JP5442815B2 - 作業機械及び作業機械のブレードの自動制御方法 - Google Patents

作業機械及び作業機械のブレードの自動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブレードを備える作業機械、及びそのブレードの自動制御方法に関する。
ブルドーザやモータグレーダなどの作業機械は、土を掘削するための作業機としてブレードを備えている。
特許文献1では、ブレードを上下させる一対のリフトシリンダと、ブレードを前傾又は後傾させる一対のピッチ/チルトシリンダと、を備える作業機械が開示されている。特許文献1の作業機械では、一対のリフトシリンダ及び一対のピッチ/チルトシリンダのストローク量を検出する4つのストロークセンサの検出値に基づいてブレード姿勢を認識することができる。
なお、特許文献1の作業機械では、一対のピッチ/チルトシリンダの両方又は一方を駆動させることでブレードを前後左右に傾けることができる。
US2005/0065689号公報
ここで、ストロークセンサは一般的に高価であるため、例えば一対のリフトシリンダのストローク量を検出する2つのストロークセンサのみでブレード姿勢を認識したいという要請がある。
しかしながら、一対のリフトシリンダのストローク量のみに基づいて、ブレードが前後左右にどの程度傾いているかを認識することはできない。そのため、ブレードの姿勢を制御しないままに掘削作業を行えば、効率的に掘削作業を行うことができない。
具体的には、ブレードが基準高さにリフトされていても、ブレードが大きく前傾していればブレードの刃先が地面に食い込み過剰に掘削されてしまう。一方で、ブレードが基準高さにリフトされていても、ブレードが大きく後傾していればブレードの刃先が地面から大きく離れてしまい十分に掘削することができない。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、一対のリフトシリンダのストローク量に基づいてブレード姿勢を基準姿勢に自動制御可能な作業機械及び作業機械のブレードの自動制御方法を提供することを目的とする。
第1の態様に係る作業機械は、車体と、車体に支持されるブレードと、一対の第1の油圧シリンダと、一対の第2の油圧シリンダと、一対のリフトストロークセンサと、制御部と、を備える。一対の第1の油圧シリンダは、ブレードを上下させる。一対の第2の油圧シリンダは、ブレードを前後及び左右に傾ける。一対のリフトストロークセンサは、前記一対の第1の油圧シリンダそれぞれのストローク量を検出する。制御部は、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量が一致した状態から前記一対の第2の油圧シリンダを駆動させ、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量の差と所定の閾値との大小関係に基づいて前記一対の第2の油圧シリンダの駆動を停止させる。
第1の態様に係る作業機械によれば、一対のリフトストロークセンサのみを利用して、一対の第2の油圧シリンダを駆動させることによって、ブレードを基準姿勢に復帰させることができる。そのため、ブレードの刃先が地面に食い込みすぎたり、ブレードの刃先が地面から離れすぎたりすることを抑制できる。その結果、効率的な掘削作業を実行することができる。
第2の態様に係る作業機械は、第1の態様に係る。前記一対の第2の油圧シリンダは、前記ブレードを前後に傾けるためのピッチシリンダと、前記ブレードを前後及び左右に傾けるためのピッチ/チルトシリンダと、を含む。前記ピッチシリンダの最大ストローク長は、前記ピッチ/チルトシリンダの最大ストローク長より短い。前記制御部は、前記一対の第2の油圧シリンダそれぞれを同じ速度で駆動させ、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量の差が前記所定の閾値より大きいと判定した場合に、前記一対の第2の油圧シリンダの駆動を停止させる。
第3の態様に係る作業機械は、第1の態様に係る。前記一対の第2の油圧シリンダは、前記ブレードを前後に傾けるためのピッチシリンダと、前記ブレードを前後及び左右に傾けるためのピッチ/チルトシリンダと、を含む。前記ピッチシリンダの最大ストローク長は、前記ピッチ/チルトシリンダの最大ストローク長と同じである。前記制御部は、前記一対の第2の油圧シリンダそれぞれを異なる速度で駆動させ、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量の差が前記所定の閾値より小さいと判定した場合に、前記一対の第2の油圧シリンダの駆動を停止させる。
第4の態様に係る作業機械のブレードの自動制御方法では、ブレードは一対の第1の油圧シリンダにより上下される。そして、ブレードの自動制御方法は以下のステップを持つ:一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を検出するステップ、検出された一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を比較するステップ、一対の第1の油圧シリンダが平行になるまでブレードをチルト動作させるステップ、一対の第1の油圧シリンダが平行になるまでブレードをチルト動作させた後において、一対の油圧シリンダが非平行になるまでブレードをピッチ動作させるステップ。
