ただし、写真印刷部26で写真用紙およびシール紙に画像を形成するための画像データとしては、記憶媒体接続部16に接続された記憶媒体に記憶された画像データ、またはサーバ等の外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、写真用紙等のサイズは、はがきサイズ、L判サイズまたは2L判サイズなどである。
図5は図1に示す情報処理装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図5を参照して、情報処理装置10はCPU122を含む。CPU122には、バス120を介してRAM124、記憶部126、タッチパネル制御回路128、表示制御回路130、記憶媒体接続部16、紙片用プリンタ18、符号読取部20、近距離通信部22、貨幣処理部24、写真印刷部26、シャッタ駆動部44および通信回路132が接続される。また、タッチパネル制御回路128にはタッチパネル12が接続され、表示制御回路130にはディスプレイ14が接続される。
CPU122は、情報処理装置10の全体的な制御を司る。RAM124は、CPU122のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
記憶部126は、ROMまたはHDD等を含む情報処理装置10の主記憶装置であって、CPU122が情報処理装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラム、各種情報についてのデフォルト値および各種の画面についての表示画像データ等を適宜記憶する。ただし、記憶部126としては、HDDに代えて、またはHDDとともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリが用いられてもよい。このことは、後述する記憶部86も同様である。
なお、本実施例では、CPU122、RAM124および記憶部126は、画像形成システム100の主制御部として機能する。すなわち、主制御部を備える情報処理装置10が画像形成システム100の主制御装置(マスター装置)として機能する。
タッチパネル制御回路128は、タッチパネル12に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル12のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU122に出力する。
表示制御回路130は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU122の指示の下、GPUは、RAM124に記憶された画像生成データを用いてディスプレイ14に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ14に出力する。
通信回路132は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路132は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU122からの指示に従って、ネットワークを介して、画像形成装置70およびサーバ等の外部コンピュータ(外部端末)と通信する。ただし、通信回路132は、ネットワークを介さずに、有線または無線(たとえば赤外線方式、WiFi(登録商標)方式またはブルートゥース(Bluetooth;登録商標)方式)で、画像形成装置70および外部端末などと直接通信することも可能である。
なお、図5に示す情報処理装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。たとえば、情報処理装置10には、他の入力手段として、操作パネルのようなハードウェアの操作ボタンが設けられたり、ハードウェアのキーボードが接続されたりすることがある。
図1に戻って、画像形成装置(第1画像形成装置に相当)70は、印刷(プリント)機能、複写機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
画像形成装置70は、画像読取部72、画像形成部74、給紙部76および排紙トレイ78を含む装置本体80を備える。ただし、画像形成装置70は、情報処理装置10の近傍に設置され、本実施例では、情報処理装置10の右側に隣接して設置される。
画像読取部72は、透明材によって形成される原稿載置台を備え、装置本体80に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー72aが開閉自在に取り付けられる。
また、画像読取部72は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部72は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像形成部74は、装置本体80に内蔵される。この画像形成部74は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える電子写真方式の画像形成部である。また、画像形成部74は、カラーのプリント機能を備えており、画像形成部74には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色について、感光体ドラム、帯電装置および現像装置等を含む複数の画像形成ステーションが設けられる。たとえば、画像形成部74は、給紙部76等から搬送される所定の記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を画像読取部72および画像形成部74の間に設けられる排紙トレイ78に排出する。
