JP5444783B2 - 微小デバイス - Google Patents

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Description

本願発明は、例えば加速度センサやジャイロセンサなどの微小デバイスに関するものである。
特開平7−193256号公報(特許文献1)には、半導体加速度センサが開示されている。この加速度センサは、図6に示されるように、支持部61と肉薄部62と可動部63とピエゾ抵抗64とを備えるシリコン基板65と、凹部66内に形成され、可動部63に対向する電極67を有するガラス台座68と、を備え、シリコン基板65とガラス台座68とが陽極接合される。この陽極接合の際、ガラス台座68の部分69で電極67とシリコン基板65の電極取り出し部70とが接触し、この電極67と電極取り出し部70の接続部において、電極67の膜厚を載りこえて電極取り出し部70がガラス台座68と陽極接合されることになる。
上述の加速度センサによると加速度センサの小型化、製造工程の簡略化、製造工程数の低減を達成することができるとされている。
特開平7−193256号公報
しかしながら、上記従来例である加速度センサにあっては、電極67がガラス台座68のシリコン基板65と陽極接合される領域より突出した構造であり、接合後も電極67を挟んだ接合部分に局所的な残留応力が発生し、加速度センサの特性に悪影響を及ぼしたり、接合時の圧接力不足による電極67と電極取り出し部70との接合不良や電気的接続不良が発生しやすい構造となっている。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、金属部材同士の接触が良好であり信頼性の高い構造を備える微小デバイスを提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、半導体基板を用いて形成されセンサ部を備えるセンサ基板と、センサ基板の一表面側に接合されるカバー基板とを備え、センサ基板の一表面側の所定箇所はセンサ部の一部であり、一表面側において前記所定箇所以外の箇所に第1の接続用金属層が形成され、前記所定箇所および第1の接続用金属層を囲む所定領域を第1の接合用領域となし、カバー基板のセンサ基板側の表面には第1の接続用金属層に対向する位置に第2の接続用金属層が形成され、カバー基板のセンサ基板側の表面において第1の接合用領域に対向する位置を第2の接合用領域となし、第1の接続用金属層と第2の接続用金属層とが共晶結合され電気的に接続されるとともに、第1の接合用領域と第2の接合用領域が接合され、センサ部が閉塞されるようにセンサ基板とカバー基板とが接合されてなるようにしている。
又、本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の微小デバイスにおいて、カバー基板はガラス基板からなり第1の接合用領域と第2の接合用領域とは陽極接合により接合されることを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の微小デバイスにおいて、カバー基板は半導体基板からなり第1の接合用領域と第2の接合用領域とは表面活性化接合により接合されることを特徴としている。
又、本願請求項4記載の発明では、上記請求項1記載の微小デバイスにおいて、センサ基板の第1の接合用領域またはカバー基板の第2の接合用領域の一方には接合用樹脂層が形成されており、接合用樹脂層を介して第1の接合用領域と第2の接合用領域とは接合されることを特徴としている。
又、本願請求項5記載の発明では、上記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の微小デバイスの製造方法において、センサ基板またはカバー基板の一方に凹部を設け、この凹部の底部に第1または第2の接続用金属層を形成し、他方のセンサ基板またはカバー基板に第1または第2の接続用金属層を形成する工程と、凹部の深さより第1の接続用金属層の厚みと第2の接続用金属層の厚みとを合わせた厚みが大きくなるように第1の接続用金属層および第2の接続用金属層は形成されており、第1の接続用金属層および第2の接続用金属層を溶融させて凹部に収まるようになして第1の接続用金属層と第2の接続用金属層とを共晶結合させる工程と、を備えることを特徴としている。