第4の態様に係る作業機械のブレードの自動制御方法に依れば、一対の第1の油圧シリンダの位置が平行、すなわちブレードが左右方向で水平な位置になるまでブレードをチルト動作(左右方向の傾動動作)させる。その後、一対の第1の油圧シリンダの位置がずれるまで、ブレードをピッチ動作(前後方向の傾動動作)させる。換言すると、ピッチ動作可能な限界を一対の第1のシリンダの位置により判定し、その限界位置までピッチ動作させる。このような動作により、一対の第1の油圧シリンダの位置の比較により、ブレードを左右方向に水平でピッチ動作可能な限界位置に動かすことができる。
第5の態様に係る作業機械のブレードの自動制御方法では、ブレードは、一対の第1の油圧シリンダにより上下され、かつ、一対の第2の油圧シリンダにより前後及び左右に傾けられる。そして、ブレードの自動制御方法は以下のステップを持つ:一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を検出するステップ、検出された一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を比較するステップ、一対の第1の油圧シリンダが平行になるまでブレードをチルト動作させるステップ、一対の第1の油圧シリンダが平行になるまでブレードをチルト動作させた後において、一対の第1の油圧シリンダが平行な状態から一対の第2の油圧シリンダを異なる速度で動作させてから、一対の第1の油圧シリンダが再び平行な状態になると一対の第2の油圧シリンダの動作を停止させるステップ。
第5の態様に係る作業機械のブレードの自動制御方法に依れば、一対の第1の油圧シリンダの位置が平行、すなわちブレードが左右方向で水平な位置になるまでブレードをチルト動作(左右方向の傾動動作)させる。その後、一対の第2の油圧シリンダを異なる速度で動作させて後、再び、第1の油圧シリンダの位置が同じになると第2の油圧シリンダの動作を停止させる。このような動作により、一対の第1の油圧シリンダの位置の比較により、ブレードを左右方向に水平で第2の油圧シリンダの動作可能な限界位置に動かすことができる。
本発明によれば、一対の第1の油圧シリンダのストローク量に基づいてブレード姿勢を基準姿勢に自動制御可能な作業機械及び作業機械のブレードの自動制御方法を提供することができる。
第1実施形態に係るブルドーザの構成を示す前方斜視図。 第1実施形態に係るブレードの駆動系の構成を示す後方斜視図。 第1実施形態に係る一対のリフトシリンダ及び一対のピッチ/チルトシリンダの構成を示す模式図。 第1実施形態に係るブレード制御システムの構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る一対のリフトシリンダ及び一対のピッチ/チルトシリンダが駆動される様子を示す模式図。 第1実施形態に係る制御装置によるブレード姿勢復帰制御を説明するためのフロー図。 第2実施形態に係る一対のピッチ/チルトシリンダの構成を示す模式図。 第2実施形態に係る制御装置によるブレード姿勢復帰制御を説明するためのフロー図。 第2実施形態に係る一対のリフトシリンダ及び一対のピッチ/チルトシリンダが駆動される様子を示す模式図。
以下、「作業機械」の一例であるブルドーザについて、図面を参照しながら説明する。以下の説明において、「上」「下」「前」「後」「左」「右」とは、運転席に着座したオペレータを基準とする用語である。
[第1実施形態]
(ブルドーザ100の構成)
図1は、ブルドーザ100の構成を示す前方斜視図である。図2は、ブレード50の駆動系の構成を示す後方斜視図である。
ブルドーザ100は、車体10と、キャブ20と、走行装置30と、一対のリフトフレーム40と、ブレード50と、一対のリフトシリンダ(第1の油圧シリンダ)60と、一対のピッチ/チルトシリンダ(第2の油圧シリンダ)70と、を備える。また、ブルドーザ100は、ブレード50の姿勢を自動制御するブレード制御システム200(図4参照)を搭載する。ブレード制御システム200については後述する。
車体10は、キャブ30を支持する。車体10は、走行装置30によって支持される。キャブ20には、オペレータが着座するための運転席、走行装置30及びブレード50を操作するためのレバーやペダル等が搭載される。特に、キャブ20には、ブレード50の姿勢を基準姿勢に復帰させるためのブレード姿勢復帰ボタン220(図4参照)が設けられている。ブレード50の基準姿勢とは、ブレード50が地面から所定高さにおいて、前後に所定の傾きを有し、かつ、左右に傾いていない状態を意味する。本実施形態では、前後方向の所定の傾きは、ブレード50が最後方に傾斜した位置とされる。オペレータは、ブルドーザ100を前進させながらブレード50による掘削又は整地を1パス分終了して起点位置まで後進させる間に、ブレード50を基準姿勢に復帰させるためにブレード姿勢復帰ボタン220を押下する。
走行装置30は、車体10を支持する。走行装置30は、一対の履帯31と一対のスプロケット32とを有する。一対の履帯31は、一対のスプロケット32によって回転される。
一対のリフトフレーム40は、一対の履帯31の車体10のある側を内側として両外側に配置される。一対のリフトフレーム40は、図2に示すように、右リフトフレーム41と左リフトフレーム42を有する。一対のリフトフレーム40の後端部は、走行装置30の両外側に回転可能に取付けられている。一対のリフトフレーム40の前端部には、ブレード50が連結されている。
