JP5444826B2 - 車両用油圧式アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用油圧式アクチュエータに関し、特に軸方向の小型化を実現するための技術に関する。
運転者の操作に替えてシフト操作或いはセレクト操作を行うため、ステアリング操作力を補助するためなどに用いられる車両用油圧式アクチュエータが知られている。このような油圧式アクチュエータ68は、たとえば図5に示されるように、シリンダボア70を有するシリンダ本体72と、そのシリンダボア70内に摺動可能に嵌合されたピストン74を有する出力ロッド76と、シリンダ本体72のシリンダボア70の開口を油密に封止するために出力ロッド76を摺動可能に貫通させ且つパッキン78により出力ロッド76をシールした状態でその開口に嵌め付けられたロッドカバー80とを備え、ピストン74により分割された一対の油室82に供給する油圧を制御してその一対の油室82間に差圧を発生させることで上記出力ロッド76を駆動するようになっている。たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載された油圧式アクチュエータがそれである。このような車両用油圧式アクチュエータは、軸方向寸法が比較的大きく、車両の搭載性を高めるために一層小型に構成されることが望まれている。
ところで、上記車両用油圧式アクチュエータ68では、たとえば図5に示されるように、シリンダ本体72の油室82内に作動油を供給するためにそのシリンダ本体72に形成された油路84と、シリンダ本体72内を往復動するピストン74とが干渉しないように、油室82のロッドカバー側のピストン74のストロークを越えた位置に、油路84の径Dよりも大きい軸方向寸法を有するスペースSが設けられていた。このため、そのスペースSが車両用油圧式アクチュエータの軸方向寸法を小型化するための障害となっていた。
これに対して、図6に示されるように、上記スペースSに替えて、花弁型のスペーサ86を設け、ピストン74をそのスペーサ86に当てることでストロークを決める構造とした車両用油圧式アクチュエータ88が提案されている。このスペーサ86は、油路84の径Dと同等の厚みを有し、且つ、図6のVII −VII 視断面である図7および図6のVIII−VIII視断面である図8に示すように、軸方向に平行な複数個の突起90を周方向に等間隔に備えている。突起90は、その周方向寸法が油路84の径Dよりも小さく、突起90間の谷径Tがピストン74の外径Pすなわちシリンダボア70の内径Dp2よりも小さく且つパッキン78の外径よりも大きくなるように形成されている。この図5のシリンダボア70の内径Dp2およびロッドカバー80の外径Dh2は,図5の油圧式アクチュエータ68のシリンダボア70の内径Dp1およびロッドカバー80の外径Dh1よりも大きくそれぞれ設定されている。
特開平08−230703号公報 特開平08−183469号公報 特開2002−019628号公報
上記図6に示される車両用油圧式アクチュエータ88は、図5のスペースSよりも軸方向寸法が小さいスペーサ86が用いられ、ピストン74をそのスペーサ86に当てることでストロークを決める構造とされている分だけ、軸方向寸法が小さくされる。
しかし、出力ロッド76の径で決まるパッキン78の外径よりも突起90間の谷径Tを大きくする必要があるし、その突起90間の谷径Tよりもピストン74の外径Pを大きくする必要があるため、車両用油圧式アクチュエータ68の径方向の寸法が小さくならない。また、ピストン74をスペーサ86から離す方向に油圧を付加した場合にピストン74に一部の面積にしか油圧が作用しないので、応答性が得られず、また、ピストン74にはモーメントが発生してこじりや、ブッシュ、パッキンの偏磨耗が発生する。また、スペーサ86の突起90が油路84の開口の一部を塞ぐ場合がある為に流量が得られず、流量と変速時間のばらつきが発生する。また、それを防止するために、車両用油圧式アクチュエータ88の組み付け時においてスペーサ86の突起90が油路84の開口からずれるようにその回転位相を固定することが必要となる。さらに、スペーサ86はピストン本体72とロッドカバー80との間に挟まれた構造とされているが、製造上許容しなければならないクリアランスがあるため、スペーサ86とロッドカバー80との間に隙間が発生しやすく、パッキン78がロッドカバー80から抜け出たり、スペーサ86がピストン74に押されたときにパッキン78の外周部をかじってシール機能を低下させる。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、径方向において小型であって応答性が高く、組み付け容易であり、ブッシュ、パッキンの耐久性が得られる車両用油圧式アクチュエータを提供することにある。
