JP2001229347A - リーダライタ - Google Patents

リーダライタ

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JP2001229347A
JP2001229347A JP2000035404A JP2000035404A JP2001229347A JP 2001229347 A JP2001229347 A JP 2001229347A JP 2000035404 A JP2000035404 A JP 2000035404A JP 2000035404 A JP2000035404 A JP 2000035404A JP 2001229347 A JP2001229347 A JP 2001229347A
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transmission
substrate
input
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JP2000035404A
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Hideyuki Ogura
英之 小倉
Shiro Kondo
史郎 近藤
Toshinori Doumen
俊則 堂面
Haruo Kawasaki
治夫 川崎
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信を行なう電磁波が微弱であっても、
周囲の金属の影響を受け難いリーダライタを提供するこ
とであり、さらには、上記リーダライタを組み込んだ自
動販売機を提供することである。 【解決手段】 送受信機能を有する非接触型データキャ
リアとの間で無線通信を行なうための送受信アンテナ５
２と、非接触型データキャリアの利用情報を入力する入
力デバイス５４と非接触型データキャリアの利用情報を
出力する出力デバイス５３との何れか一方と、外部に接
続されたメインコンピュータからの指示に基づいて、送
受信アンテナ５２を介して非接触型データキャリアとの
間で無線通信を行ない、非接触型データキャリアに対し
てデータの読み出し／書き込みの制御を行なう送受信制
御部とを備え、送受信アンテナ５２が、入出力デバイス
部５３、５４の周縁部に大きくループ状に周回して形成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信機能および／
または受信機能を有する非接触型データキャリアとの間
で電磁波を用いて無線通信を行ない、メインコンピュー
タからの指示に基づいて、非接触型データキャリアに対
してデータの読み出しおよび／または書き込みを行なう
リーダライタおよび上記リーダライタを組み込んだ自動
販売機に関し、特に、清涼飲料水やたばこ等の商品、乗
車券、入場券等を非接触型データキャリアの使用によっ
て自動販売する自動販売機に組み込まれたリーダライタ
および上記リーダライタを組み込んだ自動販売機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動販売機は、投入された硬貨の
受け入れ選別処理を行なう硬貨選別機（コインメック）
と、挿入された紙幣の受け入れ選別処理を行なう紙幣選
別機（ビルバリ）と、データキャリアに記録されている
データを読み／書き処理するリーダライタとのうち、少
なくとも１つを備え、清涼飲料水やたばこ等の商品を販
売する。
【０００３】一方、ＩＣカードやＩＣタグ等の非接触型
データキャリアは、記録されているデータのセキュリテ
ィ性能が高いこと、データの読み出し時や書き込み時に
カードをリーダライタに挿入する必要がないこと等、磁
気ストライプカード等の接触型データキャリアに比べて
優れた点が多い。このため、非接触型データキャリア
は、商品の自動販売機、遊園地や劇場等の入退場管理シ
ステム、バスや電車等の運賃支払機等に用いられること
が多くなってきている。
【０００４】例えば、特開平１０−２８３５３４号公報
には、非接触データキャリアのデータ読み出し／データ
書き込みを行うアンテナが装着された箱体と、利用者に
よる非接触データキャリアからの押圧力を受ける押圧部
を有するカバー部と、押圧力を受けたときに箱体の移動
を許容する移動許容手段と、押圧力が除去されたときに
箱体を復元するように付勢する付勢手段と、押圧部への
押圧力の印加を検出する押圧検出手段とを備え、自動販
売機や支払装置等を利用する際の操作の煩雑さを解消す
るようにし、一度だけ非接触データキャリアをリーダラ
イタにかざすことにより、確実な動作を行い得るように
した非接触データキャリア用リーダライタが開示されて
いる。
【０００５】また、特開平１０−２９３８６７号公報に
は、定期券とストアード・フェア券を複合化した機能を