又、本願請求項6記載の発明では、上記請求項5記載の微小デバイスの製造方法において、第1又は第2の接続用金属層の少なくとも一方には、その厚さを保持して体積が少なくなるように空所が形成されていることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の微小デバイスにおいては、第1の接続用金属層と第2の接続用金属層とが共晶結合され電気的に接続されるとともに、第1の接合用領域と第2の接合用領域が接合され、センサ部が閉塞されるようにセンサ基板とカバー基板とが接合されるので、第1の接続用金属層と第2の接続用金属層とを共晶結合させる際に、第1の接続用金属層および第2の接続用金属層を溶融させることによって第1の接続用金属層および第2の接続用金属層の応力を低減させて第1の接続用金属層と第2の接続用金属層との接合不良や電気的接続不良を低減させる信頼性の高い微小デバイスを提供することができる。
又、本願請求項2記載の発明の微小デバイスにおいては、特に、カバー基板はガラス基板からなり第1の接合用領域と第2の接合用領域とは陽極接合により接合されるので、陽極接合によりセンサ基板とカバー基板とを容易に接合させることができる。
又、本願請求項3記載の発明の微小デバイスにおいては、特に、カバー基板は半導体基板からなり第1の接合用領域と第2の接合用領域とは表面活性化接合により接合されるので、熱を加えることなくセンサ基板とカバー基板とを接合させることができ、センサ基板またはカバー基板に熱による応力が加わることを防ぐことができる。
又、本願請求項4記載の発明の微小デバイスにおいては、特に、センサ基板の第1の接合用領域またはカバー基板の第2の接合用領域の一方には接合用樹脂層が形成されており、接合用樹脂層を介して第1の接合用領域と第2の接合用領域とは接合されるので、強固にカバー基板とセンサ基板とを接合させることができる。
又、本願請求項5記載の発明の微小デバイスにおいては、特に、センサ基板またはカバー基板の一方に凹部を設け、この凹部の底部に第1または第2の接続用金属層を形成し、他方のセンサ基板またはカバー基板に第1または第2の接続用金属層を形成する工程と、凹部の深さより第1の接続用金属層の厚みと第2の接続用金属層の厚みとを合わせた厚みが大きくなるように第1の接続用金属層および第2の接続用金属層は形成されており、第1の接続用金属層および第2の接続用金属層を溶融させて凹部に収まるようになして第1の接続用金属層と第2の接続用金属層とを共晶結合させる工程と、を備えるので、第1および第2の接続用金属層を凹部内で溶融し押し広げながら共晶結合させることができる。
又、本願請求項6記載の発明の微小デバイスにおいては、特に、第1又は第2の接続用金属層の少なくとも一方には、その厚さを保持して体積が少なくなるように空所が形成されているので、第1又は第2の接続用金属層の厚みが大きく体積を小さくすることができ、溶融した際に凹部内に収まるようにすることができる。
本願発明の実施形態における加速度センサのセンサ基板を示し、(a)は上面図、(b)は(a)のA−Aの概略断面図である。 本願発明の実施形態における加速度センサのカバー基板を示し、(a)は上面図、(b)は(a)のB−Bの概略断面図である。 本願発明の実施形態における加速度センサのベース基板を示し、(a)は上面図、(b)は(a)のC−Cの概略断面図である。 本願発明の実施形態における加速度センサを示し、(a)は上面図、(b)は(a)のD−Dの概略断面図である。 本願発明の第3の実施形態における加速度センサのベース基板を示し、(a)は上面図、(b)は(a)のE−Eの概略断面図である。 従来例である加速度センサを示す説明図である。
本願発明の微小デバイスは、加速度センサ、ジャイロセンサ、アクチュエータ、赤外線センサなどであり、以下の各実施形態では、微小デバイスとして静電容量型の加速度センサを用いて説明するが、微小デバイスが静電容量型の加速度センサに限定される趣旨ではない。
本願発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態の加速度センサは、図1に示すように半導体基板(シリコン基板)10を用いて形成されたセンサ基板1と、図2に示すように第1の基板(ガラス基板)20を用いて形成されたカバー基板2と、図3に示すように第2の基板(ガラス基板)30を用いて形成されたベース基板3とで概略構成され。カバー基板2は、センサ基板1の一表面側(図4(b)における上面側)に封着され、ベース基板3は、センサ基板1の他表面側(図4(b)における下面側)に封着される。
ここにおいて、センサ基板1、カバー基板2およびベース基板3の外周形状は矩形状であり、カバー基板2およびベース基板3はセンサ基板1と同じ外形寸法に形成されている。