請求項1に係る発明の要旨とするところは、(a) 中間部およびその中間部よりも大径の開口部を有するシリンダボアが形成されたシリンダ本体と、そのシリンダボア内に摺動可能に嵌合されたピストンを有する出力ロッドと、前記シリンダ本体内のシリンダボアを油密に封止するために、前記出力ロッドを摺動可能に貫通させ且つパッキンによりその出力ロッドをシールした状態でそのシリンダ本体の開口部内に嵌め付けられたロッドカバーと、前記シリンダボアの前記ピストンにより分割された一対の油室に作動油を供給する油路とを備える車両用油圧式アクチュエータであって、(b) 前記油路の径よりも大きい軸方向寸法を有する環状溝が外周面に且つ前記ピストン側に開口して形成され、且つ径方向に貫通してその環状溝と前記油室との間を連通させる複数の径方向溝が前記ピストン側に開口して形成された環状のスペーサが、前記ロッドカバーとシリンダボアの中間部との間に嵌め入れられ、(c) 前記ピストンは、その環状のスペーサに当接することでストロークが決められ、(d) 前記環状溝は、前記油路の断面積よりも大きい断面積を有するものであり、(e) 前記径方向溝は、前記環状溝の断面積よりも大きい断面積を有するものであることにある。
また、請求項に係る発明の要旨とするところは、請求項1に係る発明において、前記スペーサは、その外周面の前記ロッドカバー側に径方向に突き出すフランジ部と、そのロッドカバー側に対向する平坦な端面とを有するものである。
請求項1に係る発明の車両用油圧式アクチュエータによれば、(b) 前記油路の径よりも大きい軸方向寸法を有する環状溝が外周面に且つ前記ピストン側に開口して形成され、且つ径方向に貫通してその環状溝と前記油室との間を連通させる複数の径方向溝が前記ピストン側に開口して形成された環状のスペーサが、前記ロッドカバーと前記シリンダボアの中間部との間に嵌め入れられ、(c) 前記ピストンは、その環状のスペーサに当接することでストロークが決められることから、油路から作動油が供給されると、複数の径方向溝を介してピストン油圧が作用させられるので、ピストンにモーメントが発生せず、応答性が得られ、パッキンやブッシュの偏磨耗が防止される。また、スペーサに周方向に配列された複数の突起がないので径方向において小型に構成されるとともに、組み付け方向性がなく組み付け容易となる。また、(d) 前記環状溝は、前記油路の断面積よりも大きい断面積を有するものであり、(e) 前記径方向溝は、前記環状溝の断面積よりも大きい断面積を有するものであることから、スペーサの軸心まわりの位相に拘わらず安定した作動油の流量が確保できるので、変速応答性のばらつきが解消される。
また、請求項に係る発明によれば、前記スペーサは、その外周面の前記ロッドカバー側に径方向に突き出すフランジ部と、そのロッドカバー側に対向する平坦な端面とを有するものであることから、油路からの圧力はフランジに作用することでスペーサをロッドカバーに押し当てるので、そのスペーサとロッドカバーとの間に隙間が発生し難くなり、パッキンがロッドカバーから抜け出たり、パッキンが損傷を受けてシール機能が低下させられることが解消される。
本発明の一実施例の車両用油圧式アクチュエータの要部構成を説明する図である。 図1の油圧式アクチュエータ内に設けられたスペーサを示す図1のII−II視断面図である。 図1の油圧式アクチュエータ内に設けられたスペーサを示す図2のIII −III 視断面図である。 図3のスペーサの一部を拡大して説明する拡大図である。 従来の油圧式アクチュエータの要部を説明する図である。 従来の油圧式アクチュエータの要部を説明する図である。 図6の従来の油圧式アクチュエータ内に設けられたスペーサを示す図6のVII−VII 視断面図である。 図6の従来の油圧式アクチュエータ内に設けられたスペーサを示す図6のVIII−VIII視断面図である。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、車両の動力伝達経路に配設された平行軸式常時噛合型変速機のシフト操作用或いはセレクト操作用として用いられる車両用の油圧式アクチュエータ10の要部を示している。この油圧式アクチュエータ10は、円柱状のシリンダボア12が貫通して形成されたシリンダ本体14を備えている。このシリンダ本体14は、上記平行軸式常時噛合型変速機のハウジングの一部から一体的に構成される。上記シリンダボア12は、その中央部12a よりも大径の一対の開口部12bLおよび12bRを両端に有し、段付穴状に形成されている。
上記油圧式アクチュエータ10は、上記シリンダボア12の中央部12a 内に摺動可能に嵌合されたピストン16を一体的に有する出力ロッド18と、その出力ロッド18を摺動可能に貫通させる貫通穴20L および20R をそれぞれ有し、シリンダ本体14のシリンダボア12の開口部12bLおよび12bR内に油密に嵌め付けられた厚肉短円筒状の一対のロッドカバー22L および22R と、そのロッドカバー22L および22R と出力ロッド18との間を油密に封止するためにそのロッドカバー22L および22R の貫通穴20L および20R 内のピストン16側に設けられた大径部20aLおよび20aRに嵌め着けられたパッキン24L および24R とを備えている。