もたせたＩＣカードと無線通信可能にした自動改札機に
おいて、ＩＣカードのかざし部を示すためのかざし部表
示灯が点灯しているとき、ＩＣカードとの無線通信を可
能にし、ＩＣカードから読み取ったデータ処理が不正常
終了であることを条件に、かざし部表示灯を点滅させ、
ＩＣカードのかざし直しを促すようにし、また、定期券
有効区間外の運賃をストアード・フェア券により精算す
るようにしたことを特徴とする自動改札システムが開示
されている。
【０００６】また、特開平１１−２０３４２２号公報に
は、非接触ＩＣカードがかざされるカードタッチ部のカ
ード対向面が設置面に対して所定の高さの位置にあり、
かつ、カードタッチ部の周囲に所定の角度の傾斜面を設
けることにより、非接触ＩＣカードを人間工学上持ち易
い持ち方で持った状態でカードタッチ部にかざした場合
でも誤読率が低いＩＣカード読取装置が開示されてい
る。
【０００７】自動販売機においても、上記のような非接
触型データキャリア用のリーダライタを備えるものが提
案されている。非接触型データキャリア用のリーダライ
タの特徴は、非接触型データキャリアとの通信を司る送
受信アンテナがリーダライタの筐体前面に配置されてお
り、操作者が非接触型データキャリアをリーダライタの
筐体前面の送受信アンテナにかざすことで通信が可能で
あることから、データキャリアの挿入等の操作が必要な
く、操作性が良い。また、データキャリアをリーダライ
タに挿入する挿入型と異なり、データキャリアを挿入す
るためのメカニズムが不要となるため、コンパクト化、
コストダウンが可能となる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】非接触型データキャリ
ア用のリーダライタは、基本的には、前面に取り付けら
れた送受信アンテナと、内部に設けられた無線通信用の
高周波回路や制御回路等で構成される。このような構成
において、非接触型データキャリアとリーダライタとの
通信性能（通信距離、通信成功率等）を向上させるため
には、上記送受信アンテナを大きくすることで可能とな
る。
【０００９】しかしながら、実際には、送受信アンテナ
の形状、大きさには制限がある。また、自動販売機等に
備え付けられる（組み込む）従来の非接触型のリーダラ
イタは、電磁波を使用するため、出力する電磁波の電界
強度は各国の電波法によって規制される。例えば、日本
国内では、「微弱無線局」として位置づけられ一律に規
制されている。
【００１０】さらに、リーダライタを自動販売機等に備
え付ける場合、備え付けられたリーダライタは、自動販
売機等の金属筐体に囲まれることになり、リーダライタ
と非接触型データキャリアとの間で通信される電磁波
は、自動販売機等の金属筐体の影響を受けることにな
る。
【００１１】本発明の目的は、無線通信を行なう電磁波
が微弱であっても、周囲の金属の影響を受け難く、か
つ、通信性能が良いリーダライタを提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、無線通信を行なう電磁
波が微弱であっても、周囲の金属の影響を受け難く、か
つ、通信性能が良いリーダライタを組み込んだ自動販売
機を提供することである。
【００１２】また、本発明の他の目的は、無線通信を行
なう電磁波が微弱であっても、周囲の金属の影響を受け
難く、かつ、通信性能が良いリーダライタに組み込むた
めの基板を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、下記のような構成を採用した。すなわち、
本発明の一態様によれば、本発明のリーダライタは、送
信機能および／または受信機能を有する非接触型データ
キャリアとの間で無線通信を行なうための送受信アンテ
ナと、少なくとも、上記非接触型データキャリアの利用
情報を入力する入力デバイスと上記非接触型データキャ
リアの利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方
を備える入出力デバイス部と、外部に接続されたメイン
コンピュータからの指示に基づいて、上記送受信アンテ
ナを介して上記非接触型データキャリアとの間で無線通
信を行ない、上記非接触型データキャリアに対してデー
タの読み出しおよび／または書き込みの制御を行なう送
受信制御部とを備え、上記送受信アンテナが、上記入出
力デバイス部の周縁部にループ状に形成される。
【００１４】これにより、送受信アンテナは、限られた
面積内においてアンテナ面積を大きくとることが可能と
なる。また、好適には、本発明のリーダライタは、上記
送受信アンテナと上記入出力でバイス部とが、同一の基
板上に形成されることが望ましい。
【００１５】また、本発明の一態様によれば、本発明の
リーダライタは、送信機能および／または受信機能を有
