JP6986889B2 - リーダユニットおよび駐車料金精算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばコンビニエンスストアやデパートメントストアなどの店舗の料金支払い装置、自動販売機、自動券売機、入退室管理装置、および駐車料金の集中精算機や事前料金精算機などに適用して好適なリーダライタユニット等に関する。
特に、異なる非接触無線通信方式の非接触ICカードに対応する対応用リーダライタ装置を容易に見極めることを可能とするリーダライタユニットおよび駐車料金精算装置に関する。
今日においては、いわゆる「近傍型」の非接触ICカードが知られている。その「近傍型」の非接触ICカードは、ISO14443(ISO:International Organization for Standardization)の国際標準規格に準拠して動作する通信距離が10cm程度である。その「近傍型」の非接触ICカードは、マイフェアカード(Mifare:登録商標)に代表されるタイプA(TypeA)、住民基本台帳カードやデジタルチケットに代表されるタイプB(TypeB)に分類されている。
我が国で広く普及しているフェリカカード(Felica:登録商標)、スイカカード(Suica:登録商標)、エディカード(Edy:登録商標)は、「近傍型」の非接触ICカードとなっており、便宜上、タイプC(TypeC)に分類されている。
前述したようなタイプA,タイプB,タイプCの各非接触ICカードは、キャリア周波数が13.56MHzで共通であり、変調方式や符号化方式などが異なるものの、金銭取引の簡易決済の手法として定着している。
非接触ICカードには、ユーザが入金した入金額データ、買い物で使った出費額データ、公共交通サービスを利用した際の乗降記録データなどがICチップに記録されている。そうしたデータを二次的に利用することで複合的なサービスを提供する、というビジネスも登場した。
たとえば、公共交通機関を利用した旨を証明することで、駐車料金を割り引く、といったサービスである。このサービスを実現するため、たとえば、特許文献1に示す技術がある。
特許文献1に開示された駐車料金精算機は、公共交通機関の乗降に利用するICカードを、駐車料金の精算においても利用できるように工夫されている。
この技術では、駐車場の利用開始時刻などの簡単なデータが記録された磁気カードを用いた駐車場利用チケットと、公共交通機関の乗降に利用するICカードとの両方からデータを読み取ることができ、公共交通機関の乗降データが所定条件を満たした場合には、駐車料金を割り引いて精算できる。公共交通機関と駐車場とを併用した場合に駐車料金が割り引かれるサービスは、「パーク&ライド」と称され、都市部の交通渋滞の緩和などに一定の効果を上げている。
特許文献2では、割引適用を受けるユーザに対して情報処理手順を判りやすくするために、精算手続の手順を表示パネルへ出力し、ユーザの使い勝手を向上させている。
特開2010−33566号公報 特開2011−28565号公報

さて、近年、個人情報の保護に対する関心が高まっている。たとえば、公共交通機関の乗降に利用するICカードにおける乗降記録データについても、ユーザが予想する範囲を超えて利用されるようになっている。こうした事態への批判が高まり、交通系ICカードを運用する鉄道会社などは、乗降記録データを第三者へ提供することを制限するようになってきた。
一方、前述したパーク&ライドは既に定着しつつあるが、ICカードにおける乗降記録データが提供されないと割引適用などの運用できない。したがって、パーク&ライドというサービスを継続するためには、乗降記録データを読み取ったり、入力したりする他の手段が求められている。
そのほか、各種の証明書類など、電子データを直接読み込むことができない書類などにも対応可能な料金精算機は、各方面で求められるようになると予想される。
本発明が解決しようとする課題は、電子データを直接読み込むことができないチケット、証明書類などへ印字された情報を読み込んで対応可能なリーダユニットおよびそのリーダユニットを備えた料金精算装置を提供することにある。
(第一の発明)
本願における第一の発明は、ユーザが指で掴む読み取り対象(50)を光学読み取りするリーダユニット(40A)であって、
光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置(41)と、そのスキャナ装置(41)からユーザ側に位置して前記のスキャナ装置(41)の光源から発せられる光を透過させる透過板(42)と、を備え、