加速度センサ本体を構成するセンサ基板1は、枠状(本実施形態では、矩形枠状)のフレーム部11の内側に配置される重り部12が前記一表面側において可撓性を有する薄肉の撓み部13を介してフレーム部11に揺動自在に支持されており、重り部12がカバー基板2に設けられた固定電極21に対向する可動電極を兼ねている。すなわち、重り部12および撓み部13がセンサ部を構成している。ここにおいて、重り部12の周囲には撓み部13を除いてフレーム部11との間にスリット14が形成されている。また、スリット14は異なる2箇所からフレーム部11を横断して、半導体基板10の端まで延設されており、スリット14によりフレーム11は、それぞれ独立した第1のフレーム部11aおよび第2のフレーム部11bに分断されている。また、センサ基板1の重り部12および撓み部13の前記一表面側の表面全体が同一厚さで2μm凹むように形成されている。
また、センサ基板1は、前記一表面側において第2のフレーム部11b上に、凹部15が形成されている。この凹部15の形状は一辺の長さが100μmの正方形であり、深さが2μmである。凹部15の底部には第1の接続用金属層16が形成されている。第1の接続用金属層16はAuSnからなり、その形状は一辺が70μmの正方形で、その厚みは1.2μmである。ここで、第1の接続用金属層16は、AuSnのスパッタリング工程、フォトリソ工程、AuSnエッチング工程、を経て形成される。
また、センサ基板1は、前記一表面側において第1のフレーム部11a上には、AuSnからなる第1の外部電極用金属層17が、第2のフレーム部11b上には第2の外部電極用金属層18が、第1の接続用金属層16と同様の工程を経て形成されており、拡散配線等により第1の外部電極用金属層17は、上述の可動電極に電気的に接続されている。
カバー基板2は、平板状の形状であり、カバー基板2のセンサ基板1側(図4(b)における下面側)の表面には、センサ基板1の可動電極に対向する位置に上述の固定電極21が設けられ、センサ基板1の第1の接続用金属層16に対向する位置には第2の接続用金属層26が設けられている。さらに、センサ基板1側の表面には固定電極21と第2の接続用金属層26を連結する長尺の連結用金属層22が設けられている。固定電極21と第2の接続用金属層26と連結用金属層22はAu/Tiのスパッタリング工程、フォトリソ工程、Au/Tiエッチング工程、を経て一体に形成される。固定電極21は可動電極たる重り部12に対向するように重り部12と略同一の平面形状を備え、第2の接続用金属層26は第1の接続用金属層16に対向するように第1の接続用金属層16と略同一の平面形状を備えている。すなわち第2の接続用金属層26の形状は一辺が70μmの正方形になるように形成されている。また、第2の接続用金属層26と固定電極21と連結用金属層22とは、その厚みが1μmになるように形成されている。ここにおいて、センサ基板1の重り部12および撓み部13の前記一表面側の表面全体が同一厚さで2μm凹むように形成されているので、重り部12に対向して設けられた固定電極21とセンサ基板1の重り部12および撓み部13とで構成されるセンサ部との間にセンサ部が変位する変位空間が形成されている。
また、カバー基板2には、センサ基板1に設けられた、第1の外部電極用金属層17に対向する位置に第1の貫通孔27が、第2の外部電極用金属層18に対向する位置に第2の貫通孔28が形成されている。
ベース基板3には、センサ基板1側の表面(図4(b)における上面側)である一表面において、外周部が突出した凸部31が形成されている。すなわち凸部31の内側が凸部31より凹んだ凹所32であり、この凹所32によりセンサ基板1の重り部12および撓み部13とで構成されるセンサ部が変位する変位空間が形成されている。
次に、上述したセンサ基板1とカバー基板2とのを接合方法について説明する。まず、センサ基板1とカバー基板2の外周を合わせるように位置調整を行う。このとき、可動電極と固定電極21とが対向し、第1の接続用金属層16と第2の接続用金属層26とが対向している。また、カバー基板2に設けられた第1の貫通孔27からセンサ基板1に設けられた第1の外部電極用金属層17が露出し、カバー基板2に設けられた第2の貫通孔28からセンサ基板1に設けられた第2の外部電極用金属層18が露出する構成となっている。