ただし、用紙上に画像を形成するための印刷画像データとしては、画像読取部72で読み取った読取画像データ、情報処理装置10から送信された画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成部74は、電子写真方式の画像形成部に限定されない。たとえば、画像形成部74は、たとえばインクジェット式の画像形成部であっても良い。
図6は図1に示す画像形成装置70の電気的な構成を示すブロック図である。図6を参照して、画像形成装置70はCPU82を含む。CPU82には、バス90を介してRAM84、記憶部86、画像読取部72、画像形成部74および通信回路88が接続される。
CPU82は、画像形成装置70の全体的な制御を司る。RAM84は、CPU82のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
記憶部86は、HDD等の画像形成装置70の主記憶装置であって、CPU82が画像形成装置70の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよび各種の画面についての表示画像データ等を適宜記憶する。なお、本実施例では、CPU82、RAM84および記憶部86は、画像形成システム100の副制御部として機能する。
通信回路88は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路88は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU82からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータと通信する。ただし、通信回路88は、ネットワークを介さずに、有線または無線で、情報処理装置10と直接通信することも可能である。
なお、図6に示す画像形成装置70の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
以下、図7〜図10等を参照してシャッタ部材42の具体的な構成を説明する。図7はシャッタ部材42の形状を示す斜視図である。図8はシャッタ部材42が閉位置に位置する場合のシャッタ部材42およびその周辺構造を示す図解図である。図9はシャッタ部材が開位置に位置する場合のシャッタ部材42およびその周辺構造を示す図解図である。図10はシャッタ部材42および排水案内部54の構成を示す斜視図である。
図7〜図10に示すように、シャッタ部材42は、回動支持部420、取付部422、閉塞部424および溝部426を有する。
回動支持部420は、回動支持部420から駆動軸44cの軸線に直交する方向(駆動軸44cの軸線の径方向外側)に延びる板状に形成される。回動支持部420の一方端部(駆動軸44c側の端部)には、駆動軸44cに取り付けられる(固定される)取付部422が形成される。したがって、シャッタ部材42は、取付部422(駆動軸44cの軸線)を中心に、駆動軸44cと共に回転(連れ回り)する。
閉塞部424および溝部426は、回動支持部420の他方端部(駆動軸44c(取付部422)の反対側の端部)に設けられる。閉塞部424は、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で開口部36を閉塞する(覆う)部分である。この閉塞部424の上面(外側面)が、開口部36を覆う閉塞面となる。本実施例では、閉塞部424は、外方に向かって膨らむ湾曲板状に形成される。すなわち、閉塞面は、外方に向かって膨らむ湾曲面となっている。詳しくは、閉塞部424は、駆動軸44cの軸線を中心とした断面略円弧状の半円筒状(円筒の一部を構成する形状)に形成される。
図8に示すように、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態では、閉塞部424は、開口部36の全体を覆う位置に位置する。すなわち、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態では、閉塞部424は、メモリ接続ユニット38およびユニット支持部材40を覆うように、これらの部材の上方に位置する。
一方、シャッタ部材42が開位置に位置する状態では、閉塞部424は、筐体28の内部であって、開口部36の後方に位置する。すなわち、シャッタ部材42が開位置に位置する状態では、閉塞部424は、筐体28に収納される。また、筐体28の内部空間のうち、開口部36の後方の空間、すなわち、シャッタ部材42(閉塞部424)が収納される空間は、シャッタ部材42を収納する収納部48として機能する。なお、開口部36の上端側(開放方向側)には、シャッタ部材42を収納部48に収納するための収納開口部50が設けられており、シャッタ部材42は、収納開口部50を通って閉位置と開位置との間で移動される。本実施例では、開口部36の上端側において、上部パネル28aの裏面(下面)と、ユニット支持部材40の側壁の上端面との間に隙間が設けられており、この隙間が収納開口部50として機能する。