上記パッキン24L および24R は、たとえば合成ゴムから構成された所謂オイルシールであり、出力ロッド18との間を摺動可能に油密に封止する。また、ロッドカバー22L および22R の外周面に形成された外周溝には合成ゴム製Oリングのようなシール部材26L および26R が嵌め入れられており、ロッドカバー22L および22R とシリンダボア12の開口部12bLおよび12bRとの間が油密にシールされている。
ロッドカバー22L および22R の貫通穴20L および20R のピストン16側とは反対輪に設けられた収容穴20bLおよび20bRには、出力ロッド18の荷重およびそれに加えられる荷重を支持するために、ブッシュ28L および28R がそれぞれ嵌め入れられている。このブッシュ28L および28R は、鉄系の材料を用いており、その摺動部はPTFE材(樹脂バイメタル材料)がコーティングされている。また、ロッドカバー22L および22R は、シリンダボア12の開口部12bLおよび12bRの開口縁に形成された内周溝に嵌め着けられた止輪30L および30R により抜け止めが施され、開口部12bLおよび12bR内にそれぞれ固定されている。
上記シリンダボア12の中央部12a は、その内側に嵌合されたピストン16により一対の油室32L および32R に分割されており、シリンダ本体14には、それら一対の油室32L および32R にそれぞれ連通する一対の油路34L および34R がそれぞれ形成されている。これら一対の油路34L および34R は、シリンダボア12の開口部12bLおよび12bRの内周面であって、ロッドカバー22L および22R よりもシリンダボア12の中央部12a 側にそれぞれ開口させられている。
上記シリンダボア12の開口部12bLおよび12bRの内の、ロッドカバー22L および22R よりもシリンダボア12の中央部12a 側には、ピストン16に当接してそのストロークエンドを決定するための一対のスペーサ36L および36R がそれぞれ嵌め入れられている。これら一対のスペーサ36L および36R は、開口部12bLおよび12bRの中央部12a 側端部とロッドカバー22L および22R との間に挟まれることで固定されている。
上記スペーサ36L および36R は相互に同様に構成されているので、以下においてスペーサ36R を代表させてその構成を説明する。スペーサ36R は、図2乃至図4に詳しく示すように、出力ロッド18の径よりも僅かに大径とされた貫通穴38R が形成されることにより環状の厚肉円板である。スペーサ36R の外周面には、油路34R の開口径dよりも大きい軸方向寸法(幅寸法)wを有する環状溝40R が形成されている。この環状溝40R は、ピストン16側の端面に開いている。この結果、スペーサ36R は、その外周面のロッドカバー22R 側に径方向に突き出すフランジ部42R と、そのロッドカバー22R 側に対向して密接可能な平坦な端面44R とを有することになる。
上記のスペーサ36R は、上記環状溝40R と油室32R との間を連通させるためにピストン16側の端面に開くように径方向に貫通して形成された複数本(本実施例では4本)の径方向溝46R を備えている。これにより、油路34R と油室32R との間が連通させられると同時に、スペーサ36R のピストン16側の端面にピストン16が密接したとき、ピストン16はそれら上記複数本の径方向溝46R のピストン16側に開く開口面積と同等以上の受圧面積で油圧を受けることができる。
上記環状溝40R の流通断面積Aは、油路34R の流通断面積Bよりも大きくなるように、環状溝40R が形成されている。また、径方向溝46R の流通断面積は環状溝40R の流通断面積Aよりも大きくなるように設定されている。
以上のように構成された油圧式アクチュエータ10の出力ロッド18には、平行軸式常時噛合型変速機のシフトレバー或いはセレクトレバーなどのレバー48に端部に回動可能に係合する係合部材50が設けられており、油路34L 或いは34R に作動油圧が作用させられると、出力ロッド18が突き出され或いは引き込まれることでレバー48が自動的に操作される。
上述のように、本実施例の油圧式アクチュエータ10によれば、油路34L および34R の径dよりも大きい軸方向寸法wを有する環状溝40L および40R が外周面に形成され、その環状溝40L および40R と油室32L および32R との間を連通させる複数の径方向溝46L および46R がピストン16側に形成された環状のスペーサ36L および36R が、ロッドカバー22L および22R とシリンダボア12の中央部12a との間に嵌め入れられ、ピストン16は、その環状のスペーサ36L および36R に当接することでストロークが決められることから、油路34L および34R から作動油が供給されると、複数の径方向溝46L および46R を介して作動油圧が作用させられるので、ピストン16にモーメントが発生せず、応答性が得られ、パッキン24L および24R やブッシュ28L および28R の偏磨耗が防止される。また、スペーサ36L および36R に周方向に配列された複数個の突起がないので径方向において小型に構成されるとともに、組み付け方向性がなく組み付け容易となる。
