JP5441941B2 - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の機会に規制部材が回動されて巻取軸の引出方向への回転が規制されるウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に記載のリトラクタでは、巻取軸と一体にラチェットホイールが回転可能にされると共に、ロック片がピンに回動可能に支持されている。
車両の衝突時等には、ロック片が回動されてラチェットホイールに係合されることで、巻取軸の引出方向への回転が規制される。さらに、ロック片がラチェットホイールに係合された際には、ロック片がフレームの張出部に当接することで、ラチェットホイールからロック片への荷重を張出部が受ける。
しかしながら、このリトラクタでは、ロック片がラチェットホイールに係合されない際にロック片が張出部に当接されるか否かが明確でない。
ここで、ロック片がラチェットホイールに係合されない際にロック片が張出部に当接される場合には、ロック片が回動される際にロック片が張出部を摺動することで、ロック片の回動性能が低い。
特許第3547546号公報
本発明は、上記事実を考慮し、規制部材の回動性能を高くできるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、車両の乗員に装着されるウェビングが巻取られ、ウェビングが引出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、前記巻取軸の回転と共に回転される回転部と、支持部に回動可能に支持され、所定の機会に回動されて前記回転部に係合されることで前記回転部と共に前記巻取軸の引出方向への回転が規制される規制部材と、前記規制部材から離間されて設けられ、前記規制部材が前記回転部に係合された際に前記回転部から前記規制部材への荷重を受ける受部と、を備えている。
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記規制部材を前記支持部に対し回動径方向へ移動可能にしている。
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載のウェビング巻取装置において、前記回転部から前記規制部材への荷重を前記受部が受ける際に前記規制部材が前記支持部から離間される。
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、巻取軸の回転と共に回転部が回転されると共に、支持部に規制部材が回動可能に支持されている。
所定の機会に、規制部材が回動されて回転部に係合されることで、回転部と共に巻取軸の引出方向への回転が規制される。
さらに、規制部材が回転部に係合された際に、回転部から規制部材への荷重を受部が受ける。このため、回転部から規制部材への荷重を支持部が受けることが抑制される。
ここで、受部が規制部材から離間されて設けられている。このため、規制部材が回動される際に規制部材が受部を摺動することを抑制でき、規制部材の回動性能を高くできる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、規制部材が支持部に対し回動径方向へ移動可能にされている。このため、規制部材が回動される際に規制部材の支持部に対する摩擦力を小さくでき、規制部材の回動性能を一層高くできる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、回転部から規制部材への荷重を受部が受ける際に、規制部材が支持部から離間される。このため、回転部から規制部材への荷重を支持部が受けることを効果的に抑制できる。
(A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置におけるロック機構の主要部を示す車両前後方向一側から見た側面図であり、(A)は、ロック機構の非作動状態を示す図であり、(B)は、ロック機構の作動状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す車幅方向外側かつ車両前後方向一側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す車両前後方向一側から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置におけるロック機構の作動状態を示す車両前後方向一側から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置におけるロック機構の主要部を示す下側から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置におけるロック機構の主要部を示す車両前後方向一側から見た側面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置のレバーシャフトを示す図であり、(A)は、車両前後方向一側から見た正面図であり、(B)は、車幅方向内側から見た側面図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置のロックプレートを示す図であり、(A)は、車両前後方向一側から見た正面図であり、(B)は、車幅方向内側から見た側面図であり、(C)は、車両前後方向他側から見た裏面図である。