溝部426は、シャッタ部材42の上面に設けられ、シャッタ部材42の移動方向に交差する方向に延びる。本実施例では、溝部426は、上方に開放する断面略U字状の溝であり、駆動軸44cの軸線と同じ方向(左右方向)に直線状に延びる。なお、溝部426は、平面視した場合に、一部または全部が湾曲していてもよい。
また、溝部426は、シャッタ部材42が開位置および閉位置のいずれに位置するかにかかわらず、開口部36よりも、開放方向側(背面側)に配置される。すなわち、シャッタ部材42が開位置および閉位置のいずれに位置するかにかかわらず、溝部426は、筐体28に収納されており、収納部48に位置する。
さらに、溝部426は、溝部426の長手方向(駆動軸44cの軸線と同じ方向)の一方に向かって下り勾配となる。図7および図10に示すように、本実施例では、溝部426は、右から左に向かって下り勾配となる。なお、溝部426は、左から右に向かって下り勾配となっていてもよい。
図7〜図10に示すように、溝部426は、第1傾斜面428、第2傾斜面430、第3傾斜面432および壁部434を含む。
第1傾斜面428は、閉塞部424の上面(閉塞面)の開放方向側に接続され、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で開放方向に向かって下り勾配となる。本実施例では、第1傾斜面428は、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で後方に向かって下り勾配となる。また、第1傾斜面428は、シャッタ部材42が開位置および閉位置のいずれに位置するかにかかわらず、上下方向に延びるように設けられる。なお、本実施例では、第1傾斜面428は、図8に示すように、シャッタ部材42が閉位置に位置する場合には水平方向に対して40°〜50°傾斜する傾斜面となり、図9に示すように、シャッタ部材42が開位置に位置する場合には略垂直面となる。
第2傾斜面430は、第1傾斜面428の開放方向側に接続され、図8に示すように、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で溝部426の底面を形成し、図9に示すように、シャッタ部材42が開位置に位置する状態では溝部426の前側面の下側の一部を形成する。
第3傾斜面432は、第2傾斜面430の開放方向側に接続され、図8に示すように、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で溝部426の後側面を形成し、図9に示すように、シャッタ部材42が開位置に位置する状態では溝部426の底面を形成する。
なお、第2傾斜面430および第3傾斜面432のそれぞれは、溝部426の長手方向の一方(本実施例では左)に向かって下り勾配となる。
また、第3傾斜面432の上端部(第2傾斜面430との接続部の反対側の端部)側面には、多孔質弾性部材46が設けられる。多孔質弾性部材46は、溝部426の長手方向の全体に亘って設けられる。また、多孔質弾性部材46は、発泡合成樹脂たとえばポリウレタンフォームからなるモルトプレン等であり、円柱状または角柱状の部材である。この多孔質弾性部材46は、たとえば接着等の方法で第3傾斜面432に固着される。
壁部434は、長手方向に向かって下り勾配を有する溝部426の長手方向上端側に設けられ、溝部426の長手方向に交差するように、上下方向に延びる平板状に形成される。
また、図8および図9に示すように、収納部48には、延伸部材52が設けられる。延伸部材52は、上下方向において収納部48の天面からシャッタ部材42の上面に向かって延びる板状の部材である。すなわち、延伸部材52は、収納部48の天面とシャッタ部材42の上面との間の隙間を狭めるように設けられる。
また、延伸部材52は、シャッタ部材42の移動方向において、シャッタ部材42の開放方向の端部(後端部)と、収納開口部50との間に配置される。詳しくは、延伸部材52は、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で、シャッタ部材42の後端部と、収納開口部50との間に配置される。この延伸部材52としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂によって矩形薄板状に形成されるマイラシート等が用いられる。延伸部材52は、その上端が、接着材または両面テープなどを用いて、筐体28を構成するフレームに取り付けられる。したがって、延伸部材52の下端は自由端とされる。延伸部材52の厚みは、たとえば0.2mm〜0.3mmである。このような延伸部材52は、外力を受けないときには平板状であるが、所定値以上の外力が加えられると弾性変形し、筐体28に取り付けられた上端を支点に撓む。
さらに、図10に示すように、シャッタ部材42(収納部48)の下方には、情報処理装置10のCPU122およびRAM124を含む基板等の電子部品10aが配置される。電子部品10aは、筐体28の内部空間に設けられる矩形箱状の収納フレーム10bに収納される。ただし、収納フレーム10bの上面には、開口端10cが形成されており、この開口端10cによって、配線作業等を行うための作業用の開口部が形成される。また、収納フレーム10bの上面には、開口端10cを取り囲むように、柱状の多孔質弾性部材10dが設けられる。なお、多孔質弾性部材10dとしては、多孔質弾性部材46と同様の発泡合成樹脂部材を用いることができる。