その透過板(42)におけるユーザ側の面を読み取り対象(50)の読み取り面が接する読み取り対象接触面とし、
読み取り対象(50)を摘んだユーザの指が前記の読み取り対象接触面よりも前記のスキャナ装置(41)側へ位置させることができる指用凹部(43,44)を備えたリーダユニット(40A)に係る。
(用語説明)
「読み取り対象」とは、紙や樹脂シートなどへ印字または刻印された文字や数字のあるチケット(たとえば、新幹線の乗車チケット、駐車場の駐車券など)、樹脂カードへ番号や記号を刻印された各種カード(クレジットカード、会員カードなど)、携帯情報端末(たとえばスマートフォン)の液晶画面などである。
「イメージセンサ」とは、画像識別機、画像認証機などとも称され、たとえば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどがある。
(作用)
ユーザは、読み取り対象(50)を指で掴み、その掴んだ指が指用凹部(43,44)へ位置するようにする。すると、ユーザが左右のいずれの手を使って読み取り対象(50)が読み取り面へ接することとしても、スキャナ装置(41)による読み取り対象(50)の光学読み取りの距離が概ね一定となる。そのため、読み取り対象(50)を光学読み取りしたことで得るデータの解析精度を一定に保ちやすくなり、OCRソフトウェア処理の精度を向上させることに寄与する。
その結果、電子データを直接読み込むことができないチケット、証明書類などへ印字された情報を読み込んで、各種の割引制度などへ対応できる精算機の実現に寄与する。
(第一の発明のバリエーション)
本願における第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の指用凹部(43,44)は、前記の読み取り対象接触面を中心として左右両側へ備えることとしてもよい。
(作用)
ユーザが読み取り対象(50)を掴む指が右手であっても、左手であっても、左右両側のいずれかの指用凹部(43,44)が対応する。
(第二の発明)
第二の発明もまた、読み取り対象(50)を光学読み取りするリーダユニット(40B)に係る。
そのリーダユニット(40B)は、ユーザが指で掴んだ読み取り対象(50)を収納する収納空間(45A)を形成する収納部材(45)と、
その収納部材(45)における収納空間(45A)へ収納された読み取り対象(50)の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置(41)と、を備え、
前記の収納部材(45)には、前記の読み取り対象(50)を所定位置へ固定するための固定構造を備える。
「固定構造」とは、読み取り対象(50)の読み取り面が固定されることを趣旨としている。たとえば、読み取り対象(50)の寸法に合わせた収納空間(45A)の奥行き寸法とする。
読み取り対象(50)が定型サイズのカード類である場合には、その定型サイズに応じて形成した溝や凹部などである(図6参照)。
また、定型サイズのカード(50)に対し、収納空間(45A)において当該カード(50)の長手方向寸法に対応した奥行き方向ガイド(45B)および当該カード(50)の短い方向寸法の間隔で配置固定された二つの横方向ガイド(48A,48A)にて読み取り対象(50)の読み取り面を位置決めする固定構造でもよい(図9参照)。また、図示を省略するが、前記の長手方向と短い方向とを逆に配置した固定構造でも良い。
更に、奥行き方向ガイド(45B)を省略することによってカードの固定位置が奥行き方向のみは決定されない「固定構造」であったとしても、スキャナ装置(41)を奥行き方向の自動的な移動が可能となる機能を加えることで、読み取り対象(50)における読み取り面の固定が可能となる(図10参照)。
ユーザは、ユーザが指で掴んだ読み取り対象(50)を収納部材(45)の収納空間(45A)へ収納し、固定構造を用いて読み取り対象(50)を所定位置へ固定する。
読み取り対象(50)の読み取り面が固定されるので、スキャナ装置(41)による光学読み取りの距離が概ね一定となる。そのため、読み取り対象(50)を光学読み取りしたことで得るデータの解析精度を一定に保ちやすくなり、OCRソフトウェア処理の精度を向上させることに寄与する。
(第三の発明)
第三の発明は、第一の発明に係るリーダユニット(40A)を備えた料金精算機に係る。
すなわち、ユーザと向き合う正面パネル(11)を備えた筐体をなす精算機であって、
前記の正面パネル(11)に埋め込み固定されるリーダユニット(40A)を備え、