図2には、本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置10が車幅方向外側かつ車両前後方向一側から見た分解斜視図にて示されており、図3には、ウェビング巻取装置10が車両前後方向一側から見た側面図にて示されている。なお、図面では、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両前後方向一側を矢印LOで示し、上方を矢印UPで示す。
図2及び図3に示す如く、本実施の形態に係るウェビング巻取装置10には、受部材としての断面U字形板状のフレーム12が設けられており、フレーム12には、車幅方向内側の背板12Aと、車両前後方向一側の脚板12Bと、車両前後方向他側の脚板12Cと、が設けられている。フレーム12は、背板12Aにおいて、車両に固定されており、これにより、ウェビング巻取装置10が車両に設置されている。
脚板12B及び脚板12Cには、それぞれ円状の配置孔14及び配置孔16が貫通形成されており、配置孔14と配置孔16とは、互いに対向されている。脚板12Bには、配置孔14の背板12A側において、円状の固定孔18が貫通形成されており、固定孔18は、配置孔14から分離されている。
脚板12Bには、配置孔14の下側かつ背板12A側において、略矩形状の受孔20が貫通形成されており、受孔20は、配置孔14に連通されている。脚板12Bには、受孔20の背板12A側おいて、受部22が形成されており、受部22の受孔20側の端面(受孔20の背板12A側の端面)は、受面22Aにされて、固定孔18と同軸上の円周面状に湾曲されている。
フレーム12の脚板12B(配置孔14)と脚板12C(配置孔16)との間には、巻取軸24が回転可能に支持されている。
巻取軸24には、巻取部材としての略円筒状のスプール26が設けられており、スプール26には、長尺帯状のウェビング28(ベルト)が基端側から巻取られている。ウェビング28は、フレーム12から上側へ延出されており、ウェビング28は、車両のシート(図示省略)に着座した乗員に装着可能にされている。また、スプール26が巻取方向(図2及び図3の矢印Aの方向)へ回転されることで、ウェビング28がスプール26に巻取られると共に、ウェビング28がスプール26から引出されることで、スプール26が引出方向(図2及び図3の矢印Bの方向)へ回転される。
スプール26内には、フォースリミッタ機構を構成するエネルギー吸収部材としてのトーションシャフト30が同軸上に挿入されており、トーションシャフト30の脚板12B側の一端30Aは、スプール26の脚板12B側の一端面から突出されている。トーションシャフト30の脚板12C側の他端30Bは、スプール26の脚板12C側の他端内に相対回転不能に固定されており、トーションシャフト30は、スプール26と一体に回転可能にされている。
スプール26の一端側には、回転部としての略円柱状のロックギヤ32が設けられており、ロックギヤ32には、トーションシャフト30が同軸上に貫通されている。ロックギヤ32には、トーションシャフト30が相対回転不能に固定されており、ロックギヤ32は、トーションシャフト30と一体に回転可能にされている。ロックギヤ32の外周全体には、ラチェット歯32A(外歯)が形成されており、ラチェット歯32Aは、断面略三角形状にされている。
フレーム12の脚板12C外側には、付勢手段としての付勢機構(図示省略)が設けられており、付勢機構は、スプール26に連結されて、スプール26に巻取方向への付勢力を作用させている。
フレーム12の脚板12B外側には、軸支部材としての樹脂製で箱状のセンサホルダ34が取付けられており、センサホルダ34は、内部が脚板12B側に開放されると共に、トーションシャフト30の一端30Aが回転自在に貫通されている。センサホルダ34には、センサ機構(図示省略)が設置されており、センサ機構は、ウェビング28のスプール26からの急激な引出しによるスプール26及びロックギヤ32と一体のトーションシャフト30の急激な引出方向への回転や車両の急減速を検出可能にされている。
センサホルダ34には、下側かつ背板12A側の部分において、略円状の位置決め孔36(図6参照)が貫通形成されている。位置決め孔36の背板12Aとは反対側の端面は、平面状にされると共に、位置決め孔36の径方向に垂直に配置されている。位置決め孔36の背板12Aとは反対側の端面には、位置決め手段としての三角柱状の圧入リブ36A(潰しリブ)が一対一体に形成されており、一対の圧入リブ36Aはそれぞれ位置決め孔36の軸方向に平行に配置されると共に、一対の圧入リブ36Aを通過する直線は一対の圧入リブ36A間の中央位置において位置決め孔36の径方向と直交している。