する非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なう
ための送受信アンテナと、少なくとも、上記非接触型デ
ータキャリアの利用情報を入力する入力デバイスと上記
非接触型データキャリアの利用情報を出力する出力デバ
イスとの何れか一方を備える入出力デバイス部と、外部
に接続されたメインコンピュータからの指示に基づい
て、上記送受信アンテナを介して上記非接触型データキ
ャリアとの間で無線通信を行ない、上記非接触型データ
キャリアに対してデータの読み出しおよび／または書き
込みの制御を行なう送受信制御部とを備え、上記送受信
アンテナが第１の基板に形成され、上記入出力部が第２
の基板に形成され、上記第１の基板と上記第２の基板と
が平行であり、かつ、上記第１の基板が外側に配置す
る。
【００１６】これにより、送受信アンテナが自動販売機
から遠ざかることになり、自動販売機の金属筐体の影響
を受け難く、かつ、通信性能を良くすることができる。
また、好適には、本発明のリーダライタは、上記第１の
基板が、開口部を有する環状であり、上記送受信アンテ
ナが、上記環状部にループ状に形成されることが望まし
い。
【００１７】また、本発明の一態様によれば、本発明の
リーダライタは、送信機能および／または受信機能を有
する非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なう
ための送受信アンテナと、少なくとも、上記非接触型デ
ータキャリアの利用情報を入力する入力デバイスと上記
非接触型データキャリアの利用情報を出力する出力デバ
イスとの何れか一方を備える入出力デバイス部と、外部
に接続されたメインコンピュータからの指示に基づい
て、上記送受信アンテナを介して上記非接触型データキ
ャリアとの間で無線通信を行ない、上記非接触型データ
キャリアに対してデータの読み出しおよび／または書き
込みの制御を行なう送受信制御部とを備え、上記送受信
アンテナと上記入出力でバイス部とが、柔軟性を有する
同一のフレキシブル基板上に形成され、上記送受信アン
テナが、上記フレキシブル基板の略半分の第１部分に有
する開口部の周縁部にループ状に形成され、上記入出力
デバイス部が、上記第１部分の残りの略半分の第２部分
に形成される。
【００１８】これにより、送受信アンテナは、限られた
面積内においてアンテナ面積を大きくとることが可能と
なり、さらに、送受信アンテナが自動販売機から遠ざか
ることになり、自動販売機の金属筐体の影響を受け難
く、かつ、通信性能を良くすることができる。
【００１９】また、好適には、本発明の自動販売機は、
上述の各リーダライタの何れかを備えることが望まし
い。また、本発明の一態様によれば、本発明の基板は、
送信機能および／または受信機能を有する非接触型デー
タキャリアとの間で無線通信を行なうための送受信アン
テナと、少なくとも、上記非接触型データキャリアの利
用情報を入力する入力デバイスと上記非接触型データキ
ャリアの利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一
方を備える入出力デバイス部とを備え、上記入出力デバ
イス部が、上記送受信アンテナの中心部に形成され、上
記送受信アンテナが、上記入出力デバイス部の周縁部に
ループ状に形成される。
【００２０】また、本発明の一態様によれば、本発明の
基板は、送信機能および／または受信機能を有する非接
触型データキャリアとの間で無線通信を行なうための送
受信アンテナを形成する第１の基板と、少なくとも、上
記非接触型データキャリアの利用情報を入力する入力デ
バイスと上記非接触型データキャリアの利用情報を出力
する出力デバイスとの何れか一方を備える入出力デバイ
ス部を形成する第２の基板とを備え、上記第１の基板と
上記第２の基板とが平行であり、かつ、上記第１の基板
が外側に結線する。
【００２１】また、好適には、本発明の基板は、上記第
１の基板が、開口部を有する環状であり、上記送受信ア
ンテナが、上記環状部にループ状に形成される。また、
本発明の一態様によれば、本発明の柔軟性を有するフレ
キシブル基板は、送信機能および／または受信機能を有
する非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なう
ための送受信アンテナと、少なくとも、上記非接触型デ
ータキャリアの利用情報を入力する入力デバイスと上記
非接触型データキャリアの利用情報を出力する出力デバ
イスとの何れか一方を備える入出力デバイス部とを備
え、上記送受信アンテナが、開口部を有する略半分の第
１部分の上記開口部の周縁部にループ状に形成され、上
記入出力デバイス部が、上記第１部分の残りの略半分の
第２部分に形成される。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一