また、本実施例の油圧式アクチュエータ10によれば、環状溝40L および40R は、油路34L 或いは34R の断面積Bよりも大きい断面積Aを有するものであることから、スペーサ36L および36R の軸心まわりの位相に拘わらず安定した作動油の流量が確保できるので、変速応答性のばらつきが解消される。
また、本実施例の油圧式アクチュエータ10によれば、スペーサ36L および36R は、その外周面のロッドカバー22L および22R 側に径方向に突き出すフランジ部42L および42R と、そのロッドカバー22L および22R 側に対向する平坦な端面44L および44R とを有するものであることから、油路34L および34R からの圧力はフランジ部42L および42R に作用することでスペーサ36L および36R をロッドカバー22L および22R に押し当てるので、そのスペーサ36L および36R とロッドカバー22L および22R との間に隙間が発生し難くなり、パッキン24L および24R がロッドカバー22L および22R から抜け出たり、パッキン24L および24R が損傷を受けてシール機能が低下させられることが解消される。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、シリンダボア12は、その両端部に一対の開口部12bL、12bRを備えたものであったが、一端部が開口し且つ他端部が閉じられて、その一端部に中央部12a よりも大径の開口部12bRが設けられたものであってもよい。この場合には、出力ロッド18は、一方のロッドカバー22R を貫通するように設けられる。
また、前述の実施例のスペーサ36R において、環状溝40R はピストン16側に開いたものであったが、スペーサ36R の外周面において、軸方向の両端部が閉じられたものであってもよい。
また、前述の実施例では、シリンダ本体14は平行軸式常時噛合型変速機のハウジングの一部から一体的に構成されたものであったが、別部材から構成されてもよい。
また、前述の実施例では、ロッドカバー22L 、22R は、必要に応じて他の形状とされてもよいし、止輪30L および30R により開口部12bLおよび12bR内にそれぞれ固定されていたが、たとえば螺子止めなどの他の固定手段であってもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:油圧式アクチュエータ(車両用油圧式アクチュエータ)
12:シリンダボア
12a :中央部
12bL、12bR:開口部
14:シリンダ本体
16:ピストン
18:出力ロッド
22L 、22R :ロッドカバー
32L 、32R :油室
34L 、34R :油路
36L 、36R :スペーサ
40L 、40R :環状溝
42L 、42R :フランジ部
44L 、44R :平坦な端面
46L 、46R :径方向溝

Claims (2)

  1. 中間部と該中間部よりも大径の開口部を有するシリンダボアが形成されたシリンダ本体と、該シリンダボア内に摺動可能に嵌合されたピストンを有する出力ロッドと、前記シリンダ本体内のシリンダボアを油密に封止するために、前記出力ロッドを摺動可能に貫通させ且つパッキンにより該出力ロッドをシールした状態で該シリンダ本体の開口部内に嵌め付けられたロッドカバーと、前記シリンダボアの前記ピストンにより分割された一対の油室に作動油を供給する油路とを備える車両用油圧式アクチュエータであって、
    前記油路の径よりも大きい軸方向寸法を有する環状溝が外周面に且つ前記ピストン側に開口して形成され、且つ径方向に貫通して該環状溝と前記油室との間を連通させる複数の径方向溝が前記ピストン側に開口して形成された環状のスペーサが、前記ロッドカバーと前記シリンダボアの中間部との間に嵌め入れられ、
    前記ピストンは、該環状のスペーサに当接することでストロークが決められ
    前記環状溝は、前記油路の断面積よりも大きい断面積を有するものであり、
    前記径方向溝は、前記環状溝の断面積よりも大きい断面積を有するものである
    ことを特徴とする車両用油圧式アクチュエータ。
  2. 前記スペーサは、その外周面の前記ロッドカバー側に径方向に突き出すフランジ部と、該ロッドカバー側に対向する平坦な端面とを有するものである請求項1の車両用油圧式アクチュエータ。
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