ブレード50は、車体10の前方に配置される。ブレード50は、一対のリフトフレーム40、一対のリフトシリンダ60及び一対のピッチ/チルトシリンダ70によって支持される。ブレード50は、一対のリフトシリンダ60によって上下に動かされる。ブレード50は、一対のピッチ/チルトシリンダ70によって前後及び左右に傾けられる。ブレード50の下端部には、掘削及び整地時に地面に当接される刃先51が取り付けられている。
一対のリフトシリンダ60は、車体10とブレード50に連結される。一対のリフトシリンダ60は、図2に示すように、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62を有する。右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62が連動して作動油により伸縮することによって、ブレード50が上下に動かされる。
ここで、一対のリフトシリンダ60には、一対のリフトストロークセンサ63が取付けられている。一対のリフトストロークセンサ63は、シリンダロッドの位置を検出するための回転ローラと、シリンダロッドの位置を原点復帰するための磁力センサと、を有する。一対のリフトストロークセンサ63は、右リフトシリンダ61のストローク量(以下、「右リフトストローク量61S」という。)と左リフトシリンダ62のストローク量(以下、「左リフトストローク量62S」という。)を検出する。ここで、ストローク量とは、最もシリンダロッドを縮めた状態からのシリンダロッドの移動量である。リフトシリンダ60の端部は車体10とブレード50に連結されており、ストローク量検出により、リフトシリンダ60の位置を検出できる。
一対のピッチ/チルトシリンダ70は、一対のリフトフレーム40とブレード50に連結される。一対のピッチ/チルトシリンダ70は、図2に示すように、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72を有する。右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72が連動して同じ速度で伸縮することによって、ブレード50が前後に傾けられる。このブレードの前後方向の傾動動作はピッチ動作と呼ばれる。すなわち、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72が伸張すればブレード50は前傾し、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72が収縮すればブレード50は後傾する。
また、右ピッチシリンダ71が伸縮しない状態で左ピッチ/チルトシリンダ72だけが伸縮することによって、ブレード50の左側が略上下に動かされる。すなわち、左ピッチ/チルトシリンダ72だけが伸張すればブレード50は右傾し、左ピッチ/チルトシリンダ72だけが収縮すればブレード50は左傾する。このブレード50の左右方向の傾動動作はチルト動作と呼ばれる。チルト動作によりブレード50が左右方向に傾くと、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62との間でストローク量の差が生じ、シリンダ位置が非平行となる。ブレード50が左右に傾かない水平な位置にあるときは、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62のストローク量は同じとなり、シリンダ位置は平行となる。
なお、シリンダ位置が平行である場合、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62は、互いに同一平面上に位置しており、かつ、右リフトシリンダ61及び左リフトシリンダ62それぞれの軸心は交わらない。一方、シリンダ位置が非平行である場合、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62は、同一平面上に位置せず、かつ、右リフトシリンダ61及び左リフトシリンダ62それぞれの軸心は交わらない。
ここで、図3(a)〜図3(d)は、右リフトシリンダ61、左リフトシリンダ62、右ピッチシリンダ71及び左ピッチ/チルトシリンダ72の構成を示す模式図である。図3(a)〜図3(d)では、ブレード50が基準姿勢をとるように動かされる際の各シリンダの状態が図示されている。以下の説明では、基準姿勢のブレード50の各シリンダの位置を“基準位置”と称する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62は、互いに同じ構成を有している。具体的に、右リフトシリンダ61のシリンダ本体61a及びロッド61bは、左リフトシリンダ62のシリンダ本体62a及びロッド62bと共通している。また、右リフトシリンダ61の基準位置は、シリンダ本体61aの中央付近に設定されている。左リフトシリンダ62の基準位置は、シリンダ本体62aの中央付近に設定されている。