そのリーダユニット(40A)は、光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置(41)と、そのスキャナ装置(41)からユーザ側に位置して前記のスキャナ装置(41)の光源から発せられる光を透過させる透過板(42)と、を備え、
その透過板(42)におけるユーザ側の面を読み取り対象(50)の読み取り面が接する読み取り対象接触面とし、
読み取り対象(50)を摘んだユーザの指が前記の読み取り対象接触面よりも前記のスキャナ装置(41)側へ位置させることができる指用凹部(43,44)を備えた精算機である。
(第三の発明のバリエーション1)
第三の発明もまた、第一の発明と同じく、前記の指用凹部(43,44)は、前記の読み取り対象接触面を中心として左右両側へ備えることとしてもよい。
(第三の発明のバリエーション2)
第三の発明は、管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
その通信装置は、前記のスキャナ装置を制御する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとしてもよい。
「管理サーバ」は、一般的に複数の精算機(40A,40A,・・・)との双方向通信をすることで、当該複数の精算機(40A,40A,・・・)が取得するデータを吸い上げて蓄積、管理したり、スキャナ装置を制御する制御プログラムを更新したり、精算機に内蔵されている各種の制御装置の制御プログラムを更新したりすることができる。
(第四の発明)
第四の発明は、第二の発明に係るリーダユニット(40B)を備えた料金精算機、すなわち、ユーザと向き合う正面パネル(11)を備えた筐体をなす精算機に係る。
その精算機は、前記の正面パネル(11)に埋め込み固定されるリーダユニット(40B)を備え、
そのリーダユニット(40B)は、ユーザが指で掴んだ読み取り対象(50)を収納する収納空間(45A)を形成する収納部材(45)と、
その収納部材(45)における収納空間(45A)へ収納された読み取り対象(50)の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置(41)と、を備え、
前記の収納部材(45)には、前記の読み取り対象(50)を所定位置へ固定するための固定構造を備える。
前記の収納部材(45)によって形成される収納空間(45A)は、前記の正面パネル(11)からユーザから遠ざかる側へ形成する。
(作用)
収納空間(45A)が前記の正面パネル(11)からユーザから遠ざかる側へ形成されているので、精算機が屋外に設置されていても、収納空間(45A)へ雨水が入りにくい。
(第四の発明のバリエーション)
第四の発明もまた、管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備えることとしてもよい。
その通信装置は、前記のスキャナ装置を制御する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードするのである。
第一の発明および第二の発明によれば、電子データを直接読み込むことができない書類などにも対応可能なリーダユニットを提供することができた。
第三の発明および第四の発明によれば、電子データを直接読み込むことができない書類などにも対応可能なリーダユニットを備えた精算機を提供することができた。
第一の実施形態を示す斜視図である。 第一の実施形態における主要部を示す斜視図である。 第一の実施形態によって読み込まれる対象(およびその読み取り面)を示す斜視図である。 第二の実施形態を示す斜視図である。 第二の実施形態における主要部を示す斜視図である。 第二の実施形態における主要部のバリエーションを示す斜視図である。 第一の実施形態における別の主要部を示す斜視図である。 第三の実施形態に係る精算機を示す斜視図である。 読み込まれる対象(カード類)の固定構造の概念を示す斜視図である。 読み込まれる対象(カード類)の固定構造の概念を示す斜視図である。 第一または第二の実施形態に係る精算機を多数管理する場合を示す概念図である。
以下、本発明を実施形態および図面に基づいてさらに詳しく説明する。
図1から図3は第一の実施形態、図4から図6は第二の実施形態を示す。また、図7は第一の実施形態における別の主要部を示し、図8は、第三の実施形態を示し、図11は第一または第二の実施形態に係る精算機を多数管理する場合を示す。図9および図10は、読み込まれる対象(カード類)の固定構造の概念を示す斜視図である。
図1に示す第一の実施形態は、駐車場を利用したユーザが駐車料金を精算するための精算機10であり、押し当てリーダユニット装着型の精算機10Aである。