フレーム12の脚板12B外側には、規制手段としてのロック機構38が設けられており、ロック機構38は、センサホルダ34内に配置されている。
ロック機構38には、樹脂製のレバーシャフト40(図5〜図7参照)が設けられている。レバーシャフト40には、略平板状のシャフト板42が設けられており、レバーシャフト40は、シャフト板42において、脚板12Bに面接触された状態で固定されている。
シャフト板42には、略円柱状のシャフト44が一体に形成されており、シャフト44は、シャフト板42から脚板12Bとは反対側に延出されると共に、軸方向がロックギヤ32の軸方向と平行にされている。シャフト44の先端部及び先端部近傍の径は、シャフト44の基端の径に比し小さくされている。シャフト44の先端部には、背板12Aとは反対側の部分において、切欠46が形成されており、切欠46は、背板12Aとは反対側及び脚板12Bとは反対側に開放されている。シャフト44の先端部には、切欠46形成部分において、平面状の押圧面46Aが形成されており、押圧面46Aは、シャフト44の径方向に垂直にされている。
シャフト44の先端部は、センサホルダ34の位置決め孔36に圧入されており、これにより、シャフト44がセンサホルダ34(位置決め孔36内)に軸支(支持)されている。シャフト44の押圧面46Aは、センサホルダ34の一対の圧入リブ36Aによって押圧されており、一対の圧入リブ36Aは、潰された状態で押圧面46Aを押圧している。これにより、シャフト44の先端部が押圧面46Aとは反対側の周方向位置(一対の圧入リブ36Aとは反対側の周方向位置)において位置決め孔36の周面に圧接されることで、シャフト44が、センサホルダ34(位置決め孔36内)に対し位置決めされて、安定した位置に配置されている。
シャフト板42には、シャフト44の上側において、支持部を構成する円筒状の支持筒48が一体に形成されており、支持筒48は、シャフト板42から脚板12Bとは反対側に延出されると共に、軸方向がロックギヤ32の軸方向と平行に配置されている。支持筒48(支持筒48内)は、シャフト板42を貫通すると共に、脚板12Bの固定孔18と同軸上に配置されている。
ロック機構38には、支持部を構成する樹脂製で略円柱状のロックシャフト50が設けられており、ロックシャフト50の軸方向は、ロックギヤ32の軸方向と平行に配置されている。
ロックシャフト50の先端には、ネジ状の固定部52が設けられており、固定部52は、ロックシャフト50と同軸上に配置されている。固定部52は、脚板12Bの固定孔18に締結(螺合)されており、これにより、ロックシャフト50が脚板12Bに固定されている。
ロックシャフト50の先端と基端との間には、円柱状の支持軸54が設けられており、支持軸54は、ロックシャフト50と同軸上に配置されている。支持軸54は、レバーシャフト40の支持筒48内に嵌合されており、支持軸54は、支持筒48と同軸上に配置されている。
ロックシャフト50の基端には、略半球状の拡径部56が設けられており、拡径部56は、ロックシャフト50と同軸上に配置されている。拡径部56は、支持軸54に対し拡径されており、拡径部56と脚板12Bとの間には、支持筒48が挟まれている。
ロック機構38には、作動部材としての樹脂製でブロック状のレバージョイント58(図5参照)が設けられている。
レバージョイント58には、略円状の軸支孔60が貫通形成されており、軸支孔60内にレバーシャフト40のシャフト44が挿入されることで、レバージョイント58がシャフト44に回動可能に軸支されている。軸支孔60の脚板12Bとは反対側の一端は、軸支孔60の他の部分に比し、径が小さくされており、軸支孔60の一端にシャフト44の先端部近傍が嵌合されると共に、軸支孔60の他端部(脚板12B側の端部)にシャフト44の基端が嵌合されている。このため、軸支孔60及びシャフト44の軸方向長さが長いにも拘らず、レバージョイント58が回動される際の中心軸線が安定した位置にされている。
レバージョイント58には、回動孔62が形成されており、回動孔62は、脚板12B側へ開放されている。回動孔62は、長尺にされており、回動孔62は、レバージョイント58の回動周方向に対して傾斜されている。
上述の如く、センサ機構がトーションシャフト30の急激な引出方向への回転や車両の急減速を検出した際(所定の機会)には、センサ機構が、ロック機構38を作動させて、レバージョイント58をロックギヤ32側へ回動させる。
ロック機構38には、規制部材としての金属製のロックプレート64(図8の(A)〜(C)参照)が設けられており、ロックプレート64には、平板状のロック板66が設けられている。