一方で、図3(c)及び図3(d)に示すように、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72とは、互いに異なる構成を有している。具体的に、右ピッチシリンダ71のシリンダ本体71aは、左ピッチ/チルトシリンダ72のシリンダ本体72aよりも短い。そのため、シリンダ本体71aにおける最大ストローク長は、シリンダ本体72aにおける最大ストローク長の半分程度である。右ピッチシリンダ71のロッド71bは、左ピッチ/チルトシリンダ72のロッド72bと共通している。また、右ピッチシリンダ71のロッド71bの基準位置は、シリンダ本体71aの基端に設定されている。左ピッチ/チルトシリンダ72のロッド72bの基準位置は、右ピッチシリンダ71に合わせて、シリンダ本体72aの中央付近に設定されている。
なお、シリンダ本体71aがシリンダ本体72aよりも短いのは、ブレード50を左右にチルトするために左ピッチ/チルトシリンダ72のストローク量を十分確保しつつ、ブレード50の下端で地面を抉らないように前後傾角を規制するためである。
(ブレード制御システム200の構成)
次に、ブルドーザ100に搭載されるブレード制御システム200の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、ブレード制御システム200の構成を示すブロック図である。図5(a)〜図5(c)は、一対のリフトシリンダ60及び一対のピッチ/チルトシリンダ70が駆動される様子を示す模式図である。図5(a)〜図5(c)中の破線は、各油圧シリンダの基準位置を示す。
ブレード制御システム200は、図4に示すように、一対のリフトシリンダ60と、一対のリフトストロークセンサ63と、一対のピッチ/チルトシリンダ70と、ブレード姿勢復帰ボタン210と、制御装置220と、油圧ポンプ230と、メインバルブ240と、を備える。一対のリフトシリンダ60は、右リフトシリンダ61及び左リフトシリンダ62を含み、一対のピッチ/チルトシリンダ70は、右ピッチシリンダ71及び左ピッチ/チルトシリンダ72を含む。
ブレード姿勢復帰ボタン210は、オペレータによって押下されると、ブレード姿勢復帰信号を制御装置220に送信する。
制御装置220は、メインバルブ240に制御信号を送信することによって、油圧ポンプ230から右リフトシリンダ61、左リフトシリンダ62、右ピッチシリンダ71及び左ピッチ/チルトシリンダ72に別個に作動油を供給することができる。すなわち、制御装置220は、各シリンダを独立して駆動させることができる。制御装置220は、ブレード姿勢復帰ボタン210からのブレード姿勢復帰信号に応じて、ブレード50を基準姿勢に復帰させる“ブレード姿勢復帰制御”を実行する。
まず、制御装置210は、一対のリフトストロークセンサ63の検出値に基づいて、右リフトストローク量61S及び左リフトストローク量62Sを算出する。次に、制御装置210は、図5(a)に示すように右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが異なる場合、両ストローク量が一致するように左ピッチ/チルトシリンダ72だけを駆動させる。そして、制御装置210は、図5(b)に示すように右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致した時点で、左ピッチ/チルトシリンダ72の駆動を一旦停止させる。左右のリフトストローク量が一致する時、一対のリフトシリンダ60は平行の位置関係にある。本実施形態では、この時点で左ピッチ/チルトシリンダ72の駆動を一旦停止させるが、停止させずに次の工程に進んでもよい。
次に、制御装置210は、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致した状態から、右ピッチシリンダ71及び左ピッチ/チルトシリンダ72を同じ速度で駆動開始する。この際、制御装置210は、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sの差(以下、「ストローク差ΔS」という。)と所定の閾値TH1(例えば、3mm)との大小関係を判定する。そして、制御装置210は、ストローク差ΔSが閾値TH1より大きいと判定した場合、右ピッチシリンダ71及び左ピッチ/チルトシリンダ72を停止させる。
(制御装置220の動作)
次に、制御装置220によるブレード姿勢復帰制御について、図面を参照しながら説明する。図6は、制御装置220によるブレード姿勢復帰制御を説明するためのフロー図である。ブレード姿勢復帰制御は、オペレータがブレード姿勢復帰ボタン210を押下したことに応じて起動される。
ステップS101において、制御装置220は、一対のリフトストロークセンサ63の検出値を取得する。
ステップS102において、制御装置220は、一対のリフトストロークセンサ63の検出値に基づいて、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sの大小関係を判定する。
ステップS103において、制御装置220は、ステップS102で右リフトストローク量61Sが左リフトストローク量62Sより大きいと判定された場合、左ピッチ/チルトシリンダ72を収縮させる。左リフトストローク量62Sは、左ピッチ/チルトシリンダ72の収縮に応じて徐々に大きくなる(図5(a),(b)参照)。