この精算機10(10A)は、縦長の直方体形状をなし、ユーザに向かう面となる正面パネル11には、さまざまな機器がユーザの操作に供するように備えられている。
正面パネル11には、上から順に、ユーザへの指示など画面出力する表示パネル12、駐車券などのチケットを排出するチケット排出機13、ユーザが精算のために投入するコインを受け入れるコイン投入機20、ユーザが精算のために紙幣やクレジットカードを投入したり釣り札またはクレジットカードを受け取ったりする紙幣出入機30、駐車料金の精算に必要な読み取り対象を読み取るためのカードリーダ40、つり銭としてのコインや受け入れできないコインが排出されるコイン返却口14、が備えられている。
「読み取り対象」とは、紙や樹脂シートなどへ印字または刻印された文字や数字のあるチケット(たとえば、新幹線の乗車チケット、駐車場の駐車券など)、樹脂カードへ番号や記号を刻印された各種カード(クレジットカード、会員カードなど)、携帯情報端末(たとえばスマートフォン)の液晶画面である。
カードリーダ40は、読み取り対象の印字や数字を光学読み取りするための光学機器であり、ICカードとの短距離通信をする機器も兼ねている。
このカードリーダ40は、リーダユニット40Aとして、図2および図3を用いて詳述する。
リーダユニット40Aは、ユーザが指で掴んだ状態(図3参照)の読み取り対象50を光学読み取りする機器である。
図2に示すように、光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置41と、そのスキャナ装置41からユーザ側に位置して前記のスキャナ装置41の光源から発せられる光を透過させる透過板42と、を備える。
その透過板42におけるユーザ側の面を読み取り対象50の読み取り面が接する読み取り対象接触面とし、
読み取り対象50を摘んだユーザの指が前記の読み取り対象接触面よりも前記のスキャナ装置41側へ位置させることができる指用凹部43,44を備えている。
図2(a)は、図1におけるカードリーダを拡大した図である。図2(b)は、ユーザが読み取り対象50を右手の親指および他の指を使って摘んだ状態で、読み取り対象となる印字された面を透過板42へ押し当てた状態を示す。図2(c)は、ユーザが読み取り対象50を左手の親指および他の指を使って摘んだ状態で、読み取り対象となる印字された面を透過板42へ押し当てた状態を示す。
ユーザが右手の指を使って読み取り対象50を摘んだ場合には、指用凹部43が親指以外の指に対応する。ユーザが左手の指を使って読み取り対象50を摘んだ場合には、指用凹部44が親指以外の指に対応する。
ユーザが左右のいずれの手を使って読み取り対象50を読み取り面へ押し当てても、スキャナ装置41による読み取り対象50の光学読み取りの距離が概ね一定となる。そのため、読み取り対象50を光学読み取りしたことで得るデータの解析精度を一定に保ちやすくなり、OCRソフトウェア処理の精度を向上させることに寄与する。
図3に示す読み取り対象50は、東海道新幹線の乗車チケットである。このチケットに印字されている乗車年月日、乗車駅、降車駅といった情報を、前述したリーダユニット40Aが読み取る。読み取った情報にて、新幹線の利用履歴と駐車場利用との組み合わせ状態を判断し、駐車料金に対する割引制度の適用の有無とともに、駐車料金の精算金額を表示パネル11(図1参照)へ出力する。
その表示パネル11へ出力された駐車料金を、ユーザは紙幣やコインを使って精算することとなる。
このリーダユニット40Aおよびリーダユニット40Aが組み込まれた精算機10Aであれば、電子データを直接読み込むことができないチケット、証明書類などへ印字された情報を読み込んで、各種の割引制度などへ対応できる精算機となる。
その結果、交通系電子マネー(ICカード)から乗降記録データが提供されなくなっても、パーク&ライドのサービス運用が可能となる。
図4から図6を用いて、第二の実施形態を説明する。
図4に示す精算機は、収納リーダユニット装着型の精算機10Bである。
第一の実施形態との相違点は、第一の実施形態にて採用されていたリーダユニット40Aの代わりに、別のリーダユニット40Bを採用した点である。
このリーダユニット40Bは、精算機10Bの前に立ったユーザからは、読み取り対象50を収納するための収納部材45およびその収納部材45が形成した収納空間45Aしか見えない。
以下、リーダユニット40Bについて、図5および図6を用いて説明する。