の要素には同一の符号を用いる。
【００２３】図１は、本発明の実施の形態におけるリー
ダライタを備える自動販売機の構成図である。図１にお
いて、代金と引き換えに商品を自動販売する自動販売機
１は、前面に外扉２を備えている。上記外扉２は、商品
の見本を陳列する商品見本陳列室３と、商品を取り出す
商品取出口４と、選別に失敗した投入硬貨や釣銭硬貨が
返却される硬貨返却口５と、操作パネル６とを備えてい
る。上記操作パネル６は、外扉２の裏面側に設置された
硬貨選別機に通じる硬貨投入部７と、投入した硬貨等を
返却させるための硬貨返却レバー８と、外扉２の裏面側
に設置された紙幣選別機に通じる紙幣挿入部９と、投入
した金額等を表示する表示パネル１０と、送信機能およ
び／または受信機能を有する非接触型データキャリアと
の間で電磁波を用いて無線通信を行ない、非接触型デー
タキャリアに対してデータの読み出しおよび／または書
き込みを行なうリーダライタ１１とを備える。
【００２４】図２は、本発明の実施の形態における非接
触型データキャリアおよびリーダライタの機能ブロック
図である。図２において、非接触型データキャリア２０
は、送信機能および／または受信機能を有するリーダラ
イタ３０との間で無線通信を行なうための送受信アンテ
ナ２１と、送受信アンテナ２１を介してリーダライタ３
０との間で行われる無線通信の制御を行なう送受信制御
部２２と、金銭データ等が格納されているメモリ２３
と、リーダライタ３０との間で無線通信の制御を行ない
データの読み出しおよび／または書き込みの制御を行な
う主制御部２４とを備える。
【００２５】また、リーダライタ３０は、送信機能およ
び／または受信機能を有する非接触型データキャリア２
０との間で無線通信を行なうための送受信アンテナ３１
と、送受信アンテナ３１を介して非接触型データキャリ
ア２０との間で行われる無線通信の制御を行なう送受信
制御部３２と、非接触型データキャリア２０との間で無
線通信の制御を行なう主制御部３３とを備える。
【００２６】このような構成において、リーダライタ３
０は、外部に接続されたメインコンピュータ４０からの
指示に基づいて、非接触型データキャリア２０との間で
無線通信を行ない、非接触型データキャリア２０の金銭
データ等の読み出しおよび／または書き込みを行なう。
【００２７】図３は、第１の実施の形態におけるリーダ
ライタの主要部の構成図（（ａ）は側面図、（ｂ）は正
面図）である。図３において、リーダライタは、送信機
能および／または受信機能を有する非接触型データキャ
リアとの間で無線通信を行なうための送受信アンテナ５
２と、少なくとも、上記非接触型データキャリアの利用
情報を入力する入力デバイス５４と上記非接触型データ
キャリアの利用情報を出力する出力デバイス５３との何
れか一方を備える入出力デバイス部５３、５４と、外部
に接続されたメインコンピュータからの指示に基づい
て、上記送受信アンテナ５２を介して上記非接触型デー
タキャリアとの間で無線通信を行ない、上記非接触型デ
ータキャリアに対してデータの読み出しおよび／または
書き込みの制御を行なう送受信制御部（不図示）とを備
える。
【００２８】上記送受信アンテナ５２は、上記入出力デ
バイス部５３、５４の周縁部に大きくループ状に周回し
て形成される。このように送受信アンテナ５２がループ
状に形成されることにより、限られた面積内においてア
ンテナ面積を大きくとることが可能となる。
【００２９】また、上記送受信アンテナ５２と上記入出
力でバイス部５３、５４とは、同一の基板５１上に形成
される。このように送受信アンテナ５２と入出力デバイ
ス部５３、５４とが同一基板５１上に形成されることに
より、低コスト化を実現することが可能となる。
【００３０】図４は、第２の実施の形態におけるリーダ
ライタの主要部の構成図（（ａ）は側面図、（ｂ）は正
面図）である。図４において、リーダライタは、送信機
能および／または受信機能を有する非接触型データキャ
リアとの間で無線通信を行なうための送受信アンテナ６
２と、少なくとも、上記非接触型データキャリアの利用
情報を入力する入力デバイス６５と上記非接触型データ
キャリアの利用情報を出力する出力デバイス６４との何
れか一方を備える入出力デバイス部６４、６５と、外部
に接続されたメインコンピュータからの指示に基づい
て、上記送受信アンテナ６２を介して上記非接触型デー
タキャリアとの間で無線通信を行ない、上記非接触型デ
ータキャリアに対してデータの読み出しおよび／または
書き込みの制御を行なう送受信制御部（不図示）とを備
える。
【００３１】上記送受信アンテナ６２は第１の基板６１
に形成され、上記入出力部６４、６５は第２の基板６３
に形成され、上記第１の基板６１と上記第２の基板６３
とが平行であり、かつ、上記第１の基板６１が外側に配
置することを特徴とするリーダライタ。
【００３２】また、上記第１の基板６１は、開口部を有