ステップS104において、制御装置220は、左ピッチ/チルトシリンダ72を収縮させながら、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致したか否かを判定する。制御装置220は、両ストローク量が一致していなければステップS103,S104を繰り返して、両ストローク量が一致したらステップS107に処理を進める。なお、両ストローク量が一致した時点で、右ピッチシリンダ71のストローク量と左ピッチ/チルトシリンダ72のストローク量とが一致する(図5(b)参照)。
ステップS105において、制御装置220は、ステップS102で左リフトストローク量62Sが右リフトストローク量61Sより大きいと判定された場合、左ピッチ/チルトシリンダ72を伸張させる。左リフトストローク量62Sは、左ピッチ/チルトシリンダ72の伸張に応じて徐々に小さくなる。
ステップS106において、制御装置220は、左ピッチ/チルトシリンダ72を伸張させながら、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致したか否かを判定する。制御装置220は、両ストローク量が一致していなければステップS105,S106を繰り返し、両ストローク量が一致したらステップS107に処理を進める。なお、ステップS104と同様に、両ストローク量が一致した時点で、右ピッチシリンダ71のストローク量と左ピッチ/チルトシリンダ72のストローク量とは一致する(図5(b)参照)。
ステップS107において、制御装置220は、ステップS102,S104,S106で右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致した状態から、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72を同じ速度で収縮させる。右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72を同じ速度で収縮させると、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sは一致した状態を維持しながら徐々に大きくなる(図5(b),(c)参照)。
ステップS108において、制御装置220は、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sのストローク差ΔSが閾値TH1(例えば、3mm)より大きいか否かを判定する。制御装置220は、ストローク差ΔSが閾値TH1より大きくなければステップS107を繰り返し、ストローク差ΔSが閾値TH1より大きければステップS109に処理を進める。
ここで、ストローク差ΔSが閾値TH1より大きくなるのは、右ピッチシリンダ71の収縮が止まった後も左ピッチ/チルトシリンダ72が収縮し続けることによって、左リフトストローク量62Sが右リフトストローク量61Sよりも長くなるからである(図5(c)参照)。右ピッチシリンダ71の収縮が止まった後も左ピッチ/チルトシリンダ72が収縮し続けるのは、上述の通り、右ピッチシリンダ71の最大ストローク長が左ピッチ/チルトシリンダ72の最大ストローク長よりも短いからである(図3(c),(d)参照)。
ステップS109において、制御装置220は、ステップS108でストローク差ΔSが閾値TH1より大きいと判定された場合、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72の収縮を停止させる。これにより、ブレード50は、前後に所定の傾きを有し、かつ、実質的に左右に傾いていない状態となる。リフトシリンダ60の長さは数mあって閾値TH1(例えば、3mm)より遥かに大きいため、閾値TH1程度のストローク差ΔSがあっても、一対のリフトシリンダ60は平行な位置関係にあると見做せるためである。このように、本実施形態において、「一対のリフトシリンダ60が平行である」とは、ストローク差ΔSが“0”である場合だけでなく、ストローク差ΔSが閾値TH1程度である場合をも含む概念である。
ステップS110において、制御装置220は、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62を同じ速度で駆動させることによって、ロッド61bとロッド62bを基準位置に合わせる。これにより、ブレード50は、地面から所定高さに移動される。
以上により、ブレード50を基準位置に復帰させるためのブレード姿勢復帰制御が完了する。
(特徴)
第1実施形態において、制御部220は、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致した状態から、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72を同じ速度で駆動させる。右ピッチシリンダ71の最大ストローク長が左ピッチ/チルトシリンダ72の最大ストローク長より大きいため、右ピッチシリンダ71の停止後も左ピッチ/チルトシリンダ72は駆動可能であるが、左ピッチ/チルトシリンダ72だけが駆動されればストローク差ΔSが大きくなる。制御部220は、ストローク差ΔSが閾値TH1より大きくなった場合に、右ピッチシリンダ71と左ピッチ/チルトシリンダ72を停止させる。