そして、溝部426は、電子部品10aを避けた位置まで延びる。すなわち、溝部426の下端部426aは、電子部品10aを避けた位置に位置する。ただし、電子部品10aを避けた位置とは、遮るものが無い状態で、前後左右方向において電子部品10aに重ならない位置だけでなく、前後左右方向において電子部品10aに重なっていたとしても遮るものが存在する位置も含む。したがって、溝部426の下端部426aは、収納フレーム10bの外側である必要はなく、少なくとも開口端10cおよびそれを取り囲む多孔質弾性部材10dの外側に位置すればよい。本実施例では、溝部426の下端部426aは、開口端10cおよびそれを取り囲む多孔質弾性部材10dの外側であって、収納フレーム10bの左右方向の端部の上方に位置する。
また、溝部426の下端部426aの下方には、排水案内部54が設けられる。排水案内部54は、収納フレーム10bの外側、すなわち、電子部品10aを避けて、筐体28の外部に連通される。
さらに、収納フレーム10bの上面のうち、溝部426の下端部426aの下方(真下)の所定範囲には、溝部426から流れ落ちた液体を排水案内部54に案内する案内部材56が設けられる。案内部材56としては、撥水性を有する合成樹脂によって形成されるマイラシート等が用いられる。
この第1実施例の情報処理装置10であれば、図8および図9に示すように、シャッタ部材42の後端側に液体が零れ、収納開口部50を通って収納部48に液体が侵入した場合、図10に示すように、液体は、溝部426に入り込み、溝部426の傾斜によって、溝部426の下端部426aに向かって流れる。そして、液体は、溝部426の下端部426aから下方に流れ落ち、案内部材56によって排水案内部54に案内され、排水案内部54を通って筐体28の外部に排出される。したがって、収納開口部50を通って収納部48に液体が侵入したとしても、液体が収納部48の内部に広がり、電子部品10aが収納される収納フレーム10bの内部に液体が入り込むことを防止できる。このため、電子部品10aの故障を防止することができる。
また、第1実施例によれば、溝部426が、閉塞部424(閉塞面)の開放方向側に接続され、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で開放方向に向かって下り勾配となる第1傾斜面428を有するので、収納開口部50を通って収納部48に侵入した液体を溝部426に効率よく案内することができる。
さらに、第1実施例によれば、第1傾斜面428の開放方向側に接続され、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で溝部426の底面を形成する第2傾斜面430と、第2傾斜面430の開放方向側に接続され、シャッタ部材42が閉位置に位置する状態で溝部426の後側面を形成する第3傾斜面432とを有する。このため、収納部48に侵入する液体の侵入速度(開放方向に向かう速度)が速い場合であっても、シャッタ部材42の開放方向の端部(後端部)から液体が飛び出すことを第3傾斜面432が防止し、液体がシャッタ部材42の後端部を乗り越えてしまうことを防止できる。
さらにまた、第1実施例によれば、第3傾斜面432の上端部に沿って、溝部426の長手方向の全体に亘って設けられる多孔質弾性部材46が設けられるので、収納部48に侵入する液体の侵入速度が速い場合であっても、シャッタ部材42の開放方向の端部(後端部)を液体が乗り越えてしまうことを防止できる。また、多孔質弾性部材46に当たった液体は、一時的に多孔質弾性部材46に吸収されるので、多孔質弾性部材46に当たった液体が飛び散ることを防止できる。
また、第1実施例によれば、上下方向において、収納部48の天面からシャッタ部材42の上面に向かって延びる板状の部材であって、シャッタ部材42の移動方向において、シャッタ部材42の開放方向の端部と、収納開口部50との間に配置される延伸部材52が設けられるので、収納部48に侵入する液体の侵入速度を低下させ、液体を溝部426に効率よく案内することができる。
さらに、第1実施例によれば、収納開口部50が開口部36の上端側(開放方向側)に設けられ、開口部36の後方の空間がシャッタ部材42を収納する収納部48として機能するので、筐体28の内部空間のうち、開口部36の前方の空間を有効活用できる。
さらにまた、第1実施例によれば、矩形箱状のユニット支持部材40の底面が、後方から前方に向かって下り勾配となる傾斜面となっているので、開口部36に液体が侵入した場合、収納開口部50の反対側であるユニット支持部材40の前側角部に液体が貯まる。このように、収納開口部50の反対側に液体が貯まるので、開口部36に液体が大量に侵入した場合であっても、筐体28の内部(収納部48)に液体が侵入することを防止できる。
[第2実施例]