する環状であり、上記送受信アンテナ６２は、上記環状
部に大きくループ状に周回して形成される。このように
送受信アンテナ６２がループ状に形成されることによ
り、限られた面積内においてアンテナ面積を大きくとる
ことが可能となる。
【００３３】また、上記送受信アンテナ６２が形成され
た第１の基板６１と、上記入出力部６４、６５が形成さ
れた第２の基板６３とが平行であり、かつ、上記第１の
基板６１が外側に配置されることにより、通信性能の向
上を実現することが可能となる。すなわち、送受信アン
テナ６２が形成された第１の基板が外側に配置されるの
で、送受信アンテナ６２がリーダライタのより外側に配
置されることになり、かざされる非接触型データキャリ
アとの距離が短くなるので通信性能が向上するのであ
る。また、送受信アンテナ６２が自動販売機から遠ざか
ることになり、自動販売機の金属筐体の影響を受け難
く、かつ、通信性能を良くすることができるのである。
【００３４】図５は、第３の実施の形態におけるリーダ
ライタの主要部の構成図（（ａ）はフレキシブル基板を
折り曲げる前の正面図、（ｂ）はフレキシブル基板を折
り曲げた後の側面図、（ｃ）はフレキシブル基板を折り
曲げた後の正面図）である。
【００３５】図５において、リーダライタは、送信機能
および／または受信機能を有する非接触型データキャリ
アとの間で無線通信を行なうための送受信アンテナ７２
と、少なくとも、上記非接触型データキャリアの利用情
報を入力する入力デバイス７４と上記非接触型データキ
ャリアの利用情報を出力する出力デバイス７３との何れ
か一方を備える入出力デバイス部７３、７４と、外部に
接続されたメインコンピュータからの指示に基づいて、
上記送受信アンテナ７２を介して上記非接触型データキ
ャリアとの間で無線通信を行ない、上記非接触型データ
キャリアに対してデータの読み出しおよび／または書き
込みの制御を行なう送受信制御部（不図示）とを備え
る。
【００３６】上記送受信アンテナ７２と上記入出力でバ
イス部７３、７４とは、柔軟性を有する同一のフレキシ
ブル基板７１上に形成され、上記送受信アンテナ７２
は、上記フレキシブル基板７１の略半分の第１部分に有
する開口部７５の周縁部にループ状に形成され、上記入
出力デバイス部７３、７４は、上記第１部分の残りの略
半分の第２部分に形成される。
【００３７】また、上記フレキシブル基板７１は、略半
分に開口部７５を有し、上記送受信アンテナ７２は、上
記環状部７５の周縁部に大きくループ状に周回して形成
される。このように送受信アンテナ７２がループ状に形
成されることにより、限られた面積内においてアンテナ
面積を大きくとることが可能となる。
【００３８】また、上記送受信アンテナ７２と上記入出
力でバイス部７３、７４とは、同一のフレキシブル基板
７１上に形成される。このように送受信アンテナ７２と
入出力デバイス部７３、７４とが同一のフレキシブル基
板７１上に形成されることにより、低コスト化を実現す
ることが可能となる。
【００３９】また、上記フレキシブル基板７１を折り曲
げることにより、上記送受信アンテナ７２が形成された
第１部分と、上記入出力部７３、７４が形成された第２
部分とが平行になり、かつ、上記第１部分が外側に配置
されることにより、通信性能の向上を実現することが可
能となる。すなわち、送受信アンテナ７２が形成された
第１部分が外側に配置されるので、送受信アンテナ７２
がリーダライタのより外側に配置されることになり、か
ざされる非接触型データキャリアとの距離が短くなるの
で通信性能が向上するのである。また、送受信アンテナ
７２が自動販売機から遠ざかることになり、自動販売機
の金属筐体の影響を受け難く、かつ、通信性能を良くす
ることができるのである。
【００４０】また、図１の自動販売機１のように硬貨選
別機や紙幣選別機を備えた自動販売機が、図３乃至５を
用いて説明したリーダライタを備えた場合、自動販売機
は積み増し機能を有することもできる。
【００４１】すなわち、リーダライタが、非接触型デー
タキャリアの利用情報を入出力するデバイスとを備え、
リーダライタと硬貨選別機／紙幣選別機とを一体化した
システムとすることにより、硬貨選別機に投入された硬
貨の価値情報や紙幣選別機に挿入された紙幣の価値情報
を電子マネー情報として非接触型データキャリアに書き
込む積み増し機能を上記システムで実現することが可能
となる。積み増し機能とは、例えば、商品を購入した後
の釣銭が釣銭不足により硬貨で返却できない時に、硬貨
で返却できる最大額を硬貨で返却し、残額分を非接触型
データキャリアに書き込むことである。上記積み増し機
能は、上記システムが一体化されているので、積み増し
処理を上記システム内で完結することが可能となり、例
えば、自動販売機との通信を傍受してセキュリティを破
られるような危険を回避することが可能となる。