ロック板66の上端近傍には、円状の支持孔68が貫通形成されており、支持孔68の軸方向は、ロックギヤ32の軸方向と平行にされている。支持孔68内には、レバーシャフト40の支持筒48及びロックシャフト50の支持軸54が挿入されており、ロックプレート64は、支持筒48及びロックシャフト50に回動可能に支持されている。ロックプレート64は、支持筒48及びロックシャフト50に自重(重力)により下方へぶら下げ(吊下げ及び垂下げ)られると共に、支持孔68の径は、支持筒48の外径に比し、僅かに大きくされており、支持孔68の外周面と支持筒48の外周面とは、それぞれの上端においてロックプレート64の自重により接触されると共に、それぞれの上端以外の部分において間に隙間が形成されている。
また、支持孔68の外周面が樹脂製の支持筒48に接触されるため、ロックプレート64の回動による異音の発生が抑制されると共に、ロックプレート64の回動抵抗が低減されている。さらに、支持孔68の外周面は、支持筒48によって支持軸54と接触されておらず、これにより、ロックプレート64の回動によってロックシャフト50が回動されることが確実に抑制されて、ロックシャフト50(固定部52)の脚板12B(固定孔18)への締結が緩むことが確実に抑制されている。
ロック板66の肉厚寸法は、ロックシャフト50の拡径部56とレバーシャフト40のシャフト板42との間のロックシャフト50軸方向に平行な隙間寸法に比し僅かに小さくされており、ロック板66は、拡径部56及びシャフト板42に面接触可能にされている。ロック板66の上端部には、接触部としての三角形板状の接触板66Aが形成されており、接触板66Aによってロック板66の拡径部56及びシャフト板42への面接触可能面積が大きくされることで、ロックプレート64の回動軸方向への傾動が抑制されている。
ロック板66の下部には、支持孔68に対し接触板66Aとは反対側の部分において、係合部としての三角形板状のロック歯70が所定数(本実施の形態では2個)形成されており、ロック歯70は、ロックギヤ32側へ突出されている。
ロック板66の下部には、当接部としての三角柱状の当接柱72が一体に形成されており、当接柱72は、ロック板66から脚板12B側に突出されて、脚板12Bの受孔20内に挿入されている。当接柱72の脚板12B受面22A側の側面は、当接面72Aにされて、支持孔68と同軸上の円周面状に湾曲されており、上述の如くロックプレート64が支持筒48及びロックシャフト50に自重により下方へぶら下げられることで、当接面72Aが、全体において、受面22Aに対し離間されている(図1(A)参照)。
ロック板66の下端には、円柱状の回動軸74が一体に形成されており、回動軸74は、ロックプレート64の回動軸方向に平行に配置されている。回動軸74は、ロック板66から脚板12Bとは反対側に突出されており、回動軸74は、レバージョイント58の回動孔62内に挿入されている。
上述の如く、センサ機構がロック機構38を作動させてレバージョイント58をロックギヤ32側へ回動させた際には、図4に示す如く、レバージョイント58の回動孔62周面によって回動軸74がロックギヤ32側へ回動されて、ロックプレート64がロックギヤ32側へ回動される。これにより、ロックプレート64のロック歯70がロックギヤ32のラチェット歯32Aに噛合(係合)されることで、ロックプレート64によってロックギヤ32の引出方向への回転が規制(ロック)されて、スプール26の引出方向への回転が規制される(スプール26の巻取方向への回転は許容される)。さらに、ロックプレート64のロック歯70がロックギヤ32のラチェット歯32Aに噛合された際には、図1(B)に示す如く、ロックギヤ32の引出方向への回転荷重(回転力)がラチェット歯32A及びロック歯70を介してロックプレート64に作用されることで、ロックプレート64が回動径方向へ移動されて、ロックプレート64の当接面72Aが脚板12Bの受面22Aに面当接される。さらに、ロックプレート64の支持孔68がレバーシャフト40の支持筒48及びロックシャフト50の支持軸54と同軸上に配置されて、支持孔68の外周面が支持筒48の外周面に全周において接触されない配置にされる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のウェビング巻取装置10では、車両のシートに着座した乗員にウェビング28が装着された際に、付勢機構がスプール26に巻取方向への付勢力を作用させることで、ウェビング28の緩みが除去される。
車両の衝突時には、センサ機構が、ウェビング28のスプール26からの急激な引出しによるトーションシャフト30の急激な引出方向への回転や車両の急減速を検出することで、ロック機構38を作動させて、レバージョイント58をロックギヤ32側へ回動させる。このため、レバージョイント58の回動孔62周面によってロックプレート64の回動軸74がロックギヤ32側へ回動されて、ロックプレート64がロックギヤ32側へ回動されることで、ロックプレート64のロック歯70がロックギヤ32のラチェット歯32Aに噛合されて、ロックプレート64によってロックギヤ32の引出方向への回転が規制される。これにより、スプール26の引出方向への回転が規制されることで、ウェビング28のスプール26からの引出しが規制されて、ウェビング28が乗員を拘束する。