次に、これらのセンサ基板1およびカバー基板2をチャンバー内に設置し、チャンバーを真空排気し気圧を10−5Torrとし、その後、チャンバー内の温度を440℃に昇温させ、温度安定後にセンサ基板1およびカバー基板2に1000kgf/cm程度の圧力を加えて第1の接続用金属層16と第2の接続用金属層26とを共晶結合させる。さらに、カバー基板2に−600Vをセンサ基板1に0Vを印加することによって、センサ基板1の前記一表面側とカバー基板2のセンサ基板1側の表面とを陽極接合させる。また、ベース基板3とセンサ基板1とは、ベース基板3に−600Vをセンサ基板に0Vを印加することによって、センサ基板1の前記他表面側におけるフレーム部11とベース基板3のセンサ基板2側の表面における凸部31とを陽極接合させる。
ここで、センサ基板1の前記一表面側の陽極接合される領域は、フレーム部11に形成された凹部15と第1の外部電極用金属層17と第2の外部電極用金属層18とを除く領域であり、この第1の接合用領域とカバー基板2のセンサ基板1側の表面において前記第1の接合領域と対向する領域である第2の接合用領域とが陽極接合される。
ところで、センサ基板1に設けられた凹部15に形成された第1の接続用金属層16の厚みは1.2μmであり、カバー基板2に形成された第2の接続用金属層26の厚みは1μmとなっている。センサ基板1に設けられた凹部15の深さは2μmであるので、第1の接続用金属層16の厚みと第2の接続用金属層26の厚みとを合わせた厚みが凹部15の深さより大きい構成となっており、前記第1の接合領域と第2の接合領域が当接しない構成となっているが、これらの第1の接続用金属層16と第2の接続用金属層26とは共晶結合の際に溶融し、凹部15に収まるので、前記第1の接合領域と第2の接合領域とを陽極接合させることができる。なお、本実施形態では、凹部15はセンサ基板1に形成したが、カバー基板2に形成してもよく、また、センサ基板1およびカバー基板2の両方に形成してもよい。この場合においても、第1の接続用金属層16の厚みと第2の接続用金属層26の厚みとを合わせた厚みが凹部15の深さより大きくなるように、凹部15、第1の接続用金属層16および第2の接続用金属層26を形成する必要がある。
したがって、本実施形態の加速度センサおよび加速度センサの製造方法によれば、凹部15の深さより第1の接続用金属層16の厚みと第2の接続用金属層26の厚みとを合わせた厚みが大きいので、確実に第1の接続用金属層16および第2の接続用金属層26を当接させ凹部15内で溶融し押し広げながら共晶結合させることができ、第1の接続用金属層16および第2の接続用金属層26の応力を低減させて第1の接続用金属層16と第2の接続用金属層26との接合不良や電気的接続不良を低減させる信頼性の高い加速度センサを提供することができる。ここで、第1の接続用金属層16又は第2の接続用金属層26の少なくとも一方には、その厚さを保持して体積が小さくなるように空所を形成しておき、溶融した第1の接続用金属層16および第2の接続用金属層26が凹部15に収まるようにしておいてもよい。
また、第1の接合用領域と第2の接合用領域とは陽極接合により接合されるので、陽極接合によりセンサ基板1とカバー基板2とを容易に接合させることができる。
次に、本願発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の加速度センサでは、カバー基板2およびベース基板3の構成と、センサ基板1とカバー基板2と接合方法およびセンサ基板1とベース基板3との接合方法と、が第1の実施形態と異なっている。なお、本実施形態の加速度センサの他の構成については、第1の実施形態と同様である。よって、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のカバー基板2は第1の基板(シリコン基板)20を用いて形成され、ベース基板3は第2の基板(シリコン基板)30を用いて形成されている。
次に、センサ基板1とカバー基板2とのを接合方法について説明する。まず、センサ基板1とカバー基板2の外周を合わせるように位置調整を行う。次に、これらのセンサ基板1およびカバー基板2をチャンバー内に設置し、チャンバーを真空排気し気圧を10−5Torrとし、その後、チャンバー内の温度を440℃に昇温させ、温度安定後に、センサ基板1の第1の接合領域とカバー基板2の第2の接合領域とにArビームを照射し第1の接合領域と第2の接合領域とを活性化させ、センサ基板1およびカバー基板2に1000kgf/cm程度の圧力を加えて第1の接続用金属層16と第2の接続用金属層26とを共晶結合させるとともに、第1の接合領域と第2の接合領域との表面活性化接合させる。この共晶結合および表面活性化接合は同時に行われる。また、ベース基板3とセンサ基板1とは、ベース基板3の凸部31と、センサ基板1の前記他表面側におけるフレーム部11とにArビームを照射させ表面活性化接合させる。