【００４２】上述のように、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明してきたが、本発明は、以上に述
べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取るこ
とが出来る。
【００４３】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、限られた面積内においてリーダライタ用の送受信ア
ンテナのアンテナ面積を大きくとることが可能となり、
自動販売機等の金属筐体の影響を受け難く、かつ、通信
性能を良くすることができる。
【００４４】これにより、無線通信を行なう電磁波が微
弱であっても、周囲の金属の影響を受け難く通信性能が
良いリーダライタ、周囲の金属の影響を受け難く通信性
能が良いリーダライタを組み込んだ自動販売機、あるい
は、周囲の金属の影響を受け難く通信性能が良いリーダ
ライタを組み込むための基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態におけるリーダライタを備
える自動販売機の構成図である。
【図２】本発明の実施の形態における非接触型データキ
ャリアおよびリーダライタの機能ブロック図である。
【図３】第１の実施の形態におけるリーダライタの主要
部の構成図である。
【図４】第２の実施の形態におけるリーダライタの主要
部の構成図である。
【図５】第３の実施の形態におけるリーダライタの主要
部の構成図である。
【符号の説明】
１ 自動販売機 ２ 外扉 ３ 商品見本陳列室 ４ 商品取出口 ５ 硬貨返却口 ６ 操作パネル ７ 硬貨投入部 ８ 硬貨返却レバー ９ 紙幣挿入部 １０ 表示パネル １１ リーダライタ ２０ 非接触型データキャリア ２１ 送受信アンテナ ２２ 送受信制御部 ２３ メモリ ２４ 主制御部 ３０ リーダライタ ３１ 送受信アンテナ ３２ 送受信制御部 ３３ 主制御部 ４０ メインコンピュータ ５１ 基板 ５２ 送受信アンテナ ５３ 出力デバイス ５４ 入力デバイス ６１ 第１の基板 ６２ 送受信アンテナ ６３ 第２の基板 ６４ 出力デバイス ６５ 入力デバイス ７１ フレキシブル基板 ７２ 送受信アンテナ ７３ 出力デバイス ７４ 入力デバイス ７５ 開口部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０１Ｑ 1/24 Ｇ０７Ｆ 7/08 Ｚ (72)発明者 堂面 俊則 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 (72)発明者 川崎 治夫 東京都千代田区外神田六丁目15番12号 富 士電機冷機株式会社内 Ｆターム(参考） 3E044 AA01 BA04 CA06 DB02 DC01 DC05 DE01 5B058 CA17 KA02 KA06 KA24 YA06 5B072 AA02 CC08 CC39 DD10 GG07 JJ01 MM04 5J047 AA12 AA19 AB11 FC06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 送信機能および／または受信機能を有す
    る非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なうた
    めの送受信アンテナと、 少なくとも、前記非接触型データキャリアの利用情報を
    入力する入力デバイスと前記非接触型データキャリアの
    利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方を備え
    る入出力デバイス部と、 外部に接続されたメインコンピュータからの指示に基づ
    いて、前記送受信アンテナを介して前記非接触型データ
    キャリアとの間で無線通信を行ない、前記非接触型デー
    タキャリアに対してデータの読み出しおよび／または書
    き込みの制御を行なう送受信制御部とを備え、 前記送受信アンテナは、前記入出力デバイス部の周縁部
    にループ状に形成されることを特徴とするリーダライ
    タ。
  2. 【請求項２】 前記送受信アンテナと前記入出力でバイ
    ス部とは、同一の基板上に形成されることを特徴とする
    請求項１に記載のリーダライタ。
  3. 【請求項３】 送信機能および／または受信機能を有す
    る非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なうた
    めの送受信アンテナと、 少なくとも、前記非接触型データキャリアの利用情報を
    入力する入力デバイスと前記非接触型データキャリアの
    利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方を備え