従って、一対のリフトストロークセンサ63のみを利用して、一対のピッチ/チルトシリンダ70を駆動させることによって、自動的にブレード50を基準姿勢に動かすことができる。そのため、ブレード50の刃先51が地面に食い込みすぎたり、ブレード50の刃先51が地面から離れすぎたりすることを抑制できる。その結果、効率的な掘削作業を実行することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態に係るブルドーザついて説明する。第2実施形態の第1実施形態との相違点は、一対のピッチ/チルトシリンダの構成とブレード姿勢復帰制御方法にある。従って、以下においては、第1実施形態との相違点について主に説明する。
(一対のピッチ/チルトシリンダ70Aの構成)
第2実施形態に係る一対のピッチ/チルトシリンダ70Aは、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74とを有する。図7(a)は、右ピッチシリンダ73の構成を示す模式図である。図7(b)は、左ピッチ/チルトシリンダ74の構成を示す模式図である。図7(a),(b)では、ブレード50が基準姿勢をとった際の各シリンダの状態が図示されている。
図7(a),(b)に示すように、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74とは、互いに同じ構成を有している。具体的に、右ピッチシリンダ73のシリンダ本体73aは、左ピッチ/チルトシリンダ74のシリンダ本体74aと同じ長さである。そのため、シリンダ本体73aにおける最大ストローク長は、シリンダ本体74aにおける最大ストローク長と同じである。
右ピッチシリンダ73のロッド73bは、左ピッチ/チルトシリンダ74のロッド74bと同じ構成を有している。また、右ピッチシリンダ73のロッド73bの基準位置は、シリンダ本体73aの基端に設定されている。左ピッチ/チルトシリンダ74のロッド74bの基準位置も、右ピッチシリンダ73に合わせて、シリンダ本体74aの基端に設定されている。
なお、左ピッチ/チルトシリンダ74の構成自体は、第1実施形態に係る左ピッチ/チルトシリンダ72の構成と同じである。両者は、基準位置が異なる点だけにおいて相違している。
(制御装置220Aの動作)
第2実施形態に係る制御装置220Aによるブレード姿勢復帰制御について、図面を参照しながら説明する。図8は、制御装置220Aによるブレード姿勢復帰制御を説明するためのフロー図である。図9(a)〜図9(d)は、一対のリフトシリンダ60及び一対のピッチ/チルトシリンダ70Aが駆動される様子を示す模式図である。
ステップS201において、制御装置220Aは、一対のリフトストロークセンサ63の検出値を取得する。
ステップS202において、制御装置220Aは、一対のリフトストロークセンサ63の検出値に基づいて、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sの大小関係を判定する。
ステップS203において、制御装置220Aは、ステップS202で右リフトストローク量61Sが左リフトストローク量62Sより大きいと判定された場合、左ピッチ/チルトシリンダ74を収縮させる。左リフトストローク量62Sは、左ピッチ/チルトシリンダ74の収縮に応じて徐々に大きくなる(図9(a),(b)参照)。
ステップS204において、制御装置220Aは、左ピッチ/チルトシリンダ74を収縮させながら、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致したか否かを判定する。制御装置220Aは、両ストローク量が一致していなければステップS203,S204を繰り返して、両ストローク量が一致したらステップS207に処理を進める。なお、両ストローク量が一致した時点で、右ピッチシリンダ73のストローク量と左ピッチ/チルトシリンダ74のストローク量とが一致する(図9(b)参照)。
ステップS205において、制御装置220Aは、ステップS202で左リフトストローク量62Sが右リフトストローク量61Sより大きいと判定された場合、左ピッチ/チルトシリンダ74を伸張させる。左リフトストローク量62Sは、左ピッチ/チルトシリンダ74の伸張に応じて徐々に小さくなる。
ステップS206において、制御装置220Aは、左ピッチ/チルトシリンダ74を伸張させながら、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致したか否かを判定する。制御装置220Aは、両ストローク量が一致していなければステップS205,S206を繰り返し、両ストローク量が一致したらステップS207に処理を進める。なお、ステップS204と同様に、両ストローク量が一致した時点で、右ピッチシリンダ73のストローク量と左ピッチ/チルトシリンダ74のストローク量とは一致する(図9(b)参照)。
ステップS207において、制御装置220Aは、ステップS202,S204,S206で右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致した状態から、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74を異なる速度で収縮させる。右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74を異なる速度で収縮させると、一致していた右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sとの差が徐々に大きくなっていく(図9(c)参照)。