第2実施例では、第1実施例で説明したシャッタ部材42とは形状が異なるシャッタ部材58が用いられる以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図11に示すように、シャッタ部材58は、閉塞部580および溝部582を有する。第2実施例の閉塞部580は、平板状に形成され、上部パネル28aと略平行に配置される。また、シャッタ部材58は、閉位置と開位置との間で、上部パネル28aに沿って直線的に移動(スライド)される。なお、シャッタ部材58をスライドさせる技術および機構については周知技術であるので、説明を省略する。
溝部582は、第1傾斜面584および第2傾斜面586を含む。第1傾斜面584は、閉塞部580の開放方向側に接続され、開放方向に向かって下り勾配となり、第2傾斜面586は、第1傾斜面584の開放方向側に接続され、開放方向に向かって下り勾配となる。すなわち、第1傾斜面584が溝部582の前側面を形成し、第2傾斜面586が溝部582の後側面を形成する。
また、第2傾斜面586の上端部586aは、少なくとも閉塞部580よりも上方に位置する。本実施例では、第2傾斜面586の上端部586aは、シャッタ部材58が閉位置に位置する状態で、収納開口部50の上端よりも上方に位置する。
この第2実施例によれば、より簡単な構成で、開口部36ないしシャッタ部材58の上に液体が零れた場合であっても、装置内部の電気部品の故障を防止することができる。
また、第2実施例によれば、第2傾斜面586の上端部586aが閉塞部580よりも上方に位置するので、シャッタ部材58の開放方向の端部(後端部)を液体が乗り越えてしまうことを可及的に防止できる。
なお、上述の実施例で挙げた具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
100…画像形成システム
10 …情報処理装置
28 …筐体
36 …開口部
42 …シャッタ部材
420…回動支持部
422…取付部
424…閉塞部
426…溝部
428…第1傾斜面
430…第2傾斜面
432…第3傾斜面
434…壁部
46 …多孔質樹脂部材
48 …収納部
50 …収納開口部
52 …延伸部材

Claims (10)

  1. 筐体、
    前記筐体の上面に形成され、当該筐体の内部空間と連通する開口部、
    前記開口部を閉塞する閉位置と、当該開口部を開放する開位置との間で移動可能に設けられるシャッタ部材、および
    前記シャッタ部材に設けられ、当該シャッタ部材の移動方向に交差する方向に延びる溝部を備え、
    前記溝部は、前記開口部よりも、当該シャッタ部材が前記閉位置から前記開位置に移動する開放方向側に配置され、当該溝部の長手方向の一方に向かって下り勾配となる、情報処理装置。
  2. 前記シャッタ部材は、当該シャッタ部材が前記閉位置に位置する状態で前記開口部を覆う閉塞面を有し、
    前記溝部は、前記閉塞面の前記開放方向側に接続され、少なくとも前記シャッタ部材が前記閉位置に位置する状態で、前記開放方向に向かって下り勾配となる第1傾斜面を有する、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記溝部は、前記第1傾斜面に接続され、前記シャッタ部材が前記閉位置に位置する状態で当該溝部の底面を形成する第2傾斜面と、当該第2傾斜面に接続され、当該シャッタ部材が当該閉位置に位置する状態で上下方向に延びる第3傾斜面とを有する、請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記溝部の開放方向側の端部において当該溝部の長手方向の全体に亘って前記第3傾斜面の上端に設けられる多孔質弾性部材をさらに備える、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記筐体の内部に設けられ、前記シャッタ部材を収納する収納部をさらに備える、請求項1から4までのいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記筐体の上面は、前記開放方向に向かって上り勾配となり、
    前記開口部の上端側に設けられ、前記シャッタ部材を前記収納部に収納するための収納開口部をさらに備える、請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記シャッタ部材における前記開放方向の端部は、当該シャッタ部材が前記閉位置に位置する状態で、前記収納開口部の上端よりも上方に位置する、請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記収納部に設けられ、上下方向において、当該収納部の天面から前記シャッタ部材の上面に向かって延び、当該シャッタ部材の移動方向において、当該シャッタ部材の前記開放方向の端部と、前記収納開口部との間に設けられる板状の延伸部材をさらに備える、請求項6または7記載の情報処理装置。
  9. 前記筐体の内部空間において前記シャッタ部材の下方に配置される電子部品、および
    前記溝部の下端の下方に設けられ、前記電子部品を避けて設けられる排水案内部をさらに備える、請求項1から8までのいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 前記シャッタ部材を前記閉位置と前記開位置との間で移動させる移動機構をさらに備える、請求項1から9までのいずれかに記載の情報処理装置。
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