    る入出力デバイス部と、 外部に接続されたメインコンピュータからの指示に基づ
    いて、前記送受信アンテナを介して前記非接触型データ
    キャリアとの間で無線通信を行ない、前記非接触型デー
    タキャリアに対してデータの読み出しおよび／または書
    き込みの制御を行なう送受信制御部とを備え、 前記送受信アンテナは第１の基板に形成され、前記入出
    力部は第２の基板に形成され、前記第１の基板と前記第
    ２の基板とが平行であり、かつ、前記第１の基板が外側
    に配置することを特徴とするリーダライタ。
  4. 【請求項４】 前記第１の基板は、開口部を有する環状
    であり、前記送受信アンテナは、前記環状部にループ状
    に形成されることを特徴とする請求項３記載のリーダラ
    イタ。
  5. 【請求項５】 送信機能および／または受信機能を有す
    る非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なうた
    めの送受信アンテナと、 少なくとも、前記非接触型データキャリアの利用情報を
    入力する入力デバイスと前記非接触型データキャリアの
    利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方を備え
    る入出力デバイス部と、 外部に接続されたメインコンピュータからの指示に基づ
    いて、前記送受信アンテナを介して前記非接触型データ
    キャリアとの間で無線通信を行ない、前記非接触型デー
    タキャリアに対してデータの読み出しおよび／または書
    き込みの制御を行なう送受信制御部とを備え、 前記送受信アンテナと前記入出力でバイス部とは、柔軟
    性を有する同一のフレキシブル基板上に形成され、前記
    送受信アンテナは、前記フレキシブル基板の略半分の第
    １部分に有する開口部の周縁部にループ状に形成され、
    前記入出力デバイス部は、前記第１部分の残りの略半分
    の第２部分に形成されることを特徴とするリーダライ
    タ。
  6. 【請求項６】 請求項１乃至５の何れか１項に記載のリ
    ーダライタを備えることを特徴とする自動販売機。
  7. 【請求項７】 送信機能および／または受信機能を有す
    る非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なうた
    めの送受信アンテナと、 少なくとも、前記非接触型データキャリアの利用情報を
    入力する入力デバイスと前記非接触型データキャリアの
    利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方を備え
    る入出力デバイス部とを備え、 前記入出力デバイス部は、前記送受信アンテナの中心部
    に形成され、前記送受信アンテナは、前記入出力デバイ
    ス部の周縁部にループ状に形成されることを特徴とする
    基板。
  8. 【請求項８】 送信機能および／または受信機能を有す
    る非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なうた
    めの送受信アンテナを形成する第１の基板と、 少なくとも、前記非接触型データキャリアの利用情報を
    入力する入力デバイスと前記非接触型データキャリアの
    利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方を備え
    る入出力デバイス部を形成する第２の基板とを備え、 前記第１の基板と前記第２の基板とが平行であり、か
    つ、前記第１の基板が外側に結線することを特徴とする
    基板。
  9. 【請求項９】 前記第１の基板は、開口部を有する環状
    であり、前記送受信アンテナは、前記環状部にループ状
    に形成されることを特徴とする請求項８記載の基板。
  10. 【請求項１０】 送信機能および／または受信機能を有
    する非接触型データキャリアとの間で無線通信を行なう
    ための送受信アンテナと、 少なくとも、前記非接触型データキャリアの利用情報を
    入力する入力デバイスと前記非接触型データキャリアの
    利用情報を出力する出力デバイスとの何れか一方を備え
    る入出力デバイス部とを備え、 前記送受信アンテナは、開口部を有する略半分の第１部
    分の前記開口部の周縁部にループ状に形成され、前記入
    出力デバイス部は、前記第１部分の残りの略半分の第２
    部分に形成されることを特徴とする柔軟性を有するフレ
    キシブル基板。
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