ステップS208において、制御装置220Aは、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sのストローク差ΔSが閾値TH2(例えば、3mm)より小さいか否かを判定する。制御装置220Aは、ストローク差ΔSが閾値TH2より小さくなければステップS207を繰り返し、ストローク差ΔSが閾値TH2より小さければステップS209に処理を進める。
ここで、ストローク差ΔSが閾値TH2より小さくなるのは、図9(c)に示すように、右ピッチシリンダ73の収縮が止まった後も左ピッチ/チルトシリンダ74が収縮し続けることによって、左リフトストローク量62Sが右リフトストローク量61Sに近づいていくからである(図9(d)参照)。右ピッチシリンダ73の収縮が止まった後も左ピッチ/チルトシリンダ74が収縮し続けるのは、上述の通り、右ピッチシリンダ73よりも遅く左ピッチ/チルトシリンダ74を収縮させているからである。
ステップS209において、制御装置220Aは、ステップS208でストローク差ΔSが閾値TH2より小さいと判定された場合、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74の収縮を停止させる。これにより、ブレード50は、前後に所定の傾きを有し、かつ、実質的に左右に傾いていない状態となる。本実施形態においても、リフトシリンダ60の長さが閾値TH2(例えば、3mm)より十分に大きいため、閾値TH1程度のストローク差ΔSがあっても、一対のリフトシリンダ60は平行であると見なすことができる。このように、本実施形態において、「一対のリフトシリンダ60が平行である」とは、ストローク差ΔSが“0”である場合だけでなく、ストローク差ΔSが閾値TH2程度である場合をも含む概念である。
ステップS210において、制御装置220Aは、右リフトシリンダ61と左リフトシリンダ62を同じ速度で駆動させることによって、ロッド61bとロッド62bを基準位置に合わせる。これにより、ブレード50は、地面から所定高さに移動される。
以上により、ブレード50を基準位置に復帰させるためのブレード姿勢復帰制御が完了する。
(特徴)
第2実施形態において、制御部220は、右リフトストローク量61Sと左リフトストローク量62Sが一致した状態から、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74を異なる速度で駆動させる。右ピッチシリンダ73の最大ストローク長と左ピッチ/チルトシリンダ74の最大ストローク長が同じであるため、右ピッチシリンダ73の停止後に左ピッチ/チルトシリンダ74だけが駆動されることでストローク差ΔSが小さくなる。制御部220は、ストローク差ΔSが閾値TH2より小さくなった場合に、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74を停止させる。
従って、一対のリフトストロークセンサ63のみを利用して、一対のピッチ/チルトシリンダ70を駆動させることによって、ブレード50を基準姿勢に復帰させることができる。そのため、ブレード50の刃先51が地面に食い込みすぎたり、ブレード50の刃先51が地面から離れすぎたりすることを抑制できる。その結果、効率的な掘削作業を実行することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
(A)上記実施形態では、右ピッチシリンダ71,73における基準位置は、シリンダ本体71a,73aの基端に設定されることとしたが、これに限られるものではない。右ピッチシリンダ71,73における基準位置は、シリンダ本体71a,73aの先端に設定されてもよい。すなわち、右ピッチシリンダ71,73における基準位置は、シリンダ本体71a,73aの一端に設定されていればよい。この場合、図6におけるステップS103,S105,S107において収縮と伸張が入れ替わり、図8におけるステップS203,S205,S207において収縮と伸張が入れ替わる。
(B)上記実施形態では、右ピッチシリンダ71,73における基準位置は、シリンダ本体71a,73aの基端に設定されることとしたが、これに限られるものではない。右ピッチシリンダ71,73における基準位置は、シリンダ本体71a,73aの先端と基端の間の所定の位置に設定されてもよい。この場合、上記実施形態のフロー終了後、フロー内でのピッチ動作と逆方向に所定量ピッチ動作を行えばよい。
(C)上記実施形態では、作業機械の一例としてブルドーザ100を挙げて説明したが、作業機械としてはモータグレーダなどが挙げられる。
(D)上記第2実施形態では、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74を異なる速度で収縮させることとしたが、これに限られるものではない。右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74の最大ストローク長が同じである場合においても、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74を同じ速度で収縮させてもよい。この場合には、右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74それぞれのリリーフ圧を検出する圧力センサを設けて、両シリンダにリリーフ圧が発生したことをもって右ピッチシリンダ73と左ピッチ/チルトシリンダ74が基準位置に復帰したことを検出することができる。従って、この場合には、制御装置220Aは、ストローク差ΔSが閾値TH2より小さくなったことを検出する必要はない。