リーダユニット40Bは、ユーザが指で掴んだ読み取り対象50を一時的に収納する収納空間45Aを形成する収納部材45と、その収納部材45における収納空間45Aへ収納された読み取り対象50の読み取り面を読み取る光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置41と、を備えている。
図5(a)では、読み取り対象50が無い状態を、図5(b)では、読み取り対象50をユーザが右手で摘んだ状態を、それぞれ示している。
収納部材45は、先細りとなる台形形状となる収納空間45Aを形成する箱状体であり、開口部分が精算機10Bの正面パネル11と面一となる(図4参照)。
なお、収納空間45Aの開口上側をなす開口上部45Bは、開口下側をなす開口下部45Cよりも若干手前側へ位置するような構造を採用した場合、精算機10Bを屋外に設置した際、収納空間45Aへ雨水が入りにくくなる。
精算機10Bの内部において、前記の収納部材45の上方に位置させている。
前記の収納部材45には、スキャナ装置41は、前記の読み取り対象50を所定位置へ固定するための固定構造を備える。スキャナ装置41が収納部材45の上部に位置しているので、読み取り対象50は、読み取り面が上となるようにユーザが挿入しなければならない。その旨は、表示パネル11や収納部材45における開口付近に文字やピクトグラムなどで、ユーザに指示を出している。
図6では、収納部材45の下面に、2種類のサイズ(便宜上、小サイズ、大サイズの2種類とする)である読み取り対象50に合わせた固定構造を備えている(図6(a)参照)。
小サイズの読み取り対象50に合わせた固定構造を小サイズ用溝46、大サイズの読み取り対象50に合わせた固定構造を大サイズ用溝47とする。
図6(b)では、ユーザが大サイズの読み取り対象50を右手に持って収納空間45Aへ挿入している様子を示している。固定構造(大サイズ用溝47)が存在するので、読み取り面の読み取りにおいてデータの解析精度を一定に保ちやすくなり、OCRソフトウェア処理の精度を向上させることに寄与する。
(図7)
図7に示すのは、第一の実施形態における別の主要部である。別の主要部とは、コイン投入機20および紙幣出し入れ機30である。
コイン投入機20は、図7(b)に示すように、精算算機10(10A)の正面パネル11よりも奥まった位置に、コインの投入口22を位置させている。すなわち、投入口22と面一となる正面板21は、正面パネル11から奥行き部23に囲まれて位置している。
紙幣出し入れ機30もまた、図7(c)に示すように、精精算機10(10A)の正面パネル11よりも奥まった位置に、紙幣やクレジットカードの投入口32を位置させている。すなわち、投入口32と面一となる正面板31は、正面パネル11から奥行き部33に囲まれて位置している。
コイン投入機20および紙幣出し入れ機30がそれぞれ奥行き部23,33を備えていることによって、図7(d)および(e)に示すような精算機を破壊しようというような行為に対して効果的である。すなわち、精算機を破壊しようという行為の最も典型的なのは、バール(の先端)を投入口22へ差し込み、正面パネル11の側端(精算機10の角部)を梃子(てこ)の中心として投入口22から破壊しようというものである。
しかし、コイン投入機20および紙幣出し入れ機30にそれぞれ奥行き部23,33が存在することで、梃子の原理が使えず、梃子(てこ)の中心からの可動角度も狭められるので、破壊を免れやすくなる。
なお、奥行き部23の寸法は、10ミリメートルから30ミリメートルが効果的であった。奥行き部33の寸法は、5ミリメートルから25ミリメートルが効果的であった。奥行き寸法は大きいほど、破壊行為に対しては強いが、ユーザが使いにくくなってしまうためである。
図8は、第三の実施形態に係る精算機、すなわち、図7を用いて説明した奥行き部23,33のあるコイン投入機20および紙幣出し入れ機30とした精算機を示す斜視図である。
コイン投入機20および紙幣出し入れ機30という現金をユーザが入れることを前提とした自動販売機10Cを、前述した破壊行為の被害に遭いにくい状態とすることに寄与する。
(図9)
図9は、読み取り対象50であるカード類の固定構造の実施例を示す斜視図である。
読み取り対象50の長手方向寸法に対応した奥行き方向ガイド45Bと、および当該読み取り対象50の短い方向寸法の間隔で配置固定された二つの横方向ガイド48A,48Aとを収納空間45Aにおいて固定する。読み取り対象50は、収納空間45Aの水平面へ載置することを前提とすることで垂直方向は固定される。以上によって、読み取り対象50の固定構造を形成するのである。