したがって、本実施形態の加速度センサおよび加速度センサの製造方法によれば、第1の接合用領域16と第2の接合用領域26とは表面活性化接合により接合されるので、熱を加えることなくセンサ基板1とカバー基板2とを接合させることができ、センサ基板1またはカバー基板2に熱による応力が加わることを防ぐことができる。
次に、本願発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の加速度センサでは、カバー基板2およびベース基板3の構成と、センサ基板1とカバー基板2と接合方法およびセンサ基板1とベース基板3との接合方法と、が第1の実施形態と異なっている。なお、本実施形態の加速度センサの他の構成については、第1の実施形態と同様である。よって、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のカバー基板2は第1の基板(シリコン基板またはガラス基板)20を用いて形成され、ベース基板3は第2の基板(シリコン基板またはガラス基板)30を用いて形成されている。
本実施形態のカバー基板2は図5に示されるように、第2の接合用領域に数μmの厚さを有する接合用樹脂層23が形成されている。また、本実施形態のカバー基板2に形成された第2の接続用金属層26、固定電極21および連結用金属層22の平面形状は第1の実施形態と同様であるが、その厚みは、接合用樹脂層23の厚みと1μmの厚みを合わせた厚みを有している。すなわち第2の接続用金属層26、固定電極21および連結用金属層22は接合用樹脂層23より1μm突出した厚みを有している。
次に、センサ基板1とカバー基板2との接合方法について説明する。まず、センサ基板1とカバー基板2の外周を合わせるように位置調整を行う。次に、これらのセンサ基板1およびカバー基板2をチャンバー内に設置し、チャンバーを真空排気し気圧を10−5Torrとし、その後、チャンバー内の温度を440℃に昇温させ、温度安定後に、センサ基板1およびカバー基板2に1000kgf/cm程度の圧力を加えて第1の接続用金属層15と第2の接続用金属層25とを共晶結合させるとともに接合用樹脂層23を介してセンサ基板1の第1の接合用領域とカバー基板2の第2の接合用領域とを接合させる。また、ベース基板3とセンサ基板1とは、ベース基板3の凸部31に接合用樹脂層を形成しておき、この接合用樹脂層を介して接合される。
したがって、本実施形態の加速度センサおよび加速度センサの製造方法によれば、接合用樹脂層23を介して第1の接合用領域と第2の接合用領域とは接合されるので、強固にカバー基板2とセンサ基板1とを接合させることができる。
1 センサ基板
2 カバー基板
3 ベース基板
10 半導体基板
11 フレーム部
12 重り部
13 撓み部
14 スリット
15 凹部
16 第1の接続用金属層
17 第1の外部電極用金属層
18 第2の外部電極用金属層
20 第1の基板
21 固定電極
22 連結用金属層
26 第2の接続用金属層
27 第1の貫通孔
28 第2の貫通孔
30 第2の基板
31 凸部
32 凹所

Claims (4)

  1. 半導体基板を用いて形成されセンサ部を備えるセンサ基板と、センサ基板の一表面側に接合されるカバー基板とを備えセンサ基板の一表面側の所定箇所はセンサ部の一部であり、前記一表面側において前記所定箇所以外の箇所に第1の金属層が形成され前記カバー基板のセンサ基板側の表面には前記第1の金属層に対向する位置に第2の金属層が形成され、前記第1の金属層は、前記センサ基板に設けられた凹部に設けられ、前記第1の金属層の外周がその全周に渡って前記凹部の内側面から離隔する微小デバイス。
  2. カバー基板と前記半導体基板とは陽極接合により接合されることを特徴とした請求項1記載の微小デバイス。
  3. カバー基板は半導体基板からなり、前記カバー基板と前記半導体基板とは表面活性化接合により接合されることを特徴とした請求項1記載の微小デバイス。
  4. 前記センサ基板と前記カバー基板とは接合用樹脂層を介して接合されることを特徴とした請求項1記載の微小デバイス。
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