また、ロックプレート64のロック歯70がロックギヤ32のラチェット歯32Aに噛合された際には、ロックプレート64の当接面72Aが脚板12Bの受面22A(受部22)に面当接されることで、ロックギヤ32からロックプレート64へ作用するロックギヤ32の引出方向への回転荷重を受面22Aが受けると共に、ロックプレート64の支持孔68外周面がレバーシャフト40の支持筒48外周面に全周において接触されない配置にされる。このため、ロックギヤ32の引出方向への回転荷重をレバーシャフト40の支持筒48及びロックシャフト50の支持軸54が受けることが抑制又は防止されて、ロックギヤ32の引出方向への回転のロックプレート64による規制精度が確保される。
ここで、ロックプレート64のロック歯70がロックギヤ32のラチェット歯32Aに噛合されるまでは、脚板12Bの受面22Aがロックプレート64の当接面72Aから離間されている。このため、レバージョイント58によってロックプレート64がロックギヤ32側へ回動される際にロックプレート64の当接面72Aが脚板12Bの受面22Aを摺動することを抑制又は防止でき、ロックプレート64の回動性能を高くできて、ロックプレート64の作動性を高くできる。
また、ロックプレート64の支持孔68の径がレバーシャフト40の支持筒48の外径に比し僅かに大きくされており、ロックプレート64が支持筒48に対し回動径方向へ移動可能にされている。このため、レバージョイント58によってロックプレート64がロックギヤ32側へ回動される際にロックプレート64の支持筒48に対する摩擦力を小さくでき、ロックプレート64の回動性能を一層高くできて、ロックプレート64の作動性を一層高くできる。
さらに、上述の如く、ロックギヤ32の引出方向への回転荷重を受面22Aが受ける際に、ロックプレート64の支持孔68外周面がレバーシャフト40の支持筒48外周面から離間されて、支持孔68の外周面が支持筒48の外周面に全周において接触されない配置にされる。このため、ロックギヤ32の引出方向への回転荷重をレバーシャフト40の支持筒48及びロックシャフト50の支持軸54が受けることを効果的に抑制又は防止できる。
なお、本実施の形態において、レバージョイント58の回動孔62周面によってロックプレート64の回動軸74がロックギヤ32側へ回動されてロックプレート64がロックギヤ32側へ回動される際に、回動孔62の周面が回動軸74を下側又は水平方向(ロックプレート64の回動周方向や当該回動周方向より外側の方向であればよい)へ押圧して、回動孔62の周面が回動軸74を上側(特にロックプレート64の回動周方向より内側の方向)へは押圧しない構成にするのが好ましい。これにより、レバージョイント58によってロックプレート64がロックギヤ32側へ回動される際にロックプレート64の当接面72Aが脚板12Bの受面22Aを摺動することを適切に抑制又は防止でき、ロックプレート64の回動性能を適切に高くできて、ロックプレート64の作動性を適切に高くできる。
さらに、本実施の形態では、ロックギヤ32をスプール26と一体回転可能にした。しかしながら、ロックギヤ32はスプール26と共に回転可能であればよく、例えば、ロックギヤ32をスプール26と一体に設けたり、ロックギヤ32をスプール26とギヤ等を介して連結してもよい。
また、本実施の形態では、ロックプレート64に支持孔68を設けると共に、レバーシャフト40及びロックシャフト50にそれぞれ支持筒48及び支持軸54(支持部)を設けた。しかしながら、ロックプレート64に支持筒や支持軸を設けると共に、レバーシャフト40やロックシャフト50に支持孔(支持部)を設けてもよい。
10 ウェビング巻取装置
22 受部
24 巻取軸
28 ウェビング
48 支持筒(支持部)
50 ロックシャフト(支持部)
64 ロックプレート(規制部材)

Claims (3)

  1. 車両の乗員に装着されるウェビングが巻取られ、ウェビングが引出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、
    前記巻取軸の回転と共に回転される回転部と、
    支持部に回動可能に支持され、所定の機会に回動されて前記回転部に係合されることで前記回転部と共に前記巻取軸の引出方向への回転が規制される規制部材と、
    前記規制部材から離間されて設けられ、前記規制部材が前記回転部に係合された際に前記回転部から前記規制部材への荷重を受ける受部と、
    を備えたウェビング巻取装置。
  2. 前記規制部材を前記支持部に対し回動径方向へ移動可能にした請求項1記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記回転部から前記規制部材への荷重を前記受部が受ける際に前記規制部材が前記支持部から離間される請求項1又は請求項2記載のウェビング巻取装置。
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