なお、前記の長手方向と短い方向とを逆に配置した固定構造を採用しても良い。この場合、奥行き寸法が小さくなり、収納空間45Aの奥行き方向寸法、ひいては、精算機10の奥行き寸法を小さくすることができる、というメリットがある。
(図10)
図10もまた、読み取り対象50であるカード類の固定構造の実施例を示す斜視図である。
図9の固定構造と異なる点は、長手方向と短い方向とを逆に配置した点、および奥行き方向ガイド45Bを省略した点である。
奥行き方向ガイド45Bを省略したことによって奥行き方向の固定位置が決まらないこととなってしまう。しかし、図10(b)に示すように、スキャナ装置41を奥行き方向の自動的な移動が可能となる機能を加えることで、読み取り対象(50)における読み取り面を、結果として固定できる構造となる。
(図11)
図11は、第一または第二の実施形態に係る精算機α、β、γを、精算機・管理サーバが多数管理する場合を概念的に示している。
第一または第二の実施形態に係る精算機α、β、γには、精算機・管理サーバとのデータ通信が可能であるようにしてある。
精算機・管理サーバは、各精算機α、β、γに備えられているリーダユニット40(40Aまたは40B)を制御したりデジタル変換したりするOCRソフトウェアをアップデートするような場合、データ通信網を用いて一括で実行することができる。
また、各精算機α、β、γの精算に関するデータを吸い上げることによって、駐車場の管理、車両の管理などに用いることができる。
本発明は、サービスや商品の料金の精算機(特に駐車料金精算装置)を製造する製造業、精算機に用いるソフトウェアの開発業、精算機を中央制御する通信サービス業、料金の精算機をレンタルするレンタル業、料金の精算機を代行する代行サービス業などにおいて、利用可能性を有する。
10 ;精算機 10A;精算機(押し当てリーダユニット装着)
10B;精算機(収納リーダユニット装着)
10C;精算機(一般の自動販売機)
11 ;正面パネル
12 ;出力パネル 13 ;チケット排出機
14 ;コイン返却口
20 ;コイン投入機 21 ;正面板
22 ;投入口 23 ;奥行き部
30 ;紙幣出し入れ機 31 ;正面板
32 ;投入口 33 ;奥行き部
40 ;リーダユニット 40A;押し当てリーダユニット
40B;収納リーダユニット
41 ;スキャナ装置 42 ;透過板
43 ;指用凹部(右手用) 44 ;指用凹部(左手用)
45 ;収納部材 45A;収納空間
45B;開口上部 45C;開口下部
46 ;小サイズ用溝部 47 ;大サイズ用溝部
48 ;水平方向ガイド 48A;横方向ガイド
48B;奥行き方向ガイド

Claims (5)

  1. ユーザが指で掴む読み取り対象を光学読み取りするリーダユニットであって、
    光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置と、そのスキャナ装置からユーザ側に位置して前記のスキャナ装置の光源から発せられる光を透過させる透過板と、を備え、
    その透過板におけるユーザ側の面を読み取り対象の読み取り面が接する読み取り対象接触面とし、
    読み取り対象を摘んだユーザの指が前記の読み取り対象接触面よりも前記のスキャナ装置側へ位置させることができる指用凹部を備えたリーダユニット。
  2. 前記の指用凹部は、前記の読み取り対象接触面を中心として左右両側へ備えることとした
    請求項1に記載のリーダユニット。
  3. ユーザと向き合う正面パネルを備えた筐体をなす精算機であって、
    前記の正面パネルに埋め込み固定されるリーダユニットを備え、
    そのリーダユニットは、光源およびイメージセンサを備えたスキャナ装置と、そのスキャナ装置からユーザ側に位置して前記のスキャナ装置の光源から発せられる光を透過させる透過板と、を備え、
    その透過板におけるユーザ側の面を読み取り対象の読み取り面が接する読み取り対象接触面とし、
    読み取り対象を摘んだユーザの指が前記の読み取り対象接触面よりも前記のスキャナ装置側へ位置させることができる指用凹部を備えた精算機。
  4. 前記の指用凹部は、前記の読み取り対象接触面を中心として左右両側へ備えることとした
    請求項3に記載の精算機。
  5. 管理サーバとの双方向通信が可能な通信装置を備え、
    その通信装置は、前記のスキャナ装置を制御する制御プログラムにおける更新プログラムをダウンロードすることとした
    請求項3または請求項4のいずれかに記載の精算機。
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