100 ブルドーザ
10 車体
20 キャブ
40 リフトフレーム
50 ブレード
60 一対のリフトシリンダ(一対の第1の油圧シリンダ)
61 右リフトシリンダ
61S 右リフトストローク量
62 左リフトシリンダ
62S 左リフトストローク量
63 一対のリフトストロークセンサ
70,70A 一対のピッチ/チルトシリンダ(一対の第2の油圧シリンダ)
71,73 右ピッチシリンダ
71a,73a シリンダ本体
71b,73b ロッド
72,74 左ピッチ/チルトシリンダ
72a,74a シリンダ本体
72b,74b ロッド
200 ブレード制御システム
210 ブレード姿勢復帰ボタン
220 制御装置
240 メインバルブ
ΔS ストローク差
TH1,2 閾値

Claims (5)

  1. 車体と、
    前記車体に支持されるブレードと、
    前記ブレードを上下させるための一対の第1の油圧シリンダと、
    前記ブレードを前後及び左右に傾けるための一対の第2の油圧シリンダと、
    前記一対の第1の油圧シリンダそれぞれのストローク量を検出する一対のリフトストロークセンサと、
    前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量が一致した状態から前記一対の第2の油圧シリンダを駆動させ、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量の差と所定の閾値との大小関係に基づいて前記一対の第2の油圧シリンダの駆動を停止させる制御部と、
    を備える作業機械。
  2. 前記一対の第2の油圧シリンダは、前記ブレードを前後に傾けるためのピッチシリンダと、前記ブレードを前後及び左右に傾けるためのピッチ/チルトシリンダと、を含み、
    前記ピッチシリンダの最大ストローク長は、前記ピッチ/チルトシリンダの最大ストローク長より短く、
    前記制御部は、前記一対の第2の油圧シリンダそれぞれを同じ速度で駆動させ、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量の差が前記所定の閾値より大きいと判定した場合に、前記一対の第2の油圧シリンダの駆動を停止させる
    請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記一対の第2の油圧シリンダは、前記ブレードを前後に傾けるためのピッチシリンダと、前記ブレードを前後及び左右に傾けるためのピッチ/チルトシリンダと、を含み、
    前記ピッチシリンダの最大ストローク長は、前記ピッチ/チルトシリンダの最大ストローク長と同じであり、
    前記制御部は、前記一対の第2の油圧シリンダそれぞれを異なる速度で駆動させ、前記一対の第1の油圧シリンダのストローク量の差が前記所定の閾値より小さいと判定した場合に、前記一対の第2の油圧シリンダの駆動を停止させる、
    請求項1に記載の作業機械。
  4. 一対の第1の油圧シリンダにより上下されるブレードを有する作業機械の前記ブレードの自動制御方法であって、
    前記一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を検出するステップと、
    検出された前記一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を比較するステップと、
    前記一対の第1の油圧シリンダが平行になるまで前記ブレードをチルト動作させるステップと、
    前記一対の第1の油圧シリンダが平行になるまで前記ブレードをチルト動作させた後において、前記一対の第1の油圧シリンダが非平行になるまで前記ブレードをピッチ動作させるステップと、
    を備える作業機械のブレードの自動制御方法。
  5. 一対の第1の油圧シリンダにより上下され、かつ、一対の第2の油圧シリンダにより前後及び左右に傾けられるブレードを持つ作業機械の前記ブレードの自動制御方法であって、
    前記一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を検出するステップと、
    検出された前記一対の第1の油圧シリンダそれぞれの位置を比較するステップと、
    前記一対の第1の油圧シリンダが平行になるまで前記ブレードをチルト動作させるステップと、
    前記一対の第1の油圧シリンダが平行になるまで前記ブレードをチルト動作させた後において、前記一対の第1の油圧シリンダが平行な状態から前記一対の第2の油圧シリンダを異なる速度で動作させてから、前記一対の第1の油圧シリンダが再び平行な状態になると前記一対の第2の油圧シリンダの動作を停止させるステップと、
    を備える作業機械のブレードの自動制